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kado no marui sankaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前作「わたしは司会者」が変な人たち(根はいい奴)率が高く、めっちゃ笑ったのですが、本作はその逆でこられたんですね。
いわゆる普通(と言っていいのかわかりませんが)のやさしい人たち。
の、三角関係。
からの、親友から両思いへ〜。
藤井が加地さんと付き合って、それぞれわかったことがあり。
そして、佐久間の心に火がつくという。
友だちとしてめちゃくちゃ気が合う、人として好き、それが恋愛感情になるのかどうか…藤井の変化がなるほどなと思いました。
佐久間が藤井を好きなのがよくわかったし。
藤井がすごく恥ずかしがり屋で、それでも一生懸命佐久間に気持ちを伝えようとするところが萌え〜でした。
本編では笑いが薄かった分?あとがきがおもしろかったです。
大学で出会った佐久間と藤井は共通の話題で意気投合し、親友と呼べるほど仲が深まったころ。
藤井に彼氏ができたことで少しずつふたりの関係も変わっていくようなお話でした。
先生があとがきに書いていたように3人ともが本当に良い子達で、だからこそ余計にツラいなと感じてしまう場面もあったけれど。
それぞれが自分以外のふたりに救われ、いがみ合うことなく前を向くことができて
諦めたわけでも妥協したわけでもない道を3人とも納得して進んでいくのが美しかったです。
親友から恋人へと変わっても、気負うことなくありのままで。
そんな幸せそうなふたりを見ることが出来て本当に良かったです。
三角関係もの。毎日一緒にバカやってる親友が男と付き合い始めて…?ってとこから主人公が惚れちゃって~のあれこれ。基本的に揉めることもなく、くっついて別れてくっついて、と順番通りに進んでいくのであっさりしてます。
後に片思いし始める佐久間視点のお話なので楽しく読めますが、藤井視点だと乗り換えるのが早くてあの重い気持ちはどこへ?って思います。加地視点だともう見ていられないかも…ただ可哀想なだけで、最後にとってつけたように幸せ演出されても、藤井の自己完結に好感を持てませんでした。
相手のことを思って…って都合の良い綺麗事で自己満に浸ってるだけというか、自分への言い訳じゃないかなって。
佐久間の告白後、一日デート日を設けて確認したシーンはめっちゃ良かったです。それでも藤井の方に友情以上になる何かがあったようには見えませんでしたが。
藤井は自分的に高めの人と付き合ってみたけどやっぱりダメで、ありのままの自分でいられる人を選ぶという、身の丈に合った人を最後に選んだとも言える現実的なラスト。だからこそ刺さる人には刺さるんだろうけど。恋愛と結婚は違うっていう一昔前のドラマみたい。
この妥協エンドも絵で萌えさせてくれるともう少し満足度が上がってたかもしれません。
村上キャンプさん作品の中で一番好きです。
まずタイトルが素敵で ドロドロしそうな三角関係で角の丸いってどういうことだろう?と気になっていました 角、丸かったです...
三角関係というか人間関係というか...恋愛・友情・親愛が複雑に絡み合ってキャラクターがものすごく人間らしいんです(村上キャンプさん作品は全部そうかもしれませんが)
恋人との将来や、友達か恋人かで揺れ動く感情がとてもリアルで、苦しくなりました...
ラストの番外篇がまた素敵で...可愛い!大好きです。
村上キャンプさん、お名前は知ってたのですが作品を読むのは初めてでした。
ポップな表紙がカワイイ。
レトロゲームをきっかけに仲良くなった佐久間と藤井。
本当に自然体で付き合えて楽しい関係が、ある出会いをきっかけに少しずつ変化していくというお話でした。
親友から同性と付き合っていると告白された佐久間の動揺がリアル。
自分が佐久間の立場だったとしても、同じような事を考えると思うし、自分と居る時より楽しそうにしてるのを見ちゃったらちょっと焼けるかも知れない。
好きになってしまった事を自覚して、ちょっと嫌な自分になってしまい自己嫌悪になる気持ちも、それでいて藤井と加治さんが別れるかもとなったらそれはそれで悲しい気分になったり…佐久間の複雑すぎる気持ちが丁寧に描かれていてとても良かった。
三角関係だと誰かが憎まれ役っぽくなるものなのですが、このお話の3人は3人ともがいい人達でして。
出来る事ならみんなで仲良く三角関係でも良いのでは?なんて思ってしまうくらいに。
結局無理せずに付き合えて、気が合う、趣味が一緒、2人でいて楽しいのが1番ってことかな。
友達ならずっと一緒にいられるけど、恋人になって別れがくるかもという不安も、この2人ならなんだか乗り越えられそうな安心感。
喧嘩はあるかもだけど、末永く付き合っていけそうだなって思いました。
5年後、加治さんも幸せなってるみたいで良かったです。
あとがきもなんだかテンション高めで笑った。
作者さんの作品にエロいイメージ全くなかったんだけどそんなにオチ●チン描いてるのかな?
