にやま至上、最強のイケメン攻め降臨!!

そんなに言うなら抱いてやる

sonnani iunara daiteyaru

そんなに言うなら抱いてやる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神642
  • 萌×2178
  • 萌45
  • 中立15
  • しゅみじゃない21

296

レビュー数
100
得点
4072
評価数
901
平均
4.6 / 5
神率
71.3%
著者
にやま 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
シリーズ
そんなに言うなら抱いてやる
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784801969827

あらすじ

昼は冴えないヒラ社員。夜になれば、視線ひとつで腰を砕く“男たらし”。
夜遊びを心から愛する男・裏川忍は、2つの顔を使い分けて人生を謳歌していた。
馴染みのゲイバーに、いけ好かない営業部の“プリンス”、表屋ヒカルが来るまでは…!
以降というもの、毎晩のようにやって来るヒカルのせいで夜遊びも叶わない。ノンケのはずだが、どうやらお目当ては自分らしい。それならば。
「1回くらい遊んでみるか? …安心しろよ。俺セックスうまいから」
そうして一方は隠したまま、もう一方は知らないまま。夜だけの関係が始まった―――。

表題作そんなに言うなら抱いてやる

裏川忍,サラリーマン,総務部
表屋ヒカル,サラリーマン,営業部のエース

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数100

カバーイラストだけで全人類を抱いてそう

いや〜、もうこれはずるい。
雄っぽさあふれる男前が、誰かを壁際に追い詰めて見下ろしているかのようなカバーイラスト。
おまけに、タイトルが「そんなに言うなら抱いてやる」ですよ。
もう既に全人類を抱いていそうな顔ですが、誰をいったいどんな風に抱くのか気になって仕方がないじゃないですか。詳しく知りたい。
ブラックホールのように吸い寄せられて購入しました。
結果、これまでに読んだにやま先生作品の中で1番好みの作品に。
お、面白かった〜〜!!

裏川忍という男が本当に罪な男。
分厚いレンズのメガネ取ったら、そこにはなんと美しい顔が…なんて、本来であれば少女漫画のヒロインにありそうな設定ですよね。
だというのに、今作では雄度の高い攻めの忍にその設定が当てはめられているのが面白い。
誰にでも裏と表がある。彼の裏の姿が本当に罪深くて!
スーパー攻め様なんて言葉があるけれど、彼は攻めというか雄。
立ち居振る舞いのすべてが完全に獲物を狩る側の人間なんですよ…

そんな彼のお相手となる表屋ヒカルという人もまた面白くて。
美しい王子様然としたルックスもあって、職場の女性にはモテまくり、超がつくほど承認欲求が強いナルシスト。
ここまで自分が好きだと清々しくて、嫌味でもなんでもなくなってくる。
でも、不思議と性の香りがしないというか、女性とどうこうしている姿が想像出来ないというか、あくまでもアイドル的な人気なんですよね。
思わずちょっと汚してみたくなってしまうような…BLの読み過ぎですかね。
プリンスなのにソックスガーターを着けているのがすごくえっち。
彼にガーターを着けたにやま先生は天才だと思う。

己の嗜好とプライベートを守り謳歌するために、わざと地味で冴えない自分を演出しながら、波風を立てず平穏に生きているつもりだったというのに、なんとなくいけすかない職場の同僚が馴染みのゲイバーに現れて…と、ストーリー的には王道なもの。

