おばあちゃん想いのチワワ(!?)と温和なトリマーが織り成す、不思議かわいいラブストーリー♥

マイ リトル ドギー

my little doggy

マイ リトル ドギー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×240
  • 萌19
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
18
得点
464
評価数
112
平均
4.2 / 5
神率
43.8%
著者
echo 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
シリーズ
マイ リトル ドギー
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784834264494

あらすじ

幼い頃から、犬の気持ちが擬人化して見えてしまうという能力を持つトリマーの守。

人間の姿に見えるというだけで、触れられないうえに話せもしないが、守は動物と触れ合えるだけで満足していた。

そんな守の一番のお気に入りは、唯一話ができるチワワの“チャッピー”。

チャッピーの飼い主であるおばあちゃんの入院をきっかけに、一緒に暮らすことになった守とチャッピー。

不安を抱えつつも、平穏な生活を送る…はずだったが、

同居初日にチャッピーから自分は人狼だと明かされ、目の前で青年の姿に変身されて──!?

表題作マイ リトル ドギー

チャッピー(茶太郎), ペットショップバイト
藤森守, トリマー

同時収録作品COLOR

矢島(バイ), 塗装職人
佐渡, 事務員

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数18

優しさに満ちた物語

動物の精神が人間の姿で見えてしまう(だけど話すことはできない)トリマーの青年と、人間と話せる小型犬の物語です。

飼い主のおばあさんが急な入院となりご家族のたってのお願いで青年がこの小型犬を預かることになります。

ペット禁止物件なんだと説明すると、小型犬が大柄の人間の青年に姿を変え、実は人狼が祖先なので人間にも犬にもなれるんだと説明、2人の暮らしが始まります。

お互いの様子を見て歩み寄りながらの二人暮らしがスタート。
世話好きな青年と、人との暮らしに徐々に慣れていく青年のやりとり、お互いへの遠慮や思いやり、ひとつひとつが優しくてほっこりします。

それぞれの特性から2人それぞれ持っている悩み、気に病んでいることが同じだと気づき、励まし合って声をかけあって乗り越えていく様子が、切なく優しく心に響きます。

おばあちゃんとのやりとりは特に優しく愛情に満ちていて涙なくては読めません。

表題以外にも読み切り作品が巻末についています。
どちらも優しく素敵なお話です。

BLというジャンルなのでしょうが、素敵なヒューマンドラマの作品だと思います。
個人的にはエッチシーンなし、少なくて、心情表現を丁寧に描いているこういう作品が大好きで、繰り返し読んでいる作品です。





0

チャッピー可愛い!カッコいい!

トリマーの守さんの特技が「犬のパーソナリティが擬人化して見える」という導入部から、犬大好きの自分は心をガッチリ掴まれました。パグがオッサンになってる・・・!こういうパグいるよ!

そんな守さんの推しのお客さんが、チワワのチャッピー。唯一言葉も通じる犬なんだけど、このちっこいチワワが、まさかの人狼だったとは!
人間の姿にもなれるチャッピー(カッコいい)を預かることになり、いつしかお互い好きになっていく二人。すれ違いも少しあるけど、最後は無事カップルに。ワンコ達に冷やかされるのが微笑ましかったです。

犬の描き方が骨格的にちゃんとしていて良かったです!色んな表情もとってもよく表現されていると思いました。
犬好きにはパラダイスのような作品です!

3

わんこは目で語る

動物が擬人化してみえてしまうトリマーの守と
人狼の末裔・チワワのチャッピー(茶太郎)のお話。

非現実的ですが、めちゃくちゃ可愛いお話でした。
今まで一緒に暮らしてきたおばあちゃんのことを
ものすごく大事に思っているチャッピーの優しさに感動。
見た目は少しいかついけれど
心はとーっても暖かい子です。
守もすごく優しくて動物思いなのが伝わってきました。

なんといってもわんこ達の目がたまりません。
目で語り掛けてくる感じの描きかたが
すごく上手だなと思いました。

0

わんこ彼氏は好きですか?

