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hi‐fi rendezvous
同い年が2人しかいない田舎でのほのぼのラブでした。
数人いた先輩もみんな卒業して最後の卒業生になった中学生、筒ニと孝司。
村の人たちとの関わりの中で自分達の関係について考えたり、将来について考えたり…高校では離れ離れになってしまうから楽しい毎日を過ごしながらも、今のままでは居られないと感じてるんですね、彼らなりに。
高校ではどうだったか不明ですが、孝司が大学に入ってからは連絡とってなくて、実質自然消滅していた2人ですが…という展開でした。
切なすぎる。
幼少期の恋が大人になっても続くなんて滅多にないであろうことなんですが、やっぱり愛し合う者同士は結ばれて欲しいものです。
お互いを好きなままでいてくれて良かったです。
そして末永く村で仲良くやっていって欲しいなぁ。
絵が少し変わられましたかね。
細くラフだった絵がしっかりつながってきたような。
目が大きいわねぇと思いましたが、中学生の幼さを表しているんですね。
ストーリーとしては…どういうお話なんでしょう?と思いながら終盤まできてしまい。
田舎の両思いの中学生の普通の話がどこまで続くんだろうと思ってしまいました。
日常系好きなんですけど、2人が一緒にいることによってささやかな日常がほんわかしたり、萌えがふんだんにあるとハマるんですが、たまに本作のように普通の人たちが普通に過ごして恋愛するだけ?と感じてしまうことがあり。
情緒がない私は繊細すぎるお話を味わう感受性が欠けていると思われます。すみません。
「ラブラド・レッセンス」の2人が出てきたのはうれしかったです。
相変わらずの2人ですが、長距離でも続いているようで。
そんな大人の2人を見て、本作の2人の刺激になる仕掛けだったんですね。
ラストでは、大人になったかっこいい2人が見られてよかったです。
子どもの頃、お互い一目惚れで、そこからずっと一緒で、高校では離れたものの、まだ思い合っているという奇跡のようなお話でございました。
ただいかんせん無粋な私には、何も刺さることも萌えることもなく風のように通り過ぎてしまったような読後感です。
完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆
面白い ☆☆
内容が好き ☆☆
絵が好き ☆☆
キャラが好き ☆
萌える ☆
本作は表紙から見てあからさまに中学生ものっぽい。だから読む気もイマイチだったけど。
先生初読みの「ラブラドレッセンス」が良くて読んでみたら。
コレ、泣くでしょ。
前半はそのまんま中学生ものなのよ。だから50overの私には可愛いなぁ〜だけ。だけど。
後半急に。
中3の筒二と孝司。
筒二はちっちゃい頃からずっと「好き好き好き好き〜」ばっかり。
孝司も好きあってるけどちょっといなしてるようにも見える。
そんな2人の今、これから、その後。
「ラブラド〜」の睦&春次や、初恋を引きずる女性も出てきて、筒二は「自分/自分達の」これからに不安を感じ出す。
要は「遠距離恋愛(物理的距離)」や「恋心の永続性」の悩みなんだと思うけど。
アンナさんの事例はまあよくある話。されど真剣な話。
自分だけがいつまでも囚われてる。そんな心を吹っ切る話。
睦と春次のエピソードは、物理的な距離の問題と片方が悲観的な場合の話。
これは春次の性格とフットワークに救われてるよね。
逆に。
どっちかが動いていれば続けることができる、という前例になる。
コドモっぽかった筒二。
でもどうしても。これからもずっと。孝司と続いていきたい。だから…
その心が胸を打つ。
10年後、同じ気持ちなら。
あの日のアンナさんのように覚悟しながら。
もちろん、良かったね、なんだよ?
2人の愛情は本物だったんだねって思ったよ?