その容姿の美しさから、今まで周りにちやほやされながら生きて来た、お鼻がツンと高い印象があったヒカル。
典型的なツンデレ受けかと思いきや、いやあ…真っさらだった。
すごく可愛いです。赤ちゃんみたい。
なんというのかな…求められる事はあっても、激しく求める側になった経験がないのが分かるんです。
恋愛に関しては免許取り立ての若葉マークな彼が、ゲイバーで唯一自分に落ちない忍という熟練ドライバーを虜にしようと挑んでいく。
経験値の差から、見事に忍のてのひらでころっと転がされてしまうのですが、それは忍にも言えることで。
忍視点を読むと、ヒカルの初心さゆえの無自覚な愛らしさが強烈で、苦手だった人物の意外にも可愛らしい一面を見たような妙な気持ちになっていってしまう。
この、両視点での描き方が非常に上手いんだなあ。
ヒカルが忍にとろとろに抱かれて、忍に惹かれていけばいくほど「可愛い」という名前の生き物になっていくんです。
意地っ張りで素直じゃないのに、ストレートにしかものを言えないのが本当に可愛い。
自身への好意がダダ漏れのこの表情と姿を知ってしまったらもう、ヒカルに夢中になっていく忍の気持ちも分かるし、正体を明かしていない罪悪感が募るのもすごく分かる。
初めは泣かせてやるつもりだったのに、いざ傷付けてしまうかと思うと、なかなか言い出せないのが悩ましいんですよね〜!

あとはどちらがドンと行くのか…と見守っていると、なんとまあ最後までライターがいい仕事をするんですよ。
こんなにいい仕事をするライター見た事ありますか?
私はライターに助演俳優賞をあげたい。
さり気ない伏線、絶妙なテンポの良さ、両視点で描かれる魅力的なキャラクター。
そのどれもが良いバランスで描かれていて、王道展開を飽きさせずに夢中で読ませてしまうにやま先生がすごい。
誰1人として嫌なキャラクターが出て来ないのも、純粋に2人の甘くてほんのり苦い焦ったさを丸ごと楽しめた理由のひとつかもしれませんね。
読み終える頃には2人とも大好きになってしまったな。
王子様の裏の愛らしい顔。野暮ったい彼の裏の男らしい顔。
お互いだけが知る秘密をこっそり共有し、振り回したり振り回されたりしながら、もっともっと愛を育んでいってほしい。
願わくば、甘さたっぷりな続編も読んでみたいです。

しかし、一見オラオラ系で抱きそうな忍ですが、セックスが上手いと言うだけあって、ベッドではひたすらにヒカルの反応を見ながら甘くとろけさせているのがたまらなく良かったです…ヒカルの愛らしさを引き出したのは忍なのでは…?
それから、ヒカルの顎を持つ忍の手つきがものすごくセクシーで好きでした。
萌えがたっぷりと詰まった1冊です。

50

受けちゃん可愛すぎてノックアウト

帯にですね。
『にやま史上一番、罪なオトコ。』とありまして。

いや~~~…、ホンットね!受けちゃんにとって罪作りなオトコでした!!!ヾ(*´∀`*)ノ 表紙は攻めのカッコ良さを前面に押し出していて攻め重視かと思いきや、受け重視さんも是非なストーリーです。ズブズブにハマっていくチョロ可愛い流され受けにキュンキュンしっぱなし/////めちゃくちゃ可愛いの。可愛いしか言えねぇ…。

個人的におバカでチョロくて流されっぱなしになって素直なキャラがドツボなので、この作品は萌えドストライクでした。コミカルな中に胸キュン要素が散りばめられて萌えたし、面白かったし、私はすっごく好きです(∩´////////`∩)


さてさて。
内容は昼と夜の顔を使い分ける攻め×ナルシスト王子受けのラブバトルです♪

攻め:忍は昼間は冴えない平凡な社員、夜はビシッとキメて夜の街でモテ謳歌中。夜の顔が本性で、昼間は敢えて擬態しています。

受け:ヒカルは自他共に認める美形。自己評価が高くてプライドも高い。自意識過剰でちょいウザタイプと思いきや、根が素直で疑うことを知らないのかチョロいwこのギャップが堪りません////

ナルシストのヒカルは「モテる男にモテてこそ真のモテ!」と考えを巡らし、男にモテる男がいるというバーへ行きます。その男が忍なんですが、一緒の会社のモッサイ同僚がそのモテ男だとは気付いていません。当然、忍はヒカルを警戒します。最初は避けていたんですが職場での高慢なヒカルの振る舞いを思い出し、お仕置きを兼ねてちょろっと手を出してーーーと展開します。


真のモテを目指して奮闘するヒカルがアホ可愛くて読者の心まで絆されていく…w最初は高慢さが鼻につくタイプかなぁ…と思ったら、ボロッボロとかわいい所を見せてくれてキュンキュンするんですよー!!

