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yoki rinjin no tame no kaii shinan
Kindle Unlimitedにて読了のち、凄く良かったので購入しました!
海野先生の作品は表紙やあらすじに惹かれていくつか読んだ事ありますが、中でも一番こちらの作品が自分には刺さりました!
ホラー要素も適度にありつつ、怪異を通して二人が心通わせていく様がよくわかる良作です。
お互い初対面からの気持ちが芽生えていく過程が見えるのが好きな方にはぜひぜひおすすめしたい作品です!(ホラー大丈夫であればぜひ!)
父親とのシーンや、夢子と対峙するシーン、線路でのやり取りなどなど、個人的ハイライト多くてあっという間に最後まで読み切ってしまいました。
そして街子先生の挿絵も良かった〜!
先生の御影さんがとても好きです。
続編あれば絶対買う…!と思ったら続編発売日近い?!こちらも楽しみですー!!
海野幸先生のこちらのシリーズ、先日続刊が出たとのことで、
まだ読んでいなかったこの1作目を読んでみました。
や、一人で部屋の中で読んでいたら想像以上に怖くてドキドキして、
ひいっとなるシーンも…!背筋がぞぞぞっとする、ホラー・オカルトBLです。
内容は結構怖い!と思うところもあるんですが、
街子マドカ先生のイラストが美麗すぎて、ページを眺めてはうっとり…
特に攻めの御影の男っぽさ、カッコ良さが凝縮されていてたまらなかった。
読み終わった直後の今、早くも手元に続編を待機させてます。
続編の表紙もキラッキラで眩しい!今夜、早速読むぞ〜✨
さて、こちらのお話。以下簡単なあらすじと感想を。
恋人にまるっと財産を奪われ、あげく会社でゲイバレして退職し、
家賃三万円(!!)という破格の条件のアパートに入居した主人公・友春(受)。
ところが入居早々、そこは心霊・怪奇現象の起こるアパートなのだと判明します。
どうやらこの怪奇現象、隣の部屋の住人で超絶美形・男前のホラー小説家・御影(攻)に取り憑いている霊「夢子」が起こしているようで…
夢の中で毎晩追いかけられ、危ない目に遭っているせいで眠れなくなってしまった
御影ですが、何故か友春のそばでだけは怖い思いをせずにぐっすり眠れると分かり、
毎晩一緒に寝るようになってー
と続きます。
これ、御影だけでなくそばにいる友春まで襲うようになった「夢子」をどうやって
退治するんだろう?とワクワクしながら読んだのですが、その解決方法に驚き!
ややこじつけっぽい感じもしなくはない…かもなんですが、
それでもすごく面白かった…!なるほどねー!と大興奮でした。
”名付ける”ことは即ち「意味付ける」こと、その重みを感じてほおおおーっとなりました。海野先生、すごいなあ。。
そして山で行方不明となったままの、友春父の遺した思い。
花火のシーン、うるっときてしまった、、
幼い息子との花火の約束、アイスを一緒に食べるという約束、
ずっとずっと心残りだったんだね。。
果たせなかった約束をやっと果たし、空に還っていく父親の気持ちを思い、胸が詰まりました。
徐々に徐々に変わっていく攻め受け二人の関係性も、良かった…!
受けの友春、優しくて気弱な感じがする青年なんですが、終盤めちゃくちゃ力強く
気持ちをぶつけるシーンがあって。
御影のそばにいるのは決して「守りたい」という正義感からではなく、
「好きだから」なんだ。
そして怖いことの中心にいる好きな人を放っておくことはできない。
怖いことが起こったら、助けに行く。
そんなことを切々と語る場面があって、胸打たれました。その気概が、最高にかっこいい…
あとあと、最高だったのが、御影がそれはそれは甘く甘く、優しく蕩かすように
友春を抱くシーン!!
街子先生のイラストを見ながら、うっとりしてしまいました。
ちょっと渋くて、めちゃくちゃ好きで憧れてしまうタイプの攻め。。
続刊は同棲編かな?御影と友春と、友春のお腹の中にいる夢子と(笑)。
これからも色んな怪奇現象に襲われて大変そうな二人ではありますが、
そんなことも「退屈する暇がないね」なんて言いながら乗り越えていっちゃいそう。
最強の二人の物語、続編を今夜読むのが今から楽しみすぎます(*´˘`*)♡
引越した先がこわーい現象が起こるお家だった……!大変な目にあって助けを求めた隣人御影との物語。夜にさみしいお部屋で1人で読んでたら怖い現象ばっかりです友春は怖い目にあいつつもなんだかんだ腹が決まったら強い子でした面白かった!
