彼等をめぐるすべて

karera wo meguru subete

彼等をめぐるすべて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×237
  • 萌13
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
16
得点
338
評価数
88
平均
3.9 / 5
神率
33%
著者
佐藤アキヒト 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784796411783

あらすじ

やたらと不幸体質の高校生・藤原は、海辺の街で酒乱の父親と二人暮らし。ある朝、父親の暴力を受け海で倒れていた藤原を助けてくれたのは、爽やかな大学生の大野だった。藤原はやさしくてイケメンの大野にひとめ惚れしてしまう。それからというもの藤原の世界は鮮やかに色づき始めて――?

表題作彼等をめぐるすべて

大野司,大学生
藤原計,不運続きだけどポジティブな高校生

その他の収録作品

  • Hello,World!(描き下ろし)

レビュー投稿数16

幸せになって欲しいカップル

表紙から勝手にしっとり系かなと思ってましたが、なかなかHは激しかったです。デート初日でHするから、計くん大丈夫?大学生に弄ばれてない?って心配になりましたが、大野くんは計くんを大事にしてくれる良い彼氏でした。大量のゲイビやその手の雑誌を部屋に隠し持ってるあたりは、年相応の男子大学生というところでしょうか?BLに夢見がちな自分からしたら、実際の若い子のカップルの付き合う速度なんかは、等身大の姿なのかもと思いました。計くんが皆に愛されるキャラで、恋人が出来てからが色っぽく女子にもモテまくってました。また、友達が良い子たちで計くんの幸せを願ってます。まあ、なんども邪魔してますが、彼氏も交えて集まるのか良いです。お父さんもお母さん亡くした損失感から立ち直って良かったです。迷ってる人が居たら是非読んで欲しいです。

5

色づく世界を感じて

ドン底な状況なのに、そう感じさせない雰囲気を持つ不幸体質の計が、海で出会ったのは大学生の司。
その出会いで彩りを得た計は司に惹かれ、また司も同じように計に惹かれていた。

不幸体質だけれど、計の人柄の良さで集まる友人もみな計を大切にしていて、その環境だけでも心が温まります。
司とは、あまりにトントン拍子で、計が騙されているのではないかと疑ってしまうくらいでしたが、そうではなくて司は心から計が好きで可愛くて仕方がない。そんな司の心情が分かると、一緒になって計を愛でる気持ちになりました。
それは、計の友だちも同じで、計が親友として好きだから一緒にいたい。
恋人になった司は、友だちとの付き合いも大切にして欲しいと、計の気持ちも大切にしてくれる人。大人ですよ。本当にかっこいい。エロいけど。そのエロさが計を色っぽくさせている!
浴衣での縛りH!書き下ろしでの、積極的な計、エロさ溢れ出してます。

ほっこりもエロさも詰まった作品です。

1

初めて一緒に朝を迎えたシーンが好きすぎた

久しぶりのコミック。
表紙イラストとあらすじで気になっての衝動買い。
初読み作家さんでしたが、違う作品も読んでみたくなるほど
綺麗な言葉や雰囲気に惹かれました。

受けさんの計くん。
てっきり虐待に遭ってるのかと思ってたけど、
本人曰く違うとのこと(でも多分あれは虐待に入るような…)。
そんなことも含め不幸体質の計くんに降って湧いた幸せが攻めさんの司。
好きという感情を知り、幸せになるまでの計くんサクセスストーリー。
展開は割と早め。

本当に不幸というか可哀想なシーンは初めの方だけなので
痛いのが辛い方にも読みやすいかと。
計くんは天然ピュアっ子なのか、友達にも愛され好きな人ともうまくいき
ただただ幸せオーラを振り撒く後半になるので
甘々癒されものが読みたい時には是非。

アニメイト特典のリーフレットはカラーで読めるうえに
計くんのドヤ顔も見れるので
機会がありましたらそちらもオススメします(●´ω`●)