気になるので他の作品も読みますねw
村上キャンプ先生を信用して購入。
登場するキャラみんな本当に素敵な人たちで、仲が良くて、主要人物の3分の2が振り振られの関係になるのが辛かったです。
全員応援したい。
気まずくなるような関係の仲で加地さんの寛大さに泣き、藤井が分身しないかなと本気で願ってしまいました。
笑わないで加地さん。余計切なくなってしまう。
一番いいなあと思ったのは、藤井が2人の間をフラフラとしなかったことです。
彼なりに考えてしっかりと答えを出して次へ進むのが素敵でした。
三角関係ものではあるのですがまるいさんかくで描かれているのでどよよんとはならず読みやすかったです。
本編中に何度も出てくるお寿司のおかげで胃が食べ物を要求してきました。
修正(紙)
白線塗りつぶし(見える)
挿入なし
カバー裏のあとがきに一番笑ってしまいました。
tntnに並々ならぬ愛情がこもっています。
三角関係かな?と途中まで思っていましたが違いました。
好きな作家さんなので評価が甘めかも。
親友以上、でも恋人でない佐久間と藤井。いつも一緒につるんでいる。でも、藤井がバイト先の若店主を好きになり、相手もそれを受け入れてくれる。
それを聞いた佐久間は、恋に悩んだり喜んだりする藤井を見て、藤井を恋愛の対象として意識し出すのですが、そのときはすでに人のもの。
ここからどうなるのかな?と思ったら、藤井の両手に花、というわけではなくて、受け攻めの説明にあるとおり、最初から佐久間×藤井なのでした。
藤井の最初の相手、加地さんがすごく誠実でいい人。誰も悪い人が出てこない。久々に人間ドラマな漫画を読んだなぁという気持ちになりました。
三角関係といっても、間に挟まれる藤井が二股をかける時期はないため、そういう爛れた関係が苦手な人でも読みやすいと思います。藤井を好きになる佐久間も藤井の恋人の加地も本当にいい人で、まさにタイトル通り、カドのない物語でした。藤井に同性と付き合っていることを明かされ、時折藤井のうなじや表情にどきっとするようになった佐久間。ノンケだけど、藤井に同性の恋人がいると聞くと、変に実感するというか、その恋人から見た藤井を想像してしまって意識せざるを得なくなる。なんとなく気持ちは分かりますよね。
自分の臆病さから加地を振ってしまい傷心中の藤井を、佐久間は励ます勢いで告白し、恋人になれるよう必死に行動します。でも、長らく親友として築いてきた居心地の良い気楽な関係は、そう簡単にはムードを作ってはくれません。そして、別れた時に友達にすら戻れないかもしれないことが、怖い藤井。男女でも、昔からの友達と恋人になるのって難しいですよね。
けれど、友達だって永遠に一緒にいられるとは限らないし、地理的に散らばれば疎遠になったりもすると思います。恋人だからこそより強力な絆ができるから、ちょっと遠距離になったって常に会うべき理由があり、想いを馳せる時間も友達同士の時よりずっと長くなる。悪い方にばかり考えず、青春なんだから良い方にだけ目を向けたっていいんじゃないかな。この先どうなっても、親友としての佐久間が藤井の傍から離れることはきっとないでしょう。読んだ後穏やかな気持ちになれる、三角関係でした。
タイトルがピッタリな三角関係でした。
奪い合う三角関係ではなく、
優しく見守り優しく手放し優しく繋がる関係でした♡
藤井と加地さんが付き合ってる間の佐久間の心情。
心の中では自分の感情に否定的なのに
