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makotoshiyaka ni mau hana ha
まず小さい頃の春臣がくりんくりんでめちゃ可愛いな!! と。
昭和16年から戦後すぐまでの物語ということですが、歴史的背景はほんのり描きつつもあまり押し付けがましくはない、いい感じのあんばいでした。
まだ男色がふつうにある時代なので、男同士であること自体はノープロブレムって感じ……? そこら辺は誰も何も気にしていなさそうです。
ただし御曹司と踊りのお師匠さんという身分違いの恋がそう簡単に叶うことはなく。
叶うことはないっていうか、たぶん叶うにしても、時代柄、颯太郎さんは正妻を持ちつつ春臣を囲うことも余裕で出来そうなのに、命賭けで(物理)何もかも捨てて(物理)春臣を取っちゃうってすごいいなぁ……えらいよ颯太郎さん……。
Cannaコミックスだし平然と悲劇が起きそうだな(偏見)と思ったけど、みんな何とか後遺症もなさげにハッピーエンドでよかったです。
予想外だったのは、いかにも恩返ししに来そうだなと思ったタヌキさんが本当に恩返しに来たことです。マジかよ……。
私こんなアイコンなので(2022年12月5日現在)タヌキさんの動向はとても気になってしまいました。
いやでもよかったです。ちょっと、「キュー太、お前だったのか……」からのタヌキ鍋エンドを想像してしまったので(だって、Cannaコミックスだし。)タヌキさん煮込まれなくて本当に良かったなと思います。
昭和初期、戦時中のお話。
子供の頃、仲違いから疎遠になってしまった颯太朗と春が再会して気持ちを通わせていく、というお話なのだけど
その時代背景から切ない展開になっていて胸を締め付けられるような部分がたくさんありました。
そして束原先生の繊細なタッチがその切ないふたりの心情をよく引き立てているのです…!
本当にキレイで目が幸せでした。
お話としてはそれほど大きな波はないのだけど
現代よりもっと選択することが難しい時代に生きている彼らの静かで揺るがない恋が
様々な葛藤と共に描かれているのがとても美しかったなと思いました。
幼馴染である良家の子息と女形芸者のライフヒストリー。
お互いに好きあっていた(両片想い)のに子どもの頃に喧嘩別れし、颯太朗は親の仕事でドイツへ。9年もの期間を経て帰国するも、普通に話しかけて口をきいてもらえるとは思えず、ひょんなことから春臣の踊る店で働くことに。
その後、戦況は悪化。伯爵家の娘と結婚し、徴兵を逃れる予定であった颯太朗は、春臣への想い(まだ付き合ってない!)を断ち切れず、離縁の上、戦地へ。
戦後、颯太朗の帰りを待つ春臣。待てども待てども便りがなく、生きる意味を失っていた時、引き揚げてきた兵士たちが療養する病院で、踊りを舞うことになり…。
戦前戦中戦後の、『家』を捨てるのが難しい時代背景を感じながら読むととっても切ないです。男色については今ほどタブー視されていないので、そこまで抵抗がない表現。登場人物たちの心の動きが感じられる良本です。
切ないBLを王道でいく、そんな作品でした。
男同士ゆえ、時代背景ゆえにすれ違ってもお互いの事を忘れられないまま大人に成長した2人の幼馴染のお話です。
ストーリーの切なさとマッチした作画が素敵。
女形で踊る春臣も、化粧をせずに女物の着物で踊る春臣も美しい…。
幼少期の思い出の残る屋敷で、お互いの気持ちを打ち明けられたらどんなに良かったか…でも出来ない、そのもどかしさが良かったです。
近づいたと思えば離れ、でも気持ちは離れられない。
まさしく"秘すれば花"ですよ。
本当にもう会えなくなるかも、という時まで気持ちを伝えられないのが時代だよなぁと切なかったです。
描き下ろしがいきなりファンタジーになってちょっと戸惑いましたが、可愛いかったからまぁいっかw
美しい絵ですね。毎回表紙やカラーの扉絵?を額に入れて飾りたいくらいです。展示会があったら全種類買いそうです。
唇と下を向いてる目が特に好きです。
幼馴染みの二人。本当はお互い好きなのに素直になれずケンカ別れして。ずっと口もきかず。
颯太朗が8年ぶりにドイツから戻り…。
一生懸命春臣に近づいてもう一度だけでも踊りが見たくて。
ゆっくり進んでいくお話。
名前を偽って下男として働き春臣に少しでも会いたくて。
何度も嘘とケンカした時のことを謝って去ろうとします。
そして颯太朗に縁談が舞い込み未亡人と婚約してしまって。
もっと早く二人が気持ちを打ち明けていれば!
