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snow white no doku ni shimu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
美人双子の兄、深森雪弥(受)はクズカメラマンに依存し、言われた通りに生活し、顔出しなしの専属モデル(際どい)をしていましたが、大学生で咲原拓海(攻)にであい、少しずつ変わっていきます。そんなお話です。
絵柄から、受けの深森雪弥はミステリアスな儚げ美人系かと思っていたのですが、自分が無いタイプの割と普通の陰キャくんでした...w
あの見た目ならもっとちやほやされそうですが、中身が陰キャなので言うほど目立たないんでしょうね...w
表紙買いです。
結論から言うと、受けが趣味に合うかどうかだと思います。もし雪弥くんのビジュアルがもう少し違ってたらおそらく中立選んでいましたが、儚げな美少年のHシーンにほだされましたw
話はクズカメラマンに依存していた雪弥くんが、普通にいい人の大学生の拓海くんに出会ってクズカメラマンから離れるというものです。シリーズものではないのであまり話を広げられないのは仕方がないと思いますが、拓海くんが本当にただのいい人って感じで、掘り下げがもっと欲しかったです。他でも言われてますが、本当に拓海くんのことが好きなのか微妙な感じがしました。
また、クズカメラマンが本当ただのクズなので、そいつとのHシーンは見ててただただイライラしました。話の収拾がつかなくなるのかもしれませんが、もしもっと違った性格で共感できるようなキャラクターに仕上がっていたならドキドキできたのかもしれません。単純に自分に合わなかっただけかもしれませんが。
ただ儚げで守ってあげたくなるような雪弥くんのビジュアルがドストライクでしたので、そこはとてもよかったです。性に貪欲でメンヘラといいますか依存しがちな性格も自分には刺さりました。こういう騙されやすい美少女感がある男の子いいと思いました。
試し読みをして深森兄妹がものすごいミステリアスな雰囲気を醸し出していたのに惹かれて購入したんですが、すこし期待が高すぎました。
受けの雪弥がなんかもっと攻めの拓海を翻弄するような感じなのかなと思ってたんですが、全然違うキャラでしたね。人見知りで、妹に対してコンプレックスを抱えてて、それゆえ自分を選んでくれたカメラマン・奈木にいいようにされている…ミステリアスでもなんでもなかった。しかも妹もただの良い子だった。
でも拓海はそんな雪弥を放っておけなくて惹かれていくのでしょうね。儚げな雪弥に惹かれていくのは何となくわからないでもない。
ただちょっと雰囲気から受けた最初の期待値が高すぎて、思ったほど響かなかったです。すみません。
人間関係が希薄かつプライベートが謎に満ちたミステリアスな黒髪美人には目がないです。黒いタートルネックを着た色白で細身な受けからしか得られない栄養がある。性描写はそこそこ。特に物足りなさは感じませんでした。
同じ大学、同じ学部の咲原くん×深森くんが恋仲になるまでが中心のお話
深森くんは美人だけど近寄り難い空気を纏う子です
受が黒髪美人のものを探していてこの作品を知り、表紙の冷たい美貌に惹かれて購入しました
基本的に物語は咲原くんの語り口で進みます
初めは深森くんとも大して話したことがない状態で、周りと違わず近寄り難いとも感じていたので深森くんは表紙の通り冷たい美人に描かれています
咲原くんが深森くんと仲良くなるにつれてじわじわと美しさに温度が足されてゆき最後は和やかな雰囲気すら漂わせていました
しかし親しくなるほどにうかがえる素顔は潔白なものばかりではありません
咲原くん、深森くんの六歳上の奈木さんという人が居るのですが、彼は深森くんに対して恋愛感情を抱いていないのに歪んだ独占欲で束縛しています
束縛を受ける当の本人は劣等感をもつ自身が求められるのが嬉しくて、与えられると拒めずに相手を庇ってしまう状態です
