春を抱いていた ALIVE(5)

haru wo daiteita

春を抱いていた ALIVE(5)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
145
評価数
33
平均
4.5 / 5
神率
66.7%
著者
新田祐克 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
春を抱いていた
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784799738641

あらすじ

隠し子騒動終結!
俳優生命をかけた、岩城と香藤の賭けが始まる。

「翔の事、世間に公表したらどうかな」
週刊誌のスクープが芸能人の致命傷になる事件が相次いでいた。
翔が岩城の隠し子だと勘ぐる輩も現れ出し、
香藤は、手遅れになる前に先手を打ってはどうかと岩城に持ちかける。
苦悩しつつも受け入れる岩城。
香藤は翔の両親を説得するため宮城に向かうのだった。

この騒動を終わらせよう。そのために力を貸してくれ、香藤。

表題作春を抱いていた ALIVE(5)

俳優
俳優

レビュー投稿数10

最高のパートナー

復習なしで久しぶりに続きを読んだので、思い出しつつも親子関係の葛藤などヒリヒリ感を忘れてしまってました。

香藤と岩城は本当に一蓮托生というか最高のパートナーですね。そして何事にも誠実に向き合ってきたからこそ今回の騒動も対応できたのではないでしょうか。

村井夫婦や岩城や翔の今後が気になりますが、これで落ち着くといいのですが。
彼女のプライドというか思い残しや鉤爪発言に、岩城たちは理解しようとして大人だなあ。
彼女は翔の今後のことにはあまり触れませんでしたね。ちょっとそのへんが気になりました。

次巻で一応一旦フィナーレですね。
どんな形で終わるのか、知るのが怖いです。

0

落ちた人間を切り捨てないこの作品が好き

 まさか翔とのことがここまで長引くとは思っていませんでした。正直今まで終止符を打つならいくらでも場所があったと思うんです。翔のDNA鑑定結果が出た時、岩城と翔が喧嘩して和解した時、岩城と香藤が翔の父親と和解した時。このいずれかの時に話にケリが着いていても、綺麗な終わり方だし読者も納得したんじゃないでしょうか。でも、新田先生はそうしなかった。岩城と翔との関係が世間に暴露され、それをいかに乗り越えるかまで描き切った。登場人物達だけでなく、新田先生自身も読者も疲れ切ったと思います。

 特に、同性である霧胡の醜い一面を描き出すのは、けっして楽なことではなかったと思うんです。メインCPを妨害する女性というのはBL作品で数多登場するけれど、霧胡は単に岩城への好意だけを持っているわけではない。もちろんそこが始点ではあるけれど、彼をついぞ高みに引き上げられなかった自分への悔しさ、後に彼の潜在能力を引き出した香藤への嫉妬、自分から遠い所で高みへ上っていく岩城への嫉妬、自分と同じ手段で芸能界を生き抜こうとした息子へのやりきれなさ、そんな息子を可愛がってくれている夫が自分を最優先しなかったことへの苛立ち…。今回冷静な男性陣に囲まれた中1人ヒステリックになった彼女に嫌悪感を覚えた方も多いかもしれませんが、最後の香藤の台詞と同様、昔の岩城のようだと思えばとても憎むことはできませんでした。

 忘れがちですが、そもそも岩城が俳優として最初の大きな仕事だった春抱きのメインキャスト候補に選ばれたのは、彼が売れっ子のAV男優だったからで、その世界に彼を導いたのは彼女でしたね。他人の仕事を得るためにあちこち走り回って頭を下げたり脚を開いたりなんて、相応の覚悟がなければとてもできない。今回登場した男性キャラの中で、その覚悟を身を以て知っているのは翔だけです。自分自身経験がなければ察することはできても、100%理解することなどできない。だから、私は彼女だけを責められなくて。岩城にとって間違いなく彼女は恩人だった。最後の別れこそ酷かったけれど。

 そんな彼女、そして彼女と岩城が残したものに対して、あらゆる方面に決着を付ける。村井に、事務所に、仕事上の関係者に、世間に、そして、香藤と岩城自身の気持ちに。翔のことなんて適当に終わらせて、熟年夫婦となった香藤と岩城に焦点を当て、ラブラブな短編でも描く方が作者もずっと楽しいし楽だったと思います。でも、きっと香藤と岩城の絆や覚悟を信じて、ここまで描いてくださったんだと思う。汚いもの、見たくないものに蓋をせず、2人なら真正面から向き合って共に戦うだろうという熱い想い。一春抱きファンとして、そんな作者の想いを見れたようで、疲れたけれど満たされた気持ちにもなりました。この2人を心から愛しています。

1

キャラの絵柄が残念です

キャラ設定やストーリーは良いです。

ですがいつまで経っても絵柄が変わりませんねw。

今は東洋人的なアニメ絵漫画絵が主流なのに、新田先生のような今だ日本人設定なのに西洋人みたいな絵は日本人を馬鹿にしているように見えます笑

0

いくらでも続けられそう

ALIVEに入っても面白さ絶好調です。この話はキャラもエロもストーリーも濃くて胸焼けしそうと思いきやクセになる中毒性があります。三浦しをんさんが絶賛なのもわかる気がする。普通長いシリーズはマンネリ化するけどよくこんなに色々考えつくなと。これはもうあれだ。BL界のガラスの仮面。作者も大好きとあとがきに書いてたし。

今シリーズは岩城さんの隠し子騒動があったり、香藤くんのそっくり甥っ子が芸能デビューしたり新キャラたくさん登場で主役2人も親の年代になりました。しかし岩城さん38歳にしてあの美貌。夫兼妻が若いと肌ツヤが違うね。老若男女全方位から相変わらずモッテモテだから!でもそのフェロモンを作ってるのは香藤だから!

