ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

魔道祖師 4

madou soshi

魔道祖師 4
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神229
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

103

レビュー数
23
得点
1175
評価数
239
平均
4.9 / 5
神率
95.8%
著者
墨香銅臭 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
千二百 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアシリーズユニ
発売日
電子発売日
価格
¥1,980(税抜)  
ISBN
9784866574158

あらすじ

ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

蘇った夷陵老祖を討伐するため、四大世家が再び決起する。
けれど、今の魏無羨の隣には、迷いない瞳の藍忘機がいてくれた。
彼への想いを募らせる魏無羨だが、互いの肌に触れ口づけた夜、
どうしようもなく惹かれる自分と、その想いが叶わぬことを知る。
そして過去の謎が紐解かれる時、何度も重なってはすれ違い続けた二人が辿り着く愛の形は――。

その後を描いた番外編は、魏無羨が少年たちを率いて夜狩に繰り出す「鉄鉤」、
忘羨が淫靡な夢の世界に迷い込み情欲に溺れる「香炉」など、八つのお話を収録。
あの日の旋律が、永遠に続く誓いへと変わる。

表題作魔道祖師 4

五大世家・姑蘇藍氏の次男
禁断の呪術によりよみがえった修行者

その他の収録作品

  • 家宴(番外編)
  • 香炉(番外編)
  • 悪友(番外編)
  • 朝暮(番外編)

レビュー投稿数23

この人を愛さずにはいられない

世間の大ブームから数年遅れで小説を読み終わり配信のアニメやドラマも堪能中です。どの媒体も素晴らしいけど小説が全ての原点ですからね。

中華ファンタジーながら冒険活劇、ロードムービー、ホラー、サスペンス、ドロドロの愛憎劇、物語として面白い要素が全て詰まっててこりゃ流行るわけだわって感じで、4巻になって「あ、そういやこれBLだったわ」と思い出しました。BL好きだけどブロマンスだけでも充分満足できるのでドラマやアニメもヒットしたのでしょう。悲劇を重ねた後に残った人々の絆や希望を感じさせるストーリーが好きです。魅力的なキャラクター達も良い。

BL成分も急に始まった訳ではなく、1〜3巻で種は撒いてあったので4巻で花開きました。丁寧な作り。真面目だけど一途にウェイインを想い続けたランジャンと弱い人・困った人を見たら助けずにいられないヒーロー気質のウェイイン。素敵な公式カプです。(漢字が難しい人はカタカナ表記)

しかしタイトルにある私の最大の推しは江澄!変換しやすい名もいい。母親似の美貌と気の強い性格を持ち、密かにコンプレックスを抱えたおこりんぼツンデレ坊ちゃんが大好きです。金凌への叔父バカぶりも可愛い。共依存みたいで可愛い叔父・甥コンビも好き。江澄は仙力や人間性など何もかもウェイインに敵わないって思ってるけど江澄だけしか持っていないものがある。それは誰もが支えたい、守りたいと思ってしまう弟気質またはヒロイン気質。父親も本当は江澄可愛くて仕方なかったと思うし、家臣達も江澄を支えたくて仕方ないからあんなに早く江家を再建出来たんだと思うし、ウェイインにしても江澄が可愛いからあんなに献身的だったんだと思う。ウェイインとの憎たらしいけど心の底では愛してしまう愛憎渦巻く複雑な関係性が良いのです。姉弟3人のシーンは全て尊い。

あとアニメの江澄はキャラデザが神。三つ編みにお団子のあのヘアスタイルが特に萌えすぎます。紫もお似合いでまるで蓮の花の精。本当は大好きなウェイイン兄ちゃんといつか本当の和解ができるといいと思います。

久々のレビューが相変わらず暑苦しくほとんど江澄の萌え語りですみません。ドラマの方もレビューできる仕様のようなのでいつかしたいと思います。

0

一気読み

面白すぎて一気に読んでしまいました。ので、まとめての感想になります。

おすすめブロマンス作品のトピでよく上がっていたので匂わせ程度で終わるものだと思っていたので4巻衝撃でした。
アニメはブロマンスってことなんですね!
藍湛豹変し過ぎwずっと我慢してきたのが爆発したのか、元々の性癖か、予想外でした。魏嬰は想像通りの煽り受けw

