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mamanaranaimonde
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
現実でもよくありそうなお話でした。
好きなのにおちゃらけてノリを装って付き合ったけど、相手と自分との想いの差に傷付いて結局自分を好きな人に逃げるとか、セカンド同士で傷の舐め合いでくっついたのに本命に可能性を感じたら簡単に捨ててしまうとか、色々打算的に考えて流されて絆されてしまう感じとか、人の綺麗じゃないズルい部分がリアルでした。
ヒーロー×ヒロインのようなファンタジー過ぎる話よりリアルな人間臭い話が好きなので、良かったです。
ただ、流石にラブが足りな過ぎでしたね。結局受けは流されただけで、最後まで薄っぺらい愛情かただの情にしか見えないし、研修医の彼も最後は上巻の時がウソのようにあっさりだったのが残念でした。
もう少し登場人物の気持ちがわかりやすければ良かったかなぁと…。
上下読み終わって、結局この受けは誰が好きなのかなって感想です。恋愛的な意味では好きではなかったのかな?
元攻めも執着してた割にすぐ諦めたし、もう少し3人のそれぞれの心情を深く掘り下げてくれたらよかったなぁ。
絵は綺麗でストレスなく読めました!
うんと好きになるには物足りないけど、2冊通して楽しく読めました!
最後まで読んで…、もしかしたら誰も傷ついて無くて、これは「めでたし!」なの?と、思いそうになりましたが。いやいやいや。こんなにも読者をモヤらせる展開も無いだろう、と思いました。
将人の嫁が好きな人(学生の頃から一番好きだった人)と、上手く行きそうだから離婚してくれ、だとか。そのお義母さんが、将人に仕事が無くなって困るだろうからと、家業を続けてくれて構わないというのも、自分達の都合だし。周史の見合い話だって、家業の医院を継ぐために結婚は仕方ないこと、だって私はあなたを手に入れたいし、としゃあしゃあという碧。女の人は現実派が多いと言われるし、実際そうなんだろうけど。彼女たちはよもや恋が無くたって、生きていけるのだ。
そして、そんな彼女たちに決めて貰えて、何となくホッとしている様な男たち。
そもそも来るもの拒まず、情熱を持ち合わせていない穂貴は、周史が離れれば、そうか、と受け止め、将人に迫られれば、落ちる。そこに、これまでの友情関係が変わってしまう事への怖れとか、BLあるあるの葛藤は無いのだ。だからこれは、ある意味リアルなのかもしれなくて。
誰かが恋したの何だの、そんなのはどうだっていい事なんだよね、実際。という、身もふたもない話の様な気さえしてくる。心が「すーん」としてしまう。
穂貴が老人介護の仕事に従事していて、慢性的な人手不足と夜勤などの仕事で、常に疲れているというのもリアルだ。過度の疲労は心も疲弊させてしまうのか。
施設内で、家族に看取られる事なく亡くなった偏屈な老人や、誰かをいつも待っている老婦人など、とてもやるせない気持ちになりました。これはもはやBLでは無かったかもしれません。
上下巻合わせての感想で失礼します。
小学校から今まで付き合いのある5人。
そのうちのチカと将人は子供の頃から穂貴が好き。
いずれ結婚しなきゃいけないチカが、穂貴に「仮」の恋人になろうと持ちかける事から話が進んで行きます。
この穂貴は常にフラットで男前なんですが、ちょっと流されすぎじゃないか!?と思ってしまいました。
そんな将人にグイグイくるチカ。
穂貴には押していかないと恋愛に発展しないから仕方ないとはいえ、そのグイグイさにイラっとしてたらあの決断。
家の事情がありチカの葛藤も分かるけど、ちょっとなー…と。
そして将人の押しも強い。
割り切った夫婦生活にピリオドを打ち穂貴とチカの破局を知った途端に、今まで押し込んでいた感情が爆発したかのような積極性。
