恋をしたらこんな顔

koi o shitara konna kao

恋をしたらこんな顔
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×213
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
177
評価数
44
平均
4.1 / 5
神率
40.9%
著者
たつもとみお 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866537061

あらすじ

子供の頃から続けていた野球を辞め高校デビューを果たした航平は、同学年で同じくらいモテていると噂の木原蒼太と出会う。
ある日、蒼太の上に倒れてきたパイプ材から航平が身を挺して助けると、「ケガをしたらボールが投げられなくなる」と航平の肩を心配してきた。
野球をやっていたことを知っていた彼を不思議に思いながらも、親密になっていく2人。
そんなある日、放課後の教室で航平が寝ていると蒼太からキスをされそうになってーー…?

表題作恋をしたらこんな顔

工藤航平、元野球少年、中学生~大学生
木原蒼太、中学生~大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし 合鍵
  • カバー下 夏/蒼太

レビュー投稿数10

しっとりとした切ない恋と2人を纏う空気感がいい

高校生の青春ピュアラブストーリーが、胸に沁みる切ない物語です。

時間の流れとしては高校生から大学生にかけてのお話で、2人が身も心も結ばれるまでに3年の時間を費やします。
高校時代、最初から結構いい感じでお付き合いが始まるんですけど、ちょっとした感情の行き違いからすれ違いが起きちゃって別れちゃうんですよね。
蒼太は昔から航平のことが好きで、告白したらOKもらって2人は良いカップルだったのに、なんだか悔しい気持ちでいっぱいでした。航平も航平で蒼太が恋する顔にキュンとしたり、確実に惹かれていた中でのすれ違いだったので尚更悔しかったです。

どちらともに未練があるのに、蒼太から航平にキスすることで別れることになる2人。皮肉にもその時のキスで航平は蒼太への好きの感情を強く確信することになります。
こういうのってボタンの掛け違いって言うんですかね、お互い好き合ってるのにちょっとしたことですれ違ってうまく噛み合わなくて。

航平にしたら初めての恋だったと思うんです、それまで野球一筋だったし蒼太が初めてのキスの相手でしたから。
高校に入ってモテたは良いけど、恋する感情が分からず恋愛難民になってた中で、蒼太に惹かれて好きになったのは運命的な恋だったのに、うまくいかなかったのは本当に残念でした。

でもここからなんですよね。見せ場はここからです。
別れたのに、航平の顔がいやに清々しく見えたことに違和感でした。卒業のときも何か考えてる風でしたし。
昔は白球を追いかけることに一生懸命だった航平が、今追いかけることになったのは……さて何でしょう(笑)


回り道をしてしまった2人の恋がピタッとハマって、とても素敵な結末でした。航平の真剣な想いと蒼太大好きオーラがとても幸せそう!思わず顔が綻びました(*´︶`*)

航平は、かつて自分に恋する蒼太の顔にドキッとしていましたが、今自分も蒼太に恋して同じ顔になっていることに気付いているでしょうか^ ^
3年越しの時間は、恋する表情を教えてくれたという意味で必要な時間だったのかも知れませんね。


描き下ろしもカバー下も電子限定の漫画もすごく良かった。読後感最高で大満足です。

4

一途な恋心、純粋な恋

航平× 蒼太


2人の視点から展開される、
高校生を中心とした
純粋なラブストーリー。
中学から大学までの間、
2人は付き合ったりすれ違ったりしながら、
ちょっと切なくても、
じわじわと心をキュンキュンさせてくれること間違いなし!


