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anemone no shishu
あらすじも知らずに読んだので、主人公がぽっちゃり冴えない男とわかった時は、好みじゃない、失敗したと思いました…
でも、読み進めると、彼が抱えている過去と、これから手にする未来は、この容姿だからこそ意味があるんだと納得できるストーリーで読み応えたっぷりでした!
舞台は外国。
フリオは人気のベストセラー作家、でもポッチャリした容姿にコンプレックスがあり、ゲイをカミングアウトしたら家族から疎まれ、自分で自分を否定しているから、どんなに人気があっても素顔も本名も絶対に晒したくない!
フリオが実の兄に殴られながら金の無心をされているところに、黒髪の店員(表紙の彼)・テッドが助けに入る。
ゲス兄を殴る寸前でパンチを止めるのも、フリオがゲイだと話すと自分もゲイだとサラッと言ってしまうのも、華麗で颯爽としていてめちゃくちゃかっこいい!
フリオはテッドのことが気になって、店を再訪すると、テッドが酔客から金を抜き取り、酒を買い、民家の屋根を歩いて、高い建物から街を見下ろす。
テッドの破天荒さは、フリオには想像できないくらいエキサイティングで、たった一晩で自分が変わったように感じる。
テッドはまだ10代の学生、かたやフリオは30代。
見た目も年齢もつりあってないように見える二人だけど…
そこからの展開は偶然再会して、フリオの真剣勝負をテッドが受けて立って…
テッドが正体を明かす理由、テッドが本当はアンヘル(Angel)って名前なこと、パズルが収まるべき場所にハマるみたいに、二人は出会うべくして出会ったんだと思えるくらいドラマティック!
家族に疎まれたフリオがアンヘルに出会ったことを水差しに例えている比喩もすごくうまい!
テッドことアンヘルは母親に盲目に愛されているけど、それを息苦しく感じ、父親に捨てられたことが心に引っかかっていて、母親の型にはめようとする愛情じゃなくて、ありのままの自分を愛してくれる人を求めていたんだと思う。
それはフリオも同じ。大切な家族に自分を偽りたくなかったから、ゲイをカミングアウトしたのに受け入れてもらえなかった…
二人は出会いだけじゃなくて、求めていることも同じ、まさに”運命の出会い”だと思えます。
あと10代のアンヘルが意外にも大人で、30代のフリオが子供みたいな対比もおもしろいなーって思いました。
こんな巧みな話がデビューコミックスだなんて…
またすごい新人さんが現れましたね^^
このBL業界の活気、読者としてものすっごくワクワクします!
ちなみに1巻なのでストーリーはまだ続きます。
運命のように出会って結ばれて一区切りついているようで、まだまだ序章のようにも思える物語。
どんな続きが待っているのか期待感でいっぱいです♪
火花のような美少年と小太りで冴えない三十路ゲイの恋…
コンプレックスだらけの孤独なフリオが、みっともないところを颯爽と助けてくれた美しく強い男の子に心を奪われるのは、当然というか必然。
一方、美少年のアンヘルは人を容姿や先入観で見ないのですね…フリオが実は大人気ベストセラー作家と知っても態度は変わらない。素晴らしい。
アンヘルにとっては、子供の時の優しく切ない思い出のテディベアを想起させるようなフリオが好きになったんでしょうね。
何と言っても、初めての2人の行為。
グラスに溢れる水の描写で、射精を暗示し溢れる想いを表す描写が凄く良いです…
私は続き物と知らずに読んでしまって、これからの展開によっては評価も変化する可能性もありますが、この巻でのアンヘルとフリオの結びつきは純粋に心と心の惹かれあいでの関係性なので、2人の甘く優しい恋愛の成就がとても良い読後感です。
が、まだ続くんですよね…という事はこれから波乱あり⁈悲しい事件とかはやだな。
ストーリー展開も、もちろん絵柄も良い。美少年設定のアンヘルがすごくキレイでカッコいい!