いくら形だけの夫婦生活とはいえ子供もいるのに、将人夫婦の決断にモヤっとしたものを感じていた上にあの積極的な行動に、それまで将人推しだったのに「あれ?」となりました。
片想いを拗らせた二人の葛藤が苦しく萌えるところはありました。
しかし先の方が仰っているよう、微妙に誰にも寄り添えないというか。
一番寄り添えないのが、流されるがままな穂貴かな。
流されると言えば水城せとな先生の「窮鼠はチーズの夢を見る」の恭一がその代表かと思ってましたが、それ以上な流されっぷりでした。
主体性が無いというか優柔不断な穂貴に、攻め二人はよくキレないな…(-_-;)
穂貴と将人は穏やかに幸せに暮らしていくんだろうね〜と思わせるラストでしたが、個人的にどこかスッキリとしない作品でした。
これは、この作家さんの少し苦手だなーと思っていた部分(気が多いところとか、身持ちが軽いところとか)が全開で!! いつもはその辺を差し引いても、切なかったりきゅんきゅんするのですが……
もう誰に感情移入して読んでいいのかわからない。というか、どの人にも感情移入できない。片思いしてる攻の2人は一途なようで、見合い受けてすぐに次に行けたり、子供いるのに離婚しちゃったり、受は流されすぎだし。誰かしらの感情に乗っかろうとするたび、ないわーとはじかれちゃう。
結構読んでて、どうなの〜という感じでした。楽しめなかった。
ただ、こういう作品ができちゃう要素は今までの作品に出ていたので、自分と合わなかったのは仕方ないかなと。薄い本を追いかけるくらい大好きな作家さんなので、今後はあらすじとレビューをチェックしつつ、慎重に読みたいです。
と夜中の勢いでレビューして、じわじわと将棋のおじいちゃんとのくだりが効いてきました。BLとは関係ない部分ですが、あの2人のやりとりは良かったですね。
受けの意思がはっきりしてなかったり、都合よく離婚したり、、、というのはもちろん感じますが、その辺差し引いても私は面白かったです。
絵も綺麗で、とても読みやすく感じました。
受けが人の気持ちや自分の気持ち(恋愛感情)に疎いと自覚しているものの、今までの付き合いからどうせこいつは言い出したら聞かないから、と諦めが早いとか、振られた後も比較的アッサリ淡白な感じだったりするのが『受けの意思がはっきりしていない』原因なんだと思います。
そして乗り換えがスムーズすぎるのも、ビッチ設定じゃないのになあという矛盾感があるのかも。
好きな人ができるまで、という期間限定感を出して付き合うことに成功したチカも、何だかんだ昔振った女子に軽く言いくるめられて結婚…笑。チョロい笑
ここについてはどうか、殺伐とした夫婦関係であることを祈ります。
夫婦破綻して再チャンスゲットの将人…元々お互いすごく好きで結婚したわけではないとはいえ、まさか男が好きだったとは、そしてそれを離婚してから行動に移しちゃってるなんて、嫁も子供も笑えないかもしれないけど、それはそれで想像すると楽しめます。ははは。
上巻はチカの変な強引さとかわがままっぷりにちょっと胃もたれしましたが、下巻は将人と落ち着いた幸せを育めそうなラストだったので良かったです。
皆さんとは楽しむポイントがちょっと違うかもしれませんが、意地悪というか、斜めからその後の想像ができて楽しかったので^_^
上下巻読了。
上下巻それぞれでかなり違う読了感の作品だったので、別々にレビューしています。
上巻のレビューにも書きましたが、誰と誰が付き合うことになるか、受け攻めはどうか、などのネタバレを一切知りたくない方はレビュー回避してくださいね。
というわけで、下巻のレビューです。
上巻では介護施設で働く受けが、幼なじみの1人に無理やり迫られ、まあ嫌でもないしいいか〜的に関係を持っている、でももう1人の幼なじみも受けのことが好きなようで…という展開でした。