動物の言葉がわかる系のファンタジックなラブストーリー。
何といっても、まず楽しいのが、登場するペットちゃんたちの、見た目の姿と、主人公の守に見える擬人化した姿とのギャップがかわいいこと。
この本では、人でも犬でも、心が動けば、そこにある愛は変わらないって所まででおしまい。
身体の関係にまで踏み込んでいない。
お話的には、ここから先に進むのが結構難しそうなので、これはこれで、よかった。

同時収録も、偶然知り合った二人の間で、恋が始まったことを確認したところまでのお話。

こんな風に、エロなしのふんわりした恋のお話の本で癒されたい気分の時におススメ。

0

一番大切で、大事な男の子

最新刊が出たので。これは読んでおかないと。と、思い最新刊と一緒に購入しました。
以前からこの可愛いらしい表紙は気になっていました。表紙からも溢れ出てしまう、ほのぼの感と優しさ。表紙を全く裏切らない温かさにじんわり。

冒頭の。白と黒のパグが、嬉しそうなおっさん2人、というのが笑わせる。膝の上におっさん2人。何ともシュールだ。
擬人化BLは他にも読んだ事があるので。既視感はある。現実に想像すると、とっても怖い。けれども守はあえて。そんな動物達と共に過ごす仕事を選んだ。ただ守の場合は、その姿が人に見えるだけで。彼等の言葉は分からない。そんなある日、言葉を交わせるチワワと出逢う。
チワワっていうのは、やたら小さいクセして、ちょっと気が強そうにも見える。それがちょっと目つきの悪い男の子に擬人化されてるのが、最高に可愛いと思う。あのうるうるの瞳を見たら、例えおじいちゃんでもこれは美少年の化身では無いかと思ってしまうよね。
私が散歩中、いつも出逢うチワワを「可愛いですね。」と声をかけたら「いやぁね、これはおじいちゃんよ。若い女が好きなのよ、媚びちゃって。」と、まるで、ご主人の事を話すかの様に。笑わせてくれるお年寄りが居たけれども。あのご婦人には正しくチワワの「人となり」が視えていたのかもしれない、なんて思うと不思議な気持ちになる。
不思議な事は案外身近に起こる事なのかも知れない。なんて。

チャッピーは目つきも悪けりゃ、言葉もちょっと乱暴だったりするんだけど、根は素直で思いやりのある良い子なので。言葉を交わしたり、一緒に過ごす事で。守を好きになってしまう。けれど、チワワとして過ごした時間があまりにも長かったので。その気持ちに確信を持てないでいる。守も。いくらチャッピーが人になれる人狼だと言っても。見慣れた可愛いワンちゃんには変わりないのだ、その気持ちは恋では無い、と言い切ってチャッピーを傷付けてしまう。
もちろん、そう長くは無い間にそれが恋だと互いに思い知るんだけど。
チャッピーの事が視えていて。彼を大切に思って育ててくれたおばあちゃんが優しくてジワリ。彼女は妖精さんか何かじゃなかろうか。犬として過ごした時間を不憫に思って。人知れず教育を授けていたのだ。チャッピーも素直に自らコッソリと勉学に励んでいた、なんて。なんて。健気なの!
温かく見守ってくれる人がいて。
お店には。温かい仲間がいて。とっても可愛いお話でした。
エチは無いんだけど。守の涙をぺろぺろ舐めるのは、「犬のときの癖でっ!」と慌てて赤くなるチャッピーは、それがもぅ前戯になり得る事をちょっと解っているのかも。

同時収録は、キミが僕の普通だった日常を鮮やかに塗り替えて行く。といったショートストーリーで「COLOR」絵が少し旧い気がしたので、旧作なのかも。
丸っと表題作で読みたかったかも。

0

犬好きならきっと好きになるv

とにかく犬達が可愛いv
チャッピーはもちろんですが、
冒頭のパグ達とかねv

小さなチャッピーが人型になると大きなイケメンって、
そのギャップにもやられます!

ストーリーもほんわか暖かくて、
読みながら顔が笑顔に緩む感じです。
とにかく嫌味の無い、優しいストーリーです。

癒し系ですが、ちゃんとBLとしても面白い!
キスまでしかありませんが、
反対にそこがいい!v
この流れで色々水気(w)を飛ばされると、
ちょっと萎えてたかも⁉︎

同時収録の短編も、
これまた優しい癒される物語で、
本を閉じる頃にはきっと頬が緩みきってるはずv

初読みの作家さんでしたが、
他の作品も読みたくなって、
評価は「萌×2」で!

