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memento scarlet
作家さん買いです
基本的に狂僕以外だとオメガバースっていうしんどい境遇がないからか、口の悪いキャラにあまり萌えることが出来ず今回も中立になりました
まず、ストーリーは本格的なサスペンスでドラマ出来るんじゃ?ってぐらい良かった
ただ最後まで謎にビッチな受けと、Mで薬やってる攻めどちらもそこまで好きになれませんでした……
相棒としては最高だけどいろいろツッコミどころがありました
攻めはバイなんだろうか??最初から受け入れてたけど女と最初いたしなぁ
BL要素やエロがなかった方が逆にハマってたかもな作品でした
発売当初に購入していたにも関わらず、なぜか読んでいなかったことに今気づくという…。
いやストーリー良すぎん?
なんでもっと早く読んでなかったんだろ?
ボリュームもあるし、凄くいいです。
ケリさんこういう受け描くの上手すぎますよね。
闇深めでエロい。たまらないです。
既にドラマCDも出てるので想像しながら読めてしまう。今度本物を聴いてみなきゃ。
がっつり予習したので新しい方も読んでこなきゃ。
まだまだ続くみたい?ですよね。先が楽しみ。
楔ケリ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
刑事・事件 4
シリアス 3
血表現 3
エロ 3
な感じだと思います。
闇を抱えた元刑事の狩野尾さん×敏腕刑事だがビッチな周さんのカプです。
ある事件が原因で刑事を辞職した狩野尾さん。その事件に関係するドラッグ、そして赤いコートの人物について捜査する為、刑事部捜査一課特務室の敏腕刑事の周さんとバディを組むことになるが…。
最初から最後まで刑事物で、ドラッグに限らず殺人事件や犯人とのアクションなども描かれているので、血表現や痛々しい描写があります。それとは別で、周さんが受けではありますがドSなので、狩野尾さんに対する言動などもある意味痛々しいです。でも首絞めやもっと痛いの、と強請る姿もあるので周さんはドSだけどMっ気もあるのかなと思いました。
一応事件解決?で、切りのいい所で終わっている感じではありますが、色々と深掘り出来そうな事や若干引っ掛かる事が残っているので、是非とも続編が読みたいものですね。確実にスピンオフが有り得る人物達も居ますし、狩野尾さんと周さんの関係もまだ明確な名前が付いていない関係なので、もっと親密でほんの少しでも甘い関係性が見てみたいですね。
沢山の登場人物達の思惑が絡み合って、最後まで目が離せない物語りに引き込まれますので、是非とも読んでほしいです。
分厚いこともそうですが、サスペンスとしても緻密なストーリーですごく楽しめました!!
大分インモラルでセックスとドラック....と最初はびっくりしましたが、そのエッチシーンもBLだからあるエッチではなくちゃんと物語に組み込まれたシーンの1部として成り立っていてすごくよかったです。好みは別れるかもしれませんが個人的にはえっちくて好きでした。
色んなところに伏線も張られているので色々読み返して自分でも考察していきたいです笑
BLの恋愛漫画と言うよりはインモラルなサスペンスにBL要素があるって感じです。読み応え凄いです。
ファンタジー的な世界観でキュンキュンというよりは、サスペンスのドラマを見ているような、緊張感のある作品で、とても引き込まれました。
細かく説明すると長くなってしまうほどに複雑なキャラ設定なので、さわりの部分だけで紹介すると、警察の特務室という少し特異的な部署でバディを組むようになった鉄雄とカイリのお話です。
最初は二人がバディとしてやっていけるのかというほど遠い位置に存在し、交わろうともしなかったように感じましたが、ラストに進むにつれ、距離が縮まっていき、最後にはバディとしても、2人の人間としても、共に歩んでいく関係になっていました。
特に最後の台詞が、「付き合おう」「一緒にいよう」のような直球な言葉ではなく、独特な言い回しだったのが、最後まで鉄雄らしくてとても良いと思いました。
またベッドシーンもあるものの、最後まで独特な世界観で、とても魅了されました。
こんな世界もあるのだな、と少し新しい世界に潜り込んだような、そんな気分になりました。
加えて、繰り返すように、世界観の設定がかなり複雑で、それぞれのキャラクターにもかなり多くの属性があるので、読む際には一気読みする事をお勧めします!
