SMOKE 媚の凶刃 3

smoke bi no kyoujin

SMOKE 媚の凶刃 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神100
  • 萌×227
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
21
得点
639
評価数
138
平均
4.6 / 5
神率
72.5%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
媚の凶刃
発売日
価格
¥629(税抜)  
ISBN
9784799734797

あらすじ

三代目梅崎組組長を襲名した加賦。

『10代のガキじゃあるまいし、朝から盛ってるなんてなーーー』

ある日の昼下がり、情人の韮沢とつかのまの情事に溺れていると、若頭・嶺石から重大な案件が告げられる。

「邵堅が生きていた!!」

  警察さえ手を焼くこの宿敵が執拗に梅崎組に固執する理由とは? 
描き下ろしあり。

表題作SMOKE 媚の凶刃 3

梅崎組組長
梅崎組組員,加賦の部下

その他の収録作品

  • 媚のオマケ。(描き下ろし)

レビュー投稿数21

No Title

死んだと思われたシャオチェンによる父である元組長の惨殺。復讐と利権と諸々が絡み合った最終で最大の戦いへ!
ここで一気にこれまでの全てが繋がって見えてくる素晴らしさ。姐さん方の存在も痺れる。極道の女たちは格好良い。
出会いの頃はまだ幼さが残る顔つきだった韮沢がすっかり凛々しくなり、加賦と最期まで添い遂げる決意で嬉しい。すごく緊迫してるのに2人の世界は甘々だったりして、そのイチャラブぶりも良い。
長いシリーズだけど止まらなくて一気に読めてしまうし、ハードな極道の世界と究極の愛がヒリヒリしてたまらない。大好きな作品!!

0

この2人が好き過ぎる!

あぁ、これでラストかと思うと勿体無くて少し寝かしてしまいました。

初っ端から面白シーンからだなんて!意表突かれました。ラブラブ新婚さんかよ?!
エプロン姿の韮沢をお膝に抱っこで挿入して朝食の卵焼きの味付けについて話してる。
そのまま食卓でエッチ。韮沢をテーブルに肘をついてもたれ掛からせ味噌汁こぼすなよ?って加賦さん言ってるけど、私は味噌汁こぼさないか心配になったよw
1時間後に嶺石さんが来るってのに2回戦突入。
事後丸わかりのシャワー後の2人でお出迎えするって言うオモロ展開です。

この後シリアス続くからこのラブラブおバカ展開があってとてもよかった。

めちゃくちゃ極道なお話。40年前の因縁。致命傷を負いながらも執念で復讐にやってくる邵堅。
誤解だ!と話そうとしてる梅崎組組長の加賦パパの話も聞かずに残虐な事するしさー。
裏切り、駆け引き、スリリングな展開が続く中、生きるか死ぬかのギリギリな時ってアドレナリン出まくりだから身体も求めちゃうんだろうね。
めちゃくちゃ濃厚なシーンもあった。
事務所内、扉の向こうには手下が沢山いてる状況でまぐわる加賦と韮沢。
もう、きっとバレてるし声も聞こえてるだろ。

姐さん達カッコいいです。覚悟を決めた極道の女!って感じ。
それに比べて男は守るものの為に情けない。
嫁と子供を人質に取られて裏切ったり、その場のみんなの命よりも愛する韮沢を守ろうとしたり。

でも、そんなところが人間臭くていいんだよー!
ヤクザ物の話とか別に好きでも嫌いでもないけど、めちゃくちゃハマって読んでしまいました。

この先も危険な事があるだろうけどその度に燃え上がる2人なんだろなー。

それはいいとしてコウキがとっても気になるからスピンオフいつか描いてくれないかなー?

紙本で購入
残念な事に完全白抜き修正に

1

二人の関係に萌える。

とうとう完結!
朝からイチャイチャして蜜月かと思いきやそうはいきません。
やはりあいつは生きていた!

すごい人物ですね。ある意味もう一人の主役かも。
真相がなんだろうが関わった人間皆殺しなんて…。

テンポが早くてあっという間?に追い詰めて、加賦が仇をうって。韮沢だけがそれを見届けて。
壮絶でした。

加賦と韮沢はもう二人で一つというか、離れられない二人というか。強い結びつきですね。韮沢の執着もゾクゾクするし、それをわかってる加賦ももう韮沢を怖がってなくて、ちゃんと言い含めて。

二人の関係に萌えます。

1

命をかけて守り抜く…最期まで

宿敵シャオチェンを倒しにいく2人が興奮しながら、お互いこの道でしか生きていけないと確かめ合うのいい。
分かち合えるのはお互いだけだと。

何より、お互いを絶対に守る、失いたくない、と抑えられない強い気持ちが、このシリーズの最初からずっと描かれているテーマですね。

シャオチェンが悪党の中の悪党でよかった。
姐さん方の度胸もさすがだなと。
息子を守ったのが、ああ母親強し。

ラスト
加賦が自分を庇って、死んだりしたら…
と怖がる韮沢。
それは加賦も同じで。
自分はそんな風に思ってもらえる人間じゃない…と泣く韮沢が悲しい。
でも、加賦から逃げるのは死ぬより怖い…と立ち上がり
怖いけど離れて生きていけない
と、お互い最期まで共にいられるよう──
のハピエンでよかったです。