ただ、
あとからあとから孝司が連絡しなかった5年間が引っかかって。
筒二は
どれだけ不安だったろう。どれだけ苦しかったろう。
終盤涙腺緩みまくりでしたよ…
ラブラド〜の睦と春次の存在も良かった。
2人にとってはある意味試練の日々に思えるけど、春次の自然さが2人の関係性を救っていると思った。
グッと心に響く作品。「萌x2」で。
ぴったりなタイトルがどうしても思いつかなかったので読み終えたあとの私の状態を表す言葉にさせていただきました。何故だがぽろぽろ涙が溢れました。
ymzさんの作品は「さよなら、ヘロン」を読ませていただいたことがありましたが、白と黒の2色なはずなのに一つ一つの絵に色が付いているような感じの鮮やかな絵柄がとても好きです。本作「ハイ·ファイ·ランデブー」は、YouTubeの広告で出てきた事がきっかけで購入させていただきました。YouTubeの広告に初めてありがたみを感じました。
登場人物は表紙上側の中学3年生の筒ニと、表紙下側の同じく中学3年生でおさななじみの孝司の二人がメインです。元気でやんちゃで孝司のことが大好きな筒ニ、優しくて少しクールで筒ニのことが大好きな孝司。二人の他にも医者の睦と写真家の春次が出てきますが、二人の話、「ラブラド·レッセンス」も少し気になるので早く読みたいです。
筒ニと孝司の通う中学校は少子化によって二人が卒業してしまえば廃校になることが決まりました。過疎化の進んだ地域で高校に進学してしまうと二人は別々の道を歩むことになります。二人が卒業するまでの短い期間を二人で過ごしたことは二人にとってかけがえの無いものでした。
これは…付き合っているのか?と思ってしまうほど純粋で真っ直ぐなストーリーでした。二人が“好き”という言葉でしか好きという感情が伝えられないことが中学生らしい青くて爽やかな雰囲気が漂っています。筒ニは作中で何度も孝司に「好き」と伝えていましたが、日常会話の一環のように伝えていて、それでいて孝司も筒ニからの“好き”を大切にして毎日を送っているようでした。いやぁ、かわいい。
アンナさんという女の人の話が出てくるのですがそれが、切なくて儚くて。筒ニが孝司のことをもっと大切にするようになったのも彼女の話が少なからず筒ニの心に関わったからなのかなぁ、と思います。あと彼女の話は個人的にもっと見てみたい気持ちでいっぱいです。
描き下ろしのin futureは絶対に見たほうが良いです。泣きますよ。
本作「ハイ·ファイ·ランデブー」と一緒に「ラブラド·レッセンス」も購入させていただきましたが、早く読みたい気持ちでワクワクしています(2回目)。ymzさんの作品は全体的に優しくて爽やかで暖かさがあるので、この作品の他にもymzさんの作品を購入しようか迷っている方がいるのならば是非購入していただきたいです。
表紙から可愛いDK(実際は中学生)のお話なんだろうなーと想像してたんだけど、とんでもない名作だった!
過疎が進んだ田舎、廃校予定の中学校の最後の卒業生となる筒二と孝司。
ふたりは公認の仲らしく、健全なお付き合いをしている。
中学卒業後の進学先は別々。大好きでずっと一緒にいられると思っていた時間には限りがあって、不安を感じ始める筒二。
ストーリー構成が面白くて、毎話+αのゲストが登場するんだけど、このゲストの言動がふたりの行く末に影響を与えていく。
好きなまま別れてしまった・・・このセリフが印象的だったな。
よくよく考えると、公認の仲と言えどもこんな田舎で男の子同士が付き合ってて噂にならないの?とか二人の家族が全く登場しないけど親的にはOKなのか?とか現実的には疑問な部分もあるんだけど、ほんとそこは置いといていいから!それくらい素敵なお話だった。
そして、最初タイトルの意味がよくわかんなかったんだけど、最終話でのタイトル回収お見事です!