恋に興味のなかった
ずっと野球をやってきた航平が、
高校から野球をやめることを決めた。
その時、中学校三年の夏の講習で、
地味で名前も知らない自分の野球ファンと恋の話をして、
一緒に見た目をカッコよくすることに頑張ることにする。

高校デビューを果たした航平が、
そこで、同学年でモテモテと噂されている蒼太と出会う。

2人がだんだんと親密になっていく中、
航平は夏講習のファンが蒼太だと知ってしまう。

見た目を変えても変わらず、
航平はまだ恋という感情を知らずにいる。
航平に一途に想い続けている
蒼太もまだ勇気のないまま。

そんな2人が、
恋をしていく過程の中で、

全体的に、
蒼太の健気な一途さに圧倒されて、
ツンツンして赤くなったり、
照れ照れする航平が好きという顔、
それに震えている姿、全部がめっちゃ可愛い!

2人が少しずつ距離を縮めていく様子には、
ドキドキ感がたまらない!

蒼太からの告白シーンは、
神がかっていて胸キュンが止まらない!

未熟な感情のすれ違いや、
拒否する、拒否されるなんて、
本当に痛々しくて痛い・・・。

好きなのに、
蒼太が別れを切り出す場面が、
切なすぎて泣けちゃう!

別れた後、
蒼太が必死に自分の気持ちに
ブレーキをかける姿に、
胸が疼くような感覚があるのだ・・・。

航平が蒼太に好きになってもらおうと
頑張っている姿に、胸が熱くなる!

卒業式の時、
2人の関係がもどかしくて苦しいよ!

会えない期間でも、
航平を忘れずにいる蒼太にギュンとくる!

大学で再会した時、
航平からの告白には、感動して心が震える!

初めてのエッチは、
愛おしさが限界なくて、萌えちゃう!

最後に甘くて可愛らしい描き下ろしに、
トキメキが爆発し幸せがあふれる!

カバー下もとっても良かったで、
なんかジワジワと
蒼太の強烈な恋心がグッと心に響くのだ!

ピュアな10代らしさや、
モジモジ感が目立っていて、
航平が蒼太の真剣な気持ちから
愛という感情を知っていって、
蒼太が大好きな航平から
その愛で愛されることに心がキャピキャピし、
お互いに恋をするならお互いが最高の選択ということが眩しすぎる!
不器用さが溢れる胸キュンな青春ラブでした!

3

健全に萌えます

作家様買いです。
初恋のキュンとモダモダ、真面目で優しいアオハルでした。たつもと先生の描く、近寄ったら柔軟剤の匂いがしそうな清潔感150%の性格のいいイケメンは目と心の保養です。

物語とめちゃくちゃシンクロしているいいタイトルです(タイトル大賞あげたい!)。モテたい陽キャのスポーツマンと、そんな彼に片想いしてた陰キャの文系君。高校デビューし女子にモテモテになった元・野球少年が、男子の一途さに絆され”付き合う?”って言いだす情緒が若干不憫になりましたがw、なんといっても、匠の技で描かれている少年たちの恋する表情がほんっとに可愛くて素敵で甘やかでした。

スポーツマンらしくイメトレを駆使してグイグイ積極的に攻めるDT・航平に対して、考えすぎるDT・蒼太が、”好き”という気持ちに理由を求める潔癖さがもどかしかったです。スケベでのつまづきはスケベで取り戻さなければ!の再会に至るまで、ちょっぴりほろ苦いターンがありますが、丁寧に両者の気持ちが描かれていて、体育祭のノリと勢いで始まった恋が成熟していく過程がうかがえました。

自分に恋をしている好きな人の顔を見て、相手に愛おしさを感じるということが”好き”っていうことでしょ?っていう尊さを噛み締めつつ、おとなしそうなのにスケベに積極的な受けのギャップが好みだな~と個人的性癖にも訴えるものもあって、BL的健全さのある作品だと思いました。

3

キラキラ

キラキラ眩しいお話でした。
高校〜大学までで途中別れたりとゆっくり関係が進みます。
純粋でファーストキスもお互いにとか…眩しすぎて…浄化されそうでした。

絵柄も攻め受けともにかっこいいですし、可愛いです!
エロも少なめなのでBLあまり読んだことない方にもオススメです。

描き下ろしの準備して来る受けくん可愛かったです。
表紙裏は蒼太くん、アニメイトリーフレットは航平くんでこちらも可愛かったです。







紙本購入
修正は白抜き・トーンです。(見えない描写も多め)

1

なんだこの尊さ!!

