是(1)

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是(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神90
  • 萌×235
  • 萌46
  • 中立14
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
39
得点
742
評価数
195
平均
3.9 / 5
神率
46.2%
著者
志水ゆき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784403660993

あらすじ

ワケあり美形がひしめく屋敷で雷蔵は恋をした。相手の紺は、無愛想でつっけんどんで、でも雷蔵のことを嘲笑(わら)ったりしない美少年。住人Sのちょっと激しめなラブシーンにあてられながら毎日紺を好きになる雷蔵。ところが紺は、屋敷を訪ねる客相手に秘密の“仕事”をやっていて……。志水ゆきの逃げられないLOVE DESTINY、開幕!!

表題作是(1)

言霊師
紙様

その他の収録作品

  • カミの棲む家
  • 紙と言霊
  • プロポーズ
  • 阿沙利
  • 灰になるまで
  • 愛が欲しい

レビュー投稿数39

存在意義

面白い設定だな~と思いました。
言霊使い(陰陽師)と、言霊使いの災厄を引き受ける為に存在する
100%天然パルプの神で出来た紙様たちが登場するお話。
こういう設定のお話って、出てくる言葉や名前等がわかりにくくて
覚えたり理解するのが大変…というパターンに、陥りやすいと
思うのですが、その辺り上手に描かれていると思います。

物語は、言霊使いと紙様の巣窟(笑)へ、何も知らない一般人の雷蔵が
住み込み家政夫として、やってくるところから始まります。

善良な雷蔵がとにかくイイ。ヘタレわんこばんざーいっ。
たった一人の家族(おばあちゃん)を失って、天涯孤独の身になった雷蔵ですが、
きちんと愛情を注がれて育てられた人間ならではの、
素直な優しさ、人としての温かさを持っている男の子です。

仕えるべき言霊使いを持たない紺(紙様)が
自分の存在意義について悩み、主でもない人間の為に傷を受ける姿を見て
心を痛め、やがて彼に惹かれていく雷蔵。
ヘタレわんこだけど、彼の包み込むような愛情を感じて、なんだか癒されました。

この巻では、仕えるべき言霊使いを持たない紺(紙様)と
紙様としての役割を果たせなくなりつつある自分を感じ、
彰伊(言霊使い)から離れようとする阿沙利の苦悩が描かれています。
自分の存在意義を、自分自身に問う二人の姿が切なかった…。

何度読み返しても面白いです。このシリーズはホントにお薦めです。

7

愛の意味を

初めて読んだ志水ゆき作品。
この方、すごく沢山描いているという印象が強かったのだが、発表作は3タイトルしかなかった事に少し驚いた。
しかし短命な作品が多いBLジャンルで、2タイトルも長期連載が出来るのは稀有な作家であるという証拠でもあり、やはり志水さんはスゴイ!と言えるかもしれない。

そんな「是」の1巻は雷蔵×紺を中心に、近衛×琴葉・櫻花×紅緒・彰伊×阿沙利、そして人形師の和記などが登場し、まんべんなく人物紹介と設定説明がなされる流れとなっている。
とにかく登場人物が多くて、設定に仕掛けや謎が多い本作なので、世界観を完全に掴むのには1冊や2冊では到底無理。
う~ん、商売上手♪

物語の始まりはたった一人の家族である祖母が亡くなり、相続税が払えず家をなくした青年・七川雷蔵が、言霊師たちの住む屋敷に家政夫として居候するところから。
言霊師の血筋でもない普通の青年である彼の視点で、大まかに世界観は掴める。
言葉による相手の攻撃を生業とする「言霊師」は、相手の受けたダメージに相当する災厄を受けるのだが、それをそのまま引き受けてくれるが「紙様」という存在であるパートナー。
「紙様」と言うくらいなので、素材は100%天然パルプの紙が彼らの正体なのだが、それは人形師の吉原和記により特殊加工されているものらしく、見た目は全くの人間と変わらない。
ただし湿気には弱く、血も流れていなければ食事もしないし排泄もない。
そんな体の構造は人間ではない彼らだが、主人である言霊師を慈しみ、敬愛する気持ちというのは人間以上のものを持っている。
また傷の受け渡しは言霊にて行えるのだが、もう一つの方法・・・これがミソなのである(笑)
それが「粘膜接触」。
しかも言霊師と紙様は同性と決められているらしいので、もうこれはそういう展開なのである(*ノω<*)

しかし濡れ場もさることながら、言霊師と紙様の絆や運命というものに重点を置く本作は、普通のラブストーリーとはこれまた一味違ったドラマチックな展開も多く、お話としても十分に練られ楽しめるものとなっている。
私は特に雷蔵というキャラがお気に入りで、両親がいない家庭で育ったものの、祖母の愛を沢山受けた子ども時代のお陰で、愛情深く大らかな人間に育った彼を見るたびに癒されてしまうのだ。
そんな雷蔵は、思慕の念と言うものを全く持たず、それでいて自分の存在意義を求める紙様の紺の全てを包み込み守ろうとする。
無機質な紺が雷蔵によって少しずつ感情を持ち合わせてゆく様は、目が離せない。
そしてまだ序盤とはいえ和記の不気味さも気になるところで、これはなかなか一筋縄ではいかないお話だなあと。
読み始めると後引くこと間違いなしの作品である。
オススメ!

