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あんなに優しくしてくれた人間をあいつ以外に知らない

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
3部作の3作目。
記憶喪失であり、いつ記憶が戻るかわからない透のことをなかなか受け入れられなかった藤島が、ようやく覚悟を決めて恋人同士になり幸せな生活を送っていたのに、ついに透の記憶が戻ります。
荒れ狂う、という表現以外にしっくりくる言葉が思いつきません。
記憶が戻ってからの透は、荒れ狂い続けます。
言葉で暴力で、藤島を痛めつけ、苦しめ続けます。
そんな透のすべての言動を黙って受け入れ続ける藤島が、ずっとずっと昔から覚悟してきたことだと受け入れている様子が苦しくて切なくてたまりませんでした。
物語の展開、筋道としては正しく、重厚かつ壮大だと思いましたが、いかんせん、読んでいて胸が痛くなりすぎました。
ハッピーエンド、ではあるけれど、たくさんの傷を抱え、傷を見つめつつ、これからも歩んでいくであろう2人の姿は、あまりにも切なく感じました。
壮絶でした。
前作も2人の過去が過酷だったけど、今作はまた別の意味で辛かった。
その分、乗り越えて結ばれた時の喜びがキます。夜明けの腐だと再認識させられました。
そうよねぇ。記憶戻りますよねぇ。
冒頭で幸せを実感するということは、その先はそういうことになると相場は決まっているわけで。
透が記憶を失っていた間、あんなに藤島を好きになったのは本来の透の部分だと思ったんですが、透は傷つく前は本来はああいう人柄だということですよね。
子どもの頃、藤島に裏切られてひどく傷ついたのはそれだけ信じていたからで。
透の記憶が戻ってからは、藤島に裏切られて傷ついた荒れた状態で。
前作でクソババアの折檻も嫌でしたが、本作の透の暴力もきつかった。
藤島は透の記憶が戻ることを覚悟していたとは言え、あれは辛い。
でも、強くなると決めたので、言い話もせず耐えた。えらい。愛ですね。
透も本当は暴力をふるいたくてしているわけではなくて、悲鳴ですもんね。
そこから、透が周囲から状況を聞いたり、藤島との関係を知ったり、嫌悪しながらも、藤島は自分を待っていてくれるし、透もずっと藤島を求めていたと気づいていく過程もよかった。
説得力があります。超重要。
麻生先生、行動原理、動機付けをきちんと描かれる。それがお上手。好き。
(確か「偶然を描かないように気を付けている」と仰っていただけのことはある、と感心しきりです)
だって、細かいところでも疑問や違和感があると気になるし、入り込めないし、冷めますもん。
本シリーズは難しい展開なのに、それがないどころか感情移入して引き込まれるのがすばらしいです。
透が藤島に「あと…あと…何をしたら あんたは俺の傍にいるの?」のシーンは泣きそうになりました。
それまでも2人とも切なくて辛かったけれども、ここでようやくカタルシスきました。
透の言い方が子どもの時のそれですもんね(泣)
藤島の涙もわかるし。
「ふじしま」とひらがなで呼ぶのがかわいらしくも切ない。
その後、透は子ども返りみたいになって。
藤島にいっぱい甘えたらいいよ、藤島も透をいっぱいかわいがってあげたらいいよ、とすごく思いました。
描き下ろしもよかったです。
透がほしかった藤島という居場所が出来て、甘えたり少し安心できるようになったり。
欲を言えば、この後の2人がもっと見たい。
くっついてからのらぶらぶ、関係性が深まる話が大好きなので。
