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aonoyo de omae ni sukida to ieru
セールで買ってずっと忘れてたんですが
フォローしてる作家さまが買ってたのを見て
未読を思いだし積読消化。
うーん
あまり主人公の受けのキャラが好きじゃなかったです。
分類としてはファンタジーなのかな。。
自殺して記憶なしで大人の中身のままタイムリープ、
好みの後輩と相手をいまいち覚えてないのに
好かれて調子にのって付き合いすぐやりたがる主人公にはひいてしまいました。
中身が29でいきなりフェラしたり
ゴムなしでいいって言ったりしてこいつやだなあって
思ってたら盛大な夢落ちでびっくり。
夢というか願望?やり直したかった過去
みたいな感じですね。
そして死にかけて後悔して
イケメン後輩に会いに行ったら
まさかの攻めも一途に待ってたって
展開で全くそこもファンタジーでした。
ストーリーに面白い部分もあるって思いますが
あまりにもありえない展開で冷めてしまいました。
いやいや10年逃げて音沙汰なしでご都合展開すぎです。
攻めの後輩くんが先輩のいい所、出会いとか
素敵な所を言ってくれますが
その先輩とこの先輩が結びつかず。
うーん、かろうじて理解は出来ると思うんだけど共感はしないかな…。
突然冒頭で線路にフラッといく主人公。
目が覚めたら高校三年生に戻ってて。
でも死のうとした理由や慕ってくる後輩岳のことだけが思い出せない。
からの色々あるんですが…。
思い出した?違った?の繰り返しとか、やるの?やらないの?とかちょっとお腹いっぱい。
ようは後輩に性指向を自覚してそんな自分を認めたくなくて無茶して怪我してってこと?そしてその後の人生上手く行かず…。
うーん、難しかったかな。
つきづ先生の絵柄が大好きです。
先生の作品は受けがなんとなく不憫というか、ほの暗い何かを背負ってるイメージなんですが、今回もまさにそれです。
え?どうなるん?て感じからのスタートですが、状況は徐々に理解。
攻めの岳がとにかくピュアで一途でいい!!
辛い事が多かった国巳の過去も、ぜ~んぶひっくるめて受け入れてくれる岳の優しさよ。
何度でも読み返したくなる素敵なお話でした。
初めての作家様です。
タイトルからしてメリバかバッドエンド…?と思っていたのですが
そんなことはなくてとにかく安心しました。
とにかく攻めの岳が一途で健気なのです。
国巳は正直言って勝手だな…って思った部分が多くて
私は国巳の気持ちに同意することが出来てなくて
彼と離れた期間の岳の気持ちを考えてしまいました。
でも、岳はとんでもなく国巳の事が好きなんですよねー(*´▽`*)
だからこそ国巳が謝った時に「たった三年です」って言ったんだろうな…。
最初から最後まで岳がずっと男らしくてかっこよかったです。
そんな岳を国巳はずっと遠ざけてたんだから
これからは岳のこといっぱい幸せにしてあげて欲しいです。
まぁ、岳は国巳がそばにいてくれるだけで幸せだろうけど。
最初受けが自殺しようとする場面から始まるので、シリアスな雰囲気かな?と思いきや、そうでもなく、温かい気持ちで読めます。
自殺しようとする理由がリアルというか、誰にでも起こりうるからこそ、共感できるのもあり(もちろん自殺までしようとしたことはないけど笑)、精神的につらい時に読むと、元気付けられます。
表紙から受ける印象よりも絵が綺麗だし、ストーリーもエロもしっかりでバランスが良く、人を選ばない作品なので、迷ったら是非購入してみてください!
衝撃!
受けが電車に飛び込み自殺するところから始まるのですが、そこからグングンと引き込まれました。
受けは、目が覚めたら何故か高校生の頃にタイムスリップ。
愛されたかったと願いながら身を投げた現世。
でも高校生になった今、自分に懐くワンコ系の年下攻めがいることに戸惑います。
記憶が曖昧で昔の自分のことを思い出しながら過ごしていく日々。
高校生の青春を取り戻していくように、愛しくれる攻めと付き合います。
絵もお話もすごく上手く作られていて、読んでいるこちらまで受けと一緒に謎が解けていくのがとても面白い!
