ヤクザから貞操をしつこく狙われています

yakuza kara teisou wo shitsukoku nerawareteimasu

ヤクザから貞操をしつこく狙われています
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神28
  • 萌×216
  • 萌13
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

271

レビュー数
12
得点
245
評価数
63
平均
4 / 5
神率
44.4%
著者
稲月しん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ヤクザから貞操をしつこく狙われています
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576171906

あらすじ

ガキみたいに、一日中お前を犯すことばかり考えていた

顔だけは超絶にいい普通の大学生・秋津比呂が目覚めると、柏木と名乗るヤクザがいた。ホテル、全裸、記憶なし、この意味は…?
大人気☆ 電子限定作品、ついに文庫化!

顔だけは超絶に整っている平々凡々な大学生・秋津比呂がホテルで目を覚ますと、そこには柏木と名乗るヤクザの組長がいた。全裸で。
逃げを決め込む比呂だったが、実に楽しげな柏木に先回りされその手に落ちてしまう。
悔しいほどに男前で、ヤクザのくせに笑うと意外に可愛いエロ親父。簡単に囁かれる愛の言葉に流されそうになるが…。
大嘘つき・柏木の本当、何より自分の気持ちが知りたい――腹を括った比呂はタイムリミット二日間のゲーム「鬼ごっこ」を柏木に持ちかけ…?
柏木が比呂に「騎乗位」をねだる後日談も収録!

表題作ヤクザから貞操をしつこく狙われています

常磐会の御曹司で柏木組の組長
20歳,飲むと口説き魔になる大学3年生

その他の収録作品

  • ヤクザから騎乗位をしつこく求められています
  • あとがき

レビュー投稿数12

追いかけて追いかけて

大好きなシリーズ一作目!ヤクザと美人大学生のラブコメ、ふたりの出会い編です。
酔うと女性を口説き、その記憶が飛んじゃう酒癖の悪い比呂くんが、朝目覚めたら全裸でホテルのベッド。聞こえるシャワー音、ベッドの周囲には脱ぎ散らかした衣類。またやっちゃったかーと頭を抱えていたら、浴室から顔を出したのは背中に刺青のある男で。
記憶は無いけど一夜を過ごしただけのヤクザに何故か執着され、頼りになりすぎる友達を巻き込んでヤクザの組長、柏木から逃げ回るお話です。
一部、柏木視点もありますが、主に比呂の一人称で書かれています。この比呂くんの発言や心の声が面白すぎて!何度も笑わせていただきました。
数日前出会ったばかり。そんな柏木からの重すぎる執着や愛に戸惑いつつも絆されかけ、でも信じきることもできず柏木から逃げ出す。
物語スタートから本編終了まで数日間のお話です。色んな意味でハイスピード。比呂からすると相手を認識したその瞬間からドドド執着されてるんですよね。ストレートに愛をぶつけられて、流されてあっという間に囲い込まれ…そりゃ自分の気持ちもはっきりわからず逃げ出しちゃいますよ。こわいよ、囲い込みがすごいよ。
ドドドドドド執着されてる理由は柏木視点で語られます。これぞ運命。

形振り構わず比呂を追いかける柏木と、逃げる比呂。笑ったりうっかり涙したりな鬼ごっこ、すごく面白かったです!

0

受けの不安や戸惑いも納得

怒涛の展開ですね!
朝起きたらホテルで裸であきらかにやらかした〜!しかも相手は男でヤクザ?
ひえ〜!!な主人公ヒロ。

なぜヤクザこと柏木浩二はヒロに愛してる、逃さないなどと言うのか?出会ったばかりなのに、信じられないヒロ。

実は…となり。

追いかけっこもハラハラでした。
しかも張本人のヒロが、本当は追いかけて来てほしい捕まえてほしいって。逃げてきたの自分なのに、俺を逃した!って傷ついてて。

この作者さんのお話はまだ3冊目ですが、受けの考え方や流れが昔の少女漫画にもとめられてたような、乙女主義?な感じですね。そこがしっかりハマると神なんですが。
なんかな〜と引っかかると萌えきれなくて惜しい。

0

溺愛執着攻めっていいよね

イラストがしま先生だったので購入しました。

最初の始まり方がかなり強引で、
結果的に比呂は無理矢理初めてを奪われてる形になるのですが
なんだろう…読んでいて嫌な気持ちにならないんですよね。
無理矢理なのに可哀想…!って気持ちにも私はなりませんでした。
ほんと…なんでなんだろう…。

あれよあれよと家まで与えられて流されまくる比呂。
(一応ちゃんと抵抗はしているのですが、柏木のほうが何枚もウワテです。)
でも、そこからはひと悶着あります。

柏木が何故比呂にここまで執着しているのか最初はわからなかったけど
柏木目線のお話でその理由がわかりました。
そして、それがわかると、振り回されていたのは柏木だったんだな…と思いました。


