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hyakujitsu no bara Maiden Rose
旧版を読んだ際、あまりの画力の高さと迫力ある戦闘シーンに非常に驚いた記憶があります。
何年経っても印象に残っているほど好きな作品だったので、今回の新装版、更には続きが読めるのが本当にうれしくて。
旧版と読み比べてみましたが、新たに描き下ろされた追加ページ+全ページに加筆修正がされているとのことで…いやはや、その量に驚きました。
絵柄等懐かしく感じる部分もありつつ、今の稲荷屋先生の絵柄と自然に混ざり合っていて全く古く感じさせません。
旧版をお持ちの方はもちろん、気にはなっていたけれどずっと絶版で手に入らなかったという方にもおすすめです。
凛とした美しさを持つ若き師団長・タキと、敵国の人間でありながら、国を捨ててまでタキに忠誠を誓った軍人・クラウス。
架空の国を舞台に描かれるただならぬ関係な2人、そして彼らを取り巻く戦争。
この一筋縄ではいかない2人の関係に当時どうしようもなく心奪われたことを思い出しました。
甘くはなくヒリヒリとした雰囲気と、背景にある壮大な世界観は読む人を選びそうではあります。
現在・過去とあちこちに場面が飛びますし、画から読み取るしかない部分もありますので…正直、パッと読んだだけでは何がなんやらと混乱してしまうかかもしれません。
ですが、じっくり咀嚼して読めば読むほどな作品だとも思います。
軍服がお好きな方や、2万人の兵を指揮する清廉で美しい青年と狂犬の主従関係、身分差、身長・体格差、下克上あたりのワードに何か引っかかるものがある方は2巻とあわせてぜひ。
商業BL読者歴も長くなってきまして、このシリーズは完結しないんだろうな〜と半ば諦めている作品がいくつかあります。そんな中でもこちらはかなり好きで、かつ作者様の消息がわかっていて、続きを期待している作品でした。新装版発売となり、大変嬉しいです。
稲荷家先生が作画を担当されている『蒼空の絆』(作:かわい有美子先生)を読んだときは思い出さずにはいられなかったなぁ…
描き直しについては、あとがきでも言及されている通り冒頭がしっかり変わっています。試し読みでも確認できる部分なのでぜひ。ドラマチックになりましたね〜
新装版の発売で当時の絵柄と変わり過ぎてしまう点が気になるパターンもまま見ますが、もともと作画の安定していた稲荷家先生なので問題なし!
「百日の薔薇 Maiden Rose」は、
「腐女子の萌えツボ、的確についてる」と絶賛レビューが多かった。
でも絶版。
旧作の新装版、全ページ加筆・修正&描き下ろし復刊。
RENTAで一部が予告版として公開中。明日7/15、発売。
皇紀1928年、
受:タキ・レイゼン:(20歳)
神代から続く宸華・レイゼン家の二万の機甲師団「ローゼンメイデン」を率いる師団長
旗印は三つ葉の薔薇。
攻:クラウス・フォン・ヴォルフシュタット(26歳):
敵国人のタキ・レイゼンに、全てを捨てて忠誠を誓った騎士。気性の荒い狂犬と呼ばれる
・・
機甲学校で再会した二人。クラウスはタキに惹かれる。
クラウスは、戦争のため帰国するタキの「騎士」になり、共に生きる決意をする。
タキは、兵士の心の拠り所であろうと、クラウスの愛を受けいれる事が出来ず、苦悩する。
でも、タキは呵責しつつも、次第に深くクラウスを愛していく。
この物語の醍醐味は「主従」の「すれ違い」。
7月15日に2冊同時配信です。
試読版は、タキが乘る列車に女の凄腕殺し屋が侵入・・気になる。
タキに忠誠を誓う騎士で気性が荒く「狂犬」と呼ばれる元敵国軍人クラウス・フォン・ヴォルフシュタット大尉と、一国の命運を担う気高く美しい指令官で機甲師団長のタキ・レイゼン。
出会った時から惹かれ合うクラウスとタキ。
留学先のルッケンヴァルデ機甲学校での、最後の夜の互いを純粋に想い合う心を感じさせるエチシーンは現在のところ唯一の痛くない描写で良き。
祖国に帰り、タキは簡単には寄り添う事が許されない立場。清浄潔斎であれ、と求められる身である事をクラウスに隠していたタキ。想いが上手く伝わらず擦れ違う様が切ないです。
クラウスの狂犬っぷり、タキの圧倒的な剣捌き。
どんなときもお互いを心に、生きようと必死で戦う2人に切なさが募ります。
過去の2人の出会いも鮮烈な美しさで、運命を感じさせる。
平安時代の貴族文化が残るif世界の独特な世界観。
和洋折衷で、軍服も平安衣装もとにかく美麗。
旧販より進化した画力、良修正、まさに神作品です。
CDを持っていますが、井上さんと千葉さんの声で漫画を読むと自動的に変換されるくらい、リピート再生しすぎています。すごく再現されているので、ぜひ再販されて、皆さんにもっと聴いてもらいたいなぁと思います。
稲荷屋先生の画力は、緻密で素晴らしいと思います。
時系列があちこちに飛ぶ場合がありますが、何度か読み込むと理解出来ました。
オススメします!
