ハビービーにくちづけを

Habibi ni kuchizuke wo

ハビービーにくちづけを
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×257
  • 萌13
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
24
得点
553
評価数
136
平均
4.1 / 5
神率
41.2%
著者
熊猫 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784813032908

あらすじ

異国、運命の出会い──
世界中を旅する金髪碧眼のザック。砂漠の国の富豪・褐色肌のグレース。
出会った瞬間から、相性最悪な二人。
俺様なグレースに振りまわされるザックだが、
グレースの館で働くことになった。
夜、寝所に呼ばれたザックは、キスされ押し倒されていた──
「身の回りのお世話」って「夜伽」のこと!?
攻守バトル勃発・ロマンティック冒険物語

表題作ハビービーにくちづけを

ザック・モア,北の大陸出身の大陸ルポライター
グレース,砂漠の国の宮廷司書の家系の図書館の主

その他の収録作品

  • きんぎんすなご(描き下ろし)
  • カバー下

レビュー投稿数24

すごくロマンチックなお話しでした。

熊猫先生のアドルフ先生~にハマってしまいまして、熊猫先生の過去作を読み漁っています。


とても書き込みが細かいです!!
異世界、というかこういった作者様の作られた世界の作品は世界観が大事だと思うのですが、それがページかしこから伝わってきます!

ロマンチックな展開にピッタリな世界観に浸れて幸せな読後感でした。

0

異国情緒漂う美しいお話

民族衣装やインテリア、街の雰囲気、全てが美しく、表紙のイメージ通りでした。
重要な役目を果たす色を、白黒の漫画で表現しており、これだけでも満足ですが、全てがカラーだったらどれだけ美しいかと何度も思いました。
身体の関係になるのは早かったけれど、それは主従関係からで、気持ちが通じ合った後にグレースが見たザックの瞳は、綺麗だったのだろうなぁと思いました。
できるならば、あの大きなお風呂で、2人イチャイチャしてる所が見たかったです。

3

画面が綺麗

背景や小物・衣装の書き込みが細かくて、電子で読むと目がチカチカしてしまいました。これは絶対に紙で読むべき本です。
描きこまれた物たちは物語の設定に説得力を添えてくれます。

ただ内容に注目してみると、2人の感情がなんだかよくわからなくて展開が唐突に感じました。
急にそんな要素でてくるの?!という感じに、新しい出来事が起こるのが突然。おまけに伏線っぽく張られていたものは回収されない。

物語を最後まで読んだとき、そういえばあれはどうなったの?と疑問でした。
従者関連でお話を広げたらよかったのでは....

描きこみの素晴らしさに目を奪われてしまいますが、内容としてはすこし疑問に思う展開でした。
画面は本当に綺麗で画集のような感覚で読むことができます。

2

紙で買うべきだった...!

熊猫先生の作品はいくつか拝読しておりますが、
こちらはBLアワードで知った作品です。
記念小冊子目当てで対象作品を2冊購入する際に、まず手に取ったのがこちらです。

自分はkindle派なのですが、これは紙で欲しい一冊だな~しまった~!!というのが第一印象です。
皆様も賛美していらっしゃる通り、とにかく画面の美しさ、拘りの描き込みに圧倒されてしまいます。
背景、衣装や小物まで丁寧に描かれているので異国の趣たっぷり!
まるで自分まで旅人になって作中に足を踏み入れてしまったかの感覚になれます!

エロティックなのに、涙が出ちゃうほどピュアで...何度も噛みしめたい良作です。
あとがきで先生が「両想いになって甘ったるいザックかきたかったです」と書かれていらっしゃるので、ぜひ...続編を...!!!!と願わずに居られません。

2

星空は平等に

 熊猫先生のカジュアルなタッチで描かれる異国情緒溢れる物語。現代の物語を描かれる時と同様に良い意味でのごちゃっと感は残しつつ、ところどころにはっとさせられるような美しい情景も挟まれていて、熊猫先生の新たな可能性を見せてくれた作品でもありました。