でも結局咄嗟の反応や会話での返しには
佐久間の優しさが滲み出ててホッコリしつつも切なくなっちゃいました。
誰も無理をせず、誰も我慢をしない結末に
読んでてとにかく癒されました♪
最後の「愛せる!!」は究極に可愛かったし
そんな君らを私も愛せるわ!!!!!ってなりました♡
初めてBLに触れた日から「三角関係は嫌い」でした。
3人の内の2人が結ばれて、弾かれた1人はずっと辛い思いをして生きていくような雰囲気が、とても耐えられなかった為です。
しかしこの作品が、自分が今まで抱いていた三角関係に対する嫌悪感を拭い去ってくれました。
三角関係であっても「アイツらの仲を是が非でも引き裂いてやろう」という感情や「俺を振ったアイツを一生恨んでやる」という感情……負のドロドロとした感情を感じません。
寧ろ、互いを尊重しているようにも捉えられる心理描写が、大変素敵でした。
『カドのまるいさんかく』というタイトルが、ピッタリと当て嵌まる 素晴らしい作品です。
まず最初に言いたいのは「タイトルが秀逸!」ということ。
丸いから角同士では傷つけ合わないんです。三角関係なのに。
じゃあ3人とも傷つかないかと言えば、そうじゃないんですよ。
ガッツリ傷つくんです。
でもそれは『みんなが他の人を想っている故に傷つく』という……優しいけれど、登場人物の身になって読むと、なかなか辛いお話でした。
ただ、その辛さを『嫌なこと』『ない方が良かったこと』とするのではなく『喜びがあった故の辛さ』『それがあったからこそ人生が輝いた経験』とするお話の落とし方が、とても優しい。
キャンプさんの描く、フワンとした描線にとても良くマッチしていると思いましたです。
しかし、村上キャンプさんって幅が広いと言うか、不思議な作家さんだなぁと思います。
今作のような柔らかく優しいお話もグッとくるし、登場人物がどこか壊れているちょっと怖いお話も読ませるんですよねぇ……
色々考えたんですけれど、人を断罪しないからなのかな?と思ったりしました。
『その人がその人たる様子で生きていて良い』っていう感じ。
それも、そういうことを大声で主張するのではなくて「だって仕方ないじゃん、こうなんだから」っていう自然体で描いてくださるからかと。
やっぱ、好きです、そういう姿勢が(ゆるい感じの描線も好きなんだな、私は)。
なので、カバー下あとがきで悶々と主張されている『オチンチンの数が少ない問題』ですけれども「だって仕方ないじゃん、こういうお話なんだから」と、私はすんなり受け止められましたですよ(笑)。
みんな良い子だけど、このお話を回している、このお話を三角関係にした佐久間くんがめっちゃ良い子!
親友藤井とバイト先の加地が付き合うことになって初めて藤井を意識し好きになるわけですから、言うたら横恋慕なんです。けれどなんて…なんて誠実な横恋慕なんでしょう!
切ないやらいじらしいやらで多分ずっとハの字眉で読んでたと思う。
3人はご飯一緒に食べたりする仲ですから付き合ってる2人が順調なのも突然の別れの雰囲気も(知りたくなくても)察してしまうわけです。
その度に落ち込んだり、黒い感情が湧き上がる自分を責めたりします。それでも2人の事を思いやり努めて公平に振る舞う佐久間が良い子で泣けた。
加地と別れた藤井に告白するも、しばらくはまるで相手にされなかった佐久間だけど、あの誠実さがあれば絶対思いは通じるって分かってたよ!
