条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
haramu alpha gitaisuru omega
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
水壬楓子先生原案で、宝井さき先生による財閥+オメガバースになります。
小説版はこれから発売ですが、あくまで原案と言う事で、コミカライズでは色々アレンジされてるみたいなんですよね。
水壬ファンとしては、この連動企画を楽しみにしてたんですけど、想像以上に面白かったですよ。
や、座敷牢とか、座敷牢とか!
裸に毛皮を羽織って、真っ赤なソファーでワイングラスを持つ受けとか・・・!
うわっ! 財閥じゃん!!
また、オチで分かるタイトルの意味に、思わず萌え転がっちゃいましたよ。
くぅ~っ! こう来たか。
水壬先生の書かれる作品ですが、とにかく攻めが格好いいのです。
こういう、いい意味でプライドの無い男と言うか、プライドを持つ所が全然違う男って、本当に格好いいと思う。
ついでに、受けをこれでもかと言う大きな愛で包み込んでいる所も最高だと思う。
愛が深いよ!
愛がめちゃくちゃ深すぎるよ!!
内容ですが、財閥+オメガバースで初恋再会ものでもあります。
日本を牛耳る五大財閥の一つ、沙倉之財閥の正当な後継者である真頼。
世間的には優秀なアルファとして周知されている彼の正体ですが、実はオメガだったんですね。
抑制剤の効きにくい真頼は、高級男娼をする事で発情の熱を解放して貰いながら、正体を隠して総帥としての仕事もこなす日々。
そんなある日、客としてやって来たのは、同じ五大財閥出身ながら変わり者として知られる籐院一族の黎司でー・・・と言うものです。
まずこちら、序盤からなかなか衝撃的な展開だったりします。
まだ幼い主人公・真頼が屋敷内にある不思議な蔵を覗くと、そこあったのは座敷牢とその中で暮らす美しく優しい青年。
周囲の大人から愛情を与えられず寂しい子供だった真頼と、その青年は交流を重ねて仲良くなっていくんですね。
そんなある日、いつものようにコッソリ青年に会いに行った真頼が見てしまったのが、普段の優しい青年とは全く別の、恐ろしい何か。
この出来事が、今後の主人公の生き方に大きな影響を与える事になる。
いや、真頼なんですけど、すごく誇り高く真っ直ぐな青年なんですよ。
アルファと言う生まれや財閥の名で人の運命まで支配する社会に強い反発心を持ち、そんな歪んだ世界を壊すのが自分の使命だと思っている。
こう、オメガでありながら誰もが屈服する男になる事で、自分自身に証明しようとしてるんですよね。
たぶん。
いや、これだけでめちゃくちゃシビれちゃうんですけど。
発情の熱を解放しようと思った時に、自分が高級男娼となる所まで最高なんですけど。
選ぶのは自分!みたいな所が。
で、そんな彼と20年ぶりに再会するのが、変わり者のアルファである黎司。
最初は客として現れて真頼を抱き、その後は園遊会で再会、急な発情でピンチに陥った真頼をスマートに救い出す。
彼はですね、籐院一族でありながら一人だけ海外を放浪と、はみ出し者なんですよね。
一族の出来損ないと笑われてる存在って所でしょうか。
二人は幼い頃に財閥の集まりで出会っていて、しかもその時に、黎司は真頼に噛みつくと言う事件を起こしていた。
で、20年の時を経て再び出会った二人の運命はー?
と言うのが、今作の見処になると思うんですけど。
ここから、実は発情の抑制器を開発していた黎司が、実験に協力して貰えるように真頼に依頼する。
その過程で、真頼が発情の熱を冷まして貰ったりと共に過ごすうちに、二人の距離は縮んで行く。
そんな中、真頼の妊娠が分かり・・・と続きます。
これな!
真頼の選ぶ道がですね、なかなか切ないんですよ。
自身がオメガだと知られれば、これまで血のにじむ思いで成し遂げてきた事が、全て無駄になってしまう・・・。
その為、黎司と道を分かち、一人で隠れて子供を産もうとする。
いや、繰り返しになりますが、もんのすごく誇り高く真っ直ぐな青年なんですよ。
オメガであっても何も劣っていない事を、世間に示したい。
オメガが不当な扱いをされる歪んだ社会を、壊したい。
幼い頃の衝撃的な出来事が、彼の考え方に強い影響を与えたんだろうと深く納得が行く所が上手いなぁと思うし、より切なくなっちゃうんですけど。
ちなみにここから、タイトルである「孕むアルファ」と「擬態するオメガ」の意味が分かってニヤリとなっちゃう、胸アツの展開。
もうマジで、黎司格好よすぎー!
なんの気負いもなく、こういう事が出来ちゃう事こそが、本当にいい男なのよーーー!!
いやもう本当、萌え転がっちゃいましたよ。
あとですね、実はオメガである事に対して、誰より強い劣等感を持ってたのは真頼だと思うのです。
強い反発心は、劣等感の裏返しでもあったんだろうと。
これの落とし処がすごく素敵だと思う。
胸が熱くなる、とても感動的な展開でした。
これだから、オメガバは最高なんだよ!!
若干、全体的に急ぎ足かなと思う部分もあるのですが、とにかく面白いし感動的なお話でした。
小説の発売も待ちきれないですよ!