最高ー!!!!!この話めっちゃよかったんですよ!!!!!!!泣いちゃう…泣いちゃうくらいよかった…ymz先生の作品いくつか持ってるけどこれが飛び抜けて好きってくらい好きです!ほのぼの系のエロなしの話で、田舎の学校の最後の学生の2人の話。色んな人を通して、2人の気持ちの形が変わっていくのだけど、最後の最後までよかった…。染み渡るようないいお話。
ymz先生作品は、ぐっと心に沁み込むんですよね。
田舎の中学校の男の子、筒二と孝司の2人が過ごす日常と、2人を取り巻く人々、ほわほわした恋の気持ちが伝わる良質な作品だと思います。
だけど、中学校を卒業したら慣れたコミュニティから出ていくし、きっと高校は別々になる。
これから先の未来は予想が出来ないし、2人が大好きでいるためにはどうしたら良いのか?なかなか、中学生の2人には難しく悩む事実なんですよね。
【ラブラド·レッセンス】に登場するCPの、睦と春次が、2人の良きガイドとなっていたり、ymz先生の世界観で生きている人々が愛おしく感じます。
筒二と孝司の、近所のアンナの切ない恋の話は、2人のその後のキーポイントでも有りました。
筒二と孝司が、大人になってから再会するのですがアンナの恋の話が効いています。
ラストは、涙がじわじわ出てしまいます。明るい未来が、ちゃんと有る素敵な話でした。
『ラブラド・エッセンス』の関連作品。
読み終わった後の言葉に出来ない感動が味わえます。
BLとか関係なく、心に染み渡る作品です。
学生時代に「何か大切なもの」を置き忘れてしまったまま大人になった人に特におすすめします。
田舎の小さな村に住んでいる幼なじみの筒二くんと幸司くんの通っている中学校は過疎化が進み、2人の卒業と同時に廃校が決まっています。
2人は出会った瞬間から好きになり、ずっと2人の世界を生きてきました。
卒業後の進路は筒治くんが自宅から県内の遠い高校へ、幸司くんは県外の高専に進み下宿生活。
卒業するまでの2人を1話~8話(前半)
2話~7話までは1人(夫婦)ずつ登場し、2人に何かしら影響をもたらします。
特に4話のアンナのお話は筒二くんの考えに影響します。
中学卒業後にわかれてしまった彼から「お互いのことをまだ好きでいられたら、10年後ここで会おう」と言われたアンナ。
10年後の「今日」に約束の場所で待っていたけれど…。
卒業した後の2人は8話(後半)と描き下ろし
幸司くんは高専卒業後に東京の大学へ進学し、そのまま就職した模様です。
中学の卒業式に筒二くんから幸司くんは提案されます。
「10年後の今日 またここで会おう たいせつなものが増えても お互いのこと忘れられなかったら」
きっと、筒二くんは予感していたのでしょう。
どんなに好きでも離れてしまえば、気持ちも想いも変わってしまうかも知れない、と。
でも、筒二くんは幸司くんに対する自分の想いは変わらない自信があったと思います。
ただ、物理的に離れてしまう幸司くんの気持ちに自信が持てなかった。
15歳なのだから無理もありません。
人の気持ちに「絶対」なんてないのです。
他の方もレビューに記載されておりますが、描き下ろしの筒二くんの言葉は胸を打ちます。
「俺さ 働いて いろんなこと勉強して たくさん離れないための 準備をしたよ 側にいてくれ」
読んだ方は全員が泣くのではないかと思います。
約5年間連絡を取らなくなってしまった不確かな恋人のため、約束の10年後の「今日」だけを心の拠りどころにして、ずっとずっと準備してきたのですね。
もしかしたら、自分だけが一方的に想っていて、幸司くんは東京で恋人がいるかも知れないとか、もう自分のことなんて好きじゃないかもしれないとか、1日に何度も不安に襲われながら過ごしていたのだと思います。
どんなに大切でも環境が変われば疎遠になることは誰でもあります。
これが片付いたら連絡しようとか、来週は連絡しようとか、なんだかんだと自分に言い訳して、気が付いたら連絡する時期はとっくに過ぎていたりします。
筒二くん、約束して良かったね。
「きっかけ」って大切です。
想っているだけじゃ伝わらない。行動しないと。