自然体で過ごせる相手が何だかんだ一番良いよね。
5年後、2人が続いているのも嬉しかったし加地とも交流してるようで良かった〜。加地そっくりな赤ちゃんの写真に最後ほのぼのさせていただました。
三角関係のお話ですが、タイトル通りの「カドのまるい三角」で、とがった先で傷つけあったりしない、優しい三角関係のお話でした。
佐久間は蓮のことを、話の合う、ずっと一緒にいても飽きることのない親友だと思っていましたが、
その親友が、バイト先の年上の男性の加地と付き合うようになったことから、親友だと思っていた相手に対する感情に友情という言葉では言い切れない物があったのではと感じ始めます。
結果としては、蓮は自ら加地から身を引くことを選び、佐久間と付き合うようになるのですが、
この三人が三人とも、お互いのことを思い合って、大事にしたいからこそ別れを告げるし、大事に思っているからこそ別れを受け入れるし、大事にしたくて色々空回りもして、大事にされて癒されていく。
そんな優しい関係が心にしみます。
村上先生の絵には、派手さやエロさはあまりありませんが、このお話のような、優しくて誠実な雰囲気にはとてもあっていると思うので、おちんちんの数はあまり気にされなくても大丈夫だと思います。
なんか泣けた……
というのも、登場人物達が本当に良い人たちばかりなの。
彼らの人に対する優しさとか、一途な気持ちにウルっとなる。
ウルっと来たのは、「結果的に蓮ちゃんを傷つける事になった」と後悔するに加地さん対して、佐久間が「そういう思いをさせてくれた事を感謝する」とお礼を言うところ。
そして、「蓮ちゃんをよろしくね。」と言った時の加地さんの表情と、それを見て心底恥ずかしくなったと佐久間が思うところ。
それから最後の回転寿司での結びのモノローグ。
三人が三人、真摯に相手の事を想い、出した結論だからこそ、この攻めのモノローグが心に沁みた。
癒されたと書くと、ほのぼの癒し系なのか?と誤解を招くかもしれないけど、私は読んでて癒されました。
攻撃力が高かったり、悪意を持った人間が誰も登場しないという点で。
切ない別れをきちんと描いているし、恋人と仲良くする親友を見ながらモヤモヤする負の感情も描いているのだけど、良い意味でヘビーさがない。ドロドロしてない。
だけどここに描かれている彼らの感情は真摯で、だからこそ切ない。
三角関係モノだけど、人間不信になりそう…みたいな感想を抱くようなやつではありません。
それどころか人っていいもんだなと思える。
そんな彼らのお話でした。
キャンプ先生の作品は、等身大の普通の男子を覗き見している感覚になります。
個人的には読んでいる時に三角関係な感覚がなくて、
これって三悪関係なのか?と、タイトルが言い得て妙な、カドのまるいさんかく…上手い。
ほのぼのして温かい、しあわせにしてくれる作品です。
焦点を当てる部分がマイナーなのも好きなんですが、
人物も地に足がついている人ばかりが登場する、みんないい人でほのぼの日常です。
だからこそ、見ていてジワジワと心に染み入るのかな。
優しい人(佐久間)、素直な人(藤井)、心の広い人(加地)…そんないい人同性3人の友情と恋。
大学で知り合った佐久間と藤井は、共通の趣味で意気投合してから毎日一緒に過ごす親友。
佐久間は地元に高2から続く彼女がいるノンケ。浮気の気配を知りながら強く言えないが、
藤井と過ごす時間が楽しくて、気にならないという状況。
バイト先の酒屋の息子で大学生の加地と交際していると、藤井に紹介される佐久間。
攻め視線でずっと藤井を気に掛ける、意識するようすが描かれているんですが、
本当に気楽で楽しい親友が、彼氏が出来たことで変化していく…
恋する藤井を見ている内に、どんどん好きになっていく佐久間の複雑な想いが上手く描写されてます。
両想いの二人の横で一歩通行の片想い、佐久間の後出しジャンケンの恋という言葉が響きます。
藤井のことを可愛くて仕方がないと言い、溺愛する加地がしあわせそうでしたが、
恋に浮かれていた藤井は、加地が酒屋の跡継ぎであることを改めて考えると、
これ以上関係を続けられず別れを選択します。
藤井の思い悩む姿を見て、加地も別れを決意するんですが、本気だったのが解るだけに見てるのが辛い。
嫌いで別れた訳ではないので、想いを引きずる藤井もせつないですが、
加地との恋愛で思い悩み落ち込む藤井をみて、胸を痛める佐久間もせつないです。
藤井に距離を置かれていた佐久間が、親友パワーを発揮し、
再度親友として一緒に過ごす場面が、いつもの二人で嬉しい。
親友から恋人へ…本当に親友なので本気にして貰えない悲しさですが、
本気が伝わった後に断られて、それでも親友として付き合っていく二人は、
気まずい事があっても普通に話ができて、離れることなんてできない関係。
ずっと人として寄り添ってきた佐久間の粘り勝ちか…一気にほだされた藤井にビックリでした。
恋人として喜ぶ佐久間と、まだ親友としての感覚が抜けず、照れる藤井が対照的で面白い。
それでも、ちゃんと恋人らしくなっていく二人に、こちらが少し照れてしまいます。
何でもちゃんと言葉にして、言い合える関係が見ていて本当にいい。
かわいい藤井は絶対溺愛したくなるわ…。
5年後の二人に届いたおめでたハガキ。加地にそっくりな加地一朗…名前がドンピシャで笑った。
二人を繋げたレトロゲームや回転ずしもいいですが、
お試しデートで藤井の買ったお米7㎏を持つ佐久間、メスの柴犬くらいって返しは笑った!