ひゃぁぁぁ〜〜〜!!(*´∀`*) 一気に読み切っちゃいました。
近々続編が出るとあって、こちらの正編を手に取ってみたのですが、めちゃくちゃ面白かったです!!
私がまだBLにハマる前の発売なので、これまで知らなかったのが悔しいですが、続編発売キッカケに読むことが出来て嬉しい……。゚(゚´∀`゚)゚。 意識は早くも続編に向いています。
霊障シーンが割とガッツリめで、ホントにホントに怪異です。
実際こんなんあったら怖いよーってなりますが、悪意がない霊障なのでそこまでホラーめいてないところにホッε-(´∀`; ) 現象自体は普段の生活に支障が出てるあたり、怖いというより迷惑といった方がしっくりくるかな。睡眠がとれない霊感体質の御影が不憫でした。
怪異現象にビクビクするシーンは確かに多いですが、行方不明の父と友春のハートフルな絆のエピソードにはうるっときちゃう感動のシーンも。怖いと感動の感情の振り幅を見事に演出する海野幸先生の筆のセンスにひたすら脱帽の思いです。怪異現象の裏にあるものの暴きにすっかり魅了された物語でした。
幽霊アパートで知り合った2人が怪異現象を通して安心と信頼を互いに感じ合い、そして互いに惹かれ合っていくストーリーが抜群に面白かったです。
身に降りかかる霊障と対峙する同志のような2人の間の恋愛感情は、危機的状況から生まれる場当たり的なものではなく、お互いの人となりを知り得たことから生まれ出たもの。こういうピンチまみれの状況があったから、親しい関係になった…ということは否定できませんが、それはあくまでもキッカケであり理由ではありません。
不安で怖い状況だからこそ、寄り添って助けてくれる温かい人間性の部分でちゃんと好きになっていくのは読めば多いに分かると思います^ ^
怪異が見どころのストーリーではありましたが、実は"救い"が大きなテーマと言えるでしょう。
今まで諦めていたこと、目を背けていたことから一歩前に踏み出し、前向きになる希望を抱いていくことが彼らにとっての大きな救済となりました。御影にとっては友春という存在が、友春にとっては御影という存在がいたからこそです。
怪異を通して絆や愛情が深まっていくストーリーに興奮しきりで楽しみました。
続編が既に待ちきれません!♪( ´▽`)
ホラー好き腐女子としては、もう待ってました!という作品でした。
ホラーもいい具合に怖くてハラハラドキドキしましたし、そこにうまく恋愛要素がからんでいて、甘くて切なくて最高でした。ふたりのラブラブなところがもっと読みたいし、もっと色んな怪異をも見てみたいです。シリーズ化すればいいのにな。
作家様買いです。
最初は恋人に騙されて貯金を取られて、
職場にはゲイバレしてとても可哀想な友春と、小説家のお話だと思っていたのですが
それだけではなく、まさかホラー要素があるなんて思ってませんでした。
…と言うのも、あらすじを最初の部分しか読んでなかったんですよね(*_*)
ホラーの内容についてはクスッと笑える部分もあるのですが
友春のお父さんのお話は思わず泣いてしまいました。
友春にとってはとても長い18年だっただろうなって。
そしてお父さんもずっと彷徨ってたんだろうなぁって。
だから二人にとっても悲しいけれど良かったねって思いました。
夢子のお話で一旦落ち着いてガンガンの恋愛モードに入ると思いきや
やはり軸はホラーなんですね。
問題が次々とやってきてヒヤヒヤしながら読みました。
最終的にはちゃんとハッピーエンドなのですが
個人的にはもう少し恋愛要素が欲しかったなぁと思ってしまいました。
知らず引っ越した先が曰く付きの物件で恐怖に震える受けと先に住んでいた怪異に好かれる攻めの話。
すでにたくさんのレビューがあるので、感想をちょっと。
中編2本で成り立っていて、前編が攻めに取り憑いていた怪異の解決と二人が恋人になるまで。
後編が恋人になってからもいつも怪異に邪魔される二人がいろいろあってやっと本懐を遂げるまで。
全編通して(特に後編が)怖かったです。
BL小説というよりもホラー小説でした。
もともとホラーも幻想小説も読むので怖くて読めないということはなかったのですが、二人ともがそういった怪異の専門家というわけではないため、どうやって解決するのか最後の方までどきどきしました。
この作品を読んで、昔読んだ某陰陽師の小説で「名とはこの世で一番短い呪である」とういうことが書かれてあったことを思い出しました。
