元いじめ加害者×元いじめられっ子、禁忌な二人のサイケデリック・ラブ 弱くてかわいそうな俺だけの神様

60億分のふたり

rokujyuuoku bun no futari

60億分のふたり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神85
  • 萌×218
  • 萌16
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
16
得点
551
評価数
128
平均
4.4 / 5
神率
66.4%
著者
でん蔵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796415514

あらすじ

イジメを苦に自殺を図った結果、死ねない体と超能力を手にした香藤。そんな折、学年カーストトップでイジメの元凶である織田と再会し、力で織田を殺してしまう。憔悴する香藤だったが、織田は生き返り、香藤同様"他人の心の声が聞こえる"という特別な力に目覚める。様子が気になった香藤が覗きに行くと、そこには昔の傲慢な様子とは打って変わった弱弱しく怯える織田の姿が。
そして対面したふたりは気づく――お互いの心の声が聞こえないことに。
「ふたりでいる時だけは全て忘れて"普通"になれる。」
地獄のような世界で、お互いだけが唯一の理解者となってしまったふたりは、まるで精神安定剤を求めるように互いに依存を深めていく…。

表題作60億分のふたり

香藤の中学時代の同級生
異能に目覚めた引きこもり

その他の収録作品

  • 書き下ろしショートショート「織田くんの裏側」4話直後/「2人の日常」最終話その後/「織田くんの幸せについて」

レビュー投稿数16

織田が怖すぎるけど最高

まず元いじめっ子と元いじめられっ子ってのがめっちゃいい。
香藤を一人にさせたいじゃなくて独りにさせて二人だけの世界にしようとしてる織田がすごすぎて怖い
お互いに共依存してるのもめっちゃ最高
織田の思考回路が曲がってるのも最高
なんだろう、語彙力がないのか内容がすごすぎて何ていえばいいのか何なのかわからないけどなんて言えばいいのかわからない、、、、、、、
表表紙と裏表紙も最高過ぎてやばいです
あと最後の「死ぬまでずっと二人でいよう」のところが一番怖いです、、、(いい意味で)

2

サイコホラーだよね?

どうなってしまうのか先が気になって読んでしまいました。

中学でたまたま織田の後ろの席だった香藤は宿題係を押し付けられてそこからいじめに発展からの不登校。手首を切って自殺しようとしたら傷がすぐに修復されて、更に人の心の声が聴こえる異能力が備わってしまって…って最初からすごいんです。

傷はすぐ治る、心の声が聴こえるって、ポジティブで頭いい人にその能力備わったらめちゃくちゃ使いこなしてお金持ちになったり、ヒーローになったりしそうだけど、香藤くんは勿論そんなふうにはならず。

散歩してたら偶然不幸の元凶の織田くんと再会。トラックに轢かれろって願ったら目の前で本当に惹かれて大量の血を流して倒れたもんだから慌てて駆け寄って体を揺さぶって死ぬなって必死で願ってるんよ。
そしたら奇跡的に軽傷で済んだんだって、大量に血が流れてたのに。

ここで二つ願い叶ってるよね。
織田がトラックに轢かれる
織田死ぬな

メチャクチャ超能力者になってるやん。
しかも、心の声が聴こえる能力、織田くんも持ってしまったんよ。
入院中目覚めたら心の声が聴こえるようになって気がおかしくなりそうになってたら、唯一心の声が聴こえない人物が現れて、それが香藤くんだったもんだからここから香藤くんへのド執着が始まる。
香藤くんは織田くんが嫌いで殺したいと思いながらも、無条件で、全面的に受け入れてくれる織田くんに依存するし、織田くんの行動原理は香藤くんになっていく。
子どもの頃から頭脳明晰・容姿端麗で自分の事を利用しようと近寄ってくる人間に辟易として、無気力に生きてきた織田くんに生きる糧を与えてくれた特別な香藤くん。
香藤くんの為なら何でもする、殺しだって。
ってあれ、香藤くんの為じゃなくて自分のために殺したよね?

