我が恋はしのぶれど 下

wagakoi ha shinoburedo

我が恋はしのぶれど 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神62
  • 萌×212
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
365
評価数
77
平均
4.8 / 5
神率
80.5%
著者
五月女えむ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801979833

あらすじ

護られてばかりじゃなくて、俺も貴方を幸せにしたいんだよ──。

想いが通じ合った龍の青年・黒風と狐の良夜。
神として守っていた滝を失い、傷ついた黒風は良夜と過ごす満たされた時間で徐々に癒され、本来の力を取り戻していく。
水の流れが変わってしまい、滝はもう元には戻らないけれど、いつも助けられている自分が今度は黒風のために何かしたい!
良夜が思いついた方法とは──?
一方、黒風の力が戻りつつあることを察知した鬼の兄弟・幽厳と紅丸は再戦の時を密かに窺っていた──…。


愛しさと優しさ溢れる和風ファンタジーBL堂々完結!!


収録作品
・我が恋はしのぶれど 第六話~第九話
・吾心を食む紅
・袖振り合うも他生の縁(描き下ろし)

表題作我が恋はしのぶれど 下

黒風(滝の神),宿屋の住込み
良夜(化け狐),宿屋居候

同時収録作品吾心を食む紅

幽玄(兄),鬼の大将
紅丸(弟),鬼の若頭

その他の収録作品

  • 袖振り合うも他生の縁(描き下ろし)

レビュー投稿数9

最高オブ最高!!

作家さん買いなのですが、想像以上に素晴らしい作品でした。まず、キャラがいい!
黒風は優しくてかっこよくて少し照れ屋で、まさに理想的な攻め。
そして、良夜は可愛くて健気で、食いしん坊で茶目っ気もある理想の受け。
二人とも人間の姿だけでなく、龍の姿も狐の姿も魅力的。
狐は、本当に表情豊かで愛らしい。

でも、どんなに攻受が良くても、それだけではBLは面白くならない!
作品の良し悪しに影響するのも、読者を惹きつけるのも、実は脇役だと思うんです。これ真理!

この作品はストーリーも構成も素晴らしいのですが、何より脇役の鬼兄弟の関係が激萌え案件なんです!
まー、美しい。そして強い。
さらに、その不毛な関係がえも言われぬ萌えを生んでいるのです。
短編の「吾心を食む紅」は、秀作!
この二人で続編が作れると思う。
美しき鬼たちによる美味なる執着、ぜひ楽しんでいただきたい。

最後に本作の構成ですが、これがまた素晴らしい。
ラストの描き下ろしにより上巻の伏線を回収するのですが、ここで涙腺崩壊しました。
こちらも秀作!
上下巻合わせて完璧に仕上げていて、お見事としか言いようがないです。

作画のディテールも文句なし。
女将さんと貴穂さん、カワウソたちも最高でした!
今年読んだ本の中では一番好きです。(レビューしていませんが、新刊はほとんど読んでます)
面白かったーー!!


13

どっちが好きか聞かれたら偏愛と答える

ケモミミどうのと ごしゃってごめんなさい
ビックリするくらいお話がよくて 耳も尻尾も忘れてたわ

上巻でちょっかいをかけてきた鬼の兄弟
兄が弟の仇とったところでアッサリ身をひいちゃったのがね 武闘派なあたくしとしては チッ ってなったんですが


100年一緒を無邪気に喜ぶ良夜に自分の欲を抑える黒風

えぇ タイトル通り しのぶれど です

やっと良夜が何かを意識しはじめたところだったのよ カワウソたちが現れたのが

黒風が滝の神だと知り 一緒に待つ100年より黒風の幸せを考える良夜

早々に大告白大会がはじまっちゃって はやッ!ってなったんだけど
ほんと魅せ方がよくって あぁこのタイミングでそこに気づいちゃったんだ って穏やかに見守ってしまった


細かい内容を書くのは止めておきます
内容知ってから読むんじゃもったいないって まぢで

酸いも甘いも 辛いもしょっぱいも苦いも ほんっとにいい塩梅に入ってて
それでいて 甘すぎず 辛すぎず しょっぱすぎず
そこに 慕うこと 思うこと 尽くすこと 労ること いろんな形の 愛や情 がこれでもかって盛り込まれて

ハァ なんか今さらだけど 何で気になったときにすぐ読んでこなかったんだろ?


上巻の布石を辿りながら足りなかった部分をつけ足し 夢にまで は見ていないけど約束まで果たす

いやもうあっぱれッ!

