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ai wo ataeru kemono tachi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
まさに愛を与える獣達でした。
異世界にやってきたチカは族に捕まり奴隷として売られた。
そのチカを熊族のゲイルが買い、
獅子族のダグラスと共に溺愛するというお話です。
原作未読ですが、読まなくてもよくお話がわかりました。
チカが売られるまでのお話は辛いのですが
ゲイルもダグラスも他の登場人物も
みんなチカにとって良い動物ばかりなので
読んでいて心が暖かくなりました。
魔法というファンタジー要素もあり、
番のお話もあり好きなものが沢山詰まっていて
とても好きな作品になりました。
上巻だけでも幸せだらけなので
下巻になると私が溶けちゃう気がします。
原作が気になっていたものの、もう既になかなかの分厚さで何作か出ていたので、どこから読もうかと思っていたらコミカライズが!
と、こちらのコミカライズ版から入った原作未読の者の、ややぼかしながらのレビューとなります。
あの、すごく面白かったです。
いわゆる異世界トリップものになると思うのですが、主人公であるチカがこの世界にトリップしたのはつい最近のお話ではないのですよね。
◯◯族とつく獣人たちが数多く生活していたり、女性が存在しておらず、種族の他にアニマとアニムスという性別があったり、番制度やギルドに魔力…などなど。
なかなかにファンタジーな設定が盛り込んであるのですが、松基羊先生のすっきりとした魅力的な絵柄と画力の高さ、お話の面白さとテンポの良さが見事に合わさって、特に混乱することもなく、自然と設定が頭に入っていく。
終始、設定と展開にワクワクしながら読めました。
気になっていたけれど手が出せずにいたよという方、こちらから入ってみるのはいかがでしょうか?
日本では元医者で40代だったチカ。
ある日、奴隷制度のあるキャタルトンという異世界・異国へと何故か若返った姿でトリップしてしまい、以来、何年も性奴隷として働かされボロボロの状態だった…と、文字にするだけで過酷な状況なのですが…
そんな不憫な主人公にはやはり救われて幸せになってほしいもので。
ひょんなことから、タイトルにもある"獣達"に救われて、これがまたたまらない甘さで溺愛されることに。
大きいの2人に挟まれる小さいのって、なんでこんなに可愛らしいことになるのでしょうね。
熊族と獅子族。ゲイルとダグラスの種族設定が生かされた雄感の強いがっしりとした風貌がすごく良くて。
加えて、包容力が高く、ギスギスすることなくひたすらに2人でチカを愛でてやまないのです。
でろでろに甘くて可愛いことこの上ない。これは萌えた。
小柄なチカを膝の上に乗せたり、ひょいっと抱えて運んでしまったり、身長・体格差の良いところもたっぷりと詰まっていますよ。
個人的に良いなと思ったのが、チカが与えられてばかりを良しとしない人だったところ。
可愛い可愛いとちやほやされている主人公も良いのですが、そればかりではないのが良かったですね。
そして、どのキャラクターも立っていて魅力的なところ。
兎族のミンツさんに関しては、巻末にある茶柱先生によるSSで更に気になる存在に。
それから、獣人達の耳!人の耳がない状態なところにおっ!となりました。
これは原作のキャラクターデザインをされた黒田屑先生ならではなのかな。いつも獣人の四つ耳が気になってしまうタチなので、耳なしデザインのキャラクターが新鮮でした。
他にも書きたいことは沢山あるのですが、まずは下巻まで読んでから…!
