月の裏を越えて〜オメガバース〜

tsuki no uragawa wo koete

月の裏を越えて〜オメガバース〜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×219
  • 萌18
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
12
得点
173
評価数
50
平均
3.6 / 5
神率
16%
著者
恋煩シビト 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
シリーズ
月の裏を越えて〜オメガバース〜
発売日
価格
¥668(税抜)  
ISBN
9784815500115

あらすじ

β(ベータ)の両親から生まれた日浦(ひのうら)ミツキは、自分もβだと疑うことなく生きてきた。
でも最近、なんだか体の不調が続いて、そのせいで成績も落ちてきて…
そんな中、生徒からは「鉄仮面」と呼ばれている教師の月ヶ瀬(つきがせ)が夏休み中補習をしてくれることに。
優しくしてくれる月ヶ瀬に、体も心も惹かれはじめるミツキだけど、月ヶ瀬にはミツキを受け入れられない理由があって――
恋煩シビトが描く、オメガバースBL!

表題作月の裏を越えて〜オメガバース〜

月ヶ瀬 蒼介,教師,番と死別したα
日浦 ミツキ,生徒,突然変異のΩ

同時収録作品月の裏を越えて〜オメガバース〜

月ヶ瀬 蒼介(α), 裕福な大学生
純(Ω), Ω専門風俗店のキャスト

その他の収録作品

  • 少し前のおはなし

レビュー投稿数12

切なかった…

この作品のΩは人間らしく生きられないような感じですね。
αが特別視されるのはわかるとして、Ωの扱いがほんとにひどくて…
そんな中で何の準備もなく、唐突にΩだという現実を突きつけられてしまったミツキが可哀想でした。

自分がβだと信じて疑わなかったミツキがある日突然Ωだということを知る、というその場面も切なくて胸が痛んだし
月ヶ瀬の過去もすごく切なかったし…
最終的にはハッピーエンド、ということなんでしょうけど
淡々と話が進んでいったので
その切なさの余韻にかなり引っ張られてしまったのが少し残念でした。

1

神よりの萌2 綺麗な話だった

『月影楼で逢いましょう』のスピン元
絵がとっても綺麗、内容は素直で拗れてない。

昔、助けることが出来なかった、運命の番のΩの純を忘れられない月ヶ瀬は、教師になっていた。
月ヶ瀬先生から補習を受けて居る日浦ミツキ君は、
満月の夜、匂いを辿って教わっていないのに月ヶ瀬の自宅にたどり着いていた。
発情前で無自覚なミツキ君は、遺伝子が共鳴する運命の番だったみたい。
βだと思っていたのに、いきなりヒートが始まったミツキ君

月ヶ瀬先生は15年前のジュンを思い出す。
純を身請けをした後、貧乏で十分な治療をしてあげられなかった
「純は幸せだったのか?」と悶々。
「本能を恋愛と勘違いしている」とミツキへの想いを絶とうと煮え切らない月ヶ瀬に、
「独りで生きていくの?」と寄り切るミツキ・・グッジョブ!

・寄り切る押しが強いのは、若さのせいも有ったと思うけど、
何時までも自分が悪いと自虐的に生きる月ヶ瀬先生が幸せになれて良かった。
これで純も安心して成仏できる?

要望できるなら、結末が急展開で頁不足だと思う。
幸せになるまでをもっとじっくり書いて欲しかった。

1

シビト節が足りない…

シビトさんの描くオメガバースですと!?と勇んで購入。

オメガバースと言えばおおまかな枠は共通認識としてあるけれど、細かい設定に関しては作家さんそれぞれの個性や味が活かされていますよね。
α、Ω、βはそのままに、その特性にちょっとした違いがあったり、運命の番に対する反応が違ったり、そういうところが楽しみでもあります。

