ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています

yakuza no ai no su ni kusari de tsunagareteimasu

ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×219
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
138
評価数
34
平均
4.1 / 5
神率
29.4%
著者
稲月しん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ヤクザから貞操をしつこく狙われています
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784576200767

あらすじ

オレ、そのうちヤられ死ぬかも
ヤクザの組長・柏木の猛烈な求愛に絆された、顔がいい以外は普通の大学生・秋津比呂。柏木の独占欲に息もできない…!?
『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』続編!

ヤクザの組長・柏木浩二の猛烈な求愛にうっかり絆されてしまった、顔がいい以外は普通の大学生・秋津比呂。柏木の執着は重かった。就職も自立も無用! 護衛という名の監視つき、逃亡すれば鎖で繋がれ監禁プレイ!! 何も考えられなくしてやろう──柏木の「愛」に比呂はぐらつき始める。恋人と愛人の違いって? 対等でありたいって贅沢なこと? 柏木にとってのオレって…? そんな折、謎の美女の姿が。ただの知り合いだというが、いつにない柏木の様子に比呂は…!?

表題作ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています

柏木浩二,29歳,ヤクザの組長で恋人
秋津比呂,20歳,顔がいい以外は普通の大学生

その他の収録作品

  • ヤクザから独占欲で縛られています
  • あとがき

レビュー投稿数7

続編も萌えと楽しさいっぱいです。

 前作「ヤクザから貞操をしつこく狙われています」がとっても私のツボで萌だったので、続編が出ると知って楽しみに待っていました。

 普通の大学生である受け様の比呂とヤクザである攻め様の柏木。
ほぼ受け様視点で攻め様視点がちょいちょい入る。
ともかく、この比呂視点の話の流れ、というか比呂のモノローグが面白くて面白くてにやにやが止まりませんです。
 柏木の溺愛ぶりに内心でソッコーつっこんだりの、撃てば響くようなノリツッコミのテンポがよくって、もう比呂ちゃん大好き。

 柏木の独占欲、執着ぶり、ますますパワーアップ。
もてるお金と権力を駆使して、比呂を自分の手の中に囲い込もうとしております。
「配慮はするけど、遠慮はしない」とはよく言ったもんだ、と感心しちゃいました。

 ヤクザと同棲、というあまり日常的ではない日々なのに、比呂ってば、いたって普通に毎日を過ごしていて、神経が図太いんだか、ポジティブなんだか。
脱走もしてるけど、それは柏木から逃げたいんじゃなく、1人でやりたいことをやりたいためだし。
 
 鎖で繋がれちゃった時は、柏木は変態だと言い放ち、鎖付きでいかに快適に移動できるかを考えてて、全然応えてない。
あきれて怒ってはいたけど、怯えたり悲壮感はない。
鎖を張って、柏木を転ばせようとする反撃をするだなんて笑うしかなかったです。

 柏木に気安い態度をとる謎の美女の出現に、モヤモヤしてまたも比呂は脱走。
柏木に意趣返しをしたい輩に捕まっちゃってあわやとなるけど、もちろん柏木が怒涛の勢いで助けに来る。
 結局この事件で、比呂は柏木への確固たる気持ちを自覚して、「愛してる」と伝えて柏木の隣にいる覚悟を決める。


 その後の後日談「ヤクザから独占欲で縛られています」
前作では、比呂に騎乗位をさせて野獣になった柏木でしたが、今回は別のことで野獣になってました。
柏木のドオオオオンを初めて比呂が舐める。
ドオオオオンって(笑)。
レビューの為に"オ"の数をちゃんと数えましたよ 。
コミックの擬音とかでは見るけど、小説でこの表現…。
でもこれで、柏木のサイズ感、めっちゃ伝わりました。

 ともかく、続編も柏木の重たい執着愛と溺愛ぶりに萌えさせてもらい、比呂のモノローグに笑わせてもらい、と、とっても楽しく読ませて頂きました。

1

執着っぷりと溺愛っぷりが、更にパワーアップしてる!

