いつか恋になるまで 下

itsuka koi ni naru made

いつか恋になるまで 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神268
  • 萌×283
  • 萌34
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
32
得点
1780
評価数
392
平均
4.6 / 5
神率
68.4%
著者
倉橋トモ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
シリーズ
明けても暮れても - 続 いつか恋になるまで -
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784801967489

あらすじ

付き合い始めたものの、先へ進めずにいた2人。

必要だったのはささいなきっかけで、和馬は千秋を欲しがる体に素直に従った。
思春期とは怖いもので、一度踏み越えてしまえばいくらでも求めずにはいられない。

ただ幸せな時間を重ねるほど、和馬には抱く思いがあった。

この関係は、誰にも言えない―――。

そんな変化にいち早く気づいたのは、やっぱり千秋で…?

表題作いつか恋になるまで 下

高1~高3・幼馴染みの恋人
高1~高3・幼馴染みの恋人

レビュー投稿数32

カップルになった、その後の悩み

無事に恋心を伝えて、カップルとなった2人。

抜きあいっこから先に進むのがちょっと怖いような和馬と、そんな和馬を大切にしたいけど気持ちが溢れてくる千秋。

できたらできたで、今度は周りの人にカミングアウトするのも怖くて誤魔化してしまって、どうしたら良いのかわからない和馬と、そんな次元は通り越して、今後もずっと一生そばにいる事を当たり前のように感じている千秋の覚悟。

このカップルは、何かすれ違いそうなことがあっても、きっと今までの幼なじみの関係性のおかげなのか、性格なのか、ちゃんとお互いの気持ちを分かっていて尊重しているから、こじれずあまあまに過ぎてくのだなぁ。
それがすごく心地よくて、気持ちの動きとか2人にとっての大変なこととかがあるんだけど、辛いことにならなくてすごく私は好きです。

最後の屋上のシーンは、そんな2人のいいところがすごく良くて、めちゃくちゃ何回も見返しました♡
下巻まで読んで、さらにさらにだいすきな作品になりました♡

0

う〜ん。。

期待しすぎたかも。なんだろ。ストーリーがサラッとしてます。 特に劇的なことも起こらず終わりました。読み始めから終わりまで、ワクワクと期待しながら読んだら、普通でした。

0

友情?愛情?恋?

上巻で不完全燃焼(不完全えっち?)だった二人がしっかり交います!
上巻では白抜きだった局部がうっすら見えるようになってます!(紙本)
でも何よりも、ア◯ル描写がリアル!!
あぁぁ、指突っ込まれてこんなに広げられちゃってー。

えちぃ面だけじゃなく、ストーリー的にも更なる進展が。
巴の二人を見守っている感、ハンパない。心配しているんだけど、あくまでも陰ながら、って感じ。
巴や先生のように丸ごと受け止めてくれる存在って、すごくありがたい。
作品の持つ温かみにも繋がっているのでしょう。
でもこの後には、その巴と先生が切なくも愛し合い別れる未来があると思うとやるせないです。
本巻では、先生の左手薬指の指輪が吹き出しが重なったりしてちょうど見えないようになっているんです。
「家族になろうよ」を既読だと気付くんですが。

千秋と和馬の間にあるのは結局「恋」ってことで終わるんだけど、私はやっぱり「友情」であり「愛情」でもあるんだと思います。
そこが生まれた時からの幼馴染みというもので。ある意味相手の全部であるって感じ。
そして将来的には、恋人同士の二人は結婚して夫夫になり、子育てをして家族になりながらも、恋情と友情と愛情を持ってお互いを慈しみ合っていくのだと思います。

2

2人の未来

付き合い始めの和馬と千秋の、とっても楽しい楽しい蜜月期から始まった下巻。
思わずフフフとなりました^ ^

家でも学校でこっそりイチャイチャ。そしてついに身体を繋げられました。もうこうなったら無敵の2人じゃん?って思っていたら、進路やこれからの2人の未来について考える千秋と、そこまでは考えていなかった和馬との気持ちのすれ違いが。
千秋の本気度は上巻でも思っていたけど、すごいですね。和馬との将来をちゃんと考えている。進路となったら、自分たちの問題だけじゃなくて親も巻き込んじゃうから難しいですね…ムムム。