 序盤から体の関係を持つことになるザックとグレースですが、心の距離の縮め方はゆったりと時間をかけていて、国が違う者同士であることやグレースの目の問題とも向き合うには妥当なペースだったように思います。色が見えなかった時にグレースが感じたザックの印象も、それは健常者には感じることのできない彼だけの思い出なのではないでしょうか。たくさんの本に囲まれてこれからも賑やかな日々を過ごして欲しいですね。

2

美麗というほかない

攻の穴をいじくって攻が気持ちよさをこらえてるの最高(/ω\)ぐぅ
え?そっち?
思わずツッコミをいれたものの、そっちじゃなかったです。
アリガトウゴザイマス。

異国の図書館で働きたいとやってきた攻が出会ったのは
褐色肌の美しい青年。
よもや、雇い主だったわけだが
仕事の内容は図書館だけに飽き足らず・?!
王族の閨の仕事っていうパワーワードwww
無理やり攻守逆転しちゃう展開がすこぶる好みでございました。
表紙もそうですが、終始美しいのよこの作品。
責がキラッキラの金髪って設定も相まって攻も受も風景も
キラッキラなのが印象的でした。

閨で受が発していた言葉。
お互いの勘違い。
通じてからの甘い展開がすんごく良かった。

3

緻密

異国を旅するザックと砂漠の国の富豪グレース。
性格は正反対でいがみ合うようなところから始まったふたりが
徐々に惹かれ合っていくのがすごく良かったし
気持ちのすれ違いというか受け取り違いがありながらも
最後にはきちんと素直に想いをぶつけ合うのも本当に良かった!

あとがきで先生が「見辛いくらいに描き込みしようと思って」と書かれているように
本当に細かいところまでこだわって描いたことが伝わってくる緻密さでした。
毎回その細かなこだわりを楽しみに、熊猫先生の作品を読んでいる部分があるかもしれません。
今回も期待を裏切らない完成度でさすがでした。

3

カバーから

これは紙本を手に取って欲しい。
カバーの色遣いに惹かれるし、手触りがまるで綿密に描かれた油絵のような加工がされている。カバー下にも物語のあれこれが書いてあり楽しい。
物語はとある世界の本で繋がる異文化交流。
世界を見て歩き旅のルポを描いている金髪碧眼のザック。砂漠の富豪の褐色肌のグレース。
出逢いが最悪、相性も最悪でザックはグレースに振り回される。それでも、グレースの館で働き始めるザックだが、その仕事が、、、、、。
作中に出てくる絵本も読んでみたい。
もちろん今作品も絵本もカラーで全てを見てみたくなる作品です。

7

熊猫先生の世界観

大陸ルポライターのザックと、
宮廷司書の図書館の主のグレースのお話です。

ひょんなことからグレースの図書館で働くことになるのですが
まさかの初日からグレースに掘られかけます。
掘られるなら俺が掘るとザックが掘り返し
グレース執事のティートは見守りつつ参加して3Pになりますー。
がっつり3Pじゃないのですが
まさかふんわりとだけど3Pになるとは!!!

その後お互い様々なすれ違いを経て両思いになるのですが
「ティ」の意味が一番きゅんとしました。
最初は「ティ」のことで切なかったのに…。
違ってよかったぁ!と最後になりました。
グレースはえっちになるとすごく可愛くなって
ギャップが凄かったです。

そしてやっぱり熊猫先生の世界観が圧倒的で素敵でした。
細かいところまですごくきれいで
熊猫先生の作品っていつもすごいなぁと思うのですが
今回もとてつもなくすごかったです…。