突然成績が落ち込んだ生徒・日浦の補習をしている月ヶ瀬。
冷たい、厳しい、周囲と馴染まないと言われている彼には、悲しい過去があって…。

教師と生徒、番を亡くしたαとΩ。
萌える要素が盛りだくさんなのに、なぜでしょう、不完全燃焼でした。

オメガバースの世界では義務教育のうちからそれぞれの性に関する教育が徹底されていて、第二次性徴前に全国民が検査を受けているのがふつうと思って読むと、まず違和感が出てきます。
検査は特にない様子。
教育に関しても任意な感じで、Ωは体を売るしか生きる道がなさそう。
発情は満月と連動している風で、番になるためにうなじを噛むこともありません。
一般的なオメガバースの設定と違いそうな部分がわりと曖昧にされているので、そこに物足りなさを感じました。

月ヶ瀬と番の関係はしっかり描かれているものの、やはり決定的な「うなじを噛む」というシーンがないせいで「便宜上籍を入れただけ」に見えてしまう。
日浦とのことも「本能」と「感情」のせめぎ合いが完全に「本能」の方に重点が置かれているので、切なさが…足りない…。

前の番への後悔や情と、日浦に惹かれる気持ちで板挟みになる月ヶ瀬や、月ヶ瀬の過去を知って苦しむ日浦を、シビトさん特有の心を抉るような手腕でもっと見せてほしかったです。
期待が大きすぎたせいか、物足りなさも大きく残ってしまいました。

1

真面目な攻めに泣かされる

 オメガバースのストーリー展開としては王道をなぞっていた感じでしたが、教師と生徒という組み合わせはあまりなかった気がして斬新だったのと、恋煩先生の憂いを含んだタッチにオメガバースの世界観がとても合っていて楽しめました。なんせ教師の月ヶ瀬の顔がイイ(笑)。黒髪でスペックは高いけれど周りを見下している感じはなく、マンツーマンで補習を行うほど教育熱心で生真面目。さらに、今より人生を舐めていた若い頃にはΩと悲恋の経験ありという、見た目も性格も経歴も非常に興味深いキャラなのです。

 昔でいう遊郭のようなところで働いていたΩの純。彼に心底惚れた若き日の月ヶ瀬は、家から勘当され継ぐはずだった会社を捨ててまで、彼を身請けする。でも、体の弱っていた純には薬も治療も必要で、それらを満足に与えられなかった月ヶ瀬はとうとう純を亡くしてしまいます。それをずっと後悔してきた彼だけど、純は幸せだったはずだと日浦は言ってあげるんです。

 好きでもない数多の男達に脚を開き体を酷使されながら長生きするよりも、たとえ人生が短くなっても、最期を迎えるまで好きな人に愛されて穏やかな日々を送る方が、ずっと幸福なんじゃないでしょうか。月ヶ瀬は純を精一杯大事にして、最期まで愛し抜いた。純にとって、これ以上幸せなことなんてなかったと思います。純は自らの意思でついてきたのですから。そんな風に好きな人が未練を感じている相手に優しく想いを馳せられる日浦も、温かい人間だなぁと。根気良く月ヶ瀬に想いを伝えて、自分を見てもらった日浦。赤ちゃんを抱いた日浦を見つめる月ヶ瀬の表情が本当に幸せそうで、満ち足りた気分で読み終えられました。

3

最後が良かった

ベータだと信じていた日浦が実はオメガだったという作品です。

シビト先生だし月ヶ瀬には亡くなった今でも愛している番がいるしで、読み終わるまでハラハラしました。
明るい日浦がだんだんと悲しげな表情が多くなって来るのが物悲しかったです。

純を好きなままで良いから、自分を受け入れて欲しいと言う日浦が切なかったです。また拒絶しながらも日浦に惹かれて行く月ヶ瀬の苦悩も。

若さだけで突っ走って純を亡くした月ヶ瀬だからこそ、日浦を大切な出来ると思えました。出産した日浦の元に必死に走って行った月ヶ瀬に、ようやく未来に向けて歩き出したんだと安堵しました。

3

詰め込みすぎ……

初めて読んだときに、なんだかダイジェスト版みたいだなー…って思ったんですよね。
久しぶりに再読しましたが、やっぱり同じ感想です。

βだと思って生きてきたのに、実はΩであることが発覚した受けのミツキ。
それまで平々凡々に生きてきたのに、まさかのΩでこれからどうすればいいのやら…という葛藤。
そしてそんな受けのお相手が学校の先生で、しかも番と死別しちゃったαというやつで。