「馬鹿とハサミは使いよう」
織田くんはきっと超能力有効に使ってるんだろうな。

ハッピーエンドに見えないのは、2人の表情が病んでるから。
この2人、出会わなきゃ良かったのにって思っちゃう。
DMMブックスで購入
太めの白線修正(ほぼそんなシーンなし)

0

二人が幸せならそれでいい

織田がどんどんおかしくなっていき香藤への執着度がどんどん上がっていき恐怖すら感じますが二人がそれで幸せなら私はそれでいい笑
織田は香藤中心で物事を考えるようになり、いじめてた人達も織田によって一掃され、香藤を脅かす者(既に脅かす存在ではなくなってはいましたが)はいなくなり、香藤を甘やかして甘やかして香藤に対してのみ優しい織田に。結局恐怖を感じていた存在の織田に対して香藤も執着していきます。共依存の出来上がり。超能力が消え、消えたことがバレたら織田に見切りつけられるかも…と不安になりつつも既にその声が聞こえるようになっていて。
織田がどんどんどんどん香藤を甘やかしていく姿とそれにすがっていく香藤の姿。最終的にこんな二人が見れて大変大変幸せでした。

1

闇が深い! !!

闇の腐女子心はもちろん、サスペンスゾワゾワ映画好き魂が活性化されました。

"ふたりでいる時だけは全て忘れて"普通"になれる。"
って、素の姿を見せて心地よいって表現だったり、こんな愛もありだよねって、尊い~ってなる表現だと思うんですが、
人間って怖くて弱くて図太いな…って気持ちになりました。

表紙の織田の表情もヤバいけど、裏の香藤の心に蓄積されてるものも…
憎い気持ちが昇華されたというより放棄したようなところが、

なんかも~~~究極の共依存。

読了感もごもご胃が重いような、すっきりのような…不思議な余韻。
萌え萌えキュンキュンは控えめだけど漫画としてめちゃくちゃ面白かった!!

そしてシーモアに限定特典あるの気づかずに他サイトで買ってとても後悔…
電子書店限定もしっかりチェックしないとですね。

2

お互いだけを。。

作者さんの新境地、と帯にありましたが、キャラたちの心の動きに注目したストーリー、とても読み応えがあってよかったです。

60億は全世界の人口でしょうか、その中でたった二人、ということなんでしょうね。
ファンタジー設定なのですが、なぜか人の心の声が聞こえるようになってしまうという二人。それだけでなく、念じたことが現実になってしまって。。

これまでいじめられていた香藤、いじめていた織田。香藤はいじめを苦に自殺を図るが失敗し、それをきっかけに人の心の声が聞こえるようになる。
ある日、高校で自分を散々にいじめた織田を見かけ、トラックにひかれてしまえと念じると現実になってしまうが、寸前で生きろと思ったことで織田は奇跡的に助かる。これをきっかけに織田も人の心の声が聞こえるようになる。しかし香藤の声だけは聞こえない。織田は次第に香藤を頼りにするようになり。。

非現実的な設定ですが、この世界でたった一人自分を理解してくれる人がいる、あるいは自分の存在を肯定してくれる人がいる、その関係の中で、共依存のような形で二人で生きることを選ぶ、そんなお話でした。

ちょっとサイコサスペンスのようなお話ですが、二人がその境地に達するまでの課程が恐ろしくも説得力をもって描かれていて読み応えがありました。
今後の作者さんの作品に注目です。

2

特別は依存に、崇拝は執着に、溺愛は狂愛に

でん蔵先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのがとても楽しみでした。

いじめを苦に自殺を図ったが、死ねない身体と他人の心が聞こえるようになってしまった香藤。そんな時、いじめの元凶である織田と再会し、能力を使い殺しかけてしまう。織田の様子が気になり入院先に行くと、そこには弱りきった織田が「やっとまともな人間に会えた…!」と縋り付いてきて…。
個人的、各項目5段階で
仄暗い 5
ヤンデレ 4
狂気 3
血表現 2
エロ 1
な感じだと思います。

元いじめの元凶×元いじめられっ子のカプです。中学時代にカーストの頂点である織田くんから宿題を押し付けられ、それから織田くんの取り巻きからいじめを受けるようになってしまう香藤くん。引き篭もりになり自殺を図るが死ぬことが出来ず、他人の心の声が聞こえてしまうことで、自分がどんどんおかしくなっていくことに怯え、偶々外に出た時に再会した織田くんに、トラックに轢かれろと願ってしまいその通りになってしまう。
織田くんは死ななかったが、罪悪感や恐怖から織田くんと友達ごっこをする羽目に。だけど、唯一織田くんの心の声だけ聞こえず、香藤くんを気遣ったり心配する織田くんの言動に絆されそうになります。しかし、織田くんのある一言でふたりの関係性が、ふたりの心情が徐々に変わって変えられて、狂って狂わされていきます。その心理描写が危うくて恐ろしくて、でもそれが嫌いじゃないです。