3

好きか嫌いか、だけで良いのかも

一読して受けた印象がそのままあとがきに書かれてて、作家さんへの好感度がぐっと上がった一冊。中二のときに描いたようなファンタジー、見辛いくらいの描き込みという描き手のこだわりがそのまま形になってる作品で、個性が全面に出てました。
絵は好き嫌いが分かれそう。背景の線が太く強弱があるせいで、人物が絵の中に埋まって平面的になり、最初はちょっと見辛く感じます。商業だと(特に少女漫画は)矯正されることが多い気がしますが、そのままってことは作家に好きに書かせる方針のレーベルなのかな?と思いました。見慣れてくると隅々まで凝った描き込みで、見応えがあって目が楽しいです。
ストーリーは三話からぐっと引き込まれていきました。グレースの行動や表情から、抱える問題や感情が一気に押し寄せてきて、心を掴まれてしまいます。そのままこの世界観にハマっちゃえば勝ちってタイプの作風。
というのも、没入して読むのと客観視してストーリーを追うのとでは全然印象が違います。一歩引いて見ると、二人の恋愛感情はいつどこで生まれて育ったのか分かり辛いですし、切なさを吹き飛ばす唐突な完治は自分の中で賛否両論です。
深く考えず、好きか嫌いかだけで良い作品なのかもしれません。この個性的な世界に浸っちゃえば幸せです笑。熊猫さんの他の作品も読んでみたくなりました。

8

圧倒的画力

手に取ったきっかけは極彩色が美しい表紙に惹かれて、でした。
ページを捲っても異国の街並みや民族衣装など細やかな描き込みに
目が釘付けにされっぱなしでした。
まるで異国の画集を見ているようで、終始目が愉しい1冊でした。

そんな本書の舞台となるのは砂漠の国「サンドラ」。
砂に囲まれた土地にもかかわらず賑やかで、煌びやかな美しい国を
世界を旅するルポライターのザックが訪れるところから物語は始まります。

辿り着いた異国でザックが出会ったのは褐色肌の美しい男・グレースでした。
最悪の出会いを果たすも、ひょんなことから代々宮廷司書を務める彼の家で
住み込みの司書として働くことになったザックですが、なぜか夜になると
グレースの寝所に呼ばれ、“夜伽”を命じられてしまい…。

ザックもグレースもタイプは違えど、両者共に目を見張る程のイケメンで
体格差もそうはなく、外見だけだとどちらが攻めor受けかわかりません。
なので、初回でのグレースの先攻も違和感はなかったものの、
いざ突っ込まれるという段になって我に返ったザックによって
攻守交替となります。
そこからはポジション固定となりますが、読み終えた今となっては
断然グレース受け!とあのときのザックの判断にいいね!を送りたい。

初っ端から身体を繋げてしまっている二人ですが、
恋愛模様は割と緩やかに進んでゆきます。
反発から絆されたところで誤解が生じ、嫉妬、グレースの障害の発覚、
二人でピンチを切り抜け、とストーリーの読み応えも十分でした。

一番好きだったのは二人が夜の砂漠に取り残されて、
普段は素直になれない二人が本音をぶつけ合い、
グレースが「オレが愛してるのはオマエだ!」と愛を告げる場面。
命の危険もあったせいかザックには華麗にスルーされていますが(ひどい)、
こんな男前な告白、通常時なら絶対ときめいてしまうやつ。
そして、その後の月に照らされてキラキラと輝く砂の海も綺麗で、
どちからかともなく自然と口づけ会う二人の影がとてもロマンチックでした。

後日、急にザックを意識し出して避け出してしまうグレースも可愛かったです。
想いが通じた後のエッチではいつもグレースが最中に口にしていた言葉が
実は愛の告白だったということも明かされたり、最初は俺様受けだったのに
読めば読むほど可愛さを増してゆくグレースにキュンとしてしまいました。

一応は想いが通じ合い結末を迎えた二人ですが、
結局ザックの口からは最後まで「愛してる」が聞けずじまいでした。
心の中では割とメロメロなのにぃ。
願わくば、もう少し二人の甘々している二人を見てみたかったです。

5

煌びやかな異国ストーリー

ファンタジー苦手ですが、
帯の攻守バトル勃発に惹かれて購入。
紙本のカバーの手触りが素敵です。
あんまり詳しくないのですが、
油絵のキャンバスみたいな仕様。
本にまつわるお話だからかカバーの紙質凝ってる。

図書館しててお金持ちなの?とちょっとよくわからない設定でしたが、関係性に萌えました。
初っ端の夜伽シーンで攻守交代からの従者参加での
主人の陥落が堪らなくえっちでした。
こーゆーの大好き。
この後は、ノーマルにザック×グレース。
ホントはもっと帯のあおり通りに
攻守バトルして欲しかった。
従者のティートも絡んで欲しかった。

