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tsuranaru stella
表題作の他に一話完結の短編が4つあります。
そして、表題作が一番最後に入っています。
どれも余韻に浸れて読後感の良い話であるだけに続きがないことが大変残念です。
短編の割に各所に苦手な人が多そうな描写があるので念のため書き出しておきます。
MILK
攻めがモブから暴力を受ける描写があります。
逃げなずむならよる
攻めがAVで受けだったときの動画が流れます。
レユニオン・ドラマの場合
受けの女装があります。
お店のトイレでえっちなことをしてます。
おとなりから笑い声
友達の自慰を見てしまい意識するようになります。
つらなるステラ
受けが攻めにフェラしてるところがあります。
シーモアは白抜き修正でしたが、ほとんど見えないような角度で描いてあります。
ときめき溢れる短編集でした!
お気に入り①は1作目のリーゼントとクズモテ男の幼馴染みラブ。
セフレな関係だけど小さい頃からお互い特別だったのがすごい伝わってきて可愛くて可愛くて……!
ボコボコの攻を受が拳で助けるのかっこ良すぎて惚れた。
お気に入り②同窓会の話。よくある再会ものかと思いきや……!実は高校時代の友人と、今は恋人同士という。しかも攻の言葉が色々きっかけになって受が女装地下アイドルしてるっていう…!衝撃に次ぐ衝撃がすごすぎる。冒頭に彼女いると思わせてその正体が受だった…って、斬新ですごすぎる。
表紙から受ける印象とだいぶ違ったので、気になってて試し読みしてなかったら、まず中を見ていただきたいですね!中のタッチの方が自分は好みだったな。でも外のキラキラ感が好きだと中が違ったりするのかな?
短編集です。どれも落ちがしっかりしてるのが好きでした。よくあるストーリーせず、よくあるストーリーに慣れてるとある種唐突にも思える終わり方の作品もありつつ、その潔い感じが非常に好み。
◾︎MILK
可愛い系じゃない武闘派受け大好き
◾︎逃げなずむならよる
◾︎おとなりから笑い声
この辺は終わり方にポリシーを感じる
◾︎つらなるステラ
ヒゲ有無両方見られるのお得すぎますね!受け攻め両方のキャラが好きでした。これで連載1冊余裕でいけそうなので、少々勿体無さすら感じた。
2015年~2017年に雑誌掲載された短編集。
短編ならではの、「ここで終わりか~この先どうなるのかな」をポジティブに思えるお話ばかりで、まとめ方が上手いと思いました。
こんな設定よく思い付いたな~というものもあり、新鮮です。どの作品にもどきっとする表情が描かれていてそれぞれ楽しめました。
何故か表題作が冒頭に載っていないとワクワクする者なのですが、期待のままに「つらなるステラ」が特に良かったです。
絵の丁寧さ、きれいさは言わずもがなですが、キャラクターが好き!主人公にきゅんとしました。
『「す」のつく言葉で言ってくれ』を楽しく読んだので、ちるちるでの高評価もあり、こちらの作品を手に取りました。
こちらは短編集です。いずれの話も、キャラクターがしっかり練られている印象を受けました。どこかでみたようなキャラクターではなく、各話、新鮮な印象でした。
また、絵のきれいさについては、短編集ですので話によってばらつきがあるかな、と思いました。
しゅみじゃない評価は、文字通り、キャラクターの好みが作者さんと合いませんでした。
話が短いせいなのか、あんまり感情移入できなかった。。
表紙のカラーもすごく印象的で線も細く、いわゆる少女漫画のような雰囲気の作風かな?と思って読み始めましたが、作者さんはいかつめな受けが好きなのでは?と思っています。
購入後ずっと寝かせていたこの作品、やっと読みました。
あらすじを読まずに読み始めたのですが、短編集だったのですね。
一つの作品が短くて6作も収録されているのですが、どれもとても面白かったです。
逆に言えば、面白くない作品がなかったです!
ただ、短い作品なので全てこれから…というところで終わっています。
続きを想像させる良い終わり方なのですが、もう少し読みたい欲もありました。
やはり、一番好きだったのは表題作『つらなるステラ』です。
非常に美しい表紙だと思っておりましたが、アイドルでしたね。
納得です。
一般の漫画家さんとしても活躍している高野先生ですが、今後も一捻りあるB L作品期待しています!
