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絆され系の世話焼き美容師×奔放マイペースな小説家、不器用な大人の、別れから始まるビタースイートラブストーリー
loss time ni hanamuke wo
復縁ものだと聞いて買わせて頂きました。でも読んでいくとどんどん関係がマイナスになっていってちょっと不安になりました。
受けが想いを伝えるのが下手くそだなぁともやっとしてしまいました。口下手だけどそれがすぎるというか…。
最終的には復縁してくれますが、あっさりというか、「えっそれでいいの?!」って思ってしまいました。
でも絵柄はとても安定していて、繊細なかんじが個人的には好きでした。ハッピーエンドだったのはとても良かったです。
とても現実的な共感できるお話でした。
4年付き合って別れた後のモダモダが、わかる〜、そうなんだよね〜。
途中まではさっさと忘れるんだ!なにホイホイ部屋へ行っては流されてるんだ!と尽を引き止めたい気持ちでいっぱいでした。
不満だらけで嫌で別れたはずなのに、だんだんあれ?なんで別れたんだっけ?てなって、うやむやに復縁しちゃうの嫌だ!と思ってたんです。
桐生の誘いも襲い受けも後で理由がわかるといじらしいんですがね。その時は理由がわからず憎たらしく思ってしまって。
良い復縁でしたね。良い思い出がいっぱいあって、相性も抜群で、やっぱりお前しかいない!みたいな。
ひねくれた私は復縁後にドロドロするんじゃ?やっぱりダメだみたいな?と思ってしまいます。
1冊別れ話から別れ切れず復縁するまでのお話なんですが、桐生がやっとやっと素直に本音を言ったところが、グッときました。
こういう別れる別れる詐欺じゃないけど、結局復縁しちゃうのがひねくれた自分には、なんかな〜て感じで萌ひとつで。
リスタートシリーズが好きで、本作の方が高評価なので楽しみに読みました。
が、結論から言いますと私は全く刺さらなかったです。
萌えどころもなし。すみません。
リスタート〜の時の絵が大好きだったのですが、変わられましたよね。より洗練されたと言いますか。よくある感じになった? 素人目なのでわかりませんが。
ストーリーとしては、乱暴に言っちゃうと倦怠期に尽が感情的になり勢いで一方的に別れを告げた。
でも未練たらたら。
桐生は別れたつもりはない。でも謝らない。反省もしない。セックスに持ち込もうとする。感情を言葉にするのが苦手だから。
このやりとりがしばらく続く。
どちらにも共感できずどこに萌えればいいのかもわからず。
コミュニケーション不足による行き違いと言ってしまえばそれまでで。
尽の言うように、わかってもらえないこと、相手のことが理解できないことは苦しくて、あきらめた方が楽かもしれない。
でも好きだからなあなあになる。
そこを一歩踏み出して、やり直したい、好きだ、ダメなところを直すと言葉にできれば簡単に元サヤに戻るという。
痴話喧嘩して反省して仲直りする。よくある話。
犬も食わないお話がBLになったのねと感じたのみです。
あらすじと表紙の雰囲気が気になり読んでみたところ読了感半端なかったです…。
別れた後も関係が続くという作品を避けてきていたのですが、今までなんで読まなかったんだと自分を攻めました(笑)
心理描写が凄くわかりやすくスーッと物語に集中できました。
自由奔放な受けですが過去のできごとならそういうことになり執着しないようにしてきたのにっ…。なシーンはとてもささりました。
世話焼きほだされな攻め最強なのでは!?
ハッピーエンドです️️
レビューが高いのは知っていたので読もう読もうと思っていて、やっと読みました!
