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愛ってそういうものなんだって、腑に落ちてしまった――
kishukusha no kuroneko wa yoru wo shiranai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「愛してしまって ごめんなさい」
何て不条理で矛盾していて、、、そして精一杯の告白なのでしょうか
ただ愛してるという想いを告げたいだけなのに、、、
それが相手の負担になってしまう
その上確実に両思いなのに、、、。゚(゚´Д`゚)゚。
まさに吸血人類という種と人間との違いが弊害となっている切ないラブストーリー
ファンタジー設定を活かしきったこのドラマティックな世界に心が震えます
ジーンに立ち向かい切り開く勇気を与えたユキの愛
種を超え、ただその美しさと慈愛に触れ側に居たいと思わせたジーンの一途な愛
とてもドラマティックな「物語」に浸かれました
世界観を創り上げる先生の情感溢れるキャラ達のお顔の描写がまたグッと来ます
切なさや愛おしさに、そして快楽に溺れる表情、そして過ごした月日を感じさせる穏やかな表情に大きな愛を感じます
ジーンとユキ、パベルとアウラの事を想えばもうこれ以上ない良くできた上下巻!
だけどやっぱりどこか心がチクっとしてしまうのはウェクスラー先生にも救済があって欲しかったな。。。って思ってしまう
カバー下「おもてのうらばなし。」にてチラッと先生の構想がありましたが、、、そもそもの先生の相手が逃げたままだったという終わりが哀しさと苦みを私に残していました。。。
そしてそんな所もこの作品の持つ雰囲気のひとつなんだと思い、また先生の唯一無二の忘れられない世界に魅せられました
修正|絡みはありますが性器の描き込みはなくぼかしというか無な感じなので修正自体はナシで作画を邪魔しません
メインカプ以外にも話の中心となるCPがいて、
そちらの話も良きです。
パベルとアウラ。
パベルのキバには忘却の力が。
好きあっているのに、先に待つのは忘却。
それでも諦めずに向き合った結果、
少しずつアウラも「慣れ」、記憶をひっぱり出せるようになります。
最後の結婚式のブーケのくだりもよかった♡
ジーンには照れ隠しでツンツンしちゃうユキだけど、星の鱗粉を撒き散らしてしまうからモロバレ♡
描き下ろしも甘々ハッピーであったかい気持ちになれます^_^
寄宿舎の黒猫は夜を知らない とても好きだった…なんて切ないんだ。まるで映画のようなお話でした…。余韻がすごい…。ネタバレというか、何がテーマか知らない方が楽しめると思うので書かないけど世界観が好きだなぁ、何度も再読したくなる作品ですね。特にユキのキャラクター大好き。
吸血属性のあるキャラが出てくる商業BLでここまで萌えたのは、この作品が初めてかもしれません。こういう高貴な学園ものは設定や煌びやかな生活にばかり焦点が当てられることも多いように思いますが、こちらは吸血人類と人間の違い、その関係性、彼らの苦しみ、希望、問題の解決がしっかりとした流れで描かれ、萌えも読み応えも、納得のいく結末もすべて揃っていました。
忘却型の牙を持つパベルと、彼と想い合ったアウラの何度も繰り返される初めての出会いは吸血人類の苦悩に共感するには十分過ぎるものでした。そして、メインのジーンとユキ。前半でユキが吸血人類に寄り添い、ジーンへの愛も自覚して想いが通じ合っても、そこでなし崩し的に手を出さなかったジーンが素晴らしいなと。作者的にも読者的にも美味しいシーンだけれど、本人たちにとっては発情はあくまで強制的なもの。パベルの話を知った後なら尚更、ちゃんと意識がある状態で、互いの心が素直に発する好意を感じ合いながらしたいですよね。両カップルとも、相手が大事だから距離を置こうという状態に陥らなかったのも良かったです。好き合っているのが分かっているなら、相手の手を離さない方が素敵ですよね。
ねぇこれアワードとったよねぇ?ねぇとったよねえ??取ってなかったら全部忖度かちるちる編集の目が節穴すぎるか腐女子の質の低下を嘆かざるを得ないけどどうなのよ!?ねぇどうなのねぇ!?!?