でも、これで完結しているのでもうないのかな(残念)
いやぁ、しかし読み応えありまくるすばらしいシリーズ全3巻でした。
https://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/801authors108/no/17952/
を読んで、読みました。
「残酷な神が支配する」のダイジェスト版のような作品だった 酷すぎる。血しぶきが何度も飛ぶ、何かを打つ音がする。
キチガイに等しい弟。こういうやつは、常に他人が悪いとののしっている。自分が悪いとはちっとも思わない、弱いから認める事が出来ない。
お兄さんの愛が、弟の記憶喪失と心の歪みを癒していく物語。
お兄さんが、ボロボロになっていく様子を読むのが辛かった。
途中で放棄しない人にしか、無しえない奇跡だと思う。
評価 中立。流血は苦手です。
原作読了。大好きなシリーズです。
コミカライズもずっと気にはなっていたんですけど…原作から感じたイメージが塗りかわる可能性が怖くてじっとしていました…。
が、それから日も経った今回。おもいきって一番好きな最終巻を読んでみました。
原作を読んだ時と同じ胸の痛み、ズキズキを感じることができました。
この夢中にさせてくれる痛みが付き物であり魅力であるよCOLDシリーズ。
原作にも負けない雰囲気が絵から滲み出ていて…違和感なく世界に浸ることができました。
コミカライズならではの目からダイレクトに伝わる描写…
例えば記憶喪失中の透の最大の幸福を抱えた最後の安らかな寝顔とか
お揃いのカップだとか
ソファーを独占する記憶が戻った透の前に正座する藤島さんとか
食べるお弁当のサイズの違いとか
各所で唸りました。
そしてまるで別人だが同じ人間(透)の幸せと不幸の対比が凄まじく胸にきました…。
楠田くんはこの絵でお馴染みなので、見ているととても安心しました…。
が、
彼の未来を想うと代わりに泣きたくなる自分もいる…(頭抱え)
HEARTの方もコミカライズしましょ!?
ラストは自分が原作で感じたものよりもあたたかった。
原作では透目線だから藤島さんに関しては自分なりの想像が強かった。
でも私の中の彼よりもずっとずっと笑っていて…思っていたものとは違うというガッカリ感とかはまるでなく…あぁ、良かったな…とすんなり胸に入ってきたりもしました。
これはコミカライズも最初からきちんと読むべきですね。
この世界がとても丁寧に描かれていて…漫画という形でも触れられて嬉しかったです。
欲を言えば藤島さんはノベルス版挿絵の髪型で見たかった!!!!
そして黒のロングコート姿が良かった!!!!!
こっちに惚れていた私のただの我が儘です…(涙)
神以外の評価かみつかりません。
とても辛く苦しいシリーズ最終章でした。
記憶が戻った透が余りにも自分勝手で乱暴で……
そうなってしまったのは壮絶な過去があったからであって、
決して透が悪かったわけではないと思います。
だけど、藤島への憎悪と恐怖と依存が恐ろしかった……
虐待は繰り返すと言いますが、
まさにそんな感じでした。
そして、あんなに大切にしていた透に怯える藤島が切なかった……
でも、結局は共依存なんですよね。
お互いがなくてはならない存在になっている。
藤島に捨てられる事に異常なまでに怯える透と、
透を2度と見捨てられない藤島と……
思いは少し違うかもしれません。
でも、離れたくないという結論は同じなのです。
おかえり、ただいま、いただきます、ごちそうさま……
繰り返されるあたり前の言葉たちが、
いつか透にとって本当に当たり前になってほしい。
そして、そこに新しい言葉が加わるとしたら…?