出だしのお話からぜんッぜんブレないし なんなら高度成長期か?ってくらいお話に深みと広がりが出てきて
お話自体はあっさりだったかなとか 激闘部分物足りないなとか  良夜が女にしか見えんなとか 滝のその後とか
気になることはあったとしても そんなことどうでもよくなるくらい

上巻の騒動から偏愛と兼愛に繋いだ魅せ方は絶品だわ 
描き下ろしなんて ほんと鳥肌立つほどよかったし


いやちょっとまって 頭抱えるレベルで面白かったんですけど えぇぇどうする?

そっか これで終わりなのか

すんごい綺麗な終わり方だし すんごい上手くまとまってるからこれ以上を求めちゃいけないんだろうけど 続きがあるなら是非読みたい

なんだかな ひれ伏しながら地団駄踏むみたいな1冊がまた増えちゃったよ
あれかな この悶えこそがお線香のバチなのかな?

6

鬼ー!!

こちらは下巻のみの感想です。

鬼兄弟スピンオフめっちゃ良かったです!
もちろんメイン二人のストーリーもとっても良くて、特に描き下ろしなんてもう泣かせにきてますよね、泣きますよ。ストーリー凄く良かったです!
カワウソ達は癒やしでした。可愛いです。


が、性癖でいえば鬼兄弟のスピンオフが1話のみなのですが、刺さりすぎました…鬼兄弟の続編欲しいです。
あの共依存はヤバいです。好き過ぎます…!
アニメイトリーフレットの紅丸ドS見解は分かる…!めちゃくちゃ良いです!
この二人の最期まで読みたいです。






紙本購入
修正は白斜線沢山です。

5

切なさと心温まる優しさが絶妙

五月女えむ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。

想いが通じ合った龍の青年の黒風と狐の良夜。黒風の力が戻る様にと密かに龍の絵を練習する良夜。それが功を奏したのか、黒風は本来の力を取り戻しつつあった。しかしそれには鬼の紅丸が画策していた。
個人的、各項目5段階で
妖・獣 4
優しさ 3
切なさ 2
エロ 2
な感じだと思います。

上巻で惹かれ合いながらも想いがすれ違っていた黒風と良夜だったが、そのまますれ違いが続くのかと思いきや、個人的には意外と早く想いが通じ合ってくれたので良かったです。最後までの絡みは序盤ではまだ描かれなかったが、イチャイチャした甘い絡みが可愛くもエロいです。

黒風と良夜の切なさはこれで解決ですが、次にカワウソ達の健気さが辛かった。カワウソ達が集まるだけで可愛いのに、その姿で滝を元に戻そうとして、黒風に告げられた時のカワウソ達には涙が溢れました。そしてみんなの優しさに胸を打たれます。

優しい出来事だけではなく、上巻で良い味を出していた鬼の兄弟、幽厳と紅丸がまた危険な暗躍をしていて、敵や悪役っぽくもやはり個人的には嫌いにはなれないです。むしろ好きです。想い合った関係が歪っぽいが人間ではないからこその思想と言動なので、ちゃんと純愛なんだと思うと堪らないです。
黒風との勝負の時に、約束を守り自分の命なんて二の次な結末が好きです。

描き下ろしも良かった。言わずもがな感動して泣きました。上下巻合わせて切なさと不穏な妖しさ、そして心温まる様々な想いと優しさに癒されて感動して心が満たされます。是非とも読んでほしいです。

5

BL欲張りフルコースで大満足な一冊!

可愛くて甘くてキュンとして、兄弟の激重執着愛に心臓鷲掴まれる!BL欲張りフルコースな一冊でした……!

良夜のモフモフ狐姿や小さくて健気なカワウソ達など妖怪達が可愛く、ほのぼの日常風景にとても癒されます。

また、想いが通じ合った黒風と良夜のイチャイチャを思う存分堪能できて、めちゃくちゃ心が満たれる〜…
黒風の溺愛っぷりと、黒風の為に良夜なりに尽くす様子が健気で可愛く、思いやり溢れる2人のやり取りにほっこり

メイン2人は勿論のこと、脇を固めるサブキャラ達もとっても魅力的!
猫又の女将と人間の旦那様のお話にジーンときて、懸命に黒風の滝を修繕するカワウソ達のエピソードにホロリ…
描き下ろしの伏線回収に思わず涙腺が緩みました。

そして、何といっても鬼兄弟は外せない。
本編でも共依存的な2人にドキドキさせられて、「これはもう、スピンオフ確定だな!スピンオフ絶対買おう!」と思っていたら……鬼兄弟スピンオフ、下巻に収録されている…だ…と……!!!?

