紳士な宇宙人×チェリーな大学生 「私と子作りしませんか?」

HOW TO BREED~いちゃラブ子作り計画~

how to breed

HOW TO BREED~いちゃラブ子作り計画~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×217
  • 萌15
  • 中立10
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
16
得点
218
評価数
63
平均
3.7 / 5
神率
30.2%
著者
日野雄飛 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784575380552

あらすじ

イケオジから濃厚えっちのお誘い ――
「こんなにシてるのに赤ちゃんができないのは、どうして?」
平凡な大学生・佐知也が出会ったのは大好きな外国人俳優"プリンス"の姿をした"宇宙人"シキ。
彼が地球に来た理由は「人間との繁殖」。

シキから性行為をお願いされ昼も夜もにゅるにゅるSEX三昧!!
でも子供ができるには「両想い」が条件で…?
危険な香りの美オジ×童貞大学生の愛され同棲生活!
描き下ろしも収録!!
※本作品は、配信中の『HOW TO BREED~宇宙人紳士の愛の手引き~』を改題して収録したものです

表題作HOW TO BREED~いちゃラブ子作り計画~

シキ 宇宙人,人気俳優「プリンス」の姿をしている
小粥佐知也 大学生

その他の収録作品

  • #1 STRANGER
  • #2 FASHION
  • #3 CRAZY
  • #4 PRINCE
  • #5 SHAPE OF LOVE
  • #EXTRA TONIGHT(描き下ろし)

レビュー投稿数16

自由な発想とスケール

宇宙人モノ。言ってみれば何でもあり。
その宇宙人と人間との子作りを成立させるための理屈がさすが日野先生となりました。
が、文字量が多めで、設定盛り盛りでほんまに何でもありやんと少し疲れたのが正直なところです。
2人の気持ちとエロ中心ならもっと読みやすかったかなと個人的には思います。
シキは射精できず行為を続けられる、佐知也の快楽物質が美味しい食事になるという設定はさすが先生というエロさでした。
それが触手にまでいっちゃうのが、宇宙人だからそれもありか〜となりました。

唐突だなと思ったのが2点
・犬養が突如イカれた奴になったこと。
そしてその後、奴隷にすると言いながらルイが犬養を普通に受け入れてるのもどうなのかなと。
・プリンスの実物がいきなり現れたこと。
そして佐知也と旅行に出かける。ちょっと無理があるなぁと思ってしまいました。

その後、犬養はGPSを仕込んでいたり、プリンスは世界に発信するための役割だったのですが、ストーリー的にそこまでねじ込んだり広げなくても、見たいところはあるしおもしろくなったのではないかと。
私の個人的な好みと先生が描かれたいスケールが違ったんだと思います。
これはこれで奇想天外でお話としてはおもしろいと思います。

0

シュール、のちホロリ

以前から読みたかった作品。やっと読めました!
で、期待通り…発想の凄さに唸る。

表紙絵のイメージは、おじさんxショタ。
しかしその実態は、宇宙人攻め!
このイケおじは、受けのゲイ青年が大ファンの外国人俳優さんに擬態した宇宙人です。
という感じで、何ともシュールでぶっ飛んでて。なのに最後は何故かホロリ…
BL的に言えば、主人公の大学生・佐知也は「ゲイ」です。
だけど宇宙人の方は特に性別はなさそうで、実体はただのエネルギー体のよう。佐知也の感情を読み取って男性形をとってるだけ。
だから、はじめのHシーンは確かに「大好きな俳優に抱かれてる!」だけど、後半はエネルギー体が触手形になって佐知也の全身を這い回り、的な。
しかしながら、後半になるに従って「形」よりもより内面というか、地球人言うところの「愛」が前面に出てくる。
タイトルは「いちゃラブ子作り」なんていう文言だけど、心の中から体全体に噴き上げてくる佐知也の「信号」、それが性別/種族どころか地球外生命体との結晶になる。

ところでさ。
妊娠は1時間で、ポンッて飛び出て、あとは政府が育てるって…
サイコーじゃん⁉︎

1

備えあれば憂いなし!いつか来るかも⁈異種間交流!入門書???