「ヤクザから貞操をしつこく狙われています」続編になります。
今作だけでは読めないと思うので、ご注意下さい。

で、こちら、超執着系溺愛ヤクザ・柏木×ごくごく普通の大学生(但し超美形)・比呂による、笑えて可愛いラブコメになるんですけど。
前作で、完全なる誤解から始まった二人の恋。
今作では結ばれた二人のその後になりますが、前回のテーマが「追いかけっこ」なら、今回は「監禁」でしょうか。

いやこれ、監禁ものと言えど、トーンとしては完全にコメディなんですけど。
相変わらず、攻めは受けに振り回されていますしね。
もう、ヤクザも形無し。
いや、攻めがどうこうって言うより、完全に受けが規格外なんですけどね。
鎖で繋がれてるのに、こんなに元気な受けって早々お目にかかれないですよ。
負けじと脱走しまくりじゃん。

で、ザックリした内容です。
ヤクザの組長・柏木の猛烈な求愛にうっかりほだされ、恋人となった大学生・比呂。
柏木の用意したマンションで同棲生活を送るものの、心配性の柏木に大学まで護衛を付けられ、更に就職まで無用と許して貰えないんですね。
そんな彼に、反発する比呂。
そんな中、謎の美女が二人の前に現れー・・・と言うものです。

今回ですね、二人の考え方の違いが発端となる、比呂の葛藤がテーマとなるんですね。
一人の人間として自立したい、柏木と対等でありたいと望む比呂に対して、ひたすら手の中で大切に囲い込みたい柏木。
いや、柏木ですが、かなりの溺愛系で執着攻めなのですよ。
前作でも凄かったんですけど、今回はそれが更にパワーアップ。
自分の懐に抱え込んでいないと、不安で不安で仕方ないんですよね。
きっと。

まぁそんなワケで、比呂が襲われた事をキッカケに監禁生活。
危険いっぱいの外には出られないよう、鎖で繋いで閉じ込めちゃう。

と、内容としては結構ハードですが、実際の印象としては甘々コミカルでして。
これ、比呂のキャラがですね、相当規格外なんですよね。
鎖で繋がれても、悲壮感と言うのはゼロ。
あいつは変態だと怒りつつも、柏木に対する信頼感なんかは無くさない。
や、柏木をすっ転ばそうと、(監禁用の)鎖を足に引っ掛けようとするとか、なんとも肩の力が抜けちゃう報復なんかはやってるんですけど。

これな!
柏木と言うのは、結構な闇属性だと思うんですよ。
どうすれば比呂を、ずっと自分の元に閉じ込めておけるかー。
その深すぎる愛情故に、ヤバい方向に暴走しそうにもなってる。
そんな彼にとって、比呂の前向きさや強さと言うのが救いになってる巻なんですよね。
例え監禁されようと、態度を変えたりしない、変わらない比呂に、柏木は光を見るんですよ。
いや、こういう関係って、めちゃくちゃ萌えちゃうんですけど。

ちなみにこちら、繰り返しになりますが、今回も散々柏木は振り回されています。
えーと、美女との仲を嫉妬した比呂がですね、女装で脱走を図ったり。
これ、美女の正体ですけど、別にさっさと告げればいい気がするんですよね。
また、帰宅途中で襲われと、何者かに狙われている危険な状況の比呂。
その状況で脱走って、危険に自分から飛び込んでくようなもんじゃん!?と、このあたりは若干引っ掛かるんですよね。

まぁただ、こうやって、一つ一つ問題を乗り越えて更に仲を深めてゆく二人に嬉しくなっちゃうのです。
あと、柏木が相変わらず男前!
自分から危険な目に遇いに行ったも同然の比呂。
なのに柏木は、それも想定内の上で、守れなかった自分が悪いなんですよね。
いやあ、執着系で溺愛の上に、超男前!

ところで、救出時ですが、比呂は女装姿なんですよね。
柏木は若干変態属性もあると思うんですけど、比呂が着用してるのが女性用の下着だと知り、一気に暴走するのには笑いました。
口絵カラーがこの時の女装プレイになるんですけど。
表紙をめくってビックリ。

あと、比呂の将来に関しては、二人の意見は一致しないまま終わりを迎えます。
ただ、二人でちゃんと話しあって、未来を決めてゆけるよねと言うラスト。
今後も見守ってあげたいので、続編を希望します!