要所要所でアノ人が出てきたので怪しいなと思っていたので、やっぱりな!っと興奮してしまいましたw怒涛の展開で伏線を回収していくのは見事です。

それにしても、江澄…もうちょっと救われてほしかったな…。魏嬰と藍湛と同じくらい江澄好きです。
母親と一緒で口だけ。言ってることのほとんどが本音ではなく、行動に愛が詰まっているのがたまらんです。屠戮玄武ではずっと堪えて大人しく従っていたのに魏嬰が焼印された途端激怒して王霊嬌を躊躇なく殺そうとしたり、再会した時も致命傷を与えることもなく、金鱗台で魏嬰がみんなの前で正体がバレた時も1人剣を抜くことをしなかった。しかも2度目の乱葬崗を攻めた時も霊力が封じられているのに魏嬰の加勢に戻ったり…アレ、ずっと持ち歩いてたのかなとか、あの時の真実とか…もう江澄!魏嬰が藍湛に寄り添っているところ見て、そこは自分の居場所だったのにと切なくなってるとこ、本当にこっちまで切なくなっちゃいました。
江澄、魏嬰を咄嗟に庇おうとして刺されたのに魏嬰ノーリアクションで本当切ない…あと、なんで藍曦臣江澄に薬渡さなかったの?みんな江澄に冷た過ぎない?本当に江澄口が災いしてる。こんなに愛しい人なのに…報われてほしいな。
あと、日本が邪曲蔓延る嫌な国のように書かれてるのも悲しかったです。中華・韓国BLあるあるだなぁ…。

藍湛結局紙銭は燃やしたのかな?

2

No Title

無任何代餐角色能替代忘羨反覆看好幾次

0

BLは国境を越える

タイトルのとおりです。
干杯!

1

多種多様なジャンルの入り交じった作品

なかなかの長編で、かなり気合いを入れて読まないと挫折しそう…ということと、そこそこのお値段から二の足を踏んでいましたが、ようやくかの有名な中華BLを読むことができました。1巻ずつ完結ではなく4巻まですべて繋がっていることから、寝る間を惜しんで一気読みしました。

これをすんなりBLというくくりに入れるのは、少しもったいない気がします。中華ファンタジーであり、ミステリーであり、アクションであり、時代ものであり…。しかし主役2人の関係性が男同士ということで、ライトノベルのBL小説枠になってしまうんですよね。もちろん、そこが重要な点でもあるのですが、それを除いてもその他の要素で読ませる勢いと内容です。

さて、あらすじは複雑なので置いておいて。

読む前にいくつかのレビューを見て、かなり取っ付きにくい作品なのかなと思っていました。特に名前に関しては、中国の歴史的、文化的な背景を設定に織り込んでいることにより、1人に複数の呼び名があります。でも注意はほとんどここだけ。少し考え方を変えれば、西洋ファンタジーにおける魔法使いと死霊使いのお話なのです。その内容はハリ○タに勝るとも劣らぬ本格派。

なので、とにかく長いです(笑)BL抜きで読んでも面白いと言いつつも、どこまでも恋愛要素の見えにくい過去話が続き、進展の遅い関係性に焦れ、BLとして読んでいる身としてはつらかったです。中盤辺りでもうちょっと、恋愛のドキドキとかハラハラがあっても良かったように思います。しかしそのつらさを乗り越えての想いが通じ合う様は、カタルシスにも似た快感を覚えました。でもあの……終盤、ちょっとはっちゃけすぎじゃない?「………」×3以降ははっちゃけすぎてて草生えました(笑)

しかし少なくとも3巻まではBLとしては物足りない。そしてひとつ気になったのが、他人の身体なのに、ってところです。いろいろな行為が「でもそれ別人の身体よね?」ってなるところがあって。どうせなら身体も復活して欲しかったな…。

どうしてもBL以外の要素が強すぎて、いろいろな登場人物の生い立ちや環境に同情したり、嫌な人物像が多かったり、謎解きストーリーの方を追ってしまい、それだけで最後まで読んだ感覚です。みなさんの評価との違いがなぜ起こるのか、不思議です。BLでなければ読んでないだろうし…。うーん、難しいですね。

1

とんでもない作品に出会えた。

ずっと気になってはいたんですが、なんとなくアニメを見てみた結果、さらに強く興味を引かれ購入しました。

普段は電子書籍派なのですが、中国が舞台のお話は私にとってはまだまだ難度が高く、何度もページを遡ることもあるだろうと見越して紙の本を。
そしたらまずは分厚さに驚きました。本編(分厚い)×4+冊子×1て。

だからずいぶん読み終えるのに時間がかかるだろうなと覚悟して臨んだんですが、ルビは豊富だし、お話も過去現代といったりきたりするわりにはすんなり頭に入ってきました。なによりストーリーが面白くてページをめくる手が止まりませんでした。主人公カップル以外の子たちもみんな魅力的で!