(調べるのは面倒らしいです←
…そのくらい近年滅多にお目にかかれない上質な作品でしたという感想ですハイ。
ずっと読もう読もうと思って新刊ばかりを書い漁り、この作品を後回しにしていた自分を殴りたい…
鯛野ニッケ先生といえば「体感予報」!
と、自身も思っていたのですが覆りました…
この作品好きすぎます。
世界観がファンタジー&人外(吸血鬼)と、普段はあまり読まないジャンルですが、良い意味でそんなにジャンルに囚われずに読めます。
パベル×アウルのカップル、泣けました。
真実の愛ってこれよね、うん、これ。
忘れたくても忘れらない、その人の心の奥深くまで侵してしまうようなある意味呪いのようなもの。
どんな困難があっても、好きな人となら乗り越えられちゃうよね(涙)
記憶があろうがなかろうが、パベルがたとえ忘却牙でなかろうが、この2人は結ばれる運命だったのでしょう(涙)(涙)
メインカップルのジーン×ユキも美しい。
そしてジーンの愛、ユキの愛、それぞれが深い。
望まない牙と人種に悩むジーンと、それを理解しようと歩み寄り受け入れるユキ。
この2人も運命だよね(涙)(涙)(涙)
個人的には、先生の愛した人(失踪した恋人)も後々登場するかと思ったけど出てこなかったのがちょっとさみしかったり、、、。
それを差し引いても素敵な作品でした。
何回でも読みたくなりますね!
絵が神です。ストーリーも神です。ユキちゃんが可愛い!あまり激しい方ではないですが、純粋な可愛い恋を見てるような気がします。最後まで素直じゃないツンツンユキちゃんが何回言っても可愛い!!!!!見ていてこっちがドキドキしてきゅんきゅんします。私は吸血後のユキちゃんが溜まらなく好きですびくびくしてるユキちゃんの反応が可愛すぎて可愛いです!作家さん買いでもハズレでは無いと思います。とってもおすすめです!!
真実の愛ですね… 素敵でした( ; _ ; )
そんなに「好き」って言わないでよ 照れちゃうな
このセリフで召されました。直接その言葉を言ったわけではないのに、意味は「好き」なんです、、好き(тт)
ユキが本当にかっこよかったです。ジーンと生きていく決意を感じました…!
『星の鱗粉』が綺麗に見える(?)相手に出会えて良かった( ; _ ; )
星と名付けた理由がわかる 本当にその通りだと思います。2人で幸せに生きてください…!
アウラとパベル 純愛ですね、感動しました…
お互いを大切に想うこの2人なら幸せになれそうです、、
2つのカップル両方大好きです!
素敵な作品をありがとうございました!!
これは・・・!
鯛野ニッケ先生が天才すぎて奉りたい・・・
エモエモのエモォ・・・映画にしてほしい!
BL大好きなんですが、BLという枠で読む人が限られるのが本当に本当にもったいないです。全日本人、否、全人類に読んでほしい・・・!
こんな作品は絶対にネタバレせずに読むのがオススメです。
ギューっと切なくなったり、諦めそうになったり、救われたり・・・その過程を先入観なしに堪能してほしい。ファンタジーなBLはたくさんたくさんありますが、ちょっと、別格かな。
2巻でまとめられているとは思えない、壮大なストーリーです。彼らの未来に幸多からんことを!
サブカップルのパベルXアウラがめちゃめちゃエモい!
上巻後即下巻と続いて最高ってなった作品でした。
●ジーンXユキが可愛い&エロス
催淫牙がエロス設定すぎて大勝利。
星の鱗粉→我慢できずに噛む(催淫牙)→相手が欲情、を繰り返してトラウマみたいになっていたジーンがユキの星の鱗粉で理性を失わずにいられるのがわかって幸せそうなのがとても嬉しい!
エモ切ない、のあとにハッピーが来てくれる作風が大好きです。幸せになって~ってなりました。
●パベルXアウラがめちゃめちゃエモい!
パベルの牙に忘却効果があって、アウラがパベルを愛してしまう(星の鱗粉を発する)→パベルの吸血→愛してた記憶を失くしてしまう→「はじめまして」で関係やり直すけどまた愛してくれる→吸血しちゃう→また記憶を失くしてしまう…を繰り返している←エモっい
記憶を失くした後に何回も「はじめまして」をして、何度も愛されて記憶を失くすのを繰り返してるのが最高にしんどいエモい!