久しぶりのコミックがこの本でよかった~(*˘︶˘*).。.:*♡ 

7

優しい思いが重なり合う世界

ちるちるさんの作品紹介で、タイトルと美しい表紙に興味を惹かれて読んでみました。

酒浸りの父親と二人で暮らす高校生・藤原計くんが、海辺で倒れていた時助けてくれたゲイの大学生・大野司と、穏やかで優しい恋をするお話。大野の優しい笑顔と朝日にキラキラ光る髪に一目ぼれしてしまった計くん。名前しか知らない彼にまた会えたらいいな…なんて、近所の大学まで来てみたら、偶然大野に再会します。大野も計くんを可愛いと思っていて、二人は自然な流れですぐに恋人同士になります。

帯に書いてあった通り、「優しい恋」の話でした。事件も起きないし、当て馬も登場しません。計くんの幼馴染三人も、大野と計くんの関係を温かく見守っています。二人の絡みも、初めてのとき、旅行先でのちょっと激しめエッチ、大野の新しいアパートでの計くんからの積極的なエッチ、の三回ありますが、どれも生々しさを感じません。優しい作画のおかげかな。

大野が計くんを完全に一人占めせずに、計くんの幼馴染三人との関係も込みで付き合うところがいいなあと思いました。大野は、最初はもっと二人きりになりたがっていたのですが、計くんとの関係が深まるにつれ、「君の世界をどうか大切にしてほしい」と願うようになるのです。本当に愛しいと思ったら、相手の世界を丸ごと大切にしたいと思う。そんな大野の愛が、素敵です。
計くんも、恋人の大野だけでなく、これまで寄り添ってくれた幼馴染たちも全部ひっくるめて、自分の世界を愛しく思っているし、幼馴染たちも、計くんが大好きで一緒に居たいけど、計くんの幸せをなにより願っていて。
大野、計くん、幼馴染たちの優しい思いの重なりが、タイトルの「彼等をめぐるすべて」に込められている気がします。

計くんのお父さんの暴力は、酔って酒ビンを投げ上げる描写がちらりと出てくるくらいでした。父親が働かず息子のバイト代で酒浸りになるなんて、本当は深刻な状況なのでしょうけど、計くんが悲惨な感じがしないのは、彼が自分を可哀そうがらず、優しい友達がいてくれることに幸せを感じているからなのですね。そんな優しい計くんだからこそ、幼馴染たちも計くんを好きだし、大野も好きになったのだと思います。

若い彼らがまぶしくて、いい歳の自分には共感しきれない部分も正直ありましたが、読後は優しい気持ちに満たされ、自分がいる世界がなんだか愛しく思えてきて。時々読み返してみたくなる、静かな魅力ある作品だと思いました。

6

彼等をめぐるすべて

【佐藤アキヒト】さん。
こちらも新人漫画家さんですね。

帯に(期待の新人)と評されているように とても漫画を描き慣れてらっしゃる感じがして、コミックス化に当たって担当様も付いてより洗練されてのデビュー!…という感じがします。

絵柄も優しくキレイで最近多いデジタル感がないのも逆に新鮮でした。自分としてはやはり紙媒体の漫画はアナログ感が人間味を著しているようでスルッと話に入っていけます。
デジタルが悪いとは言いませんがどうしても余程の個性がないと[誰が描いても同じ]という事になってしまいますから。


この(彼等をめぐるすべて)という作品を読んでいて思ったのが 夏目イサク先生の(ハートの隠れ家)を思い出しました。(ハートの…)もBLという同性愛を 異性愛者同士の恋愛のように何の抵抗もなく周囲の人間が受け入れている…。
こういった作品を[現実味がない]と嫌厭される方がいるのは承知しているが…それこそそこはBL漫画だ!ファンタジーだ!と、嫌がらず 幸せな世界としてフィクションを楽しんで頂きたい。

