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忠実な異人の助手×闇を恐れる年上技師
meiji juzoku tungsten
最近こちらの番外編、
「明治従属タングステンー或る手紙ー」が出版されたので読み返しました。
印象的なというかなんやこれというかまず、「明治従属タングステン」というタイトルがなんともいえません。
タイトル見て、
あー明治時代のお話なんだなと判り従属と続けば身分差、主従ものなんだなと判っちゃいますよね、この界隈のかたなら!
で、タングステンとくると、
うーん理科で習ったよね?電球の真ん中にあるフィラメントの材料だったような??
ハテナマークから興味がわいてきます。
BL界で発電所の技師の主従ものって後にも先にもきっとこれくらいではないでしょうか。
たつもとみお先生のTLは読んだことないですが、スーツリーマンじゃないちょっとはずしたお仕事もののBL、力作揃いで好きです♡
まだ新人技師の佐伯が天涯孤独の英国人少年エドワードに出会ったのが25歳と15歳の時。
少年なんですが!髪伸び放題口ひげ顎ひげ伸び放題、、、
体躯がデカくてガッチリしてるのは分かるけどいくら白人だからって15でそこまでヒゲ生えないでしょ(小声)
でも胸毛はないんだよヘン、、、
とわたし個人の疑問点はありますが、皆んな大好き、年上佐伯に執着するエドがたっぷり見られてシアワセです。
佐伯は壮絶な過去があり、初めて優しくされた年上の師兼パトロン中原にずっと思いを寄せています。
この後どうなっていくのか大抵の読者には分かる展開なのですが、なんといっても明治末期の発電事業が絡んできて新鮮味がありました。
中原も上巻ではいくら佐伯の大恩人とはいえそれ程暖かな人間らしい人柄は感じられず、得体のしれないふうです。
良い印象はなかったのですが、下巻や新しい番外編ではなるほどねーと思える愛情や弱さが垣間見えてきて好きになりました。
3冊まとめて読むのがベストですね!(ニッコリ)
たつもとみお先生の絵は攻めも受けもどちらも美しいんです!こちらの作品は特に明治時代ものという事で、三つ揃いの背広を昼間はキチンと着こなして、しかし夜は浴衣姿などが色っぽいです。
話は主従関係の二人が、発電所の建設に奔走するのですが、仕事の話もキチンとストーリーとして楽しめます。
発電所の技術者であるリョウジは暗闇が怖いという設定で、その従者であるエドは外国人らしいけど、記憶喪失で自分の出自が分からない。そして、かなり目が弱くメガネ無しでは、ぼんやりとしか見えていません。
リョウジが暗闇が怖いというのはある出来事がトラウマになっていて、、この時代もあるので仕方の無いことですが、かなり酷い仕打ちを受けていました。しかし、新月の夜、月の光が無い暗闇でそんな二人が抱き合うシーンは、お互いに心に抱いていた暗闇や、見えない事に対する恐怖心を手を取り合う事で克服しようとしているみたいで、二人の絆が深まるのを感じました。リョウジもエドもとにかくお顔が美しいです。
しかし、一巻のラストでは、まだリョウジの心は他の人に、、この二人の過去に何があったのか?知りたいし、仕事の行く末も気になりました。
や、とっても好きな雰囲気の作品でした…!
明治末期の時代もの×主従関係。期待要素しかないやつ……どうして今まで読んでいなかったのか;
新刊が出たということでシリーズ買いしたこちらの作品。
下巻・新刊はまだ読んでいない時点での上巻のレビューです。
まず、たつもと先生の美麗絵が眩しい!・:*+.