2

癒しです

犬好きの私にはたまらん一冊でした。
どこをみても犬。はあ、可愛い。
シーズー贔屓なので出てきてくれて幸せ。
優しくてファンタジーでBLで、楽しい。

もしかして獣姦要素あったり?と思ってドキドキ。結果的には無しです。
エロもなかったけれど、十分満足。
チャッピーが犬の姿でお椀に盛られたご飯やおかずを食べてる姿がキュートキュート∞
人狼なので大丈夫だと分かっててもやっぱりネギを食すのはハラハラ。

犬の姿が人間に見えるゆえの悩みやトラウマを抱える守と人狼という秘密をもったチャッピー。
そんな二人だから助けられた命もある。
すれ違いもあったけれど2人が選んだ道がよりよいものでありますように。
犬友達への報告会は笑っちゃいました。
お祝いは遠吠え。

同時収録「COLOR」
塗装屋のお兄ちゃんが会社員のお兄さんに一目ぼれ。猛アタックなお話。
二重たれ目攻め一重ツリ目受け。
面白かった!
陽キャ攻め~~!とトラウマ持ちの受け。
幸薄そうな受けが毎日が楽しくて幸せそうな攻めに押せ押せアタックされて揺らいでる姿・・・好き。
冬の季節が生かされた、吐息と窓ガラスの相合傘。
空気感が最高でした。
1冊丸ごとのイチャイチャがもっと見たいカップルです。

表紙裏
・飼い主へのサイン
このキスの意味は?
・矢島と佐渡の初夜
満足させて?

3

擬人化は萌えの宝庫ですね!

チャッピー!うちの初代ワンコと同じ名前です。

かなり色んなエピソードが軽く詰め込んであるような。チャッピーの過去や人狼のこととかお婆さんにバレてたとことか、チャッピーが茶太郎としてあっさり人間界で生活し働けることとか。

チャッピーが守のことを好きなのに、すれ違いが切なかったです。それでも守を心配して。無事に両思いになれて良かったです。

お婆さんとの寿命の差とか、人として生活するのに証明書問題とか気になりますが。

0

可愛くて優しくて泣ける

三拍子揃っているので殺伐とした作品の後とかに読むと
とても癒されるのではないかと思います。
ストレスだらけの現実も、ひとときの間忘れられるかもしれません。

守の髪型が個性的だなとか、能力あって羨ましいなとか
チャッピ―が犬だとあんなにちんまりしているのに
人間だと少し目つきが悪くて意外とデカかったり設定などツッコミどころはあるようなものの
可愛らしさにどうでも良くなってしまいました。
どうでも、という言い方はよろしくありませんが
この世界観をもっと読んでいたくなったのです。
チャッピ―の飼い主のおばあちゃんのお見舞いエピソードも泣けました。
恋に変わっていく気持ちも自然で、好きにならないわけがない。
ラストのわんちゃんたちのお祝いも本当に可愛い!

読み切りの『COLOR』、よくあるようなお話なのかなと読み始めに思ってしまったんですが(すみません)
なんかこう………すんなり素敵だと感じるラブストーリーでした。
矢島くんがやたら明るくて佐渡さんと対極の性格だし
君がバイってことは女の子を好きになることだってあるなら心配だよ!?とかちらっと思いましたけど
あんなふうに趣味も無い自分を肯定してくれていつも笑いかけてくれたら
佐渡さんの心に矢島くんが住みついちゃうよ…。
窓ガラスの相合傘も佐渡さんの涙の告白もかなりグッときました!!
カバー裏まで楽しませていただいて嬉しかったです。

次のコミックスも読みたい作家さんです。
萌×2寄りの萌で。

1

面白可愛いはなし

可愛い人?(とワンちゃん)達しか出てこない。1話目でチャッピーのギャップ(わんこではきゃわいいチワワなのに人の姿はコワオモテの兄ちゃん)にやられてしまい、相手の守も中性的な少年のような見た目とちょっと抜けたような憎めないキャラ、他に出てくるワンちゃん達も個性豊かで書き分けが上手くて面白い。毎回待ち遠しく連載を追っていました。表紙も可愛くて、絵もキュート、お話も笑えて泣けて萌えてキュンとしたり、もちろんハッピーエンド。めっちゃ好きです‼️

9

わんこたちがとてもかわいい…

紙本
修正…描写なし
カバー下…おまけ漫画
カバー折り返し部分…コメント
あとがき…なし

0

チワワのチャッピーがかっこいいでかわいい!