皆様のレビューを拝見して、短編集ということを
再確認、理解したうえで読み始め…。
ううーーーん…!!
確かにやっぱり1話1話短いです!
ええーっという所で終わってしまうお話もありますし(涙)
ですが、短いのに各話設定がしっかりしていて
あの短さで構成がよく練られているなあと感心して、
満足する所もあるんです。
もちろん、画力もとても素晴らしいです。
表題作の央司の顔面の麗しいこと…♡
もう、これはこのもどかしさを楽しむものなのね、
と思い直しまして。
わたし的にお気に入りは「MILK」。
攻めのシゲのクズ具合は、稀に見るボコられぶりに
反省をしていることでしょうし、
まあ薄めーに目をつぶるとして。
トモの、シゲを好きだからこその友達と恋人の
曖昧なバランスに悩む姿に胸がぎゅうっとなりました…。
あとがきにキャラクターラフが載っており、
細かな設定に全部一冊ずつ本になるのでは…
いや、してほしい!!と思わずにはいられませんでした。
短編集ですね。表題作は最後に掲載されてます。
なんというかどのお話も全く萌えず。中途半端というか、だから何?という感じで。
表題作はせめてと期待したのですがこちらも萌えず。
なんでしょうか、みんな流れがぎこちないというか何で?という感じで。
感想を200文字書くのも難しいです。
最初のお話はまだ良かったかな。セフレや友達以上恋人未満。でもお互いなくてはならない存在みたいで。彼女とはエッチ出来なかったのに彼とはギンギンで。
その辺も何故?という感じでした。
評価が高いのに私の読解力不足の致すところです。
読み切り短編を詰め合わせた1冊で、どの作品も完成度が高い。
表題作はアイドル物。
かつて同じグループにいて、一人はグループを抜け俳優として成功し、一人はグループに残り今でもセンターとして活躍している。
お互いに自分の仕事に追われて、今ではあまり接点のなくなっていた二人だったがある日…。
そんな二人のお話で、中編マンガとしてはストーリーも絵も申し分ないですし、ちゃんとBLの要件は満たしているはずなんですが、BL的な萌という面では私の中では何故か印象が薄い。
私としては他の作品の方がどれも印象深くて、特に好きなのは「逃げなずむならよる」でした。
セルフツッコミ
レビューのタイトル、ネタバレ過ぎかなぁ。
変えた方かいいかなぁ。
でも、君の名前で僕を呼んでなオチが良かったんだよぉ。
『私の少年』で高野先生を知ったので、BLを描いてることを知ったときは驚きました。
真修の清廉なイメージがどうしても離れず、エロシーン読むとものすごい背徳感が…笑
見てはいけないものを見てしまった感がありました。
『私の少年』を読んでいても感じるのですが、高野先生の描く作品はリアル感があるというか、地に足のついた感じがするというか…。
表題作の『つらなるステラ』の、攻めのアイドルから俳優に転身した感じだったり受けの営業用インスタの様子だったり…現実の世界っぽさがあって、そこが魅力的だなと思います。
どの短編もよかったんですが、やっぱり表題作が一番好きだったかな。
受けの央司の圧倒的顔面力が本当に目の保養になります。キラキラした瞳がとても綺麗で惚れ惚れしちゃいました。画力の有効活用ですね。
攻めの蒼馬はあんまり好みの顔じゃないですが、ああこういう塩顔俳優いるよねーって感じでやっぱりリアル感あります。
アイドルグループの元メンバーの人気俳優と現センターが恋人同士って、フィクションとは思いつつめちゃくちゃときめくなと思いました。
どの短編も一冊まるごとで読みたいくらい素敵だったので、短さが残念でした。
お話の作り方がやっぱり上手なんだなと思います。
またBL作品期待してます!
いろんなCPとシチュエーションがあって、かなり楽しめました。
1話は短いので、長編で続きが読みたくなります。
一番好きなのは「レユニオン・ドラマの場合」でした。
どれも良かったのですが、この話の展開の面白さにやられました。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
【レユニオン・ドラマの場合】
同窓会で「久しぶり!」からはじまるストーリーで再会BLかと思いきや...