空襲の中、春臣のことが心配でかけつける颯太朗。しかし婚約者は何か感じるところがあったようで…。
すんでのところで告白できず。
やっとふっ切れて整理できて今からなら!という時に颯太朗に赤紙が届いてしまい。
きっと帰ってくる、ずっと一緒にいようって約束して…。
はぁ、読み応えがありました。
戦時中の独特な空気感、文化などなども良かったです。
遠回りしたけどやっと一緒になれて。
お互い何年も相手のことだけを想っていて。
打ち明けられない状況なのがまた歯がゆい!
颯太朗があんなにカッコよく洋装なのに、褌!
一コマに衝撃を受けました!
試し読みで気に入って買ったわりに積み本にしていたのを思い出し今さら手をだす
舞台は昭和の戦時下 子どもの頃の仲違いで疎遠になった二人の再会からはじまる拙い両片想いのお話
戦争やその時代にありがちな婚約者の存在につかず離れず互いを思いあう
そこまではいいッ!
絵もさることながら時代に翻弄される二人がほんとにもどかしくて
なんで?
なんでタヌキ?
最後の最後で出てきたタヌキの擬人化に
おいッ!これの編集者って前野かよッ!
作者 都先生かよッ! と
そう お気に入りのギャグ少女まんが【月間少女野崎くん】で担当作家さんにタヌキ挿入をおしつける編集者『前野蜜也』てのがいて 途中タヌキが出たあたりちょっといやな感じはあったんだけど 擬人化までされて鶴の恩返し的に出されてもさ
個人的な感想でほんとに申し訳ないんだけど それとかぶって最後の最後で一気に萎えた
時代設定、登場人物の背景、戦争に向かっていく世相…
どれを取っても思い合う2人の心が何かの形を取れるわけもなく。
お互いの子供時代からの照れ隠し、また幼い独占欲、また意地、その修復もできず。
だけど、御曹司の颯太朗さんは随分甘ったれさんですね。さすが御曹司。
世の中の戦争に向かっているキナ臭さなんてどこ吹く風、ご自分の裕福なご身分を隠しての丁稚奉公。
多分初めから春臣は見破っていたでしょうね。
離れていた間のお互いの暮らしぶりは描かれてはいないけれど、春臣の方がより「恋心」的にとらわれていたのではないのでしょうか。
お互い、最終的なその一言を言えない/言わせない空気の中で颯太朗は伯爵令嬢と婚約する…
この辺りも時代物でしかも身分違い的なBLでは鉄板的な展開に思えます。
そしてまたすれ違う日々と、酷くなる戦況。
大変切ないストーリーだとは思います。
しかしご安心ください。
ふたりは長く想い合いながら果たされなかった「添う」という未来をやっとつかみます。
ここまで何年だったんでしょうね。絵柄が綺麗だから経年変化がありません。そこ残念。全体にすぐに展開が見えてしまう部分にも物足りなさを感じました。
私的には、春臣付きの虎司さんがなんか気になります。
まったく予備知識なく読みました。
第2次世界大戦中の話だったんですね。
束原さき先生の繊細な絵と、時代背景がとても良く合うと思いました。
今では、戦争なんて日本にいる現在は、過去になりました。
でも、今でも紛争地域や戦争をしている、あるいは政治的なもの、差別に巻き込まれている人々が、確実にいるんですよね。
読みながら、そんな事も思ってしまいました。
颯太朗と春臣は、思春期の行き違いで互いに後悔しながら生きている。
戦争が始まって、花柳界も華やかなままではいられない。
恵まれた颯太朗も、好きなように生きていける時代ではない。
でも、再会しちゃえば子供時代よりも行動出来る自分たちもいて。
そりゃ、止まらないなぁ…
すきなんだもの。
戦時下でも、颯太朗の別邸で会ったり。
颯太朗が出征したり。
春臣は、もらった簪と帰らない颯太朗を待ち続けているんですよね…
病院で、春臣が颯太朗を思いながら踊るところ。泣けました。
バッドエンドか~!
