あした愛かもしれない

ashita ai kamo shirenai

あした愛かもしれない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神175
  • 萌×2102
  • 萌27
  • 中立13
  • しゅみじゃない9

184

レビュー数
37
得点
1377
評価数
326
平均
4.3 / 5
神率
53.7%
著者
山下街 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758024082

あらすじ

「隣人と添い寝からはじまる…
NO YOU NO LIFE」

美大に通う北川凪は、フォークソング部の先輩で同じアパートの隣人・山崎夕に恋をしている。
端正な顔立ちで、柔和な性格の夕は女子にモテる人気者で、田舎出身の無垢な凪にとってそれは不毛に思える恋だった。
そんな折、酒に潰れた夕を隣に住むよしみで家まで送り届けた日「おやすみ」と抱きしめられ、ふたりベッドで寝てしまう。
凪はそれ以降、介抱後はベッドに潜り込み、朝になる前には家に帰る…という秘め事を続けている。
夕に気付かれることもないまま先輩後輩としての仲が縮まり、好物のラーメンを奢ってもらったりバイクの後ろに乗せてもらったりと、凪は一層「好き」を強めていき――。

【描き下ろし10Pあり】

表題作あした愛かもしれない

山崎夕 凪の大学の先輩でアパートの隣人
北川凪 美大1年 フォークソング部

レビュー投稿数37

なんでもない日常を魅せる❤︎


1,2巻合わせてのレビューです。

久しぶりに日常系といえるものを
読んだ感じです。
久しぶりなので、物足りなさから
思わず星をひとつ減らしたくなるんですけど
読後感が限りなく5に近かったので
星5にさせてもらいました。

本当に、なんでもない日常が
繰り広げられるのを淡々とこちらも
読んでいくうちに、沁みてくる多幸感が
心地良い良作でした。

これは、ネタというか
シチュエーションの掘り方なんでしょうね。
作者様の視点が違うからこそ
ちょっとした出来事がきらきらしてくる。

おぼこい年下受くんはさることながら
なんだかんだ実はモテ男の攻も初恋という
初々しいカプなんですが、
好きになること、
好きになった人と一緒にいる
その幸せを噛み締めてる毎日が
読んでてもう癒し、尊い。
こっちまで幸せになっちゃう。

マンネリとか駆け引きとか無縁の
ピュアピュアな2人なので、
何があっても幸せに繋がっちゃうの
最後はイイなぁ、ひたすら羨ましい気分でした。

2巻のあとがきに、読んだ後の日常のなかで
2人のことを思い出してくれたら、と書かれてあったんですけど
ほんとそんな優しいお話です。

シンプルな絵も、ニュアンスのある
表情で、気持ちが良く伝わってきました。
特に、コマ割りは感情を乗せた目線の動き、
セリフと一緒に自然に送られていくコマの感じが
ほんと気持ち良くて、すごく良かったです。
好きだなぁって思いました。

1巻は、結ばれるまでのキュンとする
すれ違いも描かれていましたけど
メインは2人の気持ちを重ねて
重なっていく部分が深くなっていくのが
年月が経つのをしみじみと感じながら
物語に浸れる、読み応えのある作品です。

0

シーモアで購入

評価
絵:★★★★☆
えろ:★☆☆☆☆
内容:★★★★☆

表題作のみ描き下ろし有り
電子書籍特典有り

隣同士に住んでて同じ大学とか萌え要素のオンパレードですね。
出会い方が運命すぎてルーレット回ってるなって思いました。
惹かれあっていく感じとか読んでいてたまらなくなりましたね。青春だな。
部屋に洗濯物が干してある感じとか好きでした(生活感ありがとうございます)

描き下ろしのエピソードも電子書籍特典もかわいくて好きでした!
隣同士でも待ち合わせした時の感じ…ラブです!