攻めと受けは同棲していて、恋人同士。
作曲家とアイドルという関係性でもあります。
しかも受けは女装グループのアイドルで、長身美人。
恋人であり女装アイドルであることがばれると照れちゃうという理由から、同窓会では久しぶりに会ったというシチュエーションにした模様。
この2人、攻めのほうが身長が小さいのですが受けが翻弄されていく様がとても可愛らしかったです。
ぐいぐいと押して押しまくる攻めとそれをまんざらでもなく受け入れていく受け...
受けの男姿のときは、髪が短く厳つい雰囲気がありますが、彼自身は素直で健気です。
そんな受けのことを、キラキラした目で見ながら照れてる姿を視姦する攻め。
この対比がたまらなかったですね。良い~~となりました。
彼らが高校卒業後、再会したときのエピソードもなかなか強烈で、ここからそうなるのか~と納得のいく関係性でした。
同窓会で過去の思い出話をしているのかと思いきや、それは彼らの馴れ初めだった...というなぜ本人同士で?というような話の展開で、なかなか楽しめました。
短編だったので短くはありますが、綺麗にまとまっていました。
ただ一冊まるまる表題作の長編が読んでみたいなと思います。
「私の少年」と表紙から爽やかなイメージを抱いていたのですが、一番最初から体の関係のある二人の話でいい意味で裏切られました(笑)
きれいな絵に加え、どの話もストーリーがよく練られていてとても読み応えがありました!
特に良かったのが「レユニオン・ドラマの場合」です。
攻めの健吾がどストライクでした。
バカっぽい言動が多く、その言動と行動で受けのヒロキを翻弄するのがイイ!
あんなきらきらした目で迫られたら拒否できませんよ~!
思わず最初から読み返したくなるようなストーリーも面白かったです!
全て短編でしたがどの話も楽しく読めたので大満足です。
高野先生の他のBL作品も読んでみたいと思います!
私は前作「すのつく……」を読んで高野さんのファンになったのですが、
今作も期待を裏切らない快作ばかりでした。
相変わらずどのお話も話の展開が読めないというか、
そうくるか⁈ってな転がりようで、最後までワクワクしつつ読破。
特に印象に残ったのは、表題作。
カッコイイだけじゃないアイドルモノ。
でもやっぱ央司はアイドルで美人でしたv
(表紙の央司がたまらなく美人!vvv)
他の作品もやたらと喧嘩の強い受とか、
色っぽい笑い声の受とか、
思わず作品の頭に戻って読み直してしまった受とか!
どの作品もキャラクターが個性的!
一度読んだら忘れられない!
やはりどれも、もう少し長い作品で読んでみたかった!
そういう意味で物足りなさを感じて、評価は神寄りの「萌×2」!
高野先生のBL短編集、同時発売だった「私の少年」と一緒に陳列されている書店もあり、この本をきっかけにBLを読まれることもあるかも知れません。誠に勝手ながら「これが人生初のBLだったとしたら?」なんてことも想像しながら拝読しました。
表題作である芸能人カップルの話。
三苫さんがこざっぱりとした美青年に描かれるとよかったのにな、と感じました。
短編だから仕方ないことかも知れませんが、もう少しページ数を増やして展開を丁寧に描いて欲しかったと思います。少々急ぎすぎというか、あっという間に終わってしまった感じが残念。
一番面白いと思ったのは【逃げなずむならよる】です。
舞台を見ているようなひねりのある展開で、「えっここで終わり?!」と声が出そうになります。これぞ短編ならではの味かも知れませんが、これだけで一冊作ることができますよね。
ショートショート作品はいいところでぶった切ることで読み手に余韻やその後を想像させるのでしょうが、私は漫画作品には「充分すぎる程の満足感」を求めてしまいます。
そういう意味ではこの短編集はどれも面白いけれど満足感には足りず・・・。
表紙はとても美しかったです。
画力はさすがです。
表題作のみかと思ったら短編集でした。
うーん…どれも短編すぎて感情移入しずらかったです。絵はとっても綺麗なだけにちょっぴり残念。私の少年で知った作家様でした。美しい絵や雰囲気を堪能するには良い作品だと思います。否定的でスミマセン( ; ; )高野先生は大好きな作家様です。
「私の少年」から入った作家さんです。正直、まさかBL作家さんだったとは
知らなかったので、びっくりして思わず購入しました。
【MILK】
八尋茂×宇津木智博の幼なじみものです。
八尋の祖父がやっている空手の門下生で、小学生のときに組み合いをして、抜き合いをして、そのままなしくずしにセフレにまでなってしまった話です。
で、おそらくこのままじゃいけないと思い、八尋が告白をするのですが、気まぐれと思われ振られてしまいます。
しかもその後に八尋の元カノの男友達(?)が八尋に暴行を加えます。
ヤバイほどつまんない理由だし、短編でもモブ女キャラの性格が悪いwって思いましたね。そして助けに来る宇津木。←男前受け大好き!
