甥っ子(18)→叔父(アラサー) 優士、ついに陥落⁉

STAYGOLD 5

staygold

STAYGOLD 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神204
  • 萌×252
  • 萌17
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
35
得点
1282
評価数
277
平均
4.6 / 5
神率
73.6%
著者
秀良子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
STAYGOLD
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784396784997

あらすじ

中山家を出て、2年ぶりに帰省した駿人はすっかり大人びていた。
もうあの頃のように優士に想いをぶつけてはこないし、射抜くような視線も向けてこない…。

諦めのような、寂しさのような、煮えきらない気持ちに懊悩(おうのう)とするなか、
突然知らされた駿人のアメリカ行きの決意。

激しくざわめく心に優士は戸惑い、そして…。

「この感情につける名前を
俺はまだーー。」


離れた心がふたたび交錯する、
緊迫の第5巻!

表題作STAYGOLD 5

高校生?(攻め受け無し)
叔父(攻め受け無し)

その他の収録作品

  • おまけまんが

レビュー投稿数35

間があくと変わる事

さて本筋に戻っての5巻。
駿人は恋愛とは離れてのテニス中心の高校生活。そしてプロを目指してアメリカに住むことまでを考えるようになっている。
あらら。
良くも悪くも、やっぱり母の弥生さんによく似ているよ。
優士さんは振り回され損、みたいになってる。
それ以上に、コウが暗い雰囲気になってますね。以前の軽妙な空気感が全く無くなってる。この辺、作者様が上手いなぁと思う。
この巻では、恋愛面ではあまり。
それより駿人が色んな面で成長してる部分が読めました。
コドモの突っ走りから成長したね…
そして、優士さん。心配です。心労が出始めてる。

0

あぁああぁぁぁあぁあ!

切なさで涙が止まらなかった4巻からのこちら。
今回の主役はまた駿人と優士です。

菊花ちゃん目線で最初お話が始まります。
もう8歳になったのかぁ…。
大人びてるけど子供だもんね。
駿人が帰ってきて、菊花ちゃんを抱きしめるのですが
その時の菊花ちゃんを見て、泣ける場所があってよかったと思いました。
この作品にはBLだけじゃなくて、家族の繋がりを感じる部分もあり
だから余計好きなんだなぁと今さら実感しました。


5巻では駿人の見た目はもちろんなのですが、心の成長をすごく感じました。
どんどん大人への階段を進んでいく駿人を目の当たりにして、
優士のモヤモヤが段々と大きくなっていきます。
自分に言い聞かせるようになってきた段階で、
もう絶対駿人のこと好きだよねと思いました。

そして最後…!!!!!!!!!!!!!
この作品はいつもいつも最後にとても気になる展開を持ってくるんですよね。
毎回心を鷲掴みにしてお預けを食らってます。
二人の恋はどうなっていくんだろう…!

0

駿人の成長編?

本格的に駿人がテニスの道に進んでいくのは意外な展開でした。普通の家からプロを目指すって、優士と同じで現実味を感じにくいかも。
それとBL漫画の中で女子との恋愛がこんなに丁寧に描かれるのもすごい。駿人が「応えられない側の気持ち」を知るのが大事なんだろうし、描写が丁寧であればあるほど説得力が出ますが、よく描かせてもらえたなあというのが正直なところ。「あの頃みたいにはなれない」の一言で成長が伝わってきて、見守るこちらは泣いてしまいそうでした。
そしてちらほらその片鱗は見えてたけど、やっと優士に大きな変化が?で、イイトコで終わるんですよねー!寮生活でほとんど帰って来なかったのに、ちゃんと優士の変化に気付く駿人。
あぁぁ次が最終巻…読むのがもったいない気持ちでいっぱいです。

1

その感情に名前をつけるなら「恋」

前4巻はコウ日高編だったので、3巻ラストからの続きになります。

進学後、2年ぶりの帰省で久々に再会した駿人と優士。
家を出たときよりも身長が伸び、顔もすっかり大人びた駿人。
高校ではテニスに打ち込み、夢中になれるものを見つけた駿人は
キラキラと眩しく、以前にも増して格好良く成長を遂げていました。

高校でもモテまくり、差し入れを貢ぐ女子たちに
取り囲まれている光景はさながらアイドルでした(笑)