今シリーズで持宗監督のファンが増えたと思う。髭受けでも監督なら許せる(受け決定?)後輩浅野もイケメンに成長したのに香藤そっくりのまだ小学生の洋介を苛めて喜んでる相変わらず残念なやつです。

アラフォー、アラフィフの受けが活躍するお話が最近すごく好きです(ドラマ化が話題の何食べとか)10代20代は綺麗な子がたくさんいて当たり前ですがおじさん世代になっても可愛らしいって魅力的。受けを極めたというか。

彫刻のように美しい体の俳優2人のベッドシーンを見られるのは腐女子だけの特権です。あなたも春抱き教の信者になってみませんか?

3

愛と信頼

前巻のカバーイラストが岩城さん一人だったのでずーっと二人だったのにとちょっと残念に思っていたら、今度は香藤の番という感じで、フェロモン出しまくりの超色っぽい姿を堪能いたしました。

ぞれにしても今回の隠し子騒動やっと終結してホッとしました。
岩城さんの子かもしれない少年が出てきた時には、結局は間違いなのにスキャンダルに発展したり二人の間がギクシャクしても仲直りしていっそう強い絆が…というありがちな展開を想像してしまいましたが、本当に隠し子?過去の醜聞で追い詰められてしまいそうで心が痛みました。

香藤の人として、男として、夫として成長して行く姿が垣間見られました。
もちろんまだまだ成長途上ではありますが、岩城さんを支え導いていく姿がとてもかっこよかったです。

3

信頼と責任と自らの過去。

どんなに忘れようとしても決して無くなることのない、消すことの出来ない自分の過去。

岩城さんは隠し子の発覚後改めて自分の過去と向き合うチャンスを得たのではないかと思う。
そして、俳優として事務所の社長として葛藤しながらも負けることなく励み続けたからこそ手にした、支えてくれる周りからの信頼。また、それに応えることへの強い責任。

それらの想いを背負い記者会見に臨む姿には、一人の男としての成長を感じ感慨深く感じた。
AV男優をしていたころの屈折した男は微塵も感じられなかった。

そして、そんな男に押し上げた香藤の真っ直ぐな誠実さが改めて感じられるシナリオにもグッときた。
「綺麗事を受け入れられない時は
自分が歪んでいるときだ‼︎
自分の歪みに人を巻き込むなよ‼︎」
に何よりも香藤の生き様をひしひしと受け取れた。

岩城さんの心の呟き、「いつから俺は過去に囚われなくなったのだろう」に前に前に挑み続ける今後の岩城さんの姿、そして香藤の姿が見えた気がした。

3

やっと描いている感。

二人の体が、日に日に痩せていくので、心配です。
もっと逞しい男の体を勉強してください、作者様。

やっと、隠し子話が終わった。
正直、飽き飽きした。
香藤が短髪にするのも、いや~2回目だからね、驚かないし、芸がないんだよね。
読者が離れていくのも納得かな。
次回は、もっと読者をひきつけるストーリーを考えてほしい。
ここは、世の流れに乗じて、岩城さんが妊娠するのを、密かに期待している。

0

jackey

ちるちるさんの月間ランキングでも、100位にもランクしていませんでした。
出すたびに、人気下降しているようで、今後の継続が不安になります。

漫画に出てきた場所に行ってみたくなった。

あー面白かった。マスコミ会見はまさにタイムリーな題材でした。長引かせない為に、マスコミの興味が尽きるまでめった打ちにさせるって、どこぞの大学がそれで失敗してたから興味深かったです。本当にお疲れ様って感じでした。駅も新しいところを描かれてたのでおーってなりましたね。シリアスパートが終わって、たまに挟まれるバカンスの話が読みたいです。他の方も書かれてましたが、時代の流れを取り入れつつ長ーく続いていって欲しい漫画です。

1

BL史上最高のリバは春抱き

と、と、とにかく良い方向に向かってホッとしました。。。
春抱きは私の腐女子人生のバイブルの一つなので、一生春抱きしてください。お願いします。お願いします。
今回はあの憎たらしいバーチーもいい仕事したよ。キリコさんもなんだかんだ悪い人じゃないし、まとまるところにうまくまとまって良かった。翔も賢くなったのではないでしょうか。がんばれ。
いつまでもお二人の幸せを願っています!
それにしてもタチの岩城さん…たまらん。でもちゃんと準備してる…さすがです。
しかしまた次回も揉め事に巻き込まれるのではないでしょうか…
(個人的にはキリアスキ組に絡まれてくれないかなぁ

3

一段落

帯にて、「隠し子騒動終結!」あー良かった〜…
個人的にこの隠し子編はもー萎え萎えでした。
霧胡の般若顔の恐ろしさ!絵柄とあいまってレディコミ感もマシマシで。
香藤と岩城の絆は盤石、それはわかってるけど、岩城の立場とかはどうなるんだろう?と心配もあったので、終結は喜ばしい。
ここのところ、香藤は「攻め」であり、何かあると動揺する岩城を守り勇気づけ、支え包み込む、そんな役割が固定されてた感じ。
それがこの隠し子編の終結と共にまたリセットされて、新しい2人の関係性が始まったらいいな。
岩城の老け役での可能性を感じさせる描写や、髪をすっきり切った香藤にその伏線を感じます。
で、今回「岩城攻めx香藤受け」があります!
続いて第2ラウンドで香藤x岩城。
こういうの、いい!一回のHでリバるの最高!このシーンに星一つUP。

次巻は事件やトラブルは一休みして、2人のバカンスとか楽しい時間のエピソードが読みたいな。
翔と洋介は……私的にはいらない、かな。やっぱり岩城と香藤の安定のラブが読みたい。

7

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