謎が一つ一つ解き明かされていくスッキリ感はたまらないですね。
少しずつ真相が明らかになっていく一方でBL要素も決して唐突ではないところもまた良くて。
そもそも二人には一度悲しい別れがあり、その前にも積み重ねた時間があるのですが、それでも再会してすぐにどうこうってわけじゃなくて、じわじわ焦れ焦れもだもださせてくれます。
魏無羨、普段とても頭がいいのにこと恋愛になるとどうしてこうもお鈍さんになってしまうのかwwでもそこも面白かったです。

ラストは本当良かったなあという感じで。
本編だけで大満足な読了感なのですが、さらにこの先に番外編もつけてくださるという大盤振る舞いです。これは冊子とは別です。この番外編のほかにさらに冊子もつくんです。感謝しかない。

たっぷり幸せな時間を味わえて、どうして今まで手に取るのを躊躇っていたんだろうという気持ち。出会えてよかった。

2

最高の幸せな結末で満たされました

本当に素晴らしい物語でした‼️
最後の最後まで目が離せない…黒幕は斂芳尊ですが。全ての出来事を動かしていたのは…いや〜予想外の人物でした。
本当に面白い
江澄と魏無羨の彼らの関係も胸が締め付けられるほど深い繋がりがあって…もう涙が止まらなかったです
今回も藍湛の酔った後の行動が本当に面白かった…そして遂に魏嬰と
長年の想いが結ばれて藍湛、良かった❗️その後は予想以上のいちゃいちゃのえちえちで、なんか赤面しちゃいました笑
番外編では彼らのその後の日常が描かれていて、やっと共に歩んで過ごせていることに幸せを感じましたし、思追や金凌たちの面倒をみたりと充実に日々を過ごしている姿に暖かな気持ちになりました
最高の作品です‼️本当に✨

2

まさかこの人が!

長い作品をようやく読み終えました。
作品の細かいレビューやあらすじはいろんな方たちが書いてらっしゃいますね。
あまりに長い作品だし、中国ベースなので、この名前は誰だったかな?とか、この言葉の意味は何だったかな?と思うことが多くて、スマホで検索しながら読みました(笑)

4巻は流石に集大成で伏線をたくさん綺麗に回収されてたので、忘れていた出来事や、チラッと出てきた人が再度話題に上がるのでスマホ必須でした。

最後の最後に出てきた人物には驚きました。みんなビックリしたと思う。気付いていた人、いるのでしょうか?
BLというより作品として面白い。今度はドラマやアニメも観てみたいと思います。

思いの通じ合った2人はとても可愛くて。ちょっと日本人では言わないような事とか言ったりして。
番外編も甘くて楽しかったです。藍忘機が色欲が強かったのはびっくりです(魏無羨限定でしょうけど)。藍忘機が魏無羨に甘過ぎるのが心配ですが、夫婦仲が良くで何よりです。

とにかく素晴らしい作品でした。

2

読み終わっちゃった(´・_・`)

最終巻!
ゆっくりゆっくり大切に読んだつもりでしたが、ついに終わってしまいました…。
長かった、けどあっという間に読み終えた感が強いです。

これまでの巻に散りばめられた伏線を回収するように次々と謎が明かされる展開が圧巻でした。
あ、こんなことそう言えばあったな、みたいな部分も多くて再読したい気持ちでいっぱいです。

壮大な歴史ファンタジーでありながら、BL部分は切なく、熱くかなり満足度が高いです。
魏嬰からの告白には思わず声を出して笑ってしまいましたw
もっとなんていうか、しっとりとしたモノになるかと思っていたので裏を突かれてヤラレタって感じでした。
そんな面白さもあり、濡れ場の描写はかなり濃厚でこれまたヤラレター。
クールな無表情スパダリ攻めが荒ぶるシーンがもう言葉になりませんな…ハァ。好き。

5

ただのBLじゃない。神BLです。

最高オブ最高でした。。。ありがとうございます。マッッッッジで面白すぎました。。。やばかったです。。。

墨香銅臭先生は天才です。マジで。BL要素抜きにしても、人生で読んだ本の中では完全にトップクラスの面白さでした。やばいです。今すぐ国民全員に読んでほしい!!!!!!!