元学友のクラウス×タキ。
留学先で同部屋になり親交を深めていたが、自国と敵国の関係が悪くなり、戦に出向かうために国外退去命令を受ける。
その頃にはお互いに気持ちがあったけど、師団長として自国の戦に向かわなければならなく、お別れをしなければならなかった。
そこに現れたクラウス。自国を捨て、タキの騎士となるためタキと共に帰る。
そこから始まる物語。
学友から主従関係に変わることで、今までのように自分の気持ちだけで動くことができない。そのことをクラウスに伝えられないまま戦が始まる。
クラウスはそれが理解出来ず、無理やり蹂躙してしまうんだけど、それでもタキはクラウスを突き放さない。
自分の国を捨ててまで自分と共にあることを選んだクラウスにそんなことはできない。でも立場上、今までみたく気持ちを開くことはできない。
気持ちがお互いにあるのにすれ違うの。切ない。
お互いがお互いを守り、信じることを続けてる関係なのに表面上は上手くいかない。もう本当に…
現在はノベルでイラストを担当することが多い先生ですが、元々コミック連載していてストーリーも画も素晴らしく、今回新装版が出るということはとても嬉しく、沢山の方に読んでいただきたい作品です!
昨今のBL作品では中々ないストーリーなので、読むとその世界にハマってしまうこと間違いなし❣️です。
また、肉球編໊のタキ様がこの上なく可愛い
やっぱり時代が変わり、白抜きが多くなってますね。。。(旧版はかなり緩いです)
でも紙本の特典は素晴らしいものばかりです!
是非とも紙本で特典も堪能してほしい作品です。
買い直しちゃいました
既に持っているのに無駄遣いか? とも思ったんですが色褪せてたし
どうしても書き下ろし肉球が読みたかった
もぉぉっぉぉぉ ごめんなさいぃぃぃ
出だしが違うしッ! 買い直してよかった ァァァァァァア Orz デカシタ アタシィィィ
もはや クラウスがアップになったところで感無量ww
正直 理解力や読解力がなくて稲荷家さんの描かれるお話についていくの必死だったりします
だって ただの軍事もってだけじゃなく 血だ 花だ 神代だって設定がもりもりで難解で厄介なんだもん ※ あくまでも個人の感想です
二十歳になったばかり されど領主 領土を守るため前線で指揮をとるタキ
そのタキに仕えるため国も血族をも捨てたクラウス
この主従関係に生臭さがついて回るのはなんでなんだろう?と
ハァ(一拍置かなきゃ語れない)凌辱や蔑み 痛みに きゃ〜〜〜〜ってなるようなタマじゃないけど 扱いの痛々しいこと
この巻 よくわからない状態で繰り返されるそんなものの詰め合わせなんだもん
クラウスの異常なまでの執着はいいんです
ただ クラウスを1度は受け入れたのに その後なにがあってすれ違ってここまで拗れたのかがね ないのよ
孤高とか 気位の高さってのを魅せているんだろうけど言葉数が少なすぎて タキっていう青年がよくわからない
国外退去喰らうときには想いがあったし 実際クラウスを連れ帰ったわけだし
あたしだけだろうけど ずっとそこに引っ掛かり続けてモヤモヤしまくるんですよ
いやわかるッ! わかるんですよ?