ワイルドなチワワであり、実は純粋なチャッピーに惹かれた。
エロさは求めないが、描き下ろしもっとスキンシップがあれば物足りると思う。
全体的に愛おしい一冊です!

3

チャッピーの可愛さにノックアウト

前半はBLというよりヒューマンストーリーって感じでしんみりホッコリ♪
チワワのチャッピーが飼い主のおばあちゃんのお見舞いに行ったところは
ふわわわーってなりました!←日本語下手か(笑)
守が席を外した時におばあちゃんが人間の姿のチャッピーに
「あなたチャッピーでしょ」って言うシーンはたまらんかったです!

まぁぁぁぁとにかくチワワ姿のチャッピーが可愛かった!
人間のような表情で驚いたり心配したりする顔は
たまらなかったです!

0

人外は苦手だけれど……

電子連載中より、楽しく読ませて頂いていた作品です。

「人外が苦手」で「犬が人になるなんて有り得ない!!」というのが、第一印象でした。

しかし、echo先生の絵柄の温かさや 守の優しさ、チャッピーの可愛さに惹かれ……
「コミックスになったら絶対にお迎えしよう」と、決めておりました。

エロをお求めの方には物足りないのかもしれませんが、「可愛らしい作品が好き」「気楽に読めるBLが良い」という方にはオススメしたい1冊です。

次回作も楽しみにしております!!

4

萌え感たるや……

エロさはないんですよ!ただ萌えが過ぎます!

守さんは、動物が擬人化して見えちゃうトリマーさんです。守さんが見えてる世界が、面白い。
個人的には、パグがおじさんに見えちゃう場面がお気に入り。
線画がなめらかで登場するみんなが可愛いが過ぎていますよ!

守さんは、ペットショップの顧客から信頼されています!そりゃ、擬人化して見えちゃう分、わんちゃんたちのことよくわかってあげられるからね!

もともと顧客だったおばあちゃんの飼い犬のチャッピーが、おばあちゃんの娘さんに連れられて来ることから、萌え感が加速します。

チャッピーは人狼だったのです…

入院しちゃったおばあちゃんに代わり、チャッピーと生活することになった守さん。
チャッピーは犬姿ではチワワ、人間だとちょいロンゲの青年です!なかなか引き締まったカラダで、大変よろしい。守さんと、何気ない日常が始まるんですがチャッピーには初めてもたくさん。
あれこれ守さんが教えたり、可愛いっす…

守さんが過去の経験を思い出して、切なくて泣いちゃうのですが、チャッピーが犬の習慣で守さんの涙をペロペロ舐めてあげるところ!
あ~可愛い。チャッピーは、どうにかして自分の出来ることを使って慰めたい一心なんですよね。キュン死ですわ…

なんやかんやで守さんとチャッピーは互いに気になる存在に。でも、守さんの言葉が原因でチャッピーとぎくしゃくしてしまう。チャッピーは、守さんにチャッピー自身でみて欲しいだけ。
人を好きになると、自分すべてを受け入れて欲しいと思いますよね。チャッピー自身、姿を使い分けながら生きてきて。大好きな守さんには壁なんてなく一緒にいて欲しいんです。健気。

守さんが、素直な気持ちでチャッピーのことを考えて。はっきりチャッピーが好きと自覚出来て、良かった~。
きっと、チャッピーと守さんの日常は互いを尊重しながら穏やかに進むんだろな。