「名は体を表す」だなぁと。
ゲイばれして会社をやめ妖怪アパートに引っ越してきた友春(受け)とホラー小
説家の御影(攻め)。
ゲイであることを引け目に思う友春と怪異に好かれるため家族にまで見放された御影。
怪異の話はとても怖かったし、友春がずっと諦められなかった行方不明の父親との別れは
本当泣けました。
二人が出会いこれからも一緒にいることを選んで本当に良かったです。
ただ、怪異から身を守るためとはいえあんなに煙草を吸っていたら、絶対に怪異より先に健康やられるような気がして心配です。
他に怪異を遠ざける方法を探せるといいのですが・・・
御影と友春の萌えもありますが、怪異にたくさんページが使われてましたね。
後半になるともう作者さんの言うとおり怪異アドベンチャーで、あれ?これエッチまでたどり着くの?と心配になりました。
せっかく良き隣人になれてゲイバレしたくない友春の願いもむなしく元同僚にばらされましたが、御影は気にしなくてむしろ元同僚を退散させてくれて胸がすきました。
御影はとってもいい人なのに能力のせいで人と深い付き合いができず、さらには夢子にとりつかれ眠れない毎日を送って。それでも友春に親切にしてくれて。
友春もダメだと思うのに御影を好きになってしまって。
前半はくっつくまで、後半は二人で危機を乗り越え想いをしっかり確かめあいとうとう初エッチにたどり着くまでが書かれてます。
怪異もハラハラドキドキで読む手が止まらず。
友春の勇敢さ情け深さもいいですね。もう御影を一人にしないでね。嫉妬深くてキスの好きな御影がいいですね。
友春のお父さんエピソードも良かったです。
オカルト、怖い、という事で怖い話大好き人間の私ですからウキウキと手に取りました。
で、思ったよりは怖くなかったんだけど…
しみじみと良い話だな、と思いました。
表題作とその後の書き下ろし中編収録。
「良き隣人のための怪異指南」
恋人と思っていた男に騙されてお金を取られ、体調不良その上ゲイばれで会社も辞め、家賃の安いワケありアパートに入居した友春。
安いには訳がある。つまり「出る」んです…
…という始まり。
そこは怪奇現象の起きるアパート。友春以外に住んでいるのはもう一人のみ。
それがホラー小説作家の御影です。
怪異はどうやら御影に憑いている。それが隣人の友春にまで影響を…という事で2人が知り合うのですが、夢の中で怪異に襲われるために眠らずにいる御影を救うのが友春。
次第に御影と友春は共に過ごすように。
御影を襲う怪異の正体ははっきりとはわかりません。廃村の忘れられた御神体なのか、御影の心霊体質なのか、ただその名は「夢子」。
御影が付けた名前なのですが、この「名前」というものが怪異退治の大きなポイントになります。
夢子がなぜ夢の中に現れるのか。
夢の中の怪異を消すためには何が効果があるのか。
そうくるか!
怪異を通じて御影と友春は想い合うようになります。
「恋人のための地下迷宮探索」
恋人になった2人。しかし、あのアパートではイチャイチャしていても怪異たちが邪魔をしてくる…
だから2人はまだ最後までは致しておりません…
ならばホテルに行こう、という話になり、仕事帰りに新宿で待ち合わせをした2人。
しかし、新宿に着いたはずの御影のいる場所は…?
こちらの話の中で出てくる「きさらぎ駅」という都市伝説のエピソードが怖いのなんのって。
山岸凉子先生の「化野の…」を思い出してしまった。
この怪異からどう2人が助かるのか。
それが表題作にも絡んできます。
ゲイであることでトラブルがあってもひとに相談もできなかった友春が、御影のためになら怪異をねじ伏せる漢になる。
恋は怪異を越える。素直に良かったね〜と思える読後感でした。
何かに取りつかれちゃってるホラー作家×恋人にお金を騙し取られてしまい行き場のない青年というカップリング。
怖い話は結構好きなので、ドキドキしながら楽しく読めた。
小さい頃から怪奇現象を呼び起こしてしまう攻めが、自分を助けたい一心で踏み込んできてくれた受けに恋した気持ちはわかる。
だけど、その体質のせいで恋愛は苦手という設定、しかも男は初めてなのに、受けとのイチャラブな場面になると、なぜか妙に余裕で手練れっぽいところに若干の違和感。
受けも、恋人に裏切られ…みたいな設定なのに、キスすら未経験っていうのはどういう状況だったんだ…?
