17 初恋

17 hatsuoi

17 初恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神90
  • 萌×232
  • 萌19
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
26
得点
639
評価数
149
平均
4.3 / 5
神率
60.4%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
17 生徒
発売日
価格
¥625(税抜)  
ISBN
9784813032168

あらすじ

有岡敬広。17歳。高校三年生。
初めて本気で好きになった人をむりやり抱いた。
後悔して、反省して、諦めようとして、
それでも諦めることはできなかった。

三島 真。26歳。高校教師。
親友への片思いの苦しさを有岡に重ねて見てしまい、
ひどいことをした有岡を拒絶しきれなくなっていく。

大人だから、子供だから、教師だから、生徒だから、
言い訳がひとつずつ、消えていき…
17シリーズ、完結!!

表題作17 初恋

有岡敬広 17歳 高3
三島真 26歳 高校教師

その他の収録作品

  • めぐる春(描き下ろし)

レビュー投稿数26

最悪な展開からの見事などんでん返しに涙、涙。。

大好きな木下けい子先生の、大大大好きな作品です。
(『今宵おまえと』と並んで一番好き)

夜明けの腐女子さんなら、響くこと間違いなしだと思います……!!

ぜひぜひ読んでいただきたい。。

全部で3巻からなる「17」シリーズ。
1巻にあたる『17 生徒』で衝撃の、かつ最悪な終わり方をし(有岡、お前最低だよ!と憤りました‥)、そこから一体どう展開して二人が結ばれるのか、まったく予想がつかなったんですね。

それこそ、作中の有岡のモノローグにあるように、
「地球がひっくり返ったって 先生は俺のことを好きにならない」

だと思ってました。






2巻、そしてこちらの3巻と進んで、

「やられたぁ。。」の一言です。大どんでん返し、というか、有岡の成長っぷりがすごい。

そして有岡だけじゃなくて、三島先生もすごいんだ。。
とうとう諦めて、自分を追いかけることをやめた有岡。

今までの先生だったら、きっとそこから手を伸ばして手に入れようとはしなかったと思うんですよね。

最後の最後に自分の気持ちを認め、その気持ちのとおり、素直に、離れていこうとした相手に対して手を伸ばすことができた先生。

涙、涙、涙。。

結ばれるまでの展開が辛くて、切なくて、読み返す度にうううっとなりつつも…

ぐっと胸を掴まれる思いをしたい時、感傷に浸りたい時、本棚から取り出して
開いてしまう作品です。

真と有岡、おじいちゃんになっても一緒に夜空を見上げていて欲しいな。

0

楽しみに読んできたんだけれど

有岡、三島、それぞれの目線でいい感じに進んできてようやく完結巻。
楽しみにしていたのですが。

くっつき方が…思ってたんと違う〜〜www
ま、私が勝手に想像していただけですが。

有岡が卒業して、三島先生のことをふっきったようにふるまって、で、三島は未練がましく?じゃないけど(私にはそう見えてしまった)今頃気づいて近づいていく。
それも、好きとか気持ちをなかなか伝えないのがどうも引っかかってしまって。
直接的な言葉ではなく、態度や、それに近い言葉で表現して、それが有岡に伝わったんでしょうけど、なんかどうもしっくりきませんでした。なぜじゃ〜。
車中のキスはよかったんですけどね。

どうも、有岡の気持ちを知りながら、三島が自分勝手に見えてしまったからだと思います。
もっと有岡の気持ちを汲んだ上で、告白をしてあげたら、盛り上がったのではないかと、有岡も私も。なんて勝手ながら思いました。

卒業式で「飛び立とう未来信じて」の時の有岡が全く未来なんか信じていなさそうな顔をしていたのが笑ってしまいましたw
有岡くん、表情豊かでよかったよ。

0

おじいちゃんになっても

幸せそうな表紙でハッピーエンドを確信したものの、どんどん嫌な流れになっていってヒヤヒヤさせられました。

大学に合格して先生と星を見に行くって事を励みにやってきたが浪人確定した上、三島に傷つけられて無気力になるのが悲し過ぎましたね。
うんうん、この子最初間違えちゃったけどそろそろ許してやってくれないかな、そんな気持ちになりました。

2人で見る星はなんて美しいのか、おじいちゃんになっても一緒に星を見たい、など素敵なセリフも沁みました。

年下らしい率直な告白も良かったし、年下だって事にコンプレックスを持ってる所も可愛かったです。
年下攻めはやっぱり良きだなぁ。
電子限定漫画も年下の面倒くさいけど、可愛らしいところが溢れていて萌え萌えしてしまいました。

紆余曲折を経て、やっと結ばれた2人、末長く幸せでいて欲しいカップルでした。

1

苦々しい!けど!!