過去を捨ててようやくスタートラインに立った2人……
これからも2人がずっと一緒にいる事を願ってやみません。
透の記憶が戻り、透の過去も判り、ここまで蓋をしていられたものも出来なくなり、今まで貯めてきた水が栓を抜いて一気に流れ出てしまったような、オアシスが砂漠になってしまったような。本当にとんでもない絶望感を感じました。
幸せだったあの6年間を透が忘れてしまった。
でも記憶を取り戻した過去の透も、本来守ってあげたかったはずの透であり…。
好きだけではどうにもならない。
暴力とはやはり恐怖で、怯えたり震えたりしている藤島を見る度に辛い気持ちになりました。
(ここの描写は本当にすごいと思います。)
小さい頃から理不尽な扱いを受け続け、自分で自分を守るために他人を傷つけるようになり、それもまた決して他人には受け入れられることのない透。
それでも救いを求めてしまうのは藤島なんだと気づいたとき、藤島の笑顔を見れていた自分が存在したのだ、必要とされていた自分がいたのだと、それを渇望する自分を直視した時。
藤島の気持ちもまた、今まで通りとはいかないけれども
二人が前を向けた時
言葉には表せないような気持ちになりました。
(感想にならなくてごめんなさい。)
しばらくはまた読み返せないかもしれないけど、
ずっと手元に置いておきたい作品です。
ついに高久が失っていた間の記憶を取り戻し、2人の蜜月が壊れてしまうところから始まる最終巻。しかし今度は、過去を思い出した代わりに、記憶喪失だった頃の6年間がごっそり頭から抜け落ちてしまいます。藤島を好きになったこと、お菓子作りに興味を持ちパティシエの修行をしようと思っていたこと、バイトをしたケーキ屋や楠田、商店街の人達との付き合い、事故の真相をすべて忘れた高久。そして、しまってあった写真を見て、藤島とそういう関係だったことを知ります。
高久の藤島に対する怒りは尤もですし、でも藤島も常にその時最善だと思う行動をとってきたことはよく分かりますし、誰も悪くないからこそ気持ちのやり場がないのが本当に辛かったです。そんな中、この最終巻では楠田がキーパーソンとなって高久の気持ちの整理に一役買います。自分が心の底から藤島を憎んでいるわけではないことに気付き、失われた6年間の高久に救いを求めかけた藤島に、もう一度今の自分に向き合ってくれと懇願する高久のシーンには胸を打たれました。
最後まで高久が6年間の記憶を取り戻すことはないのですが、そうやって安易な展開に持ち込まないところが非常に良かったと思います。ただ、どうしても3巻通して辛い部分がほとんどで高久と藤島が穏やかに愛し合えた期間が少なく、カップルとしての魅力に浸りきれなかったので萌評価にしました。でも、記憶喪失ものとしてはとても良質で重厚なストーリー展開だったと思います。
帰宅直後、待ち構えていた透を振り返る藤島の顔が、藤島母に殴られていた時の透の顔を彷彿とさせ、絶望が絶望を読んでいる様に引き込まれていきました。
あんなに幸せ一杯だったのに、どん底まで叩き落されます!!
この巻のための前巻、前々巻だったと、しみじみ。
透は透で辛いのは承知なんですが、どうしても藤島目線で読んでしまいます。藤島の半生をいつか透にも知ってほしい…
ボロボロでありながら、折れることのない藤島なので、ナヨナヨした受けが苦手な人にもオススメしたい作品です。
是非一読ください!
もうほぼ忘れたと思っていたのですが
読み進めていくうちにかなりフィードバックいたしました。
そう、そうだった。
記憶を失っていた間の透。
とつぜん記憶を取り戻した透。
自分が知らない間に月日は流れ、自分を取り巻く環境も変わっていた。
知らない間に失ったもの、手に入れたもの。
受け入れられること、受け入れられないこと。
そして藤島との関係。
藤島との過去。
自分がどう思い、感じていたのか。
それなのに今。
その葛藤の中でもがく姿に思わず泣いた。
原作を読んだときは、もっと透の方が強い印象だったんですが
弱い部分を見せられると思わず泣けた。
二人の睦まじい姿を映した写真。
それだけを大事にしていた藤島が
最後その写真を。。な場面。
自分が愛した透はいない。
けれど、透自身はそこにいる。
複雑な心境に胸が痛い。
久しぶりに原作を読みようかな。
「COLD」シリーズ、コミカライズ最終章。
原作既読で内容知ってるのもありますが、口絵のカラーイラストでもう涙出てきました。←早過ぎ(;・∀・) 感無量です。
プロなのはわかっているのですが、コミックス1冊にまとめられてすごいです!
一つ一つのコマの表情・視線・手つきなどなど、全てからとても深い感情が感じ取れました。
1冊に纏めるための、取捨選択の妙が本当に素晴らしかったです。
なまじ物語を知ってるだけに、頁数進むごとにあと少しで終わるの・・・!?と少し心配しながら読んでしまいましたが、それは私の事情なので(;・∀・)
コミカライズ版でも素敵なラストを読ませて頂きました!
この後FINAL読みます~。