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momo to manji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ほんとに百は優しい子、そして強い子。
2巻では卍さんの過去が明らかになります。大きな煙管問屋の三男坊として、何不自由なく、まあ、乳母日傘で育ったんでしょう。何が不足で叔父さんの家を飛び出したのか、火消しになって纏まで任されたのに、そこも出ていってしまう、世間様からみたら、なんでって思われていたんでしょう。そんなモヤモヤに纏わりつかれ、そして、叔父さんへの激しい恋心、執着、でも決して実らない、周りに気取られてすらならない。荒んだ暮らしを送っていた自分を情けない、不甲斐ないと思っていたんですね。だから、千が絡んできたが無ければ、百にも話す気にはなれなかったのだと思います。
そんな卍兄ィのことを、百は、まるっと全部、全て受け止め、「ぜンぶ好きになれるョ」と言い切る!千との喧嘩沙汰での啖呵、千の心情を見抜くように圧倒し、黙らせる。かっこよすぎ!
百樹自身、辛い辛い子ども時代があったのに、この包容力、優しさ、ほんとに強い子だなあって。そして、渇望していた愛に出会った卍兄ィの涙。何度読んでも、幸せな涙が溢れます。
兄ィを抱きとめる百樹、最高!年の差はあっても、お互い対等に想い合う二人、ほんっとに大好きです。紗久楽先生、ありがとうございます!
はぁ…読後しばらく呆けてしまいました。1巻では百の半生が語られ、この2巻は卍兄の過去にフォーカス。
まさか、万次に”抱かれる”側の過去があったなんて、、
恋をしている相手ではなく、タチなのに抱く側でもない。苦く、切なさ漂う千との絡みに、なんともいえない気持ちになりました。
そういった過去も全部含めて、今の”卍兄”があるんだなあと。全部全部ひっくるめて、やっぱり最高に格好いい!!と、百じゃないけどあらためて万次に惚れ直した2巻でした。
そして二人が再会し、卍兄のピンチに身を呈して兄ぃを守ろうとする百の健気さ一途さ、男気にも惚れ惚れ。
出会えたことで、お互いがかけがえのない存在として優しい愛に包まれているんだなあ、本当に良かったなあと思わずにはいられません。
巻末の江戸の火消しについての細かな説明など、先生が色々なことを丁寧に調べて描いてくださっていることがよくよくよく伝わり、そちらにも感嘆のため息が出ました。素晴らしい作品、シリーズをありがとうございます…!
続く3巻も噛み締めながら読みたいと思います。
直ぐに買って読むべき。読まずに死ぬのは絶対に絶対に勿体ない。少々読むのに時間はかかるし、ちょっと難しいかもしれない、でもじっくり読んだ方がこの漫画の凄さがわかる。それを感じて欲しい。とりあえず読んで、このレビューを読んで1人でも読んでくれる人が増えることを祈ります;;
日本の歴史をこんな艶やかな漫画に仕上げてくれる作者さんに尊敬の念が止みません。2巻の卍の過去にはきっと心が抉られて、震えて、涙するはず。自分は日本史が好きで、日本の男色文化を調べていくうちにこの漫画に辿り着いたんですが、江戸の男達の息遣いが聞こえてくるような臨場感ある描写に本当に買ってよかったと思いました;;随所随所の暗い過去の間にある百との甘い時間が1巻とは違って全てに意味があった。卍の表情、顔つき、明かされていく過去、ハラハラしながら、こんな悲しい過去は見たくないな、って途中で読むのを止めてしまいましたが、読みたくなって最後まで読んでみたら、本当によかった。卍も百機も出会えてよかった。2人の涙には私も吊られて泣いてしまいます。お互いの「想い人」の過去を徐々に明かしながら、それでも2人の間にある想いは変わらないどころか過去を明かすことでもっと、もっと強い絆だったんだなと知れて、百が卍にただ拾われただけじゃなくて、卍の心を解す存在だったんだなと、百と卍の「過去も含めて全部愛してる」ってお互いが思っている所がああ、2人が出逢えて良かったなと、まだ続きがあることに本当に感謝しかありません。文化賞受賞も頷くことしか出来ない…
ストーリーは他のレビューの方々が書いてくださってるので私の感情だけ、置いておきます。
日本史の勉強にもなるし、もっと江戸という時代が好きになりました。江戸時代の中でも化政末期って所が最高ですね。とりあえず読んで、読んで私と一緒に心震えてください;;
画面が綺麗です。2巻ぐらいの絵が好きだなぁ。最近集中力に欠けてきたので、画面の情報量が多いのは厳しいのですが、このごっちゃり感は本当は大好きです。
千が登場。百と万の間に挟まる千。百合CPの間男は嫌われるぞ。しかしながら墨の場所が気合い入り過ぎてて憎めない。それを耐えた男…
祝にガチ惚れだった万次だけれど、そこから千にいかないのはわかるものの百にいくのは好みが全くよくわからない。
そして男初心者だった卍が百には手練れのごとく振る舞ってるのがなんだか面白い。女の経験は事実豊富だからかな。男の経験ではももちゃんの方がよほどあるのよね。
2巻で私は新たな性癖を開花させられました。
『色男の涙』
それはそれは美しく初めて見た時衝撃でした。しかもあの大きめなコマ割りずるくないですか?いい男はドアップにさえ耐えゆるとは本当なんですね。
涙の理由は計り知れない百への愛を感じますが、万次の過去を知った読者としてはぐっと込み上げてくるものがありますね。
幼き日に気付いた叔父に対する感情が大人になるまで燻り、表面に出ないように偽る。長い間苦しみ続けてきたのだと思うと百に出逢えて本当に良かった。
面白い…
巻を追うごとに深みを増してゆくストーリーにハマりまくりです。
百の過去編に引き続き、2巻では卍の過去が明かされます。
百の過去もしんどかったけれど、卍もまた鬱屈とした叫びを内に抱え、
重く、息苦しい青年期を過ごしてきました。
百と出会う前には火消しの纏い持ちをしていた卍ですが、
当時はもうキレッキレで、ナイフの如く尖りまくっておりました。
その上、眩い程の美貌なものだから、さらに鋭さも増すというもの。
唯でさえ色男なのに、命を張って火に向かう卍がめちゃくちゃ格好良かったです!