同棲中の小説家・桐生に振り回され4年、我慢の限界に達した尽は別れを告げて家を出ます。
しかし何かと桐生から連絡はあり、なかなかそれを切ることができない尽。
未練を断ち切ろうとすればするほど桐生との想い出が溢れてきて…
こういうお話だったんですねぇ。
こういうのって、BLに留まらず男女間でもあるなぁ…と本当に思いました。リアル。
何か決定打があった訳ではなく積み重ねで別れることになり、でも決定打があった訳じゃないからまだ好き、相手を切れない感じ。どちらかがちゃんと言えば良いのになかなか言わない〜リアルー!
タイトルにもありますがサッカーの試合が2人にとってのキーになっていてすごくよかったです。
切なくて、温かくて、あー、こういうのあるなぁ〜と思えてすごく良いご本でした。
きちんと桐生が尽に気持ちを伝えたシーン、良すぎました。何度も読みたくなる1冊です。
長い付き合いのカップルが関係を崩すところから始まる作品は結構好きです。同性同士だったら男女よりも結び付きが強くて長続きする、なんてことはなく、倦怠期とか相手の好きだった所が嫌になってくる瞬間とかは、彼らにも平等に訪れる。毎日の些細な不満が積もり積もってある日突然耐えられなくなる。やっぱりそれが現実じゃないですか。だから、そういう話を読めるとどこか安心もして。
一方でモノローグにもある通り、よりを戻した熱が冷めればこの2人は同じことを繰り返すんだろうなぁと思うと虚しさも感じます。桐生がマメになれたらいいけれど、いい歳した人間の性格を変えるのはとても難しい。今回尽とした約束を、果たして彼はいつまで守れるでしょうか。同じ流れを繰り返す度に尽の不満がより大きくなっていくのではないか、そんな心配もしてしまいます。それでも、何度繰り返そうとお互い結局相手への未練は捨てられない、こういう虚しくも強い絆が恋愛なのかなぁと考えさせられました。
AIソムリエに勧められて書いましたが、最初から結末を知ってしまっていたため、楽しめるか不安でした。
しかし、いざ読んでみればドストライクすぎて最高でした。
2人のなんとも言えないすれ違いが、つらすぎてずっと泣きながら読んでしまいました。
いざ読み終わってみれば、壮大な痴話喧嘩とも見えなくはないような気もしますが、それはそれでとても面白いのではないでしょうか。
「別れた2人」から始まるのは新鮮でしたし、とても面白かったです。
表紙がいい!別れから始まるストーリー。
これって誰しもが思い当たる節があるんじゃないかなあ。
なんかとってもリアル。
どちらの視点で読むかによって感じ方も変わるかとは思いますが、どっちの気持ちも分かるなあ。
尽の気持ちも分かるけど、桐生が尽を想う気持ちが切なかった。
どっちも言葉が足りない。もどかしい。
ラスト、ほんとに良かった!すーっと泣ける作品でした。
「別れ」から始まる、と聞いて、どんな展開だろう⁉︎とドキドキしながら読み進める。
しかし…
思ってたのとちょっと違ってました。
冒頭〜終盤に向けて、もう一緒に暮らしていけない、一緒にいてもイライラが募るばかり、好きだったところも今となっては全部イヤに思える…という末期症状が描かれて、もうこの2人ダメだよね、的な設定ではあるんだけど。
私から見ると、主人公の尽が全然吹っ切れてないんですよね。
名前も「尽(つくし)」なんて、ダメンズに尽くすヒト許すヒト設定決定じゃないですか。
内容は基本尽の視点なので、桐生(とうい)のズルい部分が強調されて「こんな奴」という誘導がありますね。
で、それでも憎みきれない、という誘導もある。
だから読んでいて「あ〜これ復縁するよね…」ていうのが見えてしまう。
別に復縁でいいんですよ。でもこの場合成長が無いように見えるんです。
この2人はいつも同じことでこじれて、また同じように戻って、を繰り返すように思える。
誰かと添う時に。
誰でもクセはある。もちろん自分も譲り、相手にも譲ってもらい、それを自覚して抑えたり溢れさせたりしてやっていくしか無い。
そこには喜びもあるし諦めもあると思うのです。
この2人にはまだそこが見えない気がする。要は大人の関係性に至ってないというか。
すっかり大人の私は「可愛いな〜この2人」って思って読むべき?