苦くて苦しい苦しい片思い。
重苦しい、苦い苦いよ┅そんな簡単に絆されないし、ぐるぐる考えるよねってとこがリアルで片思いの気持ちに心臓えぐられる。

無理やりから始まるのは現実的にはあり得ないし、許せることではなし、
BLファンタジーがすぎたりお気楽展開で娯楽としては…という作品が多い中、
本作はお尻から血が出てる見て、本当に本当にひどいことだってのがありありと突き付けられ、
先生はもちろん有岡が反省して葛藤して、先生のこと嫌いになれなくて苦しむ姿がもーーこちらも苦しくなる。先生は先生で長年の片思いが切ない。脆くて苦しい気持ちばかりだったけど、その気持ちは綺麗で最後に優しい気持ちを引き出してくれました。


生徒、教師と完結してると思って読んだら、未完で、え!!!どうなっちゃうのと苦い気持ちでずるずるいたので、表紙を見た時点での喜び!!
表紙でネタバレかい!と残念に思う作品もあるけど、
こちらは、あ~うまくいったのね…しみじみ幸せな気持ちが湧いてきました。

モノローグすべてがぐさぐさ来る。有岡の先生への想いも先生の津田への想い、有岡を見て自分を省みる姿。甘酸っぱい片思いじゃないのがこの作品の好きなとこ。有岡の好きがどんどん溢れてくるとこも。報われてキュンというより、二人とも頑張ったね、よがったよがったねぇと親戚のおばちゃん気分です。

切ない部分にぎゅうぎゅうさせられました。ハピエンまでの二人の変化も良かったです。先生の鉄壁にハラハラさせられたけど!本当に最終巻はご褒美タイム。はぁ、良かった。

1

みのりバス 神石高校前

17生徒→17教師→17初恋

先生って卒業まんじゅう何度も食べるんだな〜と思ったりした。どうだろ、先生分もあるかは学校によるかな。

小塚はなかなかひどい奴だったし、津田もなかなかひどい奴だった。もちろん彼らなりの優しさもあり打算もありひどいとは言い切れないけど。
小塚はなんとなく一区切りできたようだけど、津田と三島の関係性がどうなったかどこかで描かれていると嬉しかったな。友達であって欲しいし、有岡と三島の関係性も知っていて欲しい気持ちがある。

こう終わるしかないようで本当にこう終わって、紆余曲折あった割にはややあっさりと言うか、でもこう終わるしかない。有岡程必死に人を好きになれたら凄いことだ。

電子限定おまけ漫画4枚 ベッドの上で名前呼び
作品が好きな方は見逃したくないタイプの限定おまけだと思います。

0

若干のもやっと感

良かった…。
良かったんだけど、ちょっとしたもやっと感も残る。

決して叶うことのない自分の恋に固執して、頑なに有岡を拒絶し続けていた三島。
生徒だから、未成年だから、男同士だから、津田じゃないから。
拒絶する理由はたくさんあっても、自分に向けられた真っ直ぐな好意は心地良いもので、しかもいつもタイミングよく現れてくれる有岡の存在が大きくならないわけがない。
そんな三島に冷水を浴びせる出来事が2連発です。
結局、有岡の友人・蓮の有岡に対する思いははっきりしないものの、大人びていてカッコいい親友は憧れでもあり、自慢だったのかな、と。
だからこそ、そんな友人を守りたくて一言言わずにはいられなかったのかな。
何度も出てきた「いやだ」という気持ちを煮詰めたら、独占欲が出てきそうですが、それは友人の範疇だったのかもしれません。

そしてもう一発は津田。
10年来の親友が、自分に向けられている視線の意味に気付かないわけがなかったかー。
気付いているけど、相手が言わないならそのままにしておくしかないわけで、一瞬津田がずるく思えたけど、普通なら同性の友人にキスなんて、考えただけでも「無理!」となるのに、ちゃんと応えた津田はいいやつなんだろうと思うことにしました。

その後は、三島の態度にやきもきしていた人たちには「三島ざまぁ」な展開。
有岡のしあわせを願い続けたわたしたちにとっては、きつい展開。
だけどほんのり、「三島ざまぁ」と思わないでもなく。

結構現実的な側面が描かれていたように思えるそれまでに対して、卒業後の流れは若干おとぎ話というか、理想的すぎる感じでした。
でもそうしないとまとまらないというジレンマ。
それと同時に三島の気持ちが、「好き」より「自分を好きだと言ってくれた人が離れていくのを引き留めたい」方が強いような気がしてしまって、もやり。

