憧憬のアトリエ 上巻

doukei no atelier

憧憬のアトリエ 上巻
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×215
  • 萌10
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
10
得点
201
評価数
54
平均
3.9 / 5
神率
38.9%
著者
ヒロハルヨシ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784823603006

あらすじ

「君の最高の絵が見てみたいーー。」

美術高校の彫刻コースに通う樋口慧(ひぐち けい)が魅入られたのは「邂逅」と名付けられた1枚の油絵だった。
同学年の鶴見雅章(つるみ まさふみ)によって描かれた作品は不完全燃焼だという。
【悶える情婦】を題材にしたその絵を完成させ得るため二人は資料として身体を重ねるように。
作品の昇華を目的とした体験は「同級生」だった二人の関係を大きく変えていく。

表題作憧憬のアトリエ 上巻

樋口慧,美術高校彫刻コース
鶴見雅章,美術高校油絵コース

その他の収録作品

  • 書き下ろし
  • カバー下:イラストr

レビュー投稿数10

美しい作画とエロス!

先生の『ないしょのストーカーさん』を拝読した後にこちらを読ませて頂きました。

表紙のイラストからとても綺麗で、本編もとても美麗な画力で描かれていて一コマ一コマ見入ってしまうほどです。

上巻は、卒業制作を控えた美術高校に通う雅章が、同じく高校の彫刻コースに通う高嶺の花、慧に制作のために【女】として抱いて欲しいと話を持ちかけるところから始まります。

慧は話をする事が苦手で自分の思ったことを上手く言葉にできないタイプ。
反対に雅章は思ったままをまっすぐ伝えるため予想しないような発言をする破天荒なタイプ。

最初は制作のために資料として身体を重ねた2人が、次第に作品ではなく自分を見てほしいと考える過程が丁寧に描かれていました。

そしてこの作品で1番の目玉はえちシーンだと思います。汁気はもちろんですが、男性向け作品を想像させるような喘ぎ方をする場面もあるので苦手な方は注意して読んでください。

1

両片思いのわちゃわちゃ

あとは内容はないです。
それとキャラの描き分けが甘いと思います。読んでて、あれ?どっちだっけ?みたいなことが多々ありました…絡みは湿度を感じるしよかった。

1

セックスする友達?同級生?それとも

芸術系DKの探究心エグぅ・・・_(:3 」∠)_

女子が圧倒的多数な美術系の高校で彫刻専攻の攻くんと油絵専攻の受ちゃんが最高の作品を作るためにセックスする話です(雑すぎる!

初回だしキスと触りっこくらいかな?と思いきやはじめからクライマックス!!!!『悶える情婦』を描くために日頃から“一番身近な資料”である自分のオシリを弄ってる受ちゃん・・・芸術系すごすぎん・・・?※フィクションです

大胆だけど不器用で、独特の空気感を醸し出す二人です。まだストーリーが読みきれない・・・がエロはとても良いです。水音が聞こえてきそう。たまらない二人。

0

肉厚さすごい

某サイトで試し読み?を読んで発売まだかまだかと待ち望んでいました。
最初から最後まで絵が綺麗で、特にえっちなシーンの肉厚さは最高でした!!
あんなにイケメンなのに高嶺の花すぎて?童貞な樋口君も初めてなのにヤる気満々でトロトロになっちゃう鶴見君もエロ可愛い。
途中両思いやん、はよくっつけ!なんでそうなる!!って読みながらもだもだしたけど、まぁ最初があぁだしなぁ。樋口君も悩んじゃうのかなぁとか。
お付き合いに至る前の樋口君の鶴見君に対してのセリフかっこよくて可愛くて彼は真剣なのにニヤけました。
鶴見君好きな樋口可愛すぎか!
絵が好みだから買うって事が多いので、先生の作品は次回以降も読ませていただきたいです!