日野先生の独創的な切り口や作風が大好きです
まだ全作では無いですが多く読ませていただいてます
そんな中でも異質な光を放つ今作はコスモなファンタジー!相手は、う…宇宙人…‼
最近ちょっとファンタジーもイケるかも⁈なんて調子に乗って積んでいた作品を読んでみたものの、、、
やっぱり私にはまだファンタジーの敷居は高かった( ゚Д゚)

楽しく読む事は出来たのですが「萌えた」か?という点が難しかった
受けの人の良さとか攻めの献身的な想い、種の存続の危機と繁栄、シュールな笑いなどに「おぉ!Oh…!」と頷き、笑う事は出来るのですが結局自分が何を求めて読んだのか…?は、、ハテ?…と感情迷子の読後感

いつか来るかも知れない異種間交流に備えてもう少しファンタジー慣れしてから出直して来まっす('◇')ゞただ、宇宙人も必死だし怖くないかも?という心積もりは出来た模様☆彡

イケおじ攻め、スーツ好きな方には(途中その姿を見失う事もありますが…)堪能出来るシーンは多々ご用意されておりますよ~

0

物語の発想が面白い

日野雄飛先生作品って
一般受け度外視したストーリーで毎回楽しみです。
その分万人受けしないので読む人口少なくなってしまうのかもですが、お話が面白いのです。
今回のお話は、なんと宇宙人とのカップリング!

擬態出来る宇宙人が、相手の好ましい姿に変化して近づいてきます。宇宙人のシキさんは佐知也くんの大好きな外国人俳優プリンスの姿で現れたから色んな意味でビックリ!
しかも、子作りしたいだなんて!
なんて奇想天外な始まりなんだ!
そして案外受け入れる佐知也くん、優しいというか無謀というか。。。そりゃ、お友達の塁くんは危険と思って遠ざけようとするわ。
色んな姿に変化できるシキさん。かつて佐知也くんが飼っていたワンちゃんのアポロにも擬態します。ワンちゃんの姿で会話に参加してる姿も多く、なんだかホッコリします。(宇宙人がペットの姿で居られたら心許しちゃう人多いだろな)
プリンスの姿で佐知也くんと交わるシキさん、スライムみたいな姿で致してるところは従来の触手モノと違ってぬるんとしててなんだか清潔感がありました。
ラスト、グニュグニュ姿のシキさんにも気持ち良くなってほしいと愛撫やキスをする佐知也くんときゅーーーんととろけちゃってるシキさん(文字通りでろんととろけてます)カワイイです。
無事子作り成功し、シキさんの身体から卵が放出されシキさんの星の機関に回収されちゃいます。その後どうなったのか、気になるな。

イケメン外国人俳優姿、スライムの様な姿での行為はありますが、ワンちゃんの姿でのSEXシーンはなかったのでホッとしました。愛犬との行為は見たくないしなくてよかったです。

素直な佐知也くんは可愛くて、シキさんも紳士的でステキなお話でした。

ただひとつ気になった点
先生、可愛い絵は得意そうですが、枯れおじがうーんでした。おじさんの絵がもっとお上手か、はたまたお相手がおじさんじゃない方が良かったなー。

0

私にはまだ早い物語

 全体的なストーリーは軽快さもありよく考えられていると感じるところもあり、さすが日野先生という印象だったんですが、如何せん私自身がシキという宇宙人との絡みに萌えを見出せませんでした。彼は触手にもなれるのだけど、触手がダメということではないんです。実体がなくて何にでも変化できるシキ。彼が一番こうありたいと思う姿は何なのか? 私としては姿もその人のアイデンティティなので、変化を強制されているのでなければ、これが自分だという姿を保っていて欲しい。シキのバックグラウンドがまったく見えないのも相俟って、佐知也は一体誰と愛し合っているんだろう?という虚無感が最後まで抜けきれませんでした。

1

それよりも脇役が気になる…!!