ということで、ワクワクをそのままに引き続き下巻へと進みたいと思います。
原作未読です。松基羊先生の絵が美麗で、ソワソワしちゃいます。何故か異世界に飛ばされて、何故か10代の身体になり、性奴隷をやらされ、魔法で声を奪われたチカは、奴隷市で売られていたところをゲイルに救けられる。全くの善意で救われたのだが、新しい主人に代わっただけだと思い込むチカは、怯えて性的な奉仕を試みるのだが、慌てて制され、自分は本当に良い人たちに救われたのだと知る。ゲイルとダグラスは、獣人で、しかも身分の高い人たちだった。彼等は一目でチカを気に入り、怪我の手当てをして、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる。そもそも勇者である彼等と違って、小さな子供にしか見えないチカ。最初は奴隷だった頃に虐待されていたチカの身体を労わる為に、食事の際は膝に抱っこされていたのだが、それはいつしか彼等の習慣になって行く。ゲイルの、ダグラスの、膝にちょこなんと抱えられ、すっぽりと包まれている様子は可愛い。
この世界には、雌雄では無く、アニマとアニムスという性別の様な種類で別れ、アニマの相手は一人だけだが、アニムスには複数の「番」があるという。オメガバースの様に、番相手には心地良さと香りを感じるという。そこでチカはアニムスであり、ゲイルとダグラスの2人共の番である事が分かる。これは、一夫多妻の逆の様なもので。子供を産むのはアニムスなのだと言う。未来により良い種を残すのが目的だとしたら。もしかしてこの方が合理的に適っている様な気がしないでも無い。ゲイルとダグラスは幼馴染で信頼し合っている仲なので、チカを巡って可愛らしい嫉妬はするけども、互いにアニムスの支配を巡って奪い合うという様な事はしない。それは、チカを治療した治癒術師であるミンツさんも同じ。バニーボーイの様な長い耳を持つ兎族の彼は、パリスとグレンという2人の番を持っている。特に、フクロウ族のパリスは穏やかなイケメンで、背中に大きな翼を背負う彼はまるで天使の様。
今のところ出て来る人皆んなイケメンなんだけど。私はこのパリスのルックスがとても好み。書き下ろしには、彼がミンツさんの事をとても愛していて、心の支えになっているというエピソード「ある夜の兎の悩み事」もあって。とてもほっこりする。
元の世界で医者だった記憶のあるチカは、自分の知識を活かして、ミンツさんのところで働く様になる。この世界では病気や怪我は治癒術師が魔法を使って治療する。しかし、それは身体の原理を知らないまでも、治ることのイメージをするというのだ。アナログなのか進んでいるのか謎なのだ。チカは医師であった知識を総動員してイメージを膨らませ、怪我人や病人を治療出来る事に気付く。しかしそれはチカ自身の体力を消耗してしまう事。
助けられた恩をゲイルとダグラスに返したい。チカは命を懸けてダグラスの失われた腕を蘇生させ、怪我で不自由になっていたゲイルの脚を治す。
この世界では大き過ぎる魔法。チカの力を利用しようとする者に狙われたり、戦争さえ引き起こすかもしれない、と心配するミンツ達。
チカを守る事を改めて決意するゲイルとダグラス。さて、この後チカの身に何が降りかかるのか。ドキドキハラハラしながら次巻へと続く。
めでたくゲイルとダグラスの番となる事を受け入れたチカだけれど、エチは未だ。
ゲイルとミンツさんの目の前で、ダグラスはとーってもエッチなキスをチカにかます。
チカはキスだけでトッロトロ。ここものすごーくエッロいです。
んー。いずれ3Pするのかなぁ。ゲイルもダグラスも凄くチカを甘やかしたがりなので。それはそれは甘い夜になるだろうなぁ。なーんて期待。
小説「愛を与える獣達 無骨な熊と王者の獅子と異界の『番』」コミカライズ版。
私は原作を途中まで読んでて
(今日までに読み終えたかったけれど無理だった;)
ゆえに原作既読と未読の半々の者からみた感想ですが、
あの分厚~い(しかも上下2段組)内容が上手い具合に短くまとめられていると思います。
原作未読部分もとくに違和感ないほど物語が成立していると個人的には思いました。
とはいえかなり端折られていますので、
合わせて読むと更に深掘りできるかと思います(﹡´◡`﹡ )
ちなみに描き下ろしは小説・漫画とあります…!
コミカライズで小説の書き下ろしがあるとテンション上がるのでうれしかったー♡
さてさて。
ある日突然異世界トリップをしてしまったチカ。
運悪くタチの悪い輩に捕まり数年間性奴隷として扱われ、
ボロボロになり投げ売りされているところをゲイルが救います。
(コミカライズではサクッと緩め描写。原作は惨かった;;)
ゲイルとダグラス(ゲイルの同居人)に優しく介抱され、
恐怖に支配されていたチカの心が少しずつ癒やされてーー。
ゲイル:熊族/ダグラス:獅子族の2人は獣性が強く、
庇護欲&独占欲もハンパない人達…!