《以下、ネタバレあります》









江澄の金丹復活の真実が明らかになったときは、『嘘やろ……!?』と頭を抱えましたし、彼が逃走中なぜ無謀にも蓮花塢に戻っていったのかの理由が、最後に明かされたときには胸が苦しくなりました。
(どちらのエピソードも、初見のときにものすごく違和感があったので、その謎がこういう形で回収されるなんて……と呆然とし、感動しました。)

終盤、観音廟での怒涛の展開がとにかくものすごくて……何度も何度も、どこまでも何度でも予想を覆していく緻密かつ壮大なストーリー展開に圧倒され、胸を打たれました。最後の最後に……アイツが、今まで散々呆れられてたアイツが……実は……なんて、誰が想像ついたでしょう。。。

《追記》
なんともいえぬ後味を残す江澄と魏無羨の関係性とか(お互い、与えたものも奪ったものも多すぎてもう清算しきれないよね……)、最後までお互いを憎み切れない金光瑶と藍曦臣の関係性とか、藍思追と温寧の切なくも温かい関係性とか……登場人物それぞれの過去から現在に繋がって出来上がっていく複雑な関係性が、特に印象に残りました。
番外編は、薛洋と金光瑶のやりとりが見られた『悪友』がお気に入りです。こういう、互いの利害の一致によって生まれた繋がりだけど、でもそれだけじゃない……何とも言えぬ関係性っていいよね……って、読みながらうんうんと噛み締めました。

あと、超個人的な要望?ですが、屠戮玄武から剣を取り出して、陰虎符を生成したエピソードと、温晁のせいで乱葬崗に突き落とされた魏無羨がどうやって夷陵老祖として復活したのか、そこの詳しい経緯も知れたら嬉しいな、と思いました。

5

読み終わって心に穴がぁぁぁぁぁ

本当に素敵な話でした。1巻と2巻は話の行方が分かりそうでわからなかったです、そして今でも覚えてる1巻を開いて字の多さと絵がないことの2つに気づいた時に本当に読もうか迷った事…
読んで本当によかったです。でも難しかったのは事実です。

話が進むにつれて正直誰を応援(?)するべきなのか分からなくなる事がありました。
1巻2巻3巻であれって疑問に思うことも、あまり気にしていなかった事も全部伏線で回収されていくのを読んでると「あっ」って声に出して驚きました。

そして何よりも藍忘機と魏無羨の行方に泣きそうになりましたが、魏無羨の性格のおかげで泣くことはありませんでした。

魔道祖師は私が初めて最後まで読んだ分厚い小説です。これまで小説に全く興味のなかった私に小説の凄さを教えてくれる本でした。もしかしたらMXTXさん独特の表現の仕方もあるのかもしれませんが、ともかく小説の凄さを教えてくれる小説でした❗️

藍忘機と魏無羨カッコ良すぎです!!!

5

あらゆる方面からの真相


魔道祖師4巻であり最終巻。

『誓おう、愛は傍に在ると』。

帯の言葉いいですね。今更だけど全4巻の装丁どの巻も本当に美しい。正しく魏 無羨と藍 忘機2人のイメージぴったりのイラストだと思います。(イラストっていっていいのかな、、?)
.
.

とうとう黒幕の金光瑤との決着。
最終的に金光瑤も憎めない人だったなあ、番外編の薛 洋とのエピソードでもなんだかんだ面倒見いいんだよな‍
.
4巻は事件の真相、まさかの黒幕を知る巻にもなりましたが、もう一つの柱として藍 忘機と魏 無羨の関係性が一気に急上昇した話にもなりました
.
.
私はあの、例のシーン、金光瑤や藍 曦臣もいる緊迫した場面で居ても立っても居られない魏 無羨が大声で叫ぶシーン...まじでこの人、頭おかしすぎる!!!いや、この人達!!!!という感じで読んでるこっちが恥ずかしくて本を閉じたり開けたり閉じたりを繰り返しながら息絶え絶えで読みました
((((( 2人の時にやって〜〜 )))))