1

映像作品っぽい

美術高校に通う2人が作品制作のために(エロスの探求のために?)身体を重ねるようになり・・・というお話。

全体的に湿度が高く、エロエロな雰囲気がすんごい!!!
変な表現ですが、紙(漫画)から湯気が立ち上っているんじゃないかと思うくらいです。
身体を重ねるようになるまでの導入も、説得力をもちつつダラダラしていないし、それから2人がどんどん行為にハマっていってしまう流れもエロくて最高でした。

肉体関係が先行しつつも、「作品のため」という理由・目的があり、だからこそストレートに自分の感情を伝えられなかったりするところは、高校生らしさがありました。攻めの樋口の口下手なところも、受けの鶴見のぶっとんでいるのにどこか繊細なところも、キャラクターたちの人間らしさも良かったです。

また、セリフ回しや間が独特で映像作品っぽさがあるなと感じました。
漫画では、状況や感情を文字(登場人物たちの会話やモノローグ)で読者に"読ませよう"とすることがあると思うのですが、この作品はそれがかなりカットされていて、キャラクターの表情や行動、実際に口にだして言っている言葉からしか読み解けないな、、と感じるところがありました。けど、だからこそ、口にだして言う言葉や目に見える行動だけが、その人の意思のすべてではないよね・・・というのが伝わってくるというか。(上手く言語化できないのですが。)

2人の高校生らしいみずみずしい感情と本能的かつ衝動的な肉欲のエロさのバランスが絶妙で、大満足の内容でした。先生のデビュー作品ということで、前情報ほぼなしで読みましたが、読んでよかったと思える作品でした!

3

官能的アオハル絵巻

「うわ、ぽってり肉厚な唇が超エロい…」
そんな不埒な第一印象でした。

なんだなんだ、この圧倒的存在感…
ねっとりエロスと、もどかしい青春の恋の高鳴りという
相反する要素が見事なまでにマッチングしている!!

今作が初コミックスとのことですが、デビュー作とは思えぬ迫力の画力と
繊細かつ複雑な内面描写に、気付けばずぶずぶと引きずり込まれていました。


物語の舞台は美術高校。
ある日、絵画コースに通う鶴見の元に彫刻コースの学生・樋口が訪ねてくる。
初対面にもかかわらず、わざわざ絵の感想を伝えにやってきた
樋口に興味を惹かれた鶴見は創作に対する悩みを打ち明けるが…。

女の性を題材として絵を描くにはその感覚を体感してみることが必須。
そんな鶴見の極論に引きながらも、その芸術家らしいぶっとんだ熱意に
押された樋口は鶴見を抱くことになり、その日から二人の秘密の関係が
始まります。

別にゲイでもなければ、片思いをしていたわけでもない。
それにしては随分あっさりと体を繋げちゃいましたけど!
誘う方も誘う方だけど、それを受け容れる方も大概だ。
しかも、躊躇など欠片もなく、初回から超濃密で過激極まれり!
創作に注ぐ熱量といい、濃厚で官能的な情事といい…
本当にこの子たち、高校生?

とはいえ、いくらエッチのときの表情が色っぽくても、
芸術家として感性がぶっとんでいても、お昼を一緒に食べたり、
夏休みを満喫したり、普段は年齢相応の高校生男子たちなのです。

クラスの女子一同から揶揄されて大騒ぎしている鶴見と
口下手が過ぎて周囲から高嶺の花扱いされている樋口が
二人きりで過ごすときとはギャップがあって微笑ましい。

情事の最中は激しくてどこか野獣感のある樋口ですが、
日常でのスイッチオフ時は見た目の無愛想さとは裏腹に従順で幼げだ。
それが可愛いくもあるけれど、ちょっともどかしい。
恋愛以前に人と関係を築くことに極端に臆病で、そのせいか、
鶴見とも惹かれあっているのにその感情が恋に直結せず、
すれ違ってしまうのにじれじれしっぱなしでした。

