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kemono asobi
ヒール役だった将輝のその後。
途中まで不穏な空気が流れるのですが、そこからぐっと落ちずに物語は纏まります。
私は前作「お肉ちゃん」が好きなのですが、このお話はまた違うイメージで好みでした。お肉ちゃんの二人もちらっと出てきます。
後半で将輝が少しずつ成長していく過程が良いし、翼の想いが徐々に明かされていくところも好きです。翼が手を怪我したりしなくて良かった。
最終的にはそんなに悪い人はいないです。(翼の父親とは絶縁のままかも?)
良い作品でした!
もちの米先生、すごい。まだ読んでいる途中だというのに、少しページを遡ってもう1度読みたいとなる作品でした。
なんだろうかこれは…一言で言うのならものすごく良かったんですよ。一気にドンと来る萌えや良さではなくて、読中・読後にじわじわと来る良さを噛み締める感じ。好きです。
こちらの作品だけでも美味しくいただけるのですが「俺のおにくちゃん」を読んでからですと、より濃厚かつ後を引く味わいが広がります。やはり2冊続けて読まれることをおすすめしたいです。
人にすぐ暴力を振るってしまう無表情な青年と、裕福な家庭で育った痛みに快感を覚えてしまう大学生の組み合わせ。
読む人を選ぶ属性ですし、愛だとか恋だとか、そういうものを明るく分かりやすく描いたお話でもありません。けれど、刺さる人には間違いなくドスドス刺さる作品だと思います。
ディープなお話がお好きな方はぜひ。
暴力。漢字にすればたった2文字の言葉です。
しかしながら、体への暴力であったり、心への暴力であったり、言葉の暴力であったり…種類が非常に多い言葉でもありますね。
この1冊に沢山の暴力が描かれています。
ですが、それと同時に救いも描かれています。
いわゆる普通の愛し方も普通の愛され方も知らない将輝のバックボーンが非常にやるせなくて。
なにしろ人から愛されたことがないものですから。愛したくても愛し方を知らずに生きて来たとても孤独な人です。
そんな将輝の元に現れた翼という青年。
ここで翼の特殊性癖がよく効いてくるのが上手いです。身体的な痛みに快楽を覚える翼だからこそ、将輝が相手を恐怖や怯えで支配しようと暴力を振るうする意味がなくなってしまうんですよ。
なんだかもう、2人の関係性の描き方がすごく良くて。
翼との生活の中で少しずつ見えてくる、分厚い殻の中に隠れていた将輝の内面の柔らかな部分に読めば読むほどぐいぐいと惹き込まれていきます。
将輝を恐れず甘える翼と、翼に甘えられ不器用に甘やかす将輝の図に心地良いため息が出る。
もちの米先生、上手すぎる…すっかり魅了されてしまいました。
それぞれ抱えているものは異なるけれど、生まれ育った環境によって偽りの自分を作らざるを得ず、自分が何者なのかが分からないでいた2人が、無意識に救済し合いながら嘘偽りのない自分と場所を手に入れられるまで。そんな印象を持ちました。
好きな作品がまたひとつ増えてうれしいです。
SMものが好きで見つけた作品、試し読みして面白そうだったので読んでみました。初読み作家様です。
『俺のおにくちゃん』のスピンオフですね。こちらは未読ですが、単体でも読めそうかと思ったのですが、結構前作の主人公が出てきます。でもなんとか読めました。
キャラデザが好きです。超無表情なイケメン寡黙攻めと、少し不憫な美人受けです。
攻めの将輝はすぐに手が出て暴力を振るう。受けの翼は痛みに興奮する変態。
一度体を重ねた後、翼は将輝のアパートに押しかけ、奇妙な同居生活が始まります。そこからは二人の心の交流というか、SMものというよりはヒューマンドラマな作品でした。
実は心に傷を抱えている将輝が、翼の優しさや懸命さに絆されていく描写がよかったです。
中盤、将輝が翼を優しく抱くシーンには、かなりキュンとしました。
終盤、将輝が翼のために避けていた母の再婚相手を頼る場面は、翼への深い想いが感じられてよかった…。
それから翼が戻ってきて、将輝がぎゅっと抱きしめ返すシーンにはウルっとしました。
将輝が初めは無表情な暴力男だったのが、後半は愛情深くなるところがかなりの萌えポイントでした。
SMというより、それをきっかけに出会った孤独を抱えた2人が、惹かれ合うラブストーリーでした。
最後はほっこりする展開でよかったです。
読後レビューを見たら、皆さん前作も読むことを強く勧めてますね(笑)そのうち『俺のおにくちゃん』も読んでみようと思います。
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この作品は、スピンオフだったのね。
「おにくちゃん」が、先にだったとは・・・
早速〜読んで、こちら再読だわ。
しかし、攻めの白尾くんは、無表情で直ぐに手をあげるね。本当は、そんな事したくなかったんだね、怖いけど良いやつだったね。
「お前嘘つきだ」が、母親と翼くんへの言葉として出て来たけど・・・ここは、切なさマックスだった。
受けの翼くんも、痛みに興奮する性癖で難儀だな!と、思ったが、父親との確執もり〜。
最後は、解放されて良かった。
2人の救済だけではなく、家族愛も感じました。
出会うべきして、出会った2人。
良かったです。
攻めのことを大好きで一途な元(?)ストーカー受け!!!!