中でも一番萌えたポイントは、中身が社会人の受けがエッチをしようとしても、ピュアな攻めは順序を踏んでからと拒むものの、いざヤろうとしたら「フーッ、フーッ」と息を荒げながらする童貞っぷりが、とにかく最高でした。
受けは辛い環境だったけれど、暗闇に差し込む光のように愛してくれる攻めがいてくれて本当に報われた。
最後は○○○オチでしたが、展開も良くてちゃんとハッピーエンド。
いいBLを見たなぁ~と余韻に浸れます。
こういう設定をBLで読めるのが楽しくてやめられない。
『夏だ!ホラーだ!オカルトだ!』ってまた積み本崩さずタイトル買いです
だって目の前の本(読んでもいないのに)飽きちゃったんだもん
なんで『あの世』なんてタイトルにつけちゃうかな?
1回気になったらもうダメよ
なんだけど うぅぅぅん
読んでみればあの世でもなんでもなく 長い夢を見ていたらしい
が 残念なことに死に急ごうとした理由が語られることはなく
死ぬほどの何かがあったわけじゃなく 混沌とした日常に嫌気がさして 突発的にって感じにしか受け取れなかったんだよね
一途に想い続ける後輩もなんだか描かれかたが中途半端で 10年待ち焦がれたわりに感動が薄くて
ん ごめんなさい
はじめましての作家さんだったのに オカルト脳でへらっと読み始めちゃったのがダメだったんだよね
なんの救済だったのかもよくわからなくて(ヤリたかったってのはわかったけど)
理解力も 読解力もない自分には 高尚なお話すぎたようです
迂闊に手なんか出しちゃって ほんとごめんなさい
作者の登場人物は受け攻めどっちかがゲイで、男が好きであることへの強い自己嫌悪を感じているパターンが多い気がする。「好きでごめん」的な。
よくあるノンケ同士の気づいたらおまえじゃなきゃダメになってたんだ!!的なものとは違う微妙にリアルなところが、作品通じての独特の生々しさに繋がっている気がする。
なんか…ゲイに描かせたBL漫画感がある…笑
同業者か?
受けがゲイの場合毎回ヤリモク男に暴力振られてるのがなんか気になる笑
そんな悪い人ばっかでは一応ない気がするけど…でも毎月毎週レベルでハッテン場とか行ってたらこういう男引くのかな…
いやそれか下町のハッテン場行ってんのか。
もしくはヤリモクっぽい人とばっか会ってんのか…
ヤリモクで会った子の前でずっと暗い顔してたらそれどつかれるわ、とか意地悪なことを思った。
周りにいる人間は対照的に受け入れるスピードが速い。
My Home〜のメガネの友達も「それおまえのこと好きってことじゃん」とふつうに返事するし
俺でいいの〜の時は同僚から大事にしろと説教されたりする。
自罰的になる主人公に対してとても理解のある、解放感のある周囲の捉え方が作者の感覚とかを表してる気がする。
驚いたり嫌悪したりするジェスチャー無し。
であればもう主人公たちの男同士の恋愛に対しての葛藤のうっすいのも読んでみたくなる。
さっきも書いたけどゲイが描いた感というか、、
めっちゃ自分の周りの数人の話だし偏見だろうけど、つきづきよしはゲイ受けする感じある。
出会い系アプリでBL好きです!ってタグついてる子と会ったときの「ちょっとマイナーなところでつきづきよしとかが好きで〜」率の高さは一体なんなのか。あと晴川シンタ。
死んで〜は自罰的なあまり死を選択する主人公が(走馬灯?)的な夢を見て自分の後悔や欲望に向き合うってはなしな気がするけど、一番後悔してる(戻りたいとき)時が、同時に一番幸せな時期ってのか皮肉な気もするしドラマチックよな。片想いの時が一番楽しいもんな笑
これまでの作品は(全部読んでるわけじゃないけど)自罰的な方がもう片方に全肯定されて自分を受け入れるって話が多かった気がするけどこっちは一応自罰的な受けが自罰的に動いたのがよかった
そういう意味では終盤に現実の彼に会いに行く際に2コマくらい再開への葛藤を描いて欲しかった気がする。まあでもしつこいか。
絵柄めっちゃ好きなのと裸を描いたときの肉感的な感じがめっちゃ好き雄っぱいちょっとある感じ笑
つきづ先生初読みです。
絵がきれいですね。
ショッキングなシーンから始まり、ちょっとどうなるんだろう?と少々ビビりながら読みましたが、悲惨さや深刻さはそれほどなく、爽やかに、エロも交えてテンポ良く進み、読みやすかったです。
国巳がこじらせていたのは、冒頭のシーンの前、いくつかのコマとセリフで説明されていて、具体的には描かれず、そこは読者へ想像させる作りがいいなと思いました。