6

かみさま

かみさまがいっぱい出てきます。
そう、紙様と呼ばれる特別な存在が、たくさん出てくる作品です。

是にはたくさんのカップリングが存在しますが、
私が一番好きなのは、雷蔵×紺カップルです。
血の定めに振り回されない二人の恋愛がかわいくてかわいくて仕方ありません。
雷蔵は言霊師ではないため、一族とは関わり合いがないため、
まわりにはおいてけぼりにされること多々ですが、
そこが反対に萌えるところでもあります。
紺くんはクールで、でも雷蔵のことを気に掛ける様が愛らしいし、
天然でやさしくて笑顔を絶やさない雷蔵は素敵ですし、
このカップルは見ていてほほえましい気持ちにさせてくれます。

二番目に好きなカップリングは近衛×琴葉です。
甘いものが大好きで、普段は無表情なのに、
食べることとなったら笑顔を浮かべる琴葉はすごくかわいいですし、
彼の世話を焼く近衛はかっこいいですし、この二人のやりとりは
雷蔵×紺とは違う意味合いでほのぼのとした雰囲気をさせています。

全体を見渡してみれば、結構重苦しい話だったと思いますが
むしろ最後まで読んでからこの巻を読んでみると
最初はこんなに穏やかな日常だったなあと懐かしくなって、
それがループしていく現象に陥ってしまいます。
素敵なかみさまたちの物語、ぜひとも読んでみてください。

6

懐かしい

一巻目はまだまだ序盤なのでいまいちな部分もありますが、
徐々に面白くなっていくのでここで見切ってはいけませぬ。

読むべし読むべし!!
そして11巻最後まで読み続ければお気に入りカプも見つかるかもしれません。
是ワールドにはまったら楽しいですよ~!!
11巻なんてあっという間です。

ところで映画化の話はどうなったんだろうか。
気になる~。

4

読んでみて良かったです!

前々から、読んで見たいと思っていた作品です。
やっぱり読んで良かった!色んなCPが読めて、どのCPも好きになれちゃう作品です。
以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。


この作品には、言葉で人を傷つけることが出来る言霊様と、言霊様が受けた傷を自分のものに出来る生きた人形、紙様が登場します。しかし、傷を癒す方法が粘膜接触なんて、腐女子にとってどれだけ美味しい設定なんだ。。。と、冒頭あたりで身震いしてしまいました。

1巻は主に、住み込みの家政婦として屋敷にやって来た雷蔵と主人のいない神様、紺の二人のやり取りがメインです。紺に一目惚れした雷蔵がワンコっぽくて、とっても可愛いです。ワンコ攻め万歳!自分の居場所なんてないと思っている紺に、一生懸命に尽くそうとする雷蔵の様子は見ていて声援を贈りたくなりました。

4

禍々しくも美しい群像劇、ここに開幕。

既刊で完結した長めのシリーズものを読むのにはちょっとした勇気がいる。レビューの評価が一番高かった9巻を最初に読んで、さっぱり分からず。けれど最初から読んでみたい‼︎ と思わせるのには充分な魅力があった。で、全て読了してみれば、好きな巻もあるし、何度も何度も読み返す巻もあるが、それに比べれば1巻なんてそんなにインパクト無かったよね、と思っていて。それは間違いだった。何度も読み返して戻って来ないと、この1巻の良さというのは分からないように出来ている。(と、今更ながらに思う。)例えば、後に一番の人気キャラである玄間はここでは和記の台詞の中にしか出て来ないし、関係も分からない。彰伊と阿沙利とのやたらと切なくエロい営みもその2人の歩みを分かってから読むのとでは全然重みが違うし。2人が何故そんなに辛いのか、今なら分かる。そして何より、仕える言霊師を持たない紺くんの辛さも。
この巻の主役は間違いなく紺くんだと思うけれど、単体で見ても「ただそこにいるだけで、それでいい。」愛されて大事にしたり、されたりするものなんだよ、というメッセージにはなっている。人であり、素直な心を持つ雷蔵くんは紺くんの主として共に生きる決意をする。
人では無く、人型にされて命を吹き込まれたものたちの苦悩。そして愛。シリーズを通して貫くこの大きなテーマがここに提示されている。…という事に感嘆するばかり。
そしてこうして完結してみれば、櫻花さまと紅緒が一番活躍(?)した巻でもあったな、と。彼女たちはこの後、どんどん存在感を減じていくので。
厄災や呪い、人の死を操るといった禍々しさもほんの片鱗垣間見え、この美しい群像劇は開幕する。