ちょっとしたことだが、どうも所々キャラの言動に自分のイメージと微妙なズレがあって、ハマりきれない。
最後の方は二人はもうかなり甘くて、攻めが「ルームシェアしよう」って言うんだけど…「一緒に住もう」じゃダメ? シングルベッドでくっついて寝てるって描写があったからそこは、大きなベッドが置ける部屋に二人で引っ越そう、みたいに言ってほしかったな、みたいな。ルームシェアって言うとなんか距離感ない? まあ、大筋には関係ない、些末なことなんだけど。
ストーリー自体は面白く、お父さんとのエピソードはじーんとしちゃったし、オチもちゃんと伏線を回収していて、なるほどなあという感じ。
ホラー度は続編の方が高め。あとがきにもあるように、都会のダンジョンめいた地下通路でぐるぐる迷った経験がある読者にとっては、リアル感のある恐怖だと思う。
攻めは怖いことに慣れてる風に見えて、追い詰められると案外弱気になっちゃうんだけど、一見弱そうな受けが逆に、土壇場で胆が据わってるキャラなのが、バランスがよくてよかったと思う。
オカルトBLなのかな?と何気なく手に取った今作。
全編を通して面白かったのですが、特に後半が面白かった…!
海野先生、ホラーもお上手なんですね!
前半はオカルトあり、ラブあり、そしてじわっと来る感動もあり…
友春のお父さんとのエピソードと、それを見守る御影が素敵でした。
後半は前半よりもホラー要素が少し強くなり、日常生活の中にじわじわと広がる怖さにドキドキします。
こちらは電話のシーンが印象的。
都市伝説ネタも懐かしかったですね!
オカルトものの今作、不思議と怖いだけではなく雰囲気が優しいんですよね。
攻めの御影も受けの友春も優しい人間なのが本当に良かった!
アパートで起きる怪異にも塩でちょいちょいっと対処してしまったり、なんでもない事のように友春をそっと助けたりと、懐が大きく頼りになる良い男・御影。
一見頼りなさそうな感じなのかと思いきや、御影だけではなく、無意識に夢子も救ってしまうような包容力と優しさ、強さと思い切りの良さを持った友春。
2人とも、どちらかに寄りかかる感じではなく、心からお互いを大切に思い合っているのが伝わって、今後もこの2人は「隣人」とも上手く付き合いながら穏やかに暮らしていくのかなと思えました。
そして夢子!前半であれだけ暴れまわっていたというのに、後半になるにつれてなんだか…どんどん可愛らしく思えて来てしまいました。
これからも生活の中にひょっこり現れたりするのでしょうか。
個人的に、友春と良いコンビになるのでは?なんて…
良き隣人が恋人に変化するまでの過程がじっくりと丁寧に描かれていて、読みながら2人のことが大好きになりました。
コミカルさとちょっぴりの怖さ、2人の甘さのバランスが丁度良いので、終始ワクワクしながら読めるかな?と思います!
読後は塩を持ち歩きたくなるかもしれません(笑)
今、みなさまのお書きになったレビューを読んだのですけれども。
え?
このお話に出て来る『怪異』ですが、滅茶滅茶怖くね?
私は『悪霊』とかより、この手の怪異の方が怖いです。
夢で何かに追いかけられて寸での処で目が覚めるけれど次は逃げられそうにない、捕まったらきっと死んでしまう(様な気がする)って、あんた、
怖いじゃないかよーっ!
「海野さん、お上手」と思ったのは、こんな怖いエピソードを真ん中に置きながらも『ホラー小説家の御影はその夢から刺激を受けて小説を書いているので、全く夢を見ないのもちょっと困る』風な話が出てきたり『友春が引っ越した格安物件の不動産には夜な夜な怪異現象が起きて、引っ越し当初は恐怖に震えたけれどもしばらく経つとある程度慣れてしまう』とか、なんだか気が抜けてクスッと笑えるような日常描写が続くからなんですよ。
そして、何と言っても表題作中盤のクライマックスでもある『山で行方不明のままになっている友春の父』のエピソードは泣ける。
父がどれだけ友春を想っていたか、そして友春が父の不在をどれだけ寂しく、且つ、後悔を持って最後の日を何度も思い出したのか、文章に書いていないことまでもが想像できるようで、最近読んだものの中でもピカイチの名シーンだと思いました。
友春に必要以上の気を遣わせない様に寄り添う御影の『いい人感』も、泣きを助長したんですよねぇ。
で、それが終わったかと思えば、また怖い。
夢に追いつめられるなんていう不条理が怖いんですよ。
この解決方法、これも素晴らしかった。
お話の前の方に出て来る怪異に関する解説が効いていて「?」が入る暇もないっていうのが素晴らしい。
あとね、無神経な元同僚に言い返すことすら出来ない友春が、大切に想っている御影の為ならポンと飛び出すようなことをしてしまうのが良かったんです。
単なる『引っ込み思案の弱い子』じゃない。
優しくて強い子なんだと、この解決方法で解るから。
この結末、誰もが膝を打つようなものだと思ったんですね。
同時収録の『恋人のための地下迷宮探索』も不条理で怖いよー。
みなさん、こういうの平気なの?
