求めるのは、「安定」ではなく「刺激」――

いじめて愛して

ijimete aishite

いじめて愛して
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×214
  • 萌16
  • 中立7
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
11
得点
166
評価数
52
平均
3.4 / 5
神率
21.2%
著者
きはら記子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784866572888

あらすじ

探偵事務所を営む飛名は、新しい事務所の近くにある喫茶店員・清志と出会う。
反抗的な態度、その割に愛嬌のある雰囲気…彼に興味がわいた飛名は、喫茶店に足繁く通う。
一人で店を回している清志は、常連客となった飛名に対し、少しずつ心を開きはじめる。
その様子に気づいた飛名はある夜、お礼と称し淫猥な手つきで清志に触れはじめ――…。

表題作いじめて愛して

探偵事務所所長,喫茶店の常連
18歳,喫茶店員

その他の収録作品

  • after story
  • あとがき漫画
  • カバー下イラスト

レビュー投稿数11

こんな男はやだ

うううう〜ん……
なんと言うか。ストーリーそのものはアリだと思うんです。
だけど。
この主人公・探偵の飛名の行動原理、思考回路がさ…
イヤな奴ですね〜。
作品を読み込む以前に、このキャラクターに対する嫌悪感が出てしまった。

事務所の近所で見つけた小さなレトロ喫茶店。
入ってみると、若い子がぶっきら棒に接客している。
そんな子をからかって、ちょっかい出して、オとして。
老いてきたおじいちゃんの後を継ぎたいって懸命にやってる子をさ。
もうイヤ〜な気分になったまま浮上しません。
ご自分も子供の頃にお母さんの浮気現場見たりとかのトラウマがあったようで、人との関係の築き方に問題を抱えているんだろうけど。
そんなの理由にならん。
飛名への嫌がらせやストーカーもなんだかわからなかった。
清志くん。なんか……こうなっちゃった以上、がんばれよ。
…としか言えないなぁという読後感。限りなく中立に近い「萌」で。

0

合わず

ほぼほぼついていけませんでした。
私の理解力不足か相性の問題だと思います。

まず、飛名が誰にでも敬語で口が達者で余裕しゃくしゃくぶっているのが苦手で。

気に入ったからお礼だと、いきなり清志に抜いてやるとか、は?!となり。
そこで抵抗はするものの清志はされるがままで。

その後、清志は飛名に嫌悪感を示すのに、今夜は空いてると誘い、そのままお道具を使って…て、え?なんでそうなる?ページ飛ばした?となりました。
で、最後までしちゃうという。

清志は自分の性癖を確かめたいから、と言いますが、結局は飛名のことを好きになっていたということなんですね。

清志にキスをされて飛名も本気になるという。

後付けでそういうことなのねとは思いますが、ストーリーとしては私は全くついていけませんでした。

お互い、好きだという態度もさほどなく、店員とお客のままのような描写で。
ツンデレというか、言葉や気持ちではあるんでしょうけど。個人的には萌えを感じませんでした。

1

心の内側

いつもニコニコ笑っている飛名の心の内側はとっても複雑で、愛情表現の仕方も歪んでいるのでなかなか理解し難い人だなという印象でした。

周りの反応や相手の感情はわりとどうでも良くて、自分を曲げることをしない飛名。
それは恋愛感情があってもなくても"他人"であれば同じように接しているので、相当心の闇は深いのかなと心配になる部分はあったけれど。
でも清志の真っ直ぐな想いがそれを少しずつ壊してくれたので、ふたりが想いを通わせる結末に救われました。

飛名が歪んだ理由がもう少し詳しく描かれていたらもっとしっくり全てが繋がったような気がしました。

1

ただいじめただけでは?

 攻めである飛名が喫茶店をやっている年下の清志にかなり早い段階から手を出す展開にはわくわくし、きはら先生のほのぼのしたタッチに反して、生意気な相手を快楽で籠絡したいという歪んだ嗜好も見せてくれて期待が高まりました。しかし、読み終わってみると、余韻も萌えもあまり残らなかったなという印象です。ゲイでもなさそうな清志があまりにも飛名に都合の良いように描かれ、飛名は特に何もしていないのに棚ぼた的に清志を手に入れた感がありますし、飛名自身の掘り下げや心情変化の描写もかなり薄いんですよね。脆そうな関係性の2人だなぁと思ってしまいました。

1

攻めが地雷

攻めが全くダメでした。
途中まではヘラヘラした余裕な年上が、ピュアな年下に骨抜きになるのかなぁと期待して読んでいましたが、読み進めると攻めが私の想像以上に卑怯でガッカリしました。

執着攻めかとワクワクしていたのに、梯外された感じ。

何が嫌かって、この攻めはすごくジャッジしますよね。自分のお眼鏡に叶うかどうかを、自分を棚上げにして受けの子を厳しく細かく品評していて、何様のつもり?と思ってしまった。

受けの子は酷いことされてるのに他を知らないからかひたすら大きな愛で包む、という苦手なタイプの御伽噺で、無理だった。
人生経験少ない子にグルーミングする悪い大人に騙されてはいけませんよ、という教材として使ってほしい‥

このような慈悲深い受けの子は、器のでかいハートの熱いスパダリをめあわせて欲しいです。

この幼稚な攻めはずっと受けを試すんでしょうね。
なんでコイツを受けも部下も赦して癒やすのと憤りが止まらない。ダメだよ鞭打ちの刑でしょ、どうせご褒美にしかならないんだから。

2

最高でした…

きはら記子先生の作品を読むのはこちらの作品が初めてでした。表紙を見て気になったので試し読みをした後購入してみましたが、予想以上に内容がド好みで購入してみて大成功です!
年上敬語攻め×強気受けも最高でした!