まさに「愛を与える獣達」なのですよ!!ヾ(*´∀`*)ノ
甘いッ!デロンデロンに甘いッ!!!
(介抱という名でチカの定位置は2人のお膝のうえ♡♡)
(介抱という名でチカの食事はアーンで食べさせられるw)
(隙あらばチカを可愛がりたくて仕方ない獣達…w)
元の世界では40才のチカですが、
異世界ではなぜか身体が縮み、身体年齢は16才。
この世界では「ヒト」「黒髪・黒目」は稀少な存在で、
体格差もあってなんとも庇護欲をそそるのですね。
加えて『番』が存在する世界で、
ゲイル・ダグラスはチカが『番』だと感じ取っているのです。
(ちなみに一妻多夫制度があたりまえの世界観なので同じ番を持つことが可能)
そんなこんなでたっぷり甘やかされて
チカの心と身体の傷はどんどん癒やされていく。
これがめっちゃ良いッ!!甘々スキーのドツボ!!!
デッカい2人がちいさいのを囲んでせっせと世話焼き♡
なんだ、この微笑ましい光景は…!!!
散々な目にあってきたチカが時折涙を流すのが切なくてキュンとします(;////;)
上にも書いたけど小説版の奴隷時代は目を背けたいほど惨い状況だったので、
チカが泣いたり笑ったりするたびに、良かったねぇぇぇぇぇぇぇ(泣)となる。
で。チカ自身も与えられるものの大きさをヒシヒシと感じているので、
なんとかゲイルやダグラスに恩返しがしたいと思い、行動するのですね。
けれどゲイルとダグラスは見返りなんて求めていないわけで、そのへんの齟齬が難しい。
そいうった部分を上巻では楽しみました。
そんで重要な脇役のミンツさん(兎族)。
美人で強くて優しくてみんなのオカンみたいな人ですw
描き下ろしはミンツ視点のお話で、
ミンツの過去や自宅での様子など知れました(﹡´◡`﹡ )
漫画の描き下ろしはコミカルな内容で、
熊=はちみつ/猫科=ねこじゃらしでデロデロにされるデカい獣人www
ホントは屈強な人達なのに、とことんチカには弱くてニヤニヤしちゃいます♡
(以下余談) 既読だった部分の違和感ですが…。
奴隷だったチカを見つけ保有者になったのはゲイル。
なので解呪にはゲイルの血が必要という解釈で原作を読んだのですが、
コミカライズではダグラスの血で解呪していたので少々引っかかりました。
原作の設定に沿わない改変は残念です。
でも松基さんの絵は原作の雰囲気ままですごく良かったです…!!!
なんと松基羊さんでコミカライズ!
表紙のダグラスとゲイルは全裸では?
原作よりもかなりテンポが早くどんどこ進みます。サイズ感がちょっとチカが大きいような…。
マッチョなオヤジ達に可愛がられ溺愛され過保護にされ、これはいいですね!
思慮深さも、獣性の番への本能も可能性を感じます。
巻末にはパリス視点のお話が入ってます。
偉いですね!確かにチカには番や伴侶という大切な制度や決断がよく理解できないうちに、断れない立場で決めてしまって。
実はグレンがお気に入りキャラです。
彼の台詞の言葉遣い、〜だぞ、とか、おとぼけキャラとか素直なところが好きです。
松基羊さんの画も大好き、体格差で甘々な3Pを楽しみに電書発売待ってました。
うーん、もっと甘えろだと思っていました。
原作未読だから言える事ですが、説明を端折ってもっと3人の甘々に癒されたかったです。(それはそれで「内容薄い」と思うんでしょうか…)
原作の確固たる世界観を守ろうとされていて読み応えはあるのですが、感情やお話の流れが説明的で、間や変化が駆け足気味です。
理不尽で酷い扱いをされてきた親之、雛鳥のようにご飯を貰い、優しい言葉に涙し会釈する健気さ可愛さは猛烈にキュンです。常に屈強な漢二人の膝に乗って可愛いがられてるの可愛い…
元々医者だった親之が異世界でも能力発揮出来て幸いです。
堅物のゲイルがチカを離さないのも可愛い。
ダグラスとゲイルは輪郭や顔の特徴をもう少し変えて欲しかったな。ムキムキはみんなこうなのかな。