まあ、あの例のシーンはあれとして藍 曦臣が魏 無羨に、魏 無羨の知らない藍 忘機の過去を話すシーンはもう苦しい、、そして切ない、、んでもってめっちゃいいいい。一途という言葉では計り得ない藍 忘機の魏 無羨を支えよう、救おうとする姿勢に心が震えました。
.
後は江澄の金丹の話。真実を知った時、江澄の本音の本音を聞いたなあと思いました。江澄が本当に魏 無羨を恨んでいるのは、雲夢江氏が崩壊したきっかけを作った事でも、姉や姉の夫の死の原因でもなく、2人の約束を守ってくれなかったことなんだな、、と(勿論それもあるけど)。作中で金 凌の心情に描かれていたように江澄も誰を憎めばいいかわからず、行き場のない気持ちに混乱してるようにも見えました‍。金 凌と江澄本当に似てるなあ、、。
.
他にも序盤〜中盤にかけて起きた出来事がクライマックスにドドっと明かされ驚き情報過多でした‍
.
最終的に魏 無羨の入れ物である莫玄羽の事はほぼ序盤だけ触れるくらいで、事の始まりの真相の仮説だけが立ったような感じ。聶懐桑視点の話や心情も知りたかったけど、長くなりすぎちゃうから描ききれなかったのかなあ。
.
最後は、前世では相容れない関係だった藍 忘機と魏 無羨が今世で一緒になることができて心から拍手喝采です番外編は、同人誌ですか?といいたくなるようなパロディになってます

4

長い長い一途な愛に感動

ついにこの長い物語も完結ということで、まだまだこの世界観に浸って二人の未来を読んでいたい気持ちが強すぎて寂しい!
そのくらいストーリーもキャラも魅力的で素晴らしかったです。
中華BL侮るなかれ!

とにかく魏無羨という人物が魅力的で、自由奔放でチャラチャラしてるようにみせかけて芯があって男前なんですよね〜そして強い!
さらに床では誘い上手!というより煽り上手!笑
こんなときまでどこまでも煽っていくのね、と藍忘機が不憫になるほど。笑

告白の台詞もどこまでも魏無羨らしくて爆笑でした。
あの緊迫した状況でのあの台詞の破壊力半端ないです。笑
そりゃ一同ポカ~ンだわ。

藍忘機の魏無羨への執着は最初から明らかでしたが、背中の戒鞭の痕や胸の烙印の理由が語られて、思っていたよりずっと深くて重い愛だったんだなととても泣けました。
長い長い一途な愛が成就して本当に良かった…!

成就してからは今までの抑えてた激情が溢れんばかりに!片時も離れたくないとばかりに!イチャイチャしてます。
藍忘機の控えめだけどわかりやすい愛情表現が、今までとのギャップも相まってとても良いです。
あ〜この夫婦の会話ずっと聞いていたい…

エロも思ったよりエロくて満足でした。
魏無羨がひたすら煽って藍忘機が理性との戦いという攻防戦の繰り返しですが、あの冷静沈着な藍忘機が絶倫という事実だけで萌える。笑

全体通して、ストーリーも読み応えあり、かつちゃんとBLもしてたのでとても満足感ありました。
濃厚で読み応えある話の場合、BLそっちのけで話に夢中になることが多々あるんですが、この作品は二人の関係性に何より萌えながら、かつ世界観やストーリーにも夢中になって読了できました。

勢いのままラジオドラマも聴き終えたので、アニメとドラマもこれから堪能したいです。

4

毎日

完結です。ここまでホラーサスペンスの様相だったのに、魏無羨と藍忘機がくっついた途端に別の作品になってしまったような。BL作品を読んでいる以上、そこも楽しみに読むものだとは思いますが、突然同人誌みたいな展開を繰り広げるものですからアレソレシーンを薄目で飛ばしてしまう始末。2人ともそんな人だったのか…という。藍啓仁に賛同したい気持ちが出てしまった。
正直に生きてきたのにとばっちりくらった人が何人か思い当たる。無念。

魏無羨が藍忘機の表情の変化に気づくようになって、1巻では無表情とばかり書かれていた藍忘機が微笑んだり照れたりしているのが分かるのが良いです。

藍家の弟子達と金凌に教えを説く魏無羨のお話も収録されているので、ホラーサスペンス要素がもっと欲しい読者向けに嬉しい内容もしっかりあります!

3

まさかここまでとはな。(笑)

ここまで来るのに、長かった、と言うべきなんでしょうが…。(笑)様々な事情や、理由がわかり、攻めの執着愛の深さに感動し、受けの告白シーンに度肝を抜かれ、やっと来た濡れ場の色っぽさも、素敵でしたし、読み終えて、ああ、いいお話を読んだ、とつくづく思いました。両想いになってからの、ラブラブっぷりが凄く好きですね。番外編も面白く、攻めの受けに対する、思わず、「ああ、好きなのね」と言いたくなるところも、見どころだと思います。付録の外伝集もついて、少し高めのお値段も納得の小説だと思いました。

6

どハマりしました!