忍を落とそうと必死になったところで、夜の街では圧倒的経験値の差が顕著で。レベルMAXの忍vsレベル1.ヒカルでは勝負にならないんですね。キスすら子供みたいなキスしか出来なくて、忍から色気タップリ大人のキスで返されてグズグズになるの萌え!!!終始そんな感じで萌えしかない!!!そんで流されまくった結果、無自覚にフェロモン垂れ流し始めるヒカルがものすごく可愛いんですよ(∩´///`∩)

あとプライドの高いヒカルが自分の勘違いに気付いて羞恥を覚えるシーンがもう…もう…めっっちゃキュンキュン。なんやろ、私の中のSの部分がゾクゾクゾクゾク。泣かせたい…可愛い…。泣かせたいけど守りたい…可愛い…。

そんなこんなで圧倒的に忍の勝利!かと思いきや、忍は忍でヒカルのいじらしさにアテられまくりで落とされつつあるんですよねぇ( ´艸`) ヌフフ "こんなつもりじゃなかった"状態に陥る攻めの姿ってなんでこんなに美味しいんだ。最高。ニヤニヤが止まらなくなるー!!!!

エッチなシーンもタップリで良きでした♡最初は余裕で攻めてた忍だけど、身体を重ねるごとに余裕を失って腰振り出すのとかね!!!最高ですよね!!!そんでもってモテ男だから雰囲気作りも上手いし男の色気たっぷりだし(∩´///`∩)ヒョォ~ はぁエロい…エロいが最高(∩´///`∩)

また脇キャラも光ってます。
バーのマスターや従業員のツインズ。(ツインズはマスコットキャラみたいでとっても可愛い)ヒカルの友人は登場する度に鋭い指摘をしてきて存在感放っていました。みんな面白いキャラばかりで盛り上げてくれます。

恋人になったあとの社内恋愛の様子がもっともっと読みたいですね~!ヒカルは忍の秘密を守りきれるんだろうか…?(たぶん友人には速攻見抜かれてそうな気がするw)

※追記※
電子の白抜き情報を目にしたので紙本の情報を付け加えると、かなり薄いトーン+削りでうっすら見える感じで、場面によっては白抜きに近いかな。絶対紙がいいよ!ってほどのガッツリさはないです。

22

超かっこいいイケメン攻が最高!

にやま先生の作品が大好きで、すべての作品を読んでますが、今回はもう表紙からして最高すぎます!たぶん、今までの攻キャラの中で1番色っぽくて最高のイケメンではなかろうかと。

以下、ネタバレ含みます。

にやま先生といえばやっぱりガチムチの肉体美!すごく絵がキレイなので、毎回堪能させていただいておりますが、今回はもう攻の忍にメロメロでした。

受のヒカルは容姿端麗のナルシストで、でも天然でかわいくキャラがたっていて、営業部のエースというわりには(笑)、子供っぽくてかわいいツンデレです。

でもやっぱり、今回は攻の忍が半端ない…!

バーで忍がヒカルを口説いていくところから、もう忍の色気がムンムンで、かっこいい。あんな男に誘惑されたら絶対堕ちます…。にやま先生の作品ではワンコ攻が多いイメージだったのですが、今回はもう色気がすごい遊び人。キスする顎の角度からしてエロい!

あと、今回、忍の持ってるライターがすごい重要なアイテムになっていて、すごい!と唸ってばかりいました。

ヒカルの自宅でライターを落としてしまった忍。ヒカルはそれをわざと置いていって、また次回会いたいメッセージと解釈。でも、待てども待てども動きがないので、ついに自らバーへ出向く。

その後、初めてセックスをするのですが、そのときの2人のやりとりが最高なんです!ヒカルはナルシストだけど大人の駆け引きとかはできないタイプで、終始遊び慣れている忍がリードします。このときの余裕ある忍がめちゃくちゃかっこいい!さらにここで、「そんなに言うなら、抱いてやるよ」の忍のセリフがもう…!!