本当に怖かったんですけれども、この2人に今後も怪異指南をやってもらいたい欲望の方が勝ります。
断固として「続編希望」です!
海野さん、ディアプラスさん、是非に。
おはようございます!そうですか、怖かったですか。私の中の比較対象がありまして、それから比べると全然平気だったなーと思ったんです。そっちもぜひ読んでみていただきたいです(笑)どっちがコワイか比較してほしいなあとつい思ってしまいました、すいません!神奈木先生の守護者シリーズです、よかったら是非♡
ああ、あっちはグロっぽさがあるから私がダメなのかも…です。
作者様買い。そしてレビュー買い。
最近あまり好みの小説に出会えてなかったんで、買い控えてたんですけどさすが海野先生、一気読みしました。
攻めも受けもキャラがすごくいいんです。だから苦手な都市伝説も難なく楽しめました。
沼淵をギャフン(古い)と言わせたのがスッキリした。自己中な善意もどきの押し付けで自己陶酔してるコイツには何を言っても通じないだろうから、第三者である御影さんが塩を振りかけたのは良い場面でした。
亡き父上の成仏のシーンはホロリとさせられてしまった。
怪異はあまり得意ではないんですが、皆さんのレビューで大丈夫かなと出会えました。
私にとってはとても読後感の良い癒し系オカルトBLでした。
本屋で何気なく買ったのですが、良かった…と素直に思える作品でした。
そもそも攻め受けがいい人、いい子で凄く好感がもてるんですよ。
良き隣人が恋人へと変わっていく様も無理なく丁寧に書かれ一緒になってニコニコできました。
そんな穏やかな空気をいい具合にホラー要素が刺激してくれるんですよね。
個人的にはまったく怖くないのですが、よきテイストでバランスとれていたと思います。
心霊現象などの表現が凄く自然…というかとてもイメージしやすく臨場感があります。
お触りな程度ではなく、様々な怪奇現象が終始楽しめます!
き○らぎ駅ネタ懐かしかったです。
夢子などオリジナリティあってありがちだと思う要素がなく純粋に楽しかったです。
また攻めが受けを守る典型的なパターンではなく互いが互いを大切にしながら守ろうとする姿勢が好印象でした。
友春(受け)は年下で童顔なので見た目的には守られキャラな気がしましたが、精神的には強くお互い平等な立ち位置にいるかんじがとても良かったです。
続編があったら素直に読みたいと思えます。
日常に潜む怪異に深夜にドキドキしながら、面白くて一気読みしました。
頼もしい隣人が現れたと思いきや、怪異現象の原因だったとか怖すぎます。御影の恐怖の夢って幼き頃に誰もが経験するような内容だけに、余計に怖かったです。まぁ実際に起きたら怪我とかは無いんですけど。
夢子の解決の仕方になるほどと感心したのですが、友春の父親が現れるシーンに号泣してしまいました。
それから友春の母親と義父は良い人で、この先ゲイバレしても大丈夫な気がしました。
後編も都市伝説を盛り込みながら、日常に隣り合う恐怖は見事でした。
友春と夢子の活躍も読みたいので続編希望します。
恋人だと思ってた男に有り金のほとんどを騙し取られた上に、同僚のやり取りで体調を崩して会社も辞めた受け様である友春。
金銭的に余裕のない彼が移り住んだお安いアパートの隣人が、攻め様である御影。
実はこのアパートには、怪異がうようよで、慣れたものの御影に助けを求めて、一緒に過ごす時間が多くなって親しくなっていく2人。
ホラー作家の御影は、昔訪れた廃村の神社で何かに憑かれており、寝ると悪夢によって次こそ死んでしまうかも、というゆっくり寝れない毎日の状況。
その悪夢に夢子と名付けて、飯のたね、くらいに言っていたのに、実はそれが虚勢であり、友春に見せる弱ったと姿にキュンをもってかれてしまいました。
加えて、友春の亡くなっていたお父さんを一緒に見送る気負いのない優しさに、きゅんが増し増しです。
御影に憑いている夢子は、どうなることかと最後までハラハラさせられましたが、そうきたかーーって思わず拍手ものです。
雑誌掲載時では、最後まで致してなかった2人だったので、書き下ろしではイチャイチャだよね、とウキウキしてたのに、またしても怪異だよ!!