3巻までは微かなBL?…感しか感じなかったのですが、それ以外でもストーリーが本当に骨太で、過去編では心がガリガリ削られながら頑張れば頑張るほど、どうしてそうなっちゃうの〜⁉︎…となるのですが、その中で仄かにあれ?…とBLが感じられてきました。3巻の口づけシーンでいきなり爆弾を落とされたような衝撃で、この人こういう事出来ちゃうんだ!
となりましたがまだ、この段階ではまだ、どちらが攻めか受けかめ分からない感じだったのですが、4巻でBL爆発しました。
今までの悲しい展開の反動のように伏線が回収され、カップルが出来上がっていくのはもはや天晴れ!
しかもめちゃくちゃ好みのカップリングでした。
一体何処からこれほど懸想してたの⁉︎…と、読み返さずにはいられません。
中国BL凄いです!

9

まさに、神作品です!

読み始めたときは買ったことすら後悔するレベルでしたが(笑)、話が乗ってくるとそんなことはなかったです。あっという間に読み終わってしまいました。

ネタバレは避けますが、登場人物、ストーリー設定、全てを含めて神作品でした。1、2巻では分からなかったことが徐々に明かされていって謎が解けていくのもとてもテンポ良くて読みやすかったです。ただ、現在と過去をよく行ったり来たりするので、これはいつの話?となることもありましたが…。

魏無羨は全然悪い人じゃなかったし、むしろ愛すべきいたずらっ子で義を大事にする人だったからこそ、過去の話が悲しすぎました。蘇ってくれてほんと良かったし、待っててくれた藍忘機に感謝しかない(TдT)

中国で検閲が厳しいのかなと思ってたけど4巻はたくさんイチャイチャしてくれたのも感謝です。藍忘機が意外にも絶倫キャラなのが美味しい設定でご馳走様でした♡ここまで多くの方が高評価をつけているのも納得です。

14

よかった!

骨太のストーリーでした。
3巻電子まで待ちましたが4巻は電子書籍化まで待てなかったのでアマゾンぽちー。
確かに登場人物最初珍紛漢紛でしたがアニメも見てやっとこさわかった部分あり。
両片思い好きな人には刺さる〜。好きな子には意地悪しちゃうタイプの主人公。
今まで読んだ系の中ではちょっといなく、やんちゃだけど愛情表現はあからさまで新鮮でした。デリカシー?何それ美味しいの?系ですかねぇ
表紙がとあるシーンの部分でここはめっちゃ笑ってしまいました
悪役含めそれぞれが居場所を求めるストーリーって印象でした
あっという間に読めちゃう。番外編含めエロは濃いめ なんだけどもちょっとそのまま突っ込んでる感否めなかったので前戯もっと書いて欲しかったかなぁ
余談ですが1巻読んでてわけわかめ状態だった時にアニメ見て某キャラCV石田彰で「ハッハーンこいつ悪役やな」笑 てなりました

8

神としか言い様がない

最高でした…ただそれだけです。

8

素晴らしい作品に感謝

待ちに待った最終巻!
レビュー機能の神ボタンに
これほど感謝したことはありません!
まさに神作品でした!!

ちょっとした辞書サイズの厚みの3巻を読みその後にこの最終巻。
シリーズを読み始める前は
おぉ、分厚い、長い、、と圧倒されましたが
読み始めてみたら本当にあっという間でした!

現実を忘れ魔道祖師の世界に没入。
気がついたらあっという間に読み終わっていて
その後も余韻からしばらく抜け出せず
気が付くと私の意識は姑蘇や蓮花塢に。

こんなに長い間浸れる素晴らしい作品に感謝しかありません!
こんなに安くて良いの??
もっとお金払うよ!!コスパ良すぎ!!

