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inocent wo kegasu kiss
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
王子であるシリウスとシリウスを親の仇と憎むオンブラの愛憎が入り乱れるお話でした。
オンブラがシリウスを親の仇と憎む気持ちもシリウスを殺せないと逡巡する気持ちも痛いほど伝わってきて胸が苦しくなりました。
シリウスを殺そうとした罪で処刑されそうになったオンブラをシリウスが助けるところはとてもハラハラしました!
無事にハッピーエンドを迎えられて良かったです!
もっと二人で仲睦まじく暮らす様子が見たかったです。
ebookは白抜き修正でした。
ストーリー展開がとても自然で、読み込ませる魅力がありました。物語を読んでいるような陶酔感を覚えましたが、寓話のような含蓄もあったりと、深くその世界観に浸ることができます。
【親友のために薬草を探しにきた王子シリウス。薬草探しをすることになったオンブラは、シリウスのせいで村を焼かれ、両親を失った過去があり、シリウスを憎んでいて…】
幼い頃に出会ったシリウスとオンブラ。淡い恋の朗らかさを大人の事情が飲み込みます。それは決してシリウスのせいではありませんが、事情を知らないことで純真無垢に育ったシリウスを見れば、オンブラの憎しみも分かります。シリウスの純真さにときどき私ももやっとしてしまいました。
最終的には愛が憎しみに勝ったわけですが、それだけでなく、シリウスがきっちりけじめをつけてきたのは良かったですね!小冊子では本編と打って変わって、乳首や胸のことに悩む二人が可愛かったです(笑)
絵がすごくきれいで、前作よりさらに美しくなってる気がします。たくましいオンブラの腹筋と胸筋が素晴らしかったです。美しくエロい。内容としてはエロは少なめでしたけど、この肉体美を見られて満足です。若干無知なシリウスと、若干ムッツリなオンブラのイチャイチャ甘々ライフをもっと見たかったな。
五月女先生作品を順に読んできて7作目です。
エロ先行でないのは(ヌくのはありましたが)お初?くらいな印象です。
絵が更にきれいですね。
そしてシリアス…。2人とも辛い過去がある。
それでも惹かれ合う場面がみずみずしくて引き込まれました。
特にシリウスがオンブルを好きだと気づく場面、綺麗だと思うものを一緒に見たい(ラストシーンにつながる)この恋は一生の宝物だ…が良かったです。
オンブルがシリウスに抱きしめられ涙を流して…もうお前を殺せねぇ…俺はシリウスとどう向き合えばいいんだ…は、オンブルの心の大きな変化が動揺とともに伝わって好きな場面です。
無垢だったシリウスが単に世間知らずなだけでないのもよかったし、オンブルを好きになることで逞しくなったのもすばらしかったです。
オンブルが苦しみながらトラウマや葛藤を乗り越えてシリウスを好きだと言う流れもよかった。
深刻だった分、シリウスへの思いが強いのも説得力ありました。
再会の場面はうれしいのと萌えでたまりませんでした。
描き下ろしは、更にお互いかっこいいかわいいと心の声が激萌えでした。もっといちゃつくところが見たい〜とジタバタしました。
絵がキレイですね。サハラの黒鷲と同じ作者さんとは!
良いお話でした。
十年間憎しみだけで生きてきたオンブラ。可哀想に。
だんだん明らかになる憎む理由。
何も知らず再会しても全然気が付かないシリウス。
憎しみよりも慕う気持ちが勝っちゃう葛藤がよく描かれてありました。
何も知らなかったシリウス、捕らえられるオンブラ。
シリウス側にも色んな事情があったんですね。なのにあんなにも良い子に育って…。
良いお話なんですが、なぜかそこまで萌えないのはなんでだろう。
オンブラの怒りや憎悪や葛藤にまみれる描写は多いけど、なんか唐突感があるというか…。あとシリウスがな〜んにも知らずにオンブラ素敵♡とかもなんだかなで。
う〜ん、枯れてるからな自分。
裏表紙のあらすじにロマンスとは程遠い愛憎劇とあったので、ちょっと覚悟して読みましたが
どこが~?すごく良かったです。2人の名前が星ということにもロマンを感じます。
オンブラのシリウスに対する愛憎みたいな、好きで好きでたまらないのに、憎いみたいな複雑な感情がたまりませんシリウスを殺したら自分も死のうと思ってた見たいで切ないです
でも結局シリウスも被害者なんです。幼い頃の両親のゴタゴタに巻き込まれてつらいおもいをしてきて
そこのとこオンブラは考えてほしかった。まだ何も分からない子供だったのに
オンブラを助けて、シリウス1人だけ城に戻る別れのシーンはほんとうに泣けました。城に戻りムートを看取って、前王を告発して再び二人が会えたときは、ほんとにホットしました
少し大人になった二人はようやく結ばれます
シリウスが天使で高潔な心の持ち主で、そんなシリウスを大事に大事にこれからも2人で雪原を生きていくのでしょうね
協力者店おまけ漫画1枚 森のクマさん
この一枚漫画がとても好きでした。本編では最後こそ情熱を見せたものの、ずっと"シリウス嫌い"の体でいたオンブラが、シリウスのこと白雪姫とか言っちゃってます。蓋を開ければ盲目溺愛攻めだったねぇ…こういうひたすら甘いシーンをおまけでもっと見れたらなぁ。