まあ、ちょっとえっちな二人も確認したかったですけど。


1

犬達が個性豊か

可愛い!読んでて顔がニヤニヤしてしまいました。
まず登場からして可愛いチワワが凶暴な表情で踏ん張っててそれも可愛いです。
犬の姿が擬人化して見える守、会話は出来ない筈なのに唯一会話出来るのがチワワのチャッピー。
飼い主のおばあちゃんが倒れて入院する事になり、チャッピーを預かることになり、チャッピーが実は人狼を祖先に持つ人間だという事が分かります。
守の親戚の茶太郎として店で働き始めてからしばらくして、二人でおばあちゃんのお見舞いに行きます。

おばあちゃんと二人きりになった時に、実はチャッピーが人間だったと気がついていたと聞きます。
おばあちゃんのドリルで密かに勉強してたんですね。

好きだと告白するチャッピーとすれ違いはありましたが、チャッピーが人間の姿を見せなくなって自分の気持ちに気がついた守。お互いの気持ちを確かめあってハッピーエンドです。

キスしかありませんが読後感の良い作品でした。

6

チワワ…!?

犬の精神が擬人化して見えるトリマーの守と、
守と会話のできるチワワのチャッピーの
ほんわかほっこりしたお話でした。

チャッピー、人の姿の時は長身でちょっと
目つきがキツくてチワワ感ゼロ(笑)
でもチワワ時の瞳のうるうるさは反則です。
そんなチャッピーが特別な守は仕事にも真面目で
犬の扱いも長けていてトリマーの鑑。

守はその不思議なチカラを、チャッピーは人狼の血が
流れているので人の姿になれること。
それぞれ特殊な身の上のふたりが関係をゆっくり
築いていく過程がやわらかくて味のある絵柄で
ゆっくり描かれていました。

チャッピーの飼い主のおばあちゃんの思いにも
じわっときました。

守を慰めるために犬の癖全開でお顔ぺろぺろしちゃう
チャッピー、かわいかったです。

最後は守からの顔ぺろ→キス、ハグのみですが
心が洗われるようなピュアさですよ…

同時収録のテンション高低差カプもキスのみ。

作風が優しいのでエロなしでも全く気にならず
ほのぼのあったかいBLに癒されました〜。

4

守のTシャツにご注目!

.Bloomで読んだことがあり、続きが気になっていたので読んでみました。
動物の精神が人間に見えてしまうという能力を持つ・守と、唯一守と話すことができるチワワのチャッピーのファンタジーBLです。

動物が人間に見える守は、その能力を活かしてトリマーとして働いていた。
犬と話すことは出来ない守が、唯一会話のできるチワワ・チャッピーと出会う。
ある日、チャッピーの飼い主のおばあさんが倒れてしまい、守はチャッピーを家で預かることになり…。

チャッピーは先祖が人狼で、元々は人間の姿で生活していたという。
ペット厳禁の守のアパートで暮らすため、チャッピーは茶太郎として人間の姿で生活し、トリミングサロンでの手伝いも始める。
とても小さいチワワのチャッピーが、人間になると大きくて厳つい青年になるというギャップが面白かった。

優しくて自分を犬としても人としても同じように見てくれる守に惹かれ、好きだと告白するチャッピーだが、守はチャッピーを特別な犬だという目でしか見ていなかったことを知ったチャッピー…。
切ない…この後、チャッピーが家では人の姿になれなくなってしまいます。
守に人として見られていないことがショックだったのでしょう…。
人としてのチャッピーとの時間が減っていく守は、自分が寂しいと思っている気持ちに気付き、人としてのチャッピーともっと一緒にいたいという思いを伝える。
このくだりは、優しいチャッピーが愛おしくて素直な守が可愛くて、とても良かったです。
そして、おばあさんはチャッピーが人間の姿になれることを知っていました。
おばあさんとチャッピーのやり取りにも優しさが溢れ、目頭が熱くなりました。

エロはなく簡単なキスのみですが、お話自体が可愛くて大満足です。
お客の犬たちも2人を祝福し、サロンは大合唱!
とにかく、優しさと幸福と少しの切なさでできているお話でした。

同時収録作の「COLOR」も短編としてよくできたお話で、無理なく読むことができました。

絵は独特で上手とは言えませんが、これからが楽しみな作家さんです。
次回作も期待しています。
次はエロいのもみてみたいです。

4

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