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hate no kouya de vacance wo
絵がいいですね。
背景がとても好きです。
アニメのようなテイストあり、コントラストがはっきりしていたり、デザインがすばらしい。
4本のお話からなる短編集。
表題作と「エンドロール」がめちゃくちゃいい。
私がSF好きなのもありますが、しっかりしたSFに乗せたBLの見せ方がお見事だなと思いました。
SFとしてはわかりやすいお話でありながら、驚きの展開が待っていて、それが切なさにつながるという。
その次の前日譚「エンドロール」
「原作の切なさが足りない」のセリフで始まりますが、読んでいるこちらとしては切ない気持ちでいるところなので、いえいえめっちゃ切ないですよ〜と思わず心の中で言ってしまいましたw
ルキヤの思い、セリフがぐっときます。
「僕の魂はもう此処には無いので」
クールな無表情で言うのがまたいい。
タイトル、表紙もすばらしいです。
表題作まるまる1冊でしたら神でした。すみません。
先生の次の作品「屍と花嫁」を今から読みます。楽しみです。
I read with a lot of love and pain.
赤河左岸先生 love to play with emotions and feelings!
The story between Rukiya and Shin was really the one that made me cry the most. I re-read this story at least 10x and I cried everytime I read it.
The love story between the two of them was never sent across. Shin never had the chance to before he found out that Rukiya was exterminated by a meteorite.
Rukiya knew that he was about to die, quickly build an android bot just for Shin knowing that Shin would be all alone in space. If it was me I would fly up and spend my time with him, but knowing that there's not even a ticket left sold to meet my mate, I would also not reveal that the world is coming to an end.
If i was Shin, I definitely would fly back to Earth and die with him. It's painful to not be with the one I love.
Rukiya and Shin both walked on different set of path, while Shin says that he does not have a "family", Rukiya sees differently. Rukiya regrets not proposing to him. I believe in that term dating is not considered as family but proposing and marriage is. Hence, that hurtful word when Shin mentioned that he does "Not" have a family on Earth makes him flew out to space for his work.
赤河左岸先生 work always hits hard and it makes one think quite a bit to the story. Her endings always leave 1 MC immortal/never aging , the other one as a mortal. It's painful to think if in the future of 60/80 years later what will happen to Shin?While the android Rukiya is going to be floating around in space? It's painful but endearing to think about it.
お話は3つあり、表題作は一番最後に出てきます。
どれも素晴らしい世界観だなぁと思ったのですが
表題作は帯の通り圧倒的世界観でした。
ルキヤの最期を考えるとすごく辛くて胸がぎゅっとするのですが
シンの真相を知ったときの表情も辛かったです。
置いていく方と置いていかれる方、どっちのほうが辛いのかなぁ。
すごく切ないのですがルキヤの行動は愛ゆえにってやつかなぁと
読み終わったあとぼーっと考えてしまう作品でした。
これがメリバなのかハピエンなのかを考えてみたのですが
そういう括りに入らなさそうな作品だなぁと思いました。
作家さんデビュー作なのかな?と思って読みました。
ひょっとするとこの出版社によくある同人誌とかWeb公開からの、というやつかな?
というのは、ちょっと習作に近いかな~という感じのお話があったためです。
一番よかったのは、最後に収録された表題作。宇宙で研究のための生活を送る青年と、地上の管制で見守る青年。強い絆、いやそれ以上で結ばれているようです。
自分の分身として作ったAI搭載のアンドロイド(いやターミネーター2のあれ的な何か?)を持たせますが、いつしかそのアンドロイドとやましいことを。。