で、なんじゃーかんじゃーと両想いになったところで終わっちゃいました。
【逃げなずむならよる】
成田睦×大窪蛍輝の再会ものです。
信号待ちをしていたら、チャライ男性が女性に話しかけられていて見てみたら、中学の同級生だったのでお茶をすることに・・・。近況を聞いたら、まさかのAV会社の代表で・・・
中学のときに睦の家に泊まったときに蛍輝が勃起してしまって気まずさから疎遠になっていたのですが、再会して連絡を取り合うことに。
ある日、蛍輝が睦の職場に行くことに・・・。その時にあれよあれよと睦に突っ込まれてしまい、睦がAV男優(ネコ)だったことも知ってしまいます。
そこからどうなるのかなぁ~と思ったら、睦が同僚(?)に「蛍輝」と呼ばれて蛍輝がびっくりして「なんでお前が蛍輝なん?」ってところで終わっちゃい
ました。
【レユニオン・ドラマの場合】
健吾×ヒロキです。大学生ものです。
高校の同窓会から始まるのですが、普通に「久しぶりー!」って感じの会話で
文化祭の思い出話をしていて、同窓会の前に何度か会っているから
そこからBL展開なのかなーって思ったら、すでに付き合っていたっていうのが!しかも何気に女装ものでした!
これ本当に短編なのがもったいないって思いましたね!
【おとなりから笑い声】
荒井×坪内
大好きなお笑い芸人のライブに行ったら隣の席の人が、全然笑ってなくて気になっていたら隣人でそこから段々仲良くなる話でした。
なんで笑っていないかと言うと、坪内の笑い方が喘ぎ声みたいで、人前で笑えないということでした。
そこから芸人のライブDVDを一緒に観るようになっていて、壁が薄いから笑い声も聞こえているから坪内の家にインターホンもなしに勝手に開けたらオナニー中で慌てて部屋に戻ります。そこで喘ぎ声と笑い声が同じと気付き・・・
今まで聞こえていた声は笑い声なのか喘ぎ声なのか・・・と意識しちゃって
坪内の大学の先輩にまで嫉妬しちゃう荒井。
この話が一番好きなので、続きが気になって仕方ないですね。薄い本でもいいから本当に続編を希望します。
【つらなるステラ】
三苫蒼馬×森高央司のアイドルものです。
ADORE5(アドレス)というアイドルを脱退した三苫と、そのADORE5に在籍している央司の話です。
突然のADORE5解散の話から入り、三苫はそんな話を聞いていないとメンバーに連絡を取ろうとしたら央司がいて、そこから三苫の家に転がり込んできました。(解散騒動で記者などがうるさくて)
で、これまたなんじゃーかんじゃーとHしちゃうのですが、ところでADORE5は解散しなかったの?ってそこが気になりましたね。
でもあとがきで解散してなさそーだったのでよかったと思いました。
正直、全部「えっ!?どうなるの?」とか「えっ!続きは?」ってなりました。
短編ってやっぱり好きになれないなー。って改めて思いましたね。
続編になる可能性が少ないじゃないですか・・・。だから残念だなぁ~って思っちゃいました。
一般作品の「私の少年」を読んで、凄く良いなーと思っていたら、作者様がまさかのBLを描かれていると知って即購入!