そして寄る辺ない身を拾われ、仕事で尽くし一定の信頼もされ、体も繋げることができたのに心はまだ手に入れられていないという切なさ…
でもただ切ないだけではなく、いつか必ず主人の心を手に入れてみせる!とひっそりと心に誓うエドの精神的な強さが見え、心打たれました。頑張れ…!と応援したくなる攻め。
しがらみから逃れられていない様子の受け様・亮二の心を、どのようにして手に入れていくのか。下巻に期待です✨
BL沼にハマる入り口になった作品です。
子供の頃に姉の影響で少年漫画のアンソロを読んだことがありましたが、それ以来えっちなBLには触れておらず、がっつり最中の描写もある「BL」というジャンルの漫画を読んだことがなく…恐る恐る入り口を開いたのを覚えています。
この作品は、たまたまおすすめに出てきて、「表紙がなんだかいいな」と、そんな小さな好奇心が読むきっかけになりました。
ストーリー性があって、行為に至る流れも自然で、今思えば、初心者だった私にとって優しく入りやすい作品だったなと思います。
男性同士のえっちな行為がどんなふうに行われるのか具体的なことをほとんど知らなかったので、心の中できゃーきゃーと悶えながら読み進めたのを今でも覚えています。
そんな初心な時期があったなと、なんだか懐かしく思います。笑
ふたりの関係性も素敵なので、初心者じゃない方にも是非読んでほしい作品です。
4月に新作が出るようなので、続編が楽しみです。
時代もの・主従・年の差・お仕事もの…本来なら萌えも読み応えもたっぷりな要素盛り沢山なんですが、なんかあっさりしてて物足りなかった。
エドが亮二に惹かれるのはわかるけど、エチ展開への発展が唐突すぎて、もっと心情を丁寧に描いてほしかった。
絵が美しく、地方への電力普及というお仕事ものとしての面白さもそれなりにあるんですが、肝心のLOVEの心理描写が雑だなーと感じてしまいました。
それと終始エドの年齢設定が違和感というか…見た目も17、8歳には見えないし、物言いも大人びすぎていて。5歳くらいの年の差に留めておいた方が違和感なく読めたかな。
下巻で巻き返してくれることを期待したいです。
過去編の連載が始まってますよね〜!
本編では断片的に語られていた過去の話をなんとなくで想像していたわけですが、その場で語られる話はそうなるしかなかったよね、と思うばかりでとても切ないです。
上下、過去編と通してのレビューになってしまうかもしれませんがお許しを…
みお先生の描く表情はほんと繊細で、特に今回のような時代ものでイメージする、どこか耐えて押し殺しながら生きている人物像にぴったりだなぁと終始、うっとりしながら読んでました。
亮二さんの過去、エドの過去、不運ともいえる過去を抱えて、でも強かに生きる2人。
エドの素性もこれから語られたりするんでしょうか、もぅそうなるとミステリーに人間ドラマに、ボリュームがすごいんですけど!
めちゃめちゃ期待しちゃいます!!
そして今回も読めば読むほど、キャラが好きになる感じで
ほんとみお先生の作品は堪らないです。
今回は、特にエドが…!年下ワンコ攻めにこんなにときめいたの初めてです❤︎
美しい顔立ちに逞しい身体と、賢く動ける行動力と冷めた頭脳の持ち主。一言でいうとスパダリなんだけど、どこか品があるのがまたグッときます!
亮二さんは…もしかしたら、置かれた環境から男性しかいけなくなったんですかね…正に薄幸美人なんだけど、日本の美男子を絵に描いたような佇まいと知性が魅力を増すというか…!
そして2人の間に垣間見える劣情!!
何層にもなっていて味わい深い、先生の時代BL。これからもめちゃめちゃ楽しみです!!
仕事に向かった先で出会った男は
髪も髭も無法に伸びた薄汚れた姿をしていた
言葉も話せない知恵遅れと言われる男のそれは
今では見る影もなく
主従という関係になった二人の関係
距離感、変化。空気感がすごく良い。
受の過去。
囲われていた時代、妻を持つ男との情交と依存
現在の主従としての関係性
このあとどう展開しまとまるのかが
すごく楽しみ。
正直、あの髭のオッサンが気持ち悪いので
縁切りしてほしいが、どうなるか
視力の悪い設定に関しては
それによってな設定がうまく練り込まれてて面白い
面白いんだけど
あんなペラいレンズでその視力補填できんだろ
そうとう酷い近視じゃないとあーはならんし
そうとう酷い近視だとあんなペラい眼鏡じゃ。。、
て思わず現実に引き戻されてしまった
超近視民のワタクシでした
下巻読んだらもすこし評価あがるかなと思いつつ
エドの発育が良すぎな件。
二人が出会ったときの年齢、現在、うーん。
まあそこは置いといて。
おそらく下巻で明らかになることも多いのでしょう。とくにエドのこととか二人のこの先とか。
佐伯がな…、ありきたりな…。
二人とも雛鳥効果なの?佐伯はエロジジイに、エドは佐伯に。
エドが聡明で、なのに押しは強い。あんなに堂々と机の上にあんなものを!