和馬が最後はキッパリと自分たちの関係を宣言できたのはカッコ良かった^ ^
和馬の方も千秋とこれからの時間を過ごしていく強い覚悟を感じました。ていうか、高校生のお付き合いって異性でもそんなに深く考えないと思うのに、2人の真剣さはすごいと思う。

下巻は終わったのに、ここからまた2人の未来が始まるんだなって思わせる素敵な旅立ちでした(^ ^)
2人の高校卒業後の話も続編で読めるので、めちゃくちゃ嬉しい。千秋と和馬のイチャイチャと仲良しは最高です。

0

上下巻通して素晴らしいお話

下巻ではいつ二人が結ばれるんだろう~って思いながら読んだんですけど
まさかの…!!!!大晦日!!!!!!!!
なんか一生『二人の初めて』を忘れることがなさそうな日だなぁって思いました(*´▽`*)


下巻では甘々だけじゃなくて様々な葛藤があります。
これからの進路はもちろんのこと
二人の関係もそうだし、大切にしたいものが多すぎてこわくなる和馬。
そんな時もまっすぐな千秋。

どうなっちゃうんだろうって思ったけど
ここで出てくるのが担任の先生なんですよね。
あっこの先生は…となりました。
すごく良い先生だったので、なんか複雑な気持ちになりました。



この二人に欠かせない存在はやっぱり巴だなぁと読んでいて思いました。
巴がいなかったらきっと千秋は気持ちを押し殺したままだったんじゃないかなって。
そして本條さんもいい子だなぁとこちらを読んで改めて思いました。
鈍感そうに見えて鋭いんですよね。
そしてとてつもなく良い子なんですよ。
個人的に本條さんにも幸せになって欲しいなぁと思いました。

卒業式で最後終わるのがエモくていいなぁと思いました。
はぁ…上下巻通して素晴らしいお話でした。

0

幼なじみ、新鮮でした!

上は千秋視点で下は和馬視点かな?どっちかというと。

恋人らしくなって。千秋が甘くて。やっぱり攻めは君だ!
体の関係も進んで。千秋良かったね!
千秋はずっと一生和馬と離れる気ないって。すごい!

でも親にも周りにも言えない関係で幼なじみで家族ぐるみの付き合いの中、皆に隠して騙して付き合い続けるなんてと悩み。

進路も。このままでは自由にならない、就職して家を出て誰にも遠慮せずに二人で会いたい。
暴走しそうなところでもちゃんと乗り越えて。
二人とも進学でそれぞれ一人暮らしするようで。

夏祭りのシーンは特に素敵でした。
あの時千秋を追いかけなかったら…。追いかけたから今があって。こんなに大切な人を手に入れて。

卒業式の日。この後親へ二人のこと話すんですね。

絵もすごく素敵です。
なんとなく攻めが二人の主導権を握るイメージが勝手にあったのですが、思い込みでした。
確かにエッチでは千秋の方が積極的だけど、二人は対等というか、従ってるようで千秋は強い意思があるし、和馬も仕切ってるようで千秋にドキドキしてるし。
すごくいい関係ですね!新鮮でした。

1

あまあまだけどもどかしいまさに求めてた幼馴染BL

表紙絵に惹かれて上巻のみ購入、即下巻、明けても暮れても、家族になろうよ全て購入しました!
幼馴染であまあまでとってもほのぼのしてるけど少しもどかしいところがあったりシリアスなところがあったりそこがまた良い。
特にいつか恋になるまでは千秋と和馬が幼馴染から恋人に変わるまでの話でほんっとに尊い。
あと巴や先生、本條さんなどの脇役もいい仕事してる。
あとものすごくリアリティがあると言うか今まで読んだBLの中ではトップレベルで本当にありそうな感じのお話だった。
そしてえっちもしっかりとあって特に学校の人気のないトイレのシーンとかやばかった。
BLに求めてる全てが一気に味わえるめっちゃ良い作品。

3

その先の未来へ

両想いになって付き合いはじめた千秋と和馬。
幼なじみとして一緒に居た日々とはまた違う関係になり、距離も近付き幸せを感じることも多くなったけど
親や周りに隠していることだったり、進路のことだったり
悩みも葛藤もまた新たに出てくるもの…
そんな日々を描いていた下巻。
高校生編の完結、という感じでした。

テンポ良くバランス良く展開していくので
上巻と同じく、彼らの悩みに引っ張られることもなく苦しさを感じずに読むことが出来ました。
ふたりの辿り着く先に光があることがわかるからなのかもしれませんが。

「家族になろうよ」に繋がるように巴と先生のエピソードも盛り込まれていたのは少し無理矢理な感じはありました。

何はともあれ…
前を向いて歩き出すふたりの背中を押したくなるようなラストで良かったなと思いました。

0

下巻です!

