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adatsubaki yugamite haguruma
いやぁ~、なぜこれを積ん読していたのか。。
好き作家さんなのですが、作品が多くないので大事にとってあったんですね。
しかし、1ページ目からの絵の巧さ。惚れ惚れする構図、きれいな線、はっとするキャラの台詞や表情、せつないストーリー。どれをとっても漫画として格段に面白くレベルが高い。もっと漫画描いて欲しいな~
訳あって今は剣の指南役をしている間宮。そこへ弟子入りしたいと一馬という若者がおしかけてくる。しかし実はその一馬も訳ありで。。
過去と現在が交錯するラブストーリー。しがらみから逃れることが非常に難しかったであろう当時(あ、言い忘れてましたが吹屋フロさんなので時代物)、運命にさからって悩みながらも愛をつらぬいた人たちのストーリー。
何回でも読み直せそうな素晴らしい作品です。
短編で、涙して何度も読み直したBL漫画はありません。ぜひ続編も見たいです。
普段は小説派なのですが歴史物であるこの作品に出会い、新たな自分の好みを知ることになりました。
とにかく、受けの鬼であろうとするが故の孤独な人生が読んでいて辛い。しかし、それを助けようとした人物を殺めて更に孤独に苛まれてしまう。
それを再び助けることになるのが殺めた人物で仇討ちに来た息子という設定に切なさと、愛の残酷さを同時に味わえる作品です。
初めて読む吹屋フロ先生の作品でした。
時代物をあまり好まないのと、絵柄のクセが苦手な方だったのですが答姐で何度か見かけて、読んでみる事に。
電子派なのでわからなかったのですが、本屋で目にした時分厚さに驚きました!
BLコーナーで見たそれは凄い存在感を放ってましたね。
題名にもあるように仇討ちの物語です。
父の仇である間宮の元に、下郎として住まわせてもらう事となった一馬だったが、鬼の様な存在と思っていた間宮が寂しそうに笑うところやさり気ない優しさに心が揺れて…といったストーリーです。
間宮と一馬の父、武雄の物語は切なくて涙無しでは読めません。
武雄の面影を遺した一馬と間宮がまた恋に落ちるのが運命的です。
仇という憎むべき相手を好いてしまった一馬の葛藤が良かったです。
「好きになっちまったよう」って泣くの可愛すぎて…時代物で年下ワンコが見れるとは思ってなかった。
仇討ちのシーンは迫力があり、引き込まれてハラハラしながら読みました。凄い画力です。
最後まで結末の読めない展開で、ドキドキヒヤヒヤでした。
結末は私的には嬉しい締めくくりでした。
苦手意識にとらわれて読まずにいたら損してたなぁ、と思える作品です。
ツイッターで、神作品、この作品の感想を述べる語彙力がない、などのツイートを見て、期待して読みました。
読み応えありまくり!!
ぶ厚さに違わぬ内容で大作。
仇討ちをする側とされる側の愛憎劇。
その過程が前半じっくり描かれ、過去が明らかになったり、お互いの関係性が微妙に変化していったり。
背景や人物の心情が理解できるにつれ、仇討ちはどうなるのか!?と先が読めず否が応でも引き込まれる、
そして、仇討ちの時がやってくる。
殺陣の描写が大迫力!
クライマックスも心わしづかみ。
お前になら斬られてもいい。
斬りたくない一緒にいたい、でも斬らねばなるまい。
お前に斬られて、これでいいのだ。
などなど、複雑な心情と鋭い剣が交わって全くもって目が離せない。
すばらしい展開。
その後〜からの終わり方もいい。
お互いの立場、武士としての誇り、お互いを思う気持ち…複雑な関係性を違和感なく、なるほど!と納得しながら次へと進む。
そこがとてもいい。
萌えもエロもあって満足。
脇キャラの、殿、真右衛門、おりうもとてもよかった。
個人的には、メイン2人の顔が好みでなく、萌えが少なくなってしまったのが残念。
ただ、それを補って余りあるストーリーに魅了されました。
400ページもある超大作でしたが、続きが気になって一気に読んでしまいました。中だるみが一切なくてすごいです。
作画がガチの時代劇的少年漫画でストーリーもハードなのにBLラブシーンが違和感なく入ってくるばかりか、どのラブシーンも最高に萌え滾るやつで嬉しい!こういうちゃんと少年漫画してるけど公式でBLですよ!!な漫画を読みたかったので!