清浄潔斎であるべき神を下す器の身 されど求めたのは自分
この後ろめたさってのもあってだろうし クラウスを受け入れた事が知られれば士気や統率だけじゃなく神の加護にまで話がいっちゃう身ってのがあるのも
でもね なんで頑なにそれをクラウスに言わない?
そこが 己が身と情との板挟みがゆえなんじゃん って? もどかしく哀しい恋の部分なんじゃん って?
いやいやいやいや 言いましょうよ 伝えましょうよ
だいたい色恋沙汰のすれ違いの多くは 言葉足らずが原因じゃないですかッ!
ああまぁ 激化する戦火の中で惚れた腫れた言われても えぇぇっぇぇぇぇぇえッ っとはなるけどさ
で どうにもできないこのモヤモヤをね 癒すのが肉球 ฅ デデン
やっと肉球だ わーーーいッ!ってなった瞬間白目むいたわ
かわいすぎて (侍従さんずも健在でなによりw)
色褪せた本と同じ内容 されど色褪せることのないこの綴
いや もう何回も何回も読んでるくせに いやんなっちゃうくらいわかんないし
わかんないくせに面白いんだよね なんなんだろ? これって
旧版をレビューしたのが2017年。BLコミックの中で最も好きで最も待ち焦がれていたご本。昨年出る!と楽しみにしていたら諸事情で延期になって、旧版初版からだとなんと17年の時を経ての新装版。感無量になるのも当然だよなと許してください。決して万人受けするお話ではないんですけど、2冊並べた時、泣きそうになりましたので神にしました。一人でも多くの方が読んでくださいますように。
元服の儀なんかを執り行う文化の東方の国で師団長として2万の兵を率いる、タキ・レイゼン。神代から続く宸華の一族、周りからは神を身に降ろす存在として敬われています。戦争となる前に学びにいったルッケンヴァルデ機甲学校で知り合ったクラウスを騎士として連れ帰り、西方連合と戦車などで戦う日々で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は(多いんだわ、すんません、そして皆様それなりに関与してくるので、誰あんたと思わず覚えておくべし)
スグリ少尉(タキ様に長く仕える砲手)、クロウディア(クラウス姉)、総司令(アサクラという名前の模様、狸おっさん、曲者としかおもえん)、ヤマモト候補生(ハルキ、ちびっこ)、ムラクモ(タキ様の乗られる戦車のコードネーム)、ハセベ侍従長ぐらい?
アズサもちょい出(2巻で頑張る)。
++全般的 いろいろ
時系列がぶっ飛ぶし冒頭から戦争ドンパチやってるし、初めて読まれる方はきっと???と思われる箇所があるのではと思うんです。でも頑張ってほしい。
国としては、①エウロテ(仮想ロシア?)と②クラウスの国(西方連合所属)と③タキの国が出てきて、昔①と西方連合は戦争。また③は①に屈して同盟国となっていて、今は主に西方連合と戦っていると思われます。どこにも屈するまいと誇り高い民族なんだよね。ただはるか東の③と西方連合が戦しないといかん理由がよくわからん。背景はこれぐらいにして。
好きなのはタキ様。凛々しいという一言に尽きる。戦車で戦場を駆け巡り「撃っ(読みは「て」)」とぶっぱなし、国を領民を守らんとする。戦争は嫌いなんですよ、でも誇り高く自分が自分であろうと戦い続けるタキ様の姿には惚れるしかなかったんです。
狂犬クラウスは、スグリ同様「捨ててきなさい」と言いたいんですけど、ルッケンヴァルデ時代のタキ様には無くてはならない存在だったとわかっているので、しょうがないなあという感じ。ルッケンヴァルデで「俺の国に来るか」と言ってくれたこと、きっとタキ様は一生忘れないんだろうなあと思うのです。タキ様大変なんだから、もうちょっと温かく包容力をもってタキ様を労わってくれるんだったら、すんげー好きなんだけどなあ。(軍人としての能力は優れているそうなので戦力としては優秀)
つらつら長文すいません。実際に戦争が起こっている今なんですけど、できれば読んで戦争のことにも思いを馳せ、そして続けて読んでいただきたいです。先生、私が生きている間にちゃんと終わらせてください、お願いします。
2005年にオークラ出版さんから刊行された『百日の薔薇』の新装版。
めちゃめちゃ好きな作品で、新装版が出ると知ってテンション爆上がり。が、その後何度か発売の延期があり、もう首を長くして待っていての、待ちかねた新装版。
旧版も持っていますが、延期になったのも頷ける。加筆・修正がすごい…!