よくある話と見せかけて何度も期待を裏切っては盛り上がり何回キュンとさせるんですか!?って感じで読みながら感情がジェットコースターみたいでした笑

2人の時の流れが3段階あって、見た目と中身の変化がみれて面白かったし分厚くない一冊なのに十分に描かれていた気がして、読むとあっという間だけどもっと長く濃い内容に思えたのがすごいと思いました!!

ドカーンと大きいキュンもあるけど、それより何気ないとこでのキュンが多くて常にキュンキュンしました笑

表情がすごく上手に描かれていてセリフがなくても何を考えてるかわかるんじゃないかなってくらキャラ達がいい表情してました!!!!

0

普通に上手い

何作か読んだことのある作家さま、
drapさん本誌でもチェックしていた作品でした。

ストーリーも構成も表現も文句なしだと思います。
なので、上手にまとめられた作品だと思いましたが、飛び抜けて惹かれるものがなく、いい作品なのはわかるけど最高とハマるには足りないものがありました。

野球を諦め、高校デビューを果たした航平と、航平に恋をし、背中を押されて高校まで追いかけた蒼太。航平に対しては惚けながら、好きを隠しきれておらず、とうとう詰め寄られ告白します。それからお付き合いとすれ違いの安定したストーリー。
冒頭が後半シーンに繋がっていたり、対比や台詞の回収が最終回でしっかりされた構成。
ふとしたコマにある航平と蒼太の表情や、視線、瞳孔の輝きで伝えられる表現。
技術的に本当に上手いと感じました。

一方で、特段惹かれる何か、が足りなかったです。
例えばこのシーンに雷が落ちたような衝撃とか、この台詞が忘れられないとか、萌の余韻で天を仰ぐ、みたいな。

可もなく不可もなくよりは圧倒的"良"なんだけど、"最高"までもう一歩で心残りがありました。

3

さっぱり爽やか

初々しさに思わず胸がキュンとしてしまうようなDK同士のお話でした。
恋をまだ知らない航平と初恋を信じて追いかけている蒼太の絶妙な距離感がたまらなく良かったです。

片想いしている本人から背中を押されたことで、その恋を諦めずに自分磨きをして格好良くなった蒼太の健気なところがめちゃくちゃ推せる…!と前のめりになり(笑)
片想いの相手である航平もさっぱりした考えを持つイケメンで、ものすごくお似合いなふたりでした。

蒼太の気持ちを受け取ってこれからラブラブな日々が始まるのか…?!というところで、お互いに色々と悩みすれ違ってしまうので切ない雰囲気にもなるけれど。
答えを出すのを急がずに時間をかけて気持ちを育てて、最後には同じ場所に立ったふたりを見ることができたのが嬉しかったです。

航平と蒼太はもちろん、周りの友達もいい人ばかりだったので、苦しくなる場面のないものすごく爽やかなお話だったなと思いました。

2

ピュアじゃなくてすみません…

作家様買いです。
たつもとみお先生のBLコミックスは全て購入、読んでいるはずです。
めちゃくちゃ好きとは言えないけれどどの作品も一定水準以上、標準以上、買って損をすることは決してない、そんな手堅い印象しかないかたです。

