カジノ・リリィ

casino lily

カジノ・リリィ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
26
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
新田祐克 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
春を抱いていた
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784882719106

あらすじ

天才ギャンブラー「カジノ・リリィ」。
他の男の金でしか勝てないという恥ずべきジンクスを克服するため、彼は世界中のカジノを渡り歩いていた。
はじめはリリィを利用しようとして近づいてきたオトコたちも皆、彼の魅力のトリコとなっていく…!!

表題作カジノ・リリィ

ホテルのオーナー・アントニー=モンテ=カルロ
「カジノ・リリィ」の異名を持つギャンブラー由利真輝

同時収録作品ノット・ギルティ

阪無知広 弁護士
茂利巳月 やくざの息子

その他の収録作品

  • スネークアイ
  • レッド&ブラック
  • ナイン オア バカラ
  • ビート・ザ・ディーラー
  • リフル・シャッフル
  • あとがき

レビュー投稿数5

『春抱き』のスピンオフ

 新田先生が初めて『お題』を頂いてから描いた漫画だそうです!しかも「絵柄をいかしたゴージャスできらびやかなものを」というリクエストらしく、ラスベガスを皮切りに世界のカジノが舞台になっています!
 
 主役の二人は『春を抱いていた6巻』にも出てくるキャラなので、これは春抱きのスピンオフとも言える作品です。春抱きから読んでも、こちらから読んでも楽しめますが、彼らの時系列的にはこちらが先になります。
 舞台が煌びやかなラスベガスで、大金持ちの若きホテルオーナーのカルロと、ユリにたとえられる美青年の真輝。右も左も上も下も、キラッキラのお話ですが、カルロはセレブ感満載だけどスマートで嫌味がないし、真輝の奔放なのに純だったり、口が悪いと思えば弱気になったりするキャラはとても魅力的で、そしてなにより美しいです!!!ベッドでも真輝は総受けで、攻めの方が完全に翻弄されちゃってます\(^o^)/
 甘楽様もレビューしているけれど、真輝と係わる人たちがみんないい人です。しかも全員格好よくて、カジノ運以上にラッキーな真輝です。こういうラッキー展開は悪くないな。天才的なカジノ運を持つと同時に、天才的な愛され運も持っているんだろう。なんせ異名が『カジノリリィ』だもんね。異名は伊達じゃない。

・『ノット・ギルティ』
 これはすごい短編です。最初から最後までテンポが素晴らしい。スリリングなサスペンス。新田先生のストーリー展開はさすがです。

 ジンクス克服の旅をしながらの真輝の成長物語。優しすぎるカルロとの波乱のその後は『春を抱いていた6巻』で楽しめます。

2

主人公の成長

新田さんの作品に哲学を感じるのは私だけだろうかwww

主人公が成長していく様が上手く表現されてる物語が大好き。
読んでいて気持ちがいい。
思い悩んで傷ついて……それで、気づく。

特殊な世界観なのに、違和感なく読めるのは新田さんの力量というか、どの程度勉強して描かれてるんだろうか。台詞の端々にリアル感があるんだよね。

……と、上記の感想は新田作品全部に言えることだけど。

受けの由利くんがガキというか、お子ちゃまなのね。
攻めの大金持ちカルロさんは、最初はまぁ傲慢ところはあるんだけど、結局はいい人。すっごくいい人。惚れたものの弱みというか、そのせいかキャラがちょい薄いような?
ってゆうか、登場人物みんなイイ人。そこがちょっと都合よくできてるような気がしないでもないけど……きっと、みんな由利を導いてくれたんだね^^ってことで良しとしとこう。




1

ギャンブラー

冒頭はラスベガスのカジノと来てます、流石新田さんらしいというかゴージャス感溢れる舞台。
カジノ・リリィと呼ばれる伝説の男、それが真輝ことマギラ[受]
その素顔はまだ少年らしさをどこか残した青年で、他人の金で勝負すると勝てるという妙なジンクスの持ち主。
気に入った男とはセックスをする気ままなギャンブラーと見えるんですが、実はそのジンクスを克服する為に修行中。
あだ名のみが先行してはいるものの愛される存在のカジノ・リリィ。
世界的なホテルーナーである金持ちのカルロはそのカジノ・リリィの噂を聞き、そして本人と出会い彼に魅せられます。
ゴージャスで甘い口説きとギャンブルの程良い緊張感がこの作品の魅力。

表題作連作他には短編1作収録。
最後はダークで傲慢とも言える独占欲を感じさせるそんなオチ。

1

面白かったー

濃ゆいー。
なんか濃ゆい。
新田さんの濃さというのは独特で、ハマると病みつきになってしまう感じ。
新田さん流の美学を感じます。私の好きな種類の美学です。

世界中のカジノを転々としてる男のお話です。
カジノ・リリィと呼ばれてて、他人の金でしか勝てないというジンクスを持っている。
カジノに関する話は、確率計算も何もないから特にスリルはないし、ぶっちゃけこの主人公は根本的にギャンブルに向いてない性格だと思うんだけどw、旅の先々で彼に魅いられてしまう男たちの心情はかなり面白かったしスリルまんてんでした。
こんなふうに愛されるのって、気持ちいいだろうなと思いました。
セックスとギャンブルの話なのに、爽やかで健康的な読後感だったのが不思議。
個人的な趣味としては、あとひと匙「毒」が欲しかったかな。

『ノット・ギルティ』
これめっちゃ面白かった!
表題作で欲しいと思ってた「毒」がたっぷり詰まった短編です。
そうくるだろうなと思ってワクテカしてて、いざそうきた時はもうひたすら「キター!」って感じ。ゾクッとしました。

0

あのお二人

◾︎表題
至高の名作「春を抱いていた」に登場するカルロとマギラがメインの表題作です。こちらを読んでいた人にとって春抱きがボーナス的に面白いのであって、春抱きを読む上でこちらを読まないといけない…というわけでもないです。
春抱きの最初期の雰囲気とか、この頃の新田先生の作品がお好きならオススメですが。

時代の色が強すぎてくらくらしますね。当時のトレンディってやつ。新田先生の絵、演出、洋服、柄トーン、金遣い、どれをとっても時代を感じる。
このやり切って振り切ってる感じは"らしくて"好き。

◾︎ノット・ギルティ
「プリンスオブサハラ」の収録作もそうですが、新田先生って短編お上手ですよね!1話への収め方がとてもうまい。

0

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