個人的には、描き下ろしで
春次さんからもらったカメラがきっかけで今も写真を趣味にしている筒二くんみたいな設定やあの日写した幸司くんの写真を部屋に飾っている場面があったらいいなと思いました。
あとは、2人が「再会するまでのそれぞれの気持ち」と「再会した今後」でもう1話分欲しかった。
どうしたって、筒二くんより幸司くんの方がいろいろあったと思います。
大学進学で東京に上京してしまったし…。
それでも筒二くんに会いに行ったのは「今も好き」だからですよね。
2人がずっと一緒にいることを選択し、生活している様子を少しだけでも覗けたら満足だったのですが…残念。
この先、2人が育った田舎の小さい村で暮らすのか、違う場所で出発するのかわかりませんが、2人の想いと筒二くんが用意した「離れないための準備」が未来に繋がり、2人が二度と離れずに、ずっとずっと幸せでいられますように。
ラブラド・レッセンスの二人が見たくて見たくて見たくて買ったのですが、二人の登場するお話も登場しないお話も楽しめました。
やっぱ睦と春次、好き!!!別にエロいシーンも露出すらないのですが、怒ったり笑ったりする春次がセクシーでくらくらしたよ全く。
◾︎大山筒二(つつじ 黒髪) 薮木孝司
若い子CPの作品は好んで手を出しません。でもこの作品は、大人や子供と関わりあうことでこれからを考える若い二人を愛しく思えて、買ってよかったなぁとひしひし。
最初は区別つくかな?名前覚えれるかな?と心配だった二人も、それぞれの違いが丁寧に描かれていて、心配無用でした。
…ラストで泣きました。ほろっと。忘れようとしていた筒二を、はやく抱きしめて欲しい。彼はいまだに目を見て本音を言わないのですね。いじらしい
箱庭の中で、唯一の同世代が特別なのは当然のことで、社会に出て色んな人と触れ合った後でも特別だと思えるなら、本物だと思う。
ともすると抜きがちな背景が、しっかり描かれていて田舎の雰囲気が味わえます。ymz先生は生活圏を描くのもお上手で、草木を描くのもお上手なんですね。
また、描き込みすぎて読みにくいこともなく、"漫画"として過不足ない絵が嬉しい。
ほのぼの田舎男子中学生カップルと住民や余所からやって来る人とのほっこりライフかなあと思いきや!
主人公二人が可愛くて。中学三年生で二人が卒業したら廃校で。お互い大好きで色んな人達と交流しながら自分達の将来も漠然と不安になってきて。
都会から来たちびっ子やお爺ちゃんお婆ちゃんや診療所の先生カップルやアンナ姉さんや。色々考えさせられて。
特にアンナ姉さんには影響を受けたようですね。
高校はとっても遠くになるようで、ずっと一緒に育ってきていつも二人でいたのに悲しい予感が。
そして一気に5年後?
やはり疎遠になってる二人のようで。
あの時約束してたんですね。アンナ姉さんに倣って。
そして再会できて。まさかの方法で。
まだ好きでいたら…。忘れられない二人でした。
中学三年生はたっぷりで5年後は数ページでした。
でも良かったです。好きで好きで一緒にいたい、できれば将来もずっと。そんな気持ちが中学三年生でもひしひしと伝わってきました。
二人の帰る場所はできたのかな?これからどうするのかな?
ほのぼのほっこりにピリッときいてます。
瑞々しくて甘酸っぱい青春ストーリーでした。
幼なじみで恋人の筒二と孝司は、
二人しか在校しないど田舎の中学生。
周囲の人やお互いと交流しながら日々を過ごしています、
そんな筒二が少しづつ変わっていったのが、
近所のお姉さん・アンナの恋破れる姿を見てからです。
中学の時に別れた恋人と、
まだお互いに好きだったら10年後にバス停で会う…
という約束をしていたのですが、
結局そこに彼は現れませんでした。
その事をきっかけに、筒二はこれからの孝司との在り方を真剣に考えるようになったと思います。
そして、中学卒業後にアンナたちと同じ約束をするのです。
ちょっと筒二がこの事に囚われすぎているかな?
と、感じました。
中学を卒業し高校で離れたって、
何も同じように10年後に待ち合わせなくてもいいのでは?