鶴見がわかりやすいくらいに言葉や態度で好意を伝えてもそれには応えず、
あくまで創作のための関係にこだわって内に閉じこもろうとする樋口は
何か過去にトラウマでもあるのかな?
樋口の抱える感情が複雑で、甘いのに苦くて、両片思いがしんどかった…。

そんな樋口の態度にいつもはマイペースで元気いっぱいな鶴見が
はぐらかされる度に不安になったり、傷ついたりするのも可哀想で。。。
図太そうに見えて意外と傷つきやすく健気で、樋口の言葉や反応を
伺うような繊細さが無性にいとおしくなっちゃいました(๑´д`๑)
主導権は鶴見側にあるように見えて、二人の進展の鍵を握っているのは
案外樋口なのかもしれません。

身体の関係スタートであっさり快楽に溺れ、次第にそれが恋心に変わり、
普通ならここで→好き→晴れて恋人同士に!となるのだろうけれど…
なんでだ、友達どころか未だただの同級宣言?(`・н・´)プク
感性や空気感が独特で…これが芸術家同士の恋というもの?

現時点でも十分すぎるくらいイチャついておりますが、
やはり恋人同士になった二人のイチャ甘も見てみたいので、
下巻では頑なな樋口の心が解れ、一刻も早く!恋が実りますように!

1

エロはいいけど全体的に分かりにくい

単話の表紙がめちゃカッコよくてずっと気になっていた作品。
てっきり『芸術の為の犠牲!共依存!メリバ!』と思っていたのですが、エロエロぬる学生生活もの?でした。読んでみたらアレ?表紙のコは何処に…ぐいぐい鶴見くんが喋る喋る。

絵のために二人が身体を触れ合い、それが止められなくて最後までしてしまう、その関係が続いて…までは鶴見のムード台無しな会話でもエロエロな肉感と構図と質感がとても良かった。すごい積極的な鶴見くん、電話して準備して待ってたのにシュンとするのがすごい可愛かった!女の子や情婦の気持ちになるのも良い!

でもその後の、遊び行こう夏休みや友達?恋人?のシーンは展開があまり良くなくて無駄に長いと思いました。
絵はとても綺麗なのに、主人公ふたりがどっちなのか分からない(鶴見くんあれだけタラコ唇なのに)とかどっちの台詞なのか、どこに着地する会話なのか話なのか分かりにくい。編集や制作に関わった人達はみんな分かってるのか…
てか体格も顔も高校生に見えん。
それと絵のテーマの作品て、大抵最初に作品描いてくれないですよねホント。

3

美術高校生同士の恋

ヒロハルヨシ先生
デビュー作だそうでちるちるで話題になっていましたのでインタビューやら
試し読みからこれは面白そう…と購入しました。
絵がなかなか美麗ですが他には
ない感じで
うん、評判どおりすごくえっちでエロスなかんじ
つかみはすっごく良いです。
裸婦を描いてる美術高校生が
抱かれる女ってどんなかんじ??
知らないもんは描けないじゃん?と
自分の絵=自分に興味を持ってやってきた
イケメン君とあれよあれよと
保健室セックス。その描写がとてもえっちです。
童貞同士なのになんだか生々しくもあり
いやいや作品のためなんだよって気持ちの様子も
面白い。
はじめから惹かれあってて
お互い好きなんですが
ここからもうはじめからずーっともだもだ高校生の
青春モラトリアムが続いてくんですよね、、
で正直読みにくかったです。
しかしこの青春具合も良いのでなんというか
このぐだぐだ含めて青春で作品のよさなのかな?と。
受け君がとにかく芸術家肌です。
お互いの運命の男オムファタールのお話で
読み応えはありですが
ちょっと癖はあるかなあ。

2

言葉の意味はいっぱいあったほうが面白い

タイトル買いです

憧憬(しょうけい)の文字に 目指すものを得るため理想とする状態に達したいと強く願う そんなものを読めるのなら…で 買いました ってたまには真面目そうなこと言ってみるw