今回定期購読している雑誌に初めて執筆されると知り、たいへん嬉しかったです。
コミックスにまとまりあらためて読んで何日経ったかな、レビューが難し過ぎて今日まで来ました。
私があまり興味の持てないDK同士のお話だから?
先生比でえちシーンが少ないから?
そうかもしれません。
先生のお話はわりとお仕事BLに近いというか、成人男性がまじめに働く上での悩みとか葛藤に恋愛が絡んでいるものが多かったような気がします。
もちろんエロも込みで!
少なくとも私が好きな先生の作品はそうでした。
だから野球を頑張ってきた男子校生とかイケメンに変身する高校デビューとか、あまりに可愛い過ぎ、ピュア路線で拍子抜けしたといいますか、、、
「ネコ×ネコ」のエロなし回想編がずっと続いているとでもいいますか。
もちろん!
きゅんきゅんって来ますとも、私のようなひねくれ者にも。
中学時代の初恋が大学生になってやっと実るというゆっくり丁寧な展開ももどかしいながらも気持ちは分かる、納得いきます。

ただし、うんやっぱり汚れた濁った目で読むには眩し過ぎました。
恥ずかしくなってきたんです。
………。

1

片思いなが

連載時から読んでました。
航平のことが好きなことは最初から最後まで伝わったけどもう少しアクションおこしてほしかったなぁ、したといえば高校デビューと放課後キスしそうになったことかなぁあとは航平が頑張ってたよく受けが鏡で自分の体見るシーンみお先生多い気がするえっちシーンもあんまり激しいの描かれないから好き嫌いあると思う。個人的には、1・2話が1番よかった3話は私服姿の2人がかなりダサい何年か前に流行った服すぎて…初心者さんにはいいかもしれない。絵は綺麗だから頑張ってほしい。
読んだ感想の個人的意見です

0

甘酸っぱい恋のお話!

甘酸っぱい恋のお話!
恋する気持ちを知らない航平が、航平に恋する蒼太と接することで、恋する気持ちを知っていく。
イケメンな航平(高校デビュー)も、イケメンな蒼太(高校デビュー)も、二人ともイケメンでも嫌みがない!
お互いに、交わした一度の会話が転機となっているとか、わくわくが止まりません。

二人が距離を置く場面までは、丁寧に描かれつつ、かつテンポも良く、流石はたつもとみお先生の作品!おもしろい!と思いました。
ですが、それ(4話後半)以降は時間経過があまりに飛び飛びで、必要最低限の事象は描かれているものの、あっという間に2年以上が過ぎ去り、読んでいる側としては感情が置いてきぼりに……。
4話途中までの描かれ方がとても良く、どきどきわくわく期待感が高まっていただけに、余計に差を感じてしまいました。
ハピエンなのは嬉しかったのですが、最終話の詰め込まれ方ではハピエンに浸る余韻もなく……。

距離を置いているために、二人の絡みがないのだとしても、離れている時間をどのような気持ちで、どのように過ごしているのか、ということを片方だけでも、ちらりと描いていただけていれば、こんなにも置いてきぼり感は覚えなかったのではないかと思います。
二人が距離を置いて以降、蒼太の気持ちも、航平の気持ちも、どちらもわからなくなってしまいました。
気持ちを想像はできますし、想像通りではありましたが、読んでいてすぐに伝わってくるわけではないので、話に浸っていた感覚が止まってしまう感じです。
もしかしたら、敢えてそういう描き方にされているのかもしれないので、私の読解力の問題かもしれませんが。

視点の切り替えを追うのも戸惑いました。
前半は主に航平視点で丁寧に描かれていたので浸れましたが、後半は主に蒼太視点に切り替わるのは良いのですが、同程度の丁寧さがないので、何に誰に寄り添って読んだらいいんだ……?と。
最初からキャラの心情に寄り添うよりも事象を中心に描かれていたのなら、そういう作品として読めますが、途中から、ぶつ切りの事象を繋げたような描き方に変わったように感じてしまいました。
そのため、彼らのモノローグが全然頭に入ってこない……。
心情等を直接はっきりと描き過ぎずに、想像する余白を与えるという描き方なのかな?とも思いつつ、なんかようわからんけどハピエンでよかった、という感想になってしまうのが残念です。
それでも、4話前半まではとてもおもしろかったので、中立とさせていただきました。
番外編等で過去回想を描いていただけると、置いてきぼりの感情を補完できるかもしれません。

0

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