柏木から逃げている時の亮がかっこよくてほんとに良い友達だなぁと思ったし、
比呂が柏木の名前を何度も読んでるシーンで涙が…(;_;)
お互いにとってとても良い終わり方になったなぁと思いました(;_;)

続編もあるようなので楽しみに読みたいと思います♪

0

受けの精神年齢が低すぎる。

 受けがつんつんし過ぎ。攻めのことを拒否拒絶しすぎ。困らそうと思って問題起こすなら良いけど、攻めから逃げるために余計なことするのにイライラ……。
 エロシーンもずっと拒んでばかり。そんなにつっけんどんだと萎える。
 この受けはまだヤダヤダイヤイヤ期終わってないんすかね……。
 
 攻めはいい人なんです。受けだけを想って、拒まれてもめげずに……。
 自分が攻めだったら、あの何がなんでも拒否る姿にブチギレる。(スパダリに向いてない)

1

優しいヤクザBL

私がヤクザBLにハマるきっかけになったのがこの小説です笑

攻めがヤクザだと、乱暴な言葉遣いだったり、拉致監禁や陵辱といったタグがつくことが多いと思うんですが、基本的にこの小説はやさしい世界です。

攻めの柏木は受けの比呂を溺愛していて紳士的だし、柏木の側近の玉城さんや、安瀬さんといった組関係の人たちも丁寧です。もちろん暴行を加えての拉致監禁なんてないし(監禁…と言われればそうかもだけど)、平和です。

ヤクザBL入門にはピッタリだなぁと思う一冊です。(私はこの小説のあとすっかりヤクザBLにハマってしまって、重め系にどっぷり浸かるように…)

どちらかというとスパダリ物が大好きな人にはぐっと来ると思います!

1

ヤクザさん

稲月先生のデビュー作なんですね、おめでとうございました。うっかり続きの方を先に読んでしまって面白かったので、遡りました。やっぱり面白かったので萌2にしました。本編220Pほど+後日談28pほど+あとがき。

気がついたらビジネスホテルの一室、すっぽんぽんの比呂(ひろ)。飲むと記憶がなくなり、誰彼構わず口説くという悪癖があり、おまけに顔のパーツ全てが配置よく整っているらしく、堕ちないことは無い。シャワーが済んで出てきた今回の相手は、なんと背中にご立派な龍をお持ちの超男前で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
亮(中学からのダチ)、玉城、安瀬(攻めの配下)、友喜(亮の従兄弟)ぐらいかな。安瀬さんと亮君が気になったんだけど、スピンオフってあるのかな。

++攻め受けについて

攻めがそれはそれはご立派なヤさんでいらっしゃいまして。すばらしい。「女に使う金には困ってない」「髪の毛一本たりとも他の奴にはやらない」と自信満々に言い切れるその実力に惚れますねえ。ヤさんはあまり好きではないのですが、こうも堂々としておられると、全く気にならなかったです。好きですね、このような潔いおっさん。

受けさんがこれまた特異な方で。一般人だとコワイと思うのですが、背中の龍をみてもまったくビビらない、言いたいことをぽんぽん言う。どこからこの度胸が出てくるのか?単なる天然か?続きの本でも凄いなあと思いましたが、この大物ぶりにはびっくりです。

そんな二人の惚れた惚れるなというおっかけごっこなお話でした。受けのモノローグ的書きぶりなのが、ちょっと気になりますが、続きを読んでいたからか、そんなに気にならず、げらげら笑いながら読了できました。さくっと読める、攻めの絶大な執着+おっかけっこ話が楽しそうだなと思う方、是非。

0

面白かったけど……

最初のタイトルが「とにかく逃げろ」だったとのことで、その名の通り執着求愛するヤクザ攻めと、攻めから必死で逃げるノンケ大学生による追いかけっこなんですね。
その追いかけっこは確かに面白かったんだけど、すべてが唐突すぎてちょっと乗り切れなかったです。

顔だけはピカイチで、酔うと記憶を無くし手近にいる女を口説くのが常な受け。
ある日起きると、女ではなく背中に刺青が広がるヤクザな男が……という始まりで。

そんなヤクザに一夜で「俺の女」認定されて、すぐにマンションを買い与えられたりとすごいんですね、攻めの盲目的な愛しっぷりが。
執着溺愛攻め大好きなので、確かに読んでて楽しい。
だけど、出会って一晩で「愛してる」とか言い出すなんて、頭沸いてんのかな?とも思ってしまう……。

後から、実は四年前に見初めていた……という事実が明かされるんだけど、心惹かれたきっかけのエピソードもそんな理由で??くらいにしか思えなかったし、ぶっちゃけ受けは顔くらいしか取り柄がないように感じてしまいました。

