お兄ちゃんはオメガかもしれない

oniichan ha omega kamoshirenai

お兄ちゃんはオメガかもしれない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×210
  • 萌9
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
179
評価数
44
平均
4.1 / 5
神率
50%
著者
真行寺ツミコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801978270

あらすじ

皇海の幼馴染・むぎは、妹が借りてきたBL漫画を読んで以来、
自分のことを『オメガ』だと思い込んでいる。
小さい頃から異様に変態(♂)が寄ってくるのは、そのせいだと。
そんなある日、痴漢に遭ったのをきっかけに
「俺、発情期がきたかも」と言い出したむぎ。
ムラムラ解消にオ●ニーをすすめたら、
オ●ニー未経験が発覚し、実施指導することに!?
(いくら幼馴染だからって、
♂のナニをアレできる俺って…)
幼馴染・むぎの勘違いに振り回されて
自分の気持ちに気づいてしまった皇海は…!?

【収録作品】
お兄ちゃんはオメガかもしれない1~8、epilogue、オマケ(描き下ろし)

表題作お兄ちゃんはオメガかもしれない

皇海(スー),大学生
幡山むぎ,大学生

その他の収録作品

  • メモ(描き下ろし)
  • オマケ(描き下ろし)

レビュー投稿数13

今までに読んだことない新感覚

いやー…めっちゃ面白かったです。
シュールでコミカル。笑いのツボをキッチリと抑えていて、笑いの取りこぼしがありません。

みなさんご存知のオメガバース設定を、現実世界に無理やり当てはめて考えちゃっているお話。それを信じているのは主人公・むぎ。それに振り回されている周りの人間たちのドタバタラブコメです。
オメガバースがキーポイントとなっている作品ですが、オメガバの世界の話じゃないので、それ目当ての方は注意して下さいね。


主人公の大学生・むぎと、幼馴染みで同級生のスー。小さいむぎを幼い頃からむぎを狙う悪い大人たちから守ってきたスー。あれやこれやとむぎの世話を焼き、いつも一緒にいる2人。
男たちに異様にモテるむぎは、おれ発情期かも…と。
電車で痴漢されてムズムズした身体を、スーが鎮めてくれました。むぎは自慰の仕方を知りません。そうした身体の生理現象の謎を、妹が持っていたBL本のオメガバースに当てはめて考えるむぎ。

自分はΩで、スーはβだと主張するむぎは、"運命の番"を見つけました。それは遊び人の大学の教授・南雲。むぎに触れたとき、ビリッと感じるものがありました(静電気 笑)。
むぎはその日から南雲にアプローチしますが、スーは穏やかな気持ちで見ていられません。

それは、スーはむぎのことを好きだからです。

この作品は2人の大学生の両片想いを、オメガバースに絡めて考えています。終始むぎのオメガバース思想に翻弄されている流れですが、これにはむぎのスーに対する切ない背景があります。

むぎは幼い頃からスーのことが好きで結婚も考えていました。ある日スーに彼女が出来たことを知り、自分はスーの運命の人じゃなかったんだ…と傷付きます。スーが自分のことを好きじゃないのは、スーはαじゃなくて自分がΩで他に運命の番がいるからだと。そのことを言い聞かせるための都合の良い理由付けに、オメガバースを持ち出していたのです。

むぎの気持ちを吐露するシーンがとても胸に響きました。本当はオメガバースを全面的に信じていないけど、自分の気持ちの落ち着け先にはオメガバースがぴったりだったからなんです。

このむぎ君。最初は掴み所がないマイペースな子だな〜なんて思っていたけど、実はスーより男前な性格です。終盤はスーのヘタレ具合が目立ちましたね(^^;

運命の番という抗えない繋がりよりも、性格とか環境とか一緒に過ごしてきた時間だとか、結局は心が一番で。最後はこの人の所へ帰ってきたい、ずっと一緒にいたいと思える相手こそが本当の意味での"運命の番"なんです。
気持ちも繋がり合えた2人。長い長い両片想いが報われました(^ ^)


ストーリーが面白いのはもちろん、個性的な脇キャラたちが際立っていました。特にむぎの家族(父・妹)は最高です。この家族の団欒だけでも別エピソードとして立ち上げてくれないかな、と思うほどです。友人2人も何気に盛り上げ役でいい味出していました。
ケセランパサランってパワーワードをブッ込む、作者さまのセンスが大好きです。ωをアレに、✳︎をソレに見立てるのもさすがです。

絵もキレイだし、可愛い。むぎが大きくなったり小さくなったり、謎な感じでしたが面白かったです。すごく楽しめた作品でした( ´∀`)

6

なんじゃコレは?!?!