しかも、地下迷宮バージョンは、更にパワフルになってると私は思いました。
夢子も再び出てきてて、どうなるのか、やっぱりハラハラです。
そして、なるほど、こう着地したのか、と納得。
もう切れたと思っている電話越しに、弱音を吐いて友春の幸せを願う御影がもうたまらなかった。
自分より強いと思ってる人がぎりぎりに見せる弱さってキュンがあふれまくってしまいます。
そして、助けてもらってると思ってた友春の、いざとなった時の強さ、潔さ、腹のくくり具合、ものすごく好きでした。
相手を受け入れる度量の大きさも優しさも、とってもよかったです。
イラストでは、街子先生の描かれた御影が、めっちゃ男性フェロモン出してました。
友春も御影も好きだったし、きゅんがてんこ盛りで、とっても楽しく読ませてもらいました。
今回は霊に憑かれたホラー小説家と詐欺され失業した青年のお話です。
霊障三昧なアパートに引っ越した受様が攻様の怪異を解決するまでと
攻様が引き込まれた地下迷宮から脱出する続編を収録。
受様は優し気な風貌と柔らかな物腰て人当たりが良く、学生時代には
女子から告白される事も良くありましたが、受様が好きになる相手は
同性なので恋人はいませんでした。
自らゲイと公言する度胸もなく、受様は恋の成就は諦めていましたが、
半年前の飲み会後に立ち寄った公園が偶然にも同性愛者たちの出会い
の場で、同世代の男性に声を掛けられるのです。
受様はこの出会いを奇跡か運命だと思い、相手は恋愛経験がない受様と
はゆっくりと関係を深めていこうと言い、キスもしないままでデートを
重ねます。そして恋人に「田舎の母親が大病で手術が必要」と打ち明け
られた受様はなけなしの貯金を彼に預けてしまうのです。
その後恋人は音信不通になり、まさかの詐欺に引っかかった受様は失意
のどん底に落ちた上に体調を崩して長期入院、そのまま退職する羽目に
なります。
貯金残高減少を止めるべく、受様は格安物件への引っ越しを決意します。
移り住んだ部屋は築30年アパートながら駅やコンビニも近く、6畳一間
で共益費込3万円という破格な理由を受様は怖くて尋ねられでした。
しかし引越した夜にはその理由を知る事となります。その夜、2階の受
様の部屋のベランダの窓ガラスに小さな紅葉に似た輪郭の白いものが
点々と押し付けられ、ボールでもぶつけられたようにガラスが振動した
りしたりします。受様の部屋は怪異現象の起こる部屋だったのです!!
受様は一睡もできずに過ごしますが、もう1度引っ越す資金もこんな格
安物件を探せるあてもありません。朝陽とともに異音がやんでも無職の
身では惰眠を貪る余裕すらないのです。
職安に向かうべく身支度を整えて外に出た受様はちょうど隣の部屋から
ゴミ袋を手に出てきた全身黒尽くめの長身の男と出くわします。この隣
人こそ今回の攻様になります♪
攻様は驚くほど肌の白さが目立つどことなく品の漂う顔立ちで、モデル
や俳優だろうかと受様は思いを巡らせていると、攻様は「昨日は眠れた?」
と受様が眠れていない事を見越したような問いかけをしてきます。
なんと受様の部屋は1年で9人も住人が入れ替わった部屋であり、攻様の
部屋も色々でる、というよりもアパート理度の部屋にもでる物件だった
のです!!
攻様は2年も住んでいて今ではすっかり慣れたと言い、どうしても怖け
れば部屋においでと言ってくれますが、受様は震える声を取り繕う事
もできません。
果たして受様の新生活の行方とは!?