まぁ、そんな心配も無用なほどに、本当に集中して読んでしまう作品で、気づいたら読み終わっていました。本当に一本のドラマを見たような満足感を得ることができます。
薬物の大量投与や血を流すような描写もあり、個人的にそのような傷害の描写は苦手なのですが、基本的にはあまり濃厚ではなくあっさりと描写されているので、特に気負う事無く、読後もさっぱりとした気分でした。
最後に、根本として、楔ケリ先生の作品はストーリーもさることながら、なんと言っても作画が美しく、何度かあるベッドシーンも扇情的で、夢中になってしまいます…。
日常作品やしっとりとした作品ともまた異なる、新しい世界を探している方に本当にお勧めです
読み応え抜群な本作、刑事ものに限らず、エッチなシーンが素晴らしい作家さんって、ストーリーがかっ飛ばしでどーなってんの?!なこともありますが、こちらはバランスが素晴らしい…!結構エロスしてますが、無理矢理詰め込んでるのではなく、必要なとこでしっかり出てくる感じです。
ストーリーとしては、過去の事件で心に傷を負い退職した元刑事が、ビッチ刑事とタッグを組んで、事件を解決していく、というもの。クスリ絡みで、ビッチな受ちゃんは893にも籍があったりで、ヒリヒリする展開が続きます(モブかんもあるよ!)。
刑事もの、精神的にタフなビッチ受、余裕ない攻(精神的には攻<受です)、あたりにピンとくる方にはオススメです!読んでいて、ちょっとサイ●パス(あにめ)っぽいな、と思いました。
とにかく面白いので、地雷がなさそうであればぜひ!
最近は日本の刑事ドラマも海外ドラマを模して、精神異常者による連続猟奇殺人や、ドラッグ絡みの事件を特殊なチームが特異な能力を駆使して追うストーリーが増えてきたように思います。
「クリミ◯ルマイン◯」や「メンタ◯スト」、「スコー◯オン」や「NC◯S」が好きで、日本のドラマなら「ストロベリー◯イト」辺りが好きという方は好きだと思います。
ただ残念ながら、犯人は結構早めに読めてしまうかも。
主犯は確実にあっちだけど、その辺はうやむやになってました。
結局どっちのパターンだったのでしょうか。
捕まった方はコントロールされていただけで、主犯はあっちというパターン。
2年前の事件でターゲットにしたあの子に精神異常になるほど執着して、なぜか面白い事件を起こせば褒められる、好きになってもらえると思い込んだパターン。
どっちだ…。
それに「MAISIE」の正体は?あれってあの子じゃないの?と。そこを明かしていないのはシリーズ化する予定だからなのかな?
事件捜査と同時進行で、狩野尾と周のバディとしての絆を強めるべくえろすが行われるのですが、頭をからっぽにして、トラウマに囚われたこころを解き放つために行われているので「あまあま」という感じではありません。
力でぶつけ合うような、拳を交えるみたいな。
河原で殴り合ったあと、寝っ転がって「お前やるな」「お前もな」っていう絆の深め方をえろすで表現した感じでした。
まだよく分からないままのこともあるし、続くのかな?
初めてこの作者さんの作品を読みましたが読んで良かったです。
相棒を薬物により殺された元刑事 狩野尾×性に奔放だが頭はキレる周。
刑事を辞め犯人を追っていた狩野尾が周の所属する特捜室 通称"ゴロツキ"に入室、周とバディを組むことになります。
薬物により狂ってしまった相棒を為す術なく殺してしまったという過去に縛られた狩野尾や、どことなくミステリアスでセクシーな周の表情が色っぽいです。
サスペンスドラマでよく見るような動き、コアな描写もありドラマや映画を見ているような気分で中身に入り込めました。
ストーリー自体も様々な伏線が張られていたりと、単に推理を楽しむという面でもとても良かったです。
ただ犯人の犯行理由であったりが1度読んだ限りでは分からず、若干の消化不良でした。
それを抜きにしてもとても面白かったので、何度も読めると思います。リピート確実です。
素敵なお話に出会うことが出来ました。
事件ものですね。BLコミックでは今まで読んだ中では一番しっかり事件が書かれてます。
同僚を射殺して刑事を辞めた狩野尾。それからも単独で事件を追っていましたが。
新しい相棒のカイリ。新しい職場。変わったルールの捜査やチームの面々。
バディ物は好きです。こちらはビッチですが有能で変わり者のバディですね。
でも狩野尾の過去のトラウマや後悔をビシッと叱ってくれます。なかなか相性もいいようで。
BLですからエロも当然あるし、あとがきでもエロと刑事を書きたかったように書いてありますが。
うーん、自分にはエロがそんなに必要だったかな?と思っちゃいました。エロはここぞというときに出して事件や二人の関係や狩野尾の変化をもっと書いてほしかったかな。
個人的に「オメガバースの作家さん」というイメージが強かった楔ケリさん。
あまりオメガバースを得意としていないので手に取る機会がなかったのですが、小野友樹さんがこちらの作品のBLCDに出演されるとのことで、改めて作品内容を見ると「好きな感じ!」ということで慌てて購入しました。
結果、
とっても良かった!