イヤイヤ、すっかり大人の私も「渋い!」って唸れるような作品を読みたいのです。
とても良かったですଘ(੭´ ꒫`)੭̸*
切なくてもどかしくて、でも愛おしくて感情がグルグルとしました!
長い付き合いだからこそ別れてから気づいていく2人それぞれの想いがぎゅーっと胸を締め付けられました。
尽視点から物語は始まり、別れたはずなのに連絡してくる桐生にイラつきながらも家に来てしまう。そこで別れた経緯も明かされ、桐生の奔放さによく付き合えたなって傍観者たがら思いました(笑)
現に別れている認識も桐生は納得していないし、来て欲しいって言ってないと言う飄々な態度に結果、尽が気にして振り回されて最終的に好きなお笑い芸人?で意気投合する2人。
この自然に恋人同士というより友人のような関係に切り替わるシーンは、2人が付き合ってきた時間の月日を感じました(๑ ̄∀ ̄)
そして桐生からの押し倒しで、えっちに流されてしまう尽…あまい!笑
でも桐生のことをそれほどまでに知ってしまって好きだったからこその甘さと隙があって同時にそれが『嫌い』に変わってしまう苦しさが辛いなぁ…と思いました。
行きつけ居酒屋での鉢合わせ、食べ物のピックアップや尽の私物…色々と2人だけしか分からない理解できない部分が表れていて、付き合いの長さと思い出が滲み出ていて最後の『合鍵』を手放すか躊躇う尽の表情と気持ちが締め付けられた〜•ू( ͒ᵒ̴̶̷᷄ωᵒ̴̶̷᷅*•ू ͒)
まだ好きって気持ちがダダ漏れだよ、その顔は‼︎
離れてみて第三者から気付かされることがあったり、2人で色々と分かち合っていたのが当たり前だったことが…いつの間にか2人で居るのに独りのようで『寂しかった』んだね。
その気持ちを伝えれば拗れなかったかもしれないけれど、お互いに慣れきった関係だからこその衝突が今回起こってしまったんだなぁと思いました。
桐生視点でこれまでの恋愛観と感情を言葉ではなく身体でコミュニケーションを取ろうとする行動原理を知り、尽視点での桐生は悲しそうでもないし別れたつもりない余裕ある態度で尽のお人好しに付け入れて狡い人だなぁ…って思ってました。でも、この視点で実はとても繋ぎ止めるのに必死だったのだと分かったし何より『指輪』‼︎
ずーっと身に着けているコレだけで桐生の想いが伝わってきて切ない(泣)
『最後のデート』は本当最高でした♡
チケット握りしめて俯く桐生が可愛くて切ない。車中での会話で、やっとお互いに胸の内を話し合ってこれで仲直りすればいいのに‼︎って思うくらい…まだ『好き』なんだからって思ってました(。◕ ∀ ◕。)
サッカー生試合の時間カウントと自分達の関係までのカウントダウンが絶妙でエモかった❤︎そのあとの2人が取った行動は必然だなぁ〜って感じます。
初めて桐生から言葉で尽に本当の想いを伝えるシーンが印象的でした!
そのあとの展開も最高でした♪
『指輪』着けて『ただいま』って帰ってくる尽の姿に驚きと嬉しさが滲む桐生の表情が可愛らしくて、これが本当の姿でもあるんだなぁって思いました!
これからも色々と衝突するかもだけど2人ならもう大丈夫(๑ ̄∀ ̄)だと思います♪最後は2人の飛びっきりの笑顔が幸せだと伝わってきました!
他者を全て理解すること自分のことを分かってもらうことは本当に難しい。だからこそ『会話して伝たえる』ことの『大切さ』を2人を通して改めて感じさせてもらいました(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