そのあとホテルでセックスしたあと、忍がわざとベッドで寝ているヒカルの枕元にライターを置いて帰るんです!この展開、にやま先生は天才だと前からわかっていたけど再認識しました…。大人の駆け引きをよくわかっている忍に、ヒカルは翻弄されて夢中になっていきます。

そこから身体の関係を続けていく2人。忍は事後はヒカルを置いてホテルから帰ってしまい、朝まで一緒にはいないのですが、こういう描写もにやま先生の作品にはあんまりなかったので、とても新鮮でした。

朝まで一緒に寝れば、というヒカルの言葉を聞いて、少しずつ自分の揺れる気持ちに気づき始めた忍は、この日初めてライターを置かずに、持って帰ります。
目覚めたあと、自分が朝までいてほしいと間接的に伝えたのに忍が帰ってしまったことに落ち込むヒカル。そのあと、いつも置かれているライターがないことに気づき、一生懸命探すんですよね。ライターは、『また、次、会える』という暗黙のメッセージのようなものになっていたので、ヒカルはかなり落ち込みます。

その後、忍と会えなくなりもやもやした気持ちと自分の気持ちに気づいたヒカル。偶然、いつもイケてない総務部の彼がトイレで顔を洗っているところに一緒になり、そこで彼が落としたライターを拾ってあげると…。

これ、最後、どうやってバレちゃうのかなぁーって思ってたんですけど、忍=イケてない総務部の彼 とヒカルが気がつくこの展開も、やっぱりライターが!!終始この2人にとっては重要なアイテムで、これが2人が初めて身体の関係を持ったときからの伏線回収になっていることに気づいたときには、にやま先生、神様…!とひれ伏しました(笑)

その後の雄になった忍のかっこよさとヒカルの可愛さといったらもう…。ここでも、忍とヒカルのセリフの掛け合わせみたくなっていて、過去、忍がヒカルに「抱かれてぇって顔してる」って言うセリフがあるんですけど、最後はヒカルが忍に「抱きたいって顔してる」って言うんですよね。このセリフの掛け合わせみたいのもすごく上手で、ほんとにすごいなーーーってただただ脱帽でした。

セックスの描写もエロくて可愛くて、絵がとてもキレイなので、忍の手に堕ちていくヒカルがとっても可愛く描かれています。そして忍の雄みが、ほんとにほんとに、かっこいい…!!

この作品はものすごく綿密に話のロジックが組立てられていて、今までのにやま先生の作品と少し趣が違うんですけど、私は、1番ハマったかもしれません。とにかく、もうすべてが最&高!!の作品でした!

バーのマスターもめっちゃ大人でとってもいい人!そしてコスプレツインズがめっちゃくちゃ可愛くておもしろくて、にやま先生テイストがばっちり出ていて、超可愛かったです!

あとがきを見ると、続編もあるやもな感じ…!続編絶対出してほしい!まだまだ、忍の色気にやられていたいです!

20

360度罪な男

電子である程度まとまるまで待って最終話が出た瞬間に全話購入、これは絶対紙になる!とフンフンしていたところで書籍化を知り舞踊りながら紙本も読破。これは文句なし、にやま先生アッパレと言いますか、兎にも角にも罪な男があまりにも罪すぎる!!

帯の煽りは誇大告知でもなんでもありませんね。正しく最も罪な男。
顔よし身体よし性技よし、夜に生きる(言い方)プレイボーイとして文句無しに500億点満点なスーパーバリタチ攻め様裏川忍。バリタチド攻めって場合によってそこはかとなく「受け臭」が香ったりするんですけど(わたしがド攻め系の受けが好きなだけってのもある)この人は最初から最後まで裏切らない「バリタチ攻め様」でした。視線や振る舞い、煙草の煙すら味方にしてこれでもかといい男を体現してしまっている。いやーズルいったら。