と感じました。
ただ、待ち合わせ場所での再会の仕方は、
筒二らしさが出ていてとても素敵だったと思います。
いつも好き好き言っていた筒二よりも、
孝司の方が筒二に夢中だったのかもしれません。
再会した二人は、これからずっと一緒にいるのだと思います。
筒二の不安も払拭されたのでしょうね。
とても素敵なサプライズに胸躍りました。
ラストまで隙なく可愛い作品だったと思います。
中盤までは自然豊かな田舎で青春している2人に、ほのぼのしてて癒されるなぁくらいの感覚だったんですが、中盤を過ぎた辺りから2人の関係性の魅力がぐっと深まり、一気に引き込まれました。やんちゃで孝司に好き好きと言うのをまったく憚らない筒二と、ちょっとツンで控えめな孝司。田舎ならではの狭い世界ではあるけれど、その分1人ひとりとの縁が濃く、周りの子供や大人と接する度に何かを学んだり新たな気持ちが芽生えたりする2人。2人きりの世界で終結するのではなく、そうしていろんな人達から影響を受けて変化していく2人の描写がとても素敵だなぁと感じました。
そして、卒業を迎えてからの一連の展開が秀逸でした。愛した人を一途に想い続けたアンナの話に倣って、広い世界を知っても尚相手のことが忘れられなかったら、10年後に会おう、という壮大な期間を設けた約束を提案した筒二。待ち合わせ場所は、田舎の小さなバス停で。あんなに長く濃い時間を共に過ごしても、巣立ってしまえば呆気なく会わなくなってしまう、だからこそ余計に、約束を覚えていた2人の気持ちが尊くて。孝司を迎えに来た筒二の粋な登場の仕方が、また憎いんです。以前は筒二の方がずっと子供っぽかったのに、10年という時を経て孝司が戸惑うほど大人びていて、でも孝司への真っ直ぐさは一切変わらないところが本当に素敵でした。笑い、癒され、泣ける、大切にしたくなる作品でした。
神評価が多く、発売当初から表紙の可愛さに惹かれていた作品。
なぜ手を出さなかったか。。。ymz先生の作品との相性がイマイチで。結果今更手を出しました。
純粋な中学生のお話。好き合っているけれど、好きの度合いの差や自分たちのこの先に、少しずつ悩み葛藤する2人。
中学生だから、些細なこと一つ一つに躓くのです。
田舎の風景の中で、スレていない彼らを見ると自分の薄汚さが恥ずかしくなります(笑
すごくキレイな話で、癒される。
けど、何か物足りなくて。
可愛さはあるのですが、BLのきゅんきゅんさが、私には足りませんでした。
幼馴染の筒二と孝司。かわいい純粋なお付き合いです。エロはありません。中三で2人が卒業すれば廃校になる、全校2人だけの最後の生徒。2人高校はバラバラでもう安易に会える事はできなくなります。卒業までの1年と、十年後(少し)のおはなし。
全て2人の話。
1話ごとゲストを交え、ゲストとの抱える問題、交流の中で何かしら感じながら、好きなままいつのまにか離れてしまわないよう、ずっと一緒いる為にはどうしたらいいのか考え、回をおうごとに成長していく。特に単純だった筒二がアンナの回から。実は筒二は男前だった。いい話でした。
あと、5話でラブラドの2人がみれたのはかなり嬉しかった!
個人的に心に残ったシーン
卒業一ヶ月前、雪かきしながら将来2人はどこにいるんかなって何気に話した時、筒二が涙を流したシーン。色々思うことあっての涙だろうなと思うと、あのワンカットはかなり印象に残った。最初あんなに単純だった筒二が、、と思うと余計に。
あと、卒業式後のバス停。その時の筒二の言葉。
十年後、筒二らしい登場だなーと思った。
再会後筒二宅での会話の筒二、男前だなと思った。幸せになってね!!いつかラブラドの2人と再会して4人でまたなべでもしてほしいな。