血表現では、香藤くんが自殺する為にカッターで手首を切ったり、トラックに轢かれた織田くんの流血などの描写があります。他にも血は出ないですが、香藤くんがクラスメイトからいじめられたり、モブキャラ達の辛辣な心の声など、織田くんと香藤くんが少し精神的に追い込まれる描写があるので苦手意識がある人は用心してください。あと、数コマですがレイプと言える描写もあります。

他人を見下し続けていたカーストの頂点の織田くんも他人の心の声が聞こえるようになり、異常なのは周りの奴等だと思いながらも自分が異常であることに憔悴して、でも香藤くんの心の声が聞こえない特別な存在だと分かり元気になって、献身的な言動だったが、それが徐々に崇拝へと見るからに危うい言動になって、最終的に香藤くんを溺愛しているが狂愛とも言える凄まじい執着具合と言葉の端々、見え隠れする思想などが、個人的にはとても好きなヤンデレでした。

いじめの元凶である織田くんを恨み憎んでいたのに徐々に絆され、最後には精神安定剤のように織田くんに安心感を抱くようになってしまいます。更には、全部狂わされて人生めちゃくちゃにされたのに、織田くんに捨てられたらと思うと怖い、と思ってしまう程、依存してしまっているが、現在進行形で狂わされているのに気付いていない感じが不憫で、でも織田くんに溺愛されている姿は可哀想で可愛いです。

ふたり共が、知らず知らずの内に狂わされて囚われて、それでももう逃げられないし逃がさない。最初から最後までゾクゾクする仄暗さに引き込まれます。是非とも読んでほしいです。

4

設定が気になってしまう

 織田が香藤に対して徐々に持つようになる独占欲や支配欲、執着心は好みにぴったりで、こういうダークな攻めは大好きだと思う一方で、ファンタジー要素が散りばめられた展開に少しついていけないと感じる部分もあり、評価が難しい作品でした。織田が事故で失った記憶についてはっきり描かれておらず会話から推測するしかなく、そこだけ失った理由もよく分からないし、周りの心の声が聞こえるだけならまだしも、思ったことが実現される能力まで得られたこの世界観にいまいち乗り切れず。死にかけた人間の中でこの2人にその能力が宿ったのはなぜなのか、理由が知りたかったです。

1

織田の表情とメリーバッドエンドの終わり方

普段はあまいお話やほのぼのテイストのお話を選んでいるところ、気分を変えるために、メリーバッドエンドものも読んでみようと購入したのですが、大当たりの作品でした。

いじめや自殺、殺人の描写があり、ハードな内容が続く中で、織田の心の声に香藤に心酔していく様が丁寧に描かれていて、織田の表情にゾクゾクし、異常さがこれでもかと伝わってきます。特に織田が勝手に香藤の家を訪ねるシーンで、ページをめくると「こんにちは」と顔を覗かせるコマが出てきて心の中で「キャー!!」となりました。
メリーバッドエンドものでは、当然物語の終わり方を重視するわけでありますが、自分の中では好みの終わり方でした。香藤はあれだけ織田を嫌っていたのに、織田なしでは生活できない、また織田も香藤に心酔しきっている共依存の関係となり、織田のみが心の声が聞こえる能力が残ったこの先二人にどのような未来が訪れるのか想像できる余韻があります。二人だけの世界が完成しており、最初のページの織田から予想できない変貌に、改めて見返すと本作品のよさが見えてきました。
描き下ろしで気になっていた織田の職業のことが触れられますが、特に具体的な職業は書かれておらず、これも想像しうる余韻があるなあと思いました。

メリーバッドエンドの良さを味わえるとても素晴らしい作品であると思います。
また、去年に読んだコミックの中でも、自分の中に衝撃のあった作品の一つとなりました。

2

依存こそ至高の愛

ただのいじめ系のBLかと思いきや超能力も絡んでズブズブの闇に嵌まっていく感じ…控えめに言っても神。
でん蔵先生と言えばのエロはほとんどないですが、それを上回る満足感ありました。
ド闇なBL読みたい時はこれを何度も読み返したいです。