そして受けの表屋ヒカルくん、清々しいほどのナルシストで嫌味すら爽やか。正に「プリンス」、そしてほとばしる「バリネコ受け様」臭。あの攻めあってこの受けあり。……すみませんヒカルくんも凄く魅力的で可愛くてえっちなキャラクターなんですけど、今作に関してはスーパー攻め様の彼が強すぎて食われてしまう(物理的にも)

非常に分かりやすく進む物語でテンポが良いです。視点は基本的に忍なんだけど、所々ヒカルくんも入ってくる。ヒカルくんから見た忍を読者は見ているから、ヒカルくんと同じようにズルズル忍の虜になってしまうし、同じように、忍から見るヒカルくんもツンツンなのに天然で、可愛く抱かれる彼の姿にドキドキしてしまったりする。
両者の視点がバランス良く描かれているから変に焦れることもない。何を考えているかが分からない系のお話にもならないで、純粋に2人がくっつくまでを楽しむことが出来るのが良い。そしてやっぱりエロも良い。

書き下ろしをとてもとても楽しみにしていたのですが、これは読むべき!いつだって裏切らないイチャイチャさとエロエロさを与えてくれるにやま先生、一生着いていきたい。
この2人は所謂オープンスケベとむっつりスケベのカップルだから、いつまでも末永くラブラブしていてくれることでしょう。

17

表紙の顔にやられました。

にやま先生を初読みしました。
連載時はカラー表紙の二人に魅力を感じずスルーしてましたが、書店で表紙に一目惚れ。なんて悪い男の顔。読んだら忍の雄に惚れてしまった。間違いなく今年度最高の一人。否、人生最高の男の一人かも。

なんて雄みのある攻め様なんでしょう。
太い首、たくましい腕分厚い胸板。
「俺 セックスうまいから」
一度でいいから言ってみたい。

受けのヒカルは美人なのに言動が超かわいい。
無自覚に落としにかかってくる。
忍との初めての時にシャワーが長いのが凄くいい。未経験っぽくて最高。無駄にたくさん洗ったんだろうな。
育ちが良くて年の割に幼いヒカル。忍との恋でどのように変化するのか見てみたい。
この容姿で中身が備わったら最強でしょ。

読んでいて色々想像力をかき立てられた。
言葉や小道具など凄く考えられてて読み返すほど発見がある。
二人が出会う「BAR Caprice」。
Capriceの翻訳は「気まぐれ 戯れ 予想しにくい急変」
読み方を調べたかっただけなのに翻訳をみて身悶えてしまった。
にやま先生凄すぎ。完敗。
既刊も読んでみたいと思ってしまった。

続編是非お願いします。

15

ナルシスト王子の無自覚ピュアというギャップ...!


昼と夜の顔を使い分けるゲイのモテ男(夜限定)・忍と、
ナルシストイケメン王子様・ヒカルのお話です。

個人的にキュンとしたのは、ライターをめぐる二人のやりとり。
初めて一夜を過ごした(ただし未遂)忍がヒカルの部屋に偶然落として行ったライター。
それを「また会いたいから置いていった」と捉えるヒカル……いいキャラしてる。

そこまで読んでラブよりもコメディ要素のほうが強いかなと思いましたが、
家にまた来るだろうと思って忍を待つヒカル、
そして忍は本当にたまたま落として行っただけだと知った時の
いそいそと忍を待っていた自分を恥じるヒカルの台詞と赤面が...。

ギャップがすごいなヒカルくん!!!!

このギャップに私だけでなく忍さんもやられちゃってます。
そして更に繰り出されるヒカルくんの無自覚ピュアにもキュンとさせられる。

そしてライターをめぐるやりとりの終焉、
ヒカルくんの切なさが滲むシーンにノックアウトです。

表紙を飾る忍さんの顔のよさで購入を決めましたが、
ヒカルくんという無自覚なピュア受けを堪能できてよかったです。


にやまさんの作品は、ほどよいコメディとテンポ感、
そしてエッチもしっかり描かれていて安定感があります。
今作も例に漏れずストーリーを楽しみつつキュンキュンできました。

ヒカルくん可愛い!末永くお幸せに!