そして四年前に一度すれ違ったっきりで、その後何もせず諦めてしまっていたというのがなんか微妙というか…….
というのも、執着攻めなら四年間虎視眈々と狙い続けて(その間外堀などを密かにせっせと埋めつつ)満を持して登場!みたいなのが好きなんですね。
虎視眈々と狙っていたわけではなく、偶然の再会によって一気に燃え上がったというところも個人的にはちょい残念に感じました。
なんていうんだろう、執着攻めを名乗るなら、もっと長年執着しててほしいというか。

何よりも、ヤクザな男にいきなり求愛されてビビって逃げることばかり考えていたノンケ受けが、出会ってたった2日後には「一生手放さないと言ってたくせに、信じかけた途端、手放された」ということにショックを受けるということが、えぇぇ?たった二日でそこまでの思考回路に至っちゃうの?としか思えなくって……。
チョロかわいいとかそういうのとはちょっと違うし……。

3

読みやすくて面白かったです

基本受け視点の第一人称で展開していきます。全体的に読みやすくて、深く考える必要もなく文字がスッと入ってくるので、すらすら読めます。
「おいおい!」と思わずツッコみたくなるような内容でもありますが、エンターテインメントの一種だしファンタジーの世界だと思えば気にしないです。
とにかく面白くて、続きが気になってどんどんページを捲っていきます。
ヤクザと一般人設定だが、ヤクザ要素はあまりないので、割と誰でも読める一作で、BL小説初心者にもやさしい作品だと思います。
こちらの話は疲れているときとか頭を使いたくないときにぴったりな作品なので、スナック感覚でまた読み返したいと思っています。

私は心情描写が多めなものが好きなので、評価に迷いましたが、
同時収録の「ヤクザから騎乗位をしつこく求められています」のエッチ中の描写が結構好きなので「萌」につけました

2

読み心地がとってもよかったです!!

 稲月先生のデビュー作とのこと。
とっても面白くて、最後まで楽しく読ませて頂きました。

 受け様は、顔がよくって、流されやすい性格の大学生の比呂。
イマドキと言われるような学生らしく、ノリがいいというか軽いというか。
マイペースだけど、人の気持ちは寄り添える子のようです。

 攻め様である柏木は、ヤクザであり、数年前に比呂を見初めていたけど、その時はまだ守りきれるだけの力がない、とあきらめていた模様。
今は金も力もあって、今度こそ比呂を放さない、とがつがつ攻めてきてます。


 しょっぱなから比呂が飲み会後に目が覚めたら、ホテルのベットに全裸で、背中に刺青のあるどうみてもバリバリのヤクザが一緒にいる状況。
さては、バージンを失ったのかとショックを受けたけど、あれ?どこも痛くないぞ、まさか有り得ないとは思うけど「俺が抱いた?」
 思わず私も柏木と一緒に吹きましたよ。
いやいや、有り得ないって。
なかなかハードな場面だと思うのに、比呂の一人称で進むので、テンパリ具合が面白くて緊迫感に欠けるんだよなー。

 こちらの意向など頓着せず、会話もかみ合わせようとしないまま、ぐいぐい押してくる柏木。
すばらしい執着ぶりで、溺愛で、甘ったるく愛の言葉を囁く柏木に、ほだされてしまう比呂。
でも、柏木の愛のスピードについていけず、涙を流す比呂を見て、このまま自分のものにしてしまっていいのか、手放した方が比呂は幸せなのではないかと不安になって、比呂を逃がしてしまう。

 柏木から逃げたかったはずなのに、追いかけてこない柏木にショックを受ける自分自身の気持ちに懊悩する比呂。
追いかけて来た柏木の側近に、比呂の友人の亮は、比呂に本気なら捕まえてみろ、と2日間の鬼ごっこを提案する。
比呂の気持ちなんて関係ない、俺には比呂が必要なんだ、と吹っ切った柏木との本気の追いかけっこがスタート。

 この友人の亮がまたいいヤツ~。
男気があって、頭もいいし気合も十分。
亮のいとこを加えた3人の会話は、ノリツッコミ満載で笑えました。

 柏木が必死になって自分を探して求めている姿を見て、自分から柏木の名前を小さく呼ぶ比呂。
柏木に捕まって、抱きしめられて情熱的に愛を告げられる比呂、という2人の姿を、私も満面の笑みで眺めたかったわー。

 会話のテンポがとてもいいし、読みやすく、とても面白かったです。
何より、攻め様の周りの何を蹴散らしてでも受け様が欲しい、という執着ぶりが私の萌ツボにクリーンヒットでございました。
続編も楽しみです。

2

何これ面白い

いやー面白かったです。笑いました。基本、受けの一人称で話が進むんですが、攻めとの温度差がありすぎて相当に笑えます。某おやじ淫魔を思い出しました。中盤からは切ない展開もありますが、基本ドタバタラブコメで最後まで一気に読んでしまいました。くっついた後の二人も見たかったなぁ。

4

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