5作品の短編集で、表題作が一番最後に収録されている少し珍しい構成でした。
さすが作者様らしい一筋縄ではいかないオリジナリティある作品の数々に脱帽です。
表現が短編映画のようで、表情や空間の使い方が非常にお上手で、魅せられてしまうんです。
私は、一番最初の幼馴染の高校生同士のお話と、再会もののお話が好きでした。
あと、笑い声が喘ぎ声のようってお話も意外性があって面白かったです。
後書きで作者様が実際にそーゆーサラリーマンを見かけたと書いていらっしゃって、吹き出してしまいました。
表題作は攻めの元アイドルの見た目がちょっとおじさん過ぎて、現アイドルくんとの見た目の差を感じ過ぎてしまったのが残念でした。
表紙の雰囲気より、実際の素朴で綺麗な絵柄が魅力なのでぜひ読んで頂きたいです。
表紙の繊細な絵と一般誌で描いている(そちらは未読ですが)作者さん…ということでBL感の薄い軽めの短編集かな~と思いつつ購入しました。が、いい意味で裏切らた!
各話短くてどの話も今後の展開を…!と身もだえるような内容ではあるのですが、1話1話苦めのお話しで読んでいるときの満足度は高く、普段あまりない味わうことのないハラハラ感は新鮮でした。
それぞれ濃度の差はありますが、どれもかわいくてハッピーなBLではない…!のは珍しいかなと。
エロは一般的なものと比べると少な目ですが描くところはしっかり描いてくれている感じ。
あと暴力描写が結構ガチで驚きました。
【MILK】
幼馴染でセフレ、なお話し。攻めの顔がここまでボコボコになるのなかなかない!
【逃げなずむならよる】
思春期のすれ違いを引きずりながら大人になって再会する話。続きが気になる。
【レユニオン・ドラマの場合】
同窓会で久々に再会するが…という話。一番好きでした。最後まで読むとなるほど~~!!!となる感じが気持ちよかったです。
【おとなりから笑い声】
お隣さんの喘ぎ声が気になる、なお話。この中ではかわいい感じでした。
【つらなるステラ】
俳優とアイドルのお話し。表題作が一番最後に掲載って珍しいような?作者さんのアイドル感が詰まってるのかなと思いました。
またBL単行本が出たら買います!
表題作が素晴らしく、キャラ設定もストーリー展開も良かったため、できれば短編集の中の一つではなくメインとしてもっと前後を読みたかったなぁと思いました。初めて読む作家さんで、表紙が綺麗過ぎて中身の絵柄の想像がしにくかったのですが、結構好みのタッチでした。特に表題作の受け央司の瞳には引き込まれます。アイドルグループを1人で抜け俳優活動を始めた攻めの蒼馬はアイドル時代ずっと央司をきらきらした星のような存在だと思っていたのですが、央司は央司で俳優として成功した蒼馬を同じ気持ちで見ていたんですね。2人が自分の想いを晒け出し、やっと同じ土俵に立てた瞬間に立ち会えて幸せでした。
同時収録作では『逃げなずむならよる』が特に印象深かったです。途中まで相手のことをずっと考えていたのは受けの蛍輝だけだと思っていたら、実は攻めの睦の方がずっと受けに囚われていたんですね。挿入するのは睦ですが、不思議と睦が受けに見えてしまうくらい健気に思えました。若干ぶつ切りだったので、こちらもできれば前後をもっと読みたかったです。これと表題作の2作品くらいの構成になっていれば、もっと深く先生の作品の良さに浸れたのではないかなと思います。
色んなタイプのお話がたくさん詰まっていて面白かったです。
一番好きなのはやはり表題作の「つらなるステラ」かな。アイドルものが大好きなのでキラキラしたお話かなぁと読み進めましたがどちらかと言うと熟したアイドルのお話で、アイドルとして年齢的に考える時期に差し掛かってきている央司とそのファンであり元メンバーの蒼馬のBL展開が楽しめます。作者さんは『私の少年』などの少女漫画でも活躍中の方で、そちらも連載中ですがアイドルオタクの担当さんからの熱心な勧めによりアイドルもののBLを描いてくださったとか。担当さん、ナイスです!