ふんわりした雰囲気ですが、一話一話、何気ないけど、ハッと思う様な深い言葉があります。少ないセリフでも重みがあって、間も絶妙で何回色んな場面で心がぎゅってなったことか。
きになるトコは離れて連絡もしなくなった数年間。想像してしまう。他の人と何もなかったよね?孝司?と。きっといらない心配と思いますが。安心したいが為にきになる。。。
性的な内容がないのにちゃんとBLで、満足させてくれる作品て凄いと思う。劇的なストーリーではないけどいつも心の機微を丁寧に描くymzさんの作品はかなり好き。中でも是非オススメしたい作品です。
他の方も書かれている通り、しっくり納得の題名です。その通りで何か、すごく気持ちがいいですよね。
中学3年生の筒二と孝司は過疎の村の末っ子として野山をのびのびと駆け回りじゃれ合い過ごしている。高校受験を控える2人は周囲の人々が踏み出す一歩に背中を押されるように、新しい道を選んでいく…
過疎化が進んむ村で趣ある木造校舎に通う2人の生徒が主人公。お人好しで猪突猛進、チョロい筒二。冷静だけど少しボケてて若干あざとい孝司。
田舎で人の目が少ないのをいいことに手を繋いだらはしゃぎ回ったりする2人が、ymz先生のやわらかい筆致で描かれていきます。野山や枯葉、積もった雪も陽の光を受けてきらきらしているようでどのページも楽しい。
優しさを受けて育った2人は拗ねないでまっすぐ。自然体験に来た都会っ子小学生の恋愛相談にのるのも、村を出て進学した高校での人間関係に悩む先輩のために奔走するのも全力。そんな思いに応えるように、周囲の人は彼らから勇気をもらいつつ、人生の岐路に立とうとする2人にあたたかい言葉をかけていく。
変わらないものはないし、1人の人を思うことは難しいし、隔てられたら距離を超えるのは簡単なことじゃない。それを学びながら2人はそれぞれ決断を下すのです。
どこまでも優しさに満ちていて、2人の関係を妨害する人物もいなければ重く悲しい過去も葛藤もないけれど、中学生ならではの心にある進路に踏み切る前のもやもやが、どこまでも爽やかに綴られていきます。後からじんわりとあたたまるように。
ずっと一途に相手を思い続けること、変わっていくこと、進んでいくことを丁寧に、かつ軽やかに描いた素敵なお話でした。
最後に。ラスト数ページの筒二の笑顔と孝司の微笑みは反則!
幼馴染萌えの方はぜひ。
たまたま本誌を読んでいたのですが、3話はまるまる差し替え?描き直し?かな?収録分の葵先輩のエピソードも素敵ですね。
今作もめちゃくちゃ沁み渡りました。
ymzさんはキャラ達をしっかりと自立させて、その上で寄り添わせるようなお話を描いてくれるところがいいなぁと思います。
これは最初に読んだ「さよなら、ヘロン」で感じて以来、ずっと揺るがないymz作品の魅力。
いつも読み終わった後にじわ〜〜〜っとあったかいものがひろがります。
「ハイ・ファイ・ランデブー」(正確に表記すると「HIGH FIDELITY RENDEZVOUS」)
読む前に眺めたところで何のこっちゃろ?ってタイトルなんですが、読み終わってこういう意味かな?ってのが浮かんできた時、あぁ、すごくymzさんらしい比喩の仕方だなぁと思ってじんわりしました。
本作、少し面白い見せ方のストーリー構成になっていて、一話ごとに訪れるひとつの出会いを通して、まだ15歳の主役の2人が2人で少しずつ成長していく様子が描かれています。
“原風景”という単語が作中に出てくるのですけど、これ自体が作品のキーワードにもなってるんじゃないかなぁと思うんです。
読んでいると誰の心の中にも一欠片くらいは残っていそうな懐かしい感覚を思い起こさせてくれる感じのお話たち。そんなお話の中で一生懸命考えたり話し合ったりしながら15歳という時期をしっかりと生きている主人公たちが微笑ましいのと同時に、とても羨ましく思えてきます。