しっかり佐伯を捕まえておくんだよ!
発売された頃は連日レビューが上がってた記憶があるんですが。
絵はとてもキレイですね。内容はあっさりかな。
表紙の美しさと、明治時代というのに惹かれて読んでみました。
言葉を解さずぼんやりとしていることから邪険にされていた男を、地頭がよいと見抜き、自分の手元に置いて育てるというところから、二人の関係をとても丁寧に描いた上巻でした。
佐伯に拾われたエドワードは、外国人で日本語が分からず、視力も悪いというのが理由で、少しずつ言葉も覚え知識も増え、作ってもらった眼鏡でいろいろ見えるようになり、恩義を感じる理由もよくわかります。
地方に発電所をつくり、電灯の灯る町作りを進めるというテーマと、技師である佐伯をそばに控えて支えるエドワード、これだけでも充分楽しめる要素なのに、佐伯の暗所恐怖症やら昔の恋人(と言っていいのか)の出現やら、次巻へと期待が高まります。
それにしてもとても絵が綺麗です。美しいのは表紙だけではありません。
たつもとみお先生の作品には、ちらり社会派風味だと常々思っているのだが、
本作もそんな匂いを感じられる設定だ。
明治頃、電力発電の走りとなった当時。何か「暗闇」にトラウマを持った技師・亮二は、
地方の田舎にも安心して電気の明かりが灯される様にと、仕事に邁進している。
数年前、そんな電力工事に雇った人夫の中に、エドワードは居た。彼は、言葉が分からないのと視力が悪いせいで、周りの人夫たちから「知恵遅れ」だと言われていたが、亮二は彼が異国人のせいで、言葉を話せないのだという事を知る。
エドワードが賢く勤勉なのと、どうやら親とはぐれ、行き場のない事を知った亮二はそのままエドワードを自分の側近として側に置く事にした。
勤勉で良く気が利き、亮二に尽くすエドワードは、もちろん亮二に魅かれている。
一生側に居たいと切なく想っている。
そんな気持ちは、雛が最初に見たものに執着しているのと同じ事だと軽くあしらおうとした亮二だが、その細い身体はエドワードに押し倒され…。案の定ヤラレてしまうんである。
いやもうね、亮二、誘ってる様にしか見えないもんね。
書生だった頃、抱かれていた中原だってまだ執着してるしね。
当時から不倫だった恋に苦しんでいたのだから、何かもう未亡人感も漂ってるし。
大人しくエドワードに褌着せて貰うとこなんて。もー‼︎ エッチ過ぎる‼︎
もちろん最初は辛そうにしている亮二なんだけど、エドワードも春画で勉強していたから。
一応本作で身体を繋ぐ所までは行く。
ただ、無理な施工を強いる中原との間に一悶着ありそうだし。
工事自体はエドワードの機転で何とかなりそうだけど。
亮二のトラウマの克服と。エドワードとの恋と。明治社会の電力開発の発展と。
盛り沢山な内容を乗せて。次巻へと続く。
エドワードの視力は弱いだけだと思ってたんだけど。どんどん落ちて行っている、というのが不穏。視力を失くしても生活出来る準備を始めているエドワードが切ない。
亮二が闇を克服すると共に、エドワードが闇の中に生きる、というアイロニカルエンドになって欲しくないなぁ、と個人的には願っている。
下巻も含め、まずはこの美しい表紙に目が奪われます…亮二さん、エドのキリッとした表情や透明感、溢れ出す色気…最高です!!