3

大好きなシリーズ読み返し

大好きなシリーズ是
今更ながら読み返して書いてみる。
すごく好きで色んな人にオススメしてるけど実は1巻読み返すのとっても久しぶりでほぼ忘れてた。

雷蔵くんと紺くんのカップリングは特別萌えがなかったのでサラッと流してたのですが、あらためて読むとなかなか雷蔵くんも紺くんも不憫。

唯一の肉親のおばあちゃんが亡くなって天涯孤独になってしまった雷蔵くん。生活の為に三刀家の住み込み家政夫としてやってきて、この家の不思議な出来事に巻き込まれていくってところからお話が始まる。やっぱ、最初から引き込まれるエピソードや魅力的なキャラが出てくるよね。

謎の狐面の男 阿沙利ってば、優しいじゃないの。雷蔵くんが落ち込んでる時に慰めに現れたり紺くんの事気にかけてあげてって言ったり。
近衛ってお人好しで優しい印象あったけど、最初はどっちかというと冷たかったんだとか。
久しぶりに読むと新たな発見がありました。

三刀家の人たちは紙様と言霊師のペア三刀櫻花&紅緒・三刀琴葉&近衛それと紙様を創り出した創造主人形師の和記、言霊師を持たない紺くんが暮らしている。
紙様はいわゆる式神みたいな感じで、誰かの傷を代わりに移したり、呪いの儀式の代償として身体に負傷を負ったりすんの。摩耗が激しいと最後は散り散りになって消えてしまう。

主人の居ない紙様は存在価値がないと思ってしまっている紺くんは、何とか自分の存在意義を出そうと無理な依頼をわんさか受けて身体中傷だらけにしたりして、痛々しい。優しい雷蔵は気になって仕方がなくなってしまうの。

三刀彰伊登場のシーンで雷蔵くん[………!すごいイイ声……]って固まっちゃってたけど、CV森川智之さんだもの。そりゃそう。あぁ、やっぱり彰伊と阿沙利カップルが好き!切ない……。この2人何があったの?って1巻から心掴まれるな。

まだ読んでいない人がおられるなら是非読んで欲しい。めちゃくちゃ面白いから。
ドラマCDも神作です。

紙本で購入
ほんのり白抜き修正
女性キャラの裸有り

2

人気作

なので、いつかは読んでみたいと思いながらおりました。
7巻発売にともないまして、あらすじを店頭で読んで、これは読みたい!!
と、今回踏ん切りをつけたしだいであります。
7巻とはカップリングが違うものの、やっぱりこれまでの話がわからないと読んでも面白くないかなと。
今回は、金髪なのに雷蔵とゴツイ名前の新入りさんと、無愛想の紺のお話。
「カミサマ」と最初にカタカナで「え?」と思わせておいての、「紙様」発言w
ちょっww
面白いです。「神様」ってのは、割とすきな設定ではありますが、新鮮味にはかける。
それが「紙様」て。
物語は、同居した人々の中で繰り広げられる~という感じですが、なかなかホノボノ(?)してて面白い。
金髪の雷蔵くん。
ヘタレわんこwww
紺は、ぶっちょうずら。自分を大切にしない子。
でも、一生懸命なのが可愛いんだよね。
「好き」の意味がわからない。
自分の使命がないと生きている意味がない。
これが、どう変化していくのかが楽しみでなりません。
個人的には、三刀さんが、以外に一途っぽくて笑えた。

これはおススメ。
ちゃくちゃく読み進めたいと想いますb

1

実質メインカプという概念がないので、満遍なく沢山のカップルを堪能できる


前々から気になってた作品で、ちるちるの好み検索で出てきたり、最近のディアプラスで番外編を掲載されていたり、今年のこのBLでオールタイムベスト4位だったり...で色々重なりいざ読んでみました(´,,•ω•,,`)♡

結論、とっても名作。【言霊師×紙様】という唯一無二なファンタジーさと、紙様は言霊師を守る為にあるという主従関係が切なさや感動を生んでました。紙様の言霊師への健気や甲斐甲斐しさがとっても沁みます。使われない紙様や、核が破壊されると白紙になる..というストーリーは涙なしには見られない

紆余曲折ある作品ですが、泣けるけどハピエンなので安心して読んでください( ˘ω˘ )♡メインカップルはいるにはいるんですがわりとメインという概念はあまりないので満遍なく沢山のカップルを堪能できるのが良いところ。イチオシはやっぱり玄間×氷見と彰伊×阿沙利。でももっとみたかったのは隆成×守屋。

カプは人気すごそうだなあ。満点高評価です

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No Title

BL好きなら絶対ハマるシリーズです
はい、まんまとこの煽りに煽られて全巻一気買いしました。
絵からただよう昭和感(褒めてます)。

全く予備知識無しで読み始めたので、
まず設定にびっくり。
あら、目に見えないモノたちが出てくる系なんですね!
カミサマってそっちの紙かぁー!
そんで割とすぐ絡みシーンあり、しかも複数カプ!
見目麗しい男性陣が勢揃い(まさかの百合組もいましたが!)
なんだか色々予想外でどんどん読み進めてしまいます♪

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