0

ハードすぎる純愛の果て

媚シリーズもとうとうこの巻で最後となりました。
シリーズ通して最も過激なのではないでしょうか?なこの一冊。過激っていうのは、エロの方でなく…。
もちろん、エロもラブもしっかりありますが、かなり全体的にシリアスで暴力的にも過激な要素が多いので、苦手な人は苦手かも…?
でも、加賦と韮沢の愛の集大成がここにある…!!

展開的にはかなり驚きの連続で先の読めない展開となっておりますので、今回はネタバレなしでいこうと思います。

いつもはもう、思いっっきりネタバレをぶち込んで、感想を好きなように1人語りたい質なのですが…今回に関しては無しでいこうと思います…!


ただひとつ言いたいのは、加賦と韮沢の終着点がとても素敵だったということ。
言っても2人ともヤクザなので、これからだって身体からも心からも血が流れていくかもしれないけど、最初の頃(媚の椅子あたり)のどこか駆け引きめいて本心を隠し伺うような2人ではもうなくて、お互いを深く理解して深く愛して、だから今こんな気持ちになれる、みたいな。

私たちパンピーには理解しがたい部分もありますが、何度も命がけで愛を確かめあう2人を傍観者として追い続けられて良かったです。

そして最終巻であるこちらにも、個人的推し・コウキもチラリと登場してるので、同志の方、必読ですよ!!


……う〜ん、今回は語らない、とは言ったけど…
この媚シリーズで最も理解に苦しむキャラクターは、最大の敵キャラである邵堅(シャオチェン)で、彼のしてきた行為はあまりに目に余るので正直好きじゃないです。だけど、この「SMOKE」を読むとなんだろう、
ちょっとだけ、ちょっとだけ切なくなるのです…

痛みも、情も、悲しさとかも、全部持っていたのに、ずっと昔に落としてしまったのかなって。


まあとはいえ、5冊に渡って続いた媚シリーズもこれで最後。
色々な人物が、色々と行動します。
自分のため、大切な人のため、信念のため…
とても読み応えのある、重厚な一冊になっております。
ハードで狂気的で、これ以上ないくらい純粋で健気で一途な韮沢の愛の結末を、ぜひ見届けてみてください。


2

刺青がめちゃくちゃ色っぽい

はぁ〜
池先生の描くヤクザ、めっちゃかっこいい♡
大好きなシリーズなので逆に最終巻に手を出せなかったのですが、やっと読み終わりました。
シリーズ随一のハードさだったと思います。
特に殺戮シーンが凄かったし、カラー口絵も日本刀を担いだ血塗れの加賦さん……そして、その地を舐める韮沢。
うーん、恐ろしいのにエロい〜

因縁の相手に親父を殺された加賦さんの怒り、静かなる悲しみが辛かった。
母親に対してもですが、とても情に厚くて家族思いなんですね。
だからこそ、韮沢や組員の事も大切にしてくれると信じられる。
かっこいい男だよなあ。ホントに。

コウキもいいところ持っていくじゃーん。
この男も好きでしたね。飄々としていて読めないところがいいのよ。

エロパートは溺愛同士なので甘いのですが、今回に限っては悲しさも漂っていました。
心と体で癒す韮沢は、加賦さんの精神安定剤みたいなものなんだと思う。

これで完結ですが、またどこかでこの二人に会えたら嬉しいです。コウキのスピンオフなんかも読んでみたいなぁ。

1

自分には何かが少し物足りなかった

 『媚の凶刃』2巻並みの修羅場、再び。邵堅による加賦の父親への復讐、そして、それを受けての加賦の復讐。憎しみが憎しみを呼んで、物語はただ組の利益や矜持を守るために戦っていた時よりも、ずっとたちの悪い抗争へと展開していきます。ストーリーは非常に練られていたんですが、どうも以前のような緊張感はあまり感じられませんでした。邵堅の小物感が浮き彫りになってしまったためなのか、加賦と韮沢の関係が安定しきっているためなのか、自分でもはっきりとは分かりませんが、なんとなく今までとは異なる気分で読み終えました。

 もしかしたら組のため、部下のため、親のために戦うヤクザ達が好きだからなのかもしれないですね。憎しみで戦うようになると、途端に一般人っぽくなり、ヤクザとしての魅力が薄れたように感じるのかもしれません。あと私が加賦の憎しみにしっかり感情移入するには、今までの巻で彼の父親への愛着を感じられるシーンがもう少し多く必要でした。そして、邵堅は小物だったけれど、親を殺された子供に罪はないのだから、彼の幼い頃の激情が昇華されるか、せめて整理されてから死んでくれれば、個人的にはもっとすっきりしたかなと思います。体を張る女性達の動きは見事でしたし、修羅場の前後の加賦と韮沢の濡れ場は十分濃厚だったので、その点には満足です。

0

バイオレンス!