亮二さんに心身ともに救われたエドの心が、縋るような気持ちから憧れ、そして恋へと気持ちが変化し、亮二さんに対して徐々に大胆な行動になっていくのにすごくドキドキしました。亮二さんも普段はとても凛々しく、仕事ができて優秀な技師ですが、エドにだけ見せる過去のトラウマや弱さ、子供っぽさ、そんなギャップにすごく萌えました♡
たつもとみお先生の作品は初めて読みます。
ちるちるでの評判が良さそうだったので読んでみましたが、思いの外あっさり?
下巻はこれからですが、亮二の人生の背景がなく唐突に始まるので特に彼に思いを寄せられないまま半分ほど進みます。
それ以上に背景が分からず唐突なのがエドワードの存在。下巻で目が不自由な伏線など綺麗に片付くのかな?
亮二の師である中原登場でやや話が動きますが、それにしても亮二の性格などイマイチエピソードに欠ける…そもそもページ数が多くないからなぁ。
明治の時代背景も興味を惹かれるほど豊富に描かれているかというとやや物足りない印象。ちょっと期待しすぎたかも。
シーモア カバー下有
限定おまけ漫画1枚「女性を愛する事はできませんから」
時代は明治、発電事業を進めながらのBLです。昔特有の嫌な部分はさらっと流されてるので読みやすいです。正体不明の青い瞳のエドと、エドを拾って住まわせる技師のカプ。
メイン二人の関係性は、作中でも言及されてましたが、まさに雛鳥が初めて見たモノを親と思うような感じ。エドが亮二に執着するのは必然に思えます。でもそれがすごく良くて…きゅんが詰まってるんです!
亮二の方は他に思い人がいます。発電事業の大元となる中原という男で、その妻に過去に酷い目に遭わされてるのに健気に期待に応えようとしてます。エドもそれに気付いてて、嫉妬バリバリの三角関係が出来上がってるのに萌えます。
キーアイテムは眼鏡で、ストーリー上たぶん上手く使われてるんですが、偶然持ってた眼鏡で解決なので、深刻な病気とかでなくただの近視っぽくエピソードとしてはハマれませんでした。一酸化炭素と近視は関係ないし、原因が描かれてないのでそこに意味を持たせてるのか分からず…。
上巻はメイン二人が体だけつなげたところまで。あまり喘いだりしなくて、しっとり官能的な雰囲気が漂ってて良かったです。
思うところはありつつも、雰囲気やキャラの魅力を神レベルに好きだと感じた作品。この時点ではまだエドの片思い状態で、続きがとても気になります!
作家買い、さらにジャケ買いです。
たつもと先生の清潔感があって綺麗な作風が明治の主従ロマン(?)にドンピシャです。さらに、着物イケメンも洋装イケメンもふんどしイケメンも楽しめるという、3拍子揃った作品でした。
受は計画技師の佐伯(いかにもエロい…)、攻はその佐伯に拾われた元・浮浪児で助手のエドワードです。攻は受に恩があるという関係性なのですが、美人でエロくて優しいお兄さんなので、恩人の壁をぶち壊して欲情してしまいますよね。(←もっと上品に描かれています。)そんな主従の前に、なんとなーく佐伯との関係を匂わせるイケオジが現れて、佐伯の様子がおかしくなる→つられてエドワードの悶々とした気持ちが決壊する、、流れの上巻でした。
もう、受が抱かれ慣れてるので、わだかまりなくスケベをしてしまうのが清々しいです。事後の爽やかさもいいです。佐伯とエドワードの欲求に対するシンプルな処し方が佳き!と思いました。受のほうが年上、経験多いので ”抱かせてやるから、好きにしろ” 的な雰囲気も最高。
さらに、BoysのLoveだけではなく、発電所黎明期のエピソードとしても興味深く読めました。下巻ではさらに2人の出自、深いところまで明らかになるのですが、この上下巻の構成、本当に過不足なくまとまってて読みやすいです。
出来心で拾った男がスパダリに成長し自分を口説いてきた。でもそれは雛鳥の執着だろう?――な上巻。
明治末期、電気技師の亮二は電気開発のために訪れた町で、その日暮らしの肉体労働をする身汚い男に出会う。
言葉をろくに理解せず、皆から知恵遅れと呼ばれるその男のことをなぜか放っておけず、宿場に連れ帰った亮二。
よくよく観察してみると彼の正体は知恵遅れではなく、視力が悪いために動きが鈍くなり、母国語が異なるために話を理解できなかっただけの若き異国人エドワードだった。
その後、亮二の教育を受け成長したエドワードは亮二の寝食の世話から仕事の手伝いまであらゆることを難なくこなす優秀な従者になっていた。
しかしどれほど亮二の役に立てども、亮二の心にはある男が住み着いているようで……。
関係を近づけたいエドワードはある日とうとう亮二を組み敷いてしまい――?