小学生の男の子と女の子
一つ上の先輩(=高校生)
2人が小さい時によく遊んでくれた近所のお姉ちゃん
東京からやってきたお医者さんとその恋人(ラブラド・レッセンスの2人です)
近所の老夫婦
読み進めていく中で気付くのは、2人の出会いの相手が最初は小さな小学生から始まって、次第に歳を重ねた大人達へと移り変わっていくこと。
そこに、文字で読めるもの以上の物語があることを感じ取れれば、きっと本作の深みは一気に増すと思います。
2人が何を感じて何を考えて何を思い描いたんだろうかと、描かれているひとつひとつの出会いに想いを馳せながら読み進めていけば、2人が選ぶ未来図は引っかかることなくすんなりと読めるのではないかなと私は思っています。
生まれた時から気付けばずーっと一緒にいた2人が中学卒業を機に一度離れてみるところがいいのですよ。
ここが神評価の決め手でした。
ymzさんが描かれる愛の形っていつも、縛り合うんじゃなくて「寄り添わせる」ものだなぁって思いながら読んでいます。
恋愛だけに人生を費やす生き方なんて嫌だけど、特別に大切にしたい誰かがいない人生ってのもまた味気ないものです。
そんな考え方で生きている私にとって、ymz作品で描かれる主人公達の関係性はとても心地いい。
この物語の2人もきっと、離れた10年間で2人それぞれが2人のこれからの未来に活かせる色んなものを手に入れてきたはず。
「いろんなこと勉強してたくさん離れないための準備をしたよ」
この言葉に全てが完結していると思います。
ymzさんらしい、とても素敵なお話でした。
ジャンルを超えて広く読まれるといいのになと思う作家様のお一人です。
あ、ラブラド・レッセンスは未読でも大丈夫ですよ。
本作を読んで睦と春次のことがもっと知りたくなったら手に取ってみてください。
【電子】ebj版:修正-、カバー下なし、裏表紙なし
山で囲まれた小さな村、全校生徒たった二人しかいない中学校にいるお付き合いカプを描いています。二人はいっつも一緒の仲良しこよし。
読んでると、仔犬どうしがコロコロじゃれあってるのを可愛いねぇと目を細めているような気分になるというか。とにかく可愛いです。
学校に二人しかいないという特殊な環境にちょっと憧れました。
好き同士だったら天国じゃないですか。いつも二人っきりで邪魔者やライバルもいない世界。
でも裏を返せば選択肢がないとも言えます。
二人しかいない同級生の片方、筒ニは小さい頃から孝司に対して恋愛感情を抱いていた。多分、生徒が大勢いるような学校にいても筒ニは孝司を選んだと思う。
対する孝司はどうなんだろう?って思うんです。
筒ニはそれを何となく察していて、高校進学や将来離れ離れになる不安を抱いている。だから、卒業式の日にとある約束を孝司に持ちかけて…
ネタバレします。
多分8年後くらいなのかなぁ、再会シーン。
最初読んだときはうわぁ!そうきたかー!!と感動したんです。こりゃ神評価でもいいかなと。
だけど繰り返し読むうちに、あてもない不確かな約束を心の支えにして待っていた筒ニの不憫さが気になってしまい、やがてそれが再会の感動よりも上回ってしまいました。
5年近くも会えず、連絡も途切れたというのに、ずううっっと待ってたんだなぁ…
孝司がふらりといつ戻ってきても会えるようにバスの運転手さんになったんだろうなぁ…
あのバス停通るたびに、切ない気分になっていたんだろうなぁ…
あてのない約束のためにせっせと巣作りしていたんだろうなぁ…と想像がもくもく膨らんで膨らんで…
あぁ、胸が締め付けられる…!