兄に心酔し、兄を喜ばせる為なら何でもする従順すぎる弟・紅丸と、そんな紅丸を愛してやまない戦狂の兄・幽厳.
兄を喜ばせたい余り、土人形でカイブツを量産する紅丸の純粋さに狂気を感じてゾクゾクします。

鬼の幽厳と半分人間の血が混ざる紅丸。
——兄上を体の内側から独り占めしたい
自分の血だけを飲むよう懇願する、幼い紅丸の純粋すぎる独占欲が激重感情すぎて執着愛好きの性癖をゴリッゴリに抉られまし…た……

文字通り「食べたい程、愛してる」兄上と、「体の内側から独占したい」弟。完全鬼と半分人間の寿命の違いで仄暗い終わり方なのがまた、唆られますね…
妄想を掻き立てられる妖艶な2人にもう夢中です……!!!

読後の満足感、半端ない。良質なBLをご馳走様でした◎

▶︎Renta!/白ペンぐしゃぐしゃ修正

2

読後の心が清らかなになる素敵な素敵な作品(ღ˘͈︶˘͈ღ)とてもおススメです

何てレビューで残したらこの作品の良さを余す事無く伝えられるのだろう…?
きっとそんな芸当は私には出来ない(ノД`)シクシク
私が唯一確実に出来る事は【この作品を読んで欲しい‼】とここで叫ぶ事

上巻でも書きましたがド級でど真ん中のファンタジーです
私はそんなにファンタジー耐性ないのですが、それでも素敵だな♡って思える作品にも出会えております
そんな私の多くはないファンタジー作品の中でもこの「我が恋はしのぶれど」の世界観、そしてお話しは群を抜いて『気持ちが清らかになる』素敵な作品です

下巻はBLらしい閨の描写もあるのですがエロさよりも尊さや愛らしさが溢れていて、絡みと言うよりも睦み合いを愛でる面持ちです

その心情に至るだけの黒風と良夜の心の重なり合いは心が穏やかにも切なくもなりながら見守っていられた丁寧な過程が素晴らしかったです

そして最後の描き下ろし「袖振り合うも他生の縁」へのお話しの運び方と結びが素晴らし過ぎました!

そして触れずにはおけぬ鬼の義兄弟の黒風と良夜とは対をなすかのようなリビドー…!その情念の深さに目が眩みます
また、彼等の母を通したそれぞれの父親への情動を知る事で鬼の本質を知りこの欲深さを潜めている兄弟の愛にゾクっとしながらも刹那を想わずにいられなかったです

この上下巻は本当に凄かった…!
ストーリー軸がとても深く、そして面白かったです

五月女先生の画で描かれていたからこそ!というのが多分にある、先生の作品だからこそ得られた清らかさだと感じる作品でした

カワウソが可愛すぎて可愛すぎて泣けてきました。゚(゚´Д`゚)゚。


私の様に普段どっぷりのファンタジーはチョット…と思っている方にも読んで欲しい!!
とてもとてもおススメです(ღ˘͈︶˘͈ღ)

2

上下巻もの

黒風が、龍神として鬼神に立ち向かうところは勇ましく、その癒しとして狐の良夜に触れている様はとても美しいです。
黒風と良夜のえちシーンがあんまりなかったのは残念ですが、幽厳と紅丸のえちシーンは目を見張るものがあった。
エロさというよりは艶かしい感じです。
寵愛のような食事のような、鬼神と人間は違うのだなあとヒシと感じました。
鬼神の二人が闇だとすれば、龍神と狐は光のようなイメージとしてとらえました。
愛し合うやさしいえちと、強さを求め獰猛なえちの二種類が堪能できる。

1

鬼が主役になっていた

龍×狐は最高に読みたい組み合わせだと思い手に取ったのですが、脇役の解像度が高すぎました。
上巻の兄弟でのシーンは、あまりにインパクトが強くて、そこに全てが持っていかれてしまいます。
完全に主役の2人を喰ってかかっている......

もちろんちゃんと龍×狐の要素もあったのですが、あまりに脇の主張が強すぎて霞んでしまいました。

個人的にすきなエピソードは、受けが狐姿のまま、攻めの布団に潜り込むシーン。
夢を見始めると人間の姿になって、攻めを悶々と悩ますところが可愛くてお気に入りです。

もふもふの受けは可愛くて、それに絆されてご飯を作る攻めの構図も、楽しく読ませてもらいました。

1

鬼がメインの物語に期待

前回の「ひとまず百年 一緒に待ってやるよ」ってセリフ、
あそこから始まる百年越しの切なすぎる片思いを期待してたんですけど―

…あれ?

冒頭10ページぐらいで想いが通じ合った。

アッサリ恋仲になってんじゃねぇよw

それで二人が恋人になったとたん、私の興味がガクンと落ちちゃって。
んん~ なんだろうなぁ。いい話なんだけど…
もっと深く苦しんで欲しかった (^^;)

「萌2」評価の理由は鬼ブラザーズです。
個人的にあっちのストーリーとキャラの方が面白かった。
二人のダークな一冊が読みたいです!

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う