そんな駿人を前に置いてけぼりを食らったような顔をしている優士。
自分を呼ぶ声も、向けられる笑顔も変わらないのに、
そこにはあの優士だけをまっすぐに見つめる熱い眼差しがない。
それが無意識に優士をもやもやとさせます。

このもやもやの正体はおそらく駿人の気持ちが自分から
離れてしまったことへの〝不安〟なんだと思います。
保護者としては駿人が自分を諦めて普通の道を歩み出したことに
ほっとしているけれど、一方でそのことを寂しく感じてしまっている優士。
それを望んでいたはずなのに、上手く喜ぶことのできない葛藤が伝わってきます。

そんな中、優士は駿人からテニスでプロを目指したいと告げられ、
菊花を連れて二人がアメリカへ行ってしまうと知ってしまい…

うわぁ…
成長した駿人が帰ってきて、優士の気持ちも変化し、両想い!
かと思いきや、ここにきてまた離れ離れになっちゃうの…?

しかも、菊花まで…
学校で複雑な家庭環境をバカにされても「変だとだめなの?」と返していた菊花。
逞しく育っています。
とはいえ、大人びていてもまだ子供、
兄がいなくて寂しいのは当たり前なんですよね。
特にこの兄妹はずっと二人きりだったこともあって、絆も深いんだろうな。
遠く離れていても、駿人が菊花を大切に思う気持ち、
菊花が誰よりも駿人を信じていることがよく伝わってきました。
だからこそ、菊花も駿人について行くという選択をしたんだろうな。

けれど、駿人の決断に戸惑いを感じてしまう優士。
優士への告白も、プロになることも、いつも突拍子のなさで
周囲を驚かせてばかりの駿人ですが、彼はいつだって本気なんです。
優士もそれがわかっているからこそ、見守ることぐらいしかできず、
離れていく駿人の背中を見つめる優士の表情が切なかったです。
せっかく戻ってきたのに、この心の距離感が寂しい…

まるで駿人の世界から弾き出されてしまったかのように心の距離を感じる優士。
「この感情につける名前を俺はまだ知らない」
読者は知っています、それを人は「恋」と呼ぶんです…早く気付いて~

一方の駿人、一体彼にどんな心境の変化があったかというと、
駿人もまた成長と共に女の子たちから好意を向けられるようになり、
〝気持ちに応えられない側〟の辛さ、優士の気持ちを知ってしまいました。

知ってしまったからこそ、もう昔のようには気持ちを押し付けることも出来ず、
駿人もまた〝家族〟の一線を簡単には越えられなくなってしまいました。
けれど、その心の中の熱い想いだけは少しも変わっていませんでした。

途中、高校で知り合った女の子に惹かれかけはしたものの、そのことで
優士に対する「好き」が決して揺らいでいないことを改めて再確認した駿人。
あの駿人が女の子と!と少しショックでしたが…
「やっぱり世界一好きだ」と戻って来てくれたのでホッとしました。
優士が無自覚に嫉妬心燃やしている姿も見れましたし…

高校を卒業後、アメリカ行きまでの残された時間を中山家で過ごす駿人。
実績を残すため、国内の大会を飛び回っていた最中、体調を崩してしまいます。
無理にでも試合出場しようとする駿人に急遽優士が付きそうことになり、
二人きりでホテルに一泊した夜、駿人への気持ちが溢れ出した優士は…!

ふぉおおお!ここで終わっちゃうんですね!
待ちに待って、ようやく動き出したと思ったところで!
互いに意識しまくりのくせに動こうとしない二人に焦らされまくった5巻でした。最終巻へ!

1

駿人が大人に(涙)

おお!駿人やっぱ男前!!
かっこよくなってるのもあるけど、テニスでレギュラーとるまで家に帰らないとか、かっこよすぎん?!
しかも、インターハイ出場て。
優士、惚れてまうやろ〜!?
あ、もう惚れてるねw

駿人からの電話を待ったり、駿人がやっと帰ってきた時、菊花がうれし泣きしていたのが、かわいかった。

駿人、女子に神対応ですね。
中学でもやってたし。
そりゃモテまっしぐらですよねぇ。

優士は成長した駿人を見て、そりゃ、いろいろ思うところはあるよね。

あ、優士、髪切った。よかった。そっちの方が好みなので。

駿人はプロ志望で、アメリカ行きか〜。めちゃくちゃ努力家だな。
自立心の強い子やったもんね。

「この3年間で俺は"気持ちに応えられない側"の辛さを知ってしまった」
「もうあの頃みたいにはなれない」
「やっぱり世界一好きだ」

よかった〜。
世界一好きだ
に萌える〜!!
さすがプロを目指す男。

これまで駿人の気持ちが語られなかったから、どうなんだろうと、優士のことを忘れようとしているのかな、とは思っていたけど、大人になったんやね。
中学生の時みたいに、自分の気持ちをぶつけるだけでは、優士を辛い目に合わせると知ったと。