お話の展開、オンブラが自分の心がねじ曲がってしまっていたことをしっかり認識してシリウスに伝えるシーンがよかった。それと、世の中の嫌な部分を知って自分の足で歩けるようになったシリウスが。
そんなわけで終盤に好きシーンがキュッと詰まっていたものの、それまでの展開はそこまで…自分が純粋無垢いい子ちゃん受けがあまり好きではないせいでしょう。
登場人物の生い立ちや設定がとても丁寧に書かれている作品でした。
作中にちりばめられた要素が、後に生きていて無駄な要素がなく読み応えがあり何度も読み返したくなる作品です。
ストーリーは再会から始まる復讐劇。オンブラに復讐心があるとは知らず一緒に過ごすシリウス。次第にオンブラに惹かれていくシリウスが戸惑ったり照れたりする姿は初々しく愛らしいです。コミカルなシーンもあるので見ていて微笑ましい反面、この後どう裏切られるんだろうとハラハラもしました。
復讐するはずのオンブラがシリウスを憎みきれずに葛藤する姿は人間らしくよかったです。お互い思い合っているのに立場の違いから離ればなれになってしまう過程は切なくて胸が苦しくなりました。
けれどそこで諦めないシリウスは芯があり、しっかりとした考えを持って行動していて魅力がさらに増しました。
全編通してイラストも綺麗で見せ方も美しいです。言葉も綺麗で台詞を何度も噛みしめながら読んでいきました。
憎しみに生きて愛に救われる。切ない関係から築かれていく愛に心が温かくなる作品。
読み終わった後も2人の幸せを願わずにはいられない1冊です。
もう色々レビューされているので、大した事は書けませんが、これだけのストーリーを一冊にまとめられるって凄いです!
ちょっと読み足りないかなって思いましたが、話が伝わらないような事ではなく、もう少し物語に浸っていたかったというだけなので、安心して下さい。
オンブラが復讐に駆られて葛藤しているシーンなど、鬼気迫る表情で辛くなりました。文章で多くを語らない、表情で語る。凄く引き込まれました。
ストーリーと画力で殴って来る様な濃密な作品でした。
ストーリー重視の方にお薦めです。
美人な王子受けに惹かれて購入しました。
表紙からも分かる通り、絵は凄く綺麗。とてもとても良きなんですけども…重めなストーリーの割に、読者として受けた印象は軽くてあっさり読めてしまいました。
攻めは闇を抱えています。
受けのせいでの喪失、裏切り。
10年間忘れることなどなかった憎しみ。
その張本人が今目の前に。
当の受けは、王子のくせに腰の低いいい子ちゃん。世間知らずな無垢加減。
攻めの家で勝手に寝ていろと言われ邪魔にならない場所として机の下を選んだりする子。
正直ですね、可愛い~♡というよりも、この子大丈夫?こんなに純真で生きていけるの?と心配になりました。私が歳かもしれない。
そもそも山の中に来る格好じゃないじゃん、っていうか足ほっそ、綺麗だね…てなかんじ。
この手の恨みつらみなテイストは好きでよく読むのですが、この作品もその部分、とてもマイルドです(当社比)
受けを汚していいのは俺だけだ、になる流れが早すぎませんか?えー、だって欲情した姿見て触っただけですよ?
辱めてなんぼを楽しみたかったのですが、独占欲の先行に戸惑いました。
その後受けも真実を知りますが、それでも自分の気持ちを伝えたところに唸ってしまった。自分本位に見えてしまうのかな。
ならばこそ黙るという選択肢を見たい気もした。
お話としてははドラマチックに進み画力も確かなものなのですが、憎しみや不幸をこえてでも惹かれ合い愛し合う攻め受けの心の流れがサラッとしていた気がします。
この作品に限らず、もっと心殴るほどのインパクトが欲しい派ですが、皆さんこのくらいで十分なんですかね?
作家買いの五月女えむ先生。
今作は童謡の森のくまさんみたいなBLを描きたいということだったそうなんですが、単なる幼馴染再会ものではなく心に温かく沁み入ってくるオンブラとシリウスのせつなくも深い愛の物語でした。
オンブラのシリウスに対する複雑な感情が、その原因となる背景が重くて辛くてしんどいです。
それを知らないシリウスの純真さと無防備な笑顔がさらにその感情を煽って乱して…
オンブラの憎しみで塗り潰されてしまっていた黒い感情からシリウスへの愛情が引き摺り出されて、シリウスがオンブラへの強い想いを伝えるシーン…。
過去をどうすることもできないふたりが抱き締め合う姿に胸が締め付けられ、こんなに愛憎渦巻くせつない心情を纏め仕上げる五月女先生のお話し運びはさすがだな、と泣きながら思いました。
オンブラの名前を絡めてくるエピソードがまた泣けます…!
ふたりが出会いまた再会し、赦し合い出した答えは決して間違いじゃなかったんだな、と最後のオンブラの涙と雪景色の中のふたりを見て確信しました。
オンブラの陰のある佇まいに傷を負った顔、シリウスのピュアで柔らかな雰囲気と少し幼さのある顔。そして、ふたりの手。
対比がお見事で、作品のムードにしっかりとハマっていて相変わらずの絵の美麗さに見惚れました。
オンブラの前髪はあげたら大変なことになります(照)
五月女先生の新刊ラッシュなので、次の作品を読むのが楽しみです。