0

BL初心者さんにもおすすめです

表紙お洒落な雑誌みたい〜って思って購入しました。恋をして、目で追ってしまう日々が嬉しくて苦しくて、そんな過程がとても爽やかに穏やかに、2人それぞれの心が近づいていく様や、1人の日常が過ぎていく時間もとっても丁寧に描かれていていると思います。
ドラマチックではない日常の背景や無言のコマが、特別ではなくても、片時も忘れられない恋人がいることこそが人生で代えがたい素晴らしい瞬間なんじゃないかなと思わせてくれます。
ほぼちゅうでエチな描写はほとんどないです。
けどそんな初心な2人がまたいい。
読み終わった後は、めっちゃ穏やかで優しい気持ちになれました。
BL初心者さんにも読みやすいこと間違いなしです!

0

可愛いすぎて心が洗われる!

かっわいい!!!
可愛いを詰め込んだお話ですね!

いいなぁ、久しぶりに学生物を読んで萌え転がりました。
2学年上の先輩、サークル、飲み会、アパート!

イケメンで距離感近くて優しくて、都会に出てきたてのうぶな凪はイチコロよ!
凪の夕を見つめる視線とか、夕の無防備さとか、セリフなしな色々な描写もとっても良かったです。

みんな夕さんが初めてなので…、キエー!殺し文句か?

これ続編ありますかね?ぜひ続きが読みたいです。
凪を大事に大事に、色事も慎重に慎重にしてる夕。あの〜、そろそろ進んでもいいんじゃないでしょうか?いや、進んでください!お願いします!

1

後半駆け足で勿体無い

設定はめっちゃ好きでした!関係性もキャラクターも!
ただ後半駆け足なのが勿体無い……!!
とてもいい作品だからこそじっくりゆっくり進んでほしかった……;;
少女漫画の最終話のような疾走感でそこだけが本当に残念でした……

ともあれ心温まる作品でした!
恋愛童貞なモテ男可愛くて萌えましたし、受けの健気で献身的な感じもgoodでした。

モブキャラもみんないい味出してて、嫌な子が1人もいない。
安心して読める一冊です。

2

日常BLのよさ、ここにあり

日常のなんてことないシーンで起きていくBLが私は大好物。めちゃくちゃにハート鷲掴みにされちゃいました!
既にたくさんの読者に高評価を貰っている作品だと知ったのはつい最近のこと。何で存在を知らなかったんだろうと悔やまれます。(クソー)

大学の同じサークルの先輩・後輩で、しかも同じアパートのお隣さん同士の2人。これだけでそこそこの運命性を感じるんですけど、恋の歩みは至ってスローリー。だけど、このスローな流れが胸にキュンときます。

普通の大学生同士のサークル活動やお隣さんとしてのお付き合いで、少しずつ仲が縮まっていく夕と凪。
イケメンでモテる先輩の夕のことを、家が隣同士だということで介抱役にまわってしまう凪は密やかに好きでいます。あくまでも普通を装って内緒の恋をしている凪がとっても健気で可愛くて、夕と距離が近くなるチャンスに喜ぶ姿は萌え度100パーセントです!(強調)

物語は凪視点で進みますが、これがどう言うわけか夕の気持ちが手に取るように分かる不思議。夕の無自覚な恋心が同時進行で展開していきます。
これがサークルメンバーを巻き込むちょっとした困惑に繋がっていくのですが、彼ら外野のメンバーたちが夕の気持ちをいち早く察しているのが面白過ぎて楽しい〜〜。友人の温かい見守りが萌えパンチ効いています!