見せたいのは絶望や不安やそれに苦しむ国巳ではなく、そこからやり直すところですもんね。
岳がまっすぐ素直でかわいい。
10年も国巳を思い続けて待っていたなんて、国巳はほんとに死ななくてよかった。
2人でいたら、生きているだけでいい、と思える関係性って最高にしあわせだと思います。
セックス2回
内1回は話数跨いでるし違う日のセックスだけど流れだから1回でカウント
1フェラ
衝動的に自死を選んでしまった受の救済ストーリー。
いい話だった。
全体の流れに無理がなくてスルッと話が入ってくる感じ。
忘れたいと思ってそんなにスパッと忘れたり考えないようにしたりができるもんなのかと思ったけど、自死の衝撃でその前後もうろ覚えだから当時を思い出せなくても違和感はないんだと思った。
男同士のセックスに慣れてるようにみえる国己を岳がちゃんと追求しなかったのも夢だから。はぐらかされても不安になったりせずまっすぐに国己を好きだったのも夢だから。と考えれば辻褄が合うと思うんだけどつまり国己の記憶の中で岳はどこまでもまっすぐ自分に向き合ってくれてて自分を思ってくれてた存在だったという事で、自死の間際それを思い出せなかったのは学生時代から自分にかけてた呪いだったんだと思う。いい記憶も引っ括めて嫌な記憶として蓋をしてずっとしまってたから、あらためて学生時代を辿ることで、もともとの劣等感を忘れてたことで、新鮮に受け取れた。そんな感じがした。
どんなにいい人がいても自分がいっぱいいっぱいだとそんなのは見えなくなっちゃうのよね。
幸せになってよかった。
タイトルから想像されるように、冒頭で行き詰まって自殺した主人公が死後にみる夢としてお話が描かれます。
ゲイの主人公は、何もかもうまくいかず飛び降り自殺してしまう。
死後に見た夢では、自分は高校時代に戻っている。そして、自分のことを大好きな後輩に、隠しきれない好意を寄せられている。
甘酸っぱい日々が続きます。
しかし、こんな後輩いたかな、となかなか本来の人生での接点を思い出せない。
そこに、主人公がけがをして陸上をあきらめたこと、一方後輩はその陸上で活躍する選手になり、劣等感からその存在を消して、不遇な人生を送ったことが次第に思い出され、読者にも分かる仕組みになっています。
このようなストーリーテリングは上手だなあと思う一方、冒頭で主人公はかなりおじさんに描かれていたはずなのに、死線をさまようも現世に帰ってきたときには大学生のように若く描かれていてとまどいました。
ともかく、まっすぐで純情で一途でかわいい後輩の存在に救われる一冊。
人生を終わらせよう駅のホームから飛び降りた国巳。もう自分は死んだのだと思って目が覚めると、高校生の自分に戻っていた。
どうでもいいことは覚えているのに、自殺の理由や自分を慕う岳のことがどうしても思い出せない。
それでも好意を寄せてくれる岳と一緒に居るうち、徐々に取り戻していく岳への想い。
この長い夢が現実の国巳を変えていくことになるのだった。
夢の中での国巳はシリアスっぽさはあまりなく楽しそうなんですが「どうせ死んでいるんだから」という気持ちがそうさせていると思うと切なかった。
そして夢の中でも現実に戻ってからも、岳が見せるふとした表情に胸がぎゅっとしてしまいました。
今に至るまで本当に色んなことがあったけど、これからはふたりで幸せに暮らしていってほしいなと思いました。
作者さん買いでした。
いきなり主人公の自殺描写から始まる物語ですが、ちゃんとBLになりますので安心してお読みください。
自殺を図った国巳が目を覚ましたら、高校生に戻ってたというお話です。
高校生当時の事を覚えてることもあれば、完全に忘れていたり、段々と思い出す事もある。
片想いしていた岳の事は何故かまるっと覚えておらず…というお話。
岳が年下ワンコで他の人には凶暴なのに、国巳だけには懐いてくるところが可愛い。
意外にもピュアなのがこれまた可愛い。
自殺しようとしたわりに国巳が明るくて高校生活(主に岳とのH)に前向きなのはちょっと安心しました。
現実世界でもこのくらい図々しく生きて欲しかったけど…。
死んでしまったらそれで終わりなんだから。
現実の世界で勇気を出して岳に会いに行けて良かった。
ずっと待ってるなんてなんと一途なワンコ…まるでハチ公。
国巳の両親にも岳を紹介したりして、明るい未来があって良かったです。ホントに生きてて良かったねぇ。
受が電車に飛び込んだところから始まる救済BL。
まず、タイトルが…!