パベル側が希望を捨てないではじめましてし続けてるのも最高だし、アウラ側が自分に手紙を書いてるっていうのがもう最高だなって。最高だなって。
アウラがぼんやり系儚美人さんで可愛いなああ~~!ってなるんですね大好きですこの二人。
幸せになってくださいフォーエバー…♡スピンオフとか同人誌出たら全力で買いたい。
あとおまけの「うらばなし」「できました!(鱗粉実験中)」とか「NGカット(1巻)」とかも神でした。とてもよかったです。
下巻はお話が大きく動き展開しましたね!
ユキが荒ぶってます。
アウラとパベルもとっても良かった。アウラが何度でも思い出すように…。泣ける!
そしてユキとジーンも。愛しては苦しめてしまうのか?愛する人と生きていく方法はないのか?
というか、え?今まで何にもそこについて考えたり研究したりしてこなかったの?そっちもびっくりです。触れてはいけない認められない部分だったからかな。
ジーンの大きな愛に包まれてユキも変わって行きましたね。
鯛野さん今まで避けてきてごめんなさい!とっても素敵なお話を描かれる作家さんなんですね。目がしっかり開いてないのがひっかかるとか以前書いてごめんなさい。
感激しました。
パベルとアウラの話、切なくて感激しました。
愛が溢れると星の鱗粉が出てきて噛んでしまう。そうすると記憶が無くなってしまい、恋が無くなってしまう。本当、切ないな。
でも好きになる事は止められないんだね。
ジーンと雪が吸血人類の為に立ち上がったのは、とても素晴らしい。誰もが避けてきた道を選んだジーンが、かっこいい。これも雪と出会えて恋人になれたからなんだね。
先生の過去の恋人。出てきて欲しかったな。でも先生の話を聞いて、皆んなが前に進めて良かったと思う。
血液を吸わないと短命である彼ら。雪たちが共存できる解決策を見つけてくれると信じてる。
吸血人類と人間のお話。
話が進むにつれ、お互い愛し合ってるのに切ないです。
でも何と美しい愛!!
ユキくんに愛してもらい愛をもらってジーンくんが本当に嬉しそう!!
ユキくんを抱きながら涙を流すシーンがもう…
葛藤や苦悩と色々シリアスな展開にハラハラしましたがハッピーエンドで良かったです。
アウラを襲った犯人が見つかったらしい?!
雪はカレッジに隠された、『人間』が知ってはいけない『吸血鬼』の秘密を知ってしまう。
『吸血人類』は『人間』からの強い好意が目に見える現象に衝動を抑えられず吸血行動をしてしまう。
純粋な『愛』を受けることすら叶わない種族の違いに過去の事件が哀しい影を落とす。
あれほど、黒猫シャーだった雪に、ジーンが軽口のように言っていた愛の囁きが本気だとわかった時の雪の可愛さが最高で、cool beautyでツンツンな雪だったので自分の中のジーンへの『愛』を自覚した時のフリーズ具合が可愛くて仕方ない。
書き下ろしもカバー下もすごく良かった!!
その後のジーンと雪をもっと見たい。
神評価高い作品だったので上下同時購入しました。
上下巻とすごいボリュームで、でも飽きることなくどんどんお話に引き込まれてゆきました
吸血鬼BLってけっこう多いけど、私は鯛野先生のこの作品が一番好きになりました!
とにかく切なくともとても美しいお話です!名作だと思います。
メインカプもさることながら、私はアウラとパベルのお話が大好きでもうなんなのこの子達はっていうか
切なすぎますよ~忘れられても思い出してほしくて吸血行為をするパベルと本能的にパベルを忘れたくないアウラは忘れないようにノートに書き残す。
出会いからしてもう素敵!パベルのアウラは口数少ないけど、演奏してるときは、たくさんおしゃべりしてるみたいだの言葉にきゅんです
コミ力おばけ?のパベルと口下手なアウラはとてもおにあいだと思うのです♡
もちろんメインカプもとても好きです。特に吸血人類を分かろうとするユキはとても素敵です確かに先生の行ったように綺麗事かも知れませんが、きれいごとてもなんでも行動に移さなければ意味はない!ユキの毅然とした態度は美しいジーンが好きになるわけですね~
最後に愛に溢れた生活がとても良かったエロも良いですがお話し重視の作品です
下巻は
パベルの切ない大洪水から始まります!