ラブストーリーの構成自体は、主従の壁を超えていけ!な王道展開なのですが、いかんせん
演出がとても良い。
特に五感を生かした設定とストーリー運びがとってもお上手でびっくりしました。
とりわけ「視覚」は完全に話のキーポイントになっていますね。
エドワードの低視力問題、亮二の暗闇問題。
はっきり見えたり、ぼんやりしか見えなかったり、暗くなったり、明るくなったり。
その度に心理的にも物理的にも近づいたり離れたり。
エッチシーンもよくよく見ると、さりげなく眼鏡が脇に置かれていたり、ふっとランプが消たりと芸が細かい。
おかげで二人の間では音、匂い、味、肌触りと視覚以外の全ての感覚が研ぎ澄まされている様子がしっかりと伝わってきます。
この演出がね、非常に艶っぽくて素敵なんですよ。
コテコテドエロでもなく、あっさり印象薄にもならず、作品の雰囲気にとても良く合っています。
他にも中盤、亮二がかつての思い人中原さんにお口を弄られるシーンも、ネクタイひとつ緩めずにこんな艶めかしさ出せるんだ!!ってなくらいドキドキなワンシーンでお見事でした。
なおかつヒューマンストーリーとしての読み心地も良好。
明治の電気開発事業を軸に、主人公たちの洞察力、処世術、向上心、熱意、葛藤などが自然に盛り込まれ、純粋に上品でカッコいい。
しかし説明過多になりすぎることもなく、本筋のラブの邪魔になることもなく、ファンタジー感、ご都合主義感も多少ありで、結果としてBLとして最適なバランスに仕上がっています。
望むまま与えよう。
雛への褒美として。
いつか巣立つ日まで。
エドワードの熱い思いを受け入れながらも、どこか俯瞰している亮二。
二人の関係の行きつく先は?
そして無事電気は開通するのか?
で終わる上巻です。
大丈夫。上下同時発売です。
首を長くして待つ必要はありません。
綺麗な表紙に惹かれ、上下巻同時購入しました。
人気の作家さんですが、初読みです。
明治のお話…と聞くと、ごちゃごちゃ難しいイメージですが、こちらは台詞数も少なく、技術的な事も簡潔に書かれているので、サクッと読めました。
サクッと読めるのに、じっくり伝わってくる、とてもいい作品でした。
水力発電所の計画技師・亮二(受)は、現場先で放浪の外国人・エドワード(攻)を拾う。美しく吸収力の高いエドワードは、どんどんと知識や言葉を得、亮二の優秀な助手になっていった。そんな時、新しい現場で亮二の元主人である、中原と再会する。この難しい現場が中原の計画だったと知り、驚く亮二だったが、亮二には中原に逆らえない過去があり…。
ただの技師と助手だった2人の関係が、中原の出現により、少しずつ変わっていく。それに伴う感情が言葉少なくとも、綺麗な絵柄で充分に伝わってきて、胸がキュッとなります。
上巻ではまだまだ想いがエドワードの一方通行ですが、触りあいっこからの、初セックスまで描かれており、思い繋がる前とはいえ初々しいセックスはなかなか♡綺麗な絵に眼福です。
ちょいちょい描かれる亮二の可愛さには、エドワードでなくとも惹かれちゃいますよ。
ラスト、とっても複雑な感情のところで終わっていますので、続きが気になり過ぎて…そのまま下巻へ突入することをオススメします!(笑)
美麗表紙につられまして、購入いたしました。
素敵過ぎません?この方々。
明治時代の服装も眼福すぎます。
内容の方は歳の差主従関係の2人が、ある夜からその関係性を少しずつ変化させていくしっとり色気漂うお話でした。
電気の通ってない土地に発電の施設を造る技師の話と言うと、少し堅くて難しそうですが、簡潔明瞭にまとまっており非常に読みやすかったです。
私がこういう系統に詳しくないからかもしれませんが、不自然な点もなかったです。