ラスト近くで二つの重大な秘密が明かされる。
びっくりと共に、キュンとしてしまった。
あんなわがまま王子な見た目のグレース、
案外素直に色んなこと言ってくれるし、
態度もわかりやすい。

なにせお互い見た目好みすぎて見るたびに顔がいいって思いあってる。(まぁ確かにそう)
このまま、末永くお幸せにだよ。

ところでティートは、どう思ってるんだろ。
単純に主従関係で心配してただけなの?
細かいところよくわからない(私の読解力のせいかもですが)

4

作家買いです。

やっぱり最高ですね。絵は美しいし、ファンタジーX冒険Xそして恋
熊猫先生のファンなのであらすじとか全然知らなかったけど、新刊お知らせを見て即購入。



紙本は修正ゆるめ。
白短冊です。
エロシーンはちょっと少ないけど、2人の絡みとか雰囲気自体でエロさが感じられます。

5

光輝く世界を君に

今回は大陸を旅するルポライターと
宮廷司書の家系に連なる図書館の主のお話です。 

憧れの地に辿り着いた攻様が受様と恋仲になるまでと
本編後の後日談短編を収録。

この世界は7つの大陸に分かれています。
各地の王が栄華を求めて戦いを繰り返したのは遠い昔、

和平協定が締結された今では
各地で様々な文化や技術、芸術が発展を遂げた世界は
平和そのものです。

攻様は世界中の文化や風土を調査して
本を描いているルポライターです。

攻様が外の世界に魅入られたのは
眠る本に母が読んでくれた絵本がきっかけでした。
攻様は物語の主人公になったような気持で
眠りにつくのが大好きだったのです。

大人になった攻めは物語の舞台になった街を周り
衣食住はもちろん、観光スポットや名物、名産品を
広く伝えるガイド本をつくるようになったのです。

そんな攻様が今回訪れたのは、砂の大陸・サンドラです。

攻様はまずギルドを訪れて職探しをします。
その中で目を引いたのは住込みの図書館司書でした。

街を知るには町に住むのが一番とのり気な攻様でしたが
宿を探して街を歩いていて
台車を引く自転車と事故ってしまうのです!!

自転車の運転手は攻様の相棒であるラクダが
ちんたら歩いていたせいで来る我が転倒したと
攻様に詰め寄ります。

この運転手こそ今回の受様で
受様の執事は受様が速度を出し過ぎたと言い
攻様もこちらこそと謝罪するのですが

受様にお前のせいと避難された攻様の相棒は
受様に襲い掛かって怪我をさせてしまうのですよ(笑)

攻様は大量の本を積んでいた台車とともに
受様達を家まで送り届けることにするのですが
次いでとばかりに聞いた「図書館」の場所は
なんと受様の家で!?

じゃあまずその本をはこんでもらおうか
オレも他所から来た人間に興味がある
歓迎してやろう

果たして攻様の未来は明るいのか!?