そしてもう一人、特大の切ない保持者が!
パベルとアウラのくだりは、
もうホントに涙ポロポロで、
久し振りに漫画読んで泣いたなと。
その後は、
もうじっくりジーンと雪のターンv
『愛してしまって、ごめんなさい』の
セリフが切ない⋯⋯
しかし、好きが可視化出来るというのは
ちょっといいなとv
描き下ろしは、本当なら
コミックス描き下ろしとかではなく、
別に続編としてもう一冊分くらい
描いてほしい!v
そして、先生の旅立ちとか、
忘れられない思い出とか、
その辺でももう一作描けるのでは?!
⋯⋯と、期待してみるv
またニッケさんの名作が生まれたなとv
評価はきゅんぎゅんの「神」で!
この方の絵が細すぎて顔も体も貧相に感じてしまうことがあって残念だったんだけど、生徒ならしっくりくる!
でも、あの忘れちゃう方のカップルの話も切ないし、先生の相手なんて生きているのかすら疑問だし、主人公らのも恋の話と種族の話と一気に進んでしまってもうちょっとガッツリ読みたかったかも
もともと雪はお勉強に熱心だったけれど何になりたかったのかとかも分からないし
みんながいいとこのお坊ちゃんらだってことまでしか分からないし
せっかく面白いから、もっとじっくりやって欲しかった〜
幸せカップルが二組もできちゃうまごうことなきハッピーエンド!
でも、どこか互いから奪い傷つけてしまっている、幸せの中にも不完全さが残った印象です。
それでも添い遂げたいと思う気持ちの強さ、切なさ、そんな異種族間恋愛の醍醐味が存分に味わえる大満足な上下巻でした。
鯛野先生のファンタジー系の作品は世界設定からの作り込みがお上手だなと毎度思います。
今作も例に違わず、気づけば作品の世界線へと誘われ、映画を一本観終えたような読後感でした。
ジーンの襟足長いの気になるな、とか、吸血で催淫効果とかそんなベタな、とか、思うところはあったのですが、鮮やかなストーリー展開に飲まれるうちに気にならなくなりました。
後者に関しては、メインのジーン&ユキの以上にフィーチャーされた他カップル達の存在が大きかったかもしれません。
こんなにストーリーに味を出す脇カップルは初めて出会った気がします。
みんなこの先幸せあれと願うばかりです。
欲を言えば、先生にも救いがある優しい世界でありますように。
「おもてのうらばなし」のアウラ、すぐ出ちゃうのかわいくてたまりません。
何度でも願いますが、幸せであれ!
下巻読了。
とても素晴らしかったです。
読み終えてから上巻を読み直すと、こういうことかー!っていう気づきが多くてまた面白い。
上巻でサラッと読んでた部分とかにも意味があったりするんですよ。
上下巻すぐに周回がオススメです。
吸血人類の幻惑作用(催淫型、忘却型、睡眠導入型、呪詛型)という設定が今までの吸血鬼モノには無かったもので、催淫型はBLにはピッタリでしたね。
吸血+何らかの作用っていう設定に驚かされました。
吸血しないでもある一定の年齢までは生きられる、吸血行為をしない事が推奨される世界観、だから本当に愛されたときに初めて吸血し、自分の幻惑作用の型を知るとか、なんとよく練られたストーリーなのかと感動しました。
パベル×アウラ、ジーン×ユキどちらのストーリーも切ないし、美しい。
濡れ場がエグ過ぎないのも好みでした。
吸血人類の未来のために立ちあがる、という前向きなラストも良かったです。
下巻はとにかく切なさの連続でした。
次々に明かされる、どうやっても希望が見えないんじゃないかと思うほど信じがたい真実に胸が締め付けられそうでした。
ユキとジーン以外の人達も…何にも悪いことをしていないのにどうして、と気持ちのやり場がなかったです。
どんな道を選んでも、どうか救いと希望がありますようにと祈ることしかできませんでした。
でも、みんなちゃんと強かったです。強くなっていました。
ユキがどこまでも真っ直ぐで頼もしかったです。
ジーンも、流石だと思わせてくれる格好良さでした。
彼らが自分達の手で掴む未来が悲しいものであるはずがないと、今はそう思います。
苦しかったり、切なかったり、嬉しかったり、たくさん泣きながら読みました。
全てを読んでから見返すカバーイラストの美しさにまた涙が出ました。
この物語を読めて良かったです。
あと…コミコミスタジオ特典のリーフレットが最高に素敵なので併せて読んで欲しいです!