帯に(爽やかエロメン)と書かれているが 自分等は攻め(大野 司)を取り立ててエロいとは思わない。
寧ろ大学生のゲイなのだからゲイビやゲイエロ本等溜め込んでいても逆にリアル感が増すのでイイではないかと思うし、受け(藤原 計)のキャラ設定はやたらと不幸に見舞われ、酒乱の父親との二人暮らしとネグレクト?と感じさせる描写があるにはあるが それにもちゃんとした理由があり、何より計本人が自分を不幸だと思ってはいない訳だし、父親は今 モノクロの世界で生きているのだと彼に、亡き母親が言っていたように(色づいた世界)が来る日を待っているのだ。作中、常に計は(幸せ)を感じている。
そんな受けを彼を取り巻く…(すべて)を受け止める大野はとても心の広い男だと思う。
最初こそ(二人きりになりたい!)と紛争するが最終的には計に幸せと思わせている幼馴染三人も含めた世界をすべて受け入れるのだから…。

会えばヤリたい!
そんな事はこの二人の年齢を考えれば当たり前だし、実際現実でも同性愛であろうが異性愛であろうが男側からすれば…あちこちにデートして…等という考えこそ女性目線全開で違和感がある。
だから自分はこの作品はホンワカだかリアル感もちゃんとあると思う。

この佐藤アキヒトさんの次回作が楽しみだ。
期待を込めて(萌2)で。
次作は是非(神)を付けたいものだ。

5

計がとにかくかわいい

こちらの作品はちるちるさんのインタビューを読んで面白そうだったので購入しました。
不幸体質な高校生の計が浜辺で近くの大学生の司に助けられるところから話が始まります。
計は不幸体質といいつつ友達には恵まれていて何かと助けてくれます。

浜辺で助けてくれた大学生の司にひとめ惚れで、下校中も会えないかな?と考えながら帰ったり恋する乙女みたいに、以前会った場所の近くをウロウロしてたらまた会えて、車に泥水かけられてびしょびしょになったところ、司の家についていきます。着替えを借りて話しているところに頭上からゲイビが落ちてきて、司さんがゲイってことがわかります。

恋をした計を応援してくれる友人たち。二人きりになったときに告白。司にキスされて真っ赤な顔をしている計がかわいいです。その流れで司の家に行ってそこからの初Hっと割と展開早いんですが、計が司にぎゅってして下さいって何回もいうのが本当かわいいんです。

司と付き合うようになってからの計が段々エッチになっていって本当学習能力が高いのか幸せが駄々洩れでかわいさも倍増です。

今まで不幸体質だったけど司さんと一緒になってからは、無職だった酒乱の父が働きだしたり運も上向いてきたみたいで、いいことずくし。
恋をしたことで色んなことが良い方向に進んでいってよかったです。

2

高校生だもんね。。。かわいくていいんだ!!

攻めの大学生・司の設定があまりにもできすぎていて、もっと計への惹かれ方が自然だったらなあ、というもっと欲しいなというところがでてきてしまうくらいよかったです。

計くんの家庭環境がもっと悲惨だったらあるあるになってしまいすぎるのか・・・本当は父はいい人、というところが救いすぎやしないか、など、「もっとこうだったらな」という点があったので評価は萌×2。

お話自体はすごく素敵でした。
不幸体質だけど、友達に恵まれてまったく擦れていない主人公計くんの初恋成就のお話。
これぐらいピュアだと攻めの設定ができすぎてても、そりゃ惹かれるよね、という納得感はあり。

2

世界を色づかせ、幸せかどうかは、その人しだい。

佐藤アキヒト先生のデビューコミックス。
2冊目の『幼馴染みとのアレについて』の受けは、これにかぶりつかなかったら腐女子じゃない!ってエロかわいさで、作家さんのセンスにしびれました!
そしてデビューコミックスの後戻り読みをしてますが、こちらも優しいお話で涙腺ゆるむくらい癒されました♪


高校生の藤くんは、幼い頃に母を亡くし、たった一人の家族・父は酒びたりで、バイトで稼いでも父が酒代に使っちゃうし、お金がなくて修学旅行に行けなかったし、一日に何回も水をかけられるような不幸体質…

私が藤くんの境遇だったら、たぶんいじけて卑屈になっちゃうと思うんです。
でも、藤くんは自分のことを不幸だなんて思ってない!

