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憧れの帝と瓜二つの弟皇子α×生真面目役人Ωの、中華宮廷オメガバース!
alpha ouji no kyuchu hiren
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
はぁ〜、めっちゃ面白かった!
既刊の『皇子と偽りの花嫁〜皇宮オメガバース〜』とは別世界の華流オメガバースですが、皇子と〜がお好きな方は買いだと思います。未読の方でも問題ありません。
暗い展開もないので読みやすいですし、Ωバース特有の妊娠・出産もないので、そちらが苦手な方にもお薦めです。
今回は、几(Ω)・之(α)という独特な表現もありません。
中華風帝国を舞台に、βの瑞春が性の引目を感じさせず、知力や頭の回転を活かして宮中で出世していくお仕事BLでもあります。
誰もが振り向く美貌を持ち、逆境を跳ね返す強さ、相手を叩きのめす陰湿さを兼ね備えた瑞春が物凄く魅力的なんです!!
幼少期に尊顔して以来帝に憧れ続けたβの瑞春は、猛勉強の末、上級官吏に登用されます。
ある時、帝の弟・淑英が創設する研究機関「香林書房」の待従長に任命され、そこで才を発揮しながら仕事に励む瑞春の体に突然変化が起こりーー…というお話。
あらすじでネタバレしてるっていうね。
このモヤりをどうしてくれよう……って感じです^^;
あらすじ通り瑞春は無自覚Ωで、〝運命の番〟の前でだけ発情する稀有な存在なのです。
で、この運命の相手は誰か?というのがラブストーリーの肝になっています。(明らかなんですけどね)
帝に対し、アイドルの追っかけ並みの行動力を発揮する瑞春。
帝の巡行でぴょんぴょん飛び跳ねて輿を引く馬の前に転がったり、「御朱印」と呼ばれる帝グッズを初めて手にした時は興奮してそこら中で踊り回り鼻血を吹いて倒れたり、帝に自分の吐いた息を吸わせる事が出来ず息止めして倒れたり……と、とにかく変人で変態です(笑)
美人なのに、変態で早食いで毒舌家でっていうギャップがとっても面白くて可愛くて、瑞春大好きです♡
その瑞春は、兄である皇帝陛下に忠誠を誓い、優秀で処世術に長けた正義漢である淑英に惹かれていきます。
淑英は妃を6人持ちながらも、小さい頃に出会った〝運命の番〟を探し続ける一途な男でもあります。
一途なのに妃?という疑問は、本編を読んで解消して下さい!
淑英って、男も惚れる「男の中の男」なんですよ。
仕事ができて、自分の行動で状況を変えようと努力するかっこいい男なんです!しかもイケメン♡
そういう姿を見て瑞春が感化されていくし、淑英に言い負かされて「くっそー」と思っているのも対等な男同士って感じで良いんですよね。
汚職、仲間の裏切りなど、宮廷ドラマ的な要素もふんだんに盛り込まれていて面白いです。
そして、裏切りの代償が切なくて……
そうした物語を支える脇キャラたちが個性的で、一癖も二癖もあってこちらも面白い!
瑞春をライバル視する伯雲、良き理解者・子浩、βの医師・道津老子、モフモフ解禁を要求するアダム、淑英の妃・思流……と、どの人物も物語上必要で、しっかり活躍してくれます。
ラブストーリーとしては、じれじれの胸キュン展開♡
結局、運命なの?と思ったのですが、関係なく惹かれ合う二人が尊い。
きっかけは見た目や運命だけど、愛しさを感じるのは相手の内面に対してという所に非常に萌えました。
運命にも婚姻にも拘らず、支え合い、肩を並べる男同士の関係が最高にかっこよかったです。
やっとか〜、という初Hは感極まりました♡
イチャラブは少ないけど、それでも満足できます。
とにかく面白かった!
小中大豆先生のオメガバースは間違いない!!