7

2時間スペシャルドラマのラブコメ感覚

前作と同様、受け視点の第一人称で物語が展開していきます。
ヤクザ要素は前より、少しは増えたかな。でも全体的にヤクザをやってる感もなく、タイトルに鎖で繋がれていますと書いてあるが監禁要素もほぼなく、
勢いとハッピーとツッコミ満載な一作です。
前作とまとめて一気に読みましたが、「またヤッてる」と思わずツッコみしたくなるほど、元気すぎる攻めです(笑)
ラブラブなバカップルを見ている感じで、思わずにやけたりツッコミを入れたり、楽しく拝見しました。
物語重視や心理描写重視の方には向かないかもしれませんが、
疲れているときなんとなく見て笑って、読後に満足感があります
カラー扉絵のイラストは、柏木にブラジャーをずらされ乳首をなめられる比呂ですが、すごく好きで読んでいる途中何度も最初のページに戻って眺めてました。
ぜひ見てほしいです!(ちょっとした女装シーンがあります)

2

重すぎる愛と執着が楽しいです

今回は受様に執着するヤクザの組長と顔はピカイチの大学生のお話です。

ヤクザな攻様の恋人になった受様が一般人としての感覚をままに
生きようとして巻き起こす騒動の顛末とその後日談を収録。

受様は顔面偏差値がすこぶる高く、ストーカーされるのもざらな超絶美形
ですが、顔以外はいたって平凡な大学生です。

そんな受様に惚れて長年見守っていた挙句、誤解から出して恋人にしたの
が国内でもトップクラスのヤクザの御曹司であり、柏木組の組長でもある
攻様です♪

攻様の受様とへの執着と甘やかしは半端なく、付き合うとなった初日から
マンションの自室で同棲生活を始めた挙句、受様の護衛の為にマンション
の住人を入れ替えそうな勢いなほどでした。

攻様に「お前を守ることに一切手を抜く気はない」なんて真顔で言われた
受様はつい胸キュンしてしまい、攻様に言われるがままに護衛月の生活を
受け入れますが、その結果受様には1日中1人になれる時間が無くなります。

マンションの部屋の中には常に2,3人の護衛がいます。攻様が帰宅すると部
屋の護衛はいなくなるものの外の護衛が増え、大学へは当然のように送迎
付き、コンビニに行くにも強面の人がついてくるのです(笑)

攻様から逃げ回っていた受様が、恋人になったからと言ってそんな生活に
順応できるはずがなく、度重なる脱走を試みますが、阻まれ続けます。そ
れでも部屋からの脱走を試みる敗北する毎日です。

そんなある日、講義が終わって迎えの車まで親友と一緒歩いていた受様は、
毛皮をまとったゴージャスな美女が目に留まります。大学近くの路上では
浮く程の存在に親友の気配が尖り、受様も黙り込んですれ違いますが、
詰めていた息を吐いた途端、エンジン音が響き渡り、あっという間に5台の
バイクに取り囲まれてしまいます。

目的はどう考えても受様です。その場は迎えに来ていた攻様の登場で何とか
事なきを得ますが、受様は攻様にしばらく大学を休めと言われてしまいます。

攻様は受様のために構内の護衛の手配をすると言うのですが、受様は攻様か
ら逃げ回っている間も休んでいて単位がヤバイし、留年したら就職にも響く
と反論します。

すると攻様は就職も就活も必要ないと言い放ちます。攻様が受様を手放す
事などないし、攻様は明日死んでも受様が一生困らないくらいの準備をし
ているとまで言うのです。

それを聞いた受様は今まで当たり前に考えていた未来が、攻様の棲む世界と
はあまりにも違う事に気づくのです。それでも自分の足で立つ未来を選ぼう
とした受様は攻様に監禁される事になるのです!!

果たして攻様の恋人になった受様には自由な未来はないのか!?

稲月先生の既刊「ヤクザから貞操をしつこく狙われています」の続編で、
前巻でヤクザの攻様に執着されて恋人となったものの、一般人の感覚で
自由を求める受様と攻様のドタバタラブバトルになります♪

攻様としてはヤクザである自分と共にいる事で受様が危機に陥ることを
心配していて囲い込む事で守ろうとするのですが、受様は攻様がヤクザで
あってもただ守られているだけの存在にはなりたくないのです。

それでも攻様は「受様は俺のすべてだ」と臆面もなく言い放ち、受様は
それでまた絆されちゃったりするのですよ。そして読者はそんな2人の
ラブイチャに萌え萌えです♡

そんな2人の前に受様がバイクで襲われてた時に見かけた美女が再登場、
攻様と何やら訳ありな様子を見せつけられて受様はモヤモヤして、また
しても脱走を図るのですが、その脱走劇は攻様を追い落とそうとする
輩に絶好の機会を与えてしまうのですよ。