美形xブサ男のカップリングなので、絶対美形同士でなきゃ!という方にはちょっととっつきにくい作品かもしれませんが、ゲイと家族の関係性等も深くえぐってくるので、広く読んでもらいたい作品です。
表紙の赤いアネモネが印象的です。
ベストセラー作家のフリオは、ゲイであることをカミングアウトして以来、家族とうまく行っていない。自分に自信がなくて引きこもりで、外見もぽっちゃりでテディベアのような30歳。そんな彼が恋に落ちたのは、バーで働く若くて強くて美しくて強引なアンヘル。
フリオが路上で兄にお金を脅し取られているところを、アンヘルが颯爽と助けます。この場面で、ゲイだという理由で家族とうまく行っていないと告白するフリオに、さらっと自分もゲイだと告げるアンヘルが爽やかでとにかくかっこいい。
アンヘルは伝えていませんが17歳の高校生で、母親が過干渉な母子家庭で育ちます。
母親に対しても学校でも、早く自立したくて夜も家を抜け出して働き、ずっと気が休まらないアンヘルは、『ライナスの毛布』であるフリオの前では本当の自分で笑えます。母親の気持ちもわかるけど、息苦しさを感じて自立したいアンヘルの気持ちも良くわかって辛いです。
1巻を通して、善良な市民であるフリオを振り回すアンヘルは、子供ゆえの無知と無敵感と強引さですが、セクシーでたまらなく魅力的です。
1巻が終わってまだ話は途中ですが、母親とのこと、アンヘルが未成年なこと(淫行で即捕まります)など、問題はまだまだ山積みです。
2巻は電子のみの発行で紙になっていないのですが、ぜひ紙でも発行してほしい。
手元に残しておきたいです。
外国が舞台なことと、絵がとても美しいこと、コマ割りやセリフなど、読んでいて本当に映画のようです。
商業デビュー作だなんて信じられないです。
まだ完結していないので萌2ですが、神に近い評価です。
お互いがそのままを愛し愛される、そんな愛しいふたりの空間。
とあるアメリカの街のバーで出逢ったアンヘルとフリオ。フリオは実の兄にとある『秘密』で脅されていたところをアンヘルに助けられる。
自由気ままに自分は自分で生きてる様に見えるアンヘルにフリオは心を奪われる。
自由に生きてる様に見えてアンヘルにも『母』だけがアンヘルにとっての本当の『自由』を許してくれず、そしてアンヘルが心配をかけられない相手である。
フリオはフリオで自分が『ゲイ』であるこで家族が不穏になってしまった過去を引きずっていたが、アンヘルにより『自由』をやっと受け入れる事でよりアンヘルに思いを募らせる。
『ありのままの俺で、ありのままの君を愛す。』
全てがここに集約される愛の物語。
キチンと致していますが、見えない体位です。
電子で何話か拝見していた作品。紙媒体で発売になるとのことで楽しみに待っていました。
主人公はテッド。
本名はアンヘルだが、「天使」の意味を持つアンヘル(angelのスペイン語読みだと思われる)という名で呼ばれることに抵抗があるのか、友人たちからはテッドと呼ばれている。
彼の母親は厳格で、品行方正な行いをテッドに望んでいる。が、テッドはロックをこよなく愛し、母にばれないよう深夜バーで働く日々。
そんなテッドは、彼の働くバーで、暴力を振るわれ、挙句にカツアゲされている冴えない中年男性を救ったことから、その中年男・フリオと仲良くなるが…。
というお話。
明るく天真爛漫な美少年であるテッド。
ぽっちゃりな体系に冴えないビジュアルを持つ三十路男のフリオ。
年齢も、タイプも異なる二人だけれど、意気投合して―。
視点がテッドとフリオ、交互で描かれているために彼らの内面が理解しやすく、彼らが抱える孤独や過去が少しずつ見えてくる。
一見、正反対なタイプに見える彼らですが、実は同じ葛藤を抱えている。
それは、ゲイである、ということ。
その性癖のために、フリオは家族と疎遠になり、テッドもまた、母親との関係に壁を感じている。
素のままの、本当の自分を受け入れてほしい。
そんな同じ思いを抱える彼らが出会い、そして恋をした。
フリオの正体は、ベストセラー作家。
イケてないビジュアルを自覚している彼は、顔も本名も明かさずエドモン・ブラックというペンネームで作家活動をしている。行かねばならない用事以外は外出もせず、引きこもりのような生活を送るフリオにとって、明るく、自分の意思をしっかり持ったテッドという青年に惹かれていくさまが、細やかな描写で描かれています。
が、テッドのほうは…?