二駒レイム先生のイラストも、瑞春が美しすぎて眼福でした〜♡
オメガバース+中華風ファンタジーになります。
ちなみに、雰囲気は似てるけど「皇子と偽りの花嫁」とは全く関係ないお話になります。
で、こちら、小中先生お得意のラブコメになるんですけど。
いや、表紙や帯だと「狂おしく惹かれ合う運命の番」とかって、若干切ない雰囲気を醸し出してるんですよね。
でも、コメディ。
しかも、細かいギャグが随所にブッ込まれていてと、完全に笑わせに来てます。
もうね、何回も吹きましたよ。
とにかく、小難しい事なんかは考えなくて良くて、ただただ笑えて萌えてキュンキュンしてと、ひたすら読者を「笑顔にさせる」事を最優先に書かれたんじゃないかと思うんですよね。
こんな時期だからこそ。
先生の思いは伝わりましたよ!と、私も目一杯楽しみながら、読ませていただきました。
こうして一時、大変な事や不安な事を忘れさせてくれて、その世界に没頭させてくれる。
物語の持つ力って、凄いですよね。
てか、作家さんが凄いのか。
内容です。
ベータでありながら、唯一上級官吏として登用された瑞春。
そんなある日、憧れの存在である帝からお召しがかかるんですね。
なんと、放蕩者と噂の弟皇子・淑英が創設する研究機関の侍従長(秘書役)に抜擢されてー・・・と言うものです。
で、その研究機関(香林書房)ですが、身分や性別に関係なく優秀な者を集めて、腐敗した宮中の改革をしたり、新しい時代に対応出来る国策を行えるよう目指すと言うもの。
そう、言うなれば、淑英直属の先鋭部隊でしょうか。
主人公である瑞春ですが、敬愛する帝の役に立つべく彼等のまとめ役を引き受けるものの、研究者(香斎侍従)逹は奇人・変人の集まりで、何かと振り回される羽目に。
更に、上司である淑英とは馬が合わず、彼の態度に怒り心頭で・・・。
と言うのが大筋でして、ここから如何に主役二人が心を通わせて行くか。
また、自身がベータだと信じて疑ってない瑞春。
彼の本当の性別とは?
そして、淑英が探し続けている運命の番の正体とは?
と言うのが見処になります。
こちら、大筋だけ見ると、主人公が如何にもマトモに思えるんですよね。
が、彼もまた、なかなかの変わり者でして。
そう、この作品の魅力の一つですが、主人公のキャラにあるのです。
いや、瑞春ですけど、すっごい努力家で頭の回転も早く、更に「雪佳人」と周囲の噂になるほどの美貌と、もうこれだけ見るとパーフェクト。
ただ、その中身はかなりの帝ファンで追っかけに命をかけ(る勢い)、しかもやたら強気で図太かったりするのに、妙にズレてる所もあって、その上結構チョロい。
そして、国を良くするために身を粉にする覚悟と、熱い男でもある。
そう、周囲に負けず劣らずの変人と面白いキャラでありながら、同時にやたら肩入れしたくなる、魅力的な受けなんですよね。
また、そんな彼の上司になる淑英。
彼はですね、噂だと放蕩者なんですけど、実は有能で思いやりもあり、身体の弱い帝を陰で支えていたー。
そう、彼もまた、とても好人物なんですよ。
この二人での会話って、嫌味の応酬って感じでゲラゲラ笑えちゃうけど。
えーと、瑞春?
一応、淑英は上司じゃね?と。
まぁ、淑英の方が一枚上手で、いちいちやり込められて「くそぅ!」と、瑞春がジタバタする所までセットで笑えちゃうけど。
ついでに、愉快な仲間逹(香斎侍従)に瑞春が振り回されるエピソードなんかがコミカルに綴られていて、こちらもいちいち吹いちゃうけど。
あと、こちらですね、ストーリーとしても大変面白いんですよ。
こう、世直し要素がワクワクさせてくれるなら、突然発情してオメガである事が判明した瑞春。
その発情を促した、運命の番とは誰なのか?てな感じで。
いや、敬愛する帝に、何だかいい雰囲気になってきた上司の淑英、そして香斎侍従の伯雲。
一体誰なのよ!?と。
いや、伯雲は論外の単純バカだけど。
これね、オチとしては完全に予想がつくんですよ。
予想がつくんだけど、それが逆に面白さを盛り上げてると言いますか。
えーと、読者の期待を煽りに煽る形で進むんですよね。
で、目一杯盛り上がった所で、劇的に明かされる事実。
もう、「キャーーーーっ!!」しか出てこないんですよね。
そうだと思ってたのよ!と、興奮マックス状態なんですよ。
面白い!
面白すぎる!!