奈木さんと深森くんの関係はみだらなこともあるけれど深森くんの想いは必要とされたいの一心で、その微妙な真っ直ぐさが若々しいなと思いました
咲原くんは深森くんを心配し、いたずらに与える奈木さんのもとへも足を運ぶこともありました
彼自身の中で悶々と処理してしまうこともある子ですが、拗れた関係を可笑しいとはっきり言えたり上のような行動力を持ち併せている点は殊の外好ましかったです
愛のない独占欲は求められていることがわかっても完全に心を満たすことはなく、深森くんも咲原くんと仲を深めると“この人ならもっと楽しかったのだろうか”と揺れるようになります
遂には深森くん自身も気づかぬうちにじわじわと想いの比重が咲原くんの方に傾いてゆきました
結局二人が恋仲になるのは奈木さんが社会からぐんと遠くなってから
ここだけ切り取ると深森くんは奈木さんが退いたから代わりにしたのでは? という見方もできるけれど、描き下ろし部分で奈木さんが退くよりも前にきちんと関係を絶った場面があるので代用ではなく心が移ったことが伺えるのではないかなと思っています
また深森くんが着用している服は奈木さんからの贈り物であることが多いらしく、それらは首元の詰まったものばかりでしたが、前半の終わり頃に咲原くんと私用で出かける際に着用していたものは贈り物でない首周りの開いた服でした
奈木さんとの関係を絶ってからはシャツの釦も開けるようになっていたので首元を詰めるのは恐らく奈木さんの束縛の一環
初期から潜在的に他人の意思を纏わず咲原くんと接したかったのかと思うと愛おしいものがあります
受の条件が好みだったので購入した本なので一貫して深森くんにかわいいという感情はありましたが、徐々に「うつくし」から「らうたし」のかわいさが味わえるようになってゆくところも非常に気に染みました
うーーーん。微妙な読後感。
拓海は普通の子だよ。思いやりがあっていい子だけどなぁ。
雪弥みたいな人の言いなりになってしまう子ってちょっとダメなんだよなぁ。
まぁ好みの問題なんでしょうけどね。
犯罪者がちゃんと逮捕されたのは良かったけど、だからって拓海にいくってどうなの?
ちゃんと拓海のことを好きなのかね?なんだかすっきりしないわ。
なんか相手の気持ちにつけ込む嫌な女みたいな感じ。
主人公たちより雪弥の妹と拓海の友達が良い子でこのカップルを応援したい。
自分をジュエリーブランドのモデルに起用したカメラマンの奈木にいいように扱われている、大学生の雪弥。初心で人付き合いが苦手なのにどこか色気を感じさせる、そんな雪弥に惹かれてしまう同級生の拓海。爛れた関係と健全な関係という、対極的な2つの空間を行ったり来たりする展開が面白かったです。どちらかというと前者により惹かれる私は、奈木が穏やかな性格の裏にすごい執着を隠し持っていると思っていたので、彼が最後まで雪弥に対していつでも捨てられる程度の熱量しか持っていなかったのは少し残念だったかも。でも、そのおかげで彼の非道さや人間として欠落している部分が強調されて、リアルなキャラにも感じました。
一方メインの攻めである拓海は、本当に嫌なところのない誰からも好かれそうな性格の大学生です。一見感情が乏しそうに見える雪弥のちょっとした変化にもよく気付き、確かに彼を好きになれたら安心でしかないなぁと思わせてくれるような男性。それでも雪弥がなかなか奈木のことを吹っ切れないのでもどかしい展開が続きますが、まったくタイプの違う人間に好意が移るのには時間がかかると思うし妥当なテンポだったんじゃないでしょうか。奈木の婚約の話を聞かなければ、雪弥が拓海を受け入れるのにはもっと時間がかかったような気がします。自分に明らかな好意を向けてくれる人に、そう簡単に絆されないところが現実的だなぁと。でも、最後は朗らかな笑顔を見せるほど拓海に心を開いた雪弥に、やはり奈木を吹っ切って良かったなぁと思いました。
しっぷ先生の淫靡さが漂う作風が好きです!
