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nakenai tohiko
やー…良かった…。シリアスなテーマなのに重くなりすぎず、シュールなギャグも加えて絶妙な味に仕上げてくださる先生の腕、さすがだなあと唸りました。
碗島子先生の新刊「ここで一緒に暮らそうよ」や「金のエンジェル」「銀のエンジェル」がとても好きで、過去作に遡って探して見つけた、こちらの作品。
一見受けのトヒコが救われる物語に見えて、”愛”という感情を知らない(ように見えたが実は枯れているだけの)攻め・コウがトヒコの素直さ可愛らしさに救われ、愛に目覚めていく物語。5話のコウ視点の話が刺さりました。
碗先生だから、えちももちろん、えちえちです。ローターにおもらし、優しくもえちちな言葉責めと、豊富なバリエーションに大満足。
碗先生節を思いっきり堪能できる、読み応えある一冊でした✨
ほのかに、得体のしれない恐怖のような、深淵を覗いているかのような薄暗さがあるのに、クスッと笑えたり感動したり、すごくキャラの立ったお話だったと思います。
【田舎から都会に出てきたトヒコ。街中で誰も自分を見ていない孤独に飲み込まれそうだったとき、誰かと肩がぶつかってしまう。自分のことが見える人もいるんだ、と思わず呟くトヒコだったが、後日その人と再び偶然出会いーー】
最初はトヒコが主人公なので、トヒコ視線でストーリーを追っていくこととなります。すると、助けてくれたコウは親切な人、心配してくれるコウは優しい人、という思いで話が進むわけです。
なのに何、あのコウの得体のしれなさは。こいつはヤバイ男だと、なんとなーく感じるほのかなメンヘラ臭。すごい。見事です。
そしてコウのターン。やっぱりか。こいつはこういうやつだと思ってた。優しさ、親切、そんな柔らかい感情じゃなかった。
なのに、どうしてだろう。やっぱり優しい。それはトヒコがコウの行為に対して感じる感情であり、そのトヒコの感情に嘘はないからです。トヒコにとったら、やっぱり優しい人なんですよね。
矛盾がだんだん整っていって、本物になっていく感じがすごく面白かったです。最終的にかなりのバカップル。お互いのズレたところがまた面白く、これはメタ的に楽しめましたね。2人にはいつまでもズレながら整っていってほしい。お互いが幸せなら、その行為も感情も本物だと思うから。
表題の通り、過去のトラウマが原因で感じていても「鳴けない」(喘ぎ声を出せない)トヒコが「親切で優しい」コウにたくさんの愛情を受け、ようやく「鳴け」るようになっていくお話。
椀先生ならではの、玩具を使ってのプレイや潮○きなどのえっちなシーンがたくさん描かれていますがどれも愛に溢れていて辛い描写はありません。
トヒコ目線から描かれたコウにどんどん惹かれ、優しくされる事にきゅぅっとときめいてしまう所がとても可愛らしいです。
ふふっと笑ってしまうようなコマもたくさんあり、先生の良さがたくさん出ていると思います。
そして、お話を読み進めるとコウ目線からのストーリーに切り替わり、読者は良い意味で裏切られ驚かされます。
見方が違い、お互いに微妙で絶妙なズレを持ちながらも、優しさと愛情を与え、与えられながら惹かれあった二人でした。
互いの過去のシーンは苦しい描写がありますが、それ以上に二人出会ってからは甘いシーンがたくさんあるので気にならないです。
とても良いハピエンなお話でした。
明らか闇持ちな受けが虚な目をしていて、助けてくれた攻めも違う意味でイッてるように見えたので、地雷×地雷かなと最初ハラハラしてましたが、受けからのご奉仕恩返しを断っていい人じゃんと安心したのに大量のオモチャお持ち帰りで、やっぱやべぇ奴じゃんと裏切られたような期待通りのようなw
碗先生の描くセックスは他で見ないようなプレイなのでいつもドキドキします。
後半に碗先生っぽいギャグが出てきて面白かったです。コレのおかげで暗過ぎず、笑えていい後読感を味わえました。
トヒコちゃん、声に出してツッコんであげてw
ギャグっぽい作品がこのところ多かった印象ですが、これは共依存に近いような、ちょっとダークだけどハッピーエンドという作品で、結構ささりました。
タイトルにある通り、トラウマゆえにあのときに声が出せないトヒコ。