もともと稲荷家さんは綺麗な絵柄を描かれる作家さまですが、今作品の旧版は先述しましたように2005年。少し、いやだいぶ古い作品ということもあってか絵柄が変遷しています。ということもあってなのかな?もともと萌えがたっぷり詰まった作品なのですが、それを今の稲荷家先生の絵柄で見れるという眼福さよ。ずっと待っていて良かった…。先生、お疲れさまでした。
内容については旧版の法のレビューでも書いて下っていますが、一応ここでもざっくりと書きたいと思います。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
弱冠20歳にして、第十五機甲師団の団長を務めているタキ。
彼は東方の国で神代から続く宸華の一族・レイゼン家の御曹司。由緒正しい家柄の子息でありながら、彼は軍人として清廉に誠実に生きている。部下からの信頼も厚い青年だ。
そんな彼は忠犬さながら尽くすクラウスという騎士と、主従の契りを結んでいる。が、クラウスは敵国・エウロテの人間。それ故にクラウスを敵視する人物も多々いるが、タキはクラウスを信頼し、そしてクラウスも常にタキの傍にいる。
が、とある意見の相違からクラウスはタキを蹂躙してしまい―。
タキの故郷は東方の小国、そしてエウロテ、という架空の国が舞台ではありますが、日本ととある国を個人的にはイメージしながら読み進めました。戦争、というダークでシリアスなバックボーンを抱える作品で、BLという一言で括ってしまうにはあまりにも壮大なストーリーです。かなりがっつりしっかりと「戦争」を描いている作品なので、苦手な方は注意が必要かもしれません。
タキとクラウスは実はルッケンヴァルデ機甲学校で共に学んでいた、という過去があります。そして、その時に、お互い惹かれていたのだと。それが時を経て彼らは再会した。再会、という生ぬるい言葉では言い表せないかも。クラウスは、すべてを捨ててタキの元へと馳せ参じているからです。
そんなクラウスに蹂躙されてしまうタキ。
クラウスの煮詰まった感情も理解できるし(もちろんレイプはダメ)、タキの複雑な立場もわかる。タキという青年の立ち位置がこれまた某お家柄を彷彿とさせるのですが、これがまたカッコいい。
今作品は、さらりと読むと理解できません。
バックボーンが複雑だからでして。
つまり、それだけ壮大な世界観のお話であり人間関係も入り組んでいます。あっさりさらりと甘々でほのぼのなお話が読みたい気分の時には正直お勧めしづらい作品です。
が、ですね。
軍人、軍服、主従、からの下克上。
こういったワードに萌えを感じる方には激しくお勧め。稲荷家先生の描かれる美麗絵柄で、軍服とか主従とか、筋肉とか。もう美しいの一言。眼福です。
そして美しいだけに非ず。
タキという青年が清廉すぎて、男前すぎて痺れる。
彼はその身分ゆえに己の感情を露にすることは避けています。が、素の彼の声を聞きたいのがワンコ攻めを通り越しての狂犬・クラウス。かつて、ただの友人だったころ。その時から、クラウスはタキに惹かれ続けている。
戦争の最前線で闘うタキ率いる第十五機甲師団は常に危険と隣り合わせですが、部下たちがみんなタキを信じ崇拝しているので雰囲気としては過酷すぎる展開ではありません。そこも良い。
1巻はクラウスの窮地をタキが救うところまで。そこで2巻へ続きます。
今作品は、過去と現在を交差して描かれていますし、あと人間関係とかタキの立ち位置がなかなか難しく行きつ戻りつ読んでしまいますが、今作品を端的に描いたのが巻末に収録されている「仁義なき肉球編」。
「仁義なき肉球編」は、タキたちがデフォルメされたケモ耳のついたキャラで描かれていて、「百日の薔薇」のあらすじをざっくりなぞった感じの小話です。タキが猫ちゃんで、クラウスが犬かな?本誌のドシリアスさはなく、もうほんとに可愛いの。旧版にも「仁義なき肉球編」は収録されていますが、新装版にはそこに「仁義なき肉球おもちかえり編」も収録されていて、そちらも可愛いし萌えるしどうしようかと思いました。
タキが大切にしていたものの「本当の意味」を知ったクラウスがどうするのか―。
2巻へと続きます。