事件ものなので詳しく内容に触れられませんが、物語はテンポ良く進みます。
事件そのものの顛末に物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、本格的サスペンスを求めて読んでいなければ十分な話運びだと思います。
私は二人の関係性にグッと心掴まれたまま楽しく読了させてもらいました。
腕利きの刑事・周カイリ(ビッチな受け)と元刑事・狩野尾(攻め)。
馴れ合わないけれど、少しずつ距離を詰めていく感じが読んでいて堪りません。
カイリのビッチさ加減とある種の包容力が非常に魅力的。
そんなカイリに反発しつつも救われる狩野尾の心の動きにも強く惹き付けられました。
「二人の関係性」にフォーカスするのがBLの肝だと個人的に思っているのですが、その肝を堪能できて大満足。
身体先行で始まり、最後まで心はLOVEに変化していないようにも思いますが、この曖昧な心情の絡みが色っぽくて、白黒つけずグレーなまま進むのもこの二人には似合っているように感じました。
明確なLOVEがなくても信頼や愛に近い何かしらの感情が互いを緩く縛ってこの先も並び立って生きて欲しいな、と。
エロスも十分。
でも、気になったのが狩野尾がパンツを脱がない・・・。
なぜ?
狩野尾自身はメイクラブじゃないと思っているから、裸にならないとか?
パンツを脱いだら心も裸になりそうで怖いから?とか深読みしてしまう。
書き下ろしのお話でシャワーシーンからのセックスはさすがに脱いでいたけど(笑)
刑事バディものです。サスペンス仕立てで好みの設定のため面白く読みました。
サイコな犯罪者を追う特殊な捜査チーム。
かつて同僚を亡くたトラウマを持つ狩野尾は、、今はフリーで活動しているが、ある日その捜査チームに引き抜かれる。その狩野尾の再生物語。
一方、ビッチの周。チームの一員で優秀だが枕で情報を取ったりする。
狩野尾と組むが、傷ついた狩野尾を体で慰めているうちに、好きになったのかな?
ストーリーは、犯人探しと追い詰めるサスペンスがメインなので、恋の方はおまけみたいな感じ。なぜ受けの周の方が狩野尾を好きになったのかはよく分からない。
また、セリフや細かいところが雰囲気で流されることが多くて、いちいち疑問を感じていると乗れないかも。もう少し緻密だったら星1つアップでした。
例えば、チームのリーダーが前線に行って捨て身の捜査とか、捜査チームでは致命的なんじゃと思ってしまう。
あとは、この作者さんの特徴だと思いますが、ビッチ受けが不遜キャラなことが多く、言葉遣いとかが他人を見下しているようなことがあって、その辺はイマイチ好きになれません。
あとは薬に手を出してしまうところでしょうか。あまりいい気持ちにはなれません。
この辺は、すかしてカッコいいのと紙一重かもですね。
刑事モノで、薬物が絡んでるというシリアスなストーリーが気に入って買いました。
刑事の悲しき過去と、それにまつわる事件が読み応え抜群です。
受けの周君は、誘い受けタイプでは1番好きです。
それと、この綺麗な表紙もストーリーのイメージにぴったりでした。
個人的に最高に好きですが、シリアスと痛々しい描写が、苦手な人にはあまりオススメしません。
続編を期待したいです。
サスペンスBLはこの作品が初めてでした。
難しい話なのかな、と思いきや読めば読むほど引き込まれていきました。
何度も読みたくなる作品です。
この本をきっかけに楔先生の作品は読破しました!