トヒコは都会に出てきて、でも誰ともつながりなく寂しさを感じている。
そんなとき、雑踏でぶつかった会社員、コウと偶然に再会し、縁が出来る。ここがシンデレラ設定ではあります。
とにかく自分を大事にして、受け入れてくれたコウに、どんどん惹かれてしまう。
しかしここからがお話の真骨頂。コウには実は秘密があって。。
お互いに、お互いなくしては生きていけなかったかもしれない、と思わせられます。
自分の存在を肯定してくれる誰かを絶対に必要としているときに、偶然に出会った2人。
読み応えある作品でした。
そしてトヒコがかわいいです。
碗先生一度読んでしまったらもう後には戻れない・・面白い!!!受けのトヒコの鳴けない理由も攻めのコウさんが泣けない理由も辛い。だからこそ二人が癒されていく感じがすごく良くて感動する。ただ単なる感動話に落ち着かないのが碗先生のすごいところで笑える、めちゃ笑える。そしてコウさんがこわい、ガチこわい・・コンビニで会ったら絶対目を合わせられない人・・。トヒコはだんだん目に光が灯っていくのがいい、かわいい、コウさんに色々されまくりなのもかわいい。もちろん、とってもえっち、やっぱりエッチ、めっちゃエッチ。好きな要素が盛りだくさんすぎて大好きです。碗先生のこの洗練されたシュールさには毎回下を巻いております。
切なそうと思っていてなかなか読まなかったのですが、めっちゃいい話だった〜!
両視点あり、後半のコウ視点を読んだら、神でした(泣)
おなじみのシュールさもありながら、こちらが苦しくないギリギリのキャラ達の辛さ、可哀想さ加減。
死んでも構わないくらいなトヒコが出会ったのは、ちょっと不思議なとても優しいサラリーマンで。
見ず知らずの未成年を家に連れ込み淫らな行為をする、よく考えたらヤバいお話のような気もしますが。そんなの気が付かないくらい夢中になりました。
お互いちゃんと自分のことを見えて、考えてくれて。二人の過去が辛いですが、やっと鳴けた!愛しさがわかった!
トヒコのコウの好きツボが面白いですね。
毎回スーツとシーツが汚れるの大丈夫?と気になりました。
これから幸せな予感しかしない!
碗島子先生のシリアスさの中にも界見えるシュールなギャグが大好きです。
ぷくぷくというギャグ多目の作品が大好きだったのですが、こちらの作品もまぁエロかったです。
辛い過去を持った死んだような目をしたわけあり少年トヒコを拾ったコウ人が良さそうに見えて、最初から目が怖かったです。ひょとっとしてトヒコはとんでもない人に拾われたのではと思ったりして…
無邪気で純粋そうなのに目がサイコそして玩具使いがスゴイエロい優しいけどどS!
それを優しさだと勘違いするトヒコ可愛い
またコウの過去がキョ-レツサイコみ溢れてました
コウはトヒコに出会えてやっと人間らしい感情を取り戻せたって感じでした。
けっこう強烈でしたが、面白かったです。全然飽きなくてでもさらっとした感じはなくて中身は濃かった!
高校の時に好きになった人に裏切られ、寂しさから生きる気力もなくなって東京に出てきたトヒコ。
そんなトヒコが街で出会ったコウは、ものすごく親切で、親切過ぎて。
そのお返しに身体でとトヒコから誘うが、トヒコは気持ちよくなっても鳴けない身体で。。。
コウが優しすぎて尽くしすぎて怖くなるくらいで、でもトヒコを鳴かせる(喘がせる)為には、何だかSな面が見られていたのですが、トヒコはそれらを全て優しさと受け取っており、すっかり私騙されました!!
そうきたか!!!
はっきりいってテンション下がりました。トヒコ逃げて!!とまで思ったくらい。
でも、本当に描き方がお上手!!
一気に持ってかれましたよ心を!
二人が出会えて良かったです。無いものを埋め会える存在ができて。
書き下ろしでの、トヒコの準備が萌えました。
リーマン×トラウマ持ちの家出少年。
歩いててぶつかっただけの男同士2人が、なぜか一緒に暮らし始めるというかなり突飛な設定。
読み始めは受け視点だったのですが、攻めの溺愛が素敵すぎてキュンキュンしつつも、なんで初めて会った少年にこんなにメロメロなんだろう?と不思議でした。
後半の攻め視点で、その自分自身でも気づいていない悩みや葛藤シーンがすごく良くて気づいたら泣いてました。
碗島子先生の作品、今までは自分には合わないと思い込んでいたのですが、この作品が良すぎて考えをあらためました。