電子雑誌連載をまとめての書籍化で
本に魅せられて旅する攻様と宮廷司書の家系の受様の
異国ファンタジーになります♪

猫熊先生のお話は
いつも細部まで細かく書き込まれた衣装や小物に
おぉ♡ って思わされるのですが

今回もがっり描きこまれた熱い砂の国の
世界観、衣装、食べ物、小物たち、

宮廷司書の家系という血筋で
庶民とはまた違った感覚の受様と執事の関係、

勘違いで始まった身体の関係から
惹かれあっていく攻様と受様の恋、

攻様がお気に入りだった本が鍵となって
大団円を迎える展開はドラマチック&ロマンチックで
とっても素敵な1冊でした (^-^)v

クールビューティな受様が大好物なので
2人の組み合わせもMYツボで
微妙にすれ違いながらも絡み合ってる2人にも
すっごく萌えさせて頂きした。

今回のカバー下は物語世界についての諸設定です。
ホントにある街のガイド本みたいで
裏設定をもっと知りたくなりました。

5

イケメン×イケメン♡

絵とデザインが更にかっこよくなってません?!
線が筆のような強弱がより出ていて表現力増し増し。ファンタジーの世界観にとても合っていると思いました。

先生お初のファンタジーとのことで読者の反応を心配されているようでしたが、その点は気になりませんでした。

緻密で美しい背景や服装が、設定やお話にマッチしていたし。
ストーリーもすんなり入っていけました。

私は熊猫先生が描かれる、眉とまぶたがくっつくような目元のイケメンが大好きでして。
本作はそんなイケメン×イケメンcpでほくほくでございました。

ただ、あとがきに書かれていたように、両思いになってからの甘々のザック…見たい!
この2人の甘々がもっと見たい。
続編希望でございます〜。

3

鮮やかな彩

表紙はもちろんイラストがとにかくお洒落で、熊猫先生のセンスが素晴らしい。
今作はあえて少し見辛いくらいに描き込みをしているとのことで、衣装や背景など本当に細やかに描かれていて異国の雑多な雰囲気が出てとても見応えがあります。
そして相変わらずキャラの顔が良い。
褐色美人、最高です。

大陸ルポライターのザックと宮廷司書の家系のグレース。
ザックが昔読んだ絵本に出てくる『にじいろくじら』を絡ませながらお伽噺のように紡がれていくお話し。
グレースの瞳のことなどで作中色がキーポイントとなっており、繊細な色彩描写で白と黒の世界の中に鮮やかな彩を感じさせられるようでした。

はじめのふたりのタチ攻防戦やナチュラル過ぎるティートの参戦(寄り添いスタイル)に多少戸惑いましたが、その後の熱の籠ったエッチシーンはページは少ないながらも満足感があり、グレースが最中に呟く「ティ…」というフレーズの意味にはぎゅんとしました。
電子(Renta)は修正が薄くてテンションが上がりました。作者様の絵を隅々まで見られる嬉しさ。

あとがきで先生が両想いになって甘ったるいザックを描きたかったとおっしゃっていたので、機会があれば是非とも読みたいです。

4

貴方の色が知りたい

大好きな熊猫先生のファンタジー。ファンタジー好きではないんですが、熊猫先生の美麗なキャラクターたちを前に買わないという選択肢はない。ので、作者買い

7つの大陸のうち、北から南へ旅してきた青年(旅の本を執筆している。マルコ・ポーロ的な?)が、先祖代々、膨大な本の管理を任された貴族(?)の青年と出逢う。コミカルなはじまりに、サラッとした一度目の性交渉。聞けば、従者の仕事のうちらしい

ここからどんな展開が?と思っていたら。南の青年は、色が見えない。故に、街の人々が褒めたたえる、北の青年の『金色の髪』『白桃色の肌』『青色の眼』が見えない。愛する彼を構成する美しいものたちを、十分に感じることができない

南の青年の従者が病に倒れ、二人は薬となる花を探しに行く。その途中、北の青年が幼いころからあこがれていた、『くじら』にも出逢う。無事に花を見つけ、従者の病は治る。そして…南の青年の目は、色をうつすようになった

見えないことに嫉妬し、見たい見たいと思い焦がれた。しかし、いざ見えてしまうと、その美しさを、直視することができない。キラキラ輝いていた貴方の、美しく愛しい色が、いま、この目に見える

「ティ」のくだりがとっても好きです。胸がキュンと苦しくなる場面と、幸せでジュンとする場面が繰り返されます

3

熊猫美学満載!

とにかく表紙から見開きのカラーページから
熊猫先生の美しさへのこだわりがふんだんに詰め込まれています。

まずはお洋服の美しさ
デザインもかわいいですが、カラーページの色使い、
そして生地の模様やアクセサリーまで、
これ本当にBL漫画ですか?となるような手の凝ったもので、
じっくり見ようと思ったら、途方も無く時間がかかります。
見所満載です。

そして動物のかわいさ
熊猫先生の作品には猫やら猫やらかわいい動物がでてきますが、
今作のダチョウのミウもとても愛らしいです。
デフォルメされた体に、靴を履かされてゴーグル装着している姿は
かっこいいんだかかわいいんだか、正直その両方です。
ダチョウってこんなにかわいいか・・・

砂漠の景色の美しさ
砂漠の夜景が作品の中で大切な要素になっているのですが、
暗闇に飛ぶ砂の質感と、光のまぶしさが美しいです。
モノクロでこれだけキラキラして見えるってすごいと思います。

先生の拘りと美学が凝縮された一冊です。

最後に一つ、突っ込みを。
「初のファンタジー」と仰っていますが、「愛は金なり」の天使と悪魔の世界も
れっきとしたファンタジーではないでしょうか?
ソラくん165歳とか言ってませんでしたっけ?