なんといっても、先生の描くキス描写がとても好きです。
文句無しに面白かったです。
絵も綺麗だし、色っぽかったです。一冊がとても厚くて読み応えもありました。
中弛みとかも無くてスピード感溢れていました。あらすじとか見ないで読んで欲しいです。
そして狩野尾の目付きの変化を見て欲しいです。
カイリが男前でした。身体を使っても相手を支配しています。
特務室の面々も個性派揃いで面白かったので、続編でもっと活躍が見たいと思いました。
楔ケリ先生は狂気の表情を描くのが上手いです。
悲しい過去を持つ元刑事×ミステリアスな敏腕刑事でとある事件を追うお話。
コミックスも分厚く読み応えがあり、楽しめました。特に受けのカイリがとってもイイ!!!!
掴み所のない感じだけど狩野尾のことちゃんと気にかけてるし、色気があって凄く好きなキャラクターです。
気になるのは、Mは強い依存性があるのに、狩野尾は大丈夫なのか・・・
続編をぜひ、期待しています。
事件の内容、捜査の過程、緊張感のある現場シーンなどはすごく面白かったです。事件に関わる人物達の心情もよく描かれていますし、サスペンスものとしては十分に読み応えのある作品でした。ただ、BL面で引き込まれたかというと、まだメインの2人の絡みにそこまで萌えられなかったです。
攻めの狩野尾の性格はとても好みなんですが、受けの周の魅力を理解しきれなかったからかもしれません。快楽主義者という面が強調されるばかりで、弱みや何かしらのギャップを見せることのないキャラだったので、彼がもう少し違う表情を見せてくれればもっと萌えられたのかなと思います。ビッチ受けは構わないけれど、終始へらへら笑いながらセックスに励むのはあまり萌えないかな…。最後までリバになってくれないかなぁ、狩野尾が受けているところを見たいなぁと思いながら読んでしまいました。
でも、事件だけでなく、キャラ設定や相関図も非常に作り込まれているので、もしシリーズ化されるのであればいろんなキャラの掘り下げができそうですし、是非続きも読みたいですね。周のことも、過去が描かれたり狩野尾に一本取られるような隙を見せてくれたりしたら、もっと魅力を感じ可愛いと思えるようになるかも。個人的にはハッカーの葉加瀬や、被害者だった蘇芳の物語が読みたいです。続編を期待しています。
まと嘘が好きだったので手に取りました。
周の腰の刺青の理由、周に薬が効かなかった理由(実は口に含んでいないのであればそのトリック)、不破と周・狩野尾の出会い、狩野尾が薬に手を出した理由、蘇芳と境の関係、狩野尾と逢沢の関係、周が二重スパイになる過程、葉加瀬とセンター分けくんの関係などなど‥‥もっと掘り下げてほしい部分が沢山あります。カバー裏だけでは足りません!!
境の最後のセリフも何か後に繋がりそうですし、続編を期待しています!
まず始めに、楔ケリ先生に謝りたい気持ちでいっぱいです。
ケリ先生と言えばオメガバース。
狂僕シリーズが大好きな私としては、オメガバース以外でどんな作品を描かれるのか想像がつかず、うーん、まあありがちなBLかなぁと思って読み始めたのですが、あっという間に物語に惹きこまれ、先が気になって気になって徹夜して読みました。
妖艶な絵やエロだけではなく、かなり本格的な刑事サスペンス。先生の印象がガラッと変わりました。
こんな凝った作品を描かれる先生だったなんて!!
映画か、2時間のサスペンスドラマを見たような読後感。
頭も体も目も疲れているのにもっともっと読みたい!!そう思わせる内容です。
内容については上手く説明しづらいので割愛。
実際この作品に入り込んで手さぐりしながら読んだほうが面白いかもしれません。
それぞれ癖のあるキャラも魅力的です。
個人的に誘い・淫乱はあまり好きではないのですが、周はもう最高でした。
先生はこういったキャラを描かれるのが本当に上手い!!!
今は2回読み終えたところなのでまだぐったりなのですが、
是非是非このシリーズ、もしくはスピンオフが読みたいです。
BLだけど、BLなしでも十分魅力的な作品に久々に出会った気がします。
続編希望!神評価です!!