恋は力。未来へと押してくれる、力強い気持ち。
うわーん。泣きました。良かったです、凄く幸せな気持ちになれました。
私としては、主人公カプよりも。断然。パベルとアウラが気になって、気になって、仕方なかったのですが。そこはきちんと以上にガッツリ描いて下さってて。嬉しかった。
予想通りではあるんだけど。「吸血人類」には個々の特性がある。パベルのそれは強烈な、記憶を消してしまうという力。パベルはアウラをとても大切に想っているのに。アウラの好意が「星の鱗粉」を出してしまう度に。恋の終わりを迎えてしまう。アウラは何もかも、忘れてしまうのだ。けれどまた、必ずパベルに恋をする。パベルは何度も、何度もアウラに恋をして。記憶の欠片がアウラの奥底に少しでも(号泣)残ればいいと切なく願っているのだ。事の真相を知ったユキは、詳らかにしようとするが、種の保存を第一に考えているだろう学園側の教師、ウェクスラーに、一度は阻止されそうになる。ウェクスラー先生も、かつて恋の為に苦しみを味わった「人間」であったという。ジーンもまた。ユキの勇気に押されるカタチで、自らの生きる道を模索し始める。「吸血人種」の存在を明らかにするまでもなく、人間との共存を願う様になって行くのだ。
「愛してしまう」ということ自体が、ジーンを苦しめてしまう事に、ユキも苦しむ事になる。「愛してしまってごめんなさい…。」という苦しそうな告白が胸を締め付ける。
ユキの心が美しい「星の鱗粉」を放出した時。それが二人の恋の成就。愛は必ず。
種の違いも、隔たりも、全ての障害をも超えて行く。
「吸血人類」が、一般に食事をしたり、ある程度以上の年を取らないとか、吸血は寿命を延ばす為、だとか。もちろん「星の鱗粉」とか。本作ならではのロマンティックな設定も。
隅々まで。堪能出来ました。ただ、タイトルにもなっている「黒猫」たちの意は分からないまま、なんですよね。寄宿舎に居付いている黒猫が、丁度、「吸血人類」の生徒達の集会を行われている頃、黒猫たちも数匹集まっていたりする。黒猫たちは、ヴァンパイアにおける蝙蝠の様に、眷属的な役割なのかと思ったんだけど、そういうわけでも無く。ただモチーフだっただけみたい。
下巻はアウラを襲った犯人が見つかるところからお話が始まるのですが
その内容がすごく切なくて泣いてしまいました。
好き同士になり、アウラから出る星の鱗粉を吸ってしまったパベルは
アウラに噛みつき、アウラは記憶を無くします。
でも記憶を無くしたアウラはまたパベルのことを好きになり〜と、ずっと無限ループします。
そしてそれをユキ達に知られ自分じゃ断ち切れないから
罰して終わりにしてくれと言うパベル。
好きなだけなのにどうしてこんな辛い思いをするのか
読んでいてほんとにすごく切なかったです。
その後ひと悶着あるのですが
敵(?)だと思っていた先生も実は過去に辛い思いをしていて
そこも涙無しでは読めませんでした。
人×吸血鬼の話にハッピーエンドはあるのか…。
愛とはなんなのか…。
ニッケ先生の作品は言葉に出来ないことが多いのですが
今回も言葉にするのがすごく難しかったです。
でも、読んでよかったと思える作品でした。
下巻冒頭から主役そっちのけで切ない恋模様を見せてくれたのは、パベルとアウラのカプでした。彼らに感化されたユキが異常な激情に駆られてて、ちょっとどうした??って感じ。ハマれたら盛り上がるけど、一歩引いて見てしまうと過剰演出に思えるタイプのやつです。
主役カプの分かりやすい進展らしきものはあまりなく、山場もパベルとアウラや教師の過去の悲恋話が交錯してて、途中は何を読んでるのかよく分からなくなってしまいました。群像劇ってわけでもないし…。悲しい運命を背負った吸血人類の悲劇を強調したかったのかな。
ラストで吸血本能の意味が明かされたのはすごく良かったです。正直ここも気になってたので。星の鱗粉設定もめちゃくちゃロマンチックなので、ハマれたら楽しかっただろうなあと思います。全体的に、この世界観に酔えないと良さを感じ取るのが難しい独特の空気が流れてました。
とにかくみんなよく泣いていたお話。黒猫に何か秘密が…?と思ってましたが特になかったみたいで…???タイトルはどういう意味なんでしょうか。
絵とキャラはとても好きでした。
わたしは心情の描写はうるっときました。
違和感があったのは環境の設定。