「あの世でお前に好きだと言える」究極のエモさですよね…名タイトルとして後世に語り継がれて欲しいです。
お話は、交通事故に遭った受・国巳が、高校時代に戻って攻・岳との初恋を「やり直す」物語。
これは高校時代へのタイムリープなのか?
はたまた、走馬灯で見ているただの夢なのか?
真相が分からないままお話が進むのですが、
とても丁寧に心情表現がされているので、ふたりの可愛い「初恋」にどっぷり浸りながら読むことができます。
「自殺しようとした受」という重たいテーマでではありますが、
高校時代の描写がとても初々しくて愛らしいので
怒涛のキュンキュンに癒されながら読めました。
特に、国巳のことが大好きで、赤面しがち&とことん誠実な岳くんがとても可愛く……。
そんなピュア岳くんを、脳内的にはひととおりアダルトなことを経験した29歳の国巳視点で見ることになるのでより一層眩しく、尊く見えます。
後半の展開も感動的で心臓やられました。
愛を募らせたふたりの濃密なHシーンもひたすら尊い。
一冊読んで胸いっぱい幸せになれること間違いなし!なセンシティブラブ・ストーリーです。
こうくるか〜
タイトルと前評判、そして読み始めてすぐの謎たっぷりな雰囲気からどういう流れなのかソワソワしつつ読みましたが、あまり構えない方が楽しめそうですね。
絵が綺麗でうまいので大変読みやすいです。
先生の作品は水戸くんだけ既読で、そのときも水戸くんが自分にとっては新人類というか、何考えてるんだから分かりにくかったのですが、今回も国巳の考えていることが分からなかった…
国巳は自殺するほど辛かったはずなのに、完全復活してるのが謎で。岳がいるからだけでは片付けられないというか、岳に会いに行くのも相当なエネルギーが必要なところ、国巳の目が全く死んでいない。自殺する人の気配が微塵にも感じられなくなってるところに違和感を持つ。"生きること"がテーマなのに、国巳に死んでる感じも生きてる感じがしないんだよな〜
逆夢オチというか、夢の使い方が好きでした。
電子限定おまけ 岳可愛い◎
萌〜萌2
人生に嫌気が差し駅で自殺しようとしたら高校時代の自分になっていた。不思議に思いつつも登校すると、高校時代の自分は記憶にない後輩に慕われていて……という感じの過去救済タイムスリップもの。
この作家さんはどの作品も絵が兎に角安定して綺麗。ただ人物描写がいまいちというか絵が綺麗でもキャラクターに感情移入が出来なくてモヤモヤすることが多かった。
でもこの作品の主人公に関してはそれがあまりなくて比較的楽しく読めた。過去の世界で性春を謳歌してやろうと開き直る受けはちょっと大丈夫かと思ったけど攻めの後輩君が一途で可愛い。ちょっと一途過ぎな気もするけどテレビインタビューのシーンとかくすりとさせられた。「自分の過去の筈なのに所々記憶が抜けている」というのも読み進める上で先が気になる要素になってたと思う。
表紙・タイトル・帯、どれをとっても切なさ全開なのに、読み始めてびっくり。
中盤までは完全にコミカルなアホ可愛さメインでした。
所々で「ほほぉ?」と謎めいたところも出てきますが、その謎の部分も国巳本人が現状のワクワクを優先しちゃうほどに後回し♪
終盤にドドーっとシリアス感で締められてて切なさも堪能できました。
どこまでが同じ過去でどこからがやり直しの過去だったのか脳内が若干ゴチャっとなっちゃいましたが結果オーライで考えるの止めました(笑)
紹介文や帯で諸々ガッツリネタばらししているので大丈夫だと思うが、まんま、思い残す事ばっかりだった青春をやり直して救済を得るお話でした。
高校生だけど、中身は諸々経験済みの大人、でも、色々記憶は曖昧でっていう、すごく都合のいい設定を、主人公自身が「わからんもんはわからん」って言い切っちゃってくれるので、読んでいる方も、辻褄が合おうが合うまいが、主人公と一緒になってこの先どうなっていくんだってろうってドキドキできるのがいい。
そもそも何で死のうとしてたのかなんて、本人が思い出せないって言っているんだから、気にしてもしょうがないのよね。
結末としてはズルい年上受けのお話の感はあるけど、最終的には超ハッピーエンドで、よかったわ。
はあ…やっと結末を知れました。
単話配信追っかけて、結末はとっておく我慢プレイ好きな私です。