楔先生の作品は絵がカッコよく綺麗なのは勿論のこと、毎度ストーリーに引き込まれますね。
今回は刑事ものだったのでその点でもドキドキさせられました!
過去の捜査によって刑事を辞めた狩野尾が、元上司に呼び戻され変わり者刑事の相棒をさせられ、因縁の事件と関係の深い事件の捜査にあたるお話。
狩野尾の過去にも、カイリの素性にも、犯人にも、周りのメンツにも、全てのキャラに本当引き込まれました!!
あとがきにも触れられてますが、
カイリの事はまだまだ知りたいので続きがぜひ読みたいです!!
電子書籍で購入したので、本の分厚さとか分からず、読んでも読んでも終わる気配がしないなと思ったら300ページもありました…。
ボリュームあるぶん内容も濃すぎるほどに濃いので、私は数日に分けてでないと完読できませんでした。結構疲れます。サスペンスものが好きな方にはぴったり。
あれはなんだったのか?この人物の正体はなんなのか?ということは明かされずに終わるので、すべてのフラグ回収されないとモヤモヤする!!!という方には向いてないと思います。カイリのことは「素性を知る必要もない」と狩野尾も言ってますしね。
体の関係からスタートし、愛してるとか言わない2人なんですが、カイリの「今のお前のツレは俺」発言に始まり狩野尾も「お前なら一緒にいても大丈夫かな」とか言い出す。決して体だけの関係じゃなくて、気を許しあえる関係になったんだなー!バディものとしても面白く読みました。
エロは何も文句ないです!!!イヤイヤ受けも嫌いではないのですが、性に開けっぴろげで欲しいものは欲しいという受け、好きです。でも2人ともドライな感じがまた良くて。
ちょっとグロテスクで暴力、犯罪要素を含むので(盛りだくさんですね…)、それさえ苦手でなければ、刑事バディ・サスペンス・エロが堪能できる1冊になってます。
先生もあとがきであれこれ書きたいネタがあった…と仰ってましたので、続きやスピンオフが読める機会があれば嬉しいです。
作家買いしている大好きな先生な分期待値も高かったですが本編は凄く良かったです。(特典漫画はあんまりでした…)
今回はとにかく分厚いです。その分話も凄く作り込まれていて、エロが無かったとしても十分読み応えのある内容だと思います。刑事ものとして映画館とかで普通に上映してそうな感じです。伝われ〜
刑事ものなのでシリアス強め(殺人、暴力、薬物、流血、誘拐、監禁etc)です。書いといてなんですが結構…エグいです。苦手な方はお気をつけを。
楔ケリ先生、作者買いです。
メメントスカーレット、めちゃくちゃ分厚い!!!笑
細かくゆっくり読んだので小一時間かかったと思います。笑
ーーーーー
楔ケリ先生はキャラクターがとても魅力的で、個人的に好みのものが多いですが、今回のメスカレはドンピシャだったので、読む前から有償特典等も色々と揃えました。
本編内容についてはたくさんの方がご紹介頂いているので、割愛します。
店舗別の12pの特典についてですが、全く本編関係なしのかる〜〜い内容です。(エロ描写は有り)
今回は特に揃える必要なかったかな〜と個人的には思いました。
ケリ先生の魅力の大きな1つは美麗イラストだと思っているので、やっぱりカラーのイラスト冊子の特典が嬉しいですね…。
ーーーーー
薬物、殺人、血の描写があります。
暴力・SM系が苦手な私ですが、気分の悪くなるような描写は有りませんでした。
エッチシーンが無くても成り立つだろうな〜と思える数少ないストーリー重視な商業誌だと思います。濃厚なシーンが多く含まれますが、エッチシーンがあっても、なくても、ストーリー楽しめそうです。
よく練られたストーリーです!
舞台は、刑事部捜査一課・特務室。
犯罪歴のある捜査員をまとめるのは、室長の不破。
不破の部下であるカイリは、取り調べでも顔色一つ変えない冷酷非道な男。
仕事はできるが、捜査のためなら自分の体も使うビッチである。
とある事件で刑事を辞職した男・狩野尾に声をかけ関係を持つが、そこにはお互いの思惑があり…
過去の事件と現在の事件がリンクしていく。
辞職した刑事さえも捜査に協力させる特務室。
過去の事件の犯人を追う狩野尾は、カイリとバディを組み現事件の捜査に協力することに…
狩野尾には特殊能力があり、カイリとの信頼を深めながら事件の真相を追っていく!