表紙の金髪くんはスカイくんに黒髪はむぎちゃん、幼馴染のふたり。
むぎちゃん、やたらめったら変態さんほいほいの如く寄ってくるけど、むぎ父がブラジリアン柔術の師範だから、むぎも幼き頃より、強い!!!
ある日、むぎは自分はΩだと言い始めて…。

ってか、
まずどこからツッコミを入れればイイ?!?!
ってくらいの怒涛の展開にキャラクター達!!

面白すぎる、、、でも、むぎちゃんは真剣にΩだと思おうとした理由があるのだが、、、

変態モブおじさんが何かいっぱい出てくるし、、

むぎちゃんが運命の番だと思ってる、大学の教授がまたイケおじで、何やらむぎ父をどうにかしたいみたいで、、、、スピンオフできるかな?!

むぎちゃんの三段活用のようなデフォルメが可愛い過ぎます!!

Cモアさん、修正、ライトセーバー。

5

読んだら癖になること間違いなしです

真行寺ツミコ先生の作品を読むのは初めてなのですが、以前チラッとこちらの作品を読んだ事があってコミックスになるのを楽しみにしていました。

むぎちゃんの大きさが変幻自在で、小さい時は文句なく可愛くて、等身が伸びた時の何とも言えない色香も魅力的なんです。

この作品ギャグ要素が強くて思わず吹いてしまうシーンが沢山あるんですが、基本は幼馴染みの長い長い両片思いのお話なんです。

むぎちゃんがΩだと自分の気持ちに折り合いを付けようとしたキッカケだとか、スーがむぎちゃんにβだから番になれないと言われた時のショックとか、笑いの中にも切なさがあるのがこの作品の凄いところでした。

あんなに小さくて可愛いむぎちゃんが、実は戦闘能力が高いのもツボでした。
2人が小さかった時のお話とかも楽しめました。

またむぎちゃんのおちん◯◯に顔と耳とリボンが付いてる場面があって、擦りすぎてグッタリしてたり元気になってからの違いに楽しませて貰いました。

一度でも読むと癖になること間違いなしでお勧めです。

1

オメガバースの面白い使い方!

裏表紙のあらすじを見て面白そうだったので、購入した結果大当たり。いゃあめっちゃおもしろかったです。
真行寺先生の作品の中で一番好きになりました
絵もとても綺麗です。

拗らせボーイ2人のお話ですね~これは
むぎくんがいきなり自分はΩだと言い出して…何?この不思議ちゃんって思ったけど、いくら変質者に絡まれやすいからって、Ω?
でもこれには切なくて深いわけがあったことを後で知ります。
背丈が変わるむぎくんが可愛くてシュールで、むぎ妹もツボです。この兄弟の可愛さよ!昼行灯?なのかぽゃーっとしたところも強気なとこも可愛いむぎくん

教授は教授で奥さんを愛してると言いながら、むぎ父に一目惚れっぽいし、なんかむぎ家に馴染んでるし、お母さんのようだし
とにかく笑って、きゅんして、泣けて最高でした
もう絶対おすすめ作品です。神評価もっとあってもよいのになぁ
ちなみにこの作品の中ではむぎ父が一番美形でした。教授が惚れるのもわかる
きゅんと、笑いのバランスが最高です

1

これぞ求めていたオメガバ!でもオメガバじゃない!

全体的に可愛くて読みやすいのにちゃんとストーリーが凝っていて切なさがある。素晴らしい
オメガバ設定をうまく使っているのにオメガバじゃない!妹のBL漫画を読んで設定であるオメガバのオメガに自分はちがいないって言い張る受けが切なくて素晴らしかった。全体的にふざけ気味ではあるのに切ない。すごい絶妙な漫画を描いていらして作家さんの技量がすごいなあと思いました。受けの子が大学生なのに大体二頭身!?それもなんか良かった…そして独特のえっち感がこれまたよかった。

0

自分はΩだと信じる19歳男子学生の葛藤

初めに、「オメガバース」の世界線では無いです!
「昔から男(変質者)に狙われるのは、自分がΩだからだ」と信じて止まない天然不思議ちゃんと、そんな不思議ちゃんに片思いをしている幼馴染みの、焦れモダ♡満載な不思議ラブコメでした。