ちなみに、主役二人は運命の番になります。
幼い頃の出逢いに、運命のイタズラと言った感じで、これも誤解やちょっとした勘違いでのスレ違いにジレさせてくれる。
が、一番萌えたのは、実はこの後なんですよね。
いや、個人的に運命の番って大好きなんですけど、私にとっての一番の見処って「例え、運命の番じゃなくても惹かれた」でして。
えーとね、今作での「運命の番」のオチですが、逆説的なものになるんですよ。
こう来たか!って感じの。
でも、それにめちゃくちゃ萌えちゃって。
こう、淑英の出した結論にですね、ひたすらうっとりしてしまう。
そう、どうでもいいんだよ。
運命とか性別なんて!
まぁそんな感じの、とにかく笑えて萌えてキュンキュンしまくりの、素晴らしい作品でした。
痛さゼロに切なさ1ミリ程度なので、ただただ笑えて元気を貰える作品をよこしなさいよ!って姐さんにも、オススメじゃないでしょうか。
最後になっちゃったんですけど、二人の初エッチ時のやりとりが最高でして。(瑞春が発情した時のは除きます)
えーと、情熱を抑えきれずに、性急にエッチに進もうとする淑英に、展開についていけずポカンとする瑞春。
で、「やっぱり嫌なのか・・・」としょんぼりする淑英。
その様を見て、慌てて「嫌なんかじゃないです。でも初めてで・・・」と恥ずかしいセリフを言った挙げ句、男に二言は無い!と、エッチする事を承諾してしまう瑞春。
これは確かに、チョロすぎて心配になるわー。
淑英の「お前、可愛いな。だがチョロすぎて、今後が心配だ」に笑いと萌えが止まりませんでしたよ。
何が面白いかというと、まず受け・瑞春のキャラ。
瑞春は巷に知れ渡っている美貌の持ち主なんだけど、本人はそういうのに無頓着で。
無表情ゆえについたあだ名は「石像」。
だけど中身は熱烈な帝オタクってところがまず笑える。
せっせと集めた帝の御朱印を神棚に飾っては「はぁ〜尊い」と悶える姿は、オタクそのもの。
その優秀さゆえにイジメにあっても泣き寝入りするどころか、数倍返しする(しかも周囲に絶対にバレないように)という根性を買われて、帝からお召しがかかるんです。
あの!
憧れの!!
帝から!!!ということで、極度の興奮状態に陥る瑞春。
帝の前で真っ赤になってハァハァする瑞春を見て、「気持ち悪い」と変態扱いしたのは帝の弟の淑英(攻め)。
この二人の応酬ときたら、あぁ言えばこう言うって感じで、ラリーみたいなんです。
だけど淑英のほうが一枚上手で、瑞春が歯ぎしりしながら、今に見てろ!!とばかりに心の手帳に書き付けるところも笑える。
淑英が予想以上にいい男なんですよ。
尻上がり的にというか、知れば知るほどいい男というか。
最初は六人もオメガの妃がいるので、なんだもうそんなに奥さんいるの……とガッカリさせられたのだけど。(これにも訳がある)
ベータだと思ってた瑞春が発情してしまった際も、一線を超えないの!!
まだお互いに運命の番だと気づいていない二人。
早く気づいて〜!!とハラハラドキドキする読者を尻目に、瑞春を楽にしてあげるだけで己の欲望はぐっっと耐える淑英。
ここがめ〜ちゃくちゃ紳士にうつるんですね。
この作品のいいところは、安直に「運命の番」だから〜♡で結びつかないところだと思うんです。
運命の番のフェロモンまともにくらって「不可抗力」な状態なのに、思い通じあってないからと一線を超えない淑英があっぱれというか、すげーよ、あんた……と。
あと、淑英がオメガ用の首輪を用意していた理由にロマンティックな性格が伺えてキュンとなりました。
宮廷を舞台にした汚職も絡んで、ドキドキハラハラの楽しい一冊でした。
オメガバースが苦手な人でも、オメガがさほど虐げられていないし(瑞春も泣き寝入りするようなひ弱なキャラじゃないので)読めると思います。
評価は迷いました。
汚職事件の黒幕は誰なんだろう、どんだけやばい相手なんだろう……とハラハラドキドキしていたのに、全てが明らかにならなかったところがちょっと肩透かしくらったので萌萌かなぁと思ったり。
だからこそ、瑞春がこれからも侍従長として働く!!というところに繋がるのはわかるし、妃におさまるよりも働きたい!という瑞春にますます好感持てたのも事実だし…。
なによりも両思いになってからの初エッチが、超〜萌えたのでおまけして神で!
