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いけ好かない翻訳家×元エリートの遊び人
smoke blue no ame nochi hare
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
著作の中では、数少ないノンフィクションBLである「たとえばこんな恋のはなし」が大好きなんです。
本作も超人気作で気になってたのもあり、友人にも薦められて読破。
結果、現役翻訳家が見たら卒倒するレベルの描写があり、この巻で断念しました…
「お前だったらどうする?」というifの話だとは理解していますが、それでも我々の仕事の考え方として本当に…リアリティに欠けました。
原文に書いてない単語を勝手に足したり変えたりしたら違約金レベルで大問題ですよ。
ましてやそれが、詩のタイトルという重要な箇所ならばなおさらです。
もしご自身が英語圏に生まれ育ち、あの原文のタイトルで詩を書いたと想像してみてください。
それが日本で発売されることになり、あのタイトルに "勝手に" 変えられたらどんな気がしますか?
そもそも雪が全く降らない国なんていくらでもあるわけで…
もちろん、必要に応じて原作者とよく話し合ったりして、その国の文化に合わせて ある程度文言を変えることもできる「トランスクリエイション」という仕事もありますが(例:「鶴の恩返し」は、チェコでは鶴が縁起の悪い鳥であり、しかも男性名詞なので、女性名詞のアオサギになりました。「ローカライズ」とも言います)、本作ではその範疇ではないので大変モヤりました。
(なお、前述の友人から「6巻のあとがきで、読者さんから1巻に関して同様の指摘があった旨が書かれてるよ」と教えてもらったので安心しました)
ちなみに…私的には甥の描写も現実味に欠ける気がして無理でした…
憧れの存在だというのは分かるんですが、跡を付けてて、しかも騙されてると勘違いするなんて…目の焦点も合ってないし…
あと、数年前に他著作を読んだ時は作画(顔のパースやバランス)が…だったので今回はどうかな?と思って読みましたが、やっぱり印象は同じでした。
非常に残念です。
BL部分も、サンダルの後のキスや「よしよし」のHが唐突に感じるぐらい、いろいろと違和感がありました。
これらは私の許容範囲の問題にすぎませんので、上記が全く気にならない方はぜひ本レビューをスルーしてお楽しみください。
以上、今後翻訳家にまつわる創作活動をされる方の参考にもなるかと思い、レビューを残すことにしました。
たくさんBL読んできましたが、大好きな作品です!!
エッチなんですけどそれだけじゃなくて、ストーリーがちゃんといい。「好き」って言わないんだけど、お互いに好きあってるのがすごく伝わってくる。
大好きすぎて、何回もくりかえし読んでいます。最初は絵があんまり好きじゃなかったんですけど、今ではこの絵だからいいんだと思います。
一時は、MRとしてバリバリ仕事をしていた二人がさまざまな経験を経て人生のプランBとして共に寄り添いあって生きていくお話です。
大きな何かが起こって、劇的に人生が変わるわけではないですが、小さな嬉しいや寂しいを少しずつ積み上げて今の人生ができていることを物語を通して感じられる作品です。自分の人生に少し通ずるところもあったりして、読むたび自分の人生を考えるきっかけになります。
作中で登場する久慈の「永遠に全力で走り続けることなんてできないもんな」というセリフがとても印象に残っています。吾妻の心の声でもありましたが、なんでも、パーフェクトにこなして見える久慈にもそのような一面があるのだろうか、と考えるきっかけにもなりました。
作中の久慈や吾妻のセリフは、どれもとても素敵なセリフで、ほかにも私の好きなセリフがたくさんあります。ついついせかせかしてしまいがちな毎日の中でこの作品に触れている時間は、とても心が落ち着いて、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
話が進むにつれて、徐々に変わりゆく二人の距離感もこの作品の魅力だと思うので、一巻以降もぜひ読んでみてください。
BLなんでしょうが、そんな小さな枠にはめたらいけませんね。
たくさんある作品の中でこんなにも素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。
久慈の押し付けない愛情、優しさに考えさせられます。
永久に慈しむ…まさに名は体を表す。
恋愛ものというと、両思いになる過程で山あり谷ありだったり、セフレから始まって関係に悩んだり、そういう定型パターンみたいなのがあるけど、これはどれにも当てはまらなくて、関係性は元同僚ってだけでセフレといえばセフレかもしれないし、一応久慈の片想いではあるようだけど、吾妻と両想いになるのがゴールでもないし、アラフォー男性の日常に、隠した片想いと身体の関係がくっついてますよ〜みたいな、普通の生き方ってそんなにドラマティックじゃないよね、こういう淡々とした日々の積み重ねだよね、と思い出される作品です。
良すぎてレビューが書けなくて、よしもっかい読み返してレビュー書くか!ってのを何度か繰り返してます。初めて読んだ時、間違えて2巻から読んでしまい、それでも面白かった。とてもいい長編。こういう作品が商業BLにもっと増えればいいのに。『きのう何食べた』が一般受けするのと同じぐらいこの作品も万人に読んでほしいけれど、セックス描写がしっかりあるからにはそうもいかないのだろうか。男女の性行為なんていろんな漫画で出てくるのにな。
波真田先生の振り幅に改めて脱帽しました。ちょっとドライで大人な雰囲気満載の作品なのですが、時折激しい情が飛び交って、その落差にドキドキさせられてしまいます。キャラ作りも秀逸でした。攻めの久慈は常に飄々としていて何事にも一定の距離を置き、冷たそうにも見えるのだけど、最初に迫ったのは彼の方で、再会後も吾妻と関係を持とうとする意外な熱量にギャップ萌え。MRに疲れきって無職となった吾妻も、鬱になりかけた過去に同情したくなるのですが、自分の意思で医師を接待していたとあっけらかんと言える図太さがあり、久慈との新しい生活にもすぐ馴染む適応能力の高さに好感が持てました。この2人が互いにもっと執着していくのか、気になります。
四十路近くの大人の男性二人の、人生の厚みを感じたくて再読。
やーー、この作品の雰囲気、本当に好きです。
自分の中での神巻は最新刊の4巻だけど、やっぱりこの1巻から流れる空気も最高でした。
一見受けの吾妻の方が気持ち強めに見えるんだけど、クールに見える久慈も8年間ずっと忘れられない小さな熱を持ってて、たまにぶつけてくるところがたまらない。
BL的ファンタジーではない、現実みのある生活が描かれてるのが最高に良くて。
タバコは吸わないし吸われるのも好きじゃないのに、この作品の空気感にはこれしかないってほど合っているのも素敵です。
合間合間に出てくる「翻訳小言」も翻訳の世界の奥深さが見えてとても面白く、楽しみに読んでます。
先生もカバー帯でも仰ってるんですが、人生が感じられる作品なんです。
攻め君は長髪なんですが、色気があってステキです。男性の長髪は清潔感が大事と思うのですが、それもあるし、家事もできるし、少しぶっきらぼうですが、いい男です。
出てくる受け君との関係性は、私は好きです。
お互い助け合って生きてるんです。あー、いいなぁって何回も読み返していますが思います。
ポケドラやYouTubeで音声ドラマもオススメなんで聴いて欲しいです。