おそらくイギリスの寄宿学校なのでしょう。
世界各国から吸血人種がヒトと生活を送れるようにシニアクラスから2つの種族がまざりあって生活をすることが目的。
攻めのジーンは言葉遣いからフランス系。受けは日本人。
このなんとなくどこかの国のヒト、みたいな外国人設定がちょっと、ん?でした。
黒猫のことをフランス語でいったと思えば受けに対して英語で呼んだり。
クラスメイトはドイツ語だったり。
じゃあ共通語はなんだ?っていう。
そのあたりのリアルな言語コミュニケーションを排除すれば心の動きはよかったです。
絵もキレイで、オリジナルの要素もあって素敵でした。
下巻です。
色々な伏線が回収され、他カプ2つの切なさがヤバイです。
主人公達も切ないのですが、それよりももう他カプが切なくて切なくて、泣きますね。
最後に笑ってるとことか見ても泣くくらい感情移入してしまいました…。
そしてさらにもう一組の他カプはもう…スピンオフで幸せにしてあげてほしいです。。
主人公達もハッピーエンドで良かったです。
エロもエッチでした。
ゆきくん可愛いです。
紙本購入
修正は見えない描写です。(少しシルエットあり)
上巻よりは良かったと思うけど、それはジーンやユキのカップルが良かったからではありません。パベルとアウラのカップルが切なかったから萌2にしただけでした。
やはりユキが好きになれませんでした。
ジーンの苦しみを知った後に急に熱血漢になったような違和感を感じて、吸血人類の事情に首を突っ込む様子が別人じみてました。
そして何より結末が出来過ぎ感があって、上手く行き過ぎて急激に冷めてしまいました。
ジーンの決意は良かったけど、急激な展開に戸惑いました。
パベルとアウラのお話が良かっただけに残念で、肩透かし感半端ないです。
上巻の続きです。
上巻を読んでからでないと全く分からない事が多いので上巻を読んでから読まれることをおすすめします。
色々な答え合わせとジーンとユキのこれからにスポットを当てて描かれています。
いやぁ……壮大。
兎に角壮大すぎて萌えるというよりもそうなんだという感情が勝ってしまいこの評価です。
上巻読んで思ったのですが吸血鬼モノである魅力はあまり無いように感じました。
上下巻どっちもハマる人にはドンピシャでハマるだろうけどという結果でしたね。
個人的にはもっとスケールを小さめにしてジーンとユキの恋の話に重点を置いて欲しかったというのが本音でした。
エロというよりお色気が非常に巧みであり、お話もちょっと物悲しかったりするのが好みで作家買いしているニッケ先生の吸血鬼(吸血人種)のお話。
吸血鬼は王道ですが、生きる年月が違うことの苦悩や、艶めかしい吸血行為など萌ポイントが多いので期待していました。
今作は、吸血鬼の存在が噂されている中、生徒であるアウラが吸血されたかのような状態で発見されたことから始まります。
本人に記憶はなく、実際吸血されたのかもわからない、一体どういうことなのかと疑問を持つのが主人公のヒトであるユキです。
ユキはみんなの憧れであるジーンに事あるごとにちょっかいを出されていますが、それは紛れもなく恋心からでした。
ですが、ジーンにも大きな秘密があります。
ジーンの秘密を知り、戸惑うユキ。
そしてまた、アウラが発見されます。今度は明らかに吸血された事がわかる状態でした。
なぜこんな事が起きるのか、犯人は誰なのか、その事実を知った時に、せつなくて胸が震えました(涙)
吸血人種とヒトは本当に愛し合うことができないのか。
吸血人種である本人たちでさえまだ自分たちの明確な生態を知らずにいる中、自分にできる事をしようとするジーンとユキ。
いわゆる吸血鬼、という設定ではなく、吸血人種というカテゴリで、吸血行為に伴う作用が個々それぞれに違うといったところに、ヒトらしさが表れていて魅力を感じました。
他の吸血人種のスピンオフも読んでみたいです。
各CPのイチャつきがちょっと足りなかったかなと思うので神には至らずですが、愛してる人がいるのに愛すると不幸にしてしまう、というジレンマに悶させていただきました。
絶対ネタばれなしの方が面白い話だと思うので、あんまり内容に触れたくないのですが、面白さを知って貰いたい!のでネタばれありでの感想です。
ネタばれしたくない方は読まないで下さい。
一般的に知られている吸血鬼の特徴と色々違う設定が泣かしに来る!