はじめましての作家さまです

今どきの高校生の抱える執着や憧れってのをわずかばかりでも嗅ぎとれれば御の字 ってな具合で読み始めたんです だって 今どきの高校生ってのが そもそもどんなんだかよくわからない世代になっちゃってるし ←痛恨の極みッ



「邂逅(かいこう)」その絵にひかれ 思いがけない出会いをしたふたり

絵画のタイトルに邂逅をつかい その絵の作者にあってみたいと ふたりを出会わせる 
ううううんッ なぜか唸ってしまった

巧妙なトリックでもなんでもないんですけどね 突き動かすものが始まる
っていうのを 出会いの部分からしっかり魅せられた気がしたんですよ


卒業制作に絶賛迷走中の彼の目下の悩みは 自分の描きたい熱が自分では想像することも ましてや感じることもできないということ

確かに求めるモノはあるんだが その前に 鶴見くんのアヒルくちが妙に気になる

かわいいんですよ? 肉感があるって意味で
着てても脱いでても 生々しい性を感じる肉感というか……


理解できないものは描けない
そう言った彼の最高が見たい

表紙からは想像つかないくらいコミカルに進むお話に 淡々とシュールに彼らのエゴが欲情をくっつけて そのテンポをあげていく

誘い受けに流され攻め 動と静の真逆なふたり

この巻 天才肌にありがちなぶっ飛び思考を賑やかなやり取りと その高みを目指すための拙さまじるセックスで存分にみせられる訳ですが

面白いです 実に面白い なんか偉そうですよね すみません でも面白いんですよ

確かに知り得ないことを知るためとはいえセックスに至るか?ってのはあるでしょうが 思うこと感じることのすべてを言葉にして伝えあうので 好奇心ってのもありはするんだろうけど 体験を糧にするって意気込みも感じるっていう

話はまだまだ前半戦

憧憬の的が制作物へのものから互いに変わり 同時に吐き出したいキモチを吐き出せない苦しみへ

この先どうしたいのか どうなりたいのか



作品への熱量が別の熱に変わったところで 続きはウェブでッ!なみのぶったぎりw

雅章(まさふみ)に求められたことから慧(けい)の中の燻るものが揺らめきだし っていい流れだっただけに 上下巻同時発売だからいいんだけど ここは間髪いれずに一気に読みたかった(泣)

いや そんなことはどうでもいいッ
続き気になるので 愚図ってないでさくさく下巻にいきましょう

3

芸術的な

美術高校に通う樋口と鶴見。
樋口が鶴見の描いた絵に惹かれて興味をもったことからお話は始まります。

あらすじにもあるように、「作品の昇華」を目的として身体を重ねます。
目的からして芸術的。エロというか、エロスっていう感じがします。

鶴見(受・下巻表紙のメイン)は、絵に関しては天才的だけどデリカシーない系の芸術家っぽいキャラでした。
思った事を口にして、表情がコロコロ変わる賑やかな感じでした。
樋口(攻・上巻表紙のメイン)は、寡黙なイケメン。だけど自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人。

心の声や、二人の会話がなんというか詩的で。
こういう芸術系のお話って“どちらかが天才でどちらかが秀才とか普通の人で”、みたいな構図が多いと思うのですが、二人とも芸術家な人でした。
だから分かりにくさとか、難しさがあっていいという気持ちになりました。

DKものだけど、ポップで爽やかなお話ではないんです。でもDKらしい未熟さやすれ違いもあって。
お互い作品のため、だけではなく好きになっているのに上手く相手に気持ちが伝わっていなかったり不安になったり。
だけどアオハルではなく、全体的に官能的な雰囲気なのが好きでした。
きっとヒロハルヨシ先生の感性なのだろうな、素敵だな〜と思いました。

3

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