まだまだ続くぞ「媚の凶刃」!
本作「SMOKE」は、冒頭こそ加賦と韮沢の新婚さんチックなデレ甘エッチシーンから始まるけれど、すぐにアノ邵堅(シャオチェン)が生きていた!という事で血で血を洗うバイオレンスな展開になっていきます。
これがもうBLの枠を超えていて、ほぼVシネマみたい。
マジにヤクザ、中国の刺客、抗争、裏切り、画策、死、血、etc…そんな世界。
私は特別バイオレンス好きというわけじゃない、どっちかというと苦手な方だけど、本作はBLという本筋を抜きにしても、もうググッと引き込まれて息を詰めて読む感じでした。

以下ネタバレ多め↓↓↓


加賦父が無惨に殺されること、加賦が凶暴な衝動に突き動かされる様、手負いの邵堅も常軌を逸していること、何と言っても、怒りの頂点で邵堅をいたぶりながら殺す加賦の姿、血まみれの加賦…!

一言、ド迫力。
邵堅の顔が変わっちゃったのが少し残念なんだけど、形相が変わるほど邵堅も狂った、という事なのでしょうか。
私的にはもはや一切エロが無くても大満足な本作だったのですが、勿論素晴らしいエロシーンもがっつりあります。
加賦さん最高です。

0

凄まじすぎて長いことレビュー出来ませんでした

媚シリーズの最終巻。
ヤクザものが得意でない私でもその世界に惹き込まれてしまう、圧倒的描写力。

この巻はまず血と暴力と殺戮の衝撃に、読んですぐには冷静にレビュー出来ませんでした。
再読して改めてその凄まじさを感じつつも、ようやく作品を冷静に見ることが出来た気がします。

冒頭は新婚さんのような甘い甘い2人の朝から。
エプロン姿で朝食を作り振る舞う韮沢とそれを美味しく食べる加賦さん…と思ったら、ハイ!食卓でずっぽりしてました。
朝からおエロいことで!ご馳走さまです!とニマニマするも、そこから一気にシリアスな展開へとなだれ込みます。

再び姿を現した邵堅。組長の死(ショックが強かった…)
たくさんの血が流れます。
目を背けたくなるほどの描写なのに、どこか美しい狂気に溢れています。
ラストは言葉になりませんでした。
シリーズ最後ですがそこに甘さはなく。
寄り添う2人の悲しみが強く心に残りました。

またどこかで2人に会えたらな!と思います。
謎多きコウキのことも気になるので、ぜひ。

最後に皆様仰られていますが、やはりこれは18禁なのでは!
読者の気持ちとしましては、「X side〜」で一度あの素晴らしい描写を見てしまっただけに、もう後戻りはきかないんですよ〜!(切実)

0

嶺石!ナイスツッコミ!

前巻までで、お互いの固く結ばれた恋情と絆、想い合う心と心を確かめ合った二人。
冒頭から結構な暑苦しさでおっぱじめており、事後、予定通り訪れた嶺石はそれを察してツッコミます。「新婚かよ。」その通りだよ‼︎加賦さんの為に卵焼きを作り、味噌汁を温め、エプロン姿で抱かれる韮沢。嫁!完全に嫁!聞けば、最初、料理が不味くて、笹寿司の大将のところに連れていかれたらしい。花嫁修行なの⁈ そして加賦さんの母、組長と別れて離れて暮らしていた元姐さん、つまり韮沢にとっては、彼ママとの初めての対面。「あら…顔で選んだんじゃないだろうね。」やはり、加賦さんも言ってたことがあるが、韮沢は相当可愛いんだと思われ。「私の息子をしっかり守っておくれね。」と言われるのだ。息子をよろしくね〜的な。池先生も書かれてましたが、シリアス面と並行に、いえ、そのシリアス面すらも面白く感じさせてくれる読み方も出来るのが『媚』シリーズの魅力の一つでしょう。
本編の方は、宿敵とも言えるシャオチェンとの最後の闘いとなっており、物語も完結します。
常に死と隣り合わせで生き抜かないとならない極道の世界で、衝動的に激しく韮沢を抱くことは加賦さんにとって生きていること、そのものだと思うのです。『心地いいな…こいつの中はー…。』
それを強調するかのように、絡みのページも濃厚です。
そして、対比するかのように、今回の殺戮シーンは最も残虐でもあるので。ダメな方は要注意です。
これまでも加賦さんはちょいちょいプロポーズ的な言葉を言ってくれてましたが、本編ではっきりと言ってくれてます!加賦さんらしくて素敵です!
韮沢ーーー!いい嫁であれよ!
描き下ろしの『媚のオマケ。』も相当です。変態は韮沢の方だったんですがねぇ⁈

2

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