人と共存する為に、人の血を吸わないとしている吸血人類(吸血鬼の事です)。
人が吸血人類に愛情を向けると星の鱗粉を出し、抗えない吸血欲求に襲われてしまいます。
彼らの牙には幻惑成分があり、咬まれた人に色んな効能があるのですが、それによって起こる出来事が切なくて!
メインのCP以外に2CP居るのですが、どっちも切ない!
よくこれだけ濃密な3CPの話を2冊で収めたなと感心しました。
20年前の話はもっと詳しく読みたい所ですが、メインCPの邪魔にならない程度に収めたんでしょうね。
ずっと冷静に事件を探り、あんまり感情を出さず立ち回っていたユキが、愛してしまってごめんなさいと泣くシーンが、胸にグッときました。
きちんと未来に向かって進む彼らのその後まで描かれていて、幸せな気持ちになれました。
普通の王道な吸血鬼の物語かなと思っていても、作り込まれた話に引き込まれてしまいます。流石鯛野ニッケ先生です。独特な世界観を作り上げていて、どっぷり浸れました。読み終わるのがもったいないくらいでした。
上下まとめての感想です
かなりネタバレしています
毎回作風の違ったお話を描かれるニッケ先生ですが
今作はパブリックスクール
エモさがぎゅうぎゅう詰めで大渋滞のお話でした
人と共存をするために血を吸わない吸血鬼(彼ら自身は吸血人類と呼んでいるが)のために作られたパブリックスクールという美味しさ溢れる設定
なおかつ吸血鬼の持つ特色がエモい
メインのジーンとユキ
ジーンの言葉行動からユキがジーンを知りたいと欲求を持ちユキが愛の証「星の鱗」を出す様になり二人は決断を重ねていく
その出会いと愛により吸血鬼としての運命を切り開こうとするメインのお話ももちろんよかったんです
が!
それ以外に出てくる二つのカップルがまたエモい
学校内で吸血鬼の存在が噂される様になったきっかけのユキの友人のパベルとアウラのカップルがエモい
それぞれの吸血鬼には血を吸った際に現れる特性がありパベルの持つ特性が血を吸った相手に記憶を消すということで
アウラはパベルを愛し星の鱗を出しパベルに血を吸われるとパベルのことを忘れてしまうのです
でも愛が強いのかアウラはパベルの全てを忘れるというわけでもなく
己の中にのこる愛の残像のようなものを感じてパベルと知り合うと又パベルを愛してしまい星の鱗を出してしまう
パベルはいつかアウラの全てを奪ってしまうと思いながらもアウラを愛する事をやめられない
エモいエモすぎる
そしてもう一組
20年前起きたミイラ騒動が実は星の鱗を出した者とその愛された吸血鬼が彼の血を奪うすぎて起きた悲劇の結末だったこと
ミイラになってしまった彼に愛され彼を愛した吸血鬼は愛する人をミイラになるまで血を吸ってしまった後悔から学園から逃げ出してしまう
(吸血鬼血を吸わないと生きていけないらしいので死なないでいてほしい)
エモさがやばいです
頼みますこちらでもう一本お話を読ませてくださいとお願いしたい
一冊250pほどあり上下で500p
かなり描かない部分を作っていると思われるのに500p!
