心中するまで、待っててね。 (下)

shinjusurumade mattetene

心中するまで、待っててね。 (下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神337
  • 萌×269
  • 萌25
  • 中立64
  • しゅみじゃない70

--

レビュー数
96
得点
2100
評価数
565
平均
4 / 5
神率
59.6%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784799745113

あらすじ

ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。年齢「不」相応の幼い体で、引っ越しを嫌がる葵兄ちゃん。見て見ぬフリをしていた違和感は、閉じ込めていた福太の記憶が蘇るとき一つの正解を導いていく…。誰もが見放したのに、たった一人だけが見つけてくれた。究極の純愛、衝撃のクライマックス。ハートフル不穏BL、回答編。描き下ろしあり!

表題作心中するまで、待っててね。 (下)

小学生→大学生
中学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

レビュー投稿数96

No Title

メリバ派に目覚めさせていただいた作品です。
もうほんとに神すぎます。葵兄ちゃんのちょっと照れた顔がもうどタイプすぎてぐっさぐさです。
お母さんからの電話で気づいてしまってふくくんが箱を開けてしまったところの描写好きすぎます
葵兄ちゃん過去が辛すぎて終始ぼろっぼろに涙腺壊れてふくくんと葵兄ちゃんと一緒に泣いておりました最初はメリバの存在を知らずに絵柄が好みで買ったのですが、初めて読んだ時はそれはそれは衝撃的でした。オススメです☺️

0

No Title

上下巻を読んでの感想です。
タイトルから結末がもう分かってはいたけど、葵兄ちゃんの回想シーンが辛かった。。。
福太の前では、お兄ちゃんでいたかったんだろうな。
福太と再会してもなお、それは変わってなくて、でもどこかでやっぱ自分を見つけて…って思ったからこそ、福太のラストのあの行動のあとに再び現れて…

「僕を見つけてくれて、ありがとう」

この言葉が葵兄ちゃんの本音なんだろうなって。

まだ中学生じゃ…当初は怖かったと思う。

どうかずっと2人で幸せになってほしいな。。。

1

趣味じゃない読み返せない、でも、きっと次作も作家買いします

非難、批判レビューではなく、マイナス印象のレビューがしたいわけではありません。
発売当初からレビュー点数がとても高く、タイトル、表紙のイラストともに惹かれるもので、購入し上下一気に読みました。これまで買ったBL漫画は五千冊以上になりますが、最も読後感が苦しくトラウマになりそうな作品でした。
ほのぼのラブラブが好きな人にはお勧めしません。
絵もとてもきれいだし、上下巻で引き込み読ませるお話の展開もすごく、前半の優しい雰囲気から後半の種明かしまではらはらどきどきしながら一気に読みました。
全く趣味ではなかったのですが、きらいではなく、つまらない話とも思いません。

他の作品もそうですが、市梨きみ先生は絶妙に厳しく苦しそうな設定、関係でのお話作りの名手なんだと思います。
他の作品も、ああ、しんどい、読み返せない、となりますが、きっとまた次も作家買いします。

市梨きみ先生のお話で一番好きなのはさよならα、です。

1

かなり切ない

上下一気に読みました。
タイトルや表紙、帯から推察できるよう死が関わるだろう、心が元気な時じゃないと読めなさそう、と積読になっていましたが。やはり重かった!
上巻の初っ端で、あ、これ死んでるパターンだ、と分かるけれど、主人公のなかなか思い出せないフラグと思い出してからの対比が重みがあって読み応えありです。結末もそうなるよね、メリーバッドエンドで美しい。余韻がすごくて考えずにはいられないです。
救いは、身体も結ばれたこと、葵が自分の心の中を打ち明けて読者に教えてくれてるところ。
読み始めの葵の印象とガラリとかわり切なくなります。大人の(親も含め)犠牲になった子供(葵)を想うと泣けてしまいます。
とても切ない。

1

BLで始めて泣いた!!