つきづきよし先生が好きなんです。先生の描く受けちゃんは何かに囚われていたり、自分にコンプレックスを抱いていたり。
とにかく、完璧じゃないんです。むしろ、生きている自分を恥じているくらいの。
今回の、主人公である国己も当にそうでした。だけど、皆がみなポジティブである必要はないと思うので。苦しさから逃げちゃっても、別に良いし、楽な方に寄せても良いのです。
国己も、疲弊しきり電車に飛び込んでしまう。だけど、ふらついただけかもしれません。そうならば、正常な判断が出来なかったのでしょうね。
目覚めて、死んだ!と思いきや、まさかの高校生!なかなかの展開でした。
後輩の岳と、国己の中では再会レベルなのにどーみても一途に国己に惚れているとわかるとか。外見は高校生なのに中身は経験値を有する大人…面白いです。
自分だったら、どうするかな~!大人の経験値を生かしたくなるけど、相手次第ですよね。国己も、もやもやしてしまって。
岳の一途さ、国己限定の優しさとか二度惚れちゃいます。なんだかんだ、高校生として付き合う迄いくとか凄すぎる❗️
国己が事故後に生きていたのは、彼の生命力と、岳に対する執着だと思います。人間、不思議なとこあるのです。誰かを待つとか、会いたいとか何か計れないところが本当にあるので…(怪しい意味じゃないです!仕事での私の経験)
生きていくのは、大変。だけど、国己のようにたったひとつ、たった一人の為に生きていく理由を見出だしてもいい。
岳も、国己との再会の為に生きていたので。(まあ、彼はポジティブですけどね~)
2人の未来は、これから。
生きていくのは、悪くない。と、感じる作品でした。
表紙と題名、帯 に惹かれて購入しました。
これはスルメ方式の作品だなと感じました。
噛めば噛むほど味が出て美味しくなるスルメ。
この作品も同じで、読めば読むほど理解が深まり、登場人物に感情移入して読むことが出来ると思います。
タイムスリップもので、珍しいジャンルということもあり、最初の1回読んだだけでは、この作品が何を伝えたいかが分からないかもしれません。
ですが、1回目、2回目…、と繰り返し読んでいくにつれ、物語の辻褄があってきました。
こういう意味も含めて、この作品は本当に深読みのしがいがある作品だと思います。
人生のドン底に落ちて、自殺未遂をしてしまったからこそ、国巳くんは今の幸せを掴むことが出来んですよね。
最後には幸せそうなふたりの笑顔を見ることが出来て良かったです!
初読みの作家さまでしたが、表紙、あらすじ、タイトルのすべてに惹かれて購入。
それらから、めっちゃ切なくってドシリアスな作品かなと予想しつつ手に取りました。
ストーリーは、あらすじに記載してある通りの内容でした。
今の自分を憂い、発作的に飛び込み自殺を図った国巳。
が、気づいたら高校生に戻っていて―?
というお話。
自分が自殺した記憶はある。
高校時代の、友人や陸上選手だった時の記憶もある。
だがしかし、自分に懐いてくる後輩の岳のことだけ思い出せなくて―。
自殺したはずなのに気づいたら高校生になっていた、というファンタジー要素の強い作品ですが、そのファンタジー要素はさておき。
読み始めたとき、なんていうのかな。
すごくちぐはぐに感じた、というか。
すんなり、この作品の持つ世界観に入り込めない、というか。
なんでかなー、と思ったのですが、その大きな理由の一つが、表紙やタイトルからイメージした内容と、実際のストーリーのイメージが違うんですよね。
すんごく切ないお話だと思って読み始めたのですが、中身は意外なほどコミカル。
ストーリーも、キャラも、雰囲気も。
国巳は、自身の性癖や環境に悩み、葛藤し、そして自殺という道を選択した青年なわけですが、高校時代に戻った描写は、簡単に岳とセックスしようとしたり性格的に明るかったり、現在の国巳と高校時代の国巳がなかなか繋がらない。
そして、表紙でイメージした儚げさも、ストーリーにもキャラにも、もっと言うと絵柄にも感じない。
そこでまず躓きました。
が、読み進めていくとあら不思議。
国巳、という青年の明るさや、性に奔放なのは、彼の葛藤や後ろめたさからくる虚構なのだと。
彼の、精一杯のはったりなのだと。