同じ月に出ていた小中先生の作品より、こちらの作品の方がとても面白かったです。
中華風の名前や名称は読み難くて苦手なんですが、酷く読み辛い漢字も無く程よく振り仮名が出て来てストレス無く読めました。
そして何と言っても瑞春がとても魅力的で変なキャラで面白くてニヤニヤ笑ってしまいました。
帝と会った瑞春の挙動不審さを、攻めの淑英が「気持ち悪っ」って言ったシーンでは爆笑してしまいました。
読者には瑞春が命を助けて貰った帝の正体、淑英が捜している運命の番の正体などは早々に気が付いてしまいます。
それでも宮中に渦巻く汚職事件で瑞春が狙われたり、瑞春の突然の発情や香林書房のおかしな面々の騒動で最後まで面白く読めます。
2人が運命の番だと確認し合って結ばれるまでの流れがとても自然で、オメガだと判明しても今まで通り淑英の下で働いて力になって共に歩みたいと言った瑞春に好感を持ちました。
そして番になってから瑞春への溺愛を隠そうとしない淑英がとても甘くて良い!
いじめられたら倍返しする強かな面を持ち帝という推しを持つちょっと規格外な魅力を持つ受けと、その受けをこよなく愛する攻めのお話でした。
小中先生の中華オメガバースで、イラストも同じ二駒先生なので、続編?スピンオフ?と思ってたら別世界のお話でした。
受け様は、優秀な成績で官吏になったベータの瑞春。
その優秀さから、皇帝直属の研究機関『香林書房』の侍従長を拝命する。
子供の頃、今の皇帝陛下の即位式の巡行を見学していた時、跳びはね過ぎて神輿の前に転がり出てしまった時、太陽のような陛下から優しくいたわってもらって以来、陛下に憧れて、今でも半年に1度販売される御手印は必ず入手している陛下の「追っかけ」でもある。
初めて陛下に呼ばれて対面した時の瑞春の取り乱し様は、笑いがもれました。
確かに端から見れば"変人"でしたね。
攻め様は、皇帝陛下の皇弟で、瑞春の上司になるアルファの淑英。
瑞春と淑英の会話が、辛辣で嫌みの応酬だったり、真摯に仕事に邁進していたりの中に、時々甘いきゅんが混じっていて、読んでいてとても楽しかったのでした。
ベータだと思っていた瑞春は、実は特別な誰かにだけ反応するオメガで。
誰かに反応して発情してしまった瑞春が、同僚の伯雲に襲われそうになった時、自分も発情にあてられてしまっている中、淑英が瑞春を抱えて「これは私が運ぶ」と言い切ったのがかっこよくて( 〃▽〃)
その後も、初めての発情に困惑して苦しんでる瑞春に対して、発情の熱を冷ますためだけに触れるのもよかった(≧▽≦)
運命も性別も関係ない、お前がお前であるから好きだ、と言ってくれた淑英の告白には、萌えがあふれました( 〃▽〃)
オメガバースだし、運命なのね的なお話も好きですけど、そんなの関係ないって2人もやっぱりいいですわ〜(*´∇`*)
己の欲望だけの家臣達が暗躍する宮中で、皇帝と皇弟と彼らを支える家臣達の努力。
うん、宮中の勢力図なんて、そん簡単に書き換えられはしないとは思うけど、頑張ってくれよ、と応援する気持ちいっぱいです。
そうそう、瑞春を襲った同僚の伯雲が、自分が瑞春の運命の番かも、と思ったとたん、瑞春を意識してドギマギしてる姿が、単純バカでかわいかったです。
イラストは二駒先生。
今作も、色っぽい2人の姿にドキドキさせてもらいました。
あらすじやイラストに惹かれて手に取ると小中大豆先生だったということがよくあります。
いつの間にか読んでしまう作家様です。
カバーイラストを見たところ、秘めた恋に身を焦がすシリアスでじれったいお話かと思って読み始めたら、おかしなやり取りが多く笑いがこみあげてしまいました。