ゲイの可愛い男の子と人気俳優に化けた地球外生命体のお話。

感情が分からない地球外生命体が受けと暮らしていくことで人間を理解していき、好きという感情が芽生えてる…。
わりと想像内のストーリーでした。

繁殖をテーマにしているのですが、妊娠するのはあくまでも地球外生命体の方。
しかもエッチではなく「両想い」で妊娠ということでリバもないのでご安心を。
子供も、ぽわんと白モヤ。

最初から宇宙人の正体が世間にバレ気味だったり、その後も受け入れられていました。

人間の姿でエッチはもちろん、触手で人の居るコタツでこっそり…ってシチュがドえろい。

ただ、執着好きな私は、受けの友人とその友人をストーカーをしているヤバい奴の方が気になります(笑)

0

す、すげぇ!

Kindle Unlimitedにあったのでよんでみました!

ストーリーは、種族の脆弱性を克服するために人間と交配しにきた宇宙人のシキさんと、そのシキさんのパートナーになった佐知也の交流譚です。
とにかく設定が面白いので、ぜひ機会があったら読んでみてほしい。

この設定で、BLとしてちゃんと成り立たせる日野先生……すごい……。
赤ちゃんがどんなだったのかめっちゃ気になるんですけど、どこかで見る機会はあるのかな〜気になります。

エロに関してですが、触手好きな方に刺さるエロがあって!
触手と呼んでいいのかわかんないんですが、とにかくお勧めです。読んでみてほしい。

かなり異色の作品だと思いますが、とても面白かったです〜!日野先生の他の作品も読んでみようと思います(^ ^)

0

人外BLの純愛

作者さんの作品は痛い系も多いとのことなので吟味して甘々そうなのを選びました。
今まで触手系は避けていたんですが、ストーリー、設定ともにしっかり面白いと苦手なジャンルも難なく読めて楽しかったです。
とはいえ最初から最後まで触手プレイだったらどうしようとも思っていた部分もあったので、表紙のダンディなおじさまの姿形で(ほぼほぼ)致してくださってどうもありがとうございますという気持ちです。

繁殖目的で地球にやってきた宇宙人が役割としては攻めですが、産むのも攻めという設定がよかったです。
でも生殖機能はなく、必要なのはお互いが子供を欲しいという精神上の繋がり(両想い)であるというのも、甘々を予感できて楽しく読めた要因でした。
触手エッチもそこに至るまでの2人(?)の関わりがあったので人の形ではないけれど愛ある行為だなと受け止めることができました。
むしろ「もっとしてください」甘えてとろける攻めが可愛いとすら思えました。
この感覚は初めてです。
もっと日野先生の作品が読みたくなりました。

描き下ろしは睡眠姦。
触手のお蔭で薄れていましたがよく考えると濃ゆいですね。

修正(紙)
陰部描写なし



0

宇宙人と純愛

日野さんといえば、愛のある変態Hで有名?ですが、今作は純愛と言ってしまいそうなほど一途な愛でした。

設定はなんと宇宙人と人間!自分好みのイケメン渋オジに変身した宇宙人が、求愛してきた。でもそれは、強い生体を生むための戦略で。。
まじめで礼儀正しい宇宙人。自分の使命を果たそうとがんばっている。一方、見た目が好みの宇宙人に言い寄られて流され気味の受け。
でも二人はだんだんと本物の愛をはぐくむ、というなんともこそばゆいような愛の物語でした。

ハッピーな気持ちになれます。

0

奇想天外とはまさにこのこと!発想力がすごい!

この作者様の作品はどれもテーマに沿って、ものすごく調べられていたり、緻密な設定がされています。
なにより、これをテーマに、と選ぶ発想力というか、もう、凡人には到底真似できないすごい発想力なんですよね。それを支える取材、下調べが隅々まで行き届いていて、物語の安定感が半端ない。

それだけじゃなく、主人公たちの関係性なども、一筋縄ではいかないようなテーマを選ばれるときが多いですよね。リバについてのお考えや想いなどもとてもおもしろく、作品を読んでいて、人間の感情と行動原理にとても敏感で、とにかく深堀がすごいなぁと感じます。

人物の心理描写も秀逸で、台詞ひとつひとつもとても凝られていて、毎度読むたびにクリエイターの凄さを見せていただいているような気持ちになります。これを何もないところから創造するって本当に凄いことだと思います。