そして、国巳が愛してやまなかった岳を守るための鎧なのだと。
そういったものが少しずつ見えてくる。
そんな国巳の健気さに、なんとも萌えが滾りました。
序盤、イメージした作風でなかったことで躓きましたが、一度それらが理解でき始めると一気にこの作品の持つ世界観に引きずり込まれてしまいました。
高校を卒業し、まるで自分を汚すように複数の男に抱かれ、そして他の誰でもない、自分が自分を愛してあげることができなかった国巳が、死後(と国巳は思っている)岳と再会し、高校生の時には気づくことができなかった一途に国巳を想う岳の深い愛情に触れたことで、少しずつ再生していく。
高校を卒業して10年。
ずっと会うことのなかった国巳と岳ではありましたが、心の奥ではずっとお互いに想い続けてきたのだと。
そんな彼らの深い愛情が非常にツボでした。
ダークで、ドシリアスな作品をイメージして手に取られると若干肩透かしを食う作品かもしれませんが、反対に言うとシリアスすぎずコミカルさも程よくミックスされている、バランスのいい作品でした。
うーーーん…。
タイトルもあらすじも好みドンピシャで手に取ったんですが
分かりづらくてあまり世界観に入り込めませんでした。
言いたいことはわかる。
ふわっとしてるけど辻褄は合う。
分かりづらいところも最後まで読めば「そういうことね」と納得はできる。
けれどスッキリしないモヤモヤした謎の感情が残るというか…。
また表紙の印象ほど切なさは感じませんでした。
割とカラッとしてて明るさが勝ってたと思います。
受けが嗜好に合わず辛口評価ですみません。
好み・解釈次第では面白い作品だと思います。
あらすじにもあるように、
自殺を図った国巳(受)が過去に戻るストーリーです。
国巳は高校時代を何一つ覚えていません。
わけがわからない状態だけど部活の後輩・岳がやたら懐いてきて好意を示してくれて、
良い機会だから…と人生をやりなおす気分で岳と恋人関係になり楽しく過ごすのですね。
そんな中、時折忘れたハズの過去を断片的に思い出し始め…と展開します。
最初にまず"何一つ覚えていない"という設定がシックリ来ませんでした。
パラレルワールドに飛んだのか?というぐらい何も覚えていないんです。
けれど過去の全容が明らかになると…
・岳に対してめちゃくちゃ片想いしてた。
・頑張ってた陸上で大きな怪我をして絶望した時期があった。
………え?普通忘れる…?
どれだけ忘れたいと思っても忘れないよね???
いやいや、ない。ないない。うううん???
と、言い様のないモゾモゾ感でスッキリしないまま読み進めるのでイマイチ入り込めない。
自殺を図る前は過去のことは覚えてたけど
その時に頭打って記憶を失ったって解釈でOK?
ううう…わかりづらいよ…。
事故に関してもそうです。
ブラック企業で病んでて男運も悪くて…といろいろ追い詰められてたようですが
軽~く触れているだけでイマイチ国巳の本気の病み度がわからないまま。
過去で人生やりなおしを楽しむ国巳を見ていると、
本当に自殺まで追い込まれてた人間なんだろうか?と人物像が掴みきれない。
(厳密にいえばタイムスリップではないので仕方ないかもしれませんが…;)
本来なら追い詰められて苦しんでた国巳がハッピーになれて良かったね!って言いたいところですが、
肝心の国巳が苦しむ部分があまり伝わらないから、救済といわれてもピンと来ないなーと(。_。;)
と思うのも、私が国巳を好意的に見られなかったからかもしれません。
29歳の記憶を持ったままの国巳からしたら高校生の岳はピュアで可愛いのですね。
そんな時ちょっと上から目線というか、経験者の余裕がなんかモヤッとするというか。
高校生の恋愛ごっこを楽しんでるだけで『岳が好き!』って気持ちが見えない。
一方の岳は全身から「先輩大好き!!!」が溢れる攻めなので
私は国巳の温度差がどうも許せない…(;ω;)
岳が可哀想じゃん。あんなに慕ってるのに。ぐぬぬ。
ブラック企業は同情すべき点だけど、男関係荒れたのも、1度は岳を切り捨てたのも、自業自得。
なのに国巳から健気さの欠片も感じられないのが微妙で同情出来なくて嗜好に合わなかったです;
岳の一途さ・純粋さは可愛くて可愛くて…!
年相応の言動にキュンとして良かったです(∩´///`∩)