この他「逃げなずむならよる」も面白かったし、長編で読みたかった作品ですね。睦の嘘がばれた時に一瞬にして泣き顔になるシーンが良かったです。その後の睦の言い訳とか二人のイチャイチャがとても気になります。
onBLUE29号の表紙&コピーがとても印象的で、コミック化されたら買おうと思ってました。
表紙のキラキラした感じ&国民的アイドルのお話が表題作なので、もっと少女漫画チックな浮世離れしたキラキラ☆アイドルものだったら苦手だなぁ…と思ってたのだけど予想と全然違うというか、いい意味で裏切ってくださって嬉しかった。
全体としてスパイス効いてる作品が多くて面白かったです。
【MILK】
幼なじみモノ。こきあい ぬきあい すいあいを経てアレをする仲になってる茂とトモ。
茂はトモを抱きながら、他の女の子の話をしちゃうようなクズだし、去るもの追わずを地でいくタイプ。両親が転勤族だったので、人と深い付き合いをしちゃうと別れるときに辛くなるから…と自制してきたせいで人に対しての切り替えも早いんです。
茂が「(ここに残らず両親に付いていってお別れなんてことになったら)トモ嘘泣きくらいしてくれよ。」と言ったとき「やーだよ。」と言ったトモのその次のセリフがキタっ!「まあ大泣きくらいはしてやるよ。」ぐっときましたわ。
トモはずっと茂の事が好きだったんだけど、間近で茂の女関係を見てきたこともあって、茂からの告白も本気にできない。ここの感覚の違い、長年好きだったからこそ茂の勢いのような告白を受け止められないってところが好きでした。
茂が振られた女の子の友人たちにボッコボコにされるんだけど、殺すのも厭わないような凶暴なヤツらでこんな奴らと縁がある女子高校生ってどういう子なの…怖い…と思ってしまい、女の子への同情がなくなってしまった…。
【逃げなずむならよる】
同級生再会モノ。
中学のとき一緒のベッドに寝て勃ってしまった息子を、寝てる睦のお尻に押し付けて抜いてしまって以来、気まずくて避けまくった蛍輝…。
あの夜を境に変わってしまった二人が偶然再会するのだけど、再会しても蛍輝の名前を覚えていない様子&「お前の名前思い出すと虚しさで死にそうになるからずっと忘れとったのに」と言ってた睦の嘘がバレた時の表情が絶品。
【レユニオン・ドラマの場合】
これお話の組み立て方が面白かった〜。
同窓会に出かけて「久しぶりー!」と再会を喜ぶ二人…のように見せかけて、実はお付き合いして同棲している(はず)二人というやつで、そこから過去に遡って二人の出会い、節目節目の思い出エピソードがどんどん出てきます。
冒頭の女物のパンツは彼女のかと思いきや、実は…という種明かしが最後にされてます。
【おとなりから笑い声】
お隣さんから頻繁に聞こえてくる喘ぎ声に苦情申し立てにいったら、実は笑い声で盛大な勘違いだったことが判明。
同じお笑いコンビのファンという共通点が見つかり急速に仲良くなる二人。郵便物の誤配送でお隣さんに渡しに部屋に入ったらオナニーの真っ最中、おまけに声が笑う時と同じだった…。
笑う声と喘ぎ声が一緒というお隣さん。
壁の向こうから聞こえてくるあの声は今はどっちなんだろう??と気になってしまう様子、気になるなら来ればいいという相手とのやりとりが好き。
【つらなるステラ】
同じ国民的アイドルグループにいた蒼馬と央司。蒼馬は脱退して今は演技派俳優と言われるようになり、央司はアイドルの最前線にい続けています。
央司は今も昔も蒼馬にとっては輝ける一番星。その星が「燃え尽きそうだよ」と言ったときの蒼馬が男前だし、ずっと星を手に入れたかった蒼馬の思いが叶って良かったと思える作品でした。
表紙に惹かれ購入。
その目当ての表紙=表題作は一番最後に収録の、全部で5本の短編集でした。
先の方がレビューされてますよう、続きが読みたい!と思うのが何本かありました。
私は『逃げなずむならよる』『つらなるステラ』で、特に『逃げなずむならよる』が良いです。
要は再会もので、攻めの秘められた想いが最後に表情に表れた時がもうっ…!!!
書き下ろしでその後のお話とか無いかな…と思ったら、書き下ろしは『つらなるステラ』で。
いや、つらなるステラ好きでしたけど!央司可愛いですけども!