的なお話なのですが、ちゃんと展開がありラスト、少し割り切れないところもありつつしっとりしたお話になっていました。
他に、美人すぎてそれを嫌がっている高校生のお話や、死ぬことのない妖精との恋のような短編あり。
こちらは、ラストまでのお話運びが今ひとつ荒削りで盛り上がりに欠けました。
なんとなく雰囲気だけで終わってしまった印象。
3つの短編が収録された一冊。表題作とその描き下ろしは後半です。前半2作はさらっと読んで(これも良かったんだけど、表題作がさらに良すぎて…!)本題へ。
表題作は惑星に単身赴任中のシンが主人公。思い人であるルキヤが作ったAIキューブと共に生活しています。穏やかで背徳的な二人?の日々が描かれてから、明かされる衝撃の真実。
ハッキリとは描かれていませんが、シンとルキヤは付き合っていたわけでも、気持ちを伝え合っていたわけでもなさそうです。なのに家族もいないシンが危機的状況のさ中に戻ってこないようにと、伝えるタイミングを遅らせたルキヤ。両片思いと分かってたけど曖昧な関係のままだったのかな、と思うとより一層この結末が切ないです。
描き下ろしで、魂って何かな…とちょっと考えてしまいました。
表紙に惹かれて購入しました。長編小説を読みきったような満足感を味わいたい方は、絶対に読むべきです。
3つのお話はそれぞれカラーが違い、どれもとても素敵です。
表題の「果ての荒野でバカンスを」は、まさかの衝撃の展開に、切なくてさみしくて胸がいっぱいになりました。お話はもちろん、絵も素敵で、涙を流している時の表情がグッと胸にせまる衝動をはらんでいて、ものすごく心が動きます。
何度でも読み返したくなる本です。
切なくて、何度か読まないと自分にはよく理解できないのかもしれない。
蛙の王子様
主人公が病んでいて気の毒です。美しさは生きづらさになりえますよね。
着ぐるみバイトだけが自分の容姿に関係なくみんなから好意を寄せられて、笑顔を向けられて。
そしてクラスの隣の席の変わり者博士くん。
彼だけは自分を美しいとは思わない。
彼だけは普通に付き合える。皆が知らない彼の面白いところ、可愛いところを自分だけが知っていて良かった。
ところが彼に告白されそうになって逃げるも、彼の告白は…。良かったです。
ふたりぼっちのエバーアフター
切ない呪い。愛し合ってるなら何度生まれ変わっても愛するよって。最後はどうなったのかな。
果ての荒野でバカンスを
なんてこった!な種明かし?で。切なくて寂しくて愛していて。これはネタバレを見ないで読んだ方がいいでしょう。
表題作と他2作収録。
どの作品も切なさがあり驚きがあり…
グイグイとこちらの気持ちを引っ張っていくようなお話ばかりで「圧倒的世界観」の帯通りでした。
表題作は惑星開拓のため、
自分以外誰もいない地で独り"単身赴任"しているシンと
地球にいる技術者ルキヤのお話。
まさかのエンディングに切なくて涙しました。
技術の進んだ世界。自分の肉体以外のすべてをAIに託せるとしたら…
ルキヤは真実を伝えるよりそれを選んだわけですが
その時知っていたらシンはやっぱり、一緒に死ぬことを選んだんだろうな。
そんな行動をとらせないために。
愛する人に生きていてもらうために。
何でもないふりで最期を迎えたルキヤのことを思うと本当に泣けました。
シンの誕生日に流した涙の意味が切なくて悲しかった。
そして真実を知ったシンの絶望の表情…
見るのが苦しすぎました。
ハピエンと言っていいんでしょうかね、これは。
一言で片付けたくない、そういう括り以外の表現をしたい、という気持ちになる作品でした。
基本短編集に神評価を付けるほど好きになることがないのですがこれは文句なしの神評価です。本当にすごい。読み手を話に引き込む天才です。
3つのストーリーが収録されています。
2人ぼっちのエバーアフターは人間×人外のファンタジー。カエルの王子様は人間に興味がない男の子×自分の見た目が嫌いな顔の美しい男の子の話。表題作の果ての荒野でバカンスをは地球に好きな男を残して宇宙に単身赴任に出た男×地球に残っている友人の話です。
どの話も一番が選べないほど素晴らしいストーリーでしたが、選ぶとしたらやはり表題作の果ての荒野でバカンスをでしょうか。読み終えた後は、人間はここまで人を好きになることができるんだなと胸がいっぱいになってしまいしばらく動けずにじっとしていました。短編なのに一本の映画を観た後のような読後感です。
短編集を普段あまり買わない方もこれは是非読んで欲しいです。
◆ふたりぼっちのエバーアフター
森の魔物と人間という組み合わせが斬新でした。と言っても、魔物のマグノリアの見た目は完全に人間なので、人外っぽさはそれほど感じません。赤ん坊の頃から彼にどうしようもなく惹かれたエーミルの葛藤、本来一緒になれるはずもないのに不思議な縁で人間に懐かれ好意を寄せられたマグノリアの葛藤が、短い中でも激しさを持って描き出されていました。2人のこれからに想像が膨らみます。
◆蛙の王子様
高校生同士なので、ファンタジー作品である他の2作とは雰囲気が変わります。自分の美し過ぎる顔が嫌いだという西野。一見贅沢な悩みにも見えますが、何をしようとどんな気持ちでいようと、常に顔でしか判断されないというのは確かに苦しいことなのかもしれません。他人の評価など一切気にしない一匹狼の飯田と心を通わせる彼が、最後は救われたようで良かったです。『美女と野獣』の野獣は、西野自身でもあったのですね。
◆果ての荒野でバカンスを(表題作)
淡々としていたけれど、じわじわと心に沁み込んでくるような作品でした。惑星開拓任務って、すごく孤独で忍耐を要する仕事ですよね。でも近い将来、似たような仕事が生まれそうな気もします。惑星で1人任務に就くシンには、地球の本当の情報が届かなくて。帰還の直前に、衝撃の真実を知る。キューブを作り上げたのがルキヤで、彼が己の魂をそこに注いだというのなら、キューブは彼なんでしょう。でも、たとえすぐ一緒に死ぬことになっても、地球にいたルキヤに想いを告げられなかったことは、シンの心に残り続けるんだろうなぁと思うと、とても切なくなりました。