なかなか説明できない複雑な展開と、登場人物たちのバックボーンがあります。
とにかく、キャラと設定が素晴らしいです。
エロも濃厚で、ちょっと他ではみない描写もありました。
挿れたまま指入れてっておねだりするとは…カイリよ、どこまでエロいんだ…
狩野尾がMという感じの台詞がありますが、カイリも十分Mっ気あります。
この2人は表裏一体で、仕事でもセックスでもお互いがその時々で補い合っている感じで、惹かれ合うのも納得です。
狩野尾×カイリだけでなく、不破と不和の同僚・仲束の関係に萌えるー
他にも、特務室の面々の詳しい設定はあまり明らかになっていないため、続編希望します!
ただ、薬物が出てくるのですが、刑事が薬物を使用する描写…あれはいけませんね。
そこだけは、納得できませんでした。
作家買い。
楔さんの描かれる絵柄ってすごくカッコいいと常々思っていますが、今作品の表紙は特にカッコいい。半裸だし、帯の文句はエロいし、リアル書店で手に取るのを若干躊躇いましたが、文句なしのカッコ良さです。
で。
とにかく分厚い!
この分厚さ、表紙のカッコよさ、そして刑事もの。
否が応にもテンションが上がるという一冊です。
というわけで、レビューを。
ネタバレ含んでいます。ご注意下さい。
主人公は元刑事の狩野尾。
彼は、二年前、とある事件で相棒を亡くし刑事を辞めた。
そんな狩野尾に、一人の男が接触してくるー。
"M"と呼ばれる薬物と、その薬物を使い犯罪を行う「赤いコートの男」を追う、刑事たちのストーリーです。
狩野尾を苦しめる過去の事件。
狩野尾に接触してきた男・周。
周が所属する、警視庁捜査一課・特務室室長の不破さん。
そして、特務室に所属する、曰く付きの男たち。
過去、そして男たちが抱えるトラウマや心情を丁寧に綴りながら進むストーリーで、すごく面白かった。
「赤いコートの男」の正体は、読み進めるうちに早々にわかってきます。
が、このストーリーのキモは犯人探しではありません。犯人逮捕に至るまでの過程と、刑事たちの仕事に向ける思い、そして何より、キャラがとにかく魅力的なんです。
そもそも彼らが所属する「特務室」は、警察が表立って捜査できない事件を追う課なんですね。
重大事件の容疑者でありながら証拠不十分で逮捕出来なかった人物が、彼らの持つ特殊技能を買われる形で捜査官になっている。
アウトローで、一癖も二癖もある人物たちが、捜査官なんです。
そして、それは周もしかり。
ヤクザと刑事の二重スパイの立場にある。
周は、初めから狩野尾を救いたかったわけではない。が、そんな周が、狩野尾のために身体を張って守ろうとする。二人の間に育っていく、愛情というにはあまりに深い信頼感とか、想いが、非常にツボでした。
周がエロ可愛くて(これがけしからんエロさです)、でも、捜査の時は一転、めっちゃカッコいい、というギャップが、この作品の魅力の一つであることは間違いなく、「周」という媒体を介して、狩野尾が過去を吹っ切れるようになっていくのもすごく良かったです。
カバー下にキャラ説明が描かれているのですが、これがまた良い!
本誌では描かれることのなかった彼らの内面まで事細かに考えられていて、楔さん作品の奥深さはこういったところから生まれてくるんだなと感心しました。
これ、続編を描いて欲しいな。
周がミステリアスすぎて、そして狩野尾や不破さんが男前すぎて、もっと深いところまで読みたいです。
そして、特務室に所属するアウトローな男たちの話も。
バックボーンとしては犯罪行為もたくさん出てきますし、痛い描写も多いですし、シリアスな雰囲気満載ですが、楔さんの描かれる絵柄に非常に合っていて独特な世界観をもって描かれています。
キャラは魅力的、ストーリーは緻密で面白く、絵柄も綺麗、と、読み応えのある作品でした。
文句なく、神評価です。