さて、これから読もうかと
考えている方がいらっしゃいましたらまずアニメから入るのがオススメです。

恐らく小説から入ると
中国語の人物名が覚え難く、誰が誰だかわからなくなるかと。
アニメ版の美しい映像で世界観を把握後に小説を読んで、その後またアニメを観て、また小説読む。
そうするとお互いに補完ができ、相乗効果でよりどちらも楽しめるかと思います。

4巻の内容ですが、
次々に謎が明かされ、新たな真実に気が付きます。まさに完結。

今まで感じていた謎や疑問が解決されると同時に、各人の知らなかった一面を知る事ができます。

ネタバレは避けますが、
魏無羨と江澄のそれぞれに向ける想いは
なんとも複雑で、でもどんな感情であれ
お互いを強く想っているからこそなのかなと。


そして
前3巻の怒涛の展開で忘れそうになっていましたが、これはBLです。
それを思い出させてくれた4巻でした笑
つまり何が言いたいかというと、甘い、ひたすらに甘い。
砂糖吐くかと思ったぐらい甘くて、
前までの殺伐とした3巻分の萌えを全て凝縮したかのようでした。

中国の作品だからそういった表現がないのかと
勝手に思っていましたが、
ご安心ください、しっかりばっちり盛り沢山です。

ここまで苦しんだ二人が結ばれるんですから、
もう甘くない訳がないですよね。
藍忘機が可愛くて悶え死に、その愛の深さに切なくなります。
本当にハッピーエンドで良かった。
幸せをありがとう。

番外編の小冊子も、小冊子とは言い難いようなしっかり内容があり読み応え抜群のものです。
本編後の二人の様子や、本編に登場していなかった小話なんかが収録されています。


だいぶ長くなりましたが、
本当に素晴らしい作品でした。
世界的大ヒットになるのも頷ける神作品です。
願わくばアニメの続編も観たいところです。
時を超えた運命の二人、その想いの行く末ぜひ見届けてみてください。
絶対後悔しません!!
神作品との出会いに感謝です。

追記:表紙の美しさに目を奪われがちでしたが、そで部分(カバーの帯をめくったところ)に描いてある2羽のウサギが1-3巻はバラバラだったのに4巻目にして仲良く並んでてほっこりしました。細かい部分までこだわりが詰まってて素敵!

33

結末まで読めて感無量です

長かったですが、二人の行く末を知る事が出来てスッキリすると同時に名作だなぁと改めて感じました。

今まで明かされていなかった事実が次から次へと出てきて、そのエピソードがどれもせつなく悲しく愛に溢れているもので…
各キャラの性格も読み手にわかるようにしっかり描かれているのでなおさら同調でき、なぜそんな事をしたのかが手に取るようにわかります(涙)

何が悪かったのか、誰が犯人なのか、こういった事の答えも納得できるものでした。
人の身にふりかかった不幸が悪意を生み、それが連鎖して数々の不運を紡いでいく、積み重なった不幸は辛く悲しいものですが、その中で見えたものもあり…

一見粗雑でお調子者の魏無羨、彼の内にある純粋さや思いやりの深さ、自身を犠牲にする献身さ。
真面目な藍忘機の執念深さ、教えに背いてでも貫く愛の強さと許す心。
ことさら藍忘機の美しさを魏無羨はいつも褒め称えているのですが、決して見た目だけじゃないことはよくわかります。
そしてなんと言っても、想いが通じ合った時点では魏無羨はもう別人の体な訳で、魂を愛する藍忘機の想いの強さに恐れ入ります。

結ばれた後は二人が睦み合うシーンがそれはもうたっぷり描かれていて、長いです笑
特に番外編、でもこれはご褒美ですね!
BLの生々しい描写が苦手だという方も、本編では最後の方に多少ある程度なので本編だけでも読んでいただきたい、そう思えるほど、オススメできる面白さでした。

アニメの3期も待ち遠しいです!

14

感動のフィナーレとエロの放出。

長かった物語もいよいよ終幕です。

三巻までは一冊読むのに数日かかりましたが、四巻は怒涛の展開にハラハラドキドキで一気に読み終えてしまいました。今回特に文章のテンポに磨きがかかっていて、ページを捲る手を止め難かったです。

藍忘機から魏無羨への愛情とか、めでたくカプになってからのラブラブもすごくよかったです。

そんな二人の陰に隠れて江澄! お前って奴は!! ずーっと魏無羨に憎悪をぶつけまくっていたけど、じつはいつか魏無羨が帰って来ることを信じて待っていたんですね。なんて稀代のツンデレぶり! ほろりとしてしまいました。

ところで、二巻まではBL描写があまりなく、三巻からやっとBLらしくなってきましたが、四巻ではついにエロ解禁! 一度箍が外れるとすごいですね……魔道祖師は「エロ少なめ」とのことですが、全4巻あってエロは最終巻に集約されてるので割合的にいえば少ないけれど、ひと度ラブシーンに突入するとめっちゃ濃ゆいし長いですね……びっくりしました。