そんななか、今回のテーマは宇宙人と人間との交配!もうテーマが壮大すぎて、ついに宇宙レベルまできたのか、と(笑)これを物語にしようと思うその発想力に脱帽です。

SFとかまったく興味ないので、大丈夫だろうか…と思って読んでみましたが、大丈夫でした(笑)でも、ある意味、もう自分の想像力のなさに落ち込むほど、遥かに予想外の展開でした(笑)

以下、ネタバレありです。

シキ(便宜上呼んでいるあだ名みたいなもの)は感情を食べて生きる宇宙人。種の安定的な存続のために、人間との交配を実践するために地球に派遣されてきた。そこで出会ったのが、大学生の佐知也。

シキの星では人間の行う性行為による繁殖ではなく、お互いが両想いとなり、相互感情を一致させることで繁殖可能となるため、シキは佐知也に繁殖の相手になるよう依頼する。半信半疑の佐知也だったが、一緒にいるうちに絆されて、シキと性行為を行うことを了承する。

シキは性行為は両想いの人間同士で交されるものと思っていたため、佐知也と性行為を行うのだが、佐知也に人間は両想いでなくてもセックスするものと教わり驚愕(笑)しかし、性行為で得る快楽という感情を食するのはとても美味しく、お互いにとってwinwinであることを告げ、繁殖行動を継続していく、という話。

これ、もう、すごい設定なんです。そして、予め作者様が考えられた背景や状況が超綿密に設定されており、この下支えなくしては、こんな奇想天外な物語は成立しないと思います(笑)説明要素もすごいたくさんあるので、話についていくのが大変です(笑)

シキは擬態ができる宇宙人なので(笑)、基本的には、佐知也の大好きなハリウッド俳優に擬態しているのですが、犬とかボールペン、スマホなどにも擬態します。

それに、空腹だったり疲れだったり、怪我?(損傷?)だったり、ダメージを受けると擬態する力がなくなり、溶けたスライムみたくなるんです。意思を持ったスライム(笑)ちなみに本来のシキは、真四角の箱みたいな形をしています(笑)

スライムになっていても、意思はあり自由に形を変えられるので、スライム状態になりながらも、佐知也とエロいことができます(笑)触手に近いのかなぁ…私は触手ものは地雷でまったく読まないのですが、この作品はいろんなことがミラクルというか、すごい発想なので、触手っぽい表現が出てきても、嫌悪感とかはなく、もはや、そーゆー感じなのね…くらいにしか思いませんでした。

物語のなかでは、自宅が火事になったり、親友のストーカーに危ない目に合されたり、シキが擬態している本物の俳優と出会ったりと、もうすごい目まぐるしい展開なのですが(笑)物語の進行とともに、人間的な感情のないはずのシキが、佐知也と一緒にいたいと思ったり、嫉妬に似た感情を覚えたり、同じように佐知也もシキを意識するようになり、図らずもきちんと両想いになっていく2人がしっかりと描かれています。

この作者様のすごいところって、主人公たちの人物像がまったくブレることなく一貫して設定どおりに表現されているところ。徹底しているんですよね。

しかし、やはり、最終話で出てくる、顔がなくのっぺらぼうみたいな人型のスライム(シキなんだけど)と手(?)を繋いでお互いの気持ちを言い合うところとかは、もう、感情移入をどうしたらいいのか?みたいに悩むし(笑)、スライムと抱き合う佐知也とか、もうビミョーな気持ちで見守りました(笑)これは読んでいただかないとわからないかもしれません(笑)けっこうな衝撃映像だと思う(笑)

もちろん、人に擬態したシキとのセックスはとってもエロエロ!シキは射精はしないというところも、あ、そっか擬態だもんね…と。ここにもなるほどなーと思わせる設定がされていて、ほんとにすごいなぁと思いました。

この作品は、奇想天外なテーマを、綿密で完璧な設定で破綻させない構成力でひとつの作品に仕上げた作者様の手腕がすごすぎて、神評価にしました。好みは分かれるとは思いますが、さすがクリエイターと思わせられる、いろんな意味でも飛び抜けた作品でした。

2

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