でも、優士の方はね…と読者は思いますよねw

劣勢に立たされた試合で優士の
「駿人 負けるな」
の後のコマ、ページが鮮やかでかっこいい!!

わーわーわー!!
ホテルで同じ部屋で、駿人はシャワーを浴びながら、優士は仕事に向かいながら、お互いへの気持ちを意識する。
優士が部屋を後にして、エレベーター早くこい、と焦り
そこへ、駿人が来て、10年も見てるから変だとわかると
「駿人」と小声で言う優士
はっとするこの時の駿人がいい
そして、ちゅう
そして、続く……。

ふぁ〜〜ドキドキした!!
そうくるか〜とワクワクした!!
この流れ、最高ですね。

で、コウと日高のその後は最終巻できますか。
コウが雑踏で日高を見たような場面があったし、期待しちゃうわね。

駿人が国枝さんにちょっと惹かれたのは、優士に似ていたから?なんて邪推してみたりw

1

広い世界を知っても

初読のとき、5巻でもう少しコウと日高の話を読めると思ってました。
読めなかった。
本当にあれで終わり!?という衝撃と共に、「惜別 日髙くん」と心の中で手紙をしたためました。

そんなわけで3巻終わり、2年ぶりの駿人の帰省のシーンの続きから。
とは言え、最初に入るキッカの話が素敵です。
家族のことを書いた作文でクラスメイトから「変!」と言われるキッカ。
コウにそれを愚痴ると、「変はスペシャルってこと」と教えてもらいます。
このエピソード、大好きです。

高校でめきめきテニスの腕を上げていく駿人。
周囲で色めき立つ女子たち。
そして国枝さんという特定の女子との噂まで。
「嘘だー」と思いつつ、あれ?という流れ。
気持ちを伝えずにそばにいることを選んだ国枝さんもずるかったし、気持ちを知りながら仲良くしていた駿人もずるかった。
そのずるさの分、家に戻っても国枝さんの夢を見る駿人のあの夢は…。
うーん…。
もしかして「優士を好きでいること」が自分のアイデンティティのようになってない?
その気持ちを失ったら、自分が自分でなくなるような意地を感じてしまいました。
寂しい。
国枝さんは何だったんだろうと考えたとき、優士以外の選択肢を初めて駿人が意識した相手だったのかなと。
でもその選択肢を目の前にしても、やっぱり譲れない気持ちが駿人の中にあって。
ちゃんと優士への気持ちは駿人の中でしっかりと軸になって、変わらず大きいものだったことが分かって安心しました。

優士の方も離れたことで気持ち変化が表れてました。
アメリカ行きを決めていた駿人に対して、優士が思ったこと。
「お前の見てる世界に、俺の居場所はあるのだろうか」
この想いだけで十分!
もう認めて、受け入れて!と思ったものの、駿人は駿人で「人の思いを拒絶する辛さ」を知ってしまったから迂闊に動けない。

もどかしい。
もどかしいけど、そんな簡単なものじゃないのが伝わってくるから見守るしかない。
さあ、次が最終巻です。

1

ハイもうこれは陥落でしょう

久しぶりに会った駿人は大人びていて、これは優士じゃなくても恋に落ちちゃうわー。
菊花も優士やコウにも月日が流れているのがよく分かる描写で、実写じゃないのに凄いと思う。

テニスでプロになることを真剣に目指して邁進している駿人を応援しているけど、自分とはあまりに違うステージに行ってしまったことが寂しい様子の優士…切ないなぁ。
自分は変わらないのに周りはどんどん変化して、取り残されるみたいな心境もあるのでしょう。