3

飄々としてるのに拗らせてる

このふたりがどんな風にくっつくの?と思う感じ

一方は飄々としてるし、もう一方は意固地だし、けどお互いに惹かれてる感じは見て取れて
それが穏やかに進んでいけば、もっと違ったお話だったんだろうけど
探偵事務所なんて舞台から、周りが騒がしくてトントン進んでいく

一悶着あってから二人がくっつくところは、まさに雨降って地固まるという感じで、いろいろしっくりときます

それが読後の心地よさにつながってます
じっくり読むといろいろな見え方がするので1回目より2回目の方が好きになれるお話でした

1

あなたなりの、愛で。

喫茶店のナポリタンって良いですよね。
きはらさんの作品も懐かしさを感じる雰囲気があるので
なんとなく相乗効果があったように思えました。

祖父の喫茶店手伝う孫、でも愛想は良くないなんて
飛名がちょっかいを出したくなる気持ちも分かります。
ツレなくされるともっと構いたくなるものですよね。
清志という名にふさわしく潔い若者でしたが
彼の興味を引いたとわかった途端に飛名が逃げ出すのはいただけなかった…。
幼少時の影響で愛を信じられないのはわかりましたが
清志にとってはたまったもんじゃないと思います。
でも清志くらいの男気だからこそ飛名の心を動かせたのでしょう。
飛名の心も体も煽るのがお上手なんだから末恐ろしいww

清志が、じいさんの珈琲の味を出せないことに悩んでいるのは
継ぐ者としては大事なことかもしれませんが
清志の味があっても良いと飛名同様思いましたし
時には何かを切り捨てる決断も大事なのでしょうね。

飛名のストーカーはちょっと拍子抜けでしたが
それがメインなわけではないのでまぁいいのかな。
探偵事務所の斉藤さんと幸地くんが頼もしくて
飛名を理解してくれる素敵な人物でした。

いやー、それにしても噛み癖っていいですね。

4

今まで堕としてきた男とは一味違うっていいよね♡

こういうちょっと性格拗らせてる攻めは「苦手だけど大好物」という
私の拗れた嗜好♡(笑)

自分的な”好むポイント”があってそれにヒットした相手を
攻め落とそうとするけど、いざ相手が自分に好意を持つと
途端に冷めてしまうという質の悪さ。・・・好き!
そして、ハピエンだとは分かっていても
受けがその拗れた攻めに堕ちてしまった時の
「いやー!だめー!もっと焦らさなきゃ!冷められちゃう!」と思いつつも
その時には既に攻めも堕ちてるってゆーね!!!・・・うん、好き!

1

思い通りにしたい攻めと一筋縄ではいかない受け

作家さん買いです。
今作もさっぱりとした美しい線がとても魅力的でした。


探偵事務所を営む攻めの飛名(あすな)は、ふらりと立ち寄った純喫茶の店員で受けの清志(せいじ)のややぶっきらぼうかつ、どこか愛嬌のある接客対応に心惹かれます。
過去の出来事をそのままに大人になってしまった飛名は色々と拗らせていて、「この子をいじめたらどうなるか」「快楽の中でどんな顔をするのかが見たい」と、毎日のように足繁く店に通っては徐々に距離を詰めていき、見事常連客の座に。
喫茶店のマスターである祖父が入院している間、1人で店を切り盛りしていた清志は、自分の料理と珈琲を気に入って常連となってくれた飛名に対して、何も知らず純粋に少しずつ心を開き始めます。(逃げて…)
そんなある日、ご飯のお礼だと称して性的に触れて来る飛名を戸惑いながらも受け入れてしまいます。
やがて祖父が退院し、今まで通り2人で店を切り盛りするようになりますが、祖父のような珈琲をなかなか淹れられない自分に苛立ちを覚える日々。
そして、珈琲について悩む自分にアドバイスをくれる飛名の事と、性的に触れられた日の事が頭から離れなくなってしまい、ある日自ら飛名の誘いに乗ってしまいます。

受けを翻弄し、いじめて反応を見て楽しみたいだけの攻めと、攻めのそんな考えを知らないながらも一筋縄ではいかない男前な受けがこの後どうなるのか…?というようなお話です。


何回か読み返したのですが、展開が早くてよく分からない部分が多かったです。
飛名のお仕事があまり活かされてなかったかな。
喫茶店シーンは良かったです。
ベッドシーンに至る過程も早く、清志が飛名のどこに惹かれたのかが分からずついていけませんでした。
うーん、相手を翻弄するだけ翻弄して、いつものように満足したら切り捨てるつもりが、思った以上に真っ直ぐで男前な受けに、自分がいつのまにか掌で転がされてしまっていた攻めという感じでしょうか。

しかしながら、清志がとても真っ直ぐな本当に良い子で、祖父を安心させてあげたいと一生懸命に店を切り盛りしたり、祖父と同じ味の珈琲を淹れられるように奮闘するシーンがとても良かったです。
飛名がややクズな性格だった分、頑張り屋で素直な清志が可愛くて仕方がありませんでした。
サブキャラクターである清志の祖父が味のある良いキャラクターで、珈琲描写と併せてこれまた素敵でしたね。
このマスターが淹れる珈琲は絶対に美味い…
清志を玩ぼうとしていた飛名は、これからもっともっと良い男に成長するであろう清志に捨てられないよう焦ったり、今ある余裕がどんどん無くなれば最高だなと思います!
飽きたら捨てるを繰り返して来た男が、今度は逆に自分がされるのではという危機感を持つ…なんてお話もちょっと読んでみたいななんて。
(清志は絶対そんな事はしないと思いますが)


翻弄される腹黒・年上敬語攻め・男前で素直な受け・喫茶店・年の差等のキーワードがお好きな方にオススメの作品です。

2

この作品が収納されている本棚

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