「自分が世界を愛していれば世界は色づいて見える」ってお母さんの言葉通り、家族と友達と一緒に居られて、優しくしてもらえることに心から感謝してる天使みたいな子。
そして感謝の言葉を素直に言える、ほんとうに良い子なんです!


ある時、団地の裏にいたウミガメを海に放してあげたら、高波をくらって気絶…
それを大学生の司に助けてもらって、藤くんは司に恋しちゃいます。
恋しちゃってますオーラを発してる藤くんは本当にかわいいんだ^^
そして司もかわいい藤くんに恋をして、二人はほんわかしたエロイチャカップルになります♪

恋愛的にはほのぼのとした感じです。
障害といえば、藤くんを好きすぎる友達(ガキ大将みたいな源ちゃん、小柄でかわいいフミ、真面目な生徒会長)が、藤くんと離れたがらなくて、恋人達の時間を邪魔されるくらい^^

高波くらった藤くんはワカメを頭に乗っけたまま登校しちゃうし、全体的にコミカルなノリです。
でも、不幸な環境にあっても、その中にある幸せを見つける藤くん。
自分の不幸に目を向けていじけるか、幸せに目を向けて楽しく生きるか、それを決めるのは自分の気持ち次第なんですよね。
私も藤くんみたいに、プラスな部分に目を向けて生きるようにしようって思いました。


優しくて、深くて、心に響いてくる言葉たちがつまっているお話です。
デビュー作と2冊目、どちらもかわいい癒し系のお話で、作風テイストは似ています。
でも、これだけ心に響いてくる言葉を紡げるアキヒト先生なら、シリアスものも刺さるものを描いてくれると思うんです!
アキヒト先生にはこれからいろんな話をたくさん描いて欲しいです♪

2

落ち着いて読めます(*˘︶˘*)

佐藤先生、既刊の「幼馴染みとのアレについて」がもんのすごく好きな作家さまです
そんな先生の商業デビュー作!未読だったのですが、ちょうど電子サイトで使用出来る割引クーポンの対象だったので読んでみる事にしました(*´ェ`*)♪

表紙の感じから切ない感じやしっとり系っぽくも見えますが、心がざわつく様な感じはなくゆっくりとしたBLの甘やかさを楽しむ1冊です♡
デビューコミックスですが表題作を1冊堪能出来るのも好きです

年上の大学生のゲイの男の子と高校男子の年相応の心と性を育んで行く過程が楽しめます
受けになる藤くんが不幸体質なんですが友達など周囲からは愛されています
そして本人が「不幸」と思わないからこそ彼の周囲の空気は温かく見えます
そんな彼の世界を変えていいのか、ゲイと自認している自分が彼を引き込んでいいのか、と悩む司(攻め)ですが彼もまた藤くんを愛さずにはいられないのが伝わります

藤くんはピュアさが素敵なほんとにいい子
いい子過ぎてこれぞファンタジーってぐらいにいい子ですが、最近こういうドストレート子も見かけなくなった気もするので却って新鮮に感じましたw

そんな藤くん、心は少年カラダは青年なアンバランスな感じにエロスが溢れています
司はそれなりの経験がありそうなのでうまく彼をリードしながらもその藤くんが醸すアンバランスな色気の虜になっている感じがちょっと卑猥な感じがしてドキっとしてしまいます(〃ω〃)
エロが全面では無い中のエロは余計に艶めかしく映りエロスを感じてしまいます♡

大きな問題も無い中穏やかに進む落ち着いて読めるBLは休日に持って来いな1冊だと思いました
いい作品を読めたな~♡と思える1冊、そしてコレがデビューだなんて…!やっぱり先生、凄いなぁ~としみじみ唸る1冊でした

修正|めちゃ甘です!白短冊(最小限)anlへの修正無し(指入れ描写にも遮るモノなし!)絡み自体は修正を多く必要としない角度での描写ですが、描かれている箇所はほんとに甘い修正です(シーモア)