13

恋のかけひきの行方

にやま先生の描く男には匂いたつようなオトコのエロさが漂っています。
今作はオスの色っぽさ×無自覚からの色っぽさのぶつかり稽古。
お話自体が面白かったのは勿論ですが、食べてしまうようなねっとりキス描写や艶めかしい腰の動きが萌細胞をぎゅんっと鷲掴みにしてくれますわ~と実感。

お互いに相手をオトそうと不純な動機で近づいたふたりが、体を重ねるうちに思惑をとびこえてハマっていくお話。

コミカルと切なさの分量がすごく好き。
自分でも認め難たかった想いが相手に伝わらないもどかしさにヒカルがモヤモヤしてたり。
そんな不器用で無防備なヒカルに忍が気持ちのブレーキをかけそこねる姿はキュン、と笑いの連続でした。

■浦川忍(ニンニン)
会社では、ややこしい人間関係と女子避けのためにモッサリ擬態の昼行灯を装っているが夜はワンナイトを愛するオスオスしい攻。
表紙と帯を裏切らないエロさ。
ヒカルの弱みを握ろうと接近したものの可愛さにアテられて撃沈。

■表屋ヒカル
360度目の保養:営業部のエース。
「 同性に認められてこそ真にモテる男」と思いついて(なんでよ)、ゲイバーで人気NO.1の忍に目をつけ足繁く通う謎の行動派。
最初こそ、いけすかないヤツでしたが忍の態度ひとつで胸を高鳴らせたり、シュンってなったりとジェットコースターみたいな感情をもてあます姿は読んでいてニヤニヤしちゃうくらい可愛い。
プライドの高い天然ちゃんが恋愛初心者という萌のごった煮王子様は好感度爆アゲでした!

■ゲイバーのマスター&ツインズ
コミカル担当。
コスプレが可愛いツインズの年齢が知りたい…ポニテのマスターが優しそうなのに「売上」を考える現実派なのがとてもイイ!!

■冬也
ヒカルの同僚でゲイバーを紹介したありがたい人。
ヒカルが痛い目にあわないよう、人に痛い目をみせないよう忠告しながら面白がる達観性をもつ。
糸目の人の本気(( ✧Д✧) カッて目を開く感じ)を披露していただきたい。

**********

自分のライフスタイルがジャマになってしまって好きだという自分の気持ちに素直になれないのは忍も一緒だったんだけど、正体がバレたとき強引に言ってくれたの良かった~!!
これまで自分ばかりが追っかけてたヒカルも忍のあの表情を見たら信じますよね。

ボーナストラックで忍とツインズたちが「 秘密の共有」について話しているのをきいてヤキモチ妬くヒカルがすごく可愛くて参った。
忍とヒカルも会社では「秘密の共有」してる殻でしょうね…もじもじするヒカルのおシリは最高でした。

にやま先生好きだー。

12

虜になりました!!

攻:忍(昼間の顔と夜の顔を使い分けているプレイボーイ)
受:ヒカル(社内女子に絶大な人気のプリンスでナルシスト)



前半はコメディタッチで進んでいきますが、中盤から忍の色気とヒカルの可愛らしさにギュンギュンきます。
表情とか体勢とか体格差とか、手先足先すべてがツボりました。ヒカルのファッションも。

なかでも特にキスの描写とヒカルの喘ぎ声がとてもよかった!
本当によかった!!(大事なことなので2度言ってみたw)


ヒカルの心情に胸が苦しくなったり、忍が自分でも気付かないうちにヒカルに惹かれていたことに気付いて今後の関係を悩んでいるところにハラハラしたり・・・心臓がギュウギュウ苦しくなる場面が多数。


最初は全体的にヒカル目線で読んでいたのですが、読み返すこと20回ほどするといつの間にか忍の心情というか気持ちを思って読んでいました。

いままでワンナイトで遊んでいた忍には、こんな一途に想ってくれる、ましてや名前を呼びあってセックスする相手なんていなかったんじゃないのかな?って。
ヒカルはナルシストだけど嫌味なキャラではなく(多分本気で親切心からお小言いっちゃう)、忍に対してはむしろ気持ちがダダ洩れるほど素直で正直。
忍の 振り に対してはバレバレな照れ隠しで天邪鬼な態度を取ってしまうこともあるけど、それでも本心をちゃんと伝えられるところが可愛い。