あとがきのキャンプ先生最高でした。
イイ子ばかりのいいお話を描いて、おち〇ちんが少なすぎたことに、自責の念で壊れてる。
あんなに、おち〇ちんを連呼するあとがき、初めて見たかも…
おち〇ちんのカタチに切り抜いた特典ペーパーはいらないので、
反動でもの凄いエロ話を描いてくれることを期待していますね~。
※シーモア:修正は白抜き…せっかく描いたおち〇ちんは真っ白です。
すごく面白かったです!
視点は、上京して大学生活を送っている佐久間。
レトロゲーム好き、という共通点がある事が偶然わかって仲良くなった藤井蓮と、毎日毎日蓮の家に入り浸るほど仲良くなって。
だがある時から蓮の様子が少し変わってくる。それは。
バイト先の酒屋の息子・加地さんに恋をして、付き合い始めたから。
まず男同士、という事に戸惑う佐久間。
でも加地さんからの電話に見たこともない顔で笑う蓮を見て、少しづつ納得していくのだけど。
蓮が加地さんに恋をして可愛くなっていくのを端で見ていて、なぜかドキドキしてしまう!
だから、いわゆる「三角関係」ではない…のね。親友が恋をして、その姿に自分が恋に落ちてしまった。
本作の場合、加地さんがとってもいい人で、だから佐久間も割り込んでいくわけにもいかず、自分自身知らなかった自分の嫉妬心や嫌な部分に直面して…
それでもやっぱり佐久間もいい人なんですよー!
なのに急に蓮が加地さんとの付き合いをやめる、と言い出して…物語が動き出します。
蓮の考え、確かに一般的現状から考えるとそうなるよね…ってわかるのです。だから余計可哀想というか…切ないですね。
楽しい時間は確かにあった。だから余計に…
その後、悲しんでる蓮を笑顔にしたくて、俺と付き合おう、俺となら…って言っちゃうんですよね〜。
そこからは佐久間の一生懸命なアプローチと、低温の蓮の姿が描かれます。
佐久間の頑張り、いいなぁ。ちょっと空回りの部分もあるんだけど、ほんとに人間臭い。
いつもの自分でいられる…っていうのも蓮にとってはとても良かったんだろうね。
久しぶりに加地酒店に行ってバイト代を受け取る事になって、加地さんと顔を合わせた時に蓮が加地さんにかける言葉が凄くいいんですよね…
こんな事を言える。それはやっぱり加地さんと幸せで楽しい時を過ごせたから。
佐久間も蓮も加地さんも、それぞれが誠実に生きている。そこがこの物語をとても優しいトーンにしていると思うし、表紙を見て「三角関係⁈」と思った人こそ読んでみて欲しい作品です。
『スクリーン』のあまりの素晴らしさに、すっかりハマってしまった村上キャンプ先生。正直絵柄は好みから外れるし、何も知らなかったら手に取らないかもな〜と思うのですが(わーごめんなさい!)、お話がとにかくホットで、心に響いてくるのがとっても好き♡
『カドのまるいさんかく』
これは本当、うまくつけられたタイトル。
こんなに優しく愛がある三角関係ってなかなかないのでは!?
作者様があとがきで書かれているとおり、“3人ともいい子”な三角関係が、無理なく自然に、描かれているんです。
NTRとか、二股とか、ビッチとか、ヤリチンとか、そういう三角関係が苦手な方にも、オススメ出来る作品です。
大学で知り合った佐久間と藤井は、同じレトロゲームが趣味ということもあり、すぐに意気投合。
しょっちゅう一緒に過ごす親友になります。
そんな中、酒屋でバイトを始めることになった藤井の様子が変わってきたことに気付く佐久間。
実は藤井は、酒屋の跡取り息子の加地に恋をし、付き合うことになっていたのでした。
恋をする藤井の可愛さに、惹かれていく心が止められない佐久間ですが、幸せそうな2人の邪魔はしたくない。
そう悩み苦しむ佐久間。
中盤までとにかく先が読めないラブストーリーでした!