相変わらず、真行寺ワールド炸裂で独特な世界観を堪能しました〜‼︎
まず、「自分はΩなんだ…」と信じて止まないトンデモ設定からして、ぶっ飛んでいます‼︎
オメガバース世界を信じ込む程に純粋無垢が過ぎる受け様なので、割と好みが別れそう……
ですが、それにはちゃんと理由があって……。

幼い頃から男性(変態)を惹き付けてしまう、むぎ。
それなのに、大好きな幼馴染みの皇海には恋愛対象として見て貰えず…。きっと、皇海がβでΩのフェロモンに影響されないからだ…と。
「自分はΩなんだ」と思う事で失恋を乗り越えようとする、彼なりの理由が切なくて胸がギュッと痛みました。

一方、マイペースで不思議ちゃんな、むぎの事を何かと気にしている皇海。彼もまた、むぎの事がずっと好きで…。

突飛な設定から始まる本作ですが、実は両片思いの焦れキュンが満載で、昔から側に居る幼馴染みだからこそ、関係が壊れる事を恐れる2人のモダモダ感が堪りません…‼︎
早く告白しちゃえば良いのに、遠回りしてすれ違ってしまうモドかしさ…(堪らん)

シュールな世界観ですが、ギャグ・キュン・切なさの絶妙なバランスが何とも癖になり、合間に挟まれるエロとのギャップも最高です♡
想いが通じ合ったセックスはΩバース世界じゃなくとも、「運命の番」のような衝撃があると言う事ですね…♡

当て馬だった南雲教授が最終的にオカンみたいになっていて笑えます。むぎの突飛な発言を優しく受け入れる南雲教授は、何気にとっても良い人でした。
南雲教授とお父さんのスピンオフを是非とも読みたい…‼︎

むぎの頭身が伸びたり縮んだりするので、これも好みが別れそう…。頭身低めのキューピー体型なデフォルメ絵も可愛くて好きですが、正直なところ、もう少し大人むぎを堪能したかった…‼︎笑

▶︎Renta!/ぐしゃぐしゃ斜線修正

7

ギャグと見せかけて一途にピュア。

タイトルの“オメガ”に引き寄せられて
オメガバース作品を想像された方、残念!

本作は自分を“Ω”と思い込む天然男子のむぎと、
顔はいいけどヘタレなスーによる幼馴染同士のじれもだラブコメでした。
むぎが自称Ωなだけで、実際はオメガバ世界観ではございません( *´ސު`*)


子供の頃からずっと一緒だった大学生のむぎと皇海(スー)。
だけど、ある日BL漫画を読んだむぎが突然
「俺はオメガかもしれない」と言い出します。

そして、大学の教授を“運命の番”だと信じ込んだむぎは猛アタックし始めて…。

大学生にもなって漫画のオメガバース世界に影響されまくって
夢見がちなことばかり言うむぎにどこまでふしぎちゃんなの!と
思っていました。

ええ、最初は。

だけど、違うのです。
むぎが自分をΩと思い込んだのにはちゃんと理由があって…

その理由が明かされるまでは幼馴染の皇海に世話を焼かれまくり、
挙句の果てにはオナニーまで手伝わせてそのくせ皇海の気持ちなんて
見向きもせずに振り回しちゃうむぎが罪深く思えたりもしたのですが、
そうではなかった。

むぎが自身をΩと思い込んだのも、盲目的に運命の番(仮)を求めたのも、
全て皇海と自分の関係を正当化するための現実逃避だったのです。

「自分がΩで、皇海は自分の運命の番じゃないから 自分たちは結ばれない」
そう思いこまなければ、「だから、仕方ない」と思わなければならなかった
むぎの心を思うと切なくてたまりませんでした。
ギャグと見せかけて、とんだピュアラブだった…˚‧º·( `っᾥc )‧º·˚!