武雄さんと刀爾の初キスシーン(3話ラストの引きの強さすごい!)と裸で抱き合う図が特に気に入っています。あぁ、萌えるわ……。
一馬にグイグイこられて困り顔の刀爾が可愛かったですし、年下ワンコ攻めなのにかなり手練れてる一馬も良かったです。
電子書籍で買ったので、最後まで読み切るまで裏表紙の絵を知らなかったのですが、読了してからあの武雄さんと刀爾がむつみ合う手前に撫子の花の咲く絵をみると、グッと来ますね……。なるほど、「撫でし子」と刀爾をかけているのかと。撫子の花言葉も二人によく似合います。
いやぁすごいページ数でしたね。非常に読み応えがありました。武士の時代、親の仇は子の仇という時代ならではの復讐劇。話の大まかな流れは大体読めてしまうのですが、それでも1つひとつのシーンにおける2人の熱い、もしくは冷たい表情だったり、感情の滲み出る台詞だったりが素晴らしく、全体を通してエネルギッシュな作品でした。吹屋先生の画力の高さがあってこそのものだとも思います。
2人揃って刀爾郎を好いた曽我親子。彼らが本当に人のいいキャラで、刀爾郎が絆されるのも無理はないなと。常に大らかで、穏やかで、相手の本質を見ようとしてくれる人。これを表面的にできる人は少なくないかもしれませんが、本心からできる人は相当限られてくると思います。そんな2人に愛された刀爾郎。恐れられつつも鬼になりきれず、かといって好きになった人を愛することも許されず、孤独を極めた人間。彼が曽我親子に見つけてもらえたことが本当に良かった。剣を交えるしかなかった一馬と刀爾郎の運命が切なかったですが、決闘のシーンは圧巻で、自分の感情を整理するには不可欠なものだったんじゃないでしょうか。同じ人の死で苦しんだ2人が、今を生きる自分と好きな人を大切にできるようになったことが嬉しかったですね。
ありきたりの言葉では言い表せないくらいガツンと衝撃を受けた作品です。
時代物BLを読むのは初めてだったし分厚いし、どんなものだろうと軽い気持ちで手に取ったのですが、ストーリーも登場人物も心理描写も作画も何もかも素晴らしかったです。
読み終わった後もしばらく余韻で動けない感じでした。
レビューや試し読みを読んで面白そうだなと思った方は是非読んでみることをお勧めしたいです。
絶対に読んで良かったと思うはず!
あらすじや試し読みでちょっとでも気になった方は買って損はありません。読み応えありです!!値段は高めなのですが、それ以上の感動があります。BLという枠だけでなく、人間物語として読み応えありますね。
時代が粋なので(衆道は武士の嗜み)
純粋に二人、いや三人の思いあいが読めて大満足です。
時代モノBLの「百と卍」も好きですが、
こちらは仇討。刀でやりあうごりっごりのやつです。
ただ、百と卍 では衆道では年上が攻め、年下が受け、ときまっていて
それも悩みポイントとして描かれていたので
お?年下攻めがすらっと描かれいてその説明とくになし・・・?
と少しだけ疑問残りました。
めちゃくちゃあっさり受け入れて、すっごく攻めるんだね☆で納得できますw
BLはファンタジーですしね。ありですねw
そういうルールはさておいて、父と息子で同じ人に惚れる、惚れあうっていうの
すごいいいです。
絵柄がすこしこう。。面長な感じがあって、受け入れられるかなあと心配しましたが
細かいことがどうでもよくなるくらい
読み応え抜群の作品です。
買って損なし。
ストーリー重視の人にオススメという紹介から読みました。大満足でした。
仇に恋するという話はあまりありませんが、とても珍しいというわけでもなく、ある意味定型でもある気がします。
オチが仇討ちを果たすが悲しみにくれるか、仇討ち失敗して死ぬか、仇討ちできずに相手と新たな生活を送るかのどれかと想像できてしまうと思うからです。
しかし、その仇討ちまでの経緯、その後の話がとてもとても丁寧で、ドラマでした。
ストーリーはさることながら、登場人物の表情が豊か。
特に、一馬(雄之進)の表情がすごくて、ニコニコ顔、眼をキラキラさせた顔、少し考えた顔、真剣な顔などなど、色々な表情がキャラの性格も相成って本当に見て飽きませんでした。
個人的に、眼をキラキラさせたわんこっぷり からの、仇討ちの相手を見るときの光のない眼とのギャップがたまりませんでした。
父の武雄が死んでしまってその仇討ちのために、いろいろ犠牲にして日々鍛錬をしていくなかで、世間を上手に渡るすべであったり、闇堕ちの影の部分が追加されたりしたんだろうなと感じました。
一馬は根が素直なだからか、父の話をしている時に思わず悲しくて泣いてしまうところや、仇討ちクライマックスの、間宮を斬りころさなければいけないときの戸惑いの涙など、涙も印象的でした。もちろん、間宮が寝刃の刀を掘り起こして一馬との仇討ち試合に備える場面での涙もとても印象的でした。
背景もよく書き込まれていて、ものすごいです。
大作、名作です。