雑誌掲載作であるタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で、受様が
引っ越した先の安アパートで霊に憑かれた攻様と知り会った事から始ま
るオカルトミステリーになります♪
攻様は怪異現象をネタとして利用しているホラー小説家でした。自宅仕
事のために昼夜逆転生活をしています。受様の事情を知った攻様は受様
がいつ部屋を訪ねても嫌な顔をせずに迎え入れてくれ、2人は徐々に親
しくなっていきます。
そして2年も住んでいて怪異への対策も慣れているという攻様が悪夢に
取りつかれて夜に寝られなくなっている事とその理由が明らかになって
いくのですが、その理由というのが怪異現象の核心に迫るため、その
あたりは読まれてハラハラ&ドキドキしてください♪
海野さんのお話なのでコミカル仕立てではありますが、受様があった詐
欺被害や性癖バレによる体調不良、挙句の退職、悪霊憑き物件の入居な
ど、何気ない日常生活を送っていたはずの受様が被った数々の負の連鎖
は誰が被害に遭ってもおかしくないような、日常生活にひっそりと潜む
闇要素が感じられて、雑誌で読んだ時も結構ゾゾゾーとしました (>~<)
そして最後の大逆転的な大団円はすごく見事でした!! 正に予想外という
か、予想もつかないような着地点ですごく面白かったです♪
描き下ろしの続編も本編同様、有り得ないだろうけどあったら怖すぎる
お話でしたが、本編で脅威だった存在を受けとめ、攻様の状況を変えた
受様の強さがすごく出ていて楽しく読めました。
"隣人"と"指南役"の設定も展開もすごーくびっくりでとってもお見事だっ
たのですが、背筋が震えるホラー系はあまり得意じゃないので「萌2」と
させて頂きます。
今回はオカルト繋がりで宮緒葵さん『悪食』はいかがでしょうか。こち
らは霊の視える受様が意図せず素人探偵してしまう事件簿的なお話です。
先生買い。雑誌掲載話130Pほど+書き下ろし100Pの2編+あとがきで、雑誌掲載分がめっちゃ面白かったため、文庫化をものすごーく楽しみに待っていました。そしたら書き下ろしが、これまた前半のサブキャラをちゃーんと生かして個人的にはとっても良い!!!お話として大満足です。
築30年二階建てアパートで家賃3万円の物件に引っ越してきた友春。ようやく出来たと思っていた恋人に有り金を騙し取られ、会社でゲイばれして居にくくなり、重度の消化器系疾患となって・・と踏んだり蹴ったり。とにかく安いところへと引越したものの、初日から部屋を襲う数々の怪異に対抗するべく徹夜で荷物を片付け、翌朝廊下で出くわした隣人に「まあ色々出るよ」と言われて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
夢子(怪異、攻めが命名)、受けの実父(故人)、受けの母とその再婚相手、沼淵(デリカシーない元同僚)ぐらいかな。新旧お父ちゃんがええ人です(号泣)。
**良かったところ
お話!これに尽きる!
ネタバレしたら絶対面白くないので書かないですが、このお話を最初雑誌で読んだ時に、そうくるとは思ってなかったので「おお!」と唸りましたよ。受けの実父もええ感じ(涙)ですし、新しいお父ちゃんもたまらんのです。カッコよすぎるよ、このおっさん!とめっちゃ思いました。雑誌で読んで、今回2回目なんですが、それでも面白いっていうところでお察しいただければ嬉しいです。
そしてまた後半の書き下ろしが素晴らしい。前半に出てきた夢子、ふたたび!でした。「え、あんたもう一回出てくるんかいな!」とめっちゃびっくりしましたです。前半では「きょわーーーーーーーーー」としか思えなかった夢子なのに、名付けというか定義?というものは、偉大ですね。この辺りも是非ネタバレ無しでお読みいただきたいです!
攻め受けの恋模様も、怖い怖い背景、設定が山のように押し寄せて、吊り橋効果も相まってかめちゃくちゃ切羽詰まった感で盛り上がります。その上でこの攻め、本当に優しい!とストンと納得いく書きっぷりで、とても良かったです。書かれておられる内容を私が飲み込むタイミングと、書き進められる行数がちょうどよいタイミングとでも言えばよいのかな。早過ぎずだらだらし過ぎず。個人差があると思うし、人それぞれとは思いますが、私はとても相性が良かったです。
本格的に怖い部分もありますが、怖いもの大嫌いな私でも大丈夫ですので、気になる方は塩を用意の上、是非手に取っていただきたいです!あー本当、先生有難うございました!
海野先生の、ポジティブで根底に優しさがあるような作風が大好きでして。
今回も楽しみにしてましたよー!!