彼が初めてフリオにあった時、「どこかで会ったような気がする」という感想を持ちます。この時にフリオに感じた既視感が、この後、テッドの孤独とか、過去の回想において重要な意味を持つのですが、ただ、そこからテッドがフリオに恋心を抱いていった過程がやや甘い気がしました。
テッドの幼馴染のルーシーという女の子が出てきますが、彼女がとても素敵。
強く、たくましく、そして優しい。
彼女もまた、「本当の自分を、そのまま受け入れてほしい」という葛藤に苦しみ、そして悩んでいる。
テッドとフリオという男同士の恋愛を描いた作品なので「BL」に区分される作品かと思いますが、この作品が描いているのは、人として、もっと根本的な「愛情」を描いた作品のように思います。
ゲイであることから家族に拒絶されたフリオ。
親から「こうあるべき」という理想像を押し付けられているテッドとルーシー。
無条件に愛し、愛されるべき存在であるはずの「家族愛とは?」という壮大なテーマが盛りこまれています。
1巻でテッドとフリオの関係は恋人という形で落ち着きますが、まだまだ気になる点はいくつもあり、今後どうストーリーが展開してくのかすごく気になります。
この作品がm:mさんの商業デビュー作とのことですが、とにかく絵柄が綺麗。感心するほどです。
そのきれいな絵柄で描かれるフリオというぽっちゃり男性を、もしかしたら苦手に感じる方もいらっしゃるかな…?
おっさん。
服装に気を使わない三十路。
ぽっちゃり。
と、「きれいな男同士」のBL作品ではありませんが、そんなフリオがテッドと出会い頑張るさまが健気で可愛かったです。
アネモネって、花の色によって花言葉が異なりますが、表紙に描かれているアネモネは赤。赤いアネモネの花言葉は…?
なんとも意味深なタイトルで、素敵だなと思いました。
初読み作家さん。
初連載で初単行本だそうです!
カバー下のあとがき漫画はとてもチャーミングな作家さんの姿が垣間見える後書きでした( *´艸`)
作品は、アメリカ舞台の、BLというよりちょっとノスタルジックな香りのするゲイ漫画な感じがしました。
絵柄も青年誌的な感じがしましたし。
でも、そういうの気にならず、作品はしっかり読み応えありました。
1巻なのでまだ探ってる感ありますが。
それにしても最初のアネモネの刺繍の場面やくまのぬいぐるみ含めて小道具の使い方が巧いな~と。
あと・・・
お酒を購入するシーンで、未成年なのなんとなく気づいてるのでは?と思ったのですが、アメリカ舞台なら尚更、関係もって大丈夫だったのかな・・・と、この先が心配になりました。
誰かに気付かれたら逮捕でアウトだし・・・。
とにかく続きも楽しみです。
なんとなくほわんとした終わりだなぁと思っていたら、まだ物語は続くんですね。
主人公のフリオが小太りの冴えない30代で、ちょっと好みじゃないんですがなるほどクマさんぽくて好きって言ってる人にはたまらないんでしょうね。自分に自信がなくて、お人好し、親しい人に嘘をついたままでいられないという性格もこの容姿にとてもあっていて、テッドがなぜだか懐かしいと感じ、ひかれてしまうのも無理もありませんね。
二人ともゲイであることを家族が受け入れてくれなかったり、まだ打ち明けていなかったりでそこら辺の試練がこれからの二人に待ち受けてるのかなぁと思うと両想いになりました、おしまい♥でよいような気もしてしまいます。きっと2巻以降は重い話になるんだろうなぁ。辛いなぁ。
キャラが好みじゃない…と思っていたらストーリーが良すぎた…!BLならではの葛藤やその葛藤を吹き飛ばすような愛がさすが、これぞBLの醍醐味だと再確認しました。早く続きが読みたい…。
m:m先生初読みです。
初単行本なんですね。
絵が特徴的。少々粗さ、不安定さを感じる時がありますが、ダイナミックで勢いがありますね。
フリオがアンヘルと出会い、一夜で変わってしまうほどの体験をした、というのは何となくわかる。
アンヘルの方はフリオをどこかで会った…子どもの頃、抱いていないと寝られなかった熊のぬいぐるみに似ている。だから親しみ、特別な感じがあるのはわかる。
お互い特別な出会いになった。
この時点で、意識していたかもしれないけど、まだ友情のような印象だったんですよね。
それかあれよあれよという間に進展したのが、早いな〜、そんなにだったの?とちょっとついていけない自分がいました。
下巻でどうなるかわかりませんが。
下巻で、タイトル回収やアンヘルの母親が活躍?するのでしょうか。
楽しみに読んできます。