幼いころに出会った皇帝への行き過ぎた思慕が募り、近くでお仕えしたいと最高に優秀な成績で受かった瑞春。
楽しみは皇帝の手形を買い集めること。
発売日にうきうきと並び祭壇に並べてはニマニマと喜びに浸っている姿がとても身近に感じられました。
中でもその変態チックなまでの行動の極致は皇帝に拝謁したところで同じ空気を吸うのはおこがましい、自分の吐いた息を吸わせるなど言語道断と呼吸を止め倒れそうになるところ。
気持ちはわからないでもないけれど、「気持ち悪い」と思われてもしょうがない。
電子書籍で読みましたが、イラストが最後のほうにまとめてあって本文から飛んでいけるようにもなっているのは初めてでした。
電車内など公共の場で読む場合、見辛い構図がある場合一人で密かに見たいものですがこのようになっていると便利だと思いました。
中華✕オメガバースということで、私の好みを詰め込んだテーマだったので最初から期待大でしたが、良い意味でそれを裏切ってくれました。
もう表紙から美しいですよね。
漢服といい、瑞春、淑英両名のご尊顔を拝めることといい、感謝の意を表しきれません。
挿絵もとんでもなく美しかった・・・
萌えの大爆発です。
あらすじは皆さんが書いて下さっているので早速感想を。(ネタバレ注意)
感想を書いていると語彙力が吹っ飛んでしまうのですが、無い語彙力を振り絞って書いていきます。
序盤では、淑英に妃が複数人いる(それもオメガの)と知って、もしやこれは複数人侍らせる系なのか!?と疑ってしまい、結構しょんぼりしました。
しかし、ごめんなさい。私の早とちりでした。
ただただ親切な方でした。(彼に言わせればそうではないのでしょうが・・・)
しかも、後半に進むにつれてスパダリ度、溺愛度が増し増しになり、もう私の語彙力では伝えられない素晴らしさでした。
もうここは直に文章を読んで感じていただけると幸いです。
素敵だった・・・・・・
また、瑞春がオメガだったと事故的に判明したときに、自身の欲求を抑えて、大切に大切に看病する場面のなんたることや・・・
淑英さんの彼を大切にしたいという気持ちが伝わってきて、萌えがカンストしました。ありがとうございます。
運命の番だからこそ、余計に放出される香りに惑わされやすいはず。
それなのに、彼を慈しむ気持ちのほうが勝ったのでしょうね・・・
もう私の脳内には「BIG LOVE!!!」しか思い浮かびませんでした。
そして、二人の想いが通じ合った後の交合。
もう本当に最高でした。
個人的に、両者合意の上での想いの通い合った交わりが大好きなのです。
瑞春が恥ずかしがりながら、えちの承諾をする場面はもう本を投げそうになりました。
見てられないくらいかわいくて、読んでいると心臓がぎゅんぎゅんしました。
この萌えだけでしばらくは生きられます。
二人の関係性も然る事ながら、瑞春のキャラクターも大好きです。
彼、絵に描いたような皇帝オタクですね・・・
同じオタクとして親近感があふれてきました。
田舎にいた頃、御手印をどうにかこうにかして取り寄せた下りなんて、地方のオタクそのものだなと・・・
もうこの本に関して感想を書き始めたら、まとまりのない雑然としたレビューになってしまいそうなのでこの辺で止めておきます。
今まで読んできた作品たちの中でもトップに挙げられる、とにかく素敵な物語でした。
しんどいBLにちょっと疲れてきたなというお姐さん方にもオススメです。
ページを進めるたび、幸せな気持ちがあふれ出してきます。
いや〜〜、面白くて面白くて、夜中に読み耽っちゃいました!