私はてっきり、もう1人の幼なじみに横槍を入れられながらも受け攻め2人の恋愛感情が芽を吹き、育ち、まあハッピーエンドになるものだと思っていました。
そんな一筋縄ではいかなかったです。
上巻で、母親に見合いを勧められてる攻めは、受けから思うような言葉を返してもらえず、見合い。そして、まあ都合の良いことを言われて結婚することになります。
何じゃそりゃ! です。
それと同時に、受けのことが好きな別の幼なじみ(妻帯者)が、都合よく妻に捨てられフリーの身に。そして、即行で攻めと別れた受けにアタック。
言いたいことはたくさんあるのですが、一番引っかかったのは受けの意思がどこにあるのかいまいち分からなかったことです。攻めに別れを告げられても何ら文句を言わず、別の幼なじみに告られても「嫌じゃない」から受け入れるのは、相手が気の毒に思えました。
あと、女性が地雷な方には向かないと思います。結婚する男と別れ、離婚する別の男とくっつくという、別に女性絡みが苦手でない私が読んでも何だかなぁ、な乗り換えっぷりでした。
ただ、ラストがなかなかよかったので萌評価をつけました。元妻帯者だった攻め2が、受けと結ばれて嬉しそうなのが可愛くて萌えました。都合よく妻に捨てられなかったらどうしてたの? とか引っかかる部分も多々ありますが、まあ妻も悲しまず良かったのでは。
エッチに至るのが遅かったこと、でもキスシーンなどがやたら色っぽくキュンキュンだったのも良かったです。
下巻を読み終わって。
穂貴と将人中心で周史はほんの少しだけ。こんなに登場人物必要だったかなぁ。
周史と穂貴が別れた途端の将人のウキウキっぷりが微妙にイラついた。周史の家の事情とか分かるはずの幼馴染にしては何も気にしてない。穂貴が周史を好きになりかけてるのも本当は諦めて欲しくない周史の気持ちも分かるのに、好機と捉える将人に萎えた。周史は小さい時から自分の望みを諦めた人。おちゃらけているようで笑顔も悲しい。でももし穂貴が自分を欲しがってくれたならと一縷の望みを持っているんだけれど、穂貴は自分に合わせて無理して一緒に居てくれるかもと強く言えない。
将人の奥さんや周史の見合い相手とか出て来るけど、やはり将人が後出しジャンケンぽくて好きになれないな。1番好きな人とは一緒になれないからと妥協して女の人と子供作って結婚した将人。好きな人と付き合っだけど一度も好きと言って貰えずに諦めて、家の為に自分を一途に好きで居てくれた女性と結婚した周史。
どちらも上下巻であまりにイメージ違って微妙だった。周史と別れて本当に直後に将人と付き合う穂貴は本当に鈍感なんだと思った。
なんだか上手くいって良かったねと言えないカップル。
幼馴染み3人による三角関係ものです。上下巻、合わせてのレビューになります。
内容ですが、よく皆で集まる幼馴染み5人。明るいムードメーカーの周史に、穏やかな将人。そして大人びて芯の強い穂貴。友達として仲良くやって来た3人ですが、とあるキッカケで周史と穂貴が身体の関係を持つようになった事から、その均衡が崩れ始めて-・・・というものです。
将人が既婚者です。既婚者の攻めが苦手な方は気を付けていただきたいのですが、主役3人のみじゃなく、奥さんの事まで丁寧に描かれているため、私は特に嫌悪感は持ちませんでした。
さて、うっとりしちゃう素敵な表紙ですが、とても象徴的でもあります。上巻では見つめ合う周史と穂貴。下巻では寄り添い合う将人と穂貴。分かりにくいですが、裏表紙とで一枚の絵になっていて、穂貴のもう片方の手を繋ぐ腕だけが描かれてます。三角関係らしくどちらと結ばれるのかドキドキさせてくれますが、上下巻で違うキャラがとても象徴的とだけ。