漫画って引き算だなあとしみじみ思いました
これだけ長いお話なので上巻は設定紹介の部分が有るのでそこをきちんと読んで
上巻中盤からの動き出す物語を楽しんでいただきたいです
↓上下巻まとめての感想で多少のネタバレ含みます
序盤はあまり刺さらないな〜と思いながら読んでたのですが上巻の中盤(5話あたり)から一気に面白くなりそのまま下巻まで駆け抜けました。
上下巻丸々代表作ですがメインカプと、この2人でも1作かけるのでは?というもう1つのカプが出てきます。
メインカプ。受けが大事で大好きな溺愛攻め…という大好きポイントが詰まった攻めでした。受けも綺麗な顔でありながら言動がかっこよく好印象でした。お互いがお互いを好きになった過程がちゃんと知れるのも良かった。さらに初めてが吸血の勢いじゃなかったのが良かったです…!書き下ろしの吸血時の効果か入ったユキもエロくて可愛いかった。本編の終わり方が自分で行動を起こしその場限りではない明るい未来を想像させ、書き下ろしでも未来の幸せそうな姿を見せてくれたので読後感がとても良かったです。
もう1つのカプ。上下巻読み終わった後に見返すと序盤に「なるほどな〜」と言う伏線のような部分がありそういう話が好きなので作品をより楽しめました。メインカプも好きなんですけど私はこのもう1つのカプの切ない関係性やらが大好きで…。この2人についてもおまけという感じではなく、丁寧にお話に組み込まれているおかげで物語が2倍楽しめました。書き下ろしで幸せそうな未来の彼らの姿も見れてよかったです。
そして別レビューの方も仰ってますが私もぜひ「あの人」のスピンオフ読んでみたいです…!詳しい過去とあの人にも幸せな未来が欲しい…!
思ってた以上に買ってよかった〜と思える素敵な作品でした。彼らの末永く続く幸せを願ってます。上巻がいい所で終わってるので上下巻まとめての購入をおすすめします。また、書き下ろし小冊子の締切が2021年10月25日までなので購入を検討している方はぜひそれまでに。
『寄宿舎の黒猫は夜をしらない』の下巻。
続きものなので上巻未読だと理解できません。未読の方は上巻から読まれることをお勧めします。
上巻のネタバレも含めてのレビューになります。ご注意ください。
上巻で吸血鬼に血を吸われたのではないかと推測されたユキの友人・アウラ。
彼の存在を通して、吸血鬼、いや吸血人類の謎が少しずつ見え始めたところからスタート。
めちゃめちゃ萌えたのが、吸血人類を救うために必要な物は一体何なのか。という部分。
愛しているから救いたい。
けれど、自分の想いが「彼」を不幸にしてしまう。
えー、この二人の恋の行方は一体どうなっちゃうんだろう……、とやきもきしながら読み進めましたが。彼らの選んだ道は強く逞しかった。どんな選択をしたのか、ぜひとも手に取って確認してみてください。
この作品にはもう一組恋人が登場します。
ジーン×ユキの2人とは対照的な考え方や立ち位置にいますが、けれど彼らもまた深く愛し合っていて、読んでいてどうなってしまうのかハラハラしました。
この学校の秘密、そして20年前の事件。
恋愛ものに終始することなく、それらをきちんと回収しながら、若く希望にあふれた若者たちの「これから」も描かれていて非常に面白く、そして萌えました。
あ、それと。
「あの人」の過去の話も読んでみたいな。
彼にも幸せになってほしいと願ってやみません。ということで、スピンオフを…!激しく所望しています。
鯛野作品は可愛らしい絵柄で描かれる濡れ場は濃厚なイメージがありますが、今作品はセックスシーンはさほど多くありません。が、ヴァンパイアものあるあるで、吸血シーンはとてもエッチです。吸血シーンは、二人の想いを通わせる(良い想いも悪い想いも)重要なシーンとして描かれています。エロいだけではなくて、そういった描き方も秀逸でした。