激重激痛オメガバースものを読んだ直後だつたので、余計にこの軽快なテンポと散りばめられた笑いが嬉しかった〜小中先生に大感謝です◎
中華風オメガバースなんですが、めちゃくちゃ笑ったのが、受けの瑞春が皇帝の追っかけをしているという描写。
半年に一度発行される皇帝陛下の「御手印」をゲットするために列に並び、陛下グッズを部屋に飾る。
陛下と話す機会を得た際は「私が吐いた息を吸われるなんて恐れ多い」と呼吸を我慢し真っ赤な顔になり、攻めである淑英(陛下の弟)に「気持ち悪っ」と言われます笑
攻→受への「可愛い」はあるあるですけど、「気持ち悪っ」はなかなかない気がする( ̄∀ ̄)
ずっとベータだと思ってきた瑞春ですが、ある特殊な体質?性質?のオメガだということが分かり、条件発動のきっかけを作ったお相手は誰だ?ー
と展開していくストーリー。まあ、お相手は読者にはバレバレなわけなんですが笑
初対面で気持ち悪っと言われ、瑞春にとって第一印象は決して良くなかった攻めの淑英ですが、仕事できるし優しいし瑞春がピンチの時には駆けつけて助けてくれるし、文句なし!の格好良い攻めです。
そんな淑英に徐々に惹かれていく瑞春の恋愛模様に、宮廷内の汚職や人間関係などのエピソードが絡み合い、ストーリーが進んでいきます。
400ページ近いボリュームなのですが、夢中で貪り読みました。
他の方も書いてくださってますがオメガバだけど妊娠出産といった表現はないので、そういうのが苦手な方にも読みやすい作品だと思います。
声をあげて笑える楽しい中華風オメガバ、またお仕事BLでもあるこちら、堪能しました♪
先生買い。面白かった!王道なお話であまり残らなさそうですが、攻め受けともキャラが大好きだったので萌2にしました。ho○toさんでしたが電子限定おまけはなし、イラストありでした。「皇子と偽りの花嫁 ~皇宮オメガバース~」とは別の世界のお話でこの本単独で大丈夫です。妊娠出産は無しで、王道設定なオメガバースだと思います。
めでたく科挙に合格し、皇城の秘書省で働く瑞春(ずいしゅん)。幼い頃、陛下に命を助けてもらったので必死に勉強して一流官僚となり、任命式で陛下のお近くに行った際にはちょっと記憶が飛んでしまったぐらいの陛下オタク。半年に1度発売される陛下の「御手印」を蒐集しては「尊い・・」と崇めていましたが、ある日陛下から呼び出しを受け・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
陛下(攻め兄、穏やかな良い方♡)、思流(攻めの妃、オメガ)、伯雲、子浩、アダム、寧寧(受けの同僚たち)、道津(医者)ぐらいかな。
++以下 好きだったところ
まず攻め!仕事が出来る!陛下に代わって実務周りをちゃっちゃと判断、実務をまわしていく記述があって、「おおーハイスペック仕事人!」と感じられてめちゃ好きでした。仕事出来ること、大事。オタク色満点な受けのことを「ヤバイ奴キタ」的塩対応を最初しているところも笑えて良かったです!笑えることも大事。
次に受け。陛下の御手印発売される日にはさくっと仕事を上がり列に並んで購入、神棚に収めてニマニマ・・・とめっちゃ親近感覚える方。美人さんらしいのですが、はんなり健気美人というのでは全くなく、仕事バリバリ人間で、これまた良し。攻めに言いたい放題言っているのも最高。
不得意なオメガバースですが、そんなにぐちょぐちょしていないように感じたのも良かったです。塩対応な受けが好きな方でしたら特に良いと思いました!
大好きな作家さんだし、『皇子と偽りの~』も面白かったし(今回の作品とは別の世界ですが)、苦手な中華風だけど読んでみようと手に取りました。
結果、読んで良かった!!面白かった~!!が全てでした。
最初は瑞春(受け)のオタクぶりやミーハーぶりに笑い、中盤はまさかの運命の相手勘違いにハラハラして、最後は想いの通じ合った2人の甘いイチャイチャにニヤニヤして。最初から最後まで、色々な気分を味わえて楽しめました。
特に、Ωがツライ目に遭うお話は苦手なんですが、そんな場面もなくΩの皆が幸せそうだったのが良かったし(淑英のおかげですが)、勘違いでのすれ違いが短かったのも安心して読めたのが好みでした。
そして何と言っても、2人が初めて結ばれるシーンに萌えまくりました。淑英の策士ぶりと溺愛ぶりが堪能できて、これがキュンキュンせずにいられますか!という感じで…。
おまけに、瑞春が結ばれた後も部下として淑英を支えたいと、お妃に収まらなかったのも新鮮で。瑞春の、陰湿なイジメ撃退もスカッとして気持ち良くて。
苦手な世界設定でしたが、作家さんを信じて(!?)チャレンジして、本当に良かったです♪