最後でギュッと胸を締め付けられて、しばらく泣いてました。まさかBLで泣く日が来るとは・・・気になってる方は是非読んでみて!

1

メリバの最高峰。ただ注意点もあり

theメリバという感じで、面白かったです。
二人が最終的に幸せになれる結末で良かった、と感じます。メリバ好きな方はハマると思う。

メリバ苦手な方以外はいけると思う!おすすめ!と言いたいところですが、一つだけ注意点。
ネタバレになってしまうので多くは話せませんが、本当にショッキングな描写が最後の方にあって私は若干トラウマ気味になってしまいました。
グロシーンではないのですが、なんというか、「現実ではこういう性犯罪もあるのかもな」みたいな…
すごくキャラクターにも愛着が湧いていたので、正直結末よりもその描写の方がかなりショックでした。
勿論、その描写があったからこそ、最後の"本人たちにとってのハッピーエンド"がより際立つんだと思いますし、私はそこも含めて神作品だと思います。
なので、そこだけ注意かなーと思います。

ごちゃごちゃ書きましたが、私はこの作品が大好きです。

2

泣いた

表紙に惹かれて上下巻まとめて購入しましたが、初のメリバ作品を買ったので期待と不安で読み進めました。

結果、良作過ぎて泣きました。上巻は伏線張りまくりって感じでこの後どうなるの?この人は重要人物なのでは?、、と色々考えさせられました。

下巻では伏線回収が凄かった。不幸が重なりすぎて葵兄ちゃんがいなくなっちゃったのは涙無しでは見れませんでした。

最後の最後にタイトル回収され2人が幸せそうだったので「これからはずっと一緒にいられるね」と少々苦しかったけど良かったです。
福ちゃんと葵兄ちゃん、2人で幸せになってくれ

1

思ったよりホラー鬱要素多め。面白かったがミステリー的に?な点も

面白かった。
「幼馴染の兄ちゃんが当時の姿のままで現れ……」な時点で「あっ」と察する読者は多い。あなたの予想当たってます。
ぶっちゃけ「切ない」「感動」「涙」よりも、「鬱」「ホラー」「グロ」が頭に残ってしまった……。

まずこの漫画を明確におすすめできない人がいて

・ショタが苦手
・児童虐待や未成年者への犯罪描写が苦手
・鬱耐性がない
・ハッピーエンド>>メリーバッドエンド
・幽霊が物理的な干渉をしてくると冷める

上記の条件にあてはまる読者は回れ右。

特に二番、葵の回想シーンが結構キツい。
直接的な挿入描写があるわけではないのだが、犯人が跨って……のシーンは、散らかった部屋の生活感も相まって胸糞悪いリアルさに溢れていた。
葵と同年代の子供がいる人にはちょっとショッキングかも(気にならないならまあ……)

葵の年齢は作中名言されてないが、高校生にしては幼すぎるので中学生だろうか?
下巻では彼がアパートにいた理由が明かされ、運命的な偶然にやりきれなさを覚える。

とはいえツッコミどころもあり。
嫌がらせの犯人=葵(霊)=警告だとして、もうあれサイコキネシスとかポルターガイストの領域だと思うんだが、死後14年程度の霊がそんなフィジカルな攻撃できるのか?
嫌がらせ見てると千年閲した悪霊級のパワーでは……無念な死に方だったのはわかるがさすがに……。

葵と福太、受けと攻め交互の回想を挟んで心情を掘り下げていくのはよかった。
福太にとって強くてかっこいいヒーローだった葵の家庭が実は……というのは漠然と予想していたが、母親は病んでいるな……。
父親の浮気発覚前まで幸せだった事を考えると、彼女も最初から悪い母親だったわけじゃないのが辛い所。
やり方は間違ってたし、取り返しが付かない結果に繋がってしまったにしろ、心の底では息子を愛してたと信じたい。
読んでて一番メンタルがへこんだのは過去の葵が精神的に追い込まれていく所だった。