個人的には「オラ系」は苦手でまず読まないのですが、なんでだろう・・・
なんでこの作品には手を出してしまったのかw
しかも見事なまでに嵌ってしまい、毎日WEB版を読まないと居られない状態です。
紙の御本も取り寄せ中。
まさに虜になってしまったww

にやま先生、おそるべし。

11

「正解」、射精ちゃったな…………………

俺に必要だったのはこれだったのか…もはや医薬品に近い。
ねぇだってこれ見てよ…この表紙…ずるいじゃん………こんな雄全開の、理性がグラグラするくらいいい匂いする表紙ひっさしぶりだよ……
仮にニンニン(攻め)の使ってる香水を知れたとしてもこの匂いはニンニンにしか出せないんだよ。
本だからニンニンの匂いがするわけ無いって思うじゃん?するんだよ!信じて!

こういう本もっと読みたいよ……助けてBLソムリエ…
瀕死の俺に処方箋を…

11

そんな目で見ないで…!

そ、そんな目で見ないで…!

迫力満点な表紙の視線にドキドキが
止まらないのは私だけでしょうか?

攻めの権化のようなニンニンの
溢れんばかりの〝雄〟に圧倒されて、
魅了されて、もう目が離せませんでした。

この表紙からは到底想像もつかないモサくて冴えない昼の顔、
男たちの視線を釘付けにしてやまないイケメンすぎる夜の顔、
2つの顔をもつ裏川忍こと<ニンニン>と営業部のエースで、
その整った容姿から社内で〝プリンス〟と称される表屋との
恋の駆け引きが描かれます。

ある日、ニンニンは疲弊した心と体を癒すために向かった
行きつけのゲイバーで、いけ好かないナルシスト王子・表屋と
遭遇してしまいます。

もちろん表屋は夜バージョンのニンニンが同僚の裏川忍と
同一人物だとは気づいておらず、あろうことかニンニンを
落とす策略を巡らし始めます。

はじめのうちは美しい容姿に自惚れるナルシストな表屋が
うざったくて、あまり魅力的に感じられなかったのですが、
いざ組み敷かれてみると意外や意外、断然かわいくなるのです。

ちょっと迫られただけで赤面したり、キスされただけで
敏感すぎるくらいに反応して蕩けて目を潤ませちゃう始末。

ベッドでは本当にノンケか?ってくらい乱れまくりで、
ニンニンに触れられる箇所全部が性感帯と化しています。
ここにプリンス完全雌化!を宣言したいと思います。

身体を重ねれば重ねるほどに溺れてしまい、それなのに、
ただ「特別になりたい」の一言が伝えられない。
※感情が顔に出まくりなのでニンニンには全てお見通しです

素直じゃない、健気、初心っぽい、の三拍子が揃い、
もはやなんだこのかわいい生き物は状態です。
後半は少女漫画のヒロインと化していました。

うん、朝まで一緒にいて欲しい、とか乙女発想にキュンときたよね。
それで溜息つきながら、ちゃんと添い寝してあげるニンニンも
なんだかんだどっぷりハマっちゃってて、ニヤついちゃいます。
男も惚れる超絶イケメンも恋人には甘々でした。

カモフラージュどころか、もはや変身レベルのニンニンの
擬態っぷりですが、身バレ後はモサいままバーに登場したり、
本人も面倒臭がりながら楽しんでそう(笑)

でも、本当の姿を曝け出したら表谷を上回る人気が出そうなんですよね。
夜ver.のニンニンに群がる女子勢とそれに嫉妬する表谷の図とかちょっと
見てみたい…

あと、バーのツインズがすごくキュートで大好きです。
毎回変わる衣装となりきりプレイも楽しみでした♬

10

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