23

何もかもがパーフェクトな神作品。

3か月連続で刊行された『魔道祖師』の完結編である4巻目。
どういう展開、結末を迎えるのか発売日が楽しみで楽しみで、でも終わってしまうのが残念でもあり。そんな複雑な思いを感じながら手に取りました。

3巻までのネタバレを含んでのレビューになります。ネタバレ厳禁な方はご注意ください。





13年前、そして呪術によってよみがえった今世でも孤独な闘いを経てきた魏無羨。彼の天真爛漫な破天荒な行いと、そしてかつて彼が起こした出来事によって味方がいなかった魏無羨ですが、藍忘機が彼側に立ったことで情勢は一気に変わっていく。

そして、二人で様々な事件を解決し、過去を遡っていくことで、13年前の真相へと彼らは近づいていくー。

黒幕が誰なのか。
様々な残虐な出来事の真相は。

魏無羨が莫玄羽によって蘇ったわけですが、もう二転三転するストーリーに引き込まれます。ああ、あの出来事はここに繋がっていて、あの複雑な人間関係はここで生きてるのか―!みたいな感じ。

色々な愛憎が複雑に絡む。
即物的な利害関係とか、損得勘定がないわけではないのですが、あくまでそこにあるのは愛情なんですね。愛というものは、時に憎しみを生むわけで、人の感情をさらっと上から攫うだけではなくもっと深いところまで描いていて、怖くもあり、儚くもあり、美しくもある。

そんな中で、「愛」だけを他人に与えることができる人物ももちろん登場しています。かつて残虐非道の限りを尽くしたと言われた魏無羨。

カッコいい……。
めちゃめちゃカッコいい……。
こじれ切ってしまった江澄との関係ですが、彼との間にあった真実には衝撃でした。魏無羨が男前すぎて悶絶しましたですよ、はい。

そして、その彼の素を知っていたのが藍忘機。
彼はずっとひたむきな愛情を魏無羨に注いでいた。二人の歴史に思わず落涙。そして萌え。

ベースとしては死者が登場したり、闘いが描かれた作品なのでシリアスですし、ダークな雰囲気です。が、藍忘機×魏無羨の2人が紡ぐ想いはめちゃめちゃ甘い。そして爆笑。

魏無羨がとある理由で藍忘機にお酒を飲ませるシーンがありますが、これが非常にコミカルで可愛くってエッチなんです。3巻までは二人の色っぽい空気感はかなり控えめですが、4巻に入り二人の間に色っぽい空気が漂います。

お互いに自分の想いを相手に伝えることを良しとせず、それゆえにすれ違ってしまうこともある二人なのですが、想いが通じた後はデロ甘です。黒幕や過去の出来事の真相が分かり結構緊迫した中、二人が自分たちだけの世界にいるシーンは爆笑しました。

いつでもどこでも。
二人はずーっと一緒にいるのだと。
今作品のキモはあくまで黒幕の存在、そして事件の真相だと思います。彼らの恋愛感情が前面に打ち出されることはあまりありません。なのに滲み出る彼らの深い愛情と信頼関係。このベースあってこそ、なんだなあ、と。

白と黒。
静と動。
正反対に見える二人ですが、まさに割れ鍋に綴じ蓋。

鬼将軍と言われた温寧のその後がめちゃめちゃ心配でしたが、そこも安心しました。何よりとある人物の存在が明らかになりますが、彼の存在も良い。きちんと伏線を回収しつつ明らかになるストーリー展開が秀逸すぎました。

本編は、4巻の2/3くらいで完結します。
その後は二人の蜜月などを描いた番外編。
二人の濡れ場は多くはなく、エロ度も高くありませんが、なんか良い。必死、っていう言葉が一番しっくりくるかも。愛した人と一つになりたい。ただ、それだけ。だからこそ端的に二人の深い愛情が読者に流れ込んでくる。

エロいものが読みたいという気分の時にはお勧めしません。
分量も多く読みごたえもたっぷり、つまり簡単に読める作品でもありません。

じっくり、腰を据えて読まれることをお勧めしたい、そんな作品です。

魏無羨は莫玄羽によって蘇ったわけで、つまり彼の入れ物は魏無羨ではないんですよね。けれど、それでもなお、藍忘機は彼を見つけ欲した。死者の存在も同じ。人にとって、入れ物って重要なファクターではないんだなあ、と。その人をその人たらしめるのは、その人の本質とか中身。そういった部分も素敵だなと思いました。

47

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う