恋に焦がれる獣達 流浪の獅子と忘れぬ歌声

koi ni kogareru kemonotachi rurou no shishi to wasurenu utagoe

恋に焦がれる獣達 流浪の獅子と忘れぬ歌声
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
茶柱一号 

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イラスト
むにお 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイデジタルノベルズ
シリーズ
愛を与える獣達
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

獅子族のイリシードには忘れられない恋人がいた。web発大人気異世界獣人小説、獅子族×人魚編、その恋はいつだって運命!

レビュー投稿数1

先祖の伝承に縛られて生き別れた二人の再会

著者は、小説家になろう出身。本業を持つ、兼業作家。
座椅子に正座して執筆する人なんだそう。小説家になろうの活動報告を読んだら、面白かった。
ナロウWEBサイトに無い未発表の書下ろしを、商用本に必ずつけているそうですが、この小説の場合は書下ろしなので、オマケ無しでした。

「獅子族のイリシードには忘れられない恋人がいた。獅子族×人魚編、その恋はいつだって運命!」・・紹介文がドラマチック。
特徴は、浪漫溢れるファンタジー、異世界恋愛冒険譚。食事場面の描写が上手い。食べたくなる。
「愛を与える獣たち」の子供世代の物語。スピンオフ。
シリーズの最新刊は、安心のハピエンだった。

序盤、イリシードの回想。
この世界は、異種族でも交配出産が可能。
イリシードは、生き別れのままの恋人を探す旅に出る。
船で知り合った若者に、昔出会って別れた人魚の恋人の話をする。
生き別れの恋人シスランと同じ水色の瞳を持つ青年だった。

中盤。
人魚族の恋人は、一族に伝わる伝承に囚われている。
イリシードが愛した人魚族のシスランが歌う声はとても美しい、イリシードはシスランの歌声が大好きだった。
人魚は、他種族と関わらない決め事が有る。・・多分アンデルセンの「人に恋をして泡になった人魚姫」の話が原案。
人魚は歌に魔力を乗せる。
イリシードが大好きな歌を歌い終えた後、「自分を忘れて欲しい」と消えてしまったシスラン。

後盤
昔話をした青年の瞳は、イスランと同じ色。青年の名は、イリス。
イリシードにイリシードが渡したものだと、髪紐の模様で母が渡した守り飾りだと気づいて居たという。。
実は、イリスはイスランが産んだイリシードの子だった。そしてイリスの子;孫も居る。お父さん」と呼ばれて、嬉しい事実を知り喜ぶイリシード。
満月の夜、イリスの案内で、イリシードに再会できた。
別れなければいけなかった訳、探せなかった訳を語りあい、二人は抱擁、幸せの涙を流す。

ロマンチックな物語でした
・・これを座椅子に正座して書いたんだーと、思った。ファンタジックな脳内妄想を正座で展開するなんて、瞑想してるのと同じです。
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★人魚姫の悲恋は、昔からある物語じゃなくて、近代もの。
同性の恋人との悲恋を土台にしたアンデルセンの創作物語です。
アンデルセンは粘着質のケチンボで、恋人にかなりしつこく言い寄って、ひどく嫌われたらしいです。

2

碧雲

頑張っている作者のこの作品への イイネが嬉しい。
是非読んで! 読後感想も楽しみ。

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