勘違いも起きて雲行きが怪しくなったりもしますが、勘違いや思い違い、夢オチに逃げるとこなんかが逆にホッコリ。2人ともピュア過ぎてニヤります♪

恋愛に執着したことがないある意味恋愛童貞な夕と、ウブウブな恋愛初心者の凪のラブラブっぷりが本当に最高。
セックスシーンにあからさまな描写はなくキスシーンの方が多いけど、それでも2人が心も身体も満たされ愛し合っていることは十分に伝わります。心があったかくなる2人の恋愛が素敵です。

日常BLのいいところがいっぱい詰まった読後感よし、多幸感MAXな素晴らしい作品でした^ ^

1

「普通」で勝負する勇気

出会い、偶然の再会、お隣同士、両片思いからの両思い…BL王道の中の王道。
全くもって普通〜のお話で、これといった出来事は何も起こらない。
でもずっと夢中で読んでしまう。
一切奇をてらわない。
初単行本でここまで「普通」のお話で勝負されるのが、すごい勇気というか自信がおありなのだろうなとリスペクトの念がわいてきました。
しかもエロがない。キス+ほにゃ〜と匂わせ程度。
それがこのお話に合っている。
一本筋が通っている。と感心してしまいました(偉そうにすみません)
(余談ですが、新人作家さんのみずみずしいお話で最後にとってつけたようなしっかりめのエロがある時、それはいらなかったかも…と個人的に思うことがたまにあるので)

凪目線でお話が進みますが、夕も最初から凪を好きだったんだろうなとわかるところがいいです。
凪が帰った後、さみしくなる夕の無言のコマが続いて表情だけで伝える描写がとてもいい。

安心して読めるのにずっとドキドキ萌え萌えできて高評価が多いの納得です。

夕の「でもやっぱエロいこ」に被せて「それは段階を踏めバカ」とむぎゅとしたお友だちの千尋がツボでした。

1点気になったのは、長身ロン毛ピアスバンドマンイケメンモテ男の夕がずっとプリン髪なのは、あれがおしゃれなんですかね。それとも抜けているところがある、そこまで決め決めではない性格の表れなんでしょうか。

1

誠実な先輩✕健気な後輩

隣に住んでいる大学の先輩と後輩が出会って恋人同士になってデートするまでが描かれています。
淡々と日常を辿っていくお話で、当て馬はいないので安心して読めます。

後輩が先輩に片想いしながら傍にいる関係がとても健気で焦れったいです。
先輩は後輩に恋してると自覚した瞬間に告白するので男を好きになってしまったという葛藤は一切ありません。

えっちしているシーンはありますが、修正が必要ない程度でほぼ朝チュンで終わります。

0

この、安心して物語に集中出来るのが神…っ!!

私ごときが評価出来るあれではありませぬ……。
とても繊細なお話でした。好き…(*´艸`*)♥

0

日常系の傑作

ホントに2022年のデビュー作は素晴らしい作品ばかりでしたが、その中でもこの作品は輝いていました。

ふんわりはじまる日常系の傑作。偶然が重なりながらも隣人にときめくふたりのお話。

ふたりが初めて出会う時に雨が降っています。知らない相手なのに攻めの夕は、びしょぬれの受けの凪を傘に入れてあげるんです。
凪が濡れないように、夕の外側の腕は濡れているシーンがあります。そんなさりげない気遣いを見も知らぬ人へ自然にする優しさを、そして無邪気でかわいい笑顔の凪を見て、すぐこの作品が大好きになりました。

凪はとてもかわいいし、夕はかっこいい。
先輩後輩で隣人。近づけば近づくほど、一緒にいる時間がなくなるほど、ひとりでいるのが寂しく感じるふたり。そして恋になっていく流れが自然に感じられました。
穏やかな中にも恋になって、愛になっていく様子がタイトルとも合っていました。

内緒で添い寝をしたり、互いに相手の名前を寝言で言ったり、寝ぼけながらキスしたり、セリフが少ないところがまたグッときました。

ふたりが無事に両想いになっても初心な凪相手になかなか手を出しにくいと遠慮している夕ですが、
凪がめちゃくちゃかわいくおねだりしてきます。ホントにめちゃくちゃかわいいんですよ!!
ふたりが身体を重ねるシーンは雰囲気だけですが、それも作風に合っているので決して物足りないとは感じませんでした。

山下街先生独特の時の流れを感じる1冊になっていました。
続編の連載も決定したようですし、次もまた楽しみです。

2

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