番と死別しちゃったαですよ。
そこ、詳しく!!ですよね。

一応、死別しちゃった元番との出会いから苦労の末、くっついた末に…というのも描かれているのだけど短い。


かなり濃ゆい内容が詰まってるのに、それをコミック一冊に詰め込んでしまったために、感情移入する前に終わってしまう。さっさと通り過ぎてしまう……。

一口しか食べさせてもらえないフルコースを提供された……みたいな気分。
それぞれのネタはとっても美味しいのに、一口じゃ物足りないよぉぉみたいな。

話の流れも、キャラもとってもいいんですよ。
だけどこれは最低でも上下2冊にわけて書いて欲しかったです。


(ちなみに攻めと死んじゃった番に関するお話は、のちに発売された「月影楼で逢いましょう~遊郭オメガバース~」で読めますが。)

2

本能で惹かれ合う

『月影楼で逢いましょう〜遊郭オメガバース〜』を読んだので、
こちらも再読しました。

あとから出た月影楼〜がとても良かったので、
こちらは物足りなく感じてしまいます。
まぁ、こちらが先に出された作品なので、
なんともいえないのですが……

高校教師の月ヶ瀬は番を亡くしたαです。
生徒の日浦は実はΩで、
二人は惹かれ合っていき……というお話です。

運命の番なのでしょうね……
問答無用で匂いに惹かれています。

月ヶ瀬と純の経緯を知っているだけに、
こちらは本能に流されているんじゃないの?
あんなに純の事を愛していたのに、
そんなに簡単に次のΩにいっちゃうの?
って思ってしまいました……

結構あっさりくっつくんですよね。
もう少し葛藤とかないのかな?っていうね^^;

後から出た前日譚が素敵だっただけに、
こちらは少しサラッとしすぎてたかなという印象です。
どちらを先に読むかは悩むところですね……
個人的には、月影楼→月の裏の方がいいような気がします。

1

月はどこへいった…

とにかくα×Ωのオメガバースものに目がない私は、見つけると読まずにはいられない…
でも、ごめんなさい、やっぱり絵柄がイマイチ好みでなかった…。
オメガバースの設定も作品それぞれに独自な解釈で変化する事は仕方ないんですが、発情がいきなり満月と関係してる?だからタイトルが「月~」なのか…
まあ、より本能を動物的なものを表現したかったのかな。
フェロモン(匂い)の設定はありですが、薬はないらしい…それでは大変だわ。
番はあるけど、うなじを咬む設定はない。
特別な事がなくても本能で二人が番だとすればそれで番になるものなのか。
でも、私としては番はうなじを咬むことで成立するところは外さないでほしい…あの設定がオメガバースの愛情表現、最大の魅力ではないかと。
などなど、ありますが…ストーリー転回は今までにないもので、面白かったと思います。
ハピエンなのも良い。
ただ、暗いお話のなかでも幸せになって良かったなと思えるキャラに萌えると思うので、素直に幸せだ!という、顔の表情の変化や表現があっても良かったのではないでしょうか。
でも、それも作家さんの表現方法だと思いますので、あくまでも私の好みの問題ですね。
それにしても、オメガバース作品、マンネリ化しないよう色々なストーリーを捻り出して頑張って下さっている作家さんたちに脱帽です。

1

オメガバースの設定だよりなストーリー…残念だし悔しい!

”運命の番”は気持ちを無視した強制力にしか感じないし、Ωだからって虐げられるのも納得いかないし、オメガバースには正直ウンザリしてます。
それでもオメガバースを読むのは、このありきたりの設定を使って、どんなヒネリのあるストーリーを読ませてくれるのかって期待があるから。
シビト先生がこのテーマをどんな風に描くのか興味津々でした。