この二人の、未来編、「家族になろうよ」も良いですが、
やっぱり付き合うまで〜付き合いたてのこの上下巻が最高ですね!
幼馴染特有の悩み・不安。その全部が愛おしい!
個人的にはこちらの上下を読んだあとに未来編を読みました。

0

この先もずっと、一緒に生きていく

上巻で両想いとなり、付き合い始めた和馬と千秋。
だけど、キスや触れ合い以上のことはまだシておらず。
それでも千秋からの熱はひしひしと感じていて、
ある日、千秋の気持ちを知った和馬はついに抱かれる決意をします。

そして、迎えた二人の初めての夜。
下の階には家族がいる中、夢中で抱き合い、
初めてなのに千秋にお尻をいじられて早く早くと
千秋を欲しがってしまう和馬がどエロでした。
普段は可愛いの塊の千秋もいざ攻めスイッチが入ると
ワンコから狼の如く豹変し、雄み満点でした。

一度覚えてしまうと、あとは若さのままに家や学校、
色んなところで求め合ってしまう二人。
それも片思い時代を振り返れば幸せいっぱいの日々。
が、そんな中、和馬は千秋との関係にある思いを抱えていました。

いとおしくても誰にも言えず、悪いことなど
していないのに後ろめたさを感じてしまう恋。
千秋への想いと現実の狭間で思い悩む和馬でしたが、
そんな惑いも千秋の
「ここに誰が居ても俺は和馬のこと抱きしめたい」と
いう一途な愛が吹き飛ばしてくれます。

ただ、根本的な部分では解決しておらず、
将来の選択にさしかかると進路や二人の未来のこと、
考え方の違いからすれ違ってしまいます。

千秋との将来に向き合えず逃げてしまう和馬と
どこまでも自分の気持ちに正直な千秋。

気持ちは千秋と同じはずなのに、和馬さえ居ればいい、と
言う千秋に「自分も」と返すことのできないもどかしさ。
自分や周りに嘘をつき続ける罪悪感と真実を告げることで
全てを失うかもしれない恐怖が和馬を苦しめます。

けれど、そんな和馬を救うのもやっぱり千秋のまっすぐさでした。
純粋で、揺らぎない強い想い。
和馬だけを見つめ「一生手放すつもりはないよ」
と言いのけてしまえる千秋が本当に男前です。
千秋、いつの間にこんないい男に…

そして、二人を後押ししたのは「先生」との出会いでした。
『家族になろうよ』の亜弓の父である、あの先生です。
二人が巴以外に初めて自分たちの関係を打ち明け、
受け容れられたのが先生だったのです。
周囲に拒絶されることを恐れていた二人には何ともないこと
のように認めてくれた先生の存在は大きかったんだろうな…
巴だけではなく、和馬と千秋にとっても大切な人だったんですね。

その翌日は、高校最後の夏祭り。
花火を見上げながら、二人が想いを通わせた数年前の夏祭りを
思い返した和馬は今、千秋が隣にいる奇跡を噛み締めます。
人ごみに紛れて手を繋ぎ、将来を誓い、花火が上がる中、
唇を重ねる場面がとても素敵でした。

最後は卒業式で終わります。
かつて千秋に想いを寄せた本條さんは失恋後は
二人の関係をそっと応援してくれるいいお嬢さんでした。
巴と先生はBL作品で男女の恋が気になることはないけれど、
二人はなんだかいい雰囲気で、その後が気になってしまいます。

そして、和馬と千秋のラストシーンは
二人が親に自分たちの関係を告げるところでした。
これからずっと、二人で生きていくために。

甘酸っぱい青春ラブストーリーとしてだけで終えてしまわず、
家族との関係や現実の間で揺れ動く二人の葛藤なども描かれ、
読み応えがありました。
『家族になろうよ』を読了後にこちらを読むと、こうして
乗り越えて現在の二人があるんだなぁとしみじみ感じました。

0

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