長編の時代モノと比べたらアッサリだなぁ、と思うかもしれませんが上下巻としては良作だと思いました。
少年だったエドワードにあんなイエス様みたいなヒゲ生えるかなぁ…とは思いましたが。
現時点で17、8歳…早熟なんでしょうね。
亮二がまだ中原に未練がありそうなので、下巻でどうなるのかそこが楽しみです。
作家買い。
たつもとさんて凄く綺麗な絵柄を描かれる作家さまですが、混とんとした、急激に生活が変化していく明治という時代が舞台、ということで、なんていうんですかね、すごくたつもとさんの美麗絵柄が生きてるっていうのか。
もう、登場人物たちの色香が凄い。
エロくってヤバいです。
ヤバすぎて語彙力消失中であります。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
まだ「電気」が一般家庭に普及していなかった明治。
水力発電所の技術者として、とある村に電気を繋ぐべく、一人の男が従者を連れてやってきた。
佐伯亮二。
麗しいビジュアルを持つ彼は若干27歳にして有能な技術者。そして佐伯が連れて歩いているエドワードという男性もまた、美しい。イケメンなだけでなく技術者としてもすぐれ、そしてエドワードのサポートもあり仕事はうまくいくだろう。
そう思う亮二だったがー。
辺鄙な村に電気を行きわたらせたい。
電気の普及によって、人々の生活はより豊かになるだろう。
そういう使命感をもって、亮二は自身の仕事にプライドを持って日々こなしている。
が、そんな亮二の思いとは裏腹に、裏では巨大な思惑が蠢いていて。
亮二を取り巻く、重要なキーパーソンが二人登場します。
一人は彼の従順な従者であるエドワード。
そしてもう一人は亮二の師の中原。
この二人の絡みが秀逸です。
エドワードと亮二の過去が描かれていて、エドワードの亮二に対するいろいろな想いが読者に流れ込んでくる。イケメンで、亮二一筋で、そんな彼にKOされつつ読み進めたのですが、中原という男性が登場してくることでストーリーは二転三転します。
中原と亮二の過去。
そして、中原の思惑。
亮二はエドワード、中原、二人の男のどちらの手を取るのか。
そこがBLとしての軸になっている部分です。
で、今作品が面白いのは恋愛軸だけがメインではないこと。
亮二が働きかけている「発電」の裏に隠された思惑と、事業が上手くいくのかという思案。そこもきちんと描かれているので話に奥行きがあります。
エドがね、もう完璧なるワンコちゃんなんです。
亮二のことが好きで好きで。
他の何を差し置いても亮二ファーストのエドの献身さに萌えが滾る。エドはさながらワンコの鑑です。
亮二はエドを手を取るのか、はたまた中原を選ぶのか。
発電事業はうまくいくのか。
今作品は上下巻同日発売になりました。
上下巻とも、まとめて購入されることを進めします。
たつもと先生の作品は初めてです。
最近明治大正モノにはまっていたのですが、そんな中気になっていたたつもと先生の新刊が明治モノだと?!と手に取りました。
明治大正モノって憂鬱な朝に代表されるように重厚な読み応えのものが多いのかなというイメージでしたが、こちらはかなりライトな感じでした。
絵も綺麗ですし、ボリュームもそこまで多くないので、読む人を選ばないと思います。今まで明治大正モノを避けてきた方でも読みやすいのでは。
ですが、個人的には明治大正モノならもう少し重厚な雰囲気が欲しかったなと思いました。上下巻の割に良くも悪くもめちゃめちゃサクサク読めてしまって若干の物足りなさがあります。
話としては面白いですし、設定もありきたりすぎず奇抜すぎずで読みやすいので、良作だと思います!