3冊に渡って2人を見守ってきましたが、ラストが駆け足すぎてちょっと物足らず。
ストーリー的にはこれで十分だとは思うし、後をだらだら細かく続けても蛇足と感じる方もいるかもしれない。
でもなあ、どうせ部分的にその後の2人を切り取るのであれば、もう少し見たかった。
大学合格の日とか、大学生になった有岡が、ますますモテモテで三島がやきもきするところとか、年を重ねてスパダリ感を増していく有岡のエピソードとか。

いろいろ言いましたが、有岡、いい男でした。
三島にはもったいない気もするけど、有岡がしあわせならそれでいいのだ。
と、バカボンのパパ口調で締めくくらせていただきます。

3

最後はちょっとズルい大人

二人ともよく泣いた最終巻。一巻目は有岡君の泣きっぷりに惚れ、二巻目は先生の涙にもらい泣きし、最終巻は二人とも泣いて切なかった。

先生の思い人津田は、気付いてるんだろうとは思ってたけど、最後まで誰にでも平等を貫いてしまったなあ。これは惚れたらダメなタイプの男だよ先生…。

卒業して教師と生徒の障害がなくなってしまえば問題ないのは分かるんだけど、くっつき方がこうなのか~と、そこはちょっともやもやしてしまいました。
大人な顔した先生が、ふわふわ誘い込んでしまったみたいな。自分の気持ちが分かんなくて相手に引き出してもらおうとしてるとことか、明確な言葉もなしに部屋に誘って相手次第に持っていってしまうとことか、すごくズルい。
ん~、今までのことがあって臆病になってるのは分かるんだけどね、津田にははっきり告白しちゃってるからさ、有岡君にも曖昧な感じじゃなくてちゃんと言って欲しかったんです。

何はともあれ、描き下ろしと電子おまけでその後の二人のラブばかっぷるぶりを見れて満足。有岡君が可愛くてかっこよくて理想すぎた!

1

No title

有岡敬広。17歳。高校三年生。
三島 真。26歳。高校教師。
心のキャッチボールが怖くて出来ない怖がりなくせに、すぐほだされて惚れてしまう年上の教師三島の悶々と悩む連続は、じれったくてむず痒かった。
こういうタイプは、本当の恋と同情の境目が無いのかも。厄介な人だな、と1-2巻を有岡君の健気が気になって読んだけど、三島先生は好きなタイプの想われ人キャラじゃない。
17シリーズの完結編。

ハッピーエンドできたのは、いい男に成長しつつある有岡君の行動のおかげ。
愚図愚図悩むのが常の三島先生、思い切って本音を出せてラストチャンスを逃さずに済んで良かった
・・作者は心理戦が好きみたい、韓国ドラマのようにねちねちと延ばして展開させています。

・・・
受験の前に「合格したら星見に行こう」と約束するが、有岡は全部落ちてしまった。
街で有岡を見かけた三島が声をかける。「合格したらッて約束だったけど、君 がんばってたし」と、誘う。

「先生・・心配シナクテモもう先生のこと 困らせたりしません」
「津田を好きになってなにもできなかったのは 傷つくのも嫌われるのもこわかったからだよ」「君に謝りたくて」

「先生が誤る必要ないです」「そっか 罪悪感か・・」

「いつもいつも いつも同じ 立ち止まって 見送るだけ そんな俺を置いて 君は前に進んでいく」「嫌だ」
・・・

ここのシーンは、ホントにじれて、読み乍ら痒くてたまらなかった。
美男子に描かない作風なのに、読んでいると美男子に見えてくる画風に味を感じました。

0

最後はホッと安心しました。

良かったけど、これは漫画の話し。

実際、レイプされた相手を好きになるかな?
女性の場合???
・・・ってな感じがリアルな感情でした。

でも、先生の作品は素敵♪

0

完結の第3巻

表紙の幸せそうな二人が3巻を象徴しています。

先生を好きになったことがきっかけで、天文に興味をもった有岡。理系に志望を変えて受験に挑む。

津田への想いが満たされず涙する先生を、いつも有岡がそばに居て慰めてくれる。
そうして決心がついた三島は、長年の想いをついに津田(三島の同級生)に吐露。津田は気付いていたが、恋愛感情が実るはずもなく、それによって津田への想いをきちんと過去にした三島。

一方、現役受験に失敗した有岡も、決意は変わらず天文系に進学を目指す。卒業した有岡に、自分からアプローチする先生。そしてめでたくCPに。
有岡が大学進学し、就職もして、幸せそうな二人を見るのはハッピーな気持ちに。

でも、津田のことで傷ついた先生が、有岡を誘うのは頂けなかった。教師としてどうなのか。。

0

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