数年間の歳月は孝司が大人になって数多くの選択肢からたった一つものを選び取るために必要な年月だったと思いますが、数年間もたった一人、連絡もない人を故郷で待っていた筒ニが可哀想すぎるというか何だか肩入れしたくなってしまって…。
出来れば都会で暮らしていた孝司が、何がきっかけで数年間連絡を絶っていた筒ニの元へと戻ろうと思ったのか、あるいは連絡しようと思ってたけどできなかった心情とか知りたかったなぁ。筒ニの気持ちは痛いほど判るのに対して、全体的に孝司の気持ちが判りづらいので、ここが何らか少しでも描かれていたら神だったと思う。
ラブラド・レッセンスの二人が出てきてその続きが読めたのは嬉しかったです。
いつもニコニコほんわかしていた春次が見せた笑っていない顔。これが新鮮でした。
既刊『ラブラド・レッセンス』のスピンオフ作になります。
そちらのカプが脇役として登場しますが、未読でもまったく問題はありません。
廃校になる田舎の中学校に通う2人きりの中学生が主人公です。幼なじみで、お互いのことが大好きで、でも高校からは別々の進路に進むことが決まっています。
分厚い本の一冊まるまる同じカプのお話。
同じカプ、と書きましたがエロはまったくなく、恋愛感情もあるのかどうかというようなキヨラカさでした。
筒二を推定攻め(表紙では上のほう)、孝司を推定受け(同じく下のほう)として、便宜上攻め受け表記します。
個人的な意見として、作品としては神でした。田舎の美しい風景と閉塞感、みずみずしく青い主人公たち、学校の先生や近所の人や出会う人たち、すべてが鮮やかに表現されていて、ノスタルジックな気持ちになりました。
ただ、BLとして考えると「萌」止まりでした。攻めと受けが2人っきりで始終仲良くキャッキャしているのにはすごく萌えたんですが、それは「ちみっこに萌えた」とかいう気持ちと同じ萌えで…。端的に言えば、可愛いものを見たときに覚える萌えであって、BLカプの恋愛を見て覚える萌えではなかった。
と言うのも、受けの方に攻めに対する恋愛感情はあるのかなって疑問がわいてしまって…。攻めの方には純然と恋愛感情があって、この先離れ離れになることを不安に思っているのですが、受けは「大丈夫だよ!」と明るい。そしてその明るさが、お互いの気持ちを信じている的な明るさではなく、何の根拠もない、いわば女子高生の「ズッ友だよ!」的な明るさ。1人で不安になってグルグルしている攻めが不憫に思えてしまいました。
ラストは何とかBLに持ち込んだかな、と言うような終わり方でしたが、その間の○年のブランクにも萌えられず…。やっぱり「ズッ友だよ!」は信用ならない気持ちになりました、
繰り返しますが、作品としては神です。これが田舎を舞台にした青春友情物語ならば、文句なしの出来でした。
個人的には、一度でもエロとかキスシーンがあればな、と惜しい気持ち。
そして『ラブラド・レッセンス』の主役カプのその後が出てきます。そちらがお好きだった方はチェックされてみては。
とは言え、私も前作既読ですが、あれで完成した世界観だったのが揺らぐ感じの展開で、こちらも個人的にはBL萌えはできませんでした。
作者様の作品は初読みでした。
人が少なくて何もない田舎でずっと2人で過ごしてきて、ふざけてじゃれ合っている様子がとにかく可愛くて萌える!!
時にヤキモチを妬いたり、将来を不安に思う気持ちが丁寧に描かれていました。
お姉さん的存在の女性の失恋や先生カップルの恋模様がまた何とも切ない。
残念ながらHシーンが皆無なので、どこまで本気なお付き合いなのか定かではないところもありましたが、お互いがお互いのことを大好きだと想う気持ちが溢れていて温かくなりました。
黒髪つり目気味でやんちゃな男の子って大好きなんです。
最後は少し駆け足でしたが、再会のシーンにもジーンと来ました。
2人の幸せを切に願います。。
村で廃校になる学校の最後の二人。出会ったときからずっと一緒でお互いが唯一無二だった二人。確かめ合うように好きを実感する二人ですが、廃校になる学校で卒業を迎え、離れることを実感する。
村の人々との関わりによって成長するということがどういうことが分かっていく筒二。それが伝わらず距離ができてしまう考司。
幼いからこそ「好き」と素直に言えて悩むことも多くなる。
それが村の優しい人たちによって解れてくのが優しくて、いつまでも変わらない二人でいてほしいと願いました。
個人的にはラブラド・エッセンスの二人が出てきたのがとても嬉しかったです。この二人もなんだかんだ難しくて(特に睦)
ymz先生の作品は明るいキャラクター(今回は筒二や春次)に本当に救われているなぁ、と思います。
店頭に並んでいて絵が可愛くて購入しました。
舞台は田舎で、色々な人と関わり合いながら物語はゆっくりと進んでいきます。
毎話関わる人が違うのですが、全員物語に必要な人達でした。
焼きもちもあり、照れ顔もあり、涙も見れます。一言で言うとめちゃめちゃ可愛かったです。
えっちなシーンは無いです。
最後に付き合う感じですかね。
最後が最高に好きです。ハッピーエンドで良かったです。
初めてのレビューで、あまり参考にならないかもしれませんが、よろしくお願いします。