葵は福太を守ろうとして出てきた。
福太は葵の為に過ちを犯してしまった。


というか上の住人が少年性愛者だったとして、180センチ台後半成人済みの男に手を出すはずがないので、身も蓋もない言い方すれば葵の暴走が今回の惨劇を招いたんだよな……。

それでも福太があの結末を選んだのは、他の誰でもなく葵が一番だったからだよなあ……。

押し入れの菓子缶の中身は葵の遺骨で、葵が憑いてたのはアパートにあらず自分の骨。
読みながら思い浮かべた作品は「僕だけがいない街」「幸色のワンルーム」「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「ハッピーシュガーライフ」などで、パクリではないが雰囲気がよく似ている。
BLの文脈ではどうだか知らないが、一般向けだと割とこの手の作品は多い。

ラストが賛否両論なのも納得。
個人的にはあんまり好きじゃない終わり方だった。アレじゃ葵が出て来た意味は……
いや、最後には葵も納得してたけど、「福太を守る」って大前提の目的は達せてないよね?
たとえ福太自身があの結末を受け入れたとしても、その事実を後で知らされる人達の胸中を考えると、あがいて苦しんで生きてほしいと願ってしまった。

終盤で福井に帰った際、葵の母親に会ってほしかった(もう引っ越してるのかもしれないけど)
葵が「愛されてない子供」だと思い込んだまま、逝ってしまったのは辛すぎる。
もう手遅れだし偽善なのは十分承知な上で、母親の謝罪と息子への本音を聞きたかったというのはわがままだろうか……。

葵の父親が方言、葵の母親と葵が標準語だったのを踏まえると、結婚して福井に移住したと考えるのが一番しっくりくるのだが、父親が出ていった時点で実家に帰る事ができなかったのか疑問符。色々事情があったのかな……。

葵母のやった事は絶対許されることじゃないし、彼女が与えなかった愛は福太が与えたんだろうが、うーーーーーーーーん……とモヤモヤしてしまった。

福太は葵にいちゃんに食べてほしいから料理の腕を磨いたのに、再会した時は食べられない体になってた、っていうのは切ないなあ。

BLとして読めば受けと攻めが抱き合って逝った綺麗な終わり方。
片やヒューマンドラマ成分を求めてしまうと、「お前らはそれでいいだろうけど遺された人たちは……」とツッコミたくなってしまうのが難点。

あの後骨は回収されたかもしれないが、やっぱりちゃんと墓に納骨して、そこに福太が手作りクッキーをお供えする……みたいなラストじゃだめだったのかな。

そんなありきたりな最後じゃ名作にならないし、記憶にも残らないのはわかってる。
あの時体を張って福太を守った葵が、再会した事で福太と心中に至る、というのはいくらなんでも救いがなさすぎる。
いや、葵の孤独が救われたならハッピーエンドと解釈できなくもないか。でもなあ……。

平凡だのありきたりだの腐されようと、やっぱり生きていく結末が好きです。

真相がわかってから読み返すと濡れ場がシュール。これ、視覚的には一人でしてたって事だよな……幽霊でも勃起や射精するのか……。
福太が「Free!」の真琴に見えて、脳味噌がバグったことも付け加えておきたい。

これはBL漫画だけど、葵みたいな……あるいはもっと酷い最期を迎えて、今も押し入れや山奥に眠ってる子はたくさんいるだろうな。

1

痛くて苦しいけどあのラストでよかった

読んだあとすごくしんどかったけど、読み応えがすごくあった。すごくしんどかったけど。。こんなに闇なBLはひさびさというか初めてで、しばらく心にこびりついているような感じでした。

1

これはハッピーエンド

これまでたくさんのBL作品を読んできたけど、これが最高に苦しくて悲しかったし泣いた。
ショタは得意じゃないけどこれは別次元でした。

上巻があっての下巻だなと…
福太が壊れていくのも見ものです。

2人が幸せならそれはハッピーエンド!
何度も読み返しては泣いてしまう作品です。

1

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