2

裏表紙もあらすじの一部

あらすじの内容をドロッドロに深めた内容が続きます。


でもそれだけでは無いな、と評価したポイントは
① 受けはこの特別な二人関係を受け入れたくないという気持がとても強い事。徹底的に攻めを憎んでいるところ。受けは良い人間なのでその善悪に関わる行為により精神の疲弊と受け攻めの人間関係のこじらせ具合の徹底的な事。
② 最後その先へ突き抜けて又新たな関係になっていく描写(表現方法)。

私は現在ほぼ電子購入なんですが、読み進め最後に裏表紙になった時その絵が「私の知らないあらすじ」だった事に驚きました。この絵を見てから購入する紙本派の人は私の指摘する①の部分を多少予測できたんだな、と。

5

サイコ…

超能力サイコパスものです。
執着依存が読みたい方には是非。
ただし、エロシーンは一瞬のみです。一般紙で連載出来るくらいしかありません。

その分、サイコパスの共依存の執着が見れます!
絵柄のおかげでさらに怖いです。リスカ描写が出てくるので苦手な方はご注意下さい。

少しファンタジーで、心の声が聞こえてます。お互いだけ聞こえず、そこから共依存が始まります。

一応、ハッピーエンドです。












電子シーモア購入
修正は白短冊です。(エロシーンは一瞬)

4

どんどん執着愛に堕ちる攻めにドキドキ

元いじめっ子✕いじめられっ子の同級生もの。
話がとても読みやすくて絵もすごく良かったです。

いじめを苦に死のうとした結果、超能力を手に入れた香藤。人の心が聞こえるようになり、死ねない体になってしまいます。

自分の力に悩む中、偶然いじめの元凶の織田と再開し殺そうと超能力を使うのですが死なずに、織田も超能力に目覚めてしまいます。
そんな織田のお見舞いに行ったことがきっかけで、執着されてしまう香藤。

そして織田にレイプされることにより香藤の力はどんどんなくなっていって、織田には香藤への執着と力が残ります。

最初はクールなヤンキーだった織田がどんどん狂っていき香藤に粘着ストーカーする様子にゾクゾクしました。

話の展開が読めなくて最後まですごく面白かったです。

5

新境地

でん蔵先生といえばエロ強めな作品が多いイメージだったのですが「新境地への挑戦作」という言葉が帯にあった通り、今までにはない世界観。
怖くて重いけれどその独特な雰囲気に引き込まれて夢中で読んでしまいました。本当にすごかった。

香藤は理不尽な理由からいじめに遭い心が壊れてしまうほどの苦しみを味わうことになったのに、その元凶である織田は恵まれた日常のなかを不満だらけで生きていて。
ふたりの間には加害者と被害者という関係すら成り立たないほど織田は何に対しても無関心すぎて、その時点で彼はすでに壊れていたのかなとも思いました。

不思議な力を手に入れて再会した後は一緒にいることが増えるけれど、同じ空間で過ごしながらも全く交わらない考えを持っているふたりがなんとも言えず不気味ですごくゾクゾクしました。

何が普通で何が異常なのか?それが段々わからなくなっていく歪んだ関係。
最終的にたどり着いたところも幸せかどうかはわからないけれど、ふたりだけの世界で生きている狂気じみたラストがめちゃくちゃ良かったです。

9

依存・崇拝・執着 この言葉にピンときたら、

最高です……
語彙力がないのでこの一言に集約されてしまいます。

でん蔵先生の作品はエロとその際の断面描写が特に好きで追いかけてきましたが、ここにきて新たな作風で、そしてそれでも胸を刺してくる。完敗です。

いじめの原因をつくった金持ちヤンキー×その被害者という珍しくはないカップリングに、ある特殊な設定が追加されることによって、物語が一気に狂気的な共依存へと加速していく、その展開が素晴らしいです。

特に、個人的には表情描写がとても響きました。
元々クールで動じないタイプのいじめっ子が、怯え・混乱・懇願・崇拝そして恍惚した表情など様々な異なる表情を魅せてくれます。
そこにまた惹きつけられます。