ただ、卍がそこまでに火消し稼業に打ち込むのには切ない理由がありました。
それは己の性的指向や報われることのない恋。
誰にも打ち明けることも出来ず、積もる劣情は若い卍を死に駆り立てます。
そんなとき、同じ纏もちの相棒の千に欲望を見抜かれ、身体の関係をもつことに。
けれど、仮初めの情事を重ねても卍の苦しみは消えることなく、
自分が本当に求めていたものを思い知ります。
愛する者と心を通じ、笑い合える、ただの“しあわせ”。
それってまさに今の卍と百の暮らしなんですよね。
そして、互いに求めるものが異なる二人は道を違えます。
殺気だった千と卍の“命のやりとり”がド迫力でした。
別れるだけなのにここまでやるのか…!
そこで決着はついた筈なのに、今回再び卍の前に現れた千。
百の前で卍との過去を暴露した上に、百を罵倒したことで、
キレる卍と煽る千に、それを止める百の三人で取っ組み合いに。
最後は百にビシっと痛い所を突かれ、退散していった千が結局
何をしたかったのか、よくわからなかったのですが…嫉妬かな、と。
かつて卍との関係に求めるものが違い、
卍を突き放した千ですが、彼なりに情もあったのかも。
だって「なら いらねェや」と言い捨てた千の表情は
言葉とは裏腹にすごく悲しそうだったもの。
そう思うと嫌な奴ではあるものの、なんだか可哀想に思えてしまいました。
まぁ、もう卍には百がいるので千の入る余地なんてないですけどね!
辛い卍の過去編でしたが、それだけにその後のイチャ甘は極上のご褒美でした。
やっぱりこの二人はこうでなくっちゃ♪
「にぶい男だナ」と涙を流す卍の表情に胸が締め付けられました。
その一筋の涙に愛やら喜びやら、どれだけの想いがこもっているんだろうと。
百に出会えてやっと“しあわせ”を手にできたんだなと改めて感じた場面でした。
1巻では百が卍に出会えた喜びを噛み締めていましたが、
卍もまた百に出会えたことで救われたんですね。
最後の卍の独白の「俺はお百に救われた だからお百と共にゆく」が
始まりの「ももは卍兄ィにひろわれた だから兄ィについてゆく」に
対するアンサーになっていて、二人の互いへの想いが揺るぎなくて、
その愛の深さに震えました。
やっぱりこのバカップル大好きだ!!
江戸時代に入るちょっと前の庶民の生活や風俗の歴史書としても読める、よく調べて、研究されて書かれている本だと思います、資料集めは大変だったろうと思います。
陰間は、花魁の少年版のお茶屋が江戸時代初期まで存在していて、女性の花魁より、男子の陰間遊びにはお金が必要だった。戦国時代が終り、景気がよくなって、生活が安定しだした頃に大流行したらしいです。
陰間は、歌舞伎と同じくらい古い日本の文化と知りました。ジェンダーレスの最先端を行っていたんですね。
戦後の日本人は、西洋化と敗戦国の洗脳教育が浸透して頭が堅くなったんだと思います。
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陰間茶屋(かげまちゃや)
江戸時代中期、元禄(1688-1704)年間ごろに成立した陰間が売春をする居酒屋・料理屋・傾城屋の類。京阪など上方では専ら「若衆茶屋」、「若衆宿」と称した。
女形は京や大坂の出身が多かった
江戸の川柳にみる陰間の人生
『川柳江戸砂子』『川柳江戸歌舞伎』「男色大鑑」
よし町へ向かぬで角兵衛獅子になり 関東の子は芳町へむかぬなり
前髪をとっても残る京の顔
▼寺小姓は、出身は、旗本や御家人の二男三男が多かった
・・うちのご先祖は士族で、女子に継がせて男子全部を外に出していたので、そういう人も居たかもしれない。苦労したんじゃないかと思うと、忍びないです。
典雅风流的古典题材作品,考据细致认真、画风唯美精妙。对于旧时江户时期的社会风俗,还原得很是到位。身为社会边缘人的主角,背负着沉重的过往,却依旧坚强的生活。这种经典题材,使得角色和故事都焕发着执着的生命力。随着故事的展开,让人越发欲罢不能
あんまり江戸には興味ありませんでしたが、年下は年上に抱かれるという風習に興味を持ちました。
過去に攻めが受けをしていたというのは好きではありませんでしたが、今回はガタイのいい万次が抱かれている描写が、意外と大丈夫でした。
本人は攻めでいたい派ですが、風習だと年下は年上に抱かれるもので、そういう風習が興味深かったです。
好き、嫌い云々ではなく欲望を発散せるために千に抱かれ、組み敷かれているところが新鮮でした。どう見ても組み敷かれる方だとは思わなかったので。
あと、百が自分のことを名前で呼ぶのはちょっとな...と思っていたので、千が突っ込んでくれてよかったです。
もしかすると、百はまだ幼少の気分が抜けていないというか、陰間を経験しているが、精神的には追いついていないのかなと。
可愛いっちゃ可愛いのですが、百が名前で呼ぶたび気になって、あまり話が入ってこない時がありました。
一巻と同様、二巻も楽しく読ませていただきました。