基本的にはもともと穂貴を好きだった攻め2人が、最初に周史が穂貴に手を出した事により均衡が崩れ、互いに触発されて関係性が変化していきー・・と言った感じです。3Pでは無く三角関係の為、最終的にはどちらか一人と結ばれます。しかしこれが、前半と後半で大きく予想が覆されます。まぁ、そのへんはネタバレ無しで。
萌え所としては、二人の間で翻弄される受けでしょうが。
5人で旅行に出掛けるエピソードがありますが、皆が寝静まった後、周史が穂貴を椅子に縛り付けてというエロシーンがあります。ここだけでかなりエロいのですが、物音に気付いた将人が現れて、二人の状態に気付いてしまうと言う、かなり萌える展開に。普段穏やかな将人の、深く静かに怒った表情が見物であります。そして二人がキスする間際で、強く制止する周史の口元だけの表情も。個人的に、ここで3Pに突入しちゃわないのも新鮮で、意外性がありました。
物語自体は、落ち着いたトーンで淡々と進んで行きます。主要キャラのみならず、脇役までしっかりと心情が描き込まれており、人間ドラマとしての面白味があります。しかし、そのトーンのせいか盛り上がりには欠ける印象。そして、周史の選んだ道が個人的に納得が行かない。なんだか自分勝手に感じちゃうのは私だけでしょうか・・・?それなら最初から、穂貴に手を出すんじゃ無い‼
他、上下巻共に描き下ろしがあります。下巻の描き下ろしが特に萌えました。二人の甘々エッチです。
やたらナチュラルに、すごいセリフを穂貴が言うのです。本人が自覚が無いのがまたすごい。穂貴はしっかり者ですが、結構な天然でもあるんじゃないでしょうか。
しっとりと落ち着いた大人のラブストーリーで、楽しく読めました。
『ままならないもんで』の下巻。
上巻に比べて本の厚さがやや薄いか…?という印象。
という事でレビューを。ネタバレありです。ご注意を。
表紙の絵柄が、上巻はチカ×穂貴。
下巻は将人×穂貴。
という事で、はい、下巻は将人×穂貴のお話。
将人、既婚者だよね?
と突っ込みつつ、上巻の時点で将人の夫婦関係は破たん気味であることは見えていた。
離婚する経緯はややご都合主義な展開ではあったものの、離婚した後で穂貴に求愛するので、まあ有りかと思えなくもない。
でもな。
チカが可哀想すぎた。
チカも勝手と言えば勝手なんですけどね。
でも、穂貴がきちんとチカの気持ちに応えていたなら、チカもああいう行動をとることもなかったと思うんだよね。
で、チカと別れてすぐ将人と付き合うとか…。
ないわー。
人としてないわー。
と萎え萎えな気持ちになってしまった…。
たしかに斬新な三角関係と言えると思う。
受け一人に、受けを溺愛する攻め2人、という3P的な三角関係はよく見かけるけれど、こういう三角関係はなかなかお目にかかったことはない。
3人のうちの、誰に感情移入するかで評価は変わる気がしました。
個人的に将人の行動がどうにも自分勝手に見えてしまったので、そしてチカが健気で好きだったので、こういう終わり方が非常に残念でした。
で、結局のところ穂貴は誰のことが好きなの?という。
穂貴がどちらを選ぶのか、というストーリーではなくって、押しの強い方に流されちゃうお話、のように思いました。
あれ、これってこれで終わり?
まだ続くの?
って思ってしまったくらい、個人的にはすっきりしない終わり方でした。
あと、これも全くもって個人的な好みなのですが、女性陣が好きになれなかったですね…。強くて逞しい、と言えば確かにそうなのですが、でも、ちょっと自分勝手過ぎませんか?という感じ。ちょっともやもやしてしまいました。
ごめんなさい。単純に好みの問題で、麻生さんらしく二転三転する彼らの恋のゆくえは面白かったです。ですが、この三人の恋のゆくえ、というBL的な萌えの部分では全く萌えることができなかった。
ただ、麻生さん、絵柄がとても綺麗になった気がします。
前からお綺麗でしたが、さらにキレイ度が増した、という感じ。
次回作を楽しみに待っていたいと思います。