0

受けが愛されヒロインって感じです。

ギャグ漫画すれすれとしか言いようがないほどの不幸引き寄せ体質の受け。
そもそも受けと攻めが出会ったきっかけは、受けがウミガメ(!)を団地裏で拾って(!)海に還したら高波を浴びて、傷口に沁みて痛くて気絶して海藻まみれになってぶっ倒れているところを攻めに助けられるというやつ。
シリアスなんだか、ギャグなんだか…。

その傷口は妻を亡くして酒乱になってしまった父親が投げた酒瓶が額に当たってできたもの。(暴力描写はなし)
父親は働かず、受けが早朝バイトで稼いだお金で呑んだくれている…と結構悲惨な背景です。

さぞや暗いお話かと思いきや、ほのぼの〜としてるんです。
何故なら、受けがそういった不幸な境遇を一切呪っていないから。

あらすじや帯には「あなたといると世界は色づく」「世界は鮮やかに色づき始めて――」とあるので、てっきり不幸な境遇にある受けの世界はそれまでモノクロのようだったけど恋を知ってから鮮やかに…と思ったら、違います。
「自分が世界を愛していれば世界は色づいて見える」という亡くなった母親の教えを守っているから、攻めと出会う前からすでに「幸せで もう色を置く場所がないくらい世界は鮮やか」状態なんです…。


おーーーい………。

攻めと出会って確かに今まで見た事がないようなパチパチまぶしさを感じているけど、元々受けの見えている世界は決してモノクロではない…。
モノクロなのは妻を亡くした父で「(自分は色鮮やかだけど)父さんはきっとモノクロだろう」と思ってるだけです。
これあらすじも帯もミスリードだと思うんですよね…。
なので、期待していたストーリーとはちょっと違いました。

端から見ると不幸としか思えない境遇だけど、何かとあれこれ世話して助けてくれる優しい友達4人に囲まれているから「俺、今すごい幸せで」と言えちゃうハートの持ち主。
そして、世間から見たらクズでしかない父のことも「お酒に溺れるほど母さんを大切に思ってる父さんの子供で良かった」と思えてしまう超ポジティブ思考。

敵わない…。
この受けなら世界のどんな不幸が束になって襲いかかっても、何かしらささやかな幸せを見つけて「幸せ」と言っていられる気がする。

私はディズニーアニメのヒロイン(最近のではなく、シンデレラ・白雪姫などの受け身古典系)を思い出しました。
人一倍不幸な境遇だけどそれを嘆かず、ささやかな幸せを見出して謙虚で、欲深さはなく、森の動物達やら、7人の小人やら、屋根裏に住むネズミやら小鳥やらを惹きつけ、王子様にも一目惚れされる愛されヒロイン。

そして読んでいくうちに、印象が変わっていきました。
最初は受けにも攻めにも好印象を抱いていたし、優しい気持ちになれるというかほっこりするなぁと思っていたのだけど、あまりにも受けがいい子すぎるというか、変な男に騙されたとしても「幸せ」とか言っちゃいそうな危うさを感じました。

そしてピュアピュアっぽい雰囲気なのに、浴衣で拘束プレイをするシーンで嫌悪感が…。
片足を帯で縛って一本足のフラミンゴ状態でのガツガツ立ちバックなんて、受けの身体はきっついと思うの。
奉仕型のSは好きだけど、受けに苦しさを強いて攻めが欲望をぶちまけるだけのSは嫌なので、そんな事できちゃう攻めに萎えました。
それに受けって何されても嫌って言わない子というか、どんなゲスいプレイされても「こんな自分だけに欲望を剥き出しにしてくれて幸せ」とか言っちゃいそうな子なだけに、あぁ、これからもハードなプレイを教え込まれていくんだろうな…みたいな…。

ピュアっ子がエロを指南されてエロくされていく作品を読みたかったわけではないんです。
表紙のイメージのような、繊細でキラキラと世界が輝きを放つような作品を期待していただけに、なんか盛ってばかりの二人を読んで、ちょっとこれは違うなぁ…と。



11

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