やっぱり素直で攻めにぞっこんな受けは可愛いです。
マゾなのもかわいい。
攻めも良いキャラ。神以上の評価がほしいくらいの作品でした。
「俺のおにくちゃん」を読んで、こちらも。
千明の元カレのヤバい奴、将輝が主人公となるスピンオフです。
千明と煌も出てきて、千明が将輝にも受けの翼とも話す場面がありますし、やっぱり前作を読んでからの方が楽しめるかなと思います。
とは言え、将輝が何故暴力的なヤツになってしまったかや、翼との出会いから関係を深めて行くまではこちらにしっかりと描写されていますので、単体でも大丈夫です。
坊ちゃんで、ピアノの腕も良いが父親に支配されている翼が、暴力を振るわれる事に興奮する性癖だという事に苦悩します。
自分の事を知るために、将輝の事を知るために将輝の家にいきなり押しかけるんですね。
気が弱そうなのに、時々めちゃくちゃだったり大胆な行動に出る翼がある意味ホントのお坊ちゃんぽいなと。
将輝のところどころに垣間見られる優しさ、寂しさに胸にチクッとした痛みが起こりました。
深い愛情を知らずに育ったから、愛情表現が不器用過ぎるんですよね…。
翼が将輝に、ピアノを弾いている時にニセモノになった気がすると打ち明けるシーンが好きでした。
そんな姿を将輝には見られたくないと思うのに、また偽ってしまう。またそれも相手を思いやっての事だったのですが。
お互いのためになんでもしたいと思ってる2人が尊い…。幸せになって欲しいです。
描き下ろしの、ピアノバーまでバイクで迎えに来てる将輝がかっこよかった♡
暴力的だったり、人を平気で傷つけるような男が1人の相手を愛する事で人らしい気持ちを取り戻すお話だったと思います。
「おにくちゃん」の2人も好きですが、こちらを読むと将輝と翼のカップルの方がより好きかなと感じられました。
まずこの作品はわたしが読んできた全ての商業BLの中でぶっちぎりのドタイプ性癖漫画である。
私一度読んだものを二度読み返すことはまじでそうないんですよね。
にも関わらず「けものあそび」は多分20回以上は通しで読んでる。最早怖い。
神経伝達物質の何かが作用して脳がレビューを書けと命令してくるので、少ない語彙をフル活用して書いてみます。
まず攻ですが、もちの米先生の別作品「俺のおにくちゃん」(これもまた素敵作品)に出てくるとんでもなく酷え男・将輝。
この人は不器用なんですね。とにかく不器用。
幼い頃から暴力で人を支配できると思っていた子です。
生い立ちが生い立ちなだけに、心苦しい。
まぁね、確かに暴力で人は支配できます、しちゃダメですけど。
問題は、人の体は支配できても、支配したい相手の感情まではどうにもできないということですね。
でも将輝くんなにせ不器用な男なんで、暴力以外の表現ができねぇんだ………。
だから将輝くん、好きな男にも酷い態度しか取れず呆気なく振られます。そりゃしょうがねえ。
本当は暴力で得られる支配感なんかじゃなく、ただ愛情を感じたいだけなんだよこの子は……!と謎の立場で擁護せざるを得ない。
さぁそんな世界一不器用な男の前に突如現れたのが、謎の美青年・翼くん。
翼くんは綺麗です。心も綺麗です。そしてとてもかわいいです。
将輝との出会いは全然綺麗ではないですけども。
というのも、将輝が見知らぬ男に暴力をふるっているときにサッと現れ、正義の味方ごっこをします。
で、将輝がそんな翼くんにイラついて蹴っちゃうんですけど、翼くんはそれに欲情しちゃうっていうね。
翼くん実は良いとこのお坊ちゃんで、ピアノが上手です。コンクールとかも出てる。
見た目も家柄も綺麗な翼くんは、昔から痛くされると興奮するっていう性癖に悩んでます。
だから自分の性癖に相性の良さそうな将輝に頼んで、自分が「人間」なのか「獣」なのか確かめたいと。なるほど素晴らしい入り方。
本当は暴力に頼りたくないけど不器用だからどうにもできない男
vs
暴力が性癖なんて僕は獣なのかと悩むも欲望には抗えない綺麗な男
ファイッッ
両方けものだよ!!!最高だよ!!!泣いちゃうよ!!!