もうこれはほぼ陥落してると思うんだ、私は。
駿人が夢の中で国枝さんの名前を呼んだ時も優士はきっとすごく動揺してるはず。全て私の想像でしかないけど…。

だから、3年間で気持ちに応えられない側の辛さを知ってしまった駿人だけど、もう一押しだと思っていたところにこのラストですよ。
この本が紙だったならラストの部分だけ擦り切れたんじゃないかと思うくらい、何度も何度も繰り返しめくったこのラストシーン。
やっとこの瞬間が!と胸熱でした。

この後部屋に戻ってまさか⁉︎いや明日も試合だぞ⁉︎とか想像を膨らませたのが11ヶ月前くらいですか。
長かったですね、来月最終巻の発売です。
実は秀良子10周年特集のon BLUEで途中の1話、しかもめっちゃ辛い展開の話を読んだのでもう居てもたってもいられない状態です。

次巻は最終的にはハッピーな駿人と優士をみたい。
出来る事ならコウと日高も…。

2

5巻は超神

大好きなシリーズ
久々に読み返して4巻読んで4巻てくっそ切なくて
神だよねって泣いて5巻読んだら
いやいや5巻が神です。
もう読んだことあるんだけど
やっぱり最後悶絶してあばれました。
ついにゆーじ陥落の巻。
大人になったハヤト
そこに俺はいるのか
知りたくなかったのに!
気持ちに応えられないつらさを
知ってしまったハヤトでしたが
大丈夫ゆーじを世界的一好きだって
もう最後のうますぎますって。
ぎゅんぎゅんします。
早く6巻読みたい。
地味にコウは日高いないのきつそうなコマが
あってそれもなんとかしてほしい。
6巻を読むのが生きる糧ってほど楽しみ。

2

一歩進んで、一歩下がって

 今回のメインは駿人と優士に戻ったわけですが、女子視点を蔑ろにしない、脇役達にも重要な役割を持たせる、というこのシリーズの魅力も改めて感じられ嬉しかったです。冒頭の菊花の話も印象的。彼女の心の支えになっているのはやはり駿人の存在が大きいのだろうけれど、幼い時にコウに教えてもらった言葉も沁み込んでいて。淡々とした喋り方で感情の見えにくいコウだけど、ぽつりと零す言葉が何の偽りもなく、相手が何歳だろうが対等に扱った上での言葉という気がして、彼の存在も中山家ではかなり大きいよなぁと思うのです。今回テニスでプロを目指すと言った駿人にかけた言葉も同じく。私はコウというキャラが好きだなぁ。

 そして、駿人と優士。駿人がたまの休みにしか帰ってこなくなった今、2人の間の溝は深まるばかりで。駿人の自分への気持ちが薄まっていっていると感じる優士。実際のところ、駿人は優士への気持ちを前面に押し出さずにある程度の距離感を保って接することを覚えただけで、気持ちの大きさは何ら変わっていないし、むしろ会えない分膨らんでいるくらいなはずなのだけど。それは優士には分からない、当然ですよね。

 国枝さんだけじゃなく、家族である優士にすらまったく想像のつかなかった海外行きを決めてしまうほどの駿人の行動力。その一端には、優士自身がどう思うかはともかく、男としていけるところまでいきたい、そんな矜持や勢いがあるのかなとも感じました。自分が思うかっこいい男を、突き詰めたい気持ちというか。本人が無自覚にしろ、それはいろんなものを経て最終的に、優士への想いに繋がっているんじゃないかな。最後、ホテルのエレベーターの前でのシーンにはぐっと心を掴まれました。駿人の台詞と、優士の表情がずるいんですよ。結局、この離れていた期間は互いへの気持ちを募らせただけだった。いつまでももどかしい、でも、それがこの2人らしい。ここまで来たら一般的なBLなら安定しそうだけど、この作品においてはそんなに期待もできない、そういうところが魅力だと思っています。余談ですが、国枝さんの描き方も1人の女性を大切に扱っていてとても好感が持てました。

2

もどかしい

ここで終わるか、というもどかしい展開。
ぐぅの音も出ないくらい待ち遠しい次回( ノД`)シクシク…

たかが2年、されど2年。
グイグイにグイグイだったあの頃の面影は消えて
おちついて
女の子とも仲良くしちゃてて
大人になっちゃったのかしら。
そんな風に読み進めてのラストにギュっとなった。

受け入れられない気持ちを知ってしまった。
少しずつ大人になっていく部分と
捨てきれない想いのはざま。
そして変わりつつある相手に惑う気持ちと
いつのまにか動いていた心。

首長に待ちます。。。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う