本作は大学生同士の話で、キャラ年齢が下がっている分、竹書房の既刊2冊よりはダイレクトな官能度は低めですが、青くて固い果実がやわらかく開いていくような、フレッシュでいてイケナイコトにも感じる官能さがあります。
拓海の大学には、超美形の男女の双子がいて、妹は明るい性格なのに、兄の雪弥は人形みたいで周りは近寄りがたく感じている。
実際、雪弥は誰とも馴れ合わなくて、拓海も苦手意識を持ってるのに、周りからこんな風に言われてるのはどんな気分なんだろ?と、雪弥を気づかってるのが優しいなーって思う。
そして拓海は、ゼミの発表で雪弥とペアを組むことになると、天然なところや、好きな人に一途なところ、雪弥の噂とは違う一面を知って嬉しくなる。
でも雪弥が想っている年上の相手は、付き合ってもないのに、雪弥を束縛し、干渉してくるのが心配で、拓海は思わず「おかしい」と言ってしまう…
雪弥は、妹のことを自慢にも大事にも思ってるけど、周りからかわいいと言われるのは妹で、恋していた友達も妹を好きになり、同じ顔な分、コンプレックスが根深い…
だから「君じゃなきゃダメだ」と言ってくれたカメラマンの奈木は、雪弥にとって初めて妹ではなく自分を選んでくれた大切な人で、気持ちをたてにモデルとして利用されても、付き合ってもないのに束縛・干渉されても、執着しているうちに自分を好きになってくれたら…と、一途に待っていたんです。
雪弥ははかなげで綺麗なのに、なんでこんなに苦しさを背負わなきゃいけないんだろう?
奈木は付き合ってもないのに、雪弥にエロいことをして、そのくせ最後まで抱くことはしないって、究極のゲスぶりで本当に腹立たしいのだけど、カメラマンとしての腕は確か。
ジュエリーの広告で半裸のモデルをしてる雪弥は、ミステリアスな雰囲気がジュエリーを引き立て、すごく綺麗!
拓海はとっても ”普通” だから、雪弥のモデル写真は官能的で感じずにはいられない。
そして雪弥のことが好きだから、奈木が婚約していることを知った拓海は、奈木のところに乗り込んで行って、雪弥を解放するように交渉します。
でも、奈木はモラルなんか気にせず自分ルールで生きている男だから、拓海の願いなんかバカにされただけ…
ズルイ大人と、純な大学生のバトルなんて、あきらかに拓海の分が悪い!
でも、ただ恋に縋っているだけで、相手と向き合えてない雪弥には、拓海のほうが絶対的に合っているんですよ!
大人のズルさの犠牲になっていた雪弥が、ちゃんと自分を見てくれる、そして好きって気持ちを感じ合える拓海と出逢えて、これから変わっていくだろうラブストーリーです。
若くて、かわいくて、お似合いな二人。
たぶんこの話を読んだ人みんな、奈木のことをぶん殴ってやりたいと思うだろうし、ザマァ展開にスッキリすると思うんですが、奈木の存在があってこそ雪弥の魅力が引き立ち、痛々しい言葉の数々が心に刺さってきます!
それがストーリーを魅力的にしているから、”貴重なゲスキャラ” として、奈木はいい仕事したなって思ってます。
(個人的にはザマァ展開無しに、下衆道を極めて欲しかった気がする…)
電子単話で追いかけていたストーリーです。
雪弥のモデル写真には私も興奮したし、二人が付き合う前はハプニング的にエロいことをしてるんですが、最後の気持ちが通じてからのシーンは数コマで物足りず…
描き下ろしに期待していました♪
でも描き下ろしはエッチなだけじゃなくて、雪弥が自分の想いと、奈木の考えに違和感を持って決別しようと決心したエピソードが描かれていました。
本編だと奈木がスキャンダルを起こしたのと、雪弥が拓海を選んだタイミングが一緒だから、雪弥も都合が良いと思われるかもと心配していたけれど、その前にちゃんと奈木と決別していたんだとわかる、大事なエピソードだと思いました。