大抵は、紆余曲折ありつつもまぁハピエンになるよね!なんて安心した気持ちで読めるけど、この三角関係はまさに「展開が読めないやつ」。
というのも、いわゆる主人公が横恋慕する立場にあるからなんですね。藤井くんは加地さんにラブラブだし、加地さんも超いい人。
ん?佐久間くん入り込む隙間ある?マジでどーなるの?状態で、かなりドキドキしました。
最初、佐久間・藤井の2人が出会い、親友となり、徐々に仲を深める様子がしっかりと描かれているだけに、ごく自然にこの2人の恋愛が始まるんだと思ってたんですよ。
だから藤井くんがバイト先の加地さんに恋をし、付き合い始めたときには「え!?相手、佐久間じゃないんだ??」と戸惑ってしまった。
あらすじにはちゃんと書いてあるんですが、私は作家買いのときはろくにあらすじも読まずに購入しちゃうため余計に…。
(そんくらい読めよ!って感じですね、さすがに…)
でもこれはぜひ、結末を知らずに「どうなるの〜〜!?」とwkwkしながら読んで欲しい〜〜。
嫉妬しながらも好きな人の幸せを願う佐久間の人間らしさや、明るく穏やかで懐の広い加地、好きな人の将来を真剣に考えて自分の恋を諦める藤井。
3人の一途な想いや優しさが交差する、とてもあたたかい物語でした♡
こうなってくると、決して好みじゃないはずの村上先生の絵柄がまた、作風に合っていて、好きを加速させてくれるんだよなぁ。
不思議なものですが、作品はバランスなんだと改めて気付かされます。
あとがきで、おちんちんの少なさを気にしてくださっている先生ですが、大丈夫です!無問題でございます!
そのようなものが大好きな私ですが(笑)、この作品にはそれよりも優しさがお似合いだと思いました♡
面白かったです。
読み終わってみて、『カドのまるいさんかく』というタイトルの意味がよく分かりました。
村上先生もあとがきで仰っておりますが、今作は「3人ともいい子」の三角関係のお話です。
レトロゲーム好きという共通点からつるむようになった大学生の佐久間と藤井だが、佐久間は酒屋でバイトを始めた藤井の様子がおかしい事に気付く。
ある日、バイト先の加地を紹介された佐久間だが、藤井は加地は付き合っていると言い出し…
恐らく、藤井はゲイなのだと思いますが、佐久間と加地はノンケです。
加地に初めて恋した藤井は幸せそうで、佐久間の知らない顔をしている。
そんな藤井をなぜか意識してしまう佐久間は、もう藤井に恋をしていて…という展開です。
本当にみんないい子で、一体どうなるんだろうと思いながら読んでおりましたが、藤井と加地は結構あっさり別れてしまいます。
酒屋の長男・加地の将来を思い、怖くなってしまった藤井が別れを切り出し、藤井を悩ませてしまっていたことを詫び、別れる加地。
そして、藤井に幸せを与えてくれた加地に感謝する佐久間。
藤井がちょっと先走り過ぎな気もしましたが、佐久間と加地は本当に優しい子だと思いました。
傷心の藤井を自分が幸せにしたいと思う佐久間は、藤井に早速告白します。
藤井は真面目に取り合いませんが、佐久間は真剣な思いを伝えてデートにこぎつける。
藤井は佐久間といるのが楽しいから、付き合って別れる事になったら耐えられないといい、佐久間は藤井を悩ませてしまったことを反省し、友人関係を続ける提案をする。
その後も2人でいるのが楽しく、藤井は佐久間の気持ちを信じる事にし、2人はようやく恋人同士に。
何があっても絶対に藤井から離れないと言った佐久間の気持ちに、やっと藤井が追いついたのだと思いました。
やっぱり二人がくっつくのねー、とここで一安心です。
2人を見ていると、気取らず、ありのままの自分で居られることが一番良いのだと思えました。
この2人は抜きっこだけで、Hは最後までいかずに終わります。
それでも、奥手で恥ずかしがりの藤井がそこまで受け入れた事自体が驚きでした!
ちゃんと藤井も佐久間のことが好きなんだと思えて、嬉しかったです。
3人それぞれが出した結論が結び付いて今があり、それぞれの幸せを願う3人が愛おしく思えました。
最後は加地にも幸せが訪れ、やっとスッキリ!
こんなに穏やかな気持ちで見守れる三角関係は、未だ嘗て無かったように思います。
三角関数が苦手な方にもおススメできる一冊です。
そして、読んだ後は必ず回転寿司に行きたくなります(笑)