受様が無事に攻様の手元に帰るまで、ハラハラ&ドキドキ、楽しく読ま
せて頂きました (^O^)/

攻様に振り回されていると思っているのは受様だけで、本当は非常な
ヤクザである攻様は受様にだけは激甘であるが故に、受様がチャレンジ
ャーな言動を繰り返し、結果的には攻様達を振り回しているのがとって
も面白かったです。

受様が良くも悪くも一般人の感覚を忘れずに攻様に対しているから、
ヤクザな世界に生きてきた攻様には眩しくて愛しくて離したくないので
しょうね。

受様が身体から落とされてる感は無きにしも非ずですが、それもまた
攻様の愛ゆえ!!って思うとそれもまた有り!? かと思えて萌要素でした♡

1

テンポが良い

『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』の続編です。

愛の鎖…とは…?と思いながら読んだのですが、そのまま愛の鎖でした…。
柏木の執着の表れですね。
柏木は金と権力で完全に比呂を囲いたいけど
比呂は先のことを考えると不安になるわけです。
そりゃそうですよね。
気持ちの問題だから絶対離さないって言われてもなんの確証もないわけで…。

今回、謎の美女が現れて比呂が不安な気持ちになります。
そこで全部をちゃんと柏木が説明しておけば
こんなことにはならなかったよね。と言いたくなる出来事が起こります。
まぁ…それがあったから比呂の柏木への気持ちの強さを
比呂が再確認出来るわけなのですが…。

今回もものすごく楽しませてもらいました。
でも、もうちょっと比呂は落ち着いて欲しいかな…と思ったり思わなかったり…。

0

ヤクザならではのままならなさ問題

変態がここにいます。笑えますね。

攻めがヤクザで受けが一般人のカップルのお話って、やっぱりヤクザならではの制約とかどうにもならないところがありますよね。
まあこの柏木は規格外なんですが。

なんかもうヒロがすぐ脱走して逃げては柏木に助けてもらっての繰り返しで。
まあ監禁生活にお仕置きの鎖もきついですけど。

愛してるの大盤振る舞いですね。

それにしても謎の美女が気になるからって無茶しすぎ!脱走も上達しすぎ!
柏木の独占欲と執着で窒息しそうですね。
このまま囲われて何にも持たず身に付かず20年30年後まで愛してくれる保証もないし。
でも狙われるから通学も就職もダメとか…。
その辺がこの先どう解決するか気になります。

エッチも多めで、なんつー絶倫だ!そしてヒロ包囲網のネットワークとフットワーク、さすがです!

0

稲月先生の過去作品探索中。「ヤクザから貞操を・・・」の続きで1作目未読でしたが楽しく読めました。楽しくって好きですが、独特の書きぶりが少し気になったので萌2より萌にしました。本編180Pほど+その続き60Pほど+あとがき。

大学3年生、顔だけは無駄に整っているためヤクザの柏木に惚れられ、同棲に雪崩込み2か月となった比呂。柏木がいない間は部屋に護衛、大学にいる間は友人の亮が護衛という超過保護ぶり。なのにある日大型バイクに囲まれる事態になり・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
亮(中学からの友人、家がヤクザ)、ケイ(柏木と親しい美女)、高崎(受けの護衛)、安瀬(攻めの古い知り合い)、鍋島(攻めビジネスの競合)、楢(受け行きつけの美容師)。どいつもこいつも一癖も二癖もある印象で、面白かったです。傭兵あがりだというのにオロオロする高崎さん、好きだなあ。

++面白かったところ

ヤクザだからか、柏木の執着度合いが割合振り切れているのと、それに対抗する受けとの掛け合いが面白かったでした。

部屋に護衛(というか一人で出かけさせないための見張り)。まあこれは分からなくもない。つぎに財布没収&ブラックカード持たせ。これもまあ有難うということにするとして。「足首に鎖」と「就職するな」→こう書いちゃうと「ふーん」になる方もいらっしゃるかもしれませんが、受けさんが非常に淡々と頑固に頑張る。鎖も暴れるでもなく泣き叫ぶでもなく「フローリングの床に細かな傷がつく」「手にわっかみたいにして持ち歩けば良い★」など考えはするものの、傍にいる護衛の高崎やら、心配した安瀬が拍子抜けるくらい淡々。

1冊目でとことんまで肝っ玉が据わったのか、もともとこういう性格なのかは不明ですが、モノローグ的な書きぶりと合わせて楽しく読めました!面白かったので1冊目に遡ろう~

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