と、思いきやそうではなく。
優しい生活を、手にした颯太朗と春臣に会えてほっとしました。
2人が身体を繋げるのも、束原さき先生だと美しい。
あらためて、自分の事も周りも大切にしなきゃなあ…と自分反省会した次第です。
こちら雑誌で追いかけてましたが、コミックスでまとめて読めるの嬉しいです。
先生の描かれる作品はどれも本当に美しいのですが、今回は特に女形で舞を踊る春臣が綺麗で素敵です。
昔春臣と喧嘩別れしたまま長い間海外に行っていた颯太朗が帰国して、春臣に昔のことを謝ろうと尋ねていくところからお話は始まるのですが、昭和16年という時代もあってか、今よりは男同士の恋愛なんて難しい時代だった時に、二人はお互い好きだったけど言えないまま戦争が始まり、颯太朗に赤紙が。
そこでやっともう二度と会えないかもしれないという時に、春臣が颯太朗のもとに行って好きだと告白。でも颯太朗は戦場に行ってしまって離れ離れ。
やっと幼馴染でお互い昔から好きだったと分かったところなのに切ない。
戦争が終わってもなかなか颯太朗は帰ってこない。
春臣が見舞いに行った先で、颯太朗に再会。本当にまた生きて出会えて良かった。
やっと結ばれる二人。
幼馴染でお互いずっと実は好きだったっていうのが本当大好きなので、こちらのお話はまさに好みど真ん中でした。
最近、ハマっている束原さき先生の作品です。
束原さき先生は絵が綺麗で丁寧なので読みやすいです。
倉本家の御曹子で建築家 倉本 颯太朗と花柳界の武踏家 遊馬 春臣のお話。
舞台は、昭和初期。
颯太朗と春臣は仲良しの幼馴染みでしたが、小さい頃に仲違いをしたまま、口を利かなくなってしまいました。
そして、颯太朗は16歳の時に父親の仕事の関係でドイツに行ってしまいます。
颯太朗は遠く離れてしまっても、ずっと後悔をしていました。
小さい頃、春臣に言ってしまった言葉を。
「お前の踊りなんて嫌いだ」
数年後、ドイツから帰国した颯太朗は春臣を探し始めます。
束原さき先生の繊細で美しい表紙はこの作品でも健在です。
思わず溜息がこぼれてしまうほどの表紙とカラーイラストは必見ですよ。
昭和初期は、第二次世界大戦の混乱と終戦の中で、さまざまなことが変化する時代。
そして、好きな人と添い遂げることも難しかった。
御曹司の颯太朗と花柳の武踏家の春臣は、身分も異なる上に同性同士です。
お互いに想い合っていても、言葉には出来ません。
さらに、颯太朗には沢村伯爵のご令嬢 園子との婚約が進められてしまいます。
後半は、縁談した颯太朗の元には赤紙(召集令状)が届きます。
それを知った春臣は…。
一途で繊細な2人の想いは、戦争という運命の渦に飲み込まれていきます。
最後まで切なくて胸が締め付けられるストーリー展開。
この先は、ぜひ作品をご覧ください。
個人的には、ラストで簪を出してくれたら嬉しかったかな。
このお話には、当て馬が登場しません。
沢村伯爵のご令嬢 園子は当て馬かも知れませんが、彼女は幸せを夢見ただけなのです。
他に脇キャラでは、倉本家の執事や遊馬のお弟子さんも登場しますが、とくに重要なのは2人の共通の友人である槙です。
颯太朗と春臣をそれぞれ気に掛け、見守ってくれます。
Hシーンは、ほんのり少しだけ。
おすすめは、颯太朗の別邸に遊びに来た春臣が川遊びをするのですが、春臣の上半身はシャツで下半身はふんどし姿です。
全身が濡れてシャツが透けているのですが、めちゃくちゃ色っぽいんですよ (*ノωノ) イヤン
描き下ろし『神楽坂の春』
本編はずっとシリアスだったのですが、そこは束原先生でした(笑)
別邸のタヌキは、神楽坂まで恩返しに来てくれたんですね~。
颯太朗を想い
颯太朗のために舞う
春臣の踊りは、とても美しく艶やかで、そして儚い。
昭和初期の時代背景を感じながら、2人の恋の行く末を追いかける素敵な作品だと思います。