で、こちら、オカルトBLになるんですかね。
家賃の安さに釣られて幽霊アパートに引っ越してきた主人公。
彼が、深刻な霊障に悩まされるイケメン隣人と共に、知恵と勇気と愛で怪異に立ち向かうー。
と言った、痛快なオカルトラブコメになると思うんですけど。
ちなみにですね、オカルトだけどあんまり怖くないです。
だって、海野先生の文章なので、ゾッとくるような湿っぽさと真逆ですもん。
怪異に「夢子」とか名付けちゃってと、思わずプッとくるコミカルオカルトなんですよね。
と、すっかり油断してたら、書き下ろしの後半でゾクリとさせられたけど。
これ、「ありえるかも」と言う、心の奥底にある不安をくすぐるヤツですよね。
ザックリした内容です。
家賃の安さに釣られ、とあるアパートに引っ越してきた友春。
安いのにはワケがあり、引っ越し当日から霊障に悩まされる事になるんですね。
そこで、霊障に平然と対処する隣人でホラー小説家・御影と親しくなりますが、実は彼は、2年も前から深刻な怪異に悩まされていてー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公の友春ですが、ゲイで童貞です。
えーと、初めて出来た恋人(詐欺師)に貯金を騙しとられ、その上会社にゲイバレしてストレスから身体を壊し、安アパートに引っ越さざるをえなくなったと言う、ちょい不幸な青年でして。
いや、これだけ読むとアホかと思われるかもしれませんが、お人好しなだけで、勇気も思いやりもある好青年だと思うんですけど。
で、そんな彼のお相手になるのが、肝の座った頼りになる隣人・御影。
彼はですね、引っ越し翌日に青い顔で部屋から出てきた友春に、ここが幽霊アパートだと語る。
そして、怖い時はうちにくればいいと、気さくに声をかける。
と、そんなワケで、友春が御影の部屋に入り浸るようになるんですね。
いやこれ、御影ですが、イケメンで怪異にも全然動じずと、すっごく格好いいんですよ。
また、友春が会社を辞めざるをえない状況に追い込んだ、まさに偽善者と言った同僚。
ヤツを、気持ちよく撃退してくれたりもする。
そう、器の大きい包容力攻めなのです。
で、面白いのがここから。
アパートで起こる怪異ですが、実は御影に取り憑いてる霊「夢子(御影命名)」の仕業だったんですね。
夢子により、眠ると夢の中で殺されそうになる御影。
夢で殺された時が、現実でも死を意味するんですね。
しかし、友春がそばに居る時だけ、何故か夢を見ずに眠る事が出来る。
その為、友春に一緒に寝てくれるように懇願し・・・と続きます。
何故、智春が居ると夢を見ずにすむのか。
また、どんどん狂暴性を増す怪異。
見事、智春はこの怪異に打ち勝つ事が出来るのかー。
このあたりが、作品の見処になるんじゃないでしょうか。
えーと、こちらですね、御影と共に過ごすうち、友春はどんどん彼に惹かれてゆくんですよね。
で、そんな気になる相手と一緒に眠らなきゃいけなくなってと、主人公がドキドキしてるのに萌えちゃうんですけど。
あと、この怪異のオチが痛快。
いや、てっきり友春には不思議な力があってとか、愛のなせるわざとかを想像してたら、そう来るか!と。
トンチかーい!系ですかね。
個人的に、戦力としては弱いキャラが、機転なんか効かせて勇気や知恵で見事事態を収拾するみたいな展開が好きなんですよ。
いや、痛快なオチにニヤリとしちゃう。
と、ここまでが雑誌掲載作で二人が結ばれるまで。
ここから、結ばれた二人のその後と、再び襲う怪異になります。
この後編ですが、前編よりずっと怖かったですよ。
地下鉄の駅を降りた御影。
何故か、人っこ一人おらず・・・と言った感じでしょうか。
たまになんですけど、一人ですごく静かな所に居ると、この世に存在するのは自分一人だけなんじゃないかと不安になる事があるんですけど。
読んでいて、その不安を思い出すお話なんですよね。
あと、海野先生の攻めと言うと、すごく頼りがいがあったりしますよね。
受けをしっかりフォローしてくれて。
それが今回ですね、受けの方が強いパターンなのです。
ギリギリの状況で、ド根性を見せるたくましい受け。
いやもう、攻め、完全降伏ですよ。
こういうパターンも、また楽しくて仕方ないですよね。
と、笑いあり恐怖あり感動ありの、痛快なオカルトラブコメ。
とても楽しく読ませいただきました。
※当初、「萌2」であげましたが、繰り返し読むうちに「神」に価すると思うようになりました。
だって、読めば読むほど、受けが尊くなってくる。
そんなワケで、変更させていただきます。申し訳ありません。
失礼しました。