そんなむぎの健気さに気付かぬスーの鈍感ぷりったらもう…。
むぎを好きだと自覚してからは教授とむぎの仲を引き裂こうと奔走し、
むぎに恋愛対象と意識して欲しくてエッチな雰囲気づくりに励んでいたら、
うっかり最後まで致してしてしまうわ、その場の勢いで好きと言ってしまうわ…
ヘタレの鑑か!(ほめてない)

二人のすれ違いは双方の言葉の足りなさが敗因でお互い様なわけで、
どちらが悪いというわけでもないけれど、むぎの本心を知ってしまうと、
はじめから皇海が変な小細工せずに素直になっていれさえすれば…と
皇海の鈍感さとヘタレが全ての元凶のような気がしてきてしまうのでした。

そんな当て馬じみたことしてないで、早く告白しちゃえよ!と。
そもそもこんなにもむぎへの独占欲丸出しなのに自覚することなく、
変に工作したりするから、むぎが傷ついてΩ発言へ至ったわけで…。
拗れに拗れまくっちゃっております。

一方、むぎから“運命の番”指名によって当て馬枠として登場した教授ですが、
彼もまた少し特殊な恋愛観や結婚観の持ち主で、それゆえにむぎと皇海の
拗らせ愛に興味を惹かれ、最終的にはむぎの背中を押してくれる理解者と
なってくれるのでした。
最後は教授自身も意外なところで新たな恋に落ち…
描き下ろしでは割烹着を纏い帰宅したむぎにおかんのように声をかける姿に
かつてのダンディーさは見る影もなく噴き出してしまいました(笑)

両想い後はそれまでとは違ってちゃんと恋人同士な空気になっている
二人ににまにまが漏れ出してしまいました♡
実家だろうと所構わず致してしまって音や声でバレバレですが、
パパが天然でよかったね!笑
描き下ろしでは裸割烹着という独特コスでお出迎えするむぎに
萌えつつも笑ってしまいました(*´ฅ`*)プ

絵はとても綺麗なのですが、結構な割合でむぎがデフォルメ化されていて
幼児等身で犯罪臭漂う描写もありますのでショタ地雷な方はご注意下さい。
個人的にはお子様サイズから大人サイズを自在に操り、ときにはあやされ
甘やかされまくっているむぎも可愛くて目の保養でした♪

1

面白い!

いやぁ、久々に真行寺さんの中で大ヒットでした。
DT冷静天才(見た目子ども)のキャラが可笑しいのと、同じく醒めた妹からの目線で見たタイトルが秀逸。
作者さん、ギャグが真骨頂なのでは?!と思うくらいよかった~

幼なじみの二人。スーは賢くイケメンで何でも持っているようなキャラ。一方のむぎは見た目子ども。そして何でも理屈で理解しようとする変人で、Hなことには全く欲が沸いていない風なのに興味はあるので、行動がいちいち面白い。

途中からキャラが逆転するような展開もありあきずに最後までもってかれました~

0

ギャグ強め

モブおじによるお兄ちゃん痴漢からはじまるこの本・・・とにかくスタートのインパクトがバツグンです、この時点で購入を決めました!
受ちゃんは怖い<きもちイイだし、モブおじ成敗の流れも明るくてスキ♡
(地雷な方もいるかもですが個人的には大好き
(このモブおじ絶妙にきもちわるい※褒め言葉
(痴漢は犯罪です!

こっからどんな幼馴染エロに突入するの?!と胸を躍らせていたんです、が!作者様も書かれているように、デフォルメされたむぎちゃん(受)率の高さがエグくて、ぜんぜんエッチじゃない・・・!エロを期待して読むと完全に肩透かしを食らいますのでご注意を・・・。

本当はむぎちゃんのほうがスカイくんよりしっかりしてて、アルファっぽい(教授談)という設定も、好きな方にはたまらないのかもしれませんが、、だったらカナダ?から帰ってきた伸び伸びむぎくんをリアルにして(夢でした)リバっちゃう展開まであれば、、好きだったかも、、。

とにもかくにもギャグが想像の遥かうえで、面白いんですが、ちょっと期待していた本とは違いました。幼馴染のギャグ強めアホラブコメを求めてる方は正解です!

3

そういうことか~

これはどう評価したら良いのか悩みました。
ギャグ強めのコミカルなお話。
暴走する受けとそれに振り回される攻めの構図で、設定としては好きな部類でした。

ただ受けが2等身だったりと、終始ミニキャラで描かれています。
たまに通常の縮尺になるのですが、長くはもたず...
物語の途中で差し込まれるミニキャラ描写ではなく、デフォルトがそうなのでなかなか萌えを見つけられませんでした。

トンデモ設定は楽しかったので、どうしても等身がなあと思ってしまいます。

唯一の救いは、攻めですね。
一途に受けを思い続けた、顔が良い陰キャなのがツボでした。

あとタイトルが明らかに兄弟視点なのに、話には深く関わってこなかたので不思議でした。

3

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