個人的に2022年ベスト級に好きです。
狂った2人だけの世界へ皆様も是非。

12

愛してる、殺したいほどに

重ぉぉおおおおい!!!!
久しぶりに激重な話読んだ。
攻めによって何もかもめちゃくちゃにされた受け
受けによって地獄から救われた攻め
とにかく攻めが狂ってるほど頭おかしい(おかしくなった?)から頭空っぽにして読んだ方がいいです。いや、頭空っぽにして読んだら内容の重さで死ぬと思う。
理論も正義も世界の理さえも二人の世界に必要なくて、ただそこにあなたがいればいい。それで満たされればこの世の全てはゴミも同然。
これは多分攻めの生活環境が大きく影響してて、この状態で2人が出会ったからこそ、あ〜とにかくふたりは出会うべくして出会ったの、運命なんて言葉じゃ足りない、そこにはきっと必然的に結び付けられたものだから。
自暴自棄だった攻めとイエスマンな受け、あ〜すき、重い、ちょー重い。
すごい自然な流れでセックスしてて全然違和感なかった。こういう重たい漫画最近読んでなかったからめちゃくちゃ嬉しい〜〜

9

イカれすぎてて愛おしく かわいそうで愛してる

きたよ きたよ きましたよッ! 
サイコパスより行動的でそのくせ一貫性がなく 無責任で社会のルールを守れない

そう ソシオパスッ! 
反社会性パーソナリティー障害ですよ♪ “((わきわき))”


とんでもないネタバレですが 最初に言っておきますね

数コマであっても陰湿ないじめや自傷行為 僅かばかりでもグロい表現あらば許さんッ!
って方は どんなにでん蔵さん好きでも立入禁止


衝動的で計画性がなく喧嘩腰で攻撃的
他者の安全性ガン無視なら 良心の呵責も罪悪感もなっすぃんぐッ いいね いいね

いつもドくそエロいでん蔵さんなので 最後にはあまあまトロトロを想像したけど やっぱり世の中あたしが想像するほど甘くはなかった


新学期 カーストトップのヤンキーに目をつけられたのがソレのはじまり
きっかけは衝撃的 心を聞き願えば叶う化け物と化したふたりが手にした能力は簡単に他人を傷つけた


互いの心の闇を癒すとかそんな生易しい話でもなきゃ たったひとりの世界で苦しみもがくふたりが寄り添いなんて優しい話でもない 哀れで哀しくてほの暗いなんてはるかに超えちゃった 凄惨が溜まってできた汚泥にダイブしたような生臭さを帯びた少年漫画のあの どうにも救いようのない闇 に似たこの世界感に時折読み進める手が止まる そんでもって

これ あたししか喜ばんお話しなんじゃない? と


他人の心の声が頭に響くたったひとりの世界で 互いの心だけが聞こえない
好き嫌いは絶対分かれるけど 共依存が大好物なら読めばいいのにな

自責と憎しみが平穏を求める欲に蛇のように巻きつかれ 飲み込まれていく
特別な存在をもっと特別にしていくこの巻き込み 狂った世界で誰が正気なのか もはやイカれすぎてて 壊れながら繋がれていくふたりがエグすぎる 


ラブみは薄く 明るさ皆無
ただ 共依存に落ちるまでが丁寧に重ねられて 異様ではあるけどふたりだけの世界では幸せで

あれ?逆にラブみ強すぎ? 強すぎて目が眩んでみえなくなってるだけか?

多少の読みづらさがあったのは きっとあたしの理解力のせい
夢か現実か 今か過去か 若干混乱するような 前後左右を見失う感覚?

でもいいッ! いいんだけどこの先が見たかった 
その60億が人口なのかはわからないけど このたった二人の世界をまだまだ読みたい 見続けたいッッッ
サイコパスが先天性ならソシオパスは後天性 彼を作り上げた環境のクズさ 執着を突き抜けた彼の異常行動に 共依存の悍ましさをもっともっと魅せてくれぇぇぇえ

繋がったことで聞こえなくなった香藤と 聞こえるようになった織田
気になるヨォぉ このさきgxaぁxxAアああ

えぇぇぇええ なんだろぉ エロなしのでん蔵さんもすきーーーーーッ!

10

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