いやだって良すぎて辛ない……?
これは翼が将輝に救われる物語でもあり、将輝が翼に救われる物語でもある。
素晴らしすぎてスタオベ。拍手喝采。
脳内細胞が喜んで夜通しサンバ踊ってる。
一生2人で幸せに暮らしてほしい。
幸せになってくれてありがとう。
将輝の暴力は不器用さの表れで
本当は殴りたいと思っていない。
っていうのが結構刺さりました。
翼は急に家を出てきたりストーカーをするような衝動的な部分はありますが
いつも冷静に自分も周りも分析していますよね。
だからこそ、自分の「殴られたい」とは
根本から違うということに気付いたんだろうと思いました。
前作を読んでいなかったので
わからないところもありましたが
この作品だけでも充分楽しめました。
が、やはり前作を読んでからのほうが
解釈に変化がでるのだと思います。。
「自分は人間なのか 獣なのか」
自分の性癖について戸惑い絶望が滲む翼
感情を表に出さない威圧的な将輝
人に暴力を振るう将輝
父の言いなりになってきた翼
二人は二人でいたからこそ救われ、人(彼ら其々が人と認める人)になれたのだと思いました。
もちの米さんの作品全て読みました。
孤独の描き方や瞳の複雑な表情、可愛い手書き文字が大好きです。
泣き顔や台詞の訴える力が凄くて、苦しくなるほどです。リアルさがありつつ、美しいのです。
暴力で感じるドMというのは作品でも多々ありますが、これ程その性癖について感情の揺れや戸惑いを伝える作品はなかなか無いと思います。
興味のない人こそ触れる価値のある作品だと思います。
それは翼の性癖に限らず、将輝の暴力癖にも言えます。
将輝のような人が街で近くにいたら、私は距離を置きます。彼の人生や苦悩を考えることなく。
将輝が妹に花を渡そうとした手で木に持ち替え、直後に暴力を振るうというのが、とても象徴的で切ないシーンでした。
そして別れる時の翼への一発。彼らにしか理解し得ない会話と孤独が詰まっていて、胸が詰まりました。
電子101ページの、翼が将輝の怪我を見るシーンがとても美しかったです。見上げる将輝と下を向く翼の会話で、交互に顔のコマ。
右も左も皆様オススメされてて購入しました。
スピンオフなのですね!謎の登場人物が沢山出てきて、最後まで"礼"(竜ヶ崎家のお兄ちゃん?)の伏線なんだったんだ…と思ってましたが、「俺のおにくちゃん」には出てくるのかな。
高評価上位の方のレビュータイトルが、「お肉ちゃんありきで神」「前作を読まなきゃため」となっていたので、読む順番を完全に誤ったようです。ここにダメだった人がいるぞ!笑
持ってないのでこれから買いますね。将輝の救済に光を得る作品だったようだと、神評価の皆様の言葉は真実だとあえて知らしめたい。
読んだ後、萌評価からしれっと変えるかもしれないです。その時はここにメモを残します!