βだと思っていたミツキは実はΩで発情期を迎え、町で男達に乱暴されそうなところを教師の月ヶ瀬に救われる。でもαの月ヶ瀬もミツキを襲いそうになって…

自分がΩであり、Ωがどんなに虐げられるのか、突然、現実を叩きつけられたミツキが「これからどうやって生きていったらいいの」と途方に暮れてるところは胸が締めつけられました。どうしてΩってだけでこんな扱いを受けなきゃいけないの?
ただ現代社会を舞台にしているなら、性別検査や発情抑制剤の携帯などのケアがあって然るべきと思うのだけど、社会的なサポートも親の庇護もなく、Ωだから襲われて当然、「発情しちゃいました、先生抱いてください」的な展開は…
モロモロ引っかかります。

この世界には、Ωは風俗くらいしか働き口がなく、Ω風俗地区がある。
月ヶ瀬はかつてそこで働いていたΩの純と惹かれ合い、無理に身請けして、裕福な家からは勘当され、性的搾取でボロボロになった純に治療を施すこともできないまま死なせてしまった。
そして番を亡くしたαは、次の番を強く求める傾向があり、月ヶ瀬はミツキの誘惑に抗えず…

純の身体はボロボロで治療もできないのに、月ヶ瀬が抱いちゃうのもなんだかなぁ…
月ヶ瀬と純が出会ったのは15年前。純が死んだ時期はハッキリしてないけど、昼夜働いていた月ヶ瀬が教師になってることから、死後数年は経ってるはずなのに、その間に次の番を見つける強制力は発動しなかったのかな?

過去の後悔があるのに、やっぱりΩを求めてしまう。
月ヶ瀬自身もそれが本能からの強制力で、好きだと思う気持ちは勘違いだとわかっているのに、Ωの発情には負けてしまう。
発情でカラダを求め合う激しさはそれなりに官能的だけど、やっぱり気持ちを無視してるように感じてしまって共感できない…

シビト先生ならって期待してましたが、私が納得できないオメガバースの設定頼りなストーリーのまま終始してしまったのが残念でなりません…
それと、二人の結末がクライマックスから時間軸を飛び越えたいきなりの展開なのも戸惑いました。(描き下ろしでその間のことが描かれてはいましたが)

あと私はミツキより純のほうに魅力を感じてしまったんです。
過去の人を、ヒロインを霞ませてしまうほど魅力的に描かなくても…
シビト先生の作品が好きだからこそ、本作のストーリーは残念で悔しくてしかたありません。

4

惹かれ合う魂たち

恋煩シビト先生の大ファンです。
本作はシビト先生によるオメガバースもの。
舞台は、βの教師にβの生徒が集う学校のようです。そこに勤める教師の月ヶ瀬は、αを公言はしていない?、そしてβであったはずの生徒・日浦にΩの兆候があり…
という冒頭。本作のカップリングはα教師xΩ生徒です。
本作でのΩ設定は、風俗でしか働けないと周りも見ているように差別された存在。
Ωである事に絶望しつつ、匂いに引き寄せられ月ヶ瀬にすがる日浦。
しかし、月ヶ瀬には辛く悲しい過去がありました。
月ヶ瀬は伴侶・番であったΩ男性と死別していたのです。この設定は斬新!
今でもその彼が忘れられず、彼の死に責任を感じ、今目の前の日浦を受け入れることができない。
強烈なフェロモンの誘惑に抗って…
この感情は、この欲望は、勘違いだ。そう諭す月ヶ瀬。それでも抱かれに行く日浦とやっぱり抱いてしまう月ヶ瀬の姿は切ない。
今までのシビト先生のイメージだと、月ヶ瀬は少し冷淡で、日浦はひねくれた妖艶系で描かれたかもしれませんね、でも本作の月ヶ瀬は、αの尊大さを手放して一種の弱さを見せる等身大の男だし、日浦はΩの現実に打ちひしがれ、それでもなんとか受け入れようとする健気な姿を見せます。
ラストはハッピーエンドです。周囲も祝福してるらしい幸せの結末。
わー良かったー!…なんだけど。
やっと手に入れた小さい幸せ、ハッピーエンドなのに少しさびしくてなぜか哀しい…そんな雰囲気があります。それはきっと月ヶ瀬のはじめの番・純の印象なのかな…でも、純もきっと幸せだったはず。ですよね?

6

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