どこかで続き読めたらいいな…読みたいです…。
『つらなるステラ』はとにかく表紙の央司(受け)が美しいです。
対して攻めの蒼馬のヒゲ(剃ったり生やしたり)バージョンが好みじゃなかったな。
央司と同じアイドルグループだった蒼馬が脱退し役者として成功し、そんな蒼馬の元にアイドルとして燃え尽きそうな央司がやって来るのですが、そんな央司に蒼馬がかける言葉がイケメンすぎでした。
蒼馬は元々央司の大ファンとはいえ、央司の気持ちがイマイチ分かりづらかった…。
短編だから仕方ないのですが、もっと2人がじっくり近づく様子とか見たかったです。
『レユニオン・ドラマの場合』という短編は、現在と過去が入り混ざったお話で、主人公が不思議キャラというかなんというか(;´д`)
結局何だったんだ…と、分からないまま終わってしまった感じでした。
『逃げなずむならよる』は応援書店ペーパーで少しその後が読めます。
こちらで物足りなさが、ほんの少〜し解消されるかな??
いやー、作者様が一般の方で活躍されている方なので、描写はあっさり目なんだろうな〜〜。と思ったら、割とがっつり濡場があって本当ありがとうございますって感じでした。
絵がとにかく綺麗ですが、お話自体はわりと上級者向けかもしれません。クズ攻め・流血・攻守逆転?・女装 要素があります。
短編が5話と、表題作のその後の話が1話。
全部続きが見たすぎる短編ばかりでした!!!
なんていうか、泣きましたね。えっ?えっ?ここでENDってそんな殺生な…っていう意味で。
登場人物の心理描写というか台詞回しや表情がすごくリアルで、短編なのに滅茶苦茶感情移入しました。
あらすじというより感想ですが、以下ネタバレです。
「MILK」
八尋(18)×宇津木(18)
ま〜〜、1ページ目から攻めのクズっぷりが半端ない(受けを抱きながら、攻め「こないだ紗奈ちゃんとヤろうよってなったんだけど勃たなくてさ〜」のシーンは初っ端から全力でクズってて、御馳走様ですって両手を合わせました)
ただ、攻めがこうなってしまったのには理由があって、両親が転勤族だから、なるべく人と関わらない、好きにならないようにっていう自衛からそうなってしまってるんですよね。
受けはそんな攻めにずっと片思いしていたのですが、いざ攻めが「付き合いたいんだけど」と言っても、信じられないんです。「パッと付き合って、はいさよなら、そうなったら後は俺ら、おしまいしか残ってねえけど」と言って拒否してしまう。ここら辺がね、表情とか台詞回しが、ほんとうまいんですよ。
受けの「もう 零れた」の切なさ!!!!
もちろん、クズ攻めの攻めザマァ展開もあります。攻めがかなりボコられて流血してるので要注意ですが。攻めザマァ展開好きな人は全力でおススメです。
「逃げなずむならよる」
睦(AV会社社長) ×蛍輝(SE)
中学時代、同じ野球部?に所属していた二人。寝ている攻めに触れたときの、攻めの「ん」という声に息子が反応してしまった受けが、攻めの後ろでオナってしまって、それ以来、受けは後ろめたくて攻めを避けてしまいます。その後受け→就職 攻め→進学で離れ離れに。
10年経って街で再会するのですが…
関西弁!!!
台詞のセンスありすぎるでしょう。
お気に入りのセリフは「お前才能あるわ こないすぐ穴やわやわなって」
この話はねー…読み終わったあと叫びました。ENDの文字見て「嘘やろ…」って。泣きたい。続きが読みたい切実に…。
再会したとき、攻めは受けの名前忘れたフリしてましたけど、最後のこれね…表情やばない?上手すぎるでしょう…
話の組み立て上手い…上手すぎるよ。
「おとなりから笑い声」
荒井×坪内
お笑い大好き荒井がお笑いライブにくると、隣に座っている男が全っっく笑っていない(どころかムスっとしている)ことに気がつき、そのことが気になって集中できなくなってしまう。イライラしながら家に帰ると、隣に座っていた男はなんとお隣さん。
受け…笑い声が「あっ、あっ、」って喘ぎ声みたいで恥ずかしいから人前で笑えないって…………可愛すぎません?
っていう、話です。
この3編のお話が好きすぎてもう…
他、「レユニオン・ドラマの場合」、表題作「つらなるステラ」
続きが欲しすぎるので(特に「逃げなずむならよる」 )
1000通くらい出版社にメールしてしまいそう。