終盤の黎司に痺れました!!(黎司:α、真頼:Ω)
αとして偽って生きるΩの真頼が妊娠し、Ωであることがバレそうになるシーンです。どうやって乗り切るのか…正直無理バレるってハラハラしてたんですが、黎司は自分がΩで、真頼とは番関係だと周りに伝えて、真頼の立場を守ろうとするのです。そこが素晴らしくてお気に入りです!!
愛する真頼を手に入れる為なら、自身がαであろうとΩであろうとどっちでもいい。世間がどう自分を見ようが関係ない。真頼が真頼自身の"今"を維持したいなら、自分を頼れ。黎司の愛や覚悟を感じました。
全員が全員とは言いませんが、αは羨ましがられる存在です。プライドもあるだろうし、"α"であることを利用する人だっている。そんな黎司立場なはずが、αかΩかのこだわりはなく、ただ1人の愛する人を手に入れる為の迷いなき行動に、胸が熱くなりました。誰かを守る守り方が私には新鮮で、凄く印象的でした。
ハピエンオメガバース!面白かったです。
『装うアルファ、種付けのオメガ ~財閥オメガバース~』を読了してから、こちらのコミカライズ版を読みました。
小説版を室井さき先生が分かりやすい順序に直してたり、座敷牢の真頼の大叔父がとても魅力的に描かれていました。
そして何と言っても黎司がカッコいいです。
残念なのはプラグ型抑制器が白抜きが激しいので見た途端にスンってなってしまいました。
その点は小説だと想像力で補えました。
室井先生作品は私は普段からあっさりしたイメージなのですが、やはり小説版よりあっさりした印象でした。
小説→漫画の順だったのでとても分かりやすかったと思います。
シーモアさんの「小説原作」特集に入っていて、試し読みして続きが気になったため購入し読んでみました。
財閥×オメガバース。
地位も気位も高い方々の中にはリアルだったら絶対に加われないし加わりたいとも思わないけれど、外側から覗き見るのは楽しい、という( ̄∀ ̄)
一番面白い〜!と思ったのは、やはり終盤のシーンです。
身籠った受け様のオメガ性がバレるピンチに繰り出した攻め様の一言!!!
その手があったかー!!
思わず「おお」と声が出てしまいました。これはびっくり、一番興奮するシーンだったな。
ただ、その後の展開には「んー…」と思う点もあり。
驚きのシーン後、受けがあっけなく真実を明かし、あれほどこだわっていた当主の座も手放しちゃうのは個人的には残念に思いました。
ふたり嘘をつき通して、真頼にはオメガのままで堂々と当主になって欲しかったなー、なんて。勝手な希望ですが…
でもそんなふうに違う結末も色々想像できるのも、楽しみの一つかもしれません。
アルファの家系に生まれて、アルファ然として生きるオメガの主人公。
発情期の隠し方がセクシーすぎかっていう、感じですが絵の雰囲気とあっていてよかったです。
こどもの頃に因縁のあったアルファと再開して、互いのメリットのために関係を持つ、というのもすんなり理解できました。
そこまではスゴく好みで、ふんふんそれで、と鼻息も荒く読み進めた後半、びっくりするくらいオメガの主人公が妊娠を受け入れていてびっくりを通り越して、中身がどうかしちゃったのかと思いました。
妊娠の驚きとか産む葛藤とかをとっぱらってのラストへの展開。
惜しい…非常に惜しい。ページ数不足なら上下巻にしてもよいのに、と思うくらいの前半の展開でした。
後半のあまりのご都合感に脱力してしまったので、評価は萌です。
あー…もったいなー…。
シリアスめなシーンが多かったですが
その中にしっかり甘さもあるオメガバース作品でした。
沙倉之財閥の跡取りとして、幼い時から重すぎる責任を背負っていた真頼。
アルファだらけの一族の中でオメガだというのを隠して生きるのは大変なことだったしょう。
そう思うと黎司との再会は真頼にとっては素晴らしいものだったんだなと感じました。
最初こそ欲望をはき出すためだけに身体を重ねたふたりでしたが、やはり運命の番というのもあって惹かれ合わずにはいられないというのが良かったです。
義兄に絡まれている真頼を助けたり
抑制器の臨床データの収集などと言って近付いて
何やら悪巧みをしているのでは…!と、黎司を疑った目で見てしまいましたが(失礼)
本当に裏がなく純粋に真頼を想って色々してくれていたところに愛を感じました。
そして真頼を掻っ攫っていく姿がヒーローみたいで本当にかっこよかった!
これからのふたりを応援したくなるような作品でした。
受けのために、ここまで自らを投げうつαがいたでしょうか。
自分自身の身をもって、窮地の受けを守ろうとする。
自身の持ち得る権力ではなく、身一つの丸裸の行動。その覚悟と姿勢が素敵でした。
内容としては、よくあるオメガバース。
抑制器のアイデアは面白かったですが、反動がきてしまうとΩへの負担が一気に押し寄せちゃうので大丈夫かな...と思ってしまいました。
全体的にあっさりな物語でしたが、最後の攻めの姿勢にあっと驚かされます。
その点は、読んでよかったなと思える部分でした。