ストーリーとBL具合より画の美しさに軍配が上がりました。

4

君の瞳の色は?

大大大好きな熊猫先生が描かれたファンタジーBL!もう否応にも期待しかできませんね!

異国情緒溢れる色彩と、細やかな背景は本当に美しくて目の保養です。白黒で描かれているのに、何色だろ?綺麗なんだろうなぁと妄想を掻き立てられます。
そのような世界観がある中で受のグレースは色を識別することができないという設定にドキッとしました。今まで大して不自由なかったけど、愛する人に出会ったことで相手の肌の色、髪の色、瞳の色が分からないことがこんなにも苦しいとは、、、わぁぁせつないーーー!

両思いと気付いた後のあまーい展開とグレースのある変化後の2人はもう、、、むふふ_:(´ཀ`」 ∠):

今まで読んだことのないBLのジャンル、ほんとーに面白かったです!

7

行きたい 触れたい 食べたい

色彩煌びやかなカバーが素敵で見惚れます。異文化や童話、外国の図書館、花や街並みや砂漠に民族衣装と、ファンタジーというよりも異国情緒がたっぷり楽しめてワクワク出来る作品でした!
旅人の降り立った街のお話はやっぱり面白い。
気軽に旅できない今だからこそ、より楽しく感じるのかもしれません。
タイトルはアラビア語の「愛しいひと」からですかね。

白人の旅人と褐色の男と街の人。
独特の絵のタッチで、背景に花や紋様を仕込み、肌や髪と瞳の色、服色の配色を語り…
ああっ全編カラーにして欲しい!!!!
それは正しくこのお話の為にある欲望で、ちゃんと意味があった事に少し涙が出ました。
そこに感動したので、表紙の素晴らしさと合わせて神ボタンを押しました。

表紙から期待していた程、話の流れにそこまで捻りも濃さも感じませんでしたが、その分描き込みの多い紙面に浸れて良かったかなと思います。
何処かで見た組合せと感じるところもあるのですが、テーブルや床に大きな柄があったり(だからちょっと見辛さもあるのだけど)、これでもかと咲き誇る花や風や砂だったり、拘りが詰まっていて見ていて楽しい。そして個人的に心休まるのは、コピペのコマがないところ…!

話の流れに対してエロの挿入は強引だったけど、体位や男の人の骨感がとても良かった。
シーモアで購入しましたが修正かなり小さくて、作品の雰囲気が壊されなくて良かったです。リバや3Pを期待したシーンもありましたが結局無かった(笑)。

9

表紙買いしたのですが……

初買いの作者様です。
絵柄は独特です。
個人的にはごちゃごちゃしていて好みではなかったです。
表紙とは全然タッチが違います。

世界中を旅する金髪碧眼の美形攻×砂漠の富豪で宮廷司書家系の子息で褐色強引受というカプです。

お話は世界中を旅する北の大陸出身のザック(攻)は砂漠の国へと訪れる。
そこで宮廷司書の子息である褐色の肌の美男子のグレース(受)と偶然知り合う。
だが出逢った時から相性最悪な2人だったが強引なグレースに振り回されてグレースの元で働くことになり……という感じで始まります。


すみません。
以下辛口です。

異国浪漫に溢れる世界観。
旅人×宮廷子息
体の一部に秘密を抱える子息
と萌えられる要素はふんだんに盛り込まれているのですがそもそも喰い合いが地雷なので初っ端にザックが尻に指を突っ込まれるので撃沈しました。
しかも2人が惹かれ合う理由に???となり最後まで置いてけぼり。
グレースの目に爆弾があるならもっとティートとの仲を親密に描いてザックがモヤモヤする様子をみたかった…。
終盤でも結局グレースの視力が完全に戻っていってるのか1つ解決したら今度は別の問題が生じたのかもイマイチ分からないですし兎に角設定を詰め込みすぎるあまり全ての事が中途半端に終わったという感じでした。
この設定ならBLに拘らずに友情以上恋未満にしてエロは外してもう少し丁寧に心理的変化に重点を置いて欲しかったです。
絵柄も表紙の感じを期待していたのですが癖が強くごちゃごちゃとしていて読み始めから最後まで慣れることが出来ず集中出来ませんでした。
個人的にはハマりませんでした。

4

”にじいろくじら”と色づく世界の始まり

『愛は金なり』シリーズに続いて読んだ熊猫先生の作品です。

大陸ルポライター ザック モアと宮廷司書の主 グレースのお話。

――大陸歴309年
7つの大陸は和平協定が締結され、戦争に終止符が打たれました。
それにより、世界に平和が訪れて人々は自由に大陸を往来するようになりました。
世界中を旅して”旅のしおり”を作っているザック。
ある目的のために砂の大陸サンドラ…別名「太陽の国」に到着します。
立ち寄ったギルドで仕事を探していると、図書館司書の募集が目に留まり…。

美しい表紙に惹かれて手に取りましたが、中身も期待を裏切らない素敵な作品でした♡
独特なタッチと作品の世界観が見事に融合されており、カバー下も含めて、初ファンタジーに挑戦した熊猫先生が心を込めて描かれたことが伝わります。
個性豊かなキャラも魅力的で、背景や建造物、服飾品など細部にもこだわりを感じられました。
また、きちんとストーリー構成が考えられていて、最後まで予想が出来ない展開になっています。
読後は、愛と優しさで心が満たされますよ。

北の大陸からやって来たザックは世界中を旅して旅行記の執筆をしています。
今回サンドラを目的地にしたのは…昔ん読だ絵本の舞台だったから。
――それは、地図職人が見た“にじいろくじら”のお話。

一方、グレースは砂漠の大陸の富豪で代々続く宮廷司書の家系です
褐色の肌に黒い瞳の美形。
しかし、昔の事故が原因でグレースの瞳は色が見えなくなっていました。

街中で出会ったグレースに興味を持たれたザックは、図書館司書として雇われることになります。
執事のティートから「君主の身の回りの世話」も仕事と教えられたザックですが、それには「夜伽」も含まれていていました。
まさかの事態に混乱しているとグレースからキスをされ、催淫効果のある蜜を局部に…。
ここからは、本編をご覧ください。
全体を通して物語には伏線が張られていますので、ザックとグレースのセリフや表情にも注視してくださいね。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、執事のティート、屋敷の侍女たち、街に住む少女 ルキと母親が登場します。
もちろん、ザックのパートナー ミウ(駝鳥)も重要ポジですよ。

Hシーンは、エロくて妖艶です。
最初は、まさかの…と思ったら違いました。
さすが執事だけあって、ティートはいい仕事するな(笑)
おすすめは、本編最後の気持ちが通じ合ったセックスです。
2人の愛情と喜びが溢れ出て、まるで鮮やかな色彩を纏っているような錯覚を覚えました。
恥かしがるグレースがめちゃくちゃ可愛い♡
ちなみに、紙は細めの短冊です。

描き下ろしは、本編のその後のお話です。
グレースは感じていました。
夜を共にすることが減り、会話もぎこちなくなった…と。

“にじいろのくじら”がもたらした奇跡と感動。
ザックの旅の終着点は、グレースとの新しい人生の始まりだった。

タイトルのハビービーはアラビア語で「愛しい人(男性)」と言う意味です。
2人には永遠に愛し合って欲しい (〃艸〃)♡

コミカルなテンポの中に味わえる甘くて切ない大人の童話。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい素敵な作品です♡

11

絵本のようです!

絵本が物語に深く関わっているのもあるのですが、絵柄も絵本のようで良かったです!
描写がめっちゃ綺麗でした!
衣装も綺麗で、本当に旅したくなりますね!

砂漠の国のお話で、表紙は肌色多いですがストーリーはエロ特化ではなく、冒険も入っています。
その描写がまた綺麗なので、紙がオススメ。
カバー下は、旅行記事のようでカバー外したらBLかも分からないくらいです。
裏表紙も綺麗でした。

























紙本購入
修正は細め白短冊です。
ナニがとは言わないけどめっちゃ良いです。

6

絵本の中の旅人に憧れた青年のお話

さすが熊猫さんだなぁと感嘆するオシャレさ!
背景や衣装がオリエンタル&モザイク柄で
異国情緒をたっぷり堪能できましたヾ(*´∀`*)ノ

反面、単に好みの問題ですが、
個人的にはごちゃっとして見辛く感じる時も…。
(柄の書き込みがすごい。敢えて狙ったようです)

また、初めてのファンタジー作とのことで、
何が起こってるか分かりづらいシーンも若干感じました。

マイナスなことも書きましたがストーリーは、
ケンカップル・勘違い・身代わりと萌えワードが続々( ´艸`)♪楽しーい!!

あとですね。
紙本は修正が神ってるので…。
昨今アレな時代にビビるほど神ってるので…。
修正を重視したいよって方は要チェックです←
(※電子は不明。エロメインの話ではないので多くない)


さてさて。

昔読んだ絵本の旅人に憧れた青年のお話です。
絵本のような国で、絵本のような体験をする。
その中で運命の出会いがあってBがLしていく展開となっています。

攻め:ザックは金髪碧眼のルポライター。
絵本で読んだ国に憧れ旅をしています。
本が大ッ好きで、滞在中は図書館で働こうとしていました。

受け:グレースは褐色のいわゆる上級国民。
宮廷司書をしている家系で、図書館の仕事もグレースの管轄です。

街中でちょっぴり衝突事故を起こした2人。
出会い頭で大喧嘩となるんですが、
 ○図書館で働きたいザック
 ○異国に興味があるグレース
と利害(?)が一致して住み込みで働くことになるんですね。

あくまで図書館員として…のつもりだったんですが、
グレースの側近・ティートは新しい侍従見習いとして仕事を教え始めるのです。
侍従の仕事の中にはグレースの性欲処理も含まれてーーー。

そうとは知らず、グレースに尻に指突っ込まれたザック。
(※攻めがすこしだけ喘がされるので苦手な方注意)

このままじゃヤられるとブチキレて、
「テメーに掘られるぐらいならオレが掘る」とマウント返しするんですよー!
ティートも加わって2人がかりでグレースを攻める攻めるッ!( ´艸`) ♡萌♡

初めて掘られたグレースをグッズグズにするほど
マウントを譲らず煽って攻めるザックに萌えました…!

ティートがナチュラルに加わるので「?」ってなるけど
この国では侍従が主の相手をするのは習慣だそうな。
(文化がちがうと倫理観も違うよなぁ…としみじみ)

で。説明を聞いてもイマイチ理解出来ないザックは少しずつ誤解していくんですね。

グレースとティートはただの主従じゃないのでは?と。
本当はティートのことが好きでオレは身代わりなんじゃないの?と。

はぁ~~~~~(∩´///`∩)
身代わりの誤解ですれ違いッッッ!!!!
大好物です!!!萌えたーーーーーー!!!!

思い違いは終盤まで続くのでずっと萌えてた///
如何せんどっちも素直じゃないし、自分語りしないし。
誤解を解くキッカケが動かないんですよねぇ。ふふふ。

なんやかんやでようやく誤解がとけたあとのグレースの可愛さは良きでした!
序盤は俺様なのにどんどん可愛くなる~~~ぴゃ~~~!

個人的な嗜好ではこの先がもう少し見たい!
ってところで終わっちゃいました…(T^T)
誤解が続くからラブラブあまあま成分が少ない…。

ザックは甘ったるい男な気がするんだよねぇぇぇ
その甘ったるさをグレースに注ぐとこがないんだよぉぉぉ
(ちなみにアニメイト特典でちょこっと見られましたv)

ちょっと甘さが足りないところは萌え評価寄